JP2006140730A - 光通信システムおよび光試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光試験を効率良く低コストで実施することの可能な光通信システムおよび光試験装置を提供すること。
【解決手段】端末側光ファイバ4−1〜4−4にそれぞれブリルアンシフト周波数の異なる光識別マーカ10−1〜10−4を形成する。そして単一波長の試験光を幹線光ファイバ2に入射し、光スプリッタ3の下流側からの反射光をヘテロダイン検波し、ビート成分を抽出する。そして各ビート成分の示すブリルアンシフト周波数とその強度スペクトルを観測することにより、端末側光ファイバ4−1〜4−4をそれぞれ特定し、障害の有無を検出するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は光通信システムと、この光通信システムに利用される光試験装置に関する。特に本発明は、局内装置と複数の加入者端末とが光スプリッタを介して接続される、分岐型光線路の状態を試験および監視する技術に関する。
光通信システムにおいて局内装置と加入者端末とを接続する光線路の形態には、Single Star(SS)構成、Passive Double Star(PDS)構成などがある。SS構成は、1つの局内装置と1つの加入者端末とを1本の光ファイバで接続する形態である。PDS構成は、局内に設けられる光スプリッタにより分岐型の光線路を形成するという形態である。このような形態の光線路を試験する方法として、局からパルス光を送信して反射光を測定する、いわゆるOTDRと称する試験方法が知られている。
光通信システムを健全に運用するには、光線路を試験して光信号の伝送状態をチェックすることが欠かせない。この種の試験を光試験と称する。近年ではシステム配設コストの低減への要請からPDS構成が注目されてきており、そのなかでもユーザ宅近傍に光分岐点を設ける形態が主流となってきている。このような形態の光線路のための試験方法が例えば非特許文献1に開示される。既存の光試験方法につき以下に説明する。
図11は、既存の光試験方法の一例を説明するための図である。図11のシステムにおいて、局内装置1から延伸される幹線光ファイバ2は光スプリッタ3により端末側光ファイバ4−1〜4−4に分岐され、分岐型光線路が形成される。各端末側光ファイバ4−1〜4−4はそれぞれ加入者端末5−1〜5−4に接続される。局内装置1と幹線光ファイバ2との間には光カプラ9が挿入され、光パルス試験器40からのパルス状の試験光は光スイッチ8によりオン/オフされ、光カプラ9から端末側に送出される。
試験時においては、各光ファイバ内で試験光に対して発生した後方散乱光または反射光が光カプラ9および光スイッチ8を介して光パルス試験器40に導かれ、その強度スペクトルが測定される。加入者端末5−1〜5−4それぞれの入射端には、信号光を透過して試験光を遮断する光フィルタ6−1〜6−4が設けられており、試験光は後方に反射する。光フィルタ6−1〜6−4には、例えば光ファイバのコアにファイバブラッググレーティング(FBG)を書き込んだフィルタを用いることができる。なお、以下の記述において局内装置1から各加入者端末5−1〜5−4へと向かう方向を下流側と称し、その逆の方向を上流側と称する。
図12は光パルス試験装置40の一構成例を示す図である。図12において、半導体レーザ51の出力光は光変調器54によりパルス変調され、パルス状の試験光が発生される。この試験光は光カプラ52から出力され、図11の光スイッチ8および光カプラ9を経由して分岐型光線路に入射される。この入射光の一部は図11の各光ファイバにおける後方散乱あるいは反射により戻り、光カプラ9、光スイッチ8、および光カプラ52を経由して図12の受光素子53により検出される。
図13は光パルス試験装置40により測定される波形の一例を示す図である。光フィルタ6−1〜6−4は試験光を強く反射するため、その位置に対応して大きなピークが観測される。この反射光の強度は光ファイバ2,4において生じる後方散乱よりも強いため、反射光ピークの位置から光フィルタ6−1〜6−4のそれぞれからの反射を確認することができ、このことを端末側光ファイバ4−1〜4−4の識別に利用できる。ちなみに光パルス試験装置40の距離分解能は、20nsecのパルス幅で35dBのフレネル反射点から30m程度である。
しかしながら、このように端末側光ファイバ4−1〜4−4を反射光ピークの時間幅により識別するためには、端末側光ファイバ4−1〜4−4の長さを個々に変える必要がある。すなわち上記手法では反射距離分解能よりも短い位置識別が不可能であることから、端末側光ファイバ4−1〜4−4の長さを互いに少なくとも30m程度は異ならせる必要があり、このため光ファイバケーブルの施工の手間が煩雑になるという問題がある。
例えば図11において、光スプリッタ3から光フィルタ6−1までの線路長と光フィルタ6−4までの線路長とがほぼ等しいとすると、光パルス試験装置40において2つの光フィルタ6−1、6−4による反射が重なって観測される。すなわち複数の光フィルタの位置の違いが反射光ピークの時間幅より小さい場合には、複数の光フィルタの位置が1つのピーク位置としてしか観測されないことになる。よって2つの端末側光ファイバ4−1、4−4のうち一方が故障して反射光が消えても残りの光ファイバからの反射光ピークが存在するために、障害発生を検知できないことになる。さらにこの手法により反射や損失の生じた線路を特定するには各線路の状態(長さやフィルタの有無など)を変更するごとにその旨を登録し、管理する必要があり、手間はますます煩雑になる。次に、既存の他の光試験方法につき述べる。以下の手法は例えば非特許文献2に開示される。
図14は、既存の光試験方法の他の例を説明するための図である。図14のシステムは、図11のシステムにおいて光スプリッタ3をArrayed Waveguide Grating(AWG)型光スプリッタ3′に置き換え、光フィルタ6−1〜6−4を光フィルタ6−1′〜6−4′に置き換え、さらに光パルス試験装置40を、波長可変型の可変光パルス試験装置40′に置き換えたものである。可変光パルス試験装置40′は出力光波長を例えばλ1〜λ4に段階的に切り替える。これらのパルス光は光スプリッタ3′により波長に応じた経路に振り分けて出力され、それぞれ端末側光ファイバ4−1〜4−4を介して光フィルタ6−1′〜6−4′に達し、反射される。可変光パルス試験装置40′から例えば波長λ1の試験光が送出された場合、この試験光は光スプリッタ3′により光ファイバ4−1のみに振り分けられるため、光ファイバ4−1の線路状態を監視することができる。試験光波長を切り替えることにより、全ての光ファイバ4−1〜4−4の線路状態を監視することができる。
しかしながらAWGのような光学部品は高価であり、また設置される環境の温度変化が大きいと透過波長のドリフトを生じるため、その補正が必要になるという問題点がある。もちろん波長可変型の光パルス試験装置はそれ自体が高価であり、経済性を求めるPDS構成の目的に相反するために問題は大きい。
また、上記いずれの手法によっても、光線路の接続点でフレネル反射が発生するとその反射の裾引きにより測定パルス光の幅以上のデッドゾーン(測定不可能な区間)が発生するために、レイリー散乱光の損失を判定できなくなるという不具合もある。
このほか関連する技術が下記非特許文献3に開示される。この文献には光ファイバの屈折率nとGeO2添加濃度wとの関係が示される。
I.Sankawa,et.al."Fault loation technique for in−service branched optical fiber networks", IEEE Photon.Technol.Letter,vol.2,No.10,Oct,1990 K.Tanaka,et.al. "Measuring the individual attenuation distribution of passive branched optical networks", IEEE Photon.Technol.Letter,vol8,No.7,July,1996 Y.Koyamada et.al., "Simulating and designing Brillouin gain spectrum in single-mode fibers", JLT,Vol.22 No.2, February 2004
以上述べたように既存の光試験技術には、システム配設や情報管理の手間が煩雑であったり、あるいは高価な光学部品を要するためシステム自体が高価なものとなるという不具合がある。
本発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、PDS構成の光線路において生じた障害の位置を局内側からの線路長差によらず安価に検出することを可能とし、これにより光試験を効率良く低コストで実施することの可能な光通信システムおよび光試験装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様によれば、局内装置と、この局内装置から延伸される幹線光ファイバを複数の支線光ファイバに分岐する光分岐器とを具備する光通信システムにおいて、試験光を発生する光源を有しこの試験光を前記幹線光ファイバに入射する光試験装置を備え、前記複数の支線光ファイバの各々は、前記試験光が入射された場合に各支線光ファイバごとに固有の周波数シフトでブリルアン散乱光を励起する光識別部を備え、前記光試験装置は、前記光分岐器および前記幹線光ファイバを介して到来するブリルアン散乱光を観測する観測手段と、前記観測されたブリルアン散乱光の周波数に基づいて前記複数の支線光ファイバのそれぞれを識別する識別手段とを備えることを特徴とする光通信システムが提供される。
このような手段を講じることにより支線光ファイバごとに異なる周波数シフトを持つブリルアン散乱光が励起され、このブリルアン散乱光は光試験装置に戻る。従ってブリルアン散乱光の周波数をモニタすることにより支線光ファイバ(すなわち端末側光ファイバ)を個別に区別できる。さらに、ブリルアン散乱光の有無をモニタすることで各端末側光ファイバの状態を検出することができる。従って端末側光ファイバの長さを変えたり管理したりする必要が無くなり、手間を削減して光試験を効率良く実施できるようになる。また光フィルタや複数波長対応型の光スプリッタなどの高価な光学部品を必要としないので、システムコストを容易に低下させることが可能になる。
本発明によれば、光試験を効率良く低コストで実施することの可能な光通信システムおよび光試験装置を提供することができる。
[第1の実施形態]
図1は本発明に係わる光通信システムの第1の実施形態を示すブロック図である。なお図1において図11と共通する部分には同じ符号を付して示し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。図1のシステムは図11と同様のPDS型のトポロジを持つが、光パルス試験装置40を光試験装置7に置き換えたものとなっている。なお局側において幹線光ファイバ2に光カプラ9を挿入し、この光カプラ9に光スイッチ8を介して測定装置7を接続することで、局内装置1からの指令によりインサービスモニタリングを実施することができる。インサービスモニタリングにおいては試験装置7から光スイッチ8、光カプラ9を経由して幹線光ファイバ2に試験光を送出し、PDS型光線路からの戻り光が光カプラ9、光スイッチ8を経由して試験装置7で受信される。
さらに、図1においては図11の光フィルタ6−1〜6−4を排除し、端末側光ファイバ4−1〜4−4の加入者端末側の一部にそれぞれ光識別マーカ10−1〜10−4を形成するようにする。光識別マーカ10−1〜10−4は各端末側光ファイバ4−1〜4−4ごとに接続(融着)される光ファイバ部材であり、それぞれ固有の屈折率分布を有する。好ましくは光識別マーカ10−1〜10−4はGeO2などをコアにドープした希土類添加型光ファイバである。GeO2添加濃度をそれぞれ異ならせることにより、その長さによらず光識別マーカ10−1〜10−4の特性を変えることができる。
すなわち、幹線光ファイバ2に入射された光周波数ν0の試験光は、加入者端末5−1〜5−4に至るまでの経路における光ファイバ中の音波(フォノン)と相互作用する。この相互作用により試験光の一部は散乱され、その周波数は伝搬媒質である光ファイバの音響速度に応じてシフトし、ブリルアン散乱光が発生する。
このような構成において光ファイバの屈折率分布を変更することにより、ブリルアン散乱光の周波数を固有に設定することが可能である。本実施形態では光識別マーカ10−1〜10−4の屈折率分布をそれぞれ異ならせることにより、局内装置1から各加入者端末5−1〜5−4に至る各経路の屈折率分布をそれぞれ変化させるようにしている。
図2は、図1の光試験装置7の一実施の形態を示す機能ブロック図である。図2において、試験光源21は光周波数ν0の試験光を連続的に発生出力する。この試験光は光カプラ25−1により口元で一部分岐され、ローカル光とプローブ光とが生成される。このうちプローブ光は光カプラ25−2から光ファイバを介して出力され、幹線光ファイバ2(図1)に入射される。
ローカル光は、光スプリッタ3および前記幹線光ファイバ2を介して到来するブリルアン散乱光を観測する観測部20、に入射される。すなわち図1において発生したブリルアン散乱光は、光カプラ25−2を経由して同様に観測部20に入射される。ローカル光(周波数ν0)およびブリルアン散乱光(周波数ν0±νB)は光カプラ25−3により合波され、フォトダイオード(PD)などの受光素子23より、ビート信号νBを含む電気信号に変換される。この電気信号は増幅器22により増幅されたのちスペクトルアナライザ30に入力される。電気信号はスペクトルアナライザ30によりヘテロダイン検波される。すなわち電気信号は、νBに近い周波数信号を発生するローカルオシレータ(LO)29の局部信号とミキサ27により混合され、ベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号はローパスフィルタ(LPF)28により不要波成分が除去され、これによりブリルアン周波数シフトνBのブリルアン散乱光に基づくビート成分が抽出される。このビート成分はA/D変換器31によりディジタル変換され、制御部50に与えられる。
なおヘテロダイン検波において生じ易い偏波揺らぎを低減させるため、ローカル光を偏波スクランブラ24を通過させたのち光カプラ25−3に入射すると都合がよい。ブリルアン後方散乱光ν0±νBとローカル光ν0とを合波してヘテロダイン検波することにより、受光素子23において、ブリルアン散乱光は周波数νBのビート信号として検出される。
ところで制御部50は、本実施形態に係わる処理機能として識別処理部50aと、検出処理部50bと、判別処理部50cとを備える。識別処理部50aは、観測されたブリルアン散乱光の周波数に基づいて端末側光ファイバ4−1〜4−4のそれぞれを識別する。検出処理部50bは、識別された端末側光ファイバ4−1〜4−4の状態を、ブリルアン散乱光に基づいて個別に検出する。判別処理部50cは、ビート成分の側波帯の中心周波数およびその強度に基づいて、端末側光ファイバ4−1〜4−4のそれぞれにおける障害の位置を判別する。次に、上記構成における作用を詳しく説明する。
図3は、光識別マーカ10−1〜10−4からのブリルアン後方散乱光を示す模式図である。光スプリッタ3から下流側の4本の端末側光ファイバ4−1〜4−4を測定対象とし、各端末側光ファイバ4−1〜4−4は、それぞれ共通の特性をもつ光ファイバ部分と、個別の特性をもつ光識別マーカ10−1〜10−4を持つ。この構成の分岐型光線路に試験光ν0が入射されると、光ファイバ部分においてはいずれも(ν0±νb)のブリルアン散乱光が生じる。これに対し光識別マーカ10−1〜10−4においては、周波数(ν0±ν1)〜(ν0±ν4)のブリルアン散乱光が、それぞれ個別に生じることになる。各光識別マーカ10−1〜10−4のブリルアンシフト量はそれぞれν1、ν2、ν3、ν4と表される。よって光試験装置7において検出されるビート信号の周波数は、νB=±(νb+ν1+ν2+ν3+ν4)と表される。
例えば、波長λ=1.55μmとした場合のブリルアン散乱光の周波数シフト量をΔνとすると、Δνは光ファイバの屈折率をn、ファイバ長手方向の音響速度をVL、試験光波長λをパラメータとして式(1)により表される。
Figure 2006140730
屈折率n、およびVLは、GeO2添加濃度w[wt%]により次式(2),(3)のように決定される。なお式(2),(3)は例えば非特許文献3により導くことが可能である。
Figure 2006140730
このように複数の光識別マーカ10−1〜10−4で生じるブリルアン散乱シフト周波数を、ビート信号として測定することができる。光スプリッタ3から下流側の各光ファイバにおいて発生するブリルアン周波数シフトを、式(1)〜(3)を用いて算出すると次の値が得られる。
すなわち端末側光ファイバ4−1〜4−4、および光識別マーカ10−1〜10−4のGeO2添加濃度wをそれぞれ(3.0)、(7.3)、(11.6)、(15.8)、(19.9)[wt%]とすると、試験波長が1.55μmのとき、屈折率nはそれぞれ(1.462)、(1.469)、(1.475)、(1.481)、(1.487)となる。またブリルアンシフト量Δνは、(10.97)、(10.67)、(10.37)、(10.07)、(9.77)[GHz]となる。
図4は、ブリルアン後方散乱光のスペクトルを示す図である。光試験装置7(図1)においてこれらのブリルアン後方散乱光を測定すると、図4に示すように、光識別マーカ10−1〜10−4ごとに異なる波長の識別信号が得られる。なお図1のシステムの光ファイバがシングルモードファイバである場合、各光識別マーカ10−1〜10−4のGeO2添加濃度を調節してコアとクラッドの比屈折率をシングルモードファイバと同等にすれば、モードフィールド径の違いによる接続損失を抑えることが可能である。クラッドのGeO2添加濃度はブリルアンシフト量にはほとんど影響しない。
環境変動などにより−20〜75°Cの範囲で温度が変化すると、ブリルアン周波数は100MHz程度のオーダで揺らぐ。周波数シフトの隣接するブリルアン散乱光をそれぞれ識別するためには、それぞれのスペクトルが十分に離れている必要がある。
ブリルアン散乱光の周波数帯域は約50MHz程度であるので、光識別マーカ10−1〜10−4からのブリルアン周波数シフトの中心周波数が上記のように0.3GHz程度保たれていれば、光識別マーカ10−1〜10−4によるブリルアン周波数シフトを余裕を持って観測することができる。
なお光ファイバのブリルアンシフト周波数は温度変化だけでなく、張力歪みの印加によっても変動する。このことを積極的に利用して、張力や温度を制御することによっても、光識別マーカ10−1〜10−4に固有のブリルアン周波数シフトを持たせることができる。この場合、光識別マーカ10−1〜10−4のコア濃度は一定であっても良い。
図5および図6は、光試験装置7(図1)においてヘテロダイン検波により得られるビート信号周波数ν1〜ν4を示す模式図である。図5は端末側光ファイバ4−1〜4−4のいずれにも障害がない場合を示し、この場合には全てのビート信号周波数ν1〜ν4が互いに異なるスペクトル位置に観測される。図6は、端末側光ファイバ4−2において過度の損失をもたらす障害が生じた場合を示す。または図6は、図7に示すように光識別マーカ10−2(および加入者端末5−2)が接続されていない状態に対応する。この場合、図6の破線に示されるようにビート信号ν2が減衰して観測される。
これらの図に示されるように本実施形態によれば、端末側光ファイバ4−1〜4−4のいずれかに障害が生じると、対応する光識別マーカ10−1〜10−4によるビート信号が減衰するか、または消失する。どの端末側光ファイバに障害が生じたかは、ビート信号周波数により一意に識別できる。従って端末側光ファイバ4−1〜4−4の線路長が互いに同じであっても、障害の生じた端末側光ファイバを特定することが可能にとなる。
従って、光スプリッタ3から下流側の各端末側光ファイバ4−1〜4−4を、その線路長差によらずそれぞれに線路ごとに識別することができるようになる。また本実施形態では光識別マーカ10−1〜10−4の特性により、励起されるブリルアン周波数がそれぞれ固有に決定される。よって試験光は単一の波長でよく、多波長光源を不要として装置コストを安価に抑えることが可能となる。
また複数の端末側光ファイバ4−1〜4−4からのブリルアンシフト波長に対して幹線光ファイバ2のブリルアンシフト波長を十分に分離可能にすることにより、幹線光ファイバ2を周波数分離して識別することも可能である。さらに、ブリルアン散乱光はフレネル反射やレーリー散乱光と周波数軸上で分離できるために、本実施形態よれば、ブリルアン光のパワーの時間変化測定において反射によるデッドゾーンが発生しないという利点を得られる。
以上をまとめると本実施形態では、端末側光ファイバ4−1〜4−4に、それぞれブリルアンシフト周波数の異なる光識別マーカ10−1〜10−4を形成する。そして単一波長の試験光を幹線光ファイバ2に入射し、光スプリッタ3の下流側からの反射光をヘテロダイン検波し、ビート成分を抽出する。そして各ビート成分の示すブリルアンシフト周波数とその強度スペクトルを観測することにより、端末側光ファイバ4−1〜4−4をそれぞれ特定し、障害の有無を検出するようにしている。
このようにしたので、光スプリッタ3よりも下流側に位置する光ファイバのそれぞれの情報を、ブリルアン波長のシフト量変化をパラメータとして得ることができる。すなわち各加入者端末近傍の光識別マーカ10−1〜10−4からのブリルアン散乱光を検出することにより、端末側光ファイバ4−1〜4−4を個別に識別し、障害の発生を検出することができる。これにより分岐型光ファイバの監視試験などの運用業務を効率化できるようになる。これらのことから本実施形態によれば、光試験を効率良く低コストで実施することの可能な光通信システムおよび光試験装置を提供することが可能になる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態においては、障害の発生した端末側光ファイバを局内において特定可能とする技術を開示した。第2の実施形態ではこれに加え、障害の発生した位置、すなわち光試験装置7から障害個所までの長さを特定することを可能とする技術を開示する。
図8は、例えば図5のビート信号周波数を周波数軸に対して拡大して示す模式図である。なお添字i(i=1〜n)により光識別マーカ10−iを区別した。すなわち図8は、光識別マーカ10−iから戻るブリルアン散乱光とローカル光とのビート信号であるνiを周波数軸に対して拡大し、光パワーの強度変調を測定したスペクトルを示す。図8に示すように、抽出されたビート信号に対してνi±fiの側波帯が存在する。
試験光源21(図2)と光識別マーカ10−iとの光路長をLi1とし、光識別マーカ10−1〜10−4の長さをそれぞれLi2とすると、光識別マーカ10−iからのブリルアン散乱光のビート信号fiの中心周波数は次式(4)により表される。
Figure 2006140730
式(4)においてvは光ファイバ中の光速を示す。Li1が5kmの場合、中心波長から20kHz程度の分解能を達成できれば側波帯を観測することができる。つまりスペクトラムアナライザ30により十分な精度で側波帯を観測できる。また距離Lの精度としては、例えば5kmの線路では1mの距離差を2Hzの周波数差として読みとることが可能である。
図9は、光ファイバ識別部10−1が途中で断線した場合の線路状態を示す図である。なお端末側光ファイバ4−2〜4−4については健全な状態であるとして図示を省略する。加入者端末5−1からLf[km]の位置で、光ファイバ識別部10−1の断線障害が発生したとする。このとき側波帯の中心周波数f1′は、図10および次式(5)に示すようにシフトする。
Figure 2006140730
このときの側波帯信号のパワーPは、スペクトル曲線を周波数の関数I(f)とし、この側波帯を含むスペクトラムアナライザの分解能を図10に示すように定数Bとしたとき、次式(6)2より表される。
Figure 2006140730
このことは次の理由により説明できる。すなわち光識別マーカ10−1〜10−4において障害が発生すると障害から下流側の戻り光が消滅するため、Pは光識別マーカの長さに比例して(L12−Lf)/L12倍へと減少し、よってパワースペクトラムが狭帯化する。この中心周波数f′の変化とスペクトル幅の変化、およびパワースペクトルの変化を観測することにより、試験光源21から障害位置までの線路長を高い精度で検出することができる。すなわち第2の実施形態によれば、障害の発生位置を検出することが可能になる。さらにこのことを応用して本実施形態によれば、端末側光ファイバ4−1〜4−4の線路長情報を精度よく測定することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば試験光は連続光に限らずパルス状であっても良い。また試験光の波長は唯一とは限らない。例えば複数の波長に切り替えられるようにしておき、システム要請に応じて適切な試験光波長を用いるようにしても良い。試験光波長を切り替えても光識別マーカごとのブリルアンシフトがそれぞれ固有の値となることは明らかであろう。
また光スプリッタ3における分岐数は4に限らない。如何なる分岐数においてもブリルアンシフト波長間隔を適切に設定することにより、分岐数の多いPDS構成においても光スプリッタ3から端末側の状態を局内から個別に試験することが可能である。さらに光スプリッタ3から下流側全体を光識別マーカとしても良い。すなわち端末側光ファイバ4−1〜4−4の一部分だけに光識別マーカ10−1〜10−4を形成するのではなく、光スプリッタ3から各加入者端末5−1〜5−4に至る各経路の全てを、光識別マーカ10−1〜10−4とするようにしても良い。光識別マーカ10−1〜10−4も光ファイバであり光信号の伝送機能を持つことから、このような構成は十分に可能である。
さらに、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明に係わる光通信システムの第1の実施形態を示すブロック図。 図1の光試験装置7の一実施の形態を示す機能ブロック図。 光識別マーカ10−1〜10−4からのブリルアン後方散乱光を示す模式図。 ブリルアン後方散乱光のスペクトルを示す図。 光試験装置7のヘテロダイン検波により得られるビート信号周波数ν1〜ν4を示す模式図。 光試験装置7のヘテロダイン検波により得られるビート信号周波数ν1〜ν4を示す模式図。 光識別マーカ10−2(および加入者端末5−2)が接続されていない状態を示す模式図。 分離されたビート信号周波数を周波数軸に対して拡大して示す模式図。 光ファイバ識別部10−1が途中で断線した状態を示す図。 ブリルアン散乱光の側波帯のスペクトルがシフトした状態を示す図。 既存の光試験方法の一例につき説明するための図。 光パルス試験装置40の一構成例を示す図。 光パルス試験装置40により測定される波形の一例を示す図。 既存の光試験方法の他の例を説明するための図。
符号の説明
1…局内装置、2…幹線光ファイバ、3…光スプリッタ、4(4−1〜4−4)…端末側光ファイバ、5(5−1〜5−4)…加入者端末、6(6−1〜6−4)…光フィルタ、7…光試験装置、8…光スイッチ、9…光カプラ、10(10−1〜10−4)…光識別マーカ、20…観測部、21…試験光源、22…増幅器、23…受光素子、24…偏波スクランブラ、25(25−1〜25−3)…光カプラ、27…ミキサ、28…ローパスフィルタ、29…ローカルオシレータ、30…スペクトラムアナライザ、40…光パルス試験装置、40′…波長可変光パルス試験装置、50…制御部、50a…識別処理部、50b…検出処理部、50c…判別処理部、51…半導体レーザ、52…光カプラ、53…受光素子

Claims (15)

  1. 局内装置と、この局内装置から延伸される幹線光ファイバを複数の支線光ファイバに分岐する光分岐器とを具備する光通信システムにおいて、
    試験光を発生する光源を有しこの試験光を前記幹線光ファイバに入射する光試験装置を備え、
    前記複数の支線光ファイバの各々は、
    前記試験光が入射された場合に各支線光ファイバごとに固有の周波数シフトでブリルアン散乱光を励起する光識別部を備え、
    前記光試験装置は、
    前記光分岐器および前記幹線光ファイバを介して到来するブリルアン散乱光を観測する観測手段と、
    前記観測されたブリルアン散乱光の周波数に基づいて前記複数の支線光ファイバのそれぞれを識別する識別手段とを備えることを特徴とする光通信システム。
  2. 前記光試験装置は、
    さらに、前記識別された支線光ファイバの状態を前記ブリルアン散乱光に基づいて個別に検出する検出手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  3. 前記検出手段は、各周波数におけるブリルアン散乱光の強度に基づいて前記複数の支線光ファイバのそれぞれにおける障害の有無を検出することを特徴とする請求項2に記載の光通信システム。
  4. 前記光試験装置は、
    前記光源により発生される試験光を一部分岐してローカル光を生成する分岐手段と、
    前記光分岐器および前記幹線光ファイバを介して到来する反射光と前記ローカル光とを合波する合波手段と、
    この合波手段により合波された光を電気信号に変換する受光素子とを備え、
    前記観測手段は、
    前記電気信号をヘテロダイン検波してビート成分を抽出する検波手段と、
    前記抽出されたビート成分の周波数対強度特性を測定するスペクトラムアナライザとを備えることを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  5. 前記光試験装置は、
    さらに、前記ビート成分の側波帯の中心周波数およびその強度に基づいて前記複数の支線光ファイバのそれぞれにおける障害の位置を判別する判別手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の光通信システム。
  6. 前記光識別部は、各支線光ファイバごとに接続され各支線光ファイバごとに固有の屈折率分布を有する希土類添加型光ファイバであることを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  7. 前記希土類添加型光ファイバは、各支線光ファイバごとに個別に異なるGeO2添加濃度を有するGeO2添加型光ファイバであることを特徴とする請求項6に記載の光通信システム。
  8. 前記支線光ファイバがシングルモードファイバである場合に、前記希土類添加型光ファイバにおけるコアとクラッドの比屈折率を前記シングルモードファイバの比屈折率と同等にしたことを特徴とする請求項6に記載の光通信システム。
  9. 前記光識別部は、各支線光ファイバごとに接続され各支線光ファイバごとに固有の温度に温度管理される光ファイバであることを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  10. 前記光識別部は、各支線光ファイバごとに接続され各支線光ファイバごとに固有の張力歪みを印加される光ファイバであることを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  11. 局内装置とこの局内装置から延伸される幹線光ファイバを複数の支線光ファイバに分岐する光分岐器とを具備する光通信システムに用いられる光試験装置において、
    前記幹線光ファイバに入射される試験光を発生する光源と、
    前記複数の支線光ファイバのそれぞれにおいて前記試験光により励起され、前記光分岐器および前記幹線光ファイバを介して到来するブリルアン散乱光を観測する観測手段と、
    前記観測されたブリルアン散乱光の周波数に基づいて前記複数の支線光ファイバのそれぞれを識別する識別手段とを具備することを特徴とする光試験装置。
  12. さらに、前記識別された支線光ファイバの状態を前記ブリルアン散乱光に基づいて個別に検出する検出手段を備えることを特徴とする請求項11に記載の光試験装置。
  13. 前記検出手段は、各周波数におけるブリルアン散乱光の強度に基づいて前記複数の支線光ファイバのそれぞれにおける障害の有無を検出することを特徴とする請求項12に記載の光試験装置。
  14. さらに、前記光源により発生される試験光を一部分岐してローカル光を生成する分岐手段と、
    前記光分岐器および前記幹線光ファイバを介して到来する反射光と前記ローカル光とを合波する合波手段と、
    この合波手段により合波された光を電気信号に変換する受光素子とを備え、
    前記観測手段は、
    前記電気信号をヘテロダイン検波してビート成分を抽出する検波手段と、
    前記抽出されたビート成分の周波数対強度特性を測定するスペクトラムアナライザとを備えることを特徴とする請求項11に記載の光試験装置。
  15. さらに、前記ビート成分の側波帯の中心周波数およびその強度に基づいて前記複数の支線光ファイバのそれぞれにおける障害の位置を判別する判別手段を備えることを特徴とする請求項14に記載の光試験装置。
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