JPH09135206A - 光通信システム - Google Patents

光通信システム

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JPH09135206A
JPH09135206A JP29226295A JP29226295A JPH09135206A JP H09135206 A JPH09135206 A JP H09135206A JP 29226295 A JP29226295 A JP 29226295A JP 29226295 A JP29226295 A JP 29226295A JP H09135206 A JPH09135206 A JP H09135206A
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JP
Japan
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optical
optical fiber
optical communication
communication terminal
fiber line
Prior art date
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Pending
Application number
JP29226295A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeyoshi Takuma
勇悦 詫摩
Kazumasa Osono
和正 大薗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】OTDR(Optical Time Domain Reflectmete
r)を組み込んだときに、光分岐器より後方の光ファイ
バ線路における個々の障害点を特定することができる光
通信システムを提供する。 【解決手段】この光通信システムでは、光通信端末機A
と該光通信端末機Aに接続される第一の光ファイバ線路
L1と、該光ファイバ線路L1接続され、N個の光回路
に分岐する光分岐器Bと、該光分岐器Bの各分岐に接続
される第二の光ファイバ線路L2と、該光ファイバ線路
L2に接続される光加入者用の光通信端末機Cとを備え
ている光通信システムにおいて、前記第二の光ファイバ
線路L2には、光加入者用の光通信端末機Cの前に、そ
れぞれブラッグ波長と反射効率が異なる光ファイバグレ
ーティングDが接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信システムに関
し、特に光加入者が使用している光ファイバ線路の障害
を監視することができる光通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、図4で示すようなPDS(Passiv
e Double Star)と呼ばれる光通信システムは、光加入者
にとって経済的負担が少ないため有望視されている。
【0003】このシステムでは局内に光通信端末機Aが
設置され、局外に光ファイバ線路L1が敷設され、この
光ファイバ線路L1は光分岐器Bに接続される。この光
分岐器Bは通常4、8、16、32本など複数本(N本
とする)の分岐を有し、それぞれの分岐には光ファイバ
線路L2が接続される。それらの光ファイバ線路の最終
部分にはそれぞれ光加入者用の光通信端末機Cが接続さ
れる。通常、この光通信端末機Cは光加入者が保有す
る。
【0004】このシステムの動作は、局内の光通信端末
機Aから発信された波長λ0の通信用の光は局外の光フ
ァイバ線路L1を伝搬して光分岐器Bに入力され、ここ
でN本の分岐に分配され、各分配された通信用の光は光
ファイバ線路L2を伝搬して、光加入者のそれぞれの光
加入者用の光通信端末機Cで受信される。
【0005】このシステムをOTDR(Optical Time D
omain Reflectmeter) 用いて監視する場合、図3のよう
な構成が考案されている。これは光加入者が保有する光
加入者用の光通信端末機Cの前に波長λi(i=1,
2,・・N)の光は反射し、波長λ0及びλj(j=
1,2,・・Nただしj≠i)の光は透過する光部品E
が設置されている。このλiの光は光分岐器Bより下流
の位置における障害点を検出するためのモニタ光であ
る。前記の光部品Eより反射される光は各光ファイバ線
路L2で、それぞれ波長が異なるように構成している。
それゆえ、その異なる波長により光ファイバ線路L2を
識別することができる。
【0006】OTDRでこのシステムの障害点を調べる
には、λ1からλNの光を順次、局内の光通信端末機A
から入射し、その反射光の強度をOTDRにより時間の
関数として測定することにより行う。つまり、λNの光
を光通信端末機Aから入射し、その反射光の光強度を時
間の関数として測定すれば、光ファイバ線路L1と光フ
ァイバ線路L2の第N番目の線路の状態を調べることが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来、この光部品Eは
ガラス導波路に溝を切り、この溝に帯域通過型のフィル
タを挿入したものである。従って、この光部品Eの挿入
損失は数dBと大きい。それにこの光部品Eと光ファイ
バ線路L1,及び光ファイバ線路L2との接続部では、
モードフィールド径が異なるために接続損が無視できな
い。障害点を検出するためのモニタ光は光分岐器BでN
分配されるため、反射される光も1/Nとなり、前述の
ように挿入損失が大きいことは、監視できる精度や距離
の点で制限を受け、大きな欠点であった。
【0008】ガラス導波路の溝に帯域通過型のフィルタ
を挿入した光部品は温度や湿度などの信頼性の面でも問
題があった。つまり温度変化があったり、湿度が高いと
上記フィルタが溝から剥がれ、動作が不能となる場合が
あった。そして障害点を検出するためのモニタ光として
λ1からλNの光源を用意する必要があり、装置が大掛
かなものとなっていた。
【0009】更にこの帯域通過型のフィルタでは変化で
きる波長幅が狭く、そのため識別すべき隣の線路と区別
できない場合があった。また反射率も挿入損失との兼ね
合いからあまり変化できず、監視すべき線路の長さが不
揃いの場合、OTDRを高性能にあるいは、障害点を検
出する系全体を高精度なものにする必要があり、結果と
して高価な測定装置になっていた。本発明は図4で示し
たPDSシステムにOTDRを組み込んで光ファイバ線
路を監視する時、上記した問題を解決し、安価で信頼性
の高い監視ができるシステムを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、光通信端末機Aと該光通信
端末機Aに接続される第一の光ファイバ線路L1と、該
光ファイバ線路L1に接続され、N個の光回路に分岐す
る光分岐器Bと、該光分岐器Bの各分岐に接続される第
二の光ファイバ線路L2と、該光ファイバ線路L2に接
続される光加入者用の光通信端末機Cとを備えている光
通信システムにおいて、前記第二の光ファイバ線路L2
には、光加入者用の光通信端末機Cの前に、それぞれブ
ラッグ波長と反射効率が異なる光ファイバグレーティン
グDが接続されていることを特徴とする光通信システム
が提供される。
【0011】光ファイバグレーティングは光ファイバの
コアにゲルマニウムがドープされ、コアとクラッドの比
屈折率差の大きい光ファイバに短波長の光を照射するこ
とで容易に作製でき、また光ファイバ線路との接続も、
コアにドープされているゲルマニウムを熱拡散すること
で低損失で行える。反射波長、つまりブラッグ波長はグ
レーティングの数により制御可能であり、光分岐器から
下流の光ファイバ線路をこのブラッグ波長を異ならせて
おくことで識別できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の光通信システムの概略を
図1に示す。図1から明らかなように、本発明の光通信
システムは、図4で示したPDSシステムにおいて、第
二の光ファイバ線路L2には、光加入者用の光通信端末
機Cの前に、それぞれブラッグ波長と反射効率が異なる
光ファイバグレーティングDが接続されていることを特
徴としている。
【0013】まず光ファイバグレーティングDを作製す
る。光源にはエキシマレーザを用い、通常の2光束干渉
法を用いた。ブラッグ波長の調整はこの2光束干渉法に
おける2つの光束の交差角度を調整することにより行っ
た。使用したファイバはゲルマニウムをドープした、比
屈折率差2.2%の細径コアファイバである。グレーテ
ィングを作製している間、光スペクトルアナライザで透
過光をモニタしておき、設定した波長、つまりブラッグ
波長での透過光の光出力レベルが他の波長の透過光に比
べ約18dB少なくなった時、グレーティングの作製を
終了した。なを、設定波長の透過光のレベルを調整すれ
ば、その波長の反射光のレベルも変化するのでブラッグ
波長の反射効率を制御することができる。
【0014】第一の光ファイバ線路L1及び第二の光フ
ァイバ線路L2と、この光ファイバグレーティングDの
接続にはTEC(Thermally Expanded Core)技術、つま
り熱によりコアにドープされているゲルマニウムを拡散
してモードフィールド径を第一及び第二の光ファイバ線
路のモードフィールド径と合わせる技術を用いて融着接
続した。接続損失は全ての箇所で一か所当り0.5dB
以下であった。
【0015】本発明の動作例を図2で説明する。簡単の
ため、4分岐の例について示す。4分岐器(N=4の光
分岐器)の後に第二の光ファイバ線路が接続され、その
端末部にそれぞれブラッグ波長が異なる光ファイバグレ
ーティングが接続されている。信号光は波長1.3μm
であり、それぞれの線路のブラッグ波長は1.52μ
m,1.55μm,1.58μm,1.61μmと、間
隔を開けてある。接続される光ファイバの長さが異なっ
ている場合、最終端から反射して戻ってくる光の強さが
4つの線路で同じになるようにブラッグ波長の反射率を
調整した。つまり第二の光ファイバ線路の各々の減衰
量、それに光ファイバグレーティングでの反射量を考慮
し、4分岐器に戻ってくるそれぞれの波長成分の光電力
がほぼ同じになるようにした。
【0016】障害点をモニタする光は4波長用意する必
要は無く、4つのブラッグ波長を含む1つの広い波長の
光で良い。そのような広波長帯域光源の光を局内の光通
信端末機Aから入射し、戻り光をスペクトルアナライザ
で測定する。4分岐した線路に何も異常がない場合はλ
1からλ4までの4つの波長が同じレベルで観測され
る。
【0017】もし第2番目の光ファイバ線路に曲りなど
の損失劣化部分がある場合、図2で示したように、λ2
の波長成分が少なくなって観測される。つまり、受光レ
ベルが変化した波長成分から障害が発生した線路を特定
することができる。その後OTDRでその波長成分の光
を調べることで障害点の場所が特定できる。
【0018】分岐器Bの前の第一の光ファイバ線路L1
に障害が発生した場合には、4つの波長全体の受光レベ
ルが変化するため、そのことを識別することができる。
この場合、その後のOTDRによる測定には4波長のど
の波長でも用いることができる。
【0019】光分岐器Bはガラス導波路型のものを用い
た。コアとクラッドの比屈折率差は約0.5%である。
この光分岐器Bと第一の光ファイバ線路L1及び第二の
光ファイバ線路L2との接続は、ガラス導波路の基板が
石英であることから、CO2レーザによる融着接続法を
用いた。接続損失は一か所当たり平均0.6dBであっ
た。これにより第一および第二の光ファイバ線路と光分
岐器との接続部の信頼性を高めた。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
光通信システムにおいては、光通信端末機Aと該光通信
端末機Aに接続される第一の光ファイバ線路L1と、該
光ファイバ線路L1に接続され、N個の光回路に分岐す
る光分岐器Bと、該光分岐器Bの各分岐に接続される第
二の光ファイバ線路L2と、該光ファイバ線路L2に接
続される光加入者用の光通信端末機Cとを備えている光
通信システムにおいて、前記第二の光ファイバ線路L2
には、光加入者用の光通信端末機Cの前に、それぞれブ
ラッグ波長と反射効率が異なる光ファイバグレーティン
グDが接続されていることを特徴とするため、第二の光
ファイバ線路の障害点を精度よく簡単に特定することが
できる。さらに光ファイバグレーティングDを用いたこ
とで、第一および第二の光ファイバ線路との接続が低損
失かつ容易に行え、光通信システムの高性能化、低価格
化、高信頼性化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光通信システム例を示す概略図であ
る。
【図2】本発明の光通信システムの動作例を示す説明図
である。
【図3】従来の光通信システムでOTDRにより、分岐
した後の光線路の障害点を特定するシステム例を示す概
略図である。
【図4】従来の光通信システムすなわちPDS(Passiv
e Double Star)の例を示す概略図である。
【符号の説明】
A 光通信端末機 B 光分岐器 C 光加入者用の光通信端末機 D 光ファイバグレーティング E 帯域通過型フィルタ内臓光部品 L1 第一の光ファイバ線路 L2 第二の光ファイバ線路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光通信端末機Aと該光通信端末機Aに接続
    される第一の光ファイバ線路L1と、該光ファイバ線路
    L1に接続され、N個の光回路に分岐する光分岐器B
    と、該光分岐器Bの各分岐に接続される第二の光ファイ
    バ線路L2と、該光ファイバ線路L2に接続される光加
    入者用の光通信端末機Cとを備えている光通信システム
    において、前記第二の光ファイバ線路L2には、光加入
    者用の光通信端末機Cの前に、それぞれブラッグ波長と
    反射効率が異なる光ファイバグレ−ティングDが接続さ
    れていることを特徴とする光通信システム。
  2. 【請求項2】上記光分岐器Bはガラス導波路型であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光通信システム。
JP29226295A 1995-11-10 1995-11-10 光通信システム Pending JPH09135206A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999042803A1 (fr) * 1998-02-23 1999-08-26 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Systeme et procede pour le controle de ligne de derivation
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