JP2008124573A - 光設備検出方法および光設備検出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】登録情報の有無によらずに光設備を確実に識別することの可能な光設備検出方法および光設備検出システムを提供すること。
【解決手段】光クロージャ14における光ファイバにかかる歪みと光ファイバ線路5における光ファイバにかかる歪とが異なるようにしておき、B−OTDRを利用して、光ファイバ線路5で発生するブリルアン後方散乱光と光クロージャ14で発生するブリルアン後方散乱光の周波数差分を検出することにより、光クロージャ14の位置を識別する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光設備を検出あるいは識別する方法およびシステムに関する。
光設備検出システムは、光設備を遠隔において検出あるいは識別するシステムである。光設備には、光通信サービスのための光ファイバ線路を構成する複数の光ファイバケーブル、光ファイバケーブルを接続する融着部やコネクタ部、その接続点を保護する光クロージャ、あるいは光ファイバ線路の遠端部に設けられ試験光を遮断する光フィルタなどがある。特許文献1にその種のシステムの一例が開示されている。
図11は、既存の光設備検出システムにつき説明するための図である。図11のシステムは、光ファイバ線路5の両端に配設されるOLT(Optical Line Termination)2とユーザ側伝送装置(ONT:Optical Network Termination)4、OLT2の近くに設けられる光成端架10、この光成端架10に接続される光試験装置15、および、光試験装置15に通信網9を介して接続される設備管理センタ6を備える。設備管理センタ6は設備情報を管理するもので、光ファイバ線路設備のデータベース7と、光試験装置15を遠隔で操作する操作端末8とを備える。
OLT2、光成端架10および光試験装置15は電気通信設備を収容する通信設備ビル1に備えられ、この通信設備ビル1と設備管理センタ6とは通信網9を介して接続される。通信設備ビル1内においては、光ファイバ線路5は、試験光を光ファイバ線路5へ合分波しOLT2への試験光を遮断する光分岐モジュール11が設置される。光分岐モジュール11には試験を実施する光ファイバ心線を選択するための心線選択装置(以下、FSと称する)16が接続されて光成端架10が構成され、この光成端架10に光試験装置15が接続される。
このうち、光分岐モジュール11の通信用AポートにはOLT2側の光ファイバ線路5′が接続され、BポートにはONT4側の光ファイバ線路5が接続される。試験光用のポートとなるCポート、DポートにはFS16が接続され、Cポートは光ファイバ線路5およびONT4側を、DポートはOLT2側を試験するときに選択される。
光試験装置15は、光測定器18、FS16と光測定器18とを選択する光測定器・試験架選択装置(以下、FTESと称する)17、試験制御装置19を備える。光測定器18は、光パルス試験器(以下、OTDRと称する)18−1、損失試験光源18−2、心線対照光源18−3、およびパワーメータ18−4を備える。
OTDR18−1からパルス光を入射し、レイリー後方散乱光や反射光を測定することにより光ファイバ線路5の状態をモニタすることができる。OTDR18−1は、通信光帯波長での損失を測定するための1310、1550nm光源と、通信サービスを提供している状態(インサービス)でポートを試験するための1650nm光源とを備える。試験制御装置19は操作端末8からの試験指示を受け取り、試験結果を設備管理センタ6に送信する。
OLT2に光ファイバ線路5を介して対向するONT4は、ユーザビル3に設置される。ユーザビル3内のONT4の直前の光ファイバ線路5に、通信光を透過させONT4への試験光を遮断するターミネーションフィルタ23が接続される。ターミネーションフィルタ23の試験光遮断量は、必要な遮断量Lt[dB]がシステム設計に応じて設計される。すなわちインサービスで光ファイバ線路5をモニタする場合には、ONTが受信する試験光のピークパワーPt[dBm]が、ONTが受信する信号ピークパワーPs[dBm]に対してONTのノイズ耐力Xを考慮したパワーよりも低いことが条件である。つまり次式(1)の満たされることが条件である。
Pt<Ps−X ・・・ (1)
ターミネーションフィルタ23の試験光遮断量は、この条件を満たすように設計される。
このターミネーションフィルタ23は、試験光がONT4に影響を与えないように試験光を遮断するとともに−12dB以上の反射を生じるように設計されており、光パルス試験を実施すると反射高さにより線路設備の終端であることが識別できる。次に、以上の構成における既知の光設備検出方法につき説明する。
図12は、上記構成における測定結果を示す図である。図12(a)は、光分岐モジュール11のCポートにOTDR18−1を接続して測定したOTDR波形グラフである。縦軸は戻り光のパワーを、横軸は距離を示す。図12(b)は、事前に登録した設備情報を距離情報を含めて模式的に示す図である。図12(a)の波形上のイベント点X1,X2,X3,X4地点を設備情報である図12(b)と照合すると、X1はコネクタ接続、X2は融着接続、X3は光ファイバケーブル区間、X4はターミネーションフィルタであるとの設備情報を得られる。この情報を用いることにより、例えばX3は光ファイバケーブル区間であるが曲げなどによる損失異常が発生しているなど、設備の正常/異常が判定できる。しかしながら既存の技術には、下記[1]〜[3]の問題がある。
[1]
図11のシステムは、データベースを必要とする。すなわちデータベース7に情報を登録されていない光設備を検出することができない。登録の無い設備が一つでもあれば、OTDR波形に現れる損失や反射が、接続点が存在するために生じたものであるか光ファイバケーブル区間に発生した断線や曲げなどによる異常のために生じたものであるかを識別することができない。
[2] データベースに登録時の光ファイバーケーブル長データと実際に測定したOTDR波形から求められる光ファイバケーブル長との間には、光ファイバケーブル内での撚り込みや接続点で余長を設けることにより一般にずれを生じる。よって設備を正確に識別するためには、事前に登録した設備データを参考にして実際に測定したOTDR波形上の損失・反射点を照合することによりデータベース上の数値(接続点位置)を補正する必要がある。以下に詳しく説明する。
図13は、データベースの接続点位置を補正する方法について説明するための図である。図13(a)は光パルス試験を実施して取得したOTDR波形を、図13(b)は光ファイバケーブルの購入時の長さや接続点を設ける設備間の地図距離、工事における接続方法などを用いて投入された接続点情報および距離を模式的に示す。
図13(a)のOTDR波形で観測された接続点の位置には、図13(b)の接続点とはズレた位置に反射や接続損失による段差が生じている。そこで、登録した設備データの接続点位置情報を図13(c)のようにOTDR波形に合わせて補正する。このようにOTDR波形とデータを一致させる手順が必要となる。この方法には、融着接続点における損失が非常に微少である場合や、レイリー散乱光レベル差によってOTDR波形で接続点が確認できない場合には距離を補正できず、よって設備情報を正しく得られないという問題もある。レイリー散乱光レベル差による接続点段差のない状態について図14を参照して以下に詳細を述べる。
非特許文献1によれば、OTDR波形において観察される光ファイバの接続損失Lsの段差は、接続点前後の光ファイバのレイリー後方散乱光のレベル差aと真の接続損失sを合わせた段差として測定される。これを数式で表すと次式(2)となる。
Ls=s+a ・・・ (2)
接続点から後方の光ファイバにおけるレイリー散乱光レベルが高く式(2)のaが負である場合には、図14(a)に示すように、Lsは見かけ上小さくなる。融着接続損失は0〜0.1dB,レイリー散乱光のレベル差は±0.3dB程度であり、ちょうどsとaの絶対値とが同じ大きさの場合には図14(b)に示すように打ち消し合う。このため接続損失位置をOTDR波形で確認できなくなり、距離補正が不可能となる。さらにコネクタ接続点では接続部に空気の層が入り非常に大きなフレネル反射が生じるので、図15(a)、(b)に示すように波形の裾引きデッドゾーンにより融着接続点の位置が正確に測定できず距離補正が不可能となる。
[3] さらに、インサービス心線に光パルス試験を実施する際にONTに影響を与えないように、光ファイバ線路の終端にターミネーションフィルタ23が設置される。しかし、このターミネーションフィルタ23の実際の有無を、光パルス試験により確認することはできない。ターミネーションフィルタ設備の有無を遠隔から判定するには、フィルタによる遮断が無くともONTに影響を与えない程度に光パワーを抑えた変調光を入射し、変調光の周波数帯域における反射光の強度によりターミネーションフィルタの有無を判別するようにしている。しかしながらこの方式では、光ファイバ線路の途中に不良コネクタなどによる大きい反射、例えば−25dB以上の反射点が存在する場合には反射強度が飽和してしまい、設備を識別できないという問題点がある。
特開平2−1632号公報(特に第4−9頁、第1−8図) 石原廣司監修、「実務に役立つ光ファイバ技術200のポイント」,電気通信協会,改訂2版,平成13年6月25日,p.294
以上説明したように既存の技術には、光設備をデータベースに予め登録する必要があり煩雑な手間を要する。そのうえ光接続点の距離補正の必要があること、また距離補正に必要な接続点情報をパルス測定で得られないことがあるという問題点がある。また設備のデータベースに不備がある場合には、パルス試験を実施できないという問題点もある。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、登録情報の有無によらずに光設備を確実に識別することの可能な光設備検出方法および光設備検出システムを提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の一態様によれば、光ファイバ線路に設けられる光設備を検出する光設備検出方法において、前記光ファイバ線路における前記光設備の設置される箇所とそれ以外の部分において前記光ファイバ線路における歪みを異ならせ、前記歪みにより生じるブリルアン後方散乱光のピーク周波数をB−OTDR(Brillouin-OTDR)により前記光ファイバ線路の長手方向に測定し、この測定により得られる周波数シフトの距離に対する変化に基づいて前記光設備を検出することを特徴とする光設備検出方法が提供される。
このような手段を講じることにより、ブリルアン−OTDRを用いて、光ファイバ線路における歪みの有無がその長手方向に測定される。光ファイバには製造時の残存応力などの影響で歪みがかかっている。これに対し途中に設けられる光設備(光クロージャ)などにおいては、ケーブル外被を除去することでその応力が開放されることからひずみの無いことが多い。すなわちひずみの有無と光設備の有無とを対応付けることができ、これがブリルアン−OTDRを用いたブリルアンシフトの計測により、距離に対応付けて測定される。従ってデータベースを必要とすることなく、光設備を確実に検出あるいは識別することが可能になる。
この発明によれば、登録情報の有無によらずに光設備を確実に識別することの可能な光設備検出方法および光設備検出システムを提供することができる。
[第1の実施形態]
図1は、この発明に係る光設備検出システムの第1の実施形態を示すシステム図である。図1において図11と共通する部分には同じ符号を付して示し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。図1の光測定器18は、図11の構成に加えて、B−OTDR(Brillouin-OTDR)18−1′を備える。B−OTDRは、ブリルアン後方散乱光の周波数・パワーを光ファイバの位置に関連づけて測定する手段である。この測定の結果に基づいて、光試験装置15、あるいは設備管理センタにおいて光設備が検出される。以下、B−OTDRにつき詳しく説明する。
図2は、B−OTDRの一例を示すブロック図である。図2において、試験光源LSは周波数ν0の連続光を放射し、その出力光は光カプラ31−1により口元で分岐されてローカル光と試験光とが生成される。このうち試験光は光スイッチSWを介することによりパルス化されて被測定ファイバFBに入射される。
スプリッタ下部線路で発生する周波数シフトνBのブリルアン後方散乱光は、先に分けた光周波数ν0のローカル光と光カプラ31−3で合波され、これにより生じるビート信号νBが受光素子33に受信される。受光素子33の後段の電気処理部では、受光素子33の出力する電気信号をアンプ32で増幅し、さらにミキサ37でνBに近い周波数信号を発生するローカルオシレータ34の信号と混合して電気信号をベースバンド信号に変換する。このベースバンド信号に含まれる不要な高周波成分をローパスフィルタ36で除去し、周波数シフトνBのブリルアン後方散乱光の強度が得られる。この強度情報は例えばアナログ/ディジタル(A/D)変換器38によりディジタルデータ化される。
図3は、図2における入射試験光波長ν0とブリルアン散乱光波長νBとの関係を示す図である。ブリルアン後方散乱光は、図3に示すように光ファイバ中への入射試験光パルスから約10GHz程度、周波数シフトした光である。このシフトした光が生じて後方(入射端方向)へ散乱する現象がブリルアン後方散乱である。ブリルアン後方散乱光は、光ファイバの歪み1%につきその周波数シフト量が約500MHz変化するという性質を持つ。次にブリルアン後方散乱光測定を用いた設備情報の取得方法につき説明する。
図4は、光ファイバ線路5の詳細と測定データとの関係を示す図である。図4(a)に示すように、光ファイバ線路5は光ファイバケーブル12を直列に接続したもので、その接続点は光クロージャ14と呼ばれる収納ボックスで保護される。
光ファイバケーブル12は1次、2次被覆を施した光ファイバ心線を集合させ保護したもので、光ケーブル部分では製造上の歪みや敷設における張力が0.01%程度、残っている。一方、光クロージャ14内では光ファイバ心線が光ファイバケーブル12の収納スロットから取り外されるので、ほとんど歪みがかからない領域となる。よってブリルアン後方散乱光のピーク周波数を光ファイバ線路5の長手方向に測定すると、歪みの有無に応じて周波数シフトνBの変化が図4(b)の矢印のように距離に応じて測定される。
この周波数シフトνBの変化は、光ファイバケーブルにかかる歪みが0.01%、光ファイバテープにかかる歪みが0%とするとおよそ5MHzの周波数シフト差に相当する。また光ファイバケーブル12から光クロージャ14に収容される光ファイバ部分は、接続点の無い同じ光ファイバであるので、製造によるブリルアン後方散乱光の周波数シフトのばらつきの影響無しに周波数シフト変化を測定することができる。このシフト変化を光ファイバの長手方向にサンプリングすることで、光クロージャ14の設置地点を求めることができる。
上述したブリルアン後方散乱光周波数νBの変化は、光ファイバ心線が光クロージャ14の外にあるか、または光クロージャ14内にあるかといった条件により決定される。よって接続損失Lsの段差の有無が生じない場合にも観測することができる。従って、当該箇所が接続点であるか否かを、予め登録したデータベース無しに判定することが可能である。以上の手法では5MHz程度の周波数シフトにより接続点を識別するようにしているが、これを拡大して識別をさらに容易にすることもできる。
図5は、光ファイバテープに歪みを与える一手法を示す模式図である。例えば光ファイバテープを曲げ、その弾性限度の範囲内で歪みを与えることでブリルアン後方散乱光周波数νBの周波数シフトを拡大することができる。すなわち、光クロージャ14内で光ファイバテープ13に光ファイバの弾性限度である0.2%の範囲内で歪みを与えるようにする。
例えば光クロージャ14内で光ファイバテープ13の余長を収納し、また曲げによる損失の影響を無くすため少なくとも半径30mm以上(直径60mm以上)の径に光ファイバテープ13を巻き付ける。そして巻き付けた芯材100の径を例えば0.05%広げることにより0.05%の引張り歪みを与えるか、または前述の歪みが生じるように巻き付ける。
光クロージャ14内において1m程度に渡って光ファイバ心線に0.05%の引張り歪を与えるような張力をかけることにより25MHzの周波数シフトが生じ、この周波数シフトを観測することにより光クロージャ14の設置点をより容易に識別することが可能になる。このとき光ファイバの直径を125μm、光ファイバのヤング率を7.3×1010Pa(73ギガパスカル)とすると、光ファイバに0.45N(ニュートン)の応力を与えることで0.05%の歪みを生じさせることができる。
また、ブリルアン周波数シフトνBは光ファイバコアに含まれる添加物濃度により決定され、シングルモードファイバで100MHz程度のブリルアン周波数シフトを変化させることが可能である。よって例えば接続点前後にブリルアン周波数シフトの異なる光ファイバケーブル12を用いることにより、光通信線路に影響を与えることなく接続点を識別可能である。光ファイバコアに添加される物質としては酸化ゲルマニウム、フッ素、酸化リン、酸化アルミニウム、酸化ほう素などがある。
さらに、接続点前後の光ファイバケーブル12のブリルアン周波数シフトνBが等しい場合であっても、光クロージャ14内の接続点に、コアに含まれる添加物の濃度が異なる光ファイバ(シングルモードファイバ)を例えば融着により挟むことでも接続点を識別可能である。このとき、光通信線路に影響を与えないように挟み込む光ファイバのモードフィールド径の差を制限し、接続損失を例えば0.5dB以下に抑えるようにすると良い。
またこの実施形態でのブリルアン散乱光測定では、B−OTDRの構成で述べたようにビート信号のみを観測する。よって周波数シフトを生じないフレネル反射光を分離することができ、接続損失を非常に小さいデッドゾーンで測定できるという利点がある。例えばパルス幅100ns(ナノ秒)の試験光で反射減衰量40dBのコネクタ接続点を測定したとすると、反射波形の裾引きが後方散乱光レベル定常値の±0.1dB以内になるポイントまでの距離は、OTDRでは100m程度が必要である。これに対しこの実施形態のB−OTDRでは反射波形を生じないので、接続点が10m程度に近接しているとしてもこれらを個別に識別することができる。
[第2の実施形態]
図6は、この発明に係る光設備検出システムの第2の実施形態を示すシステム図である。図6において図1および図11と共通する部分には同じ符号を付して示し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。図6のシステムは、図1のターミネーションフィルタ23を省略したものである。また図6の光測定器18は、図11のOTDR18−1を、コヒーレント(Coherent)OTDR(C−OTDR)18−1′′としたものである。C−OTDR18−1′′は、コヒーレント検波受信機能を備える。
ONT4の前にターミネーションフィルタ23の無い状態では、ONT4に到達するOTDRからの光パルスのピークパワーPt[dB]がターミネーションフィルタ23による減衰を受けない。よってインサービス心線に影響なくパルス試験を実施するためには、Ptをターミネーションフィルタ23の遮断量に相当するLt[dB]下げる必要がある。ターミネーションフィルタ23の必要遮断量は通信サービスごとに定められており、20〜40dB程度である。単にOTDRの入力パワーをLtだけ下げると、OTDRで測定可能なダイナミックレンジがLt/2[dB]減少する。
ユーザ伝送装置の直前、つまり光ファイバ線路5の遠端部であることを切り分けるため、ターミネーションフィルタ23では一般的に反射量−12dB以上の反射を生じさせる。通常の開放端では−14.5dBである。この反射光強度とレイリー散乱光強度との差は約50dBである。光フィルタが存在しないことを考慮してOTDRのパルス光出力パワーをLt[dB]下げると、ターミネーションフィルタの反射有無のみであれば、従来のOTDR構成でもターミネーションフィルタの有無を確認可能である。しかしながら光ファイバの接続点データを得るためには、レイリー散乱光のパワーレベルを確認する必要がある。
図7は、 C−OTDRの一例を示すブロック図である。図7において、試験光源LSは周波数ν0のコヒーレント光を放射し、その出力光は光カプラ31−1により口元で分岐されてローカル光と試験光とが生成される。このうち試験光は周波数シフタ39によりパルス変調されて被測定ファイバFBに入射される。被測定光ファイバからの後方散乱光は光周波数ν0のローカル光と光カプラ31−3で合波され、そのビート信号νcが受光素子33により受信される。受光素子33の後段の電気処理部では、受光素子33の出力する電気信号をアンプ32で増幅し、さらにミキサ37でνcに近い周波数信号を発生するローカルオシレータ34の信号と混合して電気信号をベースバンド信号に変換する。このベースバンド信号に含まれる不要な高周波成分をローパスフィルタ36で除去し、周波数シフトνcの後方散乱光の強度が得られる。この強度情報は例えばアナログ/ディジタル(A/D)変換器38によりディジタルデータ化される。
コヒーレント系によれば、通常の直接検波OTDRの受信感度に比べて約20dB以上高い受信感度を得られる。アクセス系の光ファイバ線路をインサービス試験するために、ターミネーションフィルタ23は試験光を20dB以上遮断している。C−OTDRを用いてインサービス試験を実施すれば、ターミネーションフィルタ設備の設置情報有無にかかわらず試験を実施することが可能であり、パルス波形は従来のOTDRと同等のダイナミックレンジで測定可能である。
実際の線路で用いられるターミネーションフィルタの光学特性は下記(a)タイプ、および(b)タイプがある。
(a)タイプ:1310波長帯以下を透過し、1550nm帯以上を遮断・反射する。
(b)タイプ:1550波長帯以下を透過し、1650nm帯を遮断・反射する。
これらの設置状況、または設置無しであることを確認するためには、1310nm帯、1550nm帯、1650nm帯の試験光を出力する光源をもつC−OTDRを設置し、それぞれの波長を用いてターミネーションフィルタに要求される−12dB以上の大きな反射有無をパルス波形から取得する。その結果に基づいて、下記1)〜3)のように設備情報を得ることができる。
1) 1310nm帯、1550nm帯、および1650nm帯のいずれにも反射無しの場合:フィルタ無し。
2) 1550nm帯、および1650nm帯に反射有りの場合:(a)タイプフィルタが設置されている。
3) 1650nm帯のみに反射有りの場合:(b)タイプフィルタが設置されている。
図8は、ターミネーションフィルタによる反射の高さを説明するための図である。図8のパルス波形において、実線は終端に−12dB以上の反射がある場合のパルス波形である。反射量の基準点0は、一般的には光パルス試験時のパルス幅とレイリー散乱光レベルから求められる。破線は光線路の遠端にフィルタが無い場合、またはターミネーションの透過波長帯である波長を用いた場合のパルス波形である。実線が1650nm、点線が1550nmでパルス試験を実施した場合の波形とすると、図8によれば(b)タイプのフィルタが遠端に設置されていることが分かる。
この実施形態においてターミネーションフィルタ設備を確認する場合は、光ファイバ線路5からの戻り光パワーを光パルス波形と同様に、距離方向にモニタすることができる。よって光ファイバ線路5の途中に大きな反射が発生していても、この反射を、遠端に設置したターミネーションフィルタの反射量と切り分けて識別することが可能である。
[第3の実施形態]
図9は、この発明に係る光設備検出システムの第3の実施形態を示すシステム図である。図9のシステムは、光測定器18にB−OTDR18−1′、および、C−OTDR18−1′′を備える。
図10は、図9の光設備検出システムにおける処理手順を示すフローチャートである。すなわち図9は予め登録された光設備のデータベースが無くとも、図9のシステムが光線路試験を自動遠隔で実施するための、本発明による光ファイバ線路5の光ファイバ線路設備データを得る自動データベース構築の手順を示す。
図10において、光ファイバ線路に挿入した光分岐モジュール11の試験ポートCとDとにパワーメータ18−4を接続して光パワーを測定して通信光の有無を確認する(ステップS1)。これは、設備データが無い状態でインサービス心線に影響を与えないように、まずサービスの実施状況を確認することを目的として光ファイバ線路識別のための試験を実施するためである。
通信光が有れば、第2の実施形態の手法により通信に影響しないようにターミネーションフィルタ23の有無を判定する(ステップS2)。ステップS1で通信光が無いと判定された場合、または、ステップS2でユーザ側伝送装置4の前にターミネーションフィルタ23が設置されていると判定された場合には、入力試験光パワーを制限することなく試験が可能である。よって次に、光クロージャの位置をB−OTDR18−1′を含む光設備検出システムにより第1の実施形態の手法の元で確認する(ステップS4)。その後、従来のOTDRにより損失試験を実施すれば、ターミネーションフィルタ23が有りの場合はターミネーションフィルタ23の位置、光クロージャ14の設置位置、光クロージャ14での接続損失、接続点の融着またはコネクタ接続の判別に関する光ファイバ線路設備データが得られる(ステップS5)。これをもとに各接続点における光設備の良否判定が可能となる。
通信光が有り、且つ光フィルタ無しと判定された場合でもC−OTDRによるパルス試験を実行することで(ステップS3)、通信状態に影響を与えることが無いように、従来と同等のOTDR波形を取得することが可能である。
従来の光ファイバ線路設備を識別する方法は、光ファイバ線路を構成する光ファイバケーブルの長さや光ファイバケーブルを接続する融着やコネクタなどの手段や、その接続点の収容状況などの情報を予めデータベースに蓄積し、後述する光パルス試験を実施したときに測定される損失や反射位置とデータベース情報を手動で照合して判定するものであった。
これに対し第1の実施形態では、光クロージャ14における光ファイバにかかる歪みを、光ファイバ線路5における光ファイバにかかる歪とは異なるようにしておき、B−OTDRを利用して、光ファイバ線路5で発生するブリルアン後方散乱光と光クロージャ14で発生するブリルアン後方散乱光の周波数差分を検出することにより、光クロージャ14の位置を識別するようにしている。これにより、光ファイバ線路5の光ファイバの接続点の有無を、予めデータベース化して用意した設備データ無しに、局内からの光試験において正確に測定することができるようになる。また光ファイバ線路5の途中の接続点がコネクタ接続点と近接している場合でも、線路データの事前登録情報を用いずに、光ファイバ線路5の接続点位置を正確に測定することができるようになる。また、光ファイバ線路途中の接続点において接続損失による段差が生じない場合にも光ファイバ線路5の接続点を検知することができる。これらは接続点で故障が発生した場合、接続点を補修するために、故障した接続点の設置場所を確実に特定することができ、保守稼働を削減できる効果がある。
また第2の実施形態では、C−OTDR(コヒーレントOTDR)を利用し、その高い感度によりインサービスで光ファイバ線路遠端の光フィルタの有無を識別するようにしている。さらに第3の実施形態では、第1および第2の実施形態の手法を組み合わせ、ターミネーションフィルタ23の有無、およびその種別、さらにはその結果に基づく光設備の識別を行えるようにしている。従ってデータベースの有無あるいは不備に影響されずにターミネーションフィルタ23の有無を遠隔で識別できるようになる。
これらのことから、登録情報の有無によらずに光設備を確実に識別することの可能な光設備検出方法および光設備検出システムを提供することが可能となる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
この発明に係る光設備検出システムの第1の実施形態を示すシステム図。 B−OTDRの一例を示すブロック図。 図2における入射試験光波長ν0とブリルアン散乱光波長νBとの関係を示す図。 光ファイバ線路5の詳細と測定データとの関係を示す図。 光ファイバテープに歪みを与える一手法を示す模式図。 この発明に係る光設備検出システムの第2の実施形態を示すシステム図。 C−OTDRの一例を示すブロック図。 ターミネーションフィルタによる反射の高さを説明する図。 この発明に係る光設備検出システムの第3の実施形態を示すシステム図。 この発明に係る光設備検出方法の処理手順を示すフローチャート。 既存の光設備検出システムにつき説明するための図。 図11のシステムにおける測定結果を示す図。 データベースの接続点位置を補正する方法について説明するための図。 光線路の融着接続点に生じる損失段差を説明するための図。 光パルス波形においてフレネル反射点のデッドゾーンにより損失点が測定不能になることを説明する図。
符号の説明
1…通信設備ビル、2…OLT、3…ユーザビル、4…ONT、5…光ファイバ線路、6…設備管理センタ、8…操作端末、9…通信網、10…光成端架、11…光分岐モジュール、12…光ファイバケーブル、13…光ファイバテープ、14…光クロージャ、15…光試験装置、16…FS、17…FTES、18…光測定器、18−1′…B−OTDR、18−1′′…C−OTDR、19…光試験制御装置、20…融着接続点、23…ターミネーションフィルタ、31−1,31−2,31−3…光カプラ、32…アンプ、33…受光素子、34…ローカルオシレータ、36…ローパスフィルタ、37…ミキサ、38…A/D変換器、39…周波数シフタ、100…芯材、LS…試験光源、SW…光スイッチ、FB…被測定光ファイバ

Claims (12)

  1. 光ファイバ線路に設けられる光設備を検出する光設備検出方法において、
    前記光ファイバ線路に試験光を入射し、この試験光が前記光ファイバ線路において反射することにより生じる後方散乱光を受光し解析することで前記光設備を検出することを特徴とする光設備検出方法。
  2. 前記光ファイバ線路における前記光設備の設置される箇所とそれ以外の部分において前記光ファイバ線路における歪みを異ならせ、
    前記歪みにより生じるブリルアン後方散乱光のピーク周波数をB−OTDR(Brillouin-OTDR)により前記光ファイバ線路の長手方向に測定し、
    この測定により得られる周波数シフトの距離に対する変化に基づいて前記光設備を検出することを特徴とする請求項1に記載の光設備検出方法。
  3. 前記周波数シフトの値に基づいて前記光設備を識別することを特徴とする請求項2に記載の光設備検出方法。
  4. 前記光設備の設置される箇所において前記光ファイバ線路を芯材に巻き付けることにより当該箇所の前記光ファイバ線路に歪みを与えることを特徴とする請求項2に記載の光設備検出方法。
  5. 前記光ファイバ線路を巻き付けた芯材の径を広げて前記光ファイバ線路に引っ張り歪みを与えることを特徴とする請求項4に記載の光設備検出方法。
  6. 前記光設備は光クロージャであり、前記芯材に巻き付けられた光ファイバ線路を前記光クロージャに収納することを特徴とする請求項4に記載の光設備検出方法。
  7. 前記光ファイバ線路における前記光設備の設置される箇所に、この箇所以外の部分とはブリルアン周波数シフトの異なる光ファイバを設け、
    ブリルアン後方散乱光のピーク周波数をB−OTDR(Brillouin-OTDR)により前記光ファイバ線路の長手方向に測定し、
    この測定により得られる周波数シフトの距離に対する変化に基づいて前記光設備を識別することを特徴とする請求項1に記載の光設備検出方法。
  8. 前記光ファイバ線路に入射された試験光の後方散乱光の強度をC−OTDR(Coherent-OTDR)により測定し、
    この測定により得られる前記強度に基づいて前記光設備を検出することを特徴とする請求項1に記載の光設備検出方法。
  9. 前記光設備は前記光ファイバ線路に設けられるターミネーションフィルタであり、
    波長帯の異なる複数の試験光を用いて前記C−OTDRによる測定を実施し、
    この測定の結果に基づいて前記ターミネーションフィルタの有無、および当該ターミネーションフィルタがある場合にはそのタイプを検出することを特徴とする請求項8に記載の光設備検出方法。
  10. 前記光ファイバ線路における光パワーを測定して通信光の有無を判定し、
    前記通信光が有れば、請求項9に記載の光設備検出方法により前記ターミネーションフィルタの有無を判定し、
    前記ターミネーションフィルタが有れば、請求項2に記載の光設備検出方法を実施し、
    前記ターミネーションフィルタが無ければ、請求項8に記載の光設備検出方法を実施することを特徴とする光設備検出方法。
  11. 光ファイバ線路に設けられる光設備を検出する光設備検出システムにおいて、
    前記光ファイバ線路における歪みにより生じるブリルアン後方散乱光のピーク周波数をB−OTDR(Brillouin-OTDR)により前記光ファイバ線路の長手方向に測定する測定手段と、
    前記測定により得られる周波数シフトの距離に対する変化と、前記光ファイバ線路における前記光設備の設置される箇所とそれ以外の部分において前記歪みが異なることとに基づいて前記光設備を検出する検出手段とを具備することを特徴とする光設備検出システム。
  12. 光ファイバ線路に設けられるターミネーションフィルタを検出する光設備検出システムにおいて、
    波長帯の異なる複数の試験光を前記光ファイバ線路に入射して前記試験光の後方散乱光の強度をC−OTDR(Coherent-OTDR)により測定する測定手段と、
    前記測定の結果に基づいて前記ターミネーションフィルタの有無、および当該ターミネーションフィルタがある場合にはそのタイプを検出することを特徴とする光設備検出システム。
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