JP2002139403A - 分岐光線路の試験方法 - Google Patents

分岐光線路の試験方法

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JP2002139403A JP2000334589A JP2000334589A JP2002139403A JP 2002139403 A JP2002139403 A JP 2002139403A JP 2000334589 A JP2000334589 A JP 2000334589A JP 2000334589 A JP2000334589 A JP 2000334589A JP 2002139403 A JP2002139403 A JP 2002139403A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波長可変OTDRを用いて分岐光線路の特性
を高精度に測定する。 【解決手段】 局側に置かれた波長可変パルス光源を用
い、スターカプラーにより加入者側でN分岐した各加入
者側光線路を検査する試験方法において、反射波長が互
いに異なる反射フィルターを、前記スターカプラーで分
岐された各加入者側光線路の遠端に挿入し、波長可変O
TDRからのパルス試験光をその反射フィルターで反射
させ、その反射されたパルス試験光による後方散乱光を
再びその反射フィルターで反射させ、その後方散乱光を
受光することにより当該分岐光線路の試験を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1入力N出力のス
ターカプラーを介して局側光伝送装置と加入者側光伝送
装置を接続したパッシブオプティカルネットワーク型光
伝送システムにおいて、個々の加入者側光線路の障害検
出を可能とする分岐光線路の試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1入力N出力のスターカプラーを介して
局側光伝送装置と加入者側光伝送装置を接続したパッシ
ブオプティカルネットワーク型光伝送システムにおいて
は、局側光伝送装置と1入力N出力のスターカプラー間
が1本の局側光線路で構成されるので、光ファイバの使用
量を節約でき、経済的な線路構成とすることが可能とな
る。
【0003】1入力N出力のスターカプラーを介して局
側光伝送装置と加入者側光伝送装置を接続したパッシブ
オプティカルネットワーク型光伝送システムの加入者側
光線路に障害が発生した場合の障害点の評定方法として
は特開平6−232817号公報に記載された試験方法
がある。
【0004】前記公報に示された光線路の試験方法を図
6に示す。図6において、66−1から66−5はパル
ス試験光の波長が異なるOTDRであり、試験において
はそれぞれのOTDRが順に光カプラー62を介して局
側光伝送装置61に接続された局側光線路63に結合さ
れ、異なる波長のパルス試験光が順次局側光線路に送出
される。局側光線路63に入射した試験光は、1入力N
出力のスターカプラー64を介して加入者側線路65−
1から65−5に分配入射する。65−1から65−5
の加入者側光線路の終端には、加入者側光伝送装置67
と並列にカプラー68を介して反射フィルター69−1
から69−5がそれぞれ設置されている。反射フィルタ
ー69−1から69−5は、それぞれOTDR66−1
から66−5の試験光のみを選択的に反射する反射フィ
ルターである。
【0005】図6の光線路試験方法の原理は下記に示す
通りである。すなわち、OTDR66−1を用いて試験
を行った場合は、測定波長である1.61μmのパルス
試験光は加入者光線路65−1の終端に設けられた反射
フィルター69−1により反射されるが加入者側光線路
に設けられた69−1以外の反射フィルターは当該パル
ス試験光を反射しない。従って加入者側光線路65−1
に障害が発生し損失が増加した場合は、OTDR66−
1を用いて試験を行った場合、加入者側光線路65−1
の終端に設置された反射フィルター69−1から反射さ
れる反射光の反射レベルが変化することとなり、障害を
検出できることとなる。
【0006】同様に、加入者側光線路65−2の試験
は、OTDR66−2の波長1.62μmの試験光を用
いて行い、加入者側光線路65−2の終端に設置された
反射フィルター69−2から反射される反射光の反射レ
ベルが変化することにより障害の発生を検出できること
となる。
【0007】しかし、上記システムには、以下に述べる
問題点がある。その第一は、加入者側光線路に発生した
損失増加が反射フィルターの反射レベルを大きく変化さ
せるような損失増加であれば前記反射レベルの変化によ
り加入者側光線路に障害が発生したことを検知すること
が可能であるが、たとえば、0.5dB程度の微小な損
失増加であれば、反射レベルの変化として検出すること
は困難である。
【0008】また、障害が発生した光線路が特定された
として、当該光線路のどの位置で障害が発生したかを特
定することは困難である。なぜなら、局側からOTDR
試験装置を用いて得られる波形は、1入力N出力のスタ
ーカプラーから加入者側においては、分岐した複数の光
線路からの後方散乱光波形が重畳した波形が観測される
からである。たとえば8分岐のカプラーを用いた場合、
その中の1心に1dBの損失増加が生じた場合、他の7
心の波形が重なって観測されるので、観測される波形上
には0.1dB程度の損失増加しか現れない。そのた
め、損失増加を生じた個所を特定することは難しい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、1入力N出
力のスターカプラーを介して局側光伝送装置と加入者光
伝送装置を接続したパッシブオプティカルネットワーク
型光伝送システムを構成する分岐光線路において、個々
の加入者側光線路の障害検出を障害点の位置の評定迄含
め高精度で可能とする分岐光線路の試験方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、局側光線路と
前記局側光線路にその入力端が接続された1入力N出力
のスターカプラーと、前記1入力N出力のスターカプラ
ーの出力端にそれぞれ接続された複数の加入者側光線路
とからなる分岐光線路の加入者側光線路を前記局側光線
路から異なる波長のパルス試験光を導入することにより
検査する分岐光線路の試験方法において、反射波長が互
いに異なる反射フィルターを、前記複数の加入者側光線
路の遠端に挿入し、前記反射フィルターの内一つの反射
フィルターのみが反射するパルス試験光を局側光線路か
ら導入し、前記一つの反射フィルターが反射したパルス
試験光が前記一つの反射フィルターを設置した加入者側
光線路を逆進する間に発生する後方散乱光を、前記一つ
の反射フィルターで再度反射させ、その反射された後方
散乱光を局側で受光することにより前記一つの反射フィ
ルターを設置した加入者側光線路の検査を行うことを特
徴とする分岐光線路の試験方法を提供する。
【0011】すなわち、本発明では、加入者側光線路の
終端に置かれた反射フィルターの反射率を高く設定し、
OTDRからのパルス試験光をその反射フィルターで反
射させ、その反射されたパルス試験光により加入者側光
線路で発生した後方散乱光を再びその反射フィルターで
反射させ、その反射された後方散乱光を受光することに
より当該加入者側光線路の検査を行うことを特徴とする
試験システムを提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明にかかる光線路試験方法を
示す構成を図1に示す。図1に於いて、11は局側光伝
送装置、12は局側光線路、13は1入力N出力のスタ
ーカプラー、14−1、14−2、14−3、14−4
は加入者側光線路、15は波長可変OTDR、16はカ
プラー、17−1,17−2,17−3、17−4は反
射波長の異なる反射フィルター、18はすべての波長の
パルス試験光を遮断する遮断フィルター、19は加入者
側光伝送装置である。
【0013】波長可変OTDRは、λ1、λ2、λ3、
λ4の異なる波長のパルス試験光を選択的に送出する。
一方、反射フィルター17−1は波長λ1の試験光を反
射するがλ2、λ3、λ4の試験光は透過する特性を有
する。反射フィルター17−2は波長λ2の試験光を反
射するがλ1、λ3、λ4の試験光は透過する特性を有
する。反射フィルター17−3,17−4についても同
様である。遮断フィルター18は前記λ1、λ2、λ
3、λ4のすべての波長の試験光を遮断する機能を有し
ている。遮断フィルターはλ1、λ2、λ3、λ4の波
長の試験光を反射する機能は有していない。他方、反射
フィルター17−1,17−2、17−3,17−4、
遮断フィルター18はいずれも通信光の波長の光信号を
透過する特性を有する。
【0014】具体的には、通信光の波長が1.55μm
であり、パルス試験光の波長が1.61μm、1.62
μm、1.63μm、1.64μmである場合、反射フ
ィルター17−1,17−2、17−3,17−4はそ
れぞれ1.61μm、1.62μm、1.63μm、
1.64μmの波長のパルス試験光のみ反射する特性を
有し、他の波長のパルス試験光を透過する特性を有す
る。遮断フィルター18は、波長1.61μmから1.
64μmの信号光を遮断し、波長1.55μmの信号光
は透過する特性を有する。
【0015】本発明に係る分岐光線路の試験方法は以下
に示す通りである。ここで、加入者側光線路の長さは、
14−3,14−2,14−4,14−1の順に長くな
るものとする。
【0016】最長の加入者側光線路14−1の試験方法
は以下に示す通りである。波長可変OTDR15はλ1
のパルス試験光を送出する。パルス試験光はカプラー1
6を経由して局側光線路12に入射し、スターカプラー
13を経て4分岐され、それぞれ加入者側光線路14−
1,14−2,14−3,14−4に入射する。これら
の試験光はそれぞれの加入者側光線路でレーリー散乱を
受け、その後方散乱光が1入力N出力のスターカプラー
13、局側光線路12を経てカプラー16で分岐された
後、波長可変OTDR15に内蔵された検出器により受
光される。
【0017】加入者側光線路14−2,14−3,14
−4の終端に到達した試験光は、反射波長の異なる反射
フィルター17−2,17−3,17−4を透過し、遮
断フィルター18により遮断される。他方、加入者側光
線路14−1の終端に到達した試験光は、反射フィルタ
ー17−1により反射され、加入者側光線路14−1を
逆進する。この加入者側光線路14−1を逆進する反射
パルス試験光は、加入者側光線路14−1でレーリー散
乱を受け、その後方散乱光は、再度、加入者側光線路1
4−1の終端の方向に進行し、反射フィルター17−1
で再度反射され、加入者側光線路14−1、1入力N出
力のスターカプラー13、局側光線路12、カプラー1
6を経由して波長可変OTDR15内に内蔵された受光
器で検出される。
【0018】以上により、波長λ1のパルス試験光は、
加入者側光線路の終端に配置された反射フィルター17
−1で反射されることにより、あたかも反射フィルター
17−1が二次光源として機能する。また、この二次光
源は加入者側光線路を終端側から検査することとなる。
【0019】波長λ1の試験光を用いた場合に波長可変
OTDR15に内蔵された受光器で検出される波形を模
式的に描くと、図2の如くなる。図2においては、加入
者側光線路14−2,14−3,14−4の終端の反射
光は検出されないが、終端位置より遠方においては後方
散乱光が検出されないので、観測される波形上はそれぞ
れの加入者側光線路長に応じた終端位置で段差を生じ
る。
【0020】一方加入者側光線路14−1においては、
反射フィルター17−1は当該パルス試験光を反射する
ので、加入者側光線路14−1の遠端の反射フィルター
17−1に起因する反射パルス波形が検出される。加入
者側光線路14−1の終端の反射フィルター17−1に
起因する反射パルス波形の更に遠方には、反射フィルタ
ー17−1で反射された試験光があたかも二次光源とし
て機能することによる後方散乱光波形が観測される。こ
の後方散乱光波形は、加入者側光線路を終端から逆方向
に試験することとなるので、観測される後方散乱光波形
は反射フィルター17−1の反射に起因するパルス波形
の位置を基点として折り返した形状となる。
【0021】ところで、パルス試験光が反射フィルター
17−1で反射されることにより生成する二次光源によ
る後方散乱光波形は、加入者側光線路14−1の長さが
最も長いので、他の加入者側光線路14−2,14−
3,14−4に基づく後方散乱光波形と重畳することは
なく、従って他の加入者側光線路の後方散乱光の影響を
受けることなく加入者側光線路14−1の試験が可能で
ある。
【0022】従って、本方法により高精度の測定を実施
するには、試験光が加入者側光線路の終端の反射フィル
ターにより反射されることにより生成する二次光源の強
度を増すことが重要であり、この点から、反射フィルタ
ーの反射率は80%以上であることが望ましい。
【0023】加入者側光線路14−1上に光ファイバに
曲げが加わる等して損失が増加した場合、観測される後
方散乱光波形には、段差が観測される。この段差の位置
は、前述したように加入者側光線路の終端に位置する反
射フィルター17−1に起因する反射パルス波形の位置
を基準として、対象な位置に観測される。図3に観測さ
れる波形を例示する。
【0024】この損失増加に起因する段差波形のうち、
反射フィルター17−1の反射に起因するパルス波形の
左側に観測される波形は、1入力N出力のスターカプラ
ーから損失増加点までの距離が、他の加入者側光線路の
線路長のいずれに対しても長くない限り他の加入者側光
線路からの後方散乱光波形と重畳して観測され、微小な
損失増加を評定することは困難である。
【0025】他方、上記損失増加に起因する段差波形の
うち、反射フィルター17−1に起因する反射パルス波
形の右側に観測される波形、すなわち、パルス試験光が
反射フィルター17−1で反射されることにより二次光
源を形成し、その二次光源に基づく後方散乱光波形は、
加入者側光線路14−1の長さをL1とするとL1から
L1×2の区間に観測されるので、前記段差波形は他の
加入者側光線路に起因する後方散乱光波形と重畳するこ
とはなく、明瞭に観測することが可能である。すなわ
ち、他の加入者側線路の影響を受けることなく、高精度
な障害点の評定が可能となる。
【0026】波長λ2の試験光を用いて試験を行った場
合の観測波形は図4に示すようになる。この場合波長λ
2のパルス試験光で試験する加入者側光線路14−2は
加入者側光線路の中で最長の線路ではないので、λ2の
試験光が反射フィルター17−2により反射されること
により観測される反射バルス波形の遠方に他の加入者線
路に起因する後方散乱光波形が存在する。
【0027】上記線路を構成する光ファイバに曲げが印
加され、損失増加が発生した場合の観測波形を図5に例
示する。観測波形上は反射フィルター17−2により試
験光が反射されることに起因するパルス波形を基準点と
して、対称な位置に段差波形が観測されることとなる。
【0028】ところで、加入者側光線路14−2の長さ
をL2、反射フィルターから障害点までの距離をLXと
する。これらの間に、一例として L2+LX≦L1 の関係があれば、加入者光線路14−2の損失増加に起
因する段差は、一次光源に起因する段差だけでなく、二
次光源に起因する段差も加入者側光線路14−1の後方
散乱光と重畳して観測され、最長の加入者側光線路14
−1に損失増加を生じた場合のように二次光源に起因す
る後方散乱光波形が他の加入者側光線路の後方散乱光波
形と分離して観測されるという利点はない。
【0029】しかし、 L2×2>L1 であれば、前記二次光源に起因する加入者側光線路14
−2の1入力N出力スターカプラー13側の始端の後方
散乱光レベルは他の加入者側光線路の後方散乱光と重畳
することなく観測が可能である。従って、加入者側光線
路14−2の1入力N出力のスターカプラー13側の後
方散乱光レベルを監視することにより、障害が発生した
加入者側光線路の特定を確実に行うことが可能である。
【0030】以上より、加入者側光線路の最大線路長と
最小線路長の差が最小線路長を超えない場合に於いて
は、換言すれば最大線路長が最小線路長の2倍以内であ
れば、二次光源に基づく後方散乱光の加入者側光線路の
スターカプラー側の始端におけるレベルを、従ってその
変化量を正確に把握することが可能であるので、正常時
の測定値を予め記憶しておき、それを定期試験等におけ
る測定値と比較することにより、異常の発生の有無を検
知することが可能である。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、局側光線路と前記局
側光線路にその入力端が接続された1入力N出力のスタ
ーカプラーと、前記1入力N出力のスターカプラーの出
力端にそれぞれ接続された複数の加入者側光線路とから
なる分岐光線路の加入者側光線路を前記局側光線路から
異なる波長のパルス試験光を導入することにより検査す
る分岐光線路の試験方法において、反射波長が互いに異
なる反射フィルターを、前記複数の加入者側光線路の遠
端に挿入し、前記反射フィルターの内一つの反射フィル
ターのみが反射するパルス試験光を局側光線路から導入
し、前記一つの反射フィルターが反射したパルス試験光
が前記一つの反射フィルターを設置した加入者側光線路
を逆進する間に発生する後方散乱光を、前記一つの反射
フィルターで再度反射させ、その反射された後方散乱光
を局側で受光することにより前記一つの反射フィルター
を設置した加入者側光線路の検査を行うことをにより、
他の加入者側光線路における後方散乱光の影響を受けな
い当該試験対象となった加入者側光線路の後方散乱光の
測定、従ってその変化量の検出による当該加入者側光線
路の異常の発生の有無を検知することが可能である。
【0032】本発明においては、測定対象となる加入者
側光線路の最大長が最小長の2倍以内であれば、当該障
害点の発生個所が他の加入者側光線路の後方散乱光と重
畳して観測される場合に於いても、前記反射フィルター
で反射したパルス試験光を二次光源とする加入者側光線
路のスターカプラー側の始端における後方散乱光レベル
は他の加入者側光線路からの後方散乱光と分離して観測
されるされるので、正常時におけるそのレベルを予め測
定、記憶しておき、定期検査等における測定値をそれと
比較することにより、当該加入者側光線路における異常
の発生の有無を検知することが可能である。
【0033】なお、通常のパッシブオプティカルネット
ワークに於いては、加入者側各線路の送受信のレベル差
をほぼ同一とすることが、システム設計上望ましい。こ
の点から、実際上は加入者側光線路の長さのばらつきは
小さく、加入者側光線路の最大長が加入者側光線路の最
小長の2倍以上となることはほとんどない。従って、測
定対象となる加入者側光線路の損失増加部の後方散乱光
波形、または少なくとも測定対象となっている加入者側
光線路のスターカプラー側の始端における後方散乱光レ
ベルは他の加入者側光線路の後方散乱光波形と重畳する
ことなく検出可能である。
【0034】また、測定対象となる加入者側光線路の長
さの2倍以上の加入者側光線路が存在する場合に於いて
も、試験光を反射フィルターで反射することにより形成
した二次光源を用いた後方散乱光波形に対しては他の加
入者側光線路からの後方散乱光の重畳の程度が相対的に
少ないので、従来よりも高精度な測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分岐光線路の試験方法の構成を示
す図である。
【図2】本発明に係る試験方法を用いた場合の、測定デ
ータの一例を示す図である。
【図3】本発明に係る試験方法を用いた場合の、測定デ
ータの一例を示す図である。
【図4】本発明に係る試験方法を用いた場合の、測定デ
ータの一例を示す図である。
【図5】本発明に係る試験方法を用いた場合の、測定デ
ータの一例を示す図である。
【図6】従来技術による分岐光線路の試験方法の構成を
示す図である。
【符号の説明】
11:局側光伝送装置 12:局側光線路 13:1入力N出力のスターカプラー 14−1,14−2,14−3,14−4:加入者側光
線路 15:波長可変OTDR 16:カプラー 17−1,17−2,17−3,17−4:反射フィル
ター 18−1,18−2,18−3,18−4:遮断フィル
ター 19:加入者側光伝送装置 61:局側光伝送装置 62:光カプラー 63:局側光線路 64:1入力N出力のスターカプラー 65−1、65−2、65−5:加入者側光線路 66−1、66−2、66−5:OTDR 67:加入者側光伝送装置 68:カプラー 69−1、69−2、69−5:反射フィルター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局側光線路と前記局側光線路にその入力
    端が接続された1入力N出力のスターカプラーと、前記
    1入力N出力のスターカプラーの出力端にそれぞれ接続
    された複数の加入者側光線路とからなる分岐光線路の加
    入者側光線路を前記局側光線路から異なる波長のパルス
    試験光を導入することにより検査する分岐光線路の試験
    方法において、反射波長が互いに異なる反射フィルター
    を、前記複数の加入者側光線路の遠端に挿入し、前記反
    射フィルターの内一つの反射フィルターのみが反射する
    パルス試験光を局側光線路から導入し、前記一つの反射
    フィルターが反射したパルス試験光が前記一つの反射フ
    ィルターを設置した加入者側光線路を逆進する間に発生
    する後方散乱光を、前記一つの反射フィルターで再度反
    射させ、その反射された後方散乱光を局側で受光するこ
    とにより前記一つの反射フィルターを設置した加入者側
    光線路の検査を行うことを特徴とする分岐光線路の試験
    方法
  2. 【請求項2】 前記反射フィルターの最大反射率が80
    %以上であることを特徴とする請求項1に記載の分岐光
    線路の試験方法
  3. 【請求項3】 予め測定、記憶した各試験波長での後方
    散乱光波形と、測定した前記各試験波長での後方散乱光
    波形を比較し、その差を検出することを特徴とする請求
    項1ないし請求項2に記載の分岐光線路の試験方法
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