JP2019215172A - 車両の正対調整方法および正対調整装置 - Google Patents

車両の正対調整方法および正対調整装置 Download PDF

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Abstract

【課題】アライメント測定前の車両の正対調整に好適で、車両の正対調整を合理的かつ正確に行なえ、従来のように押圧ローラを車輪の側周面に押し当てる方法のように、車輪の当接部に少量のヒステリシスが発生し、これがアライメント測定に影響を及ぼす惧れがなく、また従来のような押圧ローラやその移動機構を要せず、構成を簡潔にして安価に製作できる、車両の正対調整方法および正対調整装置を提供する。【解決手段】車輪Wを載置し回転する一対のローラ29,30を備えた複数のベースプレートに離間して配置され、距離センサ98,99によって車輪Wとの距離を測定する複数のテスター97を有する。前記ローラ29,30に車輪Wを乗り込ませて回転し、車輪Wを一定時間挙動後、距離センサ98,99によって車輪Wとの距離を測定し、制御装置100に入力して各車輪Wの位置を演算し正対の当否を判定する車両の正対調整方法及び装置。【選択図】図12

Description

本発明は、例えばアライメント測定前の車両の正対調整に好適で、車両の正対調整を合理的かつ正確に行なえ、従来のように押圧ローラを車輪の側周面に押し当てる方法のように、車輪の当接部に少量のヒステリシスが発生し、これがアライメント測定に影響を及ぼす惧れがなく、また従来のような押圧ローラやその移動機構を要せず、構成を簡潔にして安価に製作できる、車両の正対調整方法および正対調整装置に関する。
例えば車両のホイールアライメントを精度良く測定するためには、車両の中心位置を測定基準位置に正対させる必要があり、そのための正対装置として従来より種々のものが提案されている。
例えば、車両の車輪を載置し車輪と共に回転可能なターンテーブルと、ターンテーブルの側方部から車輪の外周面に接触して傾動する角度検出用のセンサーヘッドと、トー角、キャンバー角などを算出する演算制御装置とを備えたアライメント測定装置において、センサーヘッドを車輪側面方向に進退させるシリンダーを設け、センサーヘッドの下部にセンタリング規制のためのローラを、センサーヘッドと着脱可能に設け、ローラを車輪のタイヤに突出した状態で固定するブレーキ手段を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この装置による正対時は、ローラを車輪のタイヤ下部周面に押し当て、またセンサーヘッドを車輪のタイヤ上部周面に押し当てるため、タイヤの当接部に少量のヒステリシスが発生し、これがアライメント測定および測定精度に影響を及ぼす惧れがあった。
また、同種の他の正対装置として、車輪を載置可能な一対の支持ローラと、該支持ローラ側に近接離反動可能なセンタリング装置を備え、該センタリング装置は支持ローラに載置した車輪の側面に当接可能なセンタリングローラを備え、該センタリングローラをセンタリングプレートの先端部に回動可能に設け、センタリングプレートをガイドプレートの上方に配置し、該ガイドプレートの側端部にラックを配置し、該ラックに噛合するピニオンをモータに連係して回動角度を制御し、ピニオンおよびラックを介しセンタリングローラを前記車輪の側面に近接離反動させ、かつその移動距離を計測するようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
しかし、この装置も正対時において、センタリングローラを車輪のタイヤ下部周面に押し当てているため、タイヤの当接部に少量のヒステリシスが発生し、これがアライメント測定および測定精度に影響を及ぼす惧れがあった。
更に、同種の別の正対装置として、左右前後輪に対応する数のテスターユニットを備え、該ユニットは少なくとも車輪を回転可能に載置可能な少なくとも一対のローラと、車輪の外側面に係脱可能なアタッチプレートと、車輪の外側面に近接離反動可能に設置されて前記外側面を押圧可能な押圧ローラと、押圧ローラと同動して車輪に係合したアタッチプレートとの距離を計測可能な複数の距離センサを備えたセンサ−ホルダと、距離センサからの計測信号を入力されて演算可能な演算器とを備え、回転下のローラ上の左右一対の前輪または後輪の一方を押圧ローラを介して拘束し、回転下のローラ上の他方の左右一対の前輪または後輪を押圧ローラを介して対応するテスターユニットに正対させ、前記距離センサを介し前軸アクスルの中心位置と後軸アクスルの中心位置を演算し、これら前後軸アクスルの中心位置を比較し、この中心位置が同一になるまで押圧ローラを作動し、前輪または後輪の正対作動を続行させ、中心位置が同一になった際、前記距離センサによるアライメント測定を実行可能にした車両のホイールアライメント測定装置がある(例えば、特許文献3参照)。
しかし、前記正対装置は、一対のローラの他に、アタッチプレートやアクチュエータ、複数の距離センサを備えたセンサーホルダを要し、しかもその正対操作は、アタッチプレートを車輪の側面に取付け、テスターユニットに設けたアクチュエ−タを作動してピストンロッドを伸長し、その先端部の押圧ローラを例えば前輪の下部側面に押し付けて前輪を押し動かし、その中央位置で固定後、後輪側のテスターユニットに設けたアクチュエータのピストンロッドを伸長し、その先端部の押圧ローラを後前輪の下部側面に押し付けて後輪を押し動かし、その姿勢を矯正して後輪の正対を促すようにしていた。
また、前軸アクスルの中心位置と後軸アクスルの中心位置を距離センサの計測を介して演算し、その中心位置が同一になるまで押圧ローラを作動し、前輪または後輪の正対作動を続行させる必要があった。
したがって、この正対操作は煩雑で手間が掛かる上に、押圧ローラを車輪の側周面に押し当てているため、タイヤの当接部に少量のヒステリシスが発生し、これがアライメント測定および測定精度に影響を及ぼす惧れがあった。
特許第3659757号公報 特許第3763759号公報 特許第4100764号公報
本発明はこのような問題を解決し、例えばアライメント測定前の車両の正対調整に好適で、車両の正対調整を合理的かつ正確に行なえ、従来のように押圧ローラを車輪の側周面に押し当てる方法のように、車輪の当接部に少量のヒステリシスが発生し、これがアライメント測定に影響を及ぼす惧れがなく、また従来のような押圧ローラやその移動機構を要せず、構成を簡潔にして安価に製作できる、車両の正対調整方法および正対調整装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、車輪を載置し回転する一対のローラを備えた複数のベースプレートと、ベースプレートに離間して配置され、距離センサによって車輪との距離を測定する複数のテスタ−と、ローラとテスタ−の作動を制御する制御装置と、を備え、前記ローラに車輪を乗り込ませて回転し、車輪を一定時間挙動後、距離センサによって車輪との距離を測定し、その距離信号を制御装置に入力して各車輪の位置を演算し正対の当否を判定する車両の正対調整方法において、前記ベースプレートをターンテーブルに載置して水平に回動するとともに、各ターンテーブルを回転制御モ−タに連係して回転角度を制御し、前記ローラを回転し車輪を一定時間挙動後、左右の車輪と各テスタ−との距離を測定して制御装置に入力し、前記距離信号入力を基に各回転制御モ−タの回転角度を演算し、その演算値を各回転制御モ−タへ出力して、ターンテーブルの回転角度を制御し正対調整し、従来のように押圧ローラを車輪の側周面に押し当てる方法のように、車輪の当接部に少量のヒステリシスが発生し、これがアライメント測定に影響を及ぼす惧れがなく、正対調整を容易かつ精度良く行なえ、この後の例えばアライメント測定を正確に行なえ、その信頼性を向上するようにしている。
請求項2の発明は、各ターンテーブルの回動角度をエンコ−ダに連係し、ターンテーブルの回転角度と正対の当否を制御し、ターンテーブルの回転角度をフィードバック制御して、所期の回転角度に正確かつ精度良く設定し得るようにしている。
請求項3の発明は、ターンテーブルの回転制御作動後、各テスターと左右の車輪との距離を測定し、その距離の同一時に左右のターンテーブルの正対を判定し、被検車両ないし車輪の正対調整を合理的かつ正確に行なうようにしている。
請求項4の発明は、車輪をローラに乗り込む際および車輪をローラから退出時に、各ターンテーブルの回動をロックし、車輪を確実かつ安全にローラに乗り込ませ、またはローラから退出するようにしている。
請求項5の発明は、車輪をローラに乗り込む際および車輪をローラから退出時に、ローラブレーキを作動してローラの回転を制動し、車輪を確実かつ安全にローラに乗り込ませ、またはローラから退出するようにしている。
請求項6の発明は、車輪を載置し回転する一対のローラを備えた複数のベースプレートと、ベースプレートに離間して配置され、距離センサによって車輪との距離を測定する複数のテスタ−と、ローラとテスターの作動を制御可能な制御装置と、を備え、前記ローラに車輪を乗り込ませて回転し、車輪を一定時間挙動後、距離センサによって車輪との距離を測定可能にし、その距離信号入力によって各車輪の位置を演算し、ローラの位置を調整可能にした車両の正対調整装置において、前記ベースプレートをターンテーブルに載置して水平に回動可能に設け、各ターンテーブルを回転制御モ−タに連係して回転角度を制御可能に設け、前記ローラを回転し車輪を一定時間挙動後、左右の車輪と各テスターとの距離の測定信号を制御装置へ入力可能に設け、前記距離信号入力を基に各回転制御モータの回転角度を演算し、その演算値を各回転制御モ−タへ出力して、ターンテーブルの回転角度を制御し正対調整可能にし、従来のように押圧ローラを車輪の側周面に押し当てる装置のように、車輪の当接部に少量のヒステリシスが発生し、これがアライメント測定に影響を及ぼす惧れがなく、正対調整を容易かつ精度良く容易に行なえ、この後の例えばアライメント測定を正確に行なえ、その信頼性を向上するとともに、従来のような押圧ローラやその移動機構を要することなく、構成を簡潔化し容易かつ安価に製作し得るようにしている。
請求項7の発明は、各ターンテーブルの回転角度をエンコ−ダに連係し、ターンテーブルの回転角度と正対の当否を制御可能にし、ターンテーブルの回転角度をフィードバック制御して、所期の回転角度に正確かつ精度良く設定し得るようにしている。
請求項8の発明は、各ターンテーブルを支持可能なテーブルプレートの下面に、同時に伸縮作動可能な第1および第2テーブルロックシリンダを配置し、第1テーブルロックシリンダのピストンロッドにロックアームの一端を回動可能に連結し、該ロックア−ムの他端にV字形状の切欠溝を形成したロックプレートを回動可能に連結し、前記第2テーブルロックシリンダのピストンロッドにV字形状の切欠溝を形成したロックプレートを回動可能に連結し、これらの切欠溝を近接移動可能に設け、ターンテーブルの回動軸を挟持してロック可能にし、車輪をローラに乗り込む際および車輪をローラから退出時に、各ターンテーブルの回動をロックし、車輪を確実かつ安全にローラに乗り込ませ、ローラから退出するようにしている。
請求項9の発明は、一対のローラの間にブレーキシリンダを設け、該ブレーキシリンダの作動を制御装置に制御可能に設け、車輪をローラに乗り込む際および車輪をローラから退出時にブレーキシリンダを作動可能に設け、該ブレーキシリンダに設けたブレーキシューをローラの周面に圧接可能に設け、車輪をローラに乗り込む際および車輪をローラから退出時に、ローラブレーキを作動してローラの回転を制動し、車輪を確実かつ安全にローラに乗り込ませ、またはローラから退出するようにしている。
請求項1の発明は、ベースプレートをターンテーブルに載置して水平に回動するとともに、各ターンテーブルを回転制御モ−タに連係して回転角度を制御し、前記ローラを回転し車輪を一定時間挙動後、左右の車輪と各テスタ−との距離を測定して制御装置に入力し、前記距離信号入力を基に各回転制御モ−タの回転角度を演算し、かつその演算値を各回転制御モータへ出力して、ターンテーブルの回転角度を制御し正対調整するから、従来のように押圧ローラを車輪の側周面に押し当てる方法のように、車輪の当接部に少量のヒステリシスが発生し、これがアライメント測定に影響を及ぼす惧れがなく、正対調整を容易かつ精度良く行なえ、この後の例えばアライメント測定を正確に行なえ、その信頼性を向上することができる。
請求項2の発明は、各ターンテーブルの回動角度をエンコ−ダに連係し、ターンテーブルの回転角度と正対の当否を制御するから、ターンテーブルの回転角度をフィードバック制御して、所期の回転角度に正確かつ精度良く設定することができる。
請求項3の発明は、ターンテーブルの回転制御作動後、各テスターと左右の車輪との距離を測定し、その距離の同一時に左右のターンテーブルの正対を判定するから、被検車両ないし車輪の正対調整を合理的かつ正確に行なうことができる。
請求項4の発明は、車輪をローラに乗り込む際および車輪をローラから退出時に、各ターンテーブルの回動をロックするから、車輪を確実かつ安全にローラに乗り込ませ、またはローラから退出させることができる。
請求項5の発明は、車輪をローラに乗り込む際および車輪をローラから退出時に、ローラブレーキを作動してローラの回転を制動するから、車輪を確実かつ安全にローラに乗り込ませ、またはローラから退出させることができる。
請求項6の発明は、ベースプレートをターンテーブルに載置して水平に回動可能に設け、各ターンテーブルを回転制御モ−タに連係して回転角度を制御可能に設け、前記ローラを回転し車輪を一定時間挙動後、左右の車輪と各テスタ−との距離の測定信号を制御装置へ入力可能に設け、前記距離信号入力を基に各回転制御モータの回転角度を演算し、その演算値を各回転制御モ−タへ出力して、ターンテーブルの回転角度を制御し正対調整可能にしたから、従来のように押圧ローラを車輪の側周面に押し当てる装置のように、車輪の当接部に少量のヒステリシスが発生し、これがアライメント測定に影響を及ぼす惧れがなく、正対調整を容易かつ精度良く容易に行なえ、この後の例えばアライメント測定を正確に行なえ、その信頼性を向上するとともに、従来のような押圧ローラやその移動機構を要することなく、構成を簡潔化し容易かつ安価に製作することができる。
請求項7の発明は、各ターンテーブルの回転角度をエンコーダに連係し、ターンテーブルの回転角度と正対の当否を制御可能にしたから、ターンテーブルの回転角度をフィードバック制御して、所期の回転角度に正確かつ精度良く設定することができる。
請求項8の発明は、各ターンテーブルを支持可能なテーブルプレートの下面に、同時に伸縮作動可能な第1および第2テーブルロックシリンダを配置し、第1テーブルロックシリンダのピストンロッドにロックア−ムの一端を回動可能に連結し、該ロックア−ムの他端にV字形状の切欠溝を形成したロックプレートを回動可能に連結し、前記第2テーブルロックシリンダのピストンロッドにV字形状の切欠溝を形成したロックプレートを回動可能に連結し、これらの切欠溝を近接移動可能に設け、ターンテーブルの回動軸を挟持してロック可能にしたから、車輪をローラに乗り込む際および車輪をローラから退出時に、各ターンテーブルの回動をロックし、車輪を確実かつ安全にローラに乗り込ませ、またはローラから退出させることができる。
請求項9の発明は、一対のローラの間にブレーキシリンダを設け、該ブレーキシリンダの作動を制御装置に制御可能に設け、車輪をローラに乗り込む際および車輪をローラから退出時にブレーキシリンダを作動可能に設け、該ブレーキシリンダに設けたブレーキシューをローラの周面に圧接可能に設けたから、車輪をローラに乗り込む際および車輪をローラから退出時に、ローラブレーキを作動してローラの回転を制動し、車輪を確実かつ安全にローラに乗り込ませ、またはローラから退出させることができる。
本発明に適用した車両の正対装置を示す平面図である。 本発明に適用した車両の正対装置の一部を示す断面図で、テスターを省略して図示している。 図2の左側面図である。 本発明に適用した一のターンテーブルを示す平面図で、若干拡大している。 本発明に適用した一のテーブルプレートとターンテーブルを示す平面図で、その内部構造の要部を付記している。
本発明に適用した一のターンテーブルを示す平面図で、その下部構造の要部を付記している。 本発明の一のターンテーブルに適用したターンテーブルロック機構(TTL)の要部を示す平面図である。 図7の横断面図である。 本発明に適用したターンテーブルの回動軸の回転制御機構の要部を示す断面図である。 図9の平面状況を簡略して示す平面図である。
本発明に適用したトレールロック機構の要部を示す平面図である。 本発明に適用した正対装置の正対調整状況を示す平面図である。
以下、本発明を車両のホイールアライメント測定前の正対調整に適用した図示の実施形態について説明すると、図1乃至図12において1は自動車整備工場の作業床面で、該床面1に平面視矩形のピット2が被検車両(図示略)の進入方向に沿って設けられている。
前記ピット2の開口部で、被検車両の進入方向の両側に基枠3,3が架設され、該基枠3,3の進入側と中間位置に横長矩形のピットカバー4,5が横方向に交差して配置されている。
前記ピット2の開口部の長さ方向の中央位置に縦長矩形のピットカバー6が架設され、これらのピットカバー4〜6が作業床面1と略同高位置に敷設されている。
前記基枠3,3とピットカバー6との間に、略横長矩形のテーブルプレート7〜10が離間して配置され、それらの中間位置にターンテーブル11〜14が各回動軸15〜18を中心に回動可能に取付けられている。
この場合、テーブルプレート7〜10は被検車両のホイールベースに対応して調整可能に構成し、種々の被検車両に適用させることが望ましい。
前記ターンテーブル11〜14は実質的に同一に構成され、これをターンテーブル11で説明すると、テーブルプレート7上の略中間位置に一対のガイドレール18,18が平行に配置され、該ガイドレール18,18にスライドガイド19,19が摺動可能に嵌合している。
前記スライドガイド19,19は図2,5のように、第1揺動プレート20の下面に平行に配置され、該プレート20の上面に一対のガイドレール21,21が平行に配置され、該ガイドレ−ル21,21にスライドガイド22,22が摺動可能に嵌合している。
前記スライドガイド22,22は第2揺動プレート23の下面に平行に配置され、該プレート23の上面に複数のベアリング24が環状に配置され、その各鋼球24a上にフロートテーブル25が水平かつ揺動自在に配置されている。
前記フロートテーブル25にベースプレート26が取付けられ、該プレート26の中心に回動軸15の上端部が回動可能に挿入されている。前記ベースプレート26は回動軸15を中心に回動可能に設けられ、該プレート26上に軸受27,28が対向して配置され、該軸受27,28に一対のローラ29,30が離間して回転自在に支持されている。
図中、31は回動軸15の上端部に装着したフランジキャップで、その周囲をベースプレート26にボルト締めしている。
前記ローラ29,30は、その一方に駆動モ−タ(図示略)を内蔵して駆動可能にされ、該ローラ29,30の間に一対のブレーキ架台32が架設されている。
前記ブレーキ架台32,32に、ローラブレーキを構成するブレーキシリンダ33,33が設けられ、該ブレーキシリンダ33,33の両側にブレーキシュー34,34が配置され、ローラ29,30に対する被検車両の入退出時、ブレーキシリンダ33,33を作動して、両側のブレーキシュー34,34をローラ29,30の周面に圧接して回転をロックし、被検車両をローラ29,30に安全に入退出可能にしている。
一方、前記テーブルプレート7の下面の側端部と後端部に、ターンテーブルロック機構TTLを構成する第1および第2テーブルロックシリンダ35,36が設置され、該テーブルロックシリンダ35,36の作動は後述する制御装置によって制御され、これらは同時期に伸長可能にされていて、被検車両のターンテーブル11への入退出時に作動し、回動軸15の回動をロック可能にしている。
前記テーブルロックシリンダ35,36のピストンロッド37,38は、図7のように被検車両の進入方向に平行して突設され、この一方のピストンロッド37の先端にロックアーム39の一端がピン40を介して回動可能に連結されている。
前記ロックアーム39の長さ方向の中央部はピン41を介して回動可能に支持され、その他端にピン42を介してロックプレート43の一端部を回動可能に連結している。
前記ロックプレート43の両側にL字形断面のガイド44,44が配置され、該ガイド44,44にボルト等のストッパ45,45が突設され、その端部をロックプレート43の両側部に係合可能に配置して、ロックプレート43の移動を規制している。
図中、46はロックプレート43の他端に形成したV字形状の切欠溝で、その切欠部を回動軸15の周面に係合可能に配置している。
一方、前記ピストンロッド38の先端にロックプレート47の端部がピン48を介して回動可能に連結され、該ロックプレート47の他端にV字形状の切欠溝49が形成され、その切欠部を回動軸15の周面に係合可能に配置している。
前記ロックプレート47の両側にL字形断面のガイド50,50が配置され、該ガイド50,50にボルト等のストッパ51,51が突設され、その端部をロックプレート47の両側部に係合可能に配置して、ロックプレート47の移動を規制している。
前記テーブルプレート7の下面の一側に、回動軸15の回転制御モータであるサーボモータ52が下向きに取付けられ、該サーボモータ52は後述するアライメントテスタの直下に配置され、その駆動シャフト53にフライホイル54が固定されている。
前記サーボモータ52は、被検車両の各車輪Wがターンテーブル11のローラ29,30へ乗り込み後に作動し、ローラ29,30上の車輪Wを軸方向に沿って移動かつ挙動可能にしている。
一方、被検車両ないし車輪Wの正対調整時には、後述のアライメントテスタに設けたレーザーセンサ等の一対のセンサが作動され、該センサから計測光であるレーザ光を車輪Wの側面に照射し、前記センサないしテスタと車輪Wとの間の距離d〜kを測定し、その距離信号を後述する制御装置へ入力し、該制御装置で演算した演算値を各回転制御モータ52への回転角度制御信号として、制御モータ52へ出力可能にしている。
すなわち、前記制御装置は、入力されたターンテーブル11〜14からの距離信号と、左右の車輪Wとの距離信号の大小を比較判定し、車輪Wの挙動が安定し、左右の車輪Wの距離信号が一定値に収束したところで、左右の車輪Wの距離を同一にするターンテーブル11〜14の必要回転量(回転角度)を演算し、その演算結果を各サーボモータ52へ制御信号Sa〜Sdとして出力するようにしている。
前記フライホイル54の直下に軸受55,56が離間して配置され、これらの間に巻き掛け伝動手段であるタイミングプーリ57が固定されている。
前記軸受56に、二つの連結ア−ムからなるターンバックル58を介して軸受59が支持され、該軸受59に中間軸60が垂直に架設され、その上方に軸受61が配置されていて、該軸受61にターンバックル62を介して、回動軸15の下部に装着した軸受63が支持されている。
前記軸受59,61の間にタイミングプーリ64が固定され、該タイミングプーリ64と前記タイミングプーリ57との間にタイミングベルト65が巻き掛けられている。
前記中間軸60の上端部にタイミングプーリ66が固定され、また回動軸15の中間部にタイミングプーリ67が固定され、このタイミングプーリ66,67との間にタイミングベルト68が巻き掛けられている。
したがって、サーボモータ52による回転角度は、タイミングプーリ57からタイミングプーリ64へ伝達され、中間軸60を介しタイミングプーリ66からタイミングプーリ67を経て回動軸15に伝達され、ターンテーブル11を所定角度回動制御可能にしている。
前記タイミングプーリ67の直上に軸受69が配置され、該軸受69にタ−ンバックル70を介して軸受71が支持され、該軸受71に第1制御シャフト72が垂直に支持されている。
前記第1制御シャフト72の上下端部にタイミングプーリ73,74が固定され、該タイミングプーリ73と、回動軸15の中間部に配置したタイミングプーリ75との間にタイミングベルト76が巻き掛けられている。
前記軸受71の直下に軸受77が配置され、該軸受77にタ−ンバックル78を介して軸受79が支持され、該軸受79に第2制御シャフト80が垂直に支持されている。
前記第2制御シャフト80の下端部にタイミングプーリ81が固定され、該タイミングプーリ81とタイミングプーリ74との間にタイミングベルト82が巻き掛けられている
前記第2制御シャフト80の上端部に軸受83が配置され、該軸受83はテーブルプレート7の下面に設置した制御ボックス84の底部に収容され、前記軸受83の直上に移動量および角度検出手段であるエンコーダ85が設置されている。
前記エンコーダ85の制御軸86は、連結管87を介して第2制御シャフト80の上端部に連結され、第2制御シャフト80の回動角度を制御軸86を介してエンコーダ85へ入力可能にしている。
前記回動軸15の下端部に軸受88が装着され、該軸受88の両側に一対の張出板89が連結され、その先端部にトレールロック板90の継手91が軸支されている。
前記トレールロック板90は横長矩形に形成され、その中央の上下位置に円形の保持板92,92が取付けられ、該保持板92,92の直上に油圧ブ−スタ93を収納したブースタボックス94が架設され、その直下の加圧シリンダを介して前記トレールロック板90を挟持している。
この他、図中、95はターンテーブル11の直上に配置した踏台、96はピットカバー4上に設置した車輪落下防止用ローラである。97は各ターンテーブル11〜14上に設置した例えばアライメントテスタ等のテスターで、その直径方向に二つの距離センサ98,99、実施形態ではレーザセンサ(図示略)を配置し、該距離センサ98,99と車輪Wの側面間との距離d〜g、h〜kを測定し、その測定信号を前述の制御装置100へ入力可能にしている。
前記制御装置100は、ローラ29,30に載置した車輪Wを回転して一定時間挙動し、その挙動が安定したところで、入力された左右の距離信号の大小を比較判定し、各サーボモータ52へ回転角度制御信号を出力し、左右の前後輪Wにおける距離d〜g,h〜kが同一になった際、正対調整完了と判定し、その制御信号を各ローラ29,30の駆動側へ出力して停止するようにし、この後、アライメントテスタ97による各車輪Wのアライメント測定を開始可能にしている。
このように構成した本発明の車両の正対の調整方法および正対の調整装置は、正対調整時にターンテーブル11〜14の各ローラ29,30上に左右の前後輪Wを乗り込ませ、各ローラ29,30を回転させて車輪Wを従転し、車輪Wをローラ29,30の軸方向の周面に沿って移動させて挙動させる。
そして、前記車輪Wの移動ないし挙動と同時に、各アライメントテスタ97に設けた二つの距離センサ98,99、例えばレーザセンサを作動し、該センサ98,99からレーザ光を車輪Wの側面に照射し、センサ98,99と車輪Wとの間の距離d〜g、h〜kを測定し、その距離信号を制御装置100へ入力する。
前記制御装置100は、左右の距離d〜g、h〜kの大小を比較し、左右の距離が略同一になり前記挙動が安定したところで、各ターンテーブル11〜14の測定距離を基に左右の車輪Wの距離を同一にする回転角度を演算し、その演算値を制御信号Sa〜Sdとして各サーボモータ52へ出力する。
この後、各回動軸15を制御信号Sa〜Sdを基に所定角度回動し、これを各エンコーダ85でフィードバック制御して精密に角度調整し、左右の車輪Wの測定距離が同一になったところで、正対調整と完了と判定し、この後のアライメントテスタ97による測定を実行可能にしている。
したがって、従来のように押圧ローラを車輪のタイヤ下部周面に押し当てて正対させる方法に比べ、車輪Wの歪やタイヤのヒステリシス発生の問題がなく、また煩雑な正対作業から解消されて精度良く正対させることができ、しかも従来のような押圧ローラとその押圧機構を不要にして構成を簡潔化し、これを安価に製作し得る。
前記車両用正対装置は、作業床面1にピット2を設け、このピット2の開口部にピットカバー4〜6を掛け渡し、その基枠3とピットカバー6との間にテーブルプレート7〜10を離間して配置する。
各テーブルプレート7〜10の中間位置にターンテーブル11〜14を回動可能に配置し、該ターンテーブル11〜14の一側にアライメントテスター97を設置し、該アライメントテスター97の下面にサーボモータ52を設置する。また、前記ターンテーブル11〜14の中心に回動軸15〜18を垂直に配置し、該回動軸15〜18を前記サーボモータ52に連係して配置する。
前記回動軸15〜18の上端部にフランジキャップ31を装着し、該フランジキャップ31をベースプレート26に固定し、該プレート26上に配置した軸受27,28の間にローラ29,30を回動可能に軸支し、前記ベースプレート26の下方に第1および第2揺動プレート20,23を上下二段に配置する。
前記ローラ29,30の間にブレーキ架台32,32を配置し、該架台32,32にブレーキシリンダ33,33を上下動可能に設け、その両側にブレーキシュー34を設け、該シュ−34をローラ29,30の周面に圧接可能に配置する。
前記各テーブルプレート7〜10の下方に回動軸15〜18を配置し、その周辺に中間軸60と駆動シャフト53を垂直に配置し、それらにタイミングプーリ67,66,64,57を固定し、これらをタイミングベルト68,61で連係し、駆動シャフト53をサーボモータ52に連係する。
また、回動軸15〜18の中間部にタイミングプーリ75を固定し、該回動軸15〜18の周辺に第1および第2制御シャフト72,80を配置し、これらにタイミングプーリ73,74,81を固定し、これらをタイミングベルト76,82で連係し、第2制御シャフト80をエンコ−ダ85に連係する。
前記各テーブルプレート7〜10の下面に、ターンテーブルロック機構TTLを設け、該ロック機構TTLは第1および第2テーブルロックシリンダ35,36と、それらのピストンロッド37,38に連結したロックアーム39と、ロックプレート47,43と、該プレート47,43の移動を規制するガイド44,50とを備える。
更に、回動軸15〜18の下端部に軸受88を装着し、該軸受88の両側に一対の張出板89を連結し、その先端部にトレールロック板90の継手91を軸支する。
前記トレールロック板90を横長矩形に形成し、その中央の上下位置に円形の保持板92,92を取付け、該保持板92,92の直上に油圧ブースタ93を収納したブースタボックス94を架設し、直下の加圧シリンダを介して前記トレールロック板90を挟持可能にする。
このような状況の下で車両の正対調整装置を使用する場合は、先ず被検車両を作業床面1に入場し、ピットカバー4,5上を矢視方向へ移動して、テーブルプレート7〜10上のターンテーブル11〜14に設けた一対のローラ29,30上に車輪Wを乗り込ませて停車する。
その際、ターンテーブル11〜14は、ターンテーブルロック機構TTLによって揺動を阻止され、またローラ29,30はローラブレーキによって回転を阻止されているから、車輪Wはローラ29,30上に安全かつ安定して乗り上げ、かつ種々の姿勢で停止する
このため、アライメント測定前に各車輪Wをターンテーブル11〜14ないしアライメントテスタ97に正対させる必要がある。
この正対調整に際しては、ターンテーブルロック機構TTLによるロック作動を解除し、またブレーキシリンダ33,33を作動して、ローラブレーキを解除する。
前記ターンテーブルロック機構TTLの作動を解除する場合は、第1および第2テーブルロックシリンダ35,36を収縮作動し、ピストンロッド37,38を収縮させてロックア−ム39をピン41を中心に回動し、他端のピン42に連結したロックプレート43を回動軸15から後退させ、またピン48に連結したロックプレート47を回動軸15から後退させ、ロックプレート43,47の切欠溝46,49の挟持による回動軸15のロック動作を解除する。
この後、制御装置100を介し各ローラ29,30の駆動側を駆動し、該ローラ29,30に載置した車輪Wを従転する。
このようにすると、ローラ29,30の回転によって車輪Wが従動し、それらの接触摩擦によって、車輪Wがローラ29,30の周面を軸方向に沿って滑動かつ挙動し、前記偏向姿勢の修正を促される。
一方、ローラ29,30の回転と前後して、各アライメントテスタ97のレーザセンサ98,99が動作し、各センサ98,99から車輪Wの側面にレ−ザ光を照射し、前記センサ98,99と車輪Wとの間の距離d〜kを測定し、その距離信号を制御装置100へ入力する。
この場合、各アライメントテスタ97は、二つのレーザセンサ98,99からレーザ光を照射して距離d〜kを測定するから、車輪Wとの間の距離を精密かつ正確に測定でき、測定に信頼性を得られる。
前記制御装置98は入力された距離信号を基に、各車輪Wの二つの距離d,e、f,g、h,i、j,kの大小を比較するとともに、左右の車輪Wの距離の大小を比較し、それらが略同一になる左右の車輪Wの挙動が安定したところで、各ターンテーブル11〜14の測定距離を基に左右の車輪Wの距離を同一にする回転角度を演算し、その演算値を制御信号Sa〜Sdとして各サーボモータ52へ出力する。
このため、各サーボモータ52が前記制御信号Sa〜Sdを基に駆動し、各駆動シャフト53が所定角度回動して、その動力をタイミングプーリ57、タイミングベルト65を介してタイミングプーリ64へ伝達し、該プーリ64から中間軸60、タイミングプーリ66、タイミングベルト68を介してタイミングプーリ67へ伝達し、該プーリ67から回動軸15へ伝達する。
前記回動軸15の動力は、フランジキャップ31を介して、ターンテーブル11を構成するベースプレート26へ伝達され、該ベースプレート26がベアリング24の鋼球24a上を水平かつ無摩擦に回動し、この上部に架設したローラ29,30と、これらに載置した車輪Wが同動する。
その際、回動軸15の不規則な変位は、第1および第2揺動プレート20,23の複合的な変位によって吸収される。
一方、前記回動軸15の回動変位は、その中間部に設置したタイミングプーリ75、タイミングベルト76を介してタイミングプーリ73へ伝達され、その第1制御シャフト72からタイミングプーリ74、タイミングベルト82を介してタイミングプーリ81へ伝達され、第2制御シャフト80から連結管87を経て制御軸86へ伝達され、エンコーダ85に入力される。
こうして精密に調整されたターンテーブル11〜14の回動角度は、各テスター97の距離センサ98,99による左右の車輪Wの距離測定によって確認され、左右の車輪Wの測定距離が同一になったところで、正対調整完了と判定し、この後のアライメントテスタ97による測定を実行可能にする。
そして、前記アライメント測定後、ターンテーブル11〜14から車輪Wを退出させる場合は、ターンテーブルロック機構TTLをロック作動し、ターンテーブル11〜14の回動ないし揺動を阻止する。
この場合は、第1および第2テーブルロックシリンダ35,36を伸長作動し、ピストンロッド37,38を伸長させてロックア−ム39をピン41を中心に回動し、他端のピン42に連結したロックプレート43を回動軸15側へ移動し、またピン48に連結したロックプレート47を回動軸15側へ移動し、ロックプレート43,47の切欠溝46,49を回動軸15の周面に係合し、回動軸15の回動をロックする。
また、ブレーキシリンダ33を作動し、両側のブレーキシュー34をローラ29,30の周面に押し付けて、その回転を阻止する。
この後、被検車両を運転し、車輪Wをローラ29,30から安全かつ確実に脱出させる
一方、アライメント測定後、トー値やキャンバ値の調整時に、例えばタイロッド(図示略)を調整する場合は、油圧ブースタ93を作動して回動軸15を中心にしたトレールロック板90の旋回および移動をロックし、被検車両の移動を阻止して安全な調整作業を実行可能にする。
このように本発明の車両の正対調整方法および正対調整装置は、車両の正対調整を合理的かつ正確に行なえ、従来のように押圧ローラを車輪の側周面に押し当てる方法のように、車輪の当接部に少量のヒステリシスが発生し、これがアライメント測定に影響を及ぼす惧れがなく、また従来のような押圧ローラやその移動機構を要せず、構成を簡潔にして安価に製作できるから、例えばアライメント測定前の車両の正対調整に好適である。
11〜14 ターンテーブル
15〜18 回動軸
26 ベースプレート
29,30 ローラ
33 ブレーキシリンダ
34 ブレーキシュー
35,36 第1および第2テーブルロックシリンダ
37,38 ピストンロッド
39 ロックアーム
43,47 ロックプレート
46,49 切欠溝
52 回転制御モータ(サーボモータ)
85 エンコーダ
97 テスター
98,99 距離センサ
100 制御装置
W 車輪

Claims (9)

  1. 車輪を載置し回転する一対のローラを備えた複数のベースプレートと、ベースプレートに離間して配置され、距離センサによって車輪との距離を測定する複数のテスターと、ロ―ラとテスターの作動を制御する制御装置と、を備え、前記ローラに車輪を乗り込ませて回転し、車輪を一定時間挙動後、距離センサによって車輪との距離を測定し、その距離信号を制御装置に入力して各車輪の位置を演算し正対の当否を判定する車両の正対調整方法において、前記ベースプレートをターンテーブルに載置して水平に回動するとともに、各ターンテーブルを回転制御モータに連係して回転角度を制御し、前記ローラを回転し車輪を一定時間挙動後、左右の車輪と各テスターとの距離を測定して制御装置に入力し、前記距離信号入力を基に各回転制御モータの回転角度を演算し、その演算値を各回転制御モータへ出力して、ターンテーブルの回転角度を制御し正対調整することを特徴とする車両の正対調整方法。
  2. 各ターンテーブルの回動角度をエンコーダに連係し、ターンテーブルの回転角度と正対の当否を制御する請求項1記載の車両の正対調整方法。
  3. ターンテーブルの回転制御作動後、各テスターと左右の車輪との距離を測定し、その距離の同一時に左右のターンテーブルの正対を判定する請求項2記載の車両の正対調整方法
  4. 車輪をローラに乗り込む際および車輪をローラから退出時に、各ターンテーブルの回動をロックする請求項1記載の車両の正対調整方法。
  5. 車輪をローラに乗り込む際および車輪をローラから退出時に、ローラブレーキを作動してローラの回転を制動する請求項1記載の車両の正対調整方法。
  6. 車輪を載置し回転する一対のローラを備えた複数のベースプレートと、ベースプレートに離間して配置され、距離センサによって車輪との距離を測定する複数のテスターと、ローラとテスターの作動を制御可能な制御装置と、を備え、前記ローラに車輪を乗り込ませて回転し、車輪を一定時間挙動後、距離センサによって車輪との距離を測定可能にし、その距離信号入力によって各車輪の位置を演算し、ローラの位置を調整可能にした車両の正対調整装置において、前記ベースプレートをターンテーブルに載置して水平に回動可能に設け、各ターンテーブルを回転制御モ−タに連係して回転角度を制御可能に設け、前記ローラを回転し車輪を一定時間挙動後、左右の車輪と各テスターとの距離の測定信号を制御装置へ入力可能に設け、前記距離信号入力を基に各回転制御モータの回転角度を演算し、その演算値を各回転制御モータへ出力して、ターンテーブルの回転角度を制御し正対調整可能にしたことを特徴とする車両の正対調整装置。
  7. 各ターンテーブルの回転角度をエンコーダに連係し、ターンテーブルの回転角度と正対の当否を制御可能にした請求項6記載の車両の正対調整装置。
  8. 各ターンテーブルを支持可能なテーブルプレートの下面に、同時に伸縮作動可能な第1および第2テーブルロックシリンダを配置し、第1テーブルロックシリンダのピストンロッドにロックアームの一端を回動可能に連結し、該ロックアームの他端にV字形状の切欠溝を形成したロックプレートを回動可能に連結し、前記第2テーブルロックシリンダのピストンロッドにV字形状の切欠溝を形成したロックプレートを回動可能に連結し、これらの切欠溝を近接移動可能に設け、ターンテーブルの回動軸を挟持してロック可能にした請求項6記載の車両の正対調整装置。
  9. 前記一対のローラの間にブレーキシリンダを設け、該ブレーキシリンダの作動を制御装置に制御可能に設け、車輪をローラに乗り込む際および車輪をローラから退出時にブレーキシリンダを作動可能に設け、該ブレーキシリンダに設けたブレーキシューをローラの周面に圧接可能に設けた請求項6記載の車両の正対調整装置。
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