JP2002022600A - 光線路試験装置および光線路試験方法 - Google Patents

光線路試験装置および光線路試験方法

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JP2002022600A
JP2002022600A JP2000202349A JP2000202349A JP2002022600A JP 2002022600 A JP2002022600 A JP 2002022600A JP 2000202349 A JP2000202349 A JP 2000202349A JP 2000202349 A JP2000202349 A JP 2000202349A JP 2002022600 A JP2002022600 A JP 2002022600A
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light
test
optical line
wavelength
test light
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Kazumasa Ozawa
一雅 小澤
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揺らぎの発生を抑制することができる光線路
試験装置等を提供する。 【解決手段】 波長可変光源120から出力された連続
光は、偏波スクランブラ121により偏波状態がランダ
ムとされ、AOスイッチ122によりパルス光とされて
試験光として出力される。この試験光は、光サーキュレ
ータ123を経て、試験対象である光線路へ向けて出力
される。光線路で発生した試験光の後方散乱光は、光サ
ーキュレータ123を経て受光部124により受光され
て、解析部125により、受光された後方散乱光の強度
の時間変化が積算されて、この積算結果に基づいて光線
路が試験される。制御部126による制御の下に、波長
可変光源120から出力される試験光の波長が所定の波
長範囲に亘って掃引されるとともに、解析部125にお
いては、この波長掃引の期間において後方散乱光が検出
されて積算され、この積算結果に基づいて光線路が試験
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試験光を用いてO
TDRにより光線路を試験する光線路試験装置および方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光通信システムにおいて通信光を伝搬さ
せる光線路はOTDR(Optical TimeDomain Reflectom
eter)により試験することができる。すなわち、通信光
の波長とは異なる波長の試験光を光線路の一方の側から
入射させ、この試験光が光線路を伝搬する際に生じる後
方散乱光の強度を当該一方の側で検出する。そして、こ
の検出された後方散乱光強度の時間変化に基づいて光線
路を試験することができる。
【0003】一方、1つの端局装置(SLT: Subscrib
er Line Terminal)から出力された通信光をN個の終端
装置(ONU: Optical Network Unit)へ同時に送信す
るような光通信システムが知られている。この光通信シ
ステムでは、SLTから出力された通信光を1本の共通
光線路を介して光分岐結合器まで送信し、その通信光を
光分岐結合器によりN分岐して、その分岐された通信光
をN個のONUへ同時に伝搬させる。このような光通信
システムにおいても、光分岐結合器からN個のONUそ
れぞれに到る各分岐光線路をOTDRにより試験する方
法が提案されている。
【0004】また、光通信システムにおいて用いられる
通信光の波長は例えば波長1.55μm帯または波長
1.58μm帯に属するものであり、この波長帯域に属
する多波長の通信光が波長多重されて光線路を伝搬する
場合がある。これに対して、試験光の波長は、通信光と
異なる波長帯域に属するものであり、例えば1625n
m付近または1650nm付近が用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
光線路試験技術は以下のような問題点を有していること
を本願発明者は見出した。すなわち、試験光のスペクト
ル幅が狭い場合(例えば0.5nmである場合)、試験
対象である光線路において試験光が干渉して、これに因
り、検出される後方散乱光強度は、光線路の損失分布と
は関係がない揺らぎを有する。
【0006】特に、共通光線路から光分岐結合器を介し
て分岐されたN本の分岐光線路それぞれをOTDR試験
する分岐光線路試験システムでは、分岐光線路毎に異な
る波長の試験光を用いるので、各波長の試験光に対して
割り当てられる波長幅が狭くなる。また、通信光の波長
帯域としてCバンドだけでなくLバンドも用いられるよ
うになると、試験光として利用可能な波長帯域が狭くな
るので、これに因っても、各波長の試験光に対して割り
当てられる波長幅が狭くなる。
【0007】さらに、試験光の中心波長から離れたスペ
クトルの裾の部分も含めて、その試験光に対して割り当
てられた波長幅に収める必要があることから、各試験光
に対して割り当てられる実効的な波長幅は更に狭くな
る。そして、このように各試験光の波長幅が狭くなる
と、上記の揺らぎの問題が生じることになる。
【0008】本発明は、上記問題点を解消する為になさ
れたものであり、揺らぎの発生を抑制することができる
光線路試験装置および光線路試験方法を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光線路試験
装置は、試験光を用いてOTDRにより光線路を試験す
る光線路試験装置であって、(1) 波長が可変である試験
光を出力する光源と、(2) 光源から出力された試験光が
光線路を伝搬する際に生じた後方散乱光を検出して積算
し、この積算結果に基づいて光線路を試験する解析部
と、(3) 光源に対して試験光の波長を所定の波長範囲に
亘って掃引することを指示するとともに、解析部に対し
て所定の波長範囲に亘る波長掃引の期間において後方散
乱光を検出して積算することを指示する制御部と、を備
えることを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る光線路試験方法は、試
験光を用いてOTDRにより光線路を試験する光線路試
験方法であって、(1) 光源から出力される試験光の波長
を所定の波長範囲に亘って掃引して、この光源から出力
された試験光を光線路に導入するとともに、(2) 試験光
が光線路を伝搬する際に生じた後方散乱光を所定の波長
範囲に亘る波長掃引の期間において検出して積算し、こ
の積算結果に基づいて光線路を試験する、ことを特徴と
する。
【0011】本発明に係る光線路試験装置または光線路
試験方法によれば、光源より出力された試験光は、試験
対象である光線路に導入される。そして、試験光が光線
路を伝搬する際に生じた後方散乱光が検出されて積算さ
れ、この積算結果に基づいて光線路が試験される。特に
本発明では、光源から出力される試験光の波長が所定の
波長範囲に亘って掃引されるとともに、この所定の波長
範囲に亘る波長掃引の期間において後方散乱光が検出さ
れて積算され、この積算結果に基づいて光線路が試験さ
れる。このようにすることで、その試験光に対して割り
当てられた波長範囲の幅が有効に利用され得るので、本
発明における試験光の実効的なスペクトル幅は、従来の
試験光のスペクトル幅より広い。これにより、試験光の
スペクトル幅が狭い場合に生じる揺らぎの問題が解消さ
れ、試験の精度が向上する。特に、試験光の波長の掃引
の幅が1nm以上であれば、試験光の実効的なスペクト
ル幅が1nm以上となり、この揺らぎの問題が充分に解
消される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明にお
いて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。また、以下では、分岐数Nを8とし、通信光
の波長をλSとし、8波の試験光それぞれの波長をλ1
λ8とする。通信光の波長λS(例えば1310nm帯ま
たは1550nm帯)より、試験光の波長λ1〜λ8(例
えば1580nm〜1700nmの範囲内の波長)の方
が長いものとし、これらの波長の大小関係を λS<λ 1
<λ2<λ3<λ4<λ5<λ6<λ7<λ8 として説明す
る。
【0013】図1は、本実施形態に係る光線路試験装置
12の構成図である。この光線路試験装置12は、波長
可変光源120、偏波スクランブラ121、AO(Acou
sto-Optic)スイッチ122、光サーキュレータ12
3、受光部124、解析部125および制御部126を
備える。
【0014】波長可変光源120は、連続光を出力する
ものであって、その出力する光の中心波長が可変であ
る。偏波スクランブラ121は、波長可変光源120か
ら出力された連続光の偏波状態をランダムとする。AO
スイッチ122は、偏波スクランブラ121から出力さ
れた連続光に対して透過/遮断の制御を行うものであ
り、これによりパルス光を生成して試験光として出力す
る。
【0015】光サーキュレータ123は、AOスイッチ
122から出力された試験光を、試験対象である光線路
へ向けて出力するとともに、試験対象である光線路で発
生した試験光の後方散乱光を受光部124へ出力する。
受光部124は、光サーキュレータ123から到達した
後方散乱光を受光する。解析部125は、受光部124
により受光された後方散乱光の強度の時間変化を取得し
て積算し、この積算結果に基づいて、試験対象である光
線路を試験する。
【0016】制御部126は、波長可変光源120の出
力中心波長を制御する。また、制御部126は、AOス
イッチ122における光の透過/遮断のタイミング、お
よび、解析部125における後方散乱光強度の時間変化
の取得・積算のタイミングを制御する。特に本実施形態
では、制御部126は、波長可変光源120に対して試
験光の波長を所定の波長範囲に亘って掃引することを指
示するとともに、解析部125に対して所定の波長範囲
に亘る波長掃引の期間において後方散乱光を検出して積
算することを指示する。
【0017】図2は、本実施形態に係る光線路試験装置
12から出力される試験光の説明図である。同図(a)
は、光線路試験装置12から出力される試験光の中心波
長の掃引の様子を示し、同図(b)は、光線路試験装置
12から或る時点で出力される試験光のスペクトルを示
し、同図(c)は、比較例の試験光のスペクトルを示
す。
【0018】同図(b)に示すように、光線路試験装置
12から或る時点で出力される試験光は、その試験光に
割り当てられた波長範囲Λ内に中心波長を有し、この波
長範囲Λの幅より狭いスペクトル幅Λ2を有する。そし
て、同図(a)に示すように、制御部126により制御
されて、光線路試験装置12から出力される試験光の中
心波長は波長範囲Λに亘って掃引され、これにより、試
験光は実効的なスペクトル幅Λ1を有することになる。
なお、この掃引に際して、試験光の中心波長から離れた
スペクトルの裾の部分も含めて波長範囲Λ内に収める。
一方、試験光の中心波長を掃引しない従来の場合には、
同図(c)に示すように、試験光の中心波長から離れた
スペクトルの裾の部分も含めて波長範囲Λ内に収めるよ
うにすると、試験光は、波長範囲Λの幅の数分の1程度
の狭いスペクトル幅Λ3までしか有することができな
い。
【0019】例えば、試験光に割り当てられた波長範囲
Λを5nmとすると、従来の場合における試験光の最大
スペクトル幅Λ3は1.5nm程度である。これに対し
て、本実施形態では、或る時点での試験光のスペクトル
幅Λ2を0.01nmとすると、掃引された試験光の実
効的なスペクトル幅Λ1は4.9nm程度である。この
ように、本実施形態では、狭いスペクトル幅Λ2を有す
る試験光の中心波長が波長範囲Λに亘って掃引されるこ
とで、光線路試験装置12から出力される試験光の実効
的なスペクトル幅Λ1は、上記スペクトル幅Λ2や従来の
場合の最大スペクトル幅Λ3より広くなる。また、或る
時点での試験光のスペクトル幅Λ2が狭いほど、試験光
の実効的なスペクトル幅Λ1は、波長範囲Λの幅に近い
値まで大きくすることができ、波長範囲Λを有効に利用
することができる。
【0020】次に、本実施形態に係る光線路試験装置1
2の動作について説明するとともに、併せて本実施形態
に係る光線路試験方法について説明する。波長可変光源
120から出力された連続光は、偏波スクランブラ12
1により偏波状態がランダムとされ、AOスイッチ12
2における透過/遮断の制御によりパルス光とされて試
験光として出力される。AOスイッチ122から出力さ
れた試験光は、光サーキュレータ123を経て、試験対
象である光線路へ向けて出力される。そして、試験対象
である光線路で発生した試験光の後方散乱光は、光サー
キュレータ123を経て、受光部124により受光され
る。解析部125により、受光部124により受光され
た後方散乱光の強度の時間変化が積算されて、この積算
結果に基づいて、試験対象である光線路が試験される。
特に本実施形態では、制御部126による制御の下に、
波長可変光源120から出力される試験光の波長が所定
の波長範囲に亘って掃引されるとともに、解析部125
においては、この所定の波長範囲に亘る波長掃引の期間
において後方散乱光が検出されて積算され、この積算結
果に基づいて光線路が試験される。
【0021】次に、本実施形態に係る光線路試験装置1
2を含む分岐光線路試験システムの構成例について説明
する。図3は、本実施形態に係る光線路試験装置12を
含む分岐光線路試験システム1の構成を示す図である。
この図に示す分岐光線路試験システム1は、1つの端局
装置(SLT)11から出力された通信光λSを共通線
路20、光分岐結合器30および分岐光線路401〜4
8を経て8個の終端装置(ONU)521〜528へ同
時に送信する光通信システムにおいて、各分岐光線路4
nに応じた波長λnの試験光を用いてOTDRにより各
分岐光線路40nを試験するものである。分岐光線路試
験システム1は、光線路試験装置12、合分波器13、
光分岐結合器30、光フィルタ511〜518および光フ
ィルタ53 1〜538を含んで構成される。
【0022】光線路試験装置12は、既に説明した図1
に示す構成を有するものであり、各分岐光線路40n
応じて設定された波長λnの試験光を出力する。図4
は、試験光の波長λ1〜λ8それぞれの値の1例を示す図
表である。ただし、各試験光の波長λnは、この図表に
示した波長を中心とする所定の波長範囲に亘って掃引さ
れる。また、光線路試験装置12は、試験光λnの後方
散乱光を受光して、この後方散乱光強度の時間変化を積
算し、これに基づいて分岐光線路40nを試験する。合
分波器13は、SLT11から出力された通信光λS
共通光線路20へ出力し、光線路試験装置12から出力
された試験光λnをも共通光線路20へ出力し、また、
共通光線路20から到達した各波の試験光の後方散乱光
を光線路試験装置12へ出力する。
【0023】共通光線路20は、SLT11から出力さ
れた通信光λSを光分岐結合器30へ伝送し、光線路試
験装置12から出力された試験光λnをも光分岐結合器
30へ伝送し、また、試験光λnの後方散乱光を光分岐
結合器30から合分波器13へ伝送する。光分岐結合器
30は、共通光線路20を伝搬してきて到達した通信光
λSおよび試験光λnを8分岐して8本の分岐光線路40
1〜408の全てへ出力し、分岐光線路401〜408から
到達した後方散乱光を共通光線路20へ出力する。
【0024】分岐光線路40nは、光分岐結合器30よ
り出力された通信光λSおよび試験光λnをONU52n
へ向けて伝送するとともに、その途中で発生した試験光
λnの後方散乱光を光分岐結合器30へ向けて伝送す
る。光フィルタ53nは、分岐光線路40nの始端すなわ
ち光分岐結合器30の直後に設けられており、通信光λ
Sおよび試験光λnを透過させ、他の波長の試験光を遮断
する。光フィルタ51nは、分岐光線路40nの終端すな
わちONU52nの受光部の直前に設けられており、通
信光λSをONU52nへ透過させ、試験光λnを反射さ
せる。ONU52nは、光フィルタ51nおよび53n
透過した通信光λSを受信する。
【0025】この分岐光線路試験システム1では、SL
T11から出力された通信光λSは、合分波器13を経
て共通光線路20を伝搬して光分岐結合器30に到達す
る。光分岐結合器30に到達した通信光λSは、光分岐
結合器30により8分岐され、8本の分岐光線路401
〜408それぞれへ出力される。そして、分岐された通
信光λSは、分岐光線路40nを伝搬し、光フィルタ53
nおよび51nを透過してONU52nに到達し、ONU
52nで受信される。
【0026】一方、光線路試験装置12から出力された
波長λ1〜λ8の何れかの波長λnの試験光は、合分波器
13を経て共通光線路20を伝搬して光分岐結合器30
に到達する。光分岐結合器30に到達した試験光λ
nは、光分岐結合器30により8分岐され、光フィルタ
53nが設けられた分岐光線路40nのみをONU52n
に向かって伝搬していく。そして、この試験光λnが分
岐光線路40nを伝搬する際に生じた後方散乱光は、該
試験光λnの伝搬経路とは逆の経路を経て光線路試験装
置12へ戻る。そして、光線路試験装置12により、後
方散乱光強度の時間変化が求められ、これに基づいて分
岐光線路40nが試験される。
【0027】この分岐光線路試験システム1は、図1で
説明した構成の光線路試験装置12を用いるものであ
り、光線路試験装置12から出力される試験光の波長λ
nが所定の波長範囲に亘って掃引されるとともに、この
所定の波長範囲に亘る波長掃引の期間において後方散乱
光が検出されて積算され、この積算結果に基づいて光線
路が試験される。そして、狭いスペクトル幅Λ2を有す
る試験光の中心波長λnが波長範囲Λに亘って掃引され
ることで、光線路試験装置12から出力される試験光の
実効的なスペクトル幅Λ1は、上記スペクトル幅Λ2や従
来の場合の最大スペクトル幅Λ3より広くなる。
【0028】したがって、図3に示したような8本の分
岐光線路401〜408それぞれをOTDR試験する分岐
光線路試験システムの場合のように、各試験光に対して
割り当てられる波長幅が狭いときであっても、本実施形
態に係る光線路試験装置12を用いることにより、試験
光の実効的なスペクトル幅Λ1は、その試験光に対して
割り当てられた波長範囲Λの幅を有効に利用することが
できるので、従来の試験光のスペクトル幅Λ3より広
い。これにより、試験光のスペクトル幅が狭い場合に生
じる揺らぎの問題が解消され、試験の精度が向上する。
特に、試験光の波長の掃引の幅が1nm以上であれば、
試験光の実効的なスペクトル幅Λ1が1nm以上とな
り、この揺らぎの問題が充分に解消される。試験光の波
長の掃引の幅の上限値は、その試験光に対して割り当て
られた波長範囲Λおよびその試験光の実際のスペクトル
幅Λ2に応じて決定される。
【0029】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明に
よれば、光源より出力された試験光は、試験対象である
光線路に導入され、試験光が光線路を伝搬する際に生じ
た後方散乱光が検出されて積算され、この積算結果に基
づいて光線路が試験される。特に本発明では、光源から
出力される試験光の波長が所定の波長範囲に亘って掃引
されるとともに、この所定の波長範囲に亘る波長掃引の
期間において後方散乱光が検出されて積算され、この積
算結果に基づいて光線路が試験される。このようにする
ことで、その試験光に対して割り当てられた波長範囲の
幅が有効に利用され得るので、本発明における試験光の
実効的なスペクトル幅は、従来の試験光のスペクトル幅
より広い。これにより、試験光のスペクトル幅が狭い場
合に生じる揺らぎの問題が解消され、試験の精度が向上
する。特に、試験光の波長の掃引の幅が1nm以上であ
れば、試験光の実効的なスペクトル幅が1nm以上とな
り、この揺らぎの問題が充分に解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る光線路試験装置12の構成図
である。
【図2】本実施形態に係る光線路試験装置12から出力
される試験光の説明図である。
【図3】本実施形態に係る光線路試験装置12を含む分
岐光線路試験システム1の構成を示す図である。
【図4】試験光の波長λ1〜λ8それぞれの値の1例を示
す図表である。
【符号の説明】
1…分岐光線路試験システム、11…SLT、12…光
線路試験装置、13…合分波器、20…共通光線路、3
0…光分岐結合器、401〜408…分岐光線路、511
〜518…光フィルタ、521〜528…ONU、531
538…光フィルタ、120…波長可変光源、121…
偏波スクランブラ、122…AOスイッチ、123…光
サーキュレータ、124…受光部、125…解析部、1
26…制御部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験光を用いてOTDRにより光線路を
    試験する光線路試験装置であって、 波長が可変である試験光を出力する光源と、 前記光源から出力された試験光が前記光線路を伝搬する
    際に生じた後方散乱光を検出して積算し、この積算結果
    に基づいて前記光線路を試験する解析部と、 前記光源に対して試験光の波長を所定の波長範囲に亘っ
    て掃引することを指示するとともに、前記解析部に対し
    て前記所定の波長範囲に亘る波長掃引の期間において前
    記後方散乱光を検出して積算することを指示する制御部
    と、 を備えることを特徴とする光線路試験装置。
  2. 【請求項2】 前記試験光の波長の掃引の幅が1nm以
    上であることを特徴とする請求項1記載の光線路試験装
    置。
  3. 【請求項3】 試験光を用いてOTDRにより光線路を
    試験する光線路試験方法であって、 光源から出力される試験光の波長を所定の波長範囲に亘
    って掃引して、この光源から出力された試験光を前記光
    線路に導入するとともに、 前記試験光が前記光線路を伝搬する際に生じた後方散乱
    光を前記所定の波長範囲に亘る波長掃引の期間において
    検出して積算し、この積算結果に基づいて前記光線路を
    試験する、 ことを特徴とする光線路試験方法。
  4. 【請求項4】 前記試験光の波長の掃引の幅が1nm以
    上であることを特徴とする請求項3記載の光線路試験方
    法。
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