JP5849056B2 - 光パルス試験装置及び光パルス試験方法 - Google Patents
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Description
(1)コヒーレントな第1の信号光を発生する第1の信号光発生手段と、前記第1の信号光を分岐して局発光と試験光とを生成する分岐手段と、前記試験光の光周波数を所定の時間間隔毎に所定の周波数間隔で変化させる光周波数制御手段と、前記光周波数制御手段で光周波数制御が施された試験光を光パルス化して試験光パルスを生成する第1の光パルス化手段と、前記第1の信号光とは異なる波長のコヒーレントな第2の信号光を発生する第2の信号光発生手段と、前記第2の信号光を光パルス化してダミー光パルスを生成する第2の光パルス化手段と、前記ダミー光パルスを前記試験光パルスに重畳して光パルス信号を生成する光重畳手段と、前記光パルス信号を被試験光ファイバに入射し、前記被試験光ファイバの各地点で反射または散乱により発生した反射光または後方散乱光を取得する光取得手段と、前記反射光または後方散乱光と前記局発光を光結合する光結合手段と、前記光結合手段で得られた光信号を光受信して電流信号を取得する光受信手段と、前記電流信号を複数の周波数成分毎に分離する周波数分離手段と、前記光パルス信号の被試験光ファイバからの反射光または後方散乱光の反射率分布を求める演算処理手段を具備し、前記演算処理手段は、入力信号に窓関数を適用してパワースペクトルを算出し、前記試験光パルス及び前記ダミー光パルスの時間に対する強度波形が、前記演算処理手段にて適用される前記窓関数と同形状で、かつ互いに正負が逆になるように、前記試験光及び前記ダミー光を強度変調する態様とする。
(4)(1)において、前記試験光パルスが前記演算処理手段にて適用される窓関数と同形状となるように前記試験光を強度変調する処理は、前記光周波数制御手段で実施される態様とする。
(6)(5)において、前記レイズド・コサインパルスの形状とする際に副次的に発生する周波数シフトを前記ダミー光の強度勾配設定により相殺する態様とする。
(7)(5)において、前記レイズド・コサインパルスの形状とする際に副次的に発生する周波数シフトを相殺させるために、前記試験光及び前記ダミー光を同一偏波に制御する偏波制御手段をさらに備える態様とする。
(8)コヒーレントな第1の信号光を発生し、前記第1の信号光を分岐して局発光と試験光とを生成し、前記試験光の光周波数を所定の時間間隔毎に所定の周波数間隔で変化させる制御を施し、前記光周波数制御が施された試験光を光パルス化して試験光パルスを生成し、前記第1の信号光とは異なる波長のコヒーレントな第2の信号光を発生し、前記第2の信号光を光パルス化してダミー光パルスを生成し、前記ダミー光パルスを前記試験光パルスに重畳して光パルス信号を生成し、前記光パルス信号を被試験光ファイバに入射し、前記被試験光ファイバの各地点で反射または散乱により発生した反射光または後方散乱光を取得し、前記反射光または後方散乱光と前記局発光を光結合し、前記光結合手段で得られた光信号を光受信して電流信号を取得し、前記電流信号を複数の周波数成分毎に分離し、前記光パルス信号の被試験光ファイバからの反射光または後方散乱光の反射率分布を求める光パルス試験方法であって、前記反射率分布の演算処理は、入力信号に窓関数を適用してパワースペクトルを算出し、前記試験光パルス及び前記ダミー光パルスの時間に対する強度波形が、前記反射率分布の演算処理にて適用される前記窓関数と同形状で、かつ互いに正負が逆になるように、前記試験光及び前記ダミー光を強度変調する態様とする。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光パルス試験装置の構成を示すブロック図である。図1に示す光パルス試験装置は、試験光の各周波数成分による被試験光ファイバからの反射光および後方散乱光の反射率分布を求める装置である。
上記のように、本実施形態では、具体的には、(1)光パルスの強度形状に着目して、従来の矩形パルスに変えて、レイズド・コサインパルスを採用し、光パワースペクトルにおけるサイドローブのレベルを低減させることで、高密度の多重化に伴うクロストーク抑制を可能とし、(2)ダミー光と強度勾配を有する光パルス(レイズド・コサインパルス)に起因して発生する周波数シフトについて、自己位相変調(SPM:)によるものと相互位相変調(XPM:)によるものの関係式に着目し、これらが相殺されるようにダミー光の強度勾配を設定することで、周波数シフト量をゼロとし、ダイナミックレンジの低下を防止する。このように、C−OTDRによる長距離高精度測定を短時間(200波多重程度まで:測定時間を1/200程度に短縮可能)に実施することができ、C−OTDRによるFSAシステムの監視品質が飛躍的に向上する。
本実施形態は、図1に示す構成において、第1の実施形態で実行した光パルス化処理器5における音響光学スイッチによるアポダイゼーションを、所望の電圧勾配をもたせた変調信号で駆動する周波数制御器3を代わりに用いて実行することを要旨とする。本実施形態の特徴は、音響光学素子を用いる場合に限らず、光パルスのアポダイゼーションが実施可能であることを示すものであり、装置の構成上もほぼ同等になる。
試験光が光周波数制御器3に入力されるまでは、第1の実施形態と同様の処理を施す。第1の実施形態においては、所定の周波数シフトを試験光に与えるため、正弦波発生器4から、パルス幅に対応した所定の時間ごとに周波数が掃引される正弦波信号を一定の電圧値で出力させていた。これに対して、本実施形態では、この所定の時間ごとに出力される周波数が変わる正弦波信号の電圧値を、第1の実施形態で説明したレイズド・コサイン波形となるように出力させる。
Claims (8)
- コヒーレントな第1の信号光を発生する第1の信号光発生手段と、
前記第1の信号光を分岐して局発光と試験光とを生成する分岐手段と、
前記試験光の光周波数を所定の時間間隔毎に所定の周波数間隔で変化させる光周波数制御手段と、
前記光周波数制御手段で光周波数制御が施された試験光を光パルス化して試験光パルスを生成する第1の光パルス化手段と、
前記第1の信号光とは異なる波長のコヒーレントな第2の信号光を発生する第2の信号光発生手段と、
前記第2の信号光を光パルス化してダミー光パルスを生成する第2の光パルス化手段と、
前記ダミー光パルスを前記試験光パルスに重畳して光パルス信号を生成する光重畳手段と、
前記光パルス信号を被試験光ファイバに入射し、前記被試験光ファイバの各地点で反射または散乱により発生した反射光または後方散乱光を取得する光取得手段と、
前記反射光または後方散乱光と前記局発光を光結合する光結合手段と、
前記光結合手段で得られた光信号を光受信して電流信号を取得する光受信手段と、
前記電流信号を複数の周波数成分毎に分離する周波数分離手段と、
前記光パルス信号の被試験光ファイバからの反射光または後方散乱光の反射率分布を求める演算処理手段を具備し、
前記演算処理手段は、入力信号に窓関数を適用してパワースペクトルを算出し、
前記試験光パルス及び前記ダミー光パルスの時間に対する強度波形が、前記演算処理手段にて適用される前記窓関数と同形状で、かつ互いに正負が逆になるように、前記試験光及び前記ダミー光を強度変調することを特徴とする光パルス試験装置。 - 前記第1及び第2の光パルス化手段は、それぞれ前記試験光パルス及び前記ダミー光パルスの時間に対する強度の勾配が前記試験光パルス及び前記ダミー光パルスの比で2対1となるように、前記試験光及び前記ダミー光を強度変調することを特徴とする請求項1記載の光パルス試験装置。
- 前記試験光パルス及び前記ダミー光パルスが前記演算処理手段にて適用される窓関数と同形状となるように前記試験光及び前記ダミー光を強度変調する処理は、前記第1及び第2の光パルス化手段で実施されることを特徴とする請求項1に記載の光パルス試験装置。
- 前記試験光パルスが前記演算処理手段にて適用される窓関数と同形状となるように前記試験光を強度変調する処理は、前記光周波数制御手段で実施されることを特徴とする請求項1に記載の光パルス試験装置。
- 前記第1及び第2の光パルス化手段は、それぞれ試験光及びダミー光をレイズド・コサインパルスの形状とすることを特徴とする請求項1に記載の光パルス試験装置。
- 前記レイズド・コサインパルスの形状とする際に副次的に発生する周波数シフトを前記ダミー光の強度勾配設定により相殺することを特徴とする請求項5記載の光パルス試験装置。
- 前記レイズド・コサインパルスの形状とする際に副次的に発生する周波数シフトを相殺させるために、前記試験光及び前記ダミー光を同一偏波に制御する偏波制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項5記載の光パルス試験装置。
- コヒーレントな第1の信号光を発生し、
前記第1の信号光を分岐して局発光と試験光とを生成し、
前記試験光の光周波数を所定の時間間隔毎に所定の周波数間隔で変化させる制御を施し、
前記光周波数制御が施された試験光を光パルス化して試験光パルスを生成し、
前記第1の信号光とは異なる波長のコヒーレントな第2の信号光を発生し、
前記第2の信号光を光パルス化してダミー光パルスを生成し、
前記ダミー光パルスを前記試験光パルスに重畳して光パルス信号を生成し、
前記光パルス信号を被試験光ファイバに入射し、前記被試験光ファイバの各地点で反射または散乱により発生した反射光または後方散乱光を取得し、
前記反射光または後方散乱光と前記局発光を光結合し、
前記光結合手段で得られた光信号を光受信して電流信号を取得し、
前記電流信号を複数の周波数成分毎に分離し、
前記光パルス信号の被試験光ファイバからの反射光または後方散乱光の反射率分布を求める光パルス試験方法であって、
前記反射率分布の演算処理は、入力信号に窓関数を適用してパワースペクトルを算出し、
前記試験光パルス及び前記ダミー光パルスの時間に対する強度波形が、前記反射率分布の演算処理にて適用される前記窓関数と同形状で、かつ互いに正負が逆になるように、前記試験光及び前記ダミー光を強度変調することを特徴とする光パルス試験方法。
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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