JP3039995B2 - 光ファイバ通信線路の特性検出方法 - Google Patents
光ファイバ通信線路の特性検出方法Info
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Description
を分岐して構成した通信路の監視に関するもので、運用
中においても個々の分岐線路の特性を分離して測定、把
握できる方法を提供するものである。
えば、ケーブルテレビジョン(以下CATV)のように
主線路の端末を分岐して個々の端局、加入者端末機器、
受信器等に分配する方法として、いわゆる光カプラ等を
用いて主線路を複数の分岐線路に分岐する方法がある。
(図4)このような伝送路では、主線路と各分岐線路と
は、ある結合損失を伴いつつ光学的に接続されている。
して、光パルス試験法(別名OTDR:Optical
Time−Domain Reflectometr
y)がある。OTDRでは、図5に示すように光ファイ
バ伝送路に入射光として光パルスを入射すると、光パル
スが光ファイバ中を伝搬する間に進行方向とは逆方向、
即ち、入射端に向かって後方散乱光(Backscat
lered light)が帰っていくので、この後方
散乱光の強度の時間変化P(t)を計ることによりファ
イバ各点の損失情報を得ることができる。光パルス入射
時刻からの時間tは、t=2x/v(x:入射端からの
ファイバの長さ、v:光ファイバ中の光パルス伝搬速
度)の換算式によりファイバの位置(長さ)情報に換算
出来る。光ファイバが単一線路にある典型的な後方散乱
波形を図6(距離x(=vt/2)とlogP(t)の
関係を示すグラフ)に示す。伝送路が正常であればlo
gP(t)は直線的に変化するが、接続点では接続損失
に対応して段差が現れたり(接続損失≠0)伝送路が破
断していればlogP(t)に明確な変化が現れたり、
伝送路が連続的に損増加を起こしていれば(異常部)、
logP(t)の傾斜が大きくなっていたりする。
な伝送路にOTDR光パルスを入射すると、分岐点(こ
こでは、光カプラ)より先では、分岐線路全部から後方
散乱光が戻って来るので、特定の分岐線路の異常が他の
分岐線路からの光でマスクされるだけでなく、どの分岐
線路が異常なのかわからず、例えば損失増を受けていた
り、破断したりしていても異常部分を確定することが出
来ないものであった。本発明はこのような従来技術の問
題点を克服するためのもので、各分岐線路に波長選択回
路を設け、前記各波長選択回路に対応する波長の複数の
光を入射し、OTDR測定をすることで各分岐線路の特
性を検出する方法である。
第1のWDMカプラと、第2のWDMカプラと、これ ら
第1および第2のWDMカプラとの間を接続する主アー
ムおよび副アームと、副アームに設けられた固有の波長
帯のみを通過せしめる波長選択フィルタとからなる波長
選択回路を、光ファイバ通信線路の分岐後の各分岐線路
に挿入し、光ファイバ通信線路の入射端から、通信光と
前記各波長選択フィルタの通過波長に対応する波長の複
数の測定用光とを入射し、各分岐線路に伝送し、前記波
長選択回路の第1のWDMカプラで通信光と複数の測定
用光とに分波し、主アームに通信光を、副アームに複数
の測定用光を伝送し、副アームの波長選択フィルタで1
の測定用光を選択し、第2のWDMカプラでこの1の測
定用光と主アームを伝送する通信光とを合波して各分岐
線路に伝送するようにし、各測定用光の後方散乱光を観
測して前記各分岐線路の特性を検出するものである。
のOTDR用光を伝送させるとともに、通信用光を伝送
させることもでき、伝送路運用中にもOTDR測定をす
ることもできる。
図1および図2は、本発明の特性検出方法が適用される
光ファイバ通信線路の例を示すものである。この光ファ
イバ通信線路は、図4に示したものとほぼ同様の構成に
なっており、中央伝送装置Cは、光カプラ10を経て各
端末T 1 、T 2 、T 3 …T N に接続されている。中央伝
送装置Cは、通信光λ s と複数の波長の異なる測定用光
λ 1 、λ 2 、λ 3 …λ N とが同時に送出(場所によって
は受信を含む双方向通信)するものである。各分岐線路
には、波長選択回路S 1 、S 2 、S 3 …S N が挿入され
ている。
に、主アーム12と副アーム14からなる伝送路、主ア
ーム12と副アーム14を分岐する第1のWDMカプラ
1と、主アーム12と副アーム14を結合する第2のW
DMカプラ2と、波長選択フィルタF(図1のi番目の
位置に設定されればFi)から概略構成されている。第
1、第2の WDM(Wavelength Divi
sion Multiplexing)カプラ1、2は
波長多重型カプラといわれるもので、任意の波長を選択
して光を分岐するものである。第1のWDMカプラ1お
よび第2のWDMカプラ2の不要ボートは無反射処理が
施されている。
光λ 1 、λ 2 、λ 3 …λ N は、光カプラ10で分岐さ
れ、各分岐線路の各波長選択回路S 1 、S 2 、…S N に
入力される。i番目の分岐線路の波長選択回路S i の第
1のWDMカプラ1には、全ての波長の光、すなわち、
通信光λ s 測定用光λ 1 、λ 2 、λ 3 …λ N が入力され
る(区分A)。第1のWDMカプラ10では、通信光λ
s と測定用光λ 1 、λ 2 、λ 3 …λ N とに分波され、通
信光λ s は主アーム12に伝送され(区分B)、測定用
光λ 1 、λ 2 、λ 3 …λ N は副アーム12に伝送される
(区分C)。
λ 2 、λ 3 …λ N は、波長選択フィルタFiにおいて、
選択され、1つの測定光λ i のみが出力されて副アーム
14を通り(区分D)、第2のWDMカプラ2に入力さ
れる。第2のWDMカプラ2では主アーム12を伝送す
る通信光λ s と副アーム14を伝送する1つの測定光λ
i が合波され、分岐線路に伝送され(区分E)、端末T
i に送られる。そして、測定用光λ i の後方散乱光を中
央伝送装置においてOTDR測定することで、分岐線路
の特性を検査できると同時に通信光λ s は常時伝送状態
にあり、通信光の伝送中においても、各分岐線路の特性
を知ることができる。
した光ファイバ通信線路で実際に特性検出を行った。分
岐線路数は3とした。中央伝送装置Cから通信光λs と
して1.55μmの光を入射し、OTDR用波長とし
て、1.3μm帯の波長の光(λ1 =1.295μm、
λ2 =1.315μm、λ3 =1.335μm)を入射
した。1.55μmの波長の信号光は第1のWDMカプ
ラ1、主アーム12、第2のWDMカプラ2を実質的に
無損失(最大約1dB)で通過した。波長選択フィルタ
Fiは各OTDR用光の波長に対応するように各分岐線
路ごとに通過波長帯が異なるように(F1 、F2 、
F3 )設定した。OTDR光源としては、外部共振器を
有するFabry Perotレーザを使用した。波長
選択フィルタFiの30dB波長幅は約15nmである
が、レーザの波長精度およびスペクトル幅は共に1nm
以下であり、フィルタの波長幅15nmと比べて十分小
さく、問題はない。第2の分岐線路(i=2)に予め破
断点を形成し、図3に示す如く波長調整を行ったOTD
R用光を使用することで、第2の分岐線路での異常検出
をすることができた。
の特性検出方法によれば、各分岐線路毎に異なる波長の
OTDR用光を伝送させるとともに、通信用光を伝送さ
せることもでき、通信線路運用中にもOTDR測定をす
ることができ、各波長ごとの測定結果を観測すること
で、各分岐線路での異常部分の位置の検出が容易に可能
となるものである。
る。
である。
WDMカプラ、S…波長選択回路、12…主アーム、1
4…副アーム、F…波長選択フィルタ
Claims (1)
- 【請求項1】 第1のWDMカプラと、第2のWDMカ
プラと、これら第1および第2のWDMカプラとの間を
接続する主アームおよび副アームと、副アームに設けら
れた固有の波長帯のみを通過せしめる波長選択フィルタ
とからなる波長選択回路を、 光ファイバ通信線路の分岐後の各分岐線路に挿入し、 光ファイバ通信線路の入射端から、通信光と前記各波長
選択フィルタの通過波長に対応する波長の複数の測定用
光とを入射し、各分岐線路に伝送し、 前記波長選択回路の第1のWDMカプラで通信光と複数
の測定用光とに分波し、主アームに通信光を、副アーム
に複数の測定用光を伝送し、副アームの波長選択フィル
タで1の測定用光を選択し、第2のWDMカプラでこの
1の測定用光と主アームを伝送する通信光とを合波して
各分岐線路に伝送するようにし、 各測定用光の後方散乱光を観測して前記各分岐線路の特
性を検出することを特徴とする光ファイバ通信線路の特
性検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2412521A JP3039995B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 光ファイバ通信線路の特性検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2412521A JP3039995B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 光ファイバ通信線路の特性検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04220541A JPH04220541A (ja) | 1992-08-11 |
JP3039995B2 true JP3039995B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=18521350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2412521A Expired - Lifetime JP3039995B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 光ファイバ通信線路の特性検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3039995B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1059518B1 (en) | 1998-02-23 | 2009-12-23 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Branch line monitoring system and branch line monitoring method |
JP5732648B2 (ja) * | 2011-05-12 | 2015-06-10 | 横河メータ&インスツルメンツ株式会社 | 双方向光モジュールおよび光パルス試験器 |
-
1990
- 1990-12-20 JP JP2412521A patent/JP3039995B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH04220541A (ja) | 1992-08-11 |
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