JP6764247B2 - 光線路特性解析装置及び信号処理方法 - Google Patents

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Description

本開示は、光線路の損失分布を測定するための光線路特性解析装置とその信号処理方法に関する。
光ファイバなどの光線路を使用する光通信装置や光ファイバセンシング装置において、光ファイバの損失、温度、歪みなどの特性分布を取得する技術としてブリルアン時間領域解析法(BOTDA :Brillouin Optical Time Domain Analysis)が用いられている(非特許文献1−3を参照。)。BOTDAでは、ポンプ光とプローブ光を被測定ファイバに入射し、ポンプ光によってブリルアン増幅を受けたプローブ光を解析し、ブリルアン利得スペクトルの強度から損失、ブリルアン利得スペクトルの周波数シフトから温度や歪みを取得する。このブリルアン利得スペクトルは、ポンプ光パワーに依存するため、光線路の損失が大きい場合(例えば、長距離光線路やスプリッタを有する分岐光線路の遠端など)、1%−0.01%程度の微小な利得を取得する必要がある。また、損失測定においては、微小なブリルアン利得の変化量を測定する必要があるため、より高感度な測定を要求される。
T. Horiguchi et al., BOTDA−Nondestractive measurement of single−mode optical attenation characteristics using Brillouin interaction: Theory", J. Lightwave Technol. Vol. 7, No. 8, pp. 1170−1176, 1989. H. Takahashi et al., "Individual loss distribution measurement in 32−branched PON using pulsed pump−probe Brillouin Analysis", Optics Express, Vol.21, No.6, 6739, (2013). C. Kito et al., "Robust and high−sensitivity Brillouin time−domain sensing with branched−fiber configuration", J. Lightwave Technol. Vol. 33, No. 20, pp. 4291−4296, 2015.
一般的にブリルアン利得スペクトルを取得する場合、ブリルアン増幅を受けたプローブ光をPDなどで光/電気変換した後、アナログ電気信号をA/D変換器でデジタル信号に変えてコンピュータで解析を行う。この時、プローブ光解析のノイズは、PDの熱雑音/ショット雑音とA/D変換器の量子化雑音がある。PDの熱雑音/ショット雑音は、白色雑音なので、複数回測定し平均化処理を行うことで高感度測定が可能である。一方、量子化雑音に埋もれた信号は、平均化処理では改善されないため、BOTDAの感度は量子化雑音で制限されるという課題がある。そのため、損失の大きな光線路では、平均化処理を繰り返しても光線路の特性分布を取得できなかった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決すべく、量子化雑音によるBOTDAの感度制限を低減できる光線路特性解析装置及び信号処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の光線路特性解析装置及び信号処理方法は、アナログ信号をデジタル信号へ変換する前に、ブリルアン増幅を受けたプローブ光を受光した測定信号のピークを一定時間保持することとした。測定信号のピーク値をプローブ光のパルス幅より長くすることでA/D変換時のサンプリングレートを低減でき、垂直分解能を高めることができる。
具体的には、本開示の光線路特性解析装置は、ブリルアン時間領域解析法(BOTDA:Brillouin Optical Time Domain Analysis)で被測定光ファイバの特性を解析する光線路特性解析装置であって、
前記被測定光ファイバの入射端に任意の光周波数差を持つプローブ光パルスとポンプ光パルスを任意の時間差で入射する試験光入射手段と、
前記被測定光ファイバの入射端に戻る戻り光を光電変換してアナログの電気信号を取得する光受信手段と、
プローブ光パルスのパルス幅より長く且つプローブ光パルスの繰り返し周期より短い時間τ’の間、前記光電変換手段が光電変換したアナログの電気信号のピーク値を保持するアナログ信号処理手段と、
アナログ信号処理手段が保持するアナログの電気信号のピーク値を1/τ’より広い変換帯域でデジタルの電気信号へ変換するA/D変換手段と、
前記A/D変換器が変換したデジタルの電気信号を演算して被測定光ファイバの特性を解析する演算処理手段と、
を備える。
具体的には、本開示の信号処理方法は、ブリルアン時間領域解析法(BOTDA:Brillouin Optical Time Domain Analysis)で被測定光ファイバの特性を解析するときの信号処理方法であって、
前記被測定光ファイバの入射端に任意の光周波数差を持つプローブ光パルスとポンプ光パルスを任意の時間差で入射する試験光入射手順と、
試験光入射手順後、前記被測定光ファイバの入射端に戻る戻り光を光電変換してアナログの電気信号を取得する光電変換手順と、
プローブ光パルスのパルス幅より長く且つプローブ光パルスの繰り返し周期より短い時間τ’の間、前記光電変換手順で光電変換したアナログの電気信号のピーク値を保持するアナログ信号処理手順と、
アナログ信号処理手順で保持されているアナログの電気信号のピーク値を1/τ’より広い変換帯域のA/D変換手段でデジタルの電気信号へ変換するA/D変換手順と、
を行う。
通常BOTDAでは、図3のように被測定ファイバからの戻り光(ブリルアン増幅を受けたプローブ光)をPDが光電変換した測定信号を数%程度増幅した信号をA/D変換している。取得したい信号(ブリルアン増幅分の信号)は増幅されてはいるが数%程度であり、測定信号強度のほとんどはプローブ光電流(測定信号の内のプローブ光成分)が占めている。このプローブ光電流がオフセットとなるため、A/D変換器は垂直レンジを最大限活かしてブリルアン増幅分の信号をデジタルに変換することができず、量子化雑音が発生する。
このような信号を高精度にデジタルに変換するためには、垂直分解能が高分解能なA/D変換器を用いる必要があるが、高分解能なA/D変換器は、サンプリングレートが制限されるため、BOTDAの空間分解能が劣化することになる。
そこで、本開示の光線路特性解析装置及び信号処理方法では、測定信号のピーク値を入力パルス幅より十分長く保持することで、低サンプリングレートで高垂直分解能のA/D変換器を使用することを可能とし、量子化雑音の低減を実現した。
従って、本発明は、量子化雑音によるBOTDAの感度制限を低減できる光線路特性解析装置及び信号処理方法を提供することができる。
本開示の光線路特性解析装置及び信号処理方法は、前記被測定光ファイバが、前記入射端の後段にある光分岐器で複数の分岐光ファイバに分岐された分岐光線路である場合、
前記試験光入射手段は、前記プローブ光パルスを、前記分岐光ファイバの遠端で反射されたいずれの戻り光も前記光分岐器で重畳しないパルス幅とし、
前記アナログ信号処理手段は、前記分岐光ファイバ毎に前記アナログ信号処理を行い、
前記A/D変換手段は、前記分岐光ファイバ毎にアナログの電気信号をデジタルの電気信号に変換する
ことを特徴とする。
本開示の光線路特性解析装置及び信号処理方法は、分岐光線路それぞれの光ファイバの特性を解析することができる。
本発明は、量子化雑音によるBOTDAの感度制限を低減できる光線路特性解析装置及び信号処理方法を提供することができる。
本発明に係る光線路特性解析装置を説明する図である。 本発明に係る光線路特性解析装置のアナログ信号処理手段の動作を説明する概念図である。 BOTDAの戻り光強度について説明する図である。 本発明に係る光線路特性解析装置が測定した被測定光ファイバの測定例である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
図1は、本実施形態の光線路特性解析装置の構成を示すブロック図である。本光線路特性解析装置は、ブリルアン時間領域解析法(BOTDA:Brillouin Optical Time Domain Analysis)で被測定光ファイバの特性を解析する光線路特性解析装置であって、
前記被測定光ファイバの入射端に任意の光周波数差を持つプローブ光パルスとポンプ光パルスを任意の時間差で入射する試験光入射手段と、
前記被測定光ファイバの入射端に戻る戻り光を光電変換してアナログの電気信号を取得する光受信手段26と、
プローブ光パルスのパルス幅より長く且つプローブ光パルスの繰り返し周期より短い時間τ’の間、前記光電変換手段が光電変換したアナログの電気信号のピーク値を保持するアナログ信号処理手段29と、
アナログ信号処理手段が保持するアナログの電気信号のピーク値を1/τ’より広い変換帯域でデジタルの電気信号へ変換するA/D変換手段27と、
前記A/D変換器が変換したデジタルの電気信号を演算して被測定光ファイバの特性を解析する演算処理手段28と、
を備える。
図1に示される光線路特性解析装置は、第1試験光出力手段11、第2試験光出力手段12、入射時間制御器(15、16)、パルス化手段(13、14)、合波素子20、サーキュレータ21、光受信手段26、アナログ信号処理手段29、A/D変換器27、及び演算処理装置28を具備する。ここで、第1試験光出力手段11、第2試験光出力手段12、入射時間制御器(15、16)、パルス化手段(13、14)、及び合波素子20が前記試験光入射手段に相当する。
第1試験光出力手段11及び第2試験光出力手段12は連続光を出力する。第1試験光出力手段11及び第2試験光出力手段12から出力される連続光を、それぞれプローブ光及びポンプ光とする。プローブ光とポンプ光は、ブリルアン周波数シフト程度の異なる光周波数差を有する。
パルス化手段(13、14)は、音響光学素子をパルス駆動する音響光学スイッチを備える。なお、パルス化手段(13、14)は、電気光学素子をLiNbOを用いてパルス駆動する導波路スイッチまたは半導体光増幅器をパルス駆動する半導体光スイッチを備えるようにしてもよい。以下では、音響光学スイッチから成る音響光学変調器、電気光学スイッチから成るLiNbO変調器、又は半導体光スイッチから成る半導体光増幅器を光デバイスと称する。光デバイスは、入射時間制御手段(15、16)それぞれからの電気パルスにより駆動される時間で、プローブ光とポンプ光をパルス化する。
このとき、被測定ファイバ100に光スプリッタ22が含まれない場合、プローブ光パルスのパルス幅に制限はない。一方、被測定ファイバ100に光スプリッタ22が含まれる分岐光線路を測定する場合、パルス化手段(13,14)は、プローブ光パルスのパルス幅を2nΔL/c以下とする。ここで、ΔLは、被測定光ファイバに含まれる各分岐光ファイバの長さの差の最小値である。cは真空中の光速である。nは光ファイバの屈折率である。
入射時間制御手段(15,16)は、パルス化手段(13,14)へ供給する駆動用の電気パルスの変調時間を変化させることができる機能を有する。入射時間制御手段(15,16)は、パルス化手段(13,14)がパルスを変調するタイミングを変化させることで、光パルスが生成されるタイミングを制御する。
合波素子20は、プローブ光パルスとポンプ光パルスを合波する。合波素子20により合波されたプローブ光パルスとポンプ光パルスとは、サーキュレータ21を通過して被測定光ファイバ100へ入射される。これにより、プローブ光パルスを被測定光ファイバ100へ入射する時間と、ポンプ光パルスを被測定光ファイバ100へ入射する時間とに時間差を与えることが可能となる。なお、プローブ光のパルス化手段13における電気パルス、または、ポンプ光のパルス化手段14における電気パルスのうち一方の電気パルスの電圧を常にゼロにすることにより、プローブ光パルス又はポンプ光パルスの一方のみを被測定光ファイバ100へ入射することも可能である。
被測定光ファイバ100は、基幹光ファイバ50の一方端に光結合される光スプリッタ22及び分岐光ファイバ23を備える。ここで、各分岐光ファイバ23の終端(遠端)には反射型光フィルタ24が配置される。これらの反射型光フィルタ24は、少なくともプローブ光パルス(またはプローブ光パルスとポンプ光パルスの両方)の波長の光を反射し、それ以外の波長の光を透過する特性を有する。
光スプリッタ22は、供給されるプローブ光パルス及びポンプ光パルスをN(例えば、N=8)個にそれぞれ分岐する。光スプリッタ22で分岐されたプローブ光パルスとポンプ光パルスとは、分岐光ファイバ23中でインタラクションする。プローブ光パルスとポンプ光パルスとのインタラクションにより、誘導ブリルアン散乱の後方散乱光が発生する。誘導ブリルアン後方散乱光、及び反射型光フィルタ24で反射されたプローブ光パルスとポンプ光パルスは、サーキュレータ21に戻り、サーキュレータ21を通過して光受信手段26へ出力される。
光受信手段26は、被測定光ファイバ100からの戻り光であるサーキュレータ21の出力光を受信する。光受信手段26は、受信した戻り光をアナログ電圧信号へ変換する。
アナログ信号処理手段29は、光受信手段26からのアナログ信号をアナログ回路で下記に説明するような所望の信号処理を行い、NチャネルのA/D変換器27へ出力する。ここで、Nは被測定光ファイバ100が備える分岐光ファイバ23の数、すなわち光スプリッタ22の分岐数である。
NチャネルのA/D変換器27は、アナログ信号処理手段29から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。NチャネルのA/D変換器27は、デジタル信号を演算処理装置28へ出力する。
演算処理装置28は、入力された電流値に対して下記に説明するような演算処理を行い、被測定光ファイバ100についての距離に対する損失分布を求める。
[アナログ信号処理手順]
図2は、アナログ信号処理手段29が行うアナログ信号処理手順を説明する概念図である。
まず、アナログ信号処理手段29は、プローブ光パルスの電圧ピークV’を保持し、電圧ピークV’を入力パルス幅τより十分広いパルス幅τ’でA/D変換器27へ出力する。また、アナログ信号処理処理手段29は、複数のプローブ光が入力された場合、それぞれの電圧ピークV’をτ’の間保持し、それぞれ異なるパスでA/D変換器27のそれぞれのチャネルへ出力する。例えば、アナログ信号処理手段29は、N分岐回路とN個のサンプルホールド回路で構成される電圧ピークホールド回路を備える。
A/D変換器27は、前記電圧ピークホールド回路からのN個の出力電圧を、別々のチャネルでデジタル信号に変換し、演算処理装置28へ出力する。ここで、A/D変換器27のサンプリング周波数は、プローブ光のパルス幅に依存せず、サンプルホールド回路の電圧保持時間τ’を取得可能であればよい。
一般的に、サンプリング周波数が低いA/D変換器は垂直分解能が高分解能化可能であるため、量子化雑音を低減することができる。例えば、汎用A/D変換器において、パルス幅10nsに対応したA/D変換器では垂直分解能12−14bitであるのに対して、パルス幅1μsに対応したA/D変換器では垂直分解能20bit以上が可能である。
つまり、本実施形態の光線路特性解析装置は、アナログ信号処理手段29で電圧保持時間τ’を入力パルス幅τより十分大きくし、低サンプリングレート・高垂直分解能のA/D変換器27を使用することで、量子化雑音を低減している。但し、τ’はプローブ光パルスの繰り返し周期より小さくする必要がある。τ’はプローブ光パルスの繰り返し周期より大きい場合、繰り返し測定中に1回目の測定で保持された電圧に2回目の測定で得られた電圧が重なってしまい、正しい測定が行えない。プローブ光パルスの繰り返し周期は、被測定ファイバの長さに対応して決定し、例えば、全長10kmファイバを測定する場合、100μs以上に設定する。これは、プローブ光のパルス幅より十分広く設定可能である。
[A/D変換後の演算処理手順]
演算処理装置28は、入射時間差tでプローブ光パルスとポンプ光パルスとの両方を被測定光ファイバ100へ入射した場合のプローブ光強度から、プローブ光パルスのみを被測定光ファイバ100へ入射した場合のプローブ光強度を減算することで、誘導ブリルアン利得を求める。次に、演算処理装置28は、入射時間差tを変化させて誘導ブリルアン利得の測定を繰り返し、距離に対する誘導ブリルアン利得を算出する。演算処理装置28は、距離に対する誘導ブリルアン利得から、被測定光ファイバ100である単一線路あるいは分岐光線路についての距離に対する損失/温度/歪分布を求める。図4は、演算処理装置28が演算した被測定光ファイバ100の測定例である。誘導ブリルアン利得は損失から求めることができる。
[光線路特性解析の測定条件]
次に、本実施形態の光線路特性解析装置の動作について説明する。
まず、プローブ光およびポンプ光の光周波数、パルス化手段(13,14)、光受信手段26、及びA/D変換器27は次の条件を満足する必要がある。
(条件1) プローブ光とポンプ光の周波数差は、被測定光ファイバ100のブリルアン周波数シフトと等しいこと。
(条件2) 被測定光ファイバ100が分岐光線路である場合、パルス化手段13から出力されるプローブ光パルスのパルス幅τは、分岐光ファイバの終端の反射型光フィルタ24からの戻り光の時間差2nΔL/cより狭いこと。
(条件3) 光受信手段26の帯域はパルス幅τを受光可能な帯域であること。
(条件4) A/D変換器27の帯域は、アナログ信号処理手段29で出力される電圧パルス幅τ’を変換可能な帯域であること。
条件1〜4は次のような意味を持つ。
条件1は、プローブ光パルスとポンプ光パルスとが誘導ブリルアン散乱を起こすために必要となる条件である。
条件2は、被測定光ファイバ100に分岐を含む場合に必要な条件であり、分岐光ファイバ毎の誘導ブリルアン散乱光が重ならないようにするための条件である。パルス化手段13のパルス幅τが各分岐光ファイバの終端の反射型光フィルタ24からの戻り光の時間差の最小値2nΔL/cより広いとき、分岐光ファイバ毎の誘導ブリルアン散乱光が重なる。このようになると、分岐光ファイバ毎の誘導ブリルアン散乱光を時間的に切り分けることができなくなる。
条件3は、パルス幅τの光パルスを正確に測定するための条件である。すなわち、光受信手段26の帯域は、1/τより広い必要があることを意味する。
条件4は、アナログ信号処理手段29から出力されるパルス幅τ’の電圧パルスを正確に測定するための条件である。すなわち、A/D変換器27の帯域は、1/τ’より広い必要があることを意味する。
[BOTDA測定原理]
上記の条件を満足する本実施形態の光線路特性解析装置の測定原理を説明する。
第1試験光出力手段11はプローブ光を出力し、第2試験光出力手段13はポンプ光を出力する。ここで、プローブ光及びポンプ光の光周波数をf、fとする。fは、被測定光ファイバ100誘導ブリルアン後方散乱による光周波数シフト量である。
まず、光線路特性解析装置は、プローブ光パルスを被測定光ファイバ100へ入射させる。そして、分岐光線路特性解析装置は、プローブ光パルスを入射してt秒後に、ポンプ光パルスを被測定光ファイバ100へ入射する。
被測定光ファイバ100に入射されたプローブ光パルスとポンプ光パルスとは、遠端の反射型光フィルタで反射され、被測定光ファイバ100中で衝突する。被測定光ファイバ100が光スプリッタ22を有していた場合には、プローブ光パルスとポンプ光パルスとは、光スプリッタ22によりN(例えば、N=8)個に分岐されたのち、遠端の反射型光フィルタ24で反射され、被測定光ファイバ100中で衝突する。
プローブ光とポンプ光が衝突した場合、誘導ブリルアン散乱が発生し、プローブ光は衝突点における損失、温度、歪みの情報を取得する。以下、損失について説明する。
(a)被測定光ファイバ100の線路損失の測定
プローブ光とポンプ光との周波数差がfである場合、プローブ光パルスとポンプ光パルスとが衝突すると、ブリルアン回折格子が発生し、この回折格子によりポンプ光が反射されることで、プローブ光パルスは式(1)で表される増幅を受ける。
ここで、zは、分岐光ファイバの入射端から、プローブ光パルスとポンプ光パルスとがインタラクションした位置までの距離である。α(z,f)は、入射端からの位置z、かつプローブ光/ポンプ光間の周波数差がfのときの誘導ブリルアン利得である。g(f)は、プローブ光/ポンプ光間の周波数差がfの場合の誘導ブリルアン散乱係数である。Ipump(z)は、光ファイバの入射端から距離zだけ離れた位置におけるポンプ光パルスの強度である。Δzpumpはポンプ光パルス幅に相当する空間分解能である。
分岐光ファイバ(#i)の損失係数をα、分岐光ファイバ(#i)を往復する場合の全損失を2L、ブリルアン周波数シフトをf、入射プローブパワーをIprobe(0)とする。プローブ光パルスは終端の反射型光フィルタ(#i)で反射された後、入射端から距離zの位置でポンプ光パルスと衝突する。衝突した後のプローブ光パルスが分岐光ファイバ(被試験光ファイバ100)の入射端に戻ってきたときの強度Iprobe(2L,z,f)は、式(2)で表される。
式(2)より、分岐光ファイバの入射端でのプローブ光の強度Iprobe(2L,z,f)は、g(f)とIpump(z)との関数となる。ここで、Ipump(z)は、入射ポンプパワーをIpump(0)とすると、式(3)で表される。
また、プローブ光のみを入射した場合に分岐光ファイバの入射端へ戻ってくる反射プローブ光強度Iref(2L)は、式(4)で表される。
よって、式(2)は、式(3)及び式(4)を用いると式(5)として表される。
上記(5)式より、誘導ブリルアン散乱光の利得は、インタラクションした場所までの損失と誘導ブリルアン散乱係数との積を空間分解能に相当する区間で積分した値となる。つまり、上記式(5)は、
のみの関数となる。そこで、以下の演算を行うことで、ある地点zからの損失分布を取得することができる。
よって、誘導ブリルアン散乱光の特性を解析すれば、ある地点zを基準にした被測定光ファイバ100の線路損失を測定することができる。
(b)分岐光ファイバの距離に対するブリルアン散乱光分布の測定
被測定光ファイバ100の入射端から分岐光ファイバ(#a)(1≦a≦Nの整数、ここではN=8)の終端までの長さをLとする。プローブ光パルスは、分岐光ファイバ(#a)の終端に設置された反射型光フィルタ(#a)により反射される。ここで、分岐光ファイバの終端からの距離をl、被測定光ファイバ100の屈折率をn、真空中の光速をcとすると、反射されたプローブ光パルスはt/2秒後にl=c/n×t/2だけ進むので、被測定光ファイバ100の入射端からの距離をlx1とすると、その距離lx1は、
となる。また、プローブ光パルスが被測定光ファイバ100に入射されてから光スプリッタにより分岐され、分岐光ファイバの終端の反射型光フィルタ(#a)で反射されて、被測定光ファイバ100の入射端からの距離lx1に到達する時間tは、
である。
ポンプ光を被測定光ファイバ100に入射する時刻は、プローブ光を入射してからt秒後とする。ポンプ光がt秒後に到達する被測定光ファイバ100の入射端からの距離をlx2とすると、その距離lx2は式(9)で表される。
式(7)、式(9)より、c・t/2nの位置でプローブ光パルスとポンプ光パルスとはインタラクションする。また、インタラクションする時間は、分岐光ファイバの終端の反射型光フィルタ(#a)で反射された時間からt/2秒後である。つまり、プローブ光パルスとポンプ光パルスとを被測定光ファイバ100に入射する時間差tを変化させることにより、プローブ光とポンプ光がインタラクションする位置を制御できる。このため、距離に対する誘導ブリルアン散乱の特性分布を求めることができる。
(c)分岐光ファイバ(#a)で反射されたプローブ光パルスが光受信器に到達する時間の測定
被測定光ファイバ100が分岐光線路である場合、以下の要件が必要になる。
プローブ光パルスが光受信器に到達する時間をtdaとする。プローブ光パルスは、分岐光ファイバの終端の反射型光フィルタ(#a)により反射され、光受信器へ戻ってくる。そのため、到達時間は、式(10)で表される。
ここで、他の分岐光ファイバ(#b)(1≦b≦Nの整数、ここではN=8)から戻ってきたプローブ光パルスが光受信器に到達する時間tdbは、式(11)で表される。
よって、光受信器に戻る時間差は、式(12)で表される。
≠Lのとき、光受信器に到達する時間が異なる。ここで、プローブ光パルスのパルス幅をτとすると、
のとき(条件3)、分岐光ファイバ(#1)〜(#8)から戻ったプローブ光パルスは光スプリッタで重ならない。そのため、光受信器の到達時間を測定することで、分岐光ファイバ(#1)〜(#8)のうちどの分岐光ファイバから出力されたプローブ光パルスであるかを時間的に切り分けることができる。
上記(a)、(b)により、光線路特性解析装置は、光ファイバ個別の損失分布を測定可能である。また、(c)を行うことで、分岐光線路にも対応可能である。
また、本実施形態の光線路特性解析装置は、アナログ信号処理手段29でプローブ光パルス幅より十分広い電圧パルス幅τ’の電気信号を生成し、これをA/D変換しているため、A/D変換器のサンプリングレートを低くでき、垂直分解能を高めることができる。そして、演算処理装置28で平均化処理を行うことで、高価なA/D変換器を使用せずとも被測定ファイバの損失分布や温度/歪分布を高感度に試験することが可能となる。また、本実施形態の光線路特性解析装置は、サンプリングレートが制限されないため、BOTDAの空間分解能も高めることができる。
なお、上記実施形態では、光線路特性解析装置がサーキュレータを備える場合を例に説明した。しかしながら、これに限定されない。分岐光線路特性解析装置は、例えば、サーキュレータの代わりにカプラを備えていても構わない。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
[付記]
以下は、本実施形態の光線路特性解析装置の特徴についてまとめたものである。
本発明の目的は、大きな損失を有する光線路において、光ファイバの損失分布・温度/歪分布を高感度に試験可能な光試験装置を提供することである。
本実施形態の光線路特性解析装置は、BOTDAを利用しており、被測定光ファイバからの戻り光のピーク強度をアナログ的に所定時間τ’保持し、サンプリングレートを下げて垂直分解能を高めたA/D変換器でアナログ信号をデジタル信号に変換する。
以上のように、本実施形態の光線路特性解析装置は、A/D変換器のサンプリングレートを下げることでA/D変換器の量子化雑音の影響を緩和/除去することが可能となる。したがって、本実施形態の光線路特性解析装置は、損失の大きな光線路の特性分布を高感度に測定することができる。
11:第1試験光出力手段
12:第2試験光出力手段
13、14:光パルス化手段
15、16:入射時間制御手段
20:合波素子
21:サーキュレータ
22:光スプリッタ
23:分岐光線路
24:光反射フィルタ
26:光受信手段
27:A/D変換器
28:演算処理装置
29:アナログ信号処理手段
50:基幹光ファイバ
100:被測定光ファイバ

Claims (4)

  1. ブリルアン時間領域解析法(BOTDA:Brillouin Optical Time Domain Analysis)で被測定光ファイバの特性を解析する光線路特性解析装置であって、
    プローブ光パルスを所定の繰り返し周期で生成するプローブ光パルス生成手段と、
    前記プローブ光パルスに対して所望の光周波数差及び所望の時間差を有するポンプ光パルスを生成するポンプ光パルス生成手段と、
    前記被測定光ファイバの入射端に前記プローブ光パルス及び前記ポンプ光パルスを入射する試験光入射手段と、
    前記被測定光ファイバの入射端に戻る戻り光を光電変換してアナログの電気信号を取得する光電変換手段と、
    前記プローブ光パルスのパルス幅より長く且つ前記プローブ光パルスの繰り返し周期より短い時間τ’の間、前記光電変換手段が光電変換したアナログの電気信号のピーク値を保持するアナログ信号処理手段と、
    前記アナログ信号処理手段が保持するアナログの電気信号のピーク値を1/τ’より広い変換帯域でデジタルの電気信号へ変換するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段が変換したデジタルの電気信号を演算して被測定光ファイバの特性を解析する演算処理手段と、
    を備え、
    前記プローブ光パルス生成手段及び前記ポンプ光パルス生成手段は、前記被測定光ファイバのブリルアン周波数シフトと等しい光周波数差を含む可変の光周波数差を有する前記プローブ光パルス及び前記ポンプ光パルスをそれぞれ生成し、
    前記演算処理手段は、所望の時間差を有する前記プローブ光パルスと前記ポンプ光パルスとの両方を前記被測定光ファイバへ入射した場合の当該プローブ光パルスによる前記戻り光の強度から、前記プローブ光パルスのみを前記被測定光ファイバへ入射した場合の当該プローブ光パルスによる前記戻り光の強度を減算することで、誘導ブリルアン利得を求め
    前記アナログ信号処理手段が、時間τ’の間、前記アナログの電気信号のピーク値を保持することで、前記A/D変換手段のサンプリング周波数を低減して垂直分解能を高める
    ことを特徴とする光線路特性解析装置。
  2. 前記被測定光ファイバが、前記入射端の後段にある光分岐器で複数の分岐光ファイバに分岐された分岐光線路である場合、
    前記プローブ光パルス生成手段は、前記プローブ光パルスを、前記分岐光ファイバの遠端で反射されたいずれの戻り光も前記光分岐器で重畳しないパルス幅とし、
    前記アナログ信号処理手段は、前記分岐光ファイバ毎に前記アナログ信号処理を行い、
    前記A/D変換手段は、前記分岐光ファイバ毎にアナログの電気信号をデジタルの電気信号に変換する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光線路特性解析装置。
  3. ブリルアン時間領域解析法(BOTDA:Brillouin Optical Time Domain Analysis)で被測定光ファイバの特性を解析するときの信号処理方法であって、
    プローブ光パルスを所定の繰り返し周期で生成するプローブ光パルス生成手順と、
    前記プローブ光パルスに対して所望の光周波数差及び所望の時間差を有するポンプ光パルスを生成するポンプ光パルス生成手順と、
    前記被測定光ファイバの入射端に前記プローブ光パルス及び前記ポンプ光パルスを入射する試験光入射手順と、
    試験光入射手順後、前記被測定光ファイバの入射端に戻る戻り光を光電変換してアナログの電気信号を取得する光電変換手順と、
    前記プローブ光パルスのパルス幅より長く且つ前記プローブ光パルスの繰り返し周期より短い時間τ’の間、前記光電変換手順で光電変換したアナログの電気信号のピーク値を保持するアナログ信号処理手順と、
    前記アナログ信号処理手順で保持されているアナログの電気信号のピーク値を1/τ’より広い変換帯域のA/D変換手段でデジタルの電気信号へ変換するA/D変換手順と、
    前記A/D変換手順で変換されたデジタルの電気信号を演算して被測定光ファイバの特性を解析する演算処理手順と、
    を行い、
    前記プローブ光パルス生成手順及び前記ポンプ光パルス生成手順では、前記被測定光ファイバのブリルアン周波数シフトと等しい光周波数差を含む可変の光周波数差を有する前記プローブ光パルス及び前記ポンプ光パルスをそれぞれ生成し、
    前記演算処理手順では、所望の時間差を有する前記プローブ光パルスと前記ポンプ光パルスとの両方を前記被測定光ファイバへ入射した場合の当該プローブ光パルスによる前記戻り光の強度から、前記プローブ光パルスのみを前記被測定光ファイバへ入射した場合の当該プローブ光パルスによる前記戻り光の強度を減算することで、誘導ブリルアン利得を求め
    前記アナログ信号処理手順で、時間τ’の間、前記アナログの電気信号のピーク値を保持することで、前記A/D変換手段のサンプリング周波数を低減して垂直分解能を高める
    ことを特徴とする信号処理方法。
  4. 前記被測定光ファイバが、前記入射端の後段にある光分岐器で複数の分岐光ファイバに分岐された分岐光線路である場合、
    前記プローブ光パルス生成手順では、前記プローブ光パルスを、前記分岐光ファイバの遠端で反射されたいずれの戻り光も前記光分岐器で重畳しないパルス幅とし、
    前記分岐光ファイバ毎に前記アナログ信号処理手順と前記A/D変換手順を行うことを特徴とする請求項3に記載の信号処理方法。
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