JP2019215168A - 光パルス試験装置及び光パルス試験方法 - Google Patents
光パルス試験装置及び光パルス試験方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019215168A JP2019215168A JP2018110848A JP2018110848A JP2019215168A JP 2019215168 A JP2019215168 A JP 2019215168A JP 2018110848 A JP2018110848 A JP 2018110848A JP 2018110848 A JP2018110848 A JP 2018110848A JP 2019215168 A JP2019215168 A JP 2019215168A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical
- light
- pulse
- optical pulse
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000012360 testing method Methods 0.000 title claims abstract description 101
- 238000010998 test method Methods 0.000 title claims description 11
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 claims abstract description 57
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 26
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 221
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 27
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 12
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 12
- 230000001427 coherent effect Effects 0.000 claims description 11
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 claims description 10
- 238000000253 optical time-domain reflectometry Methods 0.000 description 22
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 3
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01M—TESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01M11/00—Testing of optical apparatus; Testing structures by optical methods not otherwise provided for
- G01M11/30—Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides
- G01M11/31—Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides with a light emitter and a light receiver being disposed at the same side of a fibre or waveguide end-face, e.g. reflectometers
- G01M11/3109—Reflectometers detecting the back-scattered light in the time-domain, e.g. OTDR
- G01M11/3136—Reflectometers detecting the back-scattered light in the time-domain, e.g. OTDR for testing of multiple fibers
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01M—TESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01M11/00—Testing of optical apparatus; Testing structures by optical methods not otherwise provided for
- G01M11/30—Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides
- G01M11/31—Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides with a light emitter and a light receiver being disposed at the same side of a fibre or waveguide end-face, e.g. reflectometers
- G01M11/3109—Reflectometers detecting the back-scattered light in the time-domain, e.g. OTDR
- G01M11/3118—Reflectometers detecting the back-scattered light in the time-domain, e.g. OTDR using coded light-pulse sequences
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B10/00—Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
- H04B10/07—Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems
- H04B10/071—Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using a reflected signal, e.g. using optical time domain reflectometers [OTDR]
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/02—Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
- A61B5/024—Detecting, measuring or recording pulse rate or heart rate
- A61B5/02444—Details of sensor
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Cardiology (AREA)
- Physiology (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Pathology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Surgery (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
Abstract
【課題】光ファイバケーブルの試験を短時間で一括して行える光パルス試験装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係る光パルス試験装置は、所望の空間分解能に対応するパルス幅Tのn倍の光パルスを発する光パルス信号発生部11と、n本のFUTからの反射光及び後方散乱光を受光する光受信部12と、FUTが接続されたそれぞれの経路に時間T毎にスイッチングし、前記光パルスをパルス幅Tの試験光パルスとして前記経路に順に入射した後、それぞれの前記経路に時間Tより短い時間ts毎にスイッチングし、FUTそれぞれの反射光及び後方散乱光を時間n×ts毎に順に光受信部12へ入射する光経路制御部13と、光受信部12が出力する電気信号をスイッチング周期tsと等しい周期で分離してFUTそれぞれの離散信号とし、FUTそれぞれの反射光及び後方散乱光の反射率分布を演算する演算処理部14と、を備える。【選択図】図1
Description
本開示は、光線路の光損失分布や断線位置等を測定するための光パルス試験装置及びその方法に関する。
従来より、被試験光ファイバ(Fiber under test、以後FUTと称する)の距離、光損失分布、あるいは断線位置を測定する技術として、光パルス試験器(Optical Time Domain Reflectometry、以後OTDRと称する)がある。このOTDRは、FUTに試験光パルスを送出し、試験光パルスによってFUT中で生じる反射光やレイリー後方散乱光(以後、単に後方散乱光と称する)のパワーを時間領域で測定することでFUTの各地点における光の反射率分布(以後、OTDR波形と称する)を測定する装置である(例えば、特許文献1を参照。)。
通常、光ファイバケーブルを建設、敷設および故障修理する場合は、光ファイバケーブルに収容される光ファイバ心線全てをOTDRで試験する。光ファイバケーブルには、ケーブル種別にもよるが最大で2000心といった光ファイバ心線が収容されている。OTDRは原理上、1心の光ファイバ単位でのみ測定可能であるため、複数の心線をOTDRで測定するには、測定心線を切替ながら1心ずつ測定する必要がある。そのため、OTDRによる複数心線の測定は心線数に比例して測定時間が長くなり、光ファイバケーブル工事の短期化が困難という課題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するために、多くの光ファイバ心線を収容する光ファイバケーブルの試験を短時間で一括して行える光パルス試験装置及び光パルス試験方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る光パルス試験装置は、試験光パルスより短い周期で各光ファイバ心線からの戻り光を順に受光し、各光ファイバ心線の情報を離散データとして処理することとした。
具体的には、本発明に係る光パルス試験装置は、n本(nは2以上の整数)の光ファイバからの反射光及び後方散乱光の反射率分布を同時に測定する光パルス試験装置であって、
所望の空間分解能に対応するパルス幅Tのn倍の光パルスを発する光パルス信号発生部と、
前記n本の光ファイバからの反射光及び後方散乱光を受光し、電気信号を出力する光受信部と、
前記n本の光ファイバが接続されたそれぞれの経路に時間T毎にスイッチングし、前記光パルス信号発生部からの光パルスをパルス幅Tの試験光パルスとして前記経路に順に入射した後、それぞれの前記経路に時間Tより短い時間ts毎にスイッチングし、前記n本の光ファイバそれぞれの反射光及び後方散乱光を時間n×ts毎に順に前記光受信部へ入射する光経路制御部と、
前記光受信部が出力する前記電気信号を前記光経路制御部のスイッチング周期tsと等しい周期で分離して前記n本の光ファイバそれぞれの離散信号とし、前記離散信号から前記n本の光ファイバそれぞれの反射光及び後方散乱光の反射率分布を演算する演算処理部と、
を備えることを特徴とする。
所望の空間分解能に対応するパルス幅Tのn倍の光パルスを発する光パルス信号発生部と、
前記n本の光ファイバからの反射光及び後方散乱光を受光し、電気信号を出力する光受信部と、
前記n本の光ファイバが接続されたそれぞれの経路に時間T毎にスイッチングし、前記光パルス信号発生部からの光パルスをパルス幅Tの試験光パルスとして前記経路に順に入射した後、それぞれの前記経路に時間Tより短い時間ts毎にスイッチングし、前記n本の光ファイバそれぞれの反射光及び後方散乱光を時間n×ts毎に順に前記光受信部へ入射する光経路制御部と、
前記光受信部が出力する前記電気信号を前記光経路制御部のスイッチング周期tsと等しい周期で分離して前記n本の光ファイバそれぞれの離散信号とし、前記離散信号から前記n本の光ファイバそれぞれの反射光及び後方散乱光の反射率分布を演算する演算処理部と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る光パルス試験方法は、n本(nは2以上の整数)の光ファイバからの反射光及び後方散乱光の反射率分布を同時に測定する光パルス試験方法であって、
所望の空間分解能に対応するパルス幅Tのn倍の光パルスを発する光パルス信号発生手順と、
前記n本の光ファイバが接続されたそれぞれの経路に時間T毎にスイッチングし、前記光パルス信号発生手順で発生させた光パルスをパルス幅Tの試験光パルスとして前記経路に順に入射した後、それぞれの前記経路に時間Tより短い時間ts毎にスイッチングし、前記n本の光ファイバそれぞれの反射光及び後方散乱光を時間n×ts毎に順に光受信部へ入射する光経路制御手順と、
前記n本の光ファイバからの反射光及び後方散乱光を前記光受信部で受光し、電気信号を出力する光受信手順と、
前記光受信手順で出力する前記電気信号を前記光経路制御手順のスイッチング周期tsと等しい周期で分離して前記n本の光ファイバそれぞれの離散信号とし、前記離散信号から前記n本の光ファイバそれぞれの反射光及び後方散乱光の反射率分布を演算する演算処理手順と、
を行うことを特徴とする。
所望の空間分解能に対応するパルス幅Tのn倍の光パルスを発する光パルス信号発生手順と、
前記n本の光ファイバが接続されたそれぞれの経路に時間T毎にスイッチングし、前記光パルス信号発生手順で発生させた光パルスをパルス幅Tの試験光パルスとして前記経路に順に入射した後、それぞれの前記経路に時間Tより短い時間ts毎にスイッチングし、前記n本の光ファイバそれぞれの反射光及び後方散乱光を時間n×ts毎に順に光受信部へ入射する光経路制御手順と、
前記n本の光ファイバからの反射光及び後方散乱光を前記光受信部で受光し、電気信号を出力する光受信手順と、
前記光受信手順で出力する前記電気信号を前記光経路制御手順のスイッチング周期tsと等しい周期で分離して前記n本の光ファイバそれぞれの離散信号とし、前記離散信号から前記n本の光ファイバそれぞれの反射光及び後方散乱光の反射率分布を演算する演算処理手順と、
を行うことを特徴とする。
本光パルス試験装置及び方法は、光スイッチを利用して試験光パルスを順に複数のFUTに入力した後、当該光スイッチを試験光パルスより短い周期で切り替えて各FUTからの戻り光を順に受光する。各FUTからの戻り光の情報は連続ではなく離散的になるが、光スイッチの切り換え周期を試験光パルスより大幅に短くすることでFUT内の反射イベントの取りこぼしを低減することができる。このため、複数のFUTについて試験精度を維持しつつ一括して試験することができる。
従って、本発明は、多くの光ファイバ心線を収容する光ファイバケーブルの試験を短時間で一括して行える光パルス試験装置及び光パルス試験方法を提供することができる。
本発明に係る光パルス試験装置の前記経路は、前記光経路制御部が時間T毎にスイッチングしている途中で前記n本の光ファイバのいずれの反射光及び後方散乱光も前記光経路制御部へ到達しない長さのダミーファイバを有することを特徴とする。ダミーファイバが無いと光経路制御部が試験光パルスを各FUTへ入射している間に先に試験光パルスが入射されたFUTから戻り光が戻ってきてしまい、その情報を取りこぼすことがある。本光パルス試験装置は、適当な長さのダミーファイバを経路中に配置することで当該情報の取りこぼしを回避することができる。
本発明に係る光パルス試験装置の前記光パルス信号発生部は、連続光発生部と前記連続光発生部からの連続光をパルス化する光パルス化部を有し、前記光受信部は、前記連続光発生部からの連続光を用いて前記n本の光ファイバからの反射光及び後方散乱光をコヒーレント検波することを特徴とする。本光パルス試験装置は、コヒーレント検波を行うことで測定SN比を向上させることができる。
本発明に係る光パルス試験装置の前記光パルス信号発生部は、前記光パルスを時間T毎に光周波数符号化し、前記光経路制御部は、光周波数符号化された試験光パルスを前記経路に順に入射することを特徴とする。周波数多重数分だけ光ファイバ心線1つの測定効率を高めることができる。
本発明は、多くの光ファイバ心線を収容する光ファイバケーブルの試験を短時間で一括して行える光パルス試験装置及び光パルス試験方法を提供することができる。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図1は、本実施形態の光パルス試験装置301の構成を示す図である。光パルス試験装置301は、n個の異なるFUT51からの反射光および後方散乱光の反射率分布を一括して測定することができるものである。光パルス試験装置301は、
所望の空間分解能に対応するパルス幅Tのn倍の光パルスを発する光パルス信号発生部11と、
n本のFUT51からの反射光及び後方散乱光を受光し、電気信号を出力する光受信部12と、
n本のFUT51が接続されたそれぞれの経路に時間T毎にスイッチングし、光パルス信号発生部11からの光パルスをパルス幅Tの試験光パルスとして前記経路に順に入射した後、それぞれの前記経路に時間Tより短い時間ts毎にスイッチングし、n本のFUT51それぞれの反射光及び後方散乱光を時間n×ts毎に順に光受信部12へ入射する光経路制御部13と、
光受信部12が出力する電気信号を光経路制御部13のスイッチング周期tsと等しい周期で分離してn本のFUT51それぞれの離散信号とし、前記離散信号からn本のFUT51それぞれの反射光及び後方散乱光の反射率分布を演算する演算処理部14と、
を備える。
演算処理部14は、数値化部22、数値演算処理部23及びクロック同期部24を有する。
図1は、本実施形態の光パルス試験装置301の構成を示す図である。光パルス試験装置301は、n個の異なるFUT51からの反射光および後方散乱光の反射率分布を一括して測定することができるものである。光パルス試験装置301は、
所望の空間分解能に対応するパルス幅Tのn倍の光パルスを発する光パルス信号発生部11と、
n本のFUT51からの反射光及び後方散乱光を受光し、電気信号を出力する光受信部12と、
n本のFUT51が接続されたそれぞれの経路に時間T毎にスイッチングし、光パルス信号発生部11からの光パルスをパルス幅Tの試験光パルスとして前記経路に順に入射した後、それぞれの前記経路に時間Tより短い時間ts毎にスイッチングし、n本のFUT51それぞれの反射光及び後方散乱光を時間n×ts毎に順に光受信部12へ入射する光経路制御部13と、
光受信部12が出力する電気信号を光経路制御部13のスイッチング周期tsと等しい周期で分離してn本のFUT51それぞれの離散信号とし、前記離散信号からn本のFUT51それぞれの反射光及び後方散乱光の反射率分布を演算する演算処理部14と、
を備える。
演算処理部14は、数値化部22、数値演算処理部23及びクロック同期部24を有する。
図2は、光パルス発生部11から出力される光パルスの時間波形を示したものである。光パルス発生部11は、図2に示すように測定の空間分解能に対応するパルス幅をT、FUTの個数をnとした場合、時間幅nTの長さの光パルスを出力する。
出力された光パルスは、サーキュレータ21を通過後、光経路制御部13に入力される。光経路制御部13は光スイッチである。この光スイッチは、後述するスイッチング幅がts以下となる速度で駆動し、入力光を多ポートに順に出力する。例えば、光経路制御部13は、PLZT((Pb,La)(Zr,Ti)O3)の導波路型光スイッチや半導体光増幅器(SOA)を用いた半導体光スイッチである。
図3は、光経路制御部13の経路切替におけるスイッチング周波数の時間変化を示したものである。時刻0からnTの間においては、光パルスをパルス幅Tでn個の試験光パルスに分割してFUT51にそれぞれ入射させるため、スイッチング周波数はパルス幅Tの逆数となるf0=1/Tである。一方、n個のFUT51でそれぞれ発生した反射光及び後方散乱光を1つの光受信部12で受信するため、スイッチング周波数はパルス幅Tより十分小さいスイッチング時間tsの逆数となるfs=1/tsである。
尚、FUTに試験光パルスが入射された直後から後方散乱光は発生するため、光経路制御部13の出力ポートに直接FUTを接続すると、スイッチング周波数f0で試験光パルスを出力ポートに出力している間(図2の時刻0〜nT)、FUTからの後方散乱光の反射イベントを取りこぼす可能性がある。そのため、時間幅nTで光がファイバを伝搬する長さに調節したダミーファイバ52を光経路制御部13の出力ポートとFUT51の間に挿入する。つまり、光経路制御部13の出力ポートとFUT51の間に、光経路制御部13が時間T毎にスイッチングしている途中でn本のFUT51のいずれの反射光及び後方散乱光も光経路制御部13へ到達しない長さのダミーファイバを配置する。
上記光経路制御部13に入射された試験光パルスは、パルス幅Tの周期で出力ポート1、2、・・・、nにスイッチングするよう駆動された光経路制御部13によって、1、2、・・・、nのFUTにそれぞれパルス幅Tだけ出力される。光経路制御部13から出力されたパルス幅Tの試験光パルスはダミーファイバ52を通過後、FUT51に入射する。試験光パルスが入射された#1、#2、・・・、#nのFUT51からそれぞれ発生する後方散乱光は、ダミーファイバ52通過後、パルス幅Tより十分小さいスイッチング幅tsで駆動された光経路制御部13に入力される。ここで、各FUT51からの後方散乱光は連続光であるが、光経路制御部13のスイッチングにより、1つのFUT51からの後方散乱光は幅tsでTs×n間隔の離散光となり、さらにn本分のFUTの離散光が連続する光となって光経路制御部13の入力ポート0に現れる。
光経路制御部13の入力ポート0に現れた後方散乱光は、サーキュレータ21を通過後、光受信部12にて受信される。光受信部12から出力される電気信号は、数値化部22でサンプリングされる。
図4は、#1、#2、・・・、#nのFUT51で発生する後方散乱光を光経路制御部13で時刻tsで切替し、1つの光受信部12で受信した後、受信信号を時間tsで分割することで、#1、#2、・・・、#nのFUTからのOTDR波形を再生する方法を示したものである。図4(A)は各FUT51で発生する後方散乱光の時間波形である。図4(B)は光経路制御部13の入力ポート0に現れた後方散乱光の波形である。
図4(B)のように光受信部12で受信する波形は、時刻ts毎に各FUTからの後方散乱光が切り替わっている。このため、数値演算処理部23は、クロック同期部24を利用して光経路制御部13のスイッチングに同期し、光受信部12で受信した受信信号を時間区間t1、t2、・・・tnでn個に分離する。数値演算処理部23は、この分離処理を受信信号全体に繰り返し行い、分離した信号を区間t1、t2、・・・tn毎に時間軸に従って並べる。つまり、数値演算処理部23は、n個のFUT51からの後方散乱光のOTDR波形を離散データとして再生する。
図5は、スイッチング時間tsとパルス幅Tが(i)ts=Tの場合と(ii)ts<T/20nの場合について、数値演算処理部23の信号処理によって再生されるOTDR波形を比較したものである。前述したように(i)の場合では、信号処理で再生して得られるOTDR波形について空間分解能がn倍に劣化し、さらに反射イベントを検知できない可能性がある。一方、(ii)の場合においては、信号処理で再生される波形は、反射イベントは全て検知可能となる。なお、空間分解能は最大で2ntsだけ劣化するため、2ntsがパルス幅Tに対し1/10以下、すなわちts<T/20nになるよう、nとスイッチング時間tsを設定することが必要となる。
具体的な数値例を以下示す。測定する光ファイバケーブルは海底ケーブルとし、心線数nは16心とする。海底ケーブルのOTDR測定における要求空間分解能は1kmであるため、試験光パルスのパルス幅Tは10μsとする。尚、試験光パルスの波長は1550nmとする。また、光経路制御部13にナノ秒オーダの高速なスイッチングを可能とする半導体光スイッチを用い、スイッチング時間tsは10nsとする。この場合、測定速度はn=16倍だけ早くなる。一方、信号処理によって再生されるOTDR波形は、反射イベントが時間幅で2nts=320nsだけ長くなり、空間分解能は1.032kmと劣化する。尚、この場合、2ntsはパルス幅Tに対し約1/31となっている。
空間分解能を従来と等しくした上での速度改善量を算出する。空間分解能を1kmと等しくするため、OTDRのパルス幅Tを9.7μsで生成する。この場合、信号処理によって再生されるOTDR波形の反射イベントは時間幅で10μsとなるため、空間分解能は1kmで維持される。一方、パルス幅Tが10μsから9.7μsに変化することで、OTDR測定のSN比が劣化する。SN比の劣化分を補うため、信号の測定回数(アベレージ回数)を増やす方法を取った場合、1心あたりの測定時間は(100/97)2≒1.06倍だけ長くなる。よって、16心全ての測定時間は、従来方法に比べ16/1.06≒15.1倍だけ早くなる。
(実施形態2)
図6は、本実施形態の光パルス試験装置302の構成を示す図である。光パルス試験装置302は、実施形態1の光パルス試験装置301に対し、光パルス信号発生部11が、連続光発生部31と連続光発生部31からの連続光をパルス化する光パルス化部32を有し、光受信部12が、連続光発生部31からの連続光を用いてn本のFUT51からの反射光及び後方散乱光をコヒーレント検波することを特徴とする。光パルス試験装置302は、実施形態1の光パルス試験装置301の直接検波方式を、コヒーレント検波方式としたものである。
図6は、本実施形態の光パルス試験装置302の構成を示す図である。光パルス試験装置302は、実施形態1の光パルス試験装置301に対し、光パルス信号発生部11が、連続光発生部31と連続光発生部31からの連続光をパルス化する光パルス化部32を有し、光受信部12が、連続光発生部31からの連続光を用いてn本のFUT51からの反射光及び後方散乱光をコヒーレント検波することを特徴とする。光パルス試験装置302は、実施形態1の光パルス試験装置301の直接検波方式を、コヒーレント検波方式としたものである。
以下、光パルス試験装置302の動作について図6を用いて説明する。
コヒーレント検波のためには連続光が必要である。このため、光パルス試験装置302の光パルス信号発生部11は、連続光を発生させる連続光発生部31と光パルス化部32を有する。連続光発生部31から出力した連続光は、光カプラC1によって2分岐され、一方は光パルス化部32に入力され、他方はコヒーレント検波用のローカル光とする。光パルス化部32は連続光から時間幅nTの試験光パルスを生成する。光パルス化部32は、例えば、音響光学変調器(AOM)を用いて、パルス化を行うと共に光の周波数シフトも行う。当該試験光パルスは、サーキュレータ21を介して光経路制御部13に入力される。
コヒーレント検波のためには連続光が必要である。このため、光パルス試験装置302の光パルス信号発生部11は、連続光を発生させる連続光発生部31と光パルス化部32を有する。連続光発生部31から出力した連続光は、光カプラC1によって2分岐され、一方は光パルス化部32に入力され、他方はコヒーレント検波用のローカル光とする。光パルス化部32は連続光から時間幅nTの試験光パルスを生成する。光パルス化部32は、例えば、音響光学変調器(AOM)を用いて、パルス化を行うと共に光の周波数シフトも行う。当該試験光パルスは、サーキュレータ21を介して光経路制御部13に入力される。
以降の光経路制御部13による時刻T毎における試験光パルスの切替およびスイッチング時間ts毎における後方散乱光の切替は実施形態1で説明した光パルス試験装置301と同様の処理を実行する。光経路制御部13から出力される後方散乱光は光サーキュレータ21を通過後、光カプラC2にて前述したローカル光と合波され、光受信部12にてコヒーレント検波される。コヒーレント検波にてよって出力されるローカル光と後方散乱光のビート信号はIF信号として数値化部22によってサンプリングされる。そして、数値演算処理部23にてミキシングを行うことでIF信号をベースバンド信号に変換し、更に2乗演算することによって、実施形態1で説明と同様に後方散乱光のパワーが数値化される。以降の数値演算処理部23での信号処理によるn個のFUT51からの後方散乱光の波形再生処理については、実施形態1の説明と同様である。
光パルス試験装置302は、コヒーレント検波方式に用いて光受信するため、実施形態1の光パルス試験装置301に比べ、OTDRのパルス1回あたりの測定SN比を約20dB程度向上させることができる。
(実施形態3)
図7は、本実施形態の光パルス試験装置303の構成を示す図である。光パルス試験装置303は、実施形態2の光パルス試験装置302に対し、光パルス信号発生部11が光パルスを時間T毎に光周波数符号化し、光経路制御部13が光周波数符号化された試験光パルスを前記経路に順に入射することを特徴とする。光パルス試験装置303は、実施形態2の光パルス試験装置302の単一周波数パルスによるコヒーレント検波を、周波数符号化されたパルス列を用いるコヒーレント検波としたものである。
図7は、本実施形態の光パルス試験装置303の構成を示す図である。光パルス試験装置303は、実施形態2の光パルス試験装置302に対し、光パルス信号発生部11が光パルスを時間T毎に光周波数符号化し、光経路制御部13が光周波数符号化された試験光パルスを前記経路に順に入射することを特徴とする。光パルス試験装置303は、実施形態2の光パルス試験装置302の単一周波数パルスによるコヒーレント検波を、周波数符号化されたパルス列を用いるコヒーレント検波としたものである。
以下、光パルス試験装置303の動作について図7を用いて説明する。
周波数符号化された光パルス列を生成するため、光パルス試験装置303の光パルス信号発生部11は、光パルス試験装置302の光パルス信号発生部11に光周波数変更部33をさらに有する。光カプラC1から出力された連続光が光周波数変更部33に入力される。例えば、光周波数変更部33はSSB(Single Side−Band)変調器である。SSB変調器に周波数f1、f2、・・・、fNの正弦波をそれぞれパルス幅Tの時間だけ入力し駆動すると、SSB変調器からはそれぞれ光周波数がf1、f2、・・・、fNだけ周波数シフトした光波が出力される。
周波数符号化された光パルス列を生成するため、光パルス試験装置303の光パルス信号発生部11は、光パルス試験装置302の光パルス信号発生部11に光周波数変更部33をさらに有する。光カプラC1から出力された連続光が光周波数変更部33に入力される。例えば、光周波数変更部33はSSB(Single Side−Band)変調器である。SSB変調器に周波数f1、f2、・・・、fNの正弦波をそれぞれパルス幅Tの時間だけ入力し駆動すると、SSB変調器からはそれぞれ光周波数がf1、f2、・・・、fNだけ周波数シフトした光波が出力される。
この光波を光パルス化部32に入射しパルス化することで、周波数符号化されたパルス列を生成することができる。図7に示すように、1つの試験光パルス(パルス幅NT)には光周波数がf1、f2、・・・、fNの光波が時分割多重されており(周波数符号化されたパルス列で1つの試験光パルスを構成する)、n心のFUTを一括測定する場合、この周波数符号化された試験光パルスをn個生成する。光経路制御部13によるFUTへのスイッチングは、周波数符号化されたパルス列の時間幅NT毎に切替を行う。
以降のスイッチング時間ts毎における後方散乱光の切替及びローカル光との合波によるコヒーレント検波、及び数値化部22によるサンプリングは実施形態2の説明と同様に行う。
周波数符合化パルス列によって発生した周波数多重された後方散乱光を周波数分離処理するため、数値演算処理部23によって受信したビート信号をフーリエ変換する。そして、フーリエ変換によって得られる周波数f1、f2、・・・、fNの複素振幅をそれぞれ2乗することによって、N個の後方散乱光波形を取得できる。
光パルス試験装置303は、複数の周波数を持った試験光パルス列を用いるため、光パルス試験装置302(単一周波数パルスでの測定)に比べ、周波数多重数の分だけ光ファイバ1心分のOTDR波形をN倍速く測定することができる(特許文献1参照)。
[付記]
以下は、本実施形態の光パルス試験装置を説明したものである。
光ファイバからの反射光及び後方散乱光の反射率分布を測定する光パルス試験装置において、
試験光パルスを発する光パルス信号発生手段と、
前記試験光パルスを所定の時間間隔毎に異なる試験光ファイバに接続されたそれぞれの光経路にスイッチングする光経路制御部と、
前記試験光パルスを透過させ、前記光経路制御部の先に接続された被試験光ファイバの各 地点で反射または散乱により発生した後方散乱光を光受信部へ透過させる光サーキュレータと、
前記光サーキュレータからの光信号を光受信して電流信号を取得する光受信部と、
前記電流信号をデジタル信号にサンプリングする数値化部と、
前記サンプリングされた信号から被試験光ファイバからの反射光及び後方散乱光の反射率分布を求める演算処理手段を具備する光パルス試験装置であって、
前記光経路制御部は、試験光パルスのパルス幅より短い時間周期で異なる試験光ファイバに接続されたそれぞれの光経路にスイッチングし、
前記演算処理手段は、前記光経路制御部のスイッチング周期と等しい周期でサンプリングデータを分割し、
異なる試験光ファイバからの後方散乱光を同時に一括で測定することを特徴とする光パルス試験装置。
以下は、本実施形態の光パルス試験装置を説明したものである。
光ファイバからの反射光及び後方散乱光の反射率分布を測定する光パルス試験装置において、
試験光パルスを発する光パルス信号発生手段と、
前記試験光パルスを所定の時間間隔毎に異なる試験光ファイバに接続されたそれぞれの光経路にスイッチングする光経路制御部と、
前記試験光パルスを透過させ、前記光経路制御部の先に接続された被試験光ファイバの各 地点で反射または散乱により発生した後方散乱光を光受信部へ透過させる光サーキュレータと、
前記光サーキュレータからの光信号を光受信して電流信号を取得する光受信部と、
前記電流信号をデジタル信号にサンプリングする数値化部と、
前記サンプリングされた信号から被試験光ファイバからの反射光及び後方散乱光の反射率分布を求める演算処理手段を具備する光パルス試験装置であって、
前記光経路制御部は、試験光パルスのパルス幅より短い時間周期で異なる試験光ファイバに接続されたそれぞれの光経路にスイッチングし、
前記演算処理手段は、前記光経路制御部のスイッチング周期と等しい周期でサンプリングデータを分割し、
異なる試験光ファイバからの後方散乱光を同時に一括で測定することを特徴とする光パルス試験装置。
(発明の効果)
本発明によれば、n心の光ファイバケーブルの反射率分布測定を、従来の方法に比べ約n倍効率よく測定する光パルス試験装置および方法を提供することができる。
本発明によれば、n心の光ファイバケーブルの反射率分布測定を、従来の方法に比べ約n倍効率よく測定する光パルス試験装置および方法を提供することができる。
11:光パルス発生部
12:光受信部
13:光経路制御部
14:演算処理部
21:光サーキュレータ
22:数値化部
23:数値演算処理部
24:クロック同期部
31:連続光発生部
32:光パルス化部
33:光周波数変更部
51:FUT
52:ダミーファイバ
301〜303:光パルス試験装置
12:光受信部
13:光経路制御部
14:演算処理部
21:光サーキュレータ
22:数値化部
23:数値演算処理部
24:クロック同期部
31:連続光発生部
32:光パルス化部
33:光周波数変更部
51:FUT
52:ダミーファイバ
301〜303:光パルス試験装置
Claims (8)
- n本(nは2以上の整数)の光ファイバからの反射光及び後方散乱光の反射率分布を同時に測定する光パルス試験装置であって、
所望の空間分解能に対応するパルス幅Tのn倍の光パルスを発する光パルス信号発生部と、
前記n本の光ファイバからの反射光及び後方散乱光を受光し、電気信号を出力する光受信部と、
前記n本の光ファイバが接続されたそれぞれの経路に時間T毎にスイッチングし、前記光パルス信号発生部からの光パルスをパルス幅Tの試験光パルスとして前記経路に順に入射した後、それぞれの前記経路に時間Tより短い時間ts毎にスイッチングし、前記n本の光ファイバそれぞれの反射光及び後方散乱光を時間n×ts毎に順に前記光受信部へ入射する光経路制御部と、
前記光受信部が出力する前記電気信号を前記光経路制御部のスイッチング周期tsと等しい周期で分離して前記n本の光ファイバそれぞれの離散信号とし、前記離散信号から前記n本の光ファイバそれぞれの反射光及び後方散乱光の反射率分布を演算する演算処理部と、
を備えることを特徴とする光パルス試験装置。 - 前記経路は、前記光経路制御部が時間T毎にスイッチングしている途中で前記n本の光ファイバのいずれの反射光及び後方散乱光も前記光経路制御部へ到達しない長さのダミーファイバを有することを特徴とする請求項1に記載の光パルス試験装置。
- 前記光パルス信号発生部は、連続光発生部と前記連続光発生部からの連続光をパルス化する光パルス化部を有し、
前記光受信部は、前記連続光発生部からの連続光を用いて前記n本の光ファイバからの反射光及び後方散乱光をコヒーレント検波する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光パルス試験装置。 - 前記光パルス信号発生部は、前記光パルスを時間T毎に光周波数符号化し、
前記光経路制御部は、光周波数符号化された試験光パルスを前記経路に順に入射する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の光パルス試験装置。 - n本(nは2以上の整数)の光ファイバからの反射光及び後方散乱光の反射率分布を同時に測定する光パルス試験方法であって、
所望の空間分解能に対応するパルス幅Tのn倍の光パルスを発する光パルス信号発生手順と、
前記n本の光ファイバが接続されたそれぞれの経路に時間T毎にスイッチングし、前記光パルス信号発生手順で発生させた光パルスをパルス幅Tの試験光パルスとして前記経路に順に入射した後、それぞれの前記経路に時間Tより短い時間ts毎にスイッチングし、前記n本の光ファイバそれぞれの反射光及び後方散乱光を時間n×ts毎に順に光受信部へ入射する光経路制御手順と、
前記n本の光ファイバからの反射光及び後方散乱光を前記光受信部で受光し、電気信号を出力する光受信手順と、
前記光受信手順で出力する前記電気信号を前記光経路制御手順のスイッチング周期tsと等しい周期で分離して前記n本の光ファイバそれぞれの離散信号とし、前記離散信号から前記n本の光ファイバそれぞれの反射光及び後方散乱光の反射率分布を演算する演算処理手順と、
を行うことを特徴とする光パルス試験方法。 - 前記経路に、前記光経路制御手順において時間T毎にスイッチングしている途中で前記n本の光ファイバのいずれの反射光及び後方散乱光もスイッチングを行っている光経路制御部へ到達しない長さのダミーファイバを配置する調整手順をさらに行うことを特徴とする請求項5に記載の光パルス試験方法。
- 前記光パルス信号発生手順では、連続光発生部からの連続光をパルス化して前記光パルスを生成し、
前記光受信手順では、前記連続光発生部からの連続光を用いて前記n本の光ファイバからの反射光及び後方散乱光をコヒーレント検波する
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の光パルス試験方法。 - 前記光パルス信号発生手順では、前記光パルスを時間T毎に光周波数符号化し、
前記光経路制御手順では、光周波数符号化された試験光パルスを前記経路に順に入射する
ことを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の光パルス試験方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018110848A JP2019215168A (ja) | 2018-06-11 | 2018-06-11 | 光パルス試験装置及び光パルス試験方法 |
US16/973,396 US11199473B2 (en) | 2018-06-11 | 2019-06-04 | Optical pulse testing device and optical pulse testing method |
PCT/JP2019/022166 WO2019239961A1 (ja) | 2018-06-11 | 2019-06-04 | 光パルス試験装置及び光パルス試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018110848A JP2019215168A (ja) | 2018-06-11 | 2018-06-11 | 光パルス試験装置及び光パルス試験方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019215168A true JP2019215168A (ja) | 2019-12-19 |
Family
ID=68842151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018110848A Pending JP2019215168A (ja) | 2018-06-11 | 2018-06-11 | 光パルス試験装置及び光パルス試験方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11199473B2 (ja) |
JP (1) | JP2019215168A (ja) |
WO (1) | WO2019239961A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022055909A1 (en) * | 2020-09-11 | 2022-03-17 | Nec Laboratories America, Inc. | Distance-route resource sharing for distributed fiber optic sensors |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023175899A1 (ja) * | 2022-03-18 | 2023-09-21 | 日本電気株式会社 | 光スイッチ装置及び光伝送システム |
CN115209247A (zh) * | 2022-06-29 | 2022-10-18 | 中山水木光华电子信息科技有限公司 | 基于光纤编码可寻址的自组网光纤网络系统和寻址方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62191733A (ja) * | 1986-02-18 | 1987-08-22 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光パルス試験器 |
JPH08201223A (ja) * | 1995-01-26 | 1996-08-09 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバ線路網の監視方法及びその監視システム |
JP2000298077A (ja) * | 1999-04-14 | 2000-10-24 | Ando Electric Co Ltd | 光ファイバ特性測定装置 |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4875772A (en) * | 1988-10-04 | 1989-10-24 | Laser Precision Corporation | Remotely controlled optical time domain reflectometer serving a plurality of fiber optic cables |
GB8917737D0 (en) * | 1989-08-03 | 1989-09-20 | Bicc Plc | Optical measurement system |
US5067810A (en) * | 1990-06-21 | 1991-11-26 | Reliance Comm/Tec Corporation | Shared laser tandem optical time domain reflectometer |
JPH04231837A (ja) * | 1990-07-06 | 1992-08-20 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光ファイバの一括測定方法 |
US5137351A (en) * | 1991-07-24 | 1992-08-11 | So Vincent C Y | Optical time domain reflectometer for selective testing of optical fibers with different core diameters |
JPH06117961A (ja) * | 1992-10-05 | 1994-04-28 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光線路監視方法 |
JP3224344B2 (ja) * | 1996-06-10 | 2001-10-29 | 安藤電気株式会社 | 多分岐光線路試験装置 |
US5936719A (en) * | 1996-07-16 | 1999-08-10 | Johnson; Robert W. | Test unit and method for simultaneous testing of multiple optical fibers |
US5995687A (en) * | 1996-12-10 | 1999-11-30 | Lucent Technologies Inc. | Circuit for testing an optical communication system |
JP2924881B2 (ja) * | 1997-01-27 | 1999-07-26 | 住友電気工業株式会社 | 波長可変光源およびotdr装置 |
JP3439323B2 (ja) * | 1997-06-18 | 2003-08-25 | 安藤電気株式会社 | 多段多分岐光線路の試験装置 |
US5889905A (en) * | 1997-09-22 | 1999-03-30 | Lucent Technologies, Inc. | Apparatus and method for monitoring optical fibers |
US7280189B2 (en) * | 2004-07-08 | 2007-10-09 | Weller Whitney T | Method and apparatus for testing optical fiber based networks |
CN102047092B (zh) * | 2008-06-02 | 2013-01-30 | 住友电气工业株式会社 | 光线路监视装置及光线路监视系统 |
EP2360858B1 (en) * | 2008-12-02 | 2013-06-19 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Method of switching optical path, and apparatus thereof |
JP2010139253A (ja) * | 2008-12-09 | 2010-06-24 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光線路監視システムおよびシステムに含まれる監視装置 |
JP5448903B2 (ja) | 2010-02-15 | 2014-03-19 | 日本電信電話株式会社 | 光パルス試験装置 |
US8928868B2 (en) * | 2011-05-31 | 2015-01-06 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Optical fiber line characteristic analysis apparatus and analysis method thereof |
KR101517032B1 (ko) * | 2013-11-18 | 2015-05-04 | 삼현컴텍(주) | 광채널스위치를 포함하는 온도 측정시스템 |
US9900087B2 (en) * | 2015-09-21 | 2018-02-20 | Exfo Inc. | Multimode launch systems for use in performing an OTDR measurement on a multi-fiber array DUT and method of performing same |
JP6693683B2 (ja) * | 2018-02-23 | 2020-05-13 | 三菱電機株式会社 | 多方路監視装置 |
-
2018
- 2018-06-11 JP JP2018110848A patent/JP2019215168A/ja active Pending
-
2019
- 2019-06-04 WO PCT/JP2019/022166 patent/WO2019239961A1/ja active Application Filing
- 2019-06-04 US US16/973,396 patent/US11199473B2/en active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62191733A (ja) * | 1986-02-18 | 1987-08-22 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光パルス試験器 |
JPH08201223A (ja) * | 1995-01-26 | 1996-08-09 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバ線路網の監視方法及びその監視システム |
JP2000298077A (ja) * | 1999-04-14 | 2000-10-24 | Ando Electric Co Ltd | 光ファイバ特性測定装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022055909A1 (en) * | 2020-09-11 | 2022-03-17 | Nec Laboratories America, Inc. | Distance-route resource sharing for distributed fiber optic sensors |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US11199473B2 (en) | 2021-12-14 |
US20210239567A1 (en) | 2021-08-05 |
WO2019239961A1 (ja) | 2019-12-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4782798B2 (ja) | ネットワークの評価 | |
US8928868B2 (en) | Optical fiber line characteristic analysis apparatus and analysis method thereof | |
WO2019239961A1 (ja) | 光パルス試験装置及び光パルス試験方法 | |
CN101983326B (zh) | 光纤线路监控系统以及包括在该系统中的监控装置 | |
EP2337240B1 (en) | Multichannel WDM-PON module with integrated OTDR function | |
WO2016105066A1 (ko) | 파장 가변 레이저를 이용한 광선로 검사기 | |
JP6055716B2 (ja) | 分岐光線路特性解析装置及びその解析方法 | |
JP5849056B2 (ja) | 光パルス試験装置及び光パルス試験方法 | |
JP6969506B2 (ja) | 光周波数多重型コヒーレントotdr、試験方法、信号処理装置、及びプログラム | |
JP5907908B2 (ja) | 光分岐線路の特性解析装置及びその特性解析方法 | |
JP5753882B2 (ja) | 光パルス試験装置とその試験光パルス送信ユニット及び光パルス試験方法 | |
WO2017071257A1 (zh) | 一种监测光通信网络色散的方法及装置 | |
WO2020129615A1 (ja) | 光パルス試験方法および光パルス試験装置 | |
JP5031636B2 (ja) | ブリルアン散乱測定装置 | |
JP2015040853A (ja) | 光線路特性解析装置及び光線路特性解析方法 | |
JP5907907B2 (ja) | 光線路特性解析装置及びその解析方法 | |
JP5066555B2 (ja) | 光線路障害探索装置 | |
JP5188632B2 (ja) | ブリルアン散乱測定装置 | |
CN101080884B (zh) | 对具有主线路和多个支线路的光网络进行评估的方法和装置 | |
JP2011058938A (ja) | 光線路反射分布測定方法と装置及び光線路設備監視システム | |
WO2023170821A1 (ja) | 複数の光ファイバの損失を一括で測定する装置及び方法 | |
Katsuyama | In-service fiber line identification based on high-resolution fiber length measurement | |
JP5564586B1 (ja) | 測定装置 | |
JP2002022600A (ja) | 光線路試験装置および光線路試験方法 | |
von der Weid | Profa. Maria Aparecida Gonçalves Martinez |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201002 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220107 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20220531 |