JP2016181792A - 遠隔連絡システムおよび遠隔連絡システムを用いる状況判断方法 - Google Patents

遠隔連絡システムおよび遠隔連絡システムを用いる状況判断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光ファイバにより通信を行う通信装置の場所の状態を通信装置が動作していない場合でも知らせることを可能にする。
【解決手段】試験光送受信装置1は、例えば、周波数f1〜f8をそれぞれ有する個別の光(試験光S)を送信する。試験光Sは、光スプリッタ4で分割される。例えば、第1のユーザ宅の遠隔連絡装置21がOFF(オフ)のままの場合、試験光Sはすべて遠隔連絡装置21を通過してしまう。例えば、第2のユーザ宅の遠隔連絡装置22がON(オン)に切り替わっている場合、試験光S内の周波数f2の光は、遠隔連絡装置22の反射板200で反射し、その他の周波数の光は、反射板200を通過する。試験光送受信装置1は、ON(オン)に切り替わっている各遠隔連絡装置の反射板200で反射した光(反射光T)を受信し、例えば、各反射光Tの周波数を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光アクセス通信サービスを利用する一般家庭や事業所等のお客様宅において、自然災害や事故等が原因で停電し緊急事態が発生した場合、電話会社のビルから当該お客様宅の被害状況を把握する遠隔連絡システムに関する。
従来、メタリック回線による固定電話では、お客様宅から消防機関や警察機関へ緊急通報するための特番による緊急通報サービスが提供されている。また、高齢者や要介護者が在宅時に緊急事態に遭遇した場合に、最寄りの消防署や、自治体や警備会社が運営する緊急通報受理機関のコールセンタに固定電話網を介して緊急通報を伝達するシステムも実用化されている(例えば、非特許文献1を参照)。また、大地震になどの激甚災害時に、本人やその家族の安否状況をインターネット接続サービスや携帯電話サービスを介して、関係者に通知する伝言ダイヤルサービスも実用化されている(例えば、非特許文献2を参照)。
一方、最近インターネット接続サービスをはじめとする光アクセス回線において、災害や事故時にお客様宅で停電が想定され、通信そのものが途絶することが懸念されている。その解決方法として、NTTビル側から電力源となる光を加入者側通信装置に送出し、その光を当該通信装置内で電気に変換し、その電気を用いて通信手段を確保する光給電方式による光アクセス回線方式が提案されている(例えば、特許文献1)。
上記2つの非特許文献記載の技術は既に実用化され、自然災害や事故、あるいは生活上緊急を要する事態に対して利用されており効果を収めている。しかしながら、お客様宅において停電が発生した場合、その緊急事態を通報できなくなるという欠点がある。また、特許文献1記載の技術は、その欠点を克服するためNTTビル側から光給電を行い、お客様宅が停電した場合でも連絡手段が途絶しないようにしているが、光給電のための設備コストは大きく、現在のところ実用化に至っていない。
特許第4602853号公報
「シルバーホン あんしんSIII」、[online]、[平成27年3月24日検索]、インターネット<URL:http://web116.jp/shop/goods/anshins3/anshins3_00.html> 「安否確認サービス」、[online]、[平成27年3月24日検索]、インターネット<URL:https://www.ntt-east.co.jp/business/cloud/anpi/>
以上のように、従来の緊急通報システムでは、お客様宅で商用電源が正常に動作していることが、前提に運用されている。また、停電に対応した光給電方式の通報手段も、光・電気変換器やキャパシタ等の機能を追加する必要があり設備コストの増加は避けられない。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたもので、光アクセスサービスに加入のユーザ宅が停電によりサービスが停止し連絡手段を失ったような場合でも、電話会社のビルから当該ユーザの非常事態を把握することのできる遠隔連絡システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、第1の本発明は、1本の光ファイバを伝搬する光信号により通信する通信装置で通信できない場合、前記1本の光ファイバに光を入射させ、前記光が通信装置に到達する前に反射して戻るか否かによって通信装置の場所での状況を知るべく、前記通信装置の場所に設けられる遠隔連絡装置を含む遠隔連絡システムであって、反射板と、光を反射させる場合に手動で操作され、操作により、光ファイバを到来した光の光路の位置に前記反射板を配置する操作部とを備えることを特徴とする。
例えば、前記反射板は複数であり、前記各反射板で反射する光の周波数が互いに異なる。
第2の本発明は、1本の光ファイバが分岐し、分岐後の各光ファイバを伝搬する光信号により通信する通信装置で通信できない場合、前記1本の光ファイバに光を入射させ、前記光が通信装置に到達する前に反射して戻るか否かによって通信装置の場所での状況を知るべく、前記各通信装置の場所に設けられる遠隔連絡装置を含む遠隔連絡システムであって、前記各遠隔連絡装置は、反射板と、光を反射させる場合に手動で操作され、操作により、光ファイバを到来した光の光路の位置に前記反射板を配置する操作部とを備え、前記各反射板で反射する光の周波数が互いに異なることを特徴とする。
例えば、少なくとも1つの前記遠隔連絡装置の反射板は複数であり、前記遠隔連絡システムの各反射板で反射する光の周波数が互いに異なる。
第3の本発明は、1本の光ファイバが分岐し、分岐後の各光ファイバを伝搬する光信号により通信する通信装置で通信できない場合、前記1本の光ファイバに光を入射させ、前記光が通信装置に到達する前に反射して戻るか否かによって通信装置の場所での状況を知るべく、前記各通信装置の場所に設けられる遠隔連絡装置を含む遠隔連絡システムであって、前記各遠隔連絡装置は、1以上の反射板と、光を反射させる場合に手動で操作され、操作により、光ファイバを到来した光の光路の位置に前記反射板を配置する操作部とを備え、2以上の周波数から1以上の周波数を選択して得られる複数の互いに異なる選択結果が1対1で前記遠隔連絡装置に割り当てられ、前記各遠隔連絡装置は、割り当てられた選択結果に対応する1以上の周波数のそれぞれにつき、当該周波数の光を反射する反射板を備えることを特徴とする。
第4の本発明は、上記遠隔連絡システムの前記1本の光ファイバに光を入射させ、前記光が反射して戻るか否か、または、反射して戻る光の周波数によって通信装置の場所での状況を判断することを特徴とする。
本発明によれば、自然災害や事故等によってお客様宅が停電し、光通信サービスが停止した場合でも緊急事態を確認できる。
第1の実施の形態の遠隔連絡システムを使用した通信システムの構成図である。 各遠隔連絡装置の構成を示す図である。 変形例3の遠隔連絡システムにおいて使用可能な遠隔連絡装置を模式的に示す図である。 第2の実施の形態の遠隔連絡システムを使用した通信システムの構成図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の遠隔連絡システムを使用した通信システムの構成図である。
試験光送受信装置1は、光カプラ2に光ファイバを介して接続され、光カプラ2には光ファイバを介して通信装置3が接続される。試験光送受信装置1、光カプラ2および通信装置3は、例えば、通信業者の建物内に配置される。
また、光カプラ3は、光ファイバを介して、遠隔地の電柱などに設けた光スプリッタ4に接続される。光スプリッタ4は、ここでは、8分岐の光スプリッタである。
第1のユーザ宅の通信装置31は、8本の内の第1の光ファイバを伝搬する光信号にて通信を行う。通信装置31の場所には、遠隔連絡装置21が設置される。遠隔連絡装置21は、第1の周波数f1を有する光のみを反射する反射板200を備える。
第2のユーザ宅の通信装置32は、第2の光ファイバを伝搬する光信号にて通信を行う。通信装置32の場所には、遠隔連絡装置22が設置される。遠隔連絡装置22は、第2の周波数f2を有する光のみを反射する反射板200を備える。
第3のユーザ宅の通信装置33は、第3の光ファイバを伝搬する光信号にて通信を行う。通信装置33の場所には、遠隔連絡装置23が設置される。遠隔連絡装置23は、第3の周波数f3を有する光のみを反射する反射板200を備える。
第4のユーザ宅の通信装置34は、第4の光ファイバを伝搬する光信号にて通信を行う。通信装置34の場所には、遠隔連絡装置24が設置される。遠隔連絡装置24は、第4の周波数f4を有する光のみを反射する反射板200を備える。
第5のユーザ宅の通信装置35は、第5の光ファイバを伝搬する光信号にて通信を行う。通信装置35の場所には、遠隔連絡装置25が設置される。遠隔連絡装置25は、第5の周波数f5を有する光のみを反射する反射板200を備える。
第6のユーザ宅の通信装置36は、第6の光ファイバを伝搬する光信号にて通信を行う。通信装置36の場所には、遠隔連絡装置26が設置される。遠隔連絡装置26は、第6の周波数f6を有する光のみを反射する反射板200を備える。
第7のユーザ宅の通信装置37は、第7の光ファイバを伝搬する光信号にて通信を行う。通信装置37の場所には、遠隔連絡装置27が設置される。遠隔連絡装置27は、第7の周波数f7を有する光のみを反射する反射板200を備える。
第8のユーザ宅の通信装置38は、第8の光ファイバを伝搬する光信号にて通信を行う。通信装置38の場所には、遠隔連絡装置28が設置される。遠隔連絡装置28は、第8の周波数f8を有する光のみを反射する反射板200を備える。
遠隔連絡システムは、このような遠隔連絡装置21〜28を含むシステムであり、遠隔連絡装置は、例えば、通信装置の光コネクタに接続される。
周波数f1〜f8は互いに異なる。互いの符号が異なる場合、互いの周波数は異なることとする。
また、各ユーザ宅は、同一地域に存在することとし、各通信装置31〜38は、商用電源により動作するものとする。また、他の地域については、例えば、図1と同様に遠隔連絡システム(遠隔連絡装置)が設けられる。
図2は、各遠隔連絡装置の構成を示す図である。
遠隔連絡装置は、操作部201を備え、(a)に示すように、操作部201がOFF(オフ)状態では、光スプリッタ4とユーザ宅の通信装置が光ファイバだけで接続される。一方、(b)に示すように、操作部201を操作し、ON(オン)にすると、反射板200を備える光ファイバが、光スプリッタ4とユーザ宅の通信装置を接続する光ファイバの一部に置き換わる。これにより、反射板200が、光スプリッタ4側から到来する光の光路の位置に配置される。
ユーザは、停電が発生した場合には、遠隔連絡装置をON(オン)の状態にするように予め指導される。
また、操作部201を操作し、OFF(オフ)に戻すと、反射板200を備える光ファイバが元の光ファイバに置き換わる。
ユーザは、停電が解消した場合には、遠隔連絡装置をOFF(オフ)の状態にするように予め指導される。
なお、操作部201が反射板200の位置を変える仕組みは、この態様に限らず、別の周知の技術により実現してもよい。
図1に戻り、説明を続ける。
ユーザ宅に停電が発生してない場合、遠隔連絡装置はOFF(オフ)の状態となっている。通信装置3は、各通信装置31〜38に対し、通信のための光信号を送信する。光信号は、反射板200で反射することなく、各通信装置31〜38で受信される。逆方向も同様であり、各通信装置31〜38は、通信装置3に対し、通信のための光信号を送信する。光信号は、反射板200で反射することなく、通信装置3で受信される。
また、通信装置3は、図示しない通信網を介して、別地域の家族宅などに配置された通信装置とも通信する。このように、通信装置3を介して、各通信装置31〜38は、別地域の家族などの通信装置と通信する。
例えば、この通信で通話を行えば、別地域に住む家族は、各通信装置31〜38のユーザが無事であることを確認できる。
一方、各通信装置31〜38のユーザ宅の地域において、自然災害などによる停電が発生した場合、これらの通信装置は使用不可能となる。
そこで、ユーザは、指導のとおり、遠隔連絡装置21〜28をON(オン)の状態に切り替えようとする。しかし、場合によっては、自然災害による負傷などが原因で、一部のユーザは、遠隔連絡装置をON(オン)に切り替えられない可能性がある。その場合、遠隔連絡装置は、OFF(オフ)のままである。
例えば、別地域に住む家族は、自然災害の発生を知り、通話によってユーザの安否を確認しようとするが不可能なので、通信業者にユーザの安否確認を要請する。
要請を受けた通信業者は、試験光送受信装置1を起動し、試験光送受信装置1は、例えば、周波数f1〜f8をそれぞれ有する個別の光(試験光S)を送信する。試験光Sは、光スプリッタ4で分割される。試験光Sは、例えば、各周波数の光を時分割で含むものである。
例えば、第1のユーザ宅の遠隔連絡装置21がOFF(オフ)のままの場合、試験光Sはすべて遠隔連絡装置21を通過してしまう。
例えば、第2のユーザ宅の遠隔連絡装置22がON(オン)に切り替わっている場合、試験光S内の周波数f2の光は、遠隔連絡装置22の反射板200で反射し、その他の周波数の光は、反射板200を通過する。
試験光送受信装置1は、ON(オン)に切り替わっている各遠隔連絡装置の反射板200で反射した光(反射光T)を受信し、例えば、各反射光Tの周波数を表示する。
これにより、通信業者は、どのユーザ宅のユーザが遠隔連絡装置を操作し、つまり、無事で、どのユーザ宅のユーザが遠隔連絡装置を操作せず、つまり、安否不明かを知ることができる。通信業者は、例えば、このような安否確認の結果を別地域の家族などに報告する。例えば、安否不明のユーザ宅に対し、優先的にレスキュー隊を派遣するというような対応策を講じることができる。
以上のように、第1の実施の形態によれば、ユーザ宅の通信装置で通信できない場合、光ファイバに光(試験光S)を入射させ、光が通信装置に到達する前に反射して反射光Tが戻るか否かによって通信装置の場所での状況を知ることができる。つまり、通信装置の場所に設けられる遠隔連絡装置が反射板200とこれを光路の位置に配置する操作部201とを備えるので、操作部201により反射光Tを発生でき、よって、通信装置の場所の状態を知らせ、知ることができる。
また、光ファイバを分岐させ、各反射板で反射する光の周波数を互いに異なるようにすることで、通信装置が存在する複数の場所の状態を個別に知らせ、知ることができる。
(変形例1)
なお、周波数f1〜f8の1つを、通信装置3が通信で使用する周波数とし、通信装置3がその周波数の試験光Sを送信し、その周波数の反射光Tを受信できたか否かを例えば表示してもよい。これにより、該当のユーザ(その周波数の光を反射する反射板を備える遠隔連絡装置を設置したユーザ宅のユーザ)について安否を知ることができる。また、試験光送受信装置1から送信する試験光Sにおける周波数を7種類に減らすことができる。
(変形例2)
また、図示しないが、例えば、1対1で通信を行う場合、一方または双方の通信装置に遠隔連絡装置を設け、本実施の形態と同様に試験光を反射させ、相手側の状態を知るようにしてもよい。この場合、光スプリッタは不要となる。
変形例2は、変形例1にも適用可能である。つまり、通信装置3が試験光送受信装置1の役割を担い、試験光送受信装置1を不要としてもよい。
(変形例3)
図3は、変形例3の遠隔連絡システムにおいて使用可能な遠隔連絡装置を模式的に示す図である。
図3の遠隔連絡装置は、連絡すべき事項が多いユーザ宅に設けるのが好ましい。例えば、遠隔連絡装置21は、反射板を備えない光ファイバ、周波数f11の光を反射する反射板200を備えた光ファイバ、周波数f12の光を反射する反射板200を備えた光ファイバ、周波数f13の光を反射する反射板200を備えた光ファイバを備える。つまり、遠隔連絡システムの各反射板で反射する光の周波数が互いに異なる。
操作部(図示せず)の操作により、いずれかの光ファイバが、光スプリッタ4と通信装置を接続する光ファイバに挿入される。よって、通信装置の場所における4状態を知らせ、知ることができる。
例えば、反射光がない場合は安否不明である。周波数f11の反射光を発生させる場合は、例えば、2人のユーザUA、UBの両方が無事であると予め決めておけばよい。例えば、周波数f12の反射光を発生させる場合は、ユーザUAが無事だが、ユーザUBは無事ではないと予め決めておけばよい。例えば、周波数f13の反射光を発生させる場合は、ユーザUBが無事だが、ユーザUAは無事ではないと予め決めておけばよい。
よって、変形例2によれば、通信装置の場所での状態をより詳細に知らせ、知ることができる。
なお、図3の構成は、遠隔連絡装置21以外の遠隔連絡装置に適用してもよい。また、他変形例3は、変形例1、2においても適用可能である。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、第1の実施の形態に同一または類似の装置および装置構成を用い、これらについては第1の実施の形態で使用した符号を使用して重複説明を略し、第1の実施の形態とは異なる事項を中心に説明を行う。
図4は、第2の実施の形態の遠隔連絡システムを使用した通信システムの構成図である。
第2の実施の形態では、2以上の周波数(ここでは、f1、f2、f3とする)から1以上の周波数を選択して得られる複数の互いに異なる選択結果が1対1で遠隔連絡装置に割り当てられる。
選択結果は、(1)周波数f1、(2)周波数f2、(3)周波数f3、(4)周波数f1とf2、(5)周波数f2とf3、(6)周波数f1とf3、(7)周波数f1とf2とf3の7種類である。
(1)〜(7)の選択結果は、それぞれ遠隔連絡装置21〜27に割り当てられる。
遠隔連絡装置21は、割り当てられた選択結果に対応して、周波数f1を有する光のみを反射する反射板200を備える。遠隔連絡装置22は、割り当てられた選択結果に対応して、周波数f2を有する光のみを反射する反射板200を備える。遠隔連絡装置23は、割り当てられた選択結果に対応して、周波数f3を有する光のみを反射する反射板200を備える。遠隔連絡装置24は、割り当てられた選択結果に対応して、周波数f1を有する光のみを反射する反射板200と周波数f2を有する光のみを反射する反射板200を備える。遠隔連絡装置25は、割り当てられた選択結果に対応して、周波数f2を有する光のみを反射する反射板200と周波数f3を有する光のみを反射する反射板200とを備える。遠隔連絡装置26は、割り当てられた選択結果に対応して、周波数f1を有する光のみを反射する反射板200と周波数f3を有する光のみを反射する反射板200とを備える。遠隔連絡装置27は、割り当てられた選択結果に対応して、周波数f1を有する光のみを反射する反射板200と周波数f2を有する光のみを反射する反射板200と周波数f3を有する光のみを反射する反射板200を備える。第8の光ファイバは、未使用となっている。
1つの反射板200を備える遠隔連絡装置21〜23などについては、図2と同様の構成であり、つまり、その1つの反射板200を備えた光ファイバと反射板を備えない光ファイバを切り替えるようになっている。
一方、2つ以上の反射板200を備える遠隔連絡装置24〜27については、その2つ以上の全ての反射板200を備えた光ファイバと反射板を備えない光ファイバを切り替えるようになっている。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、試験光送受信装置1や通信装置3は試験光Sを送信し、反射光Tの周波数を表示する。
そして、反射光Tに含まれる周波数に応じて、例えば、ユーザの安否が判断される。
例えば、反射光Tに周波数f1の光のみが含まれる場合、遠隔連絡装置21のみが操作されたと判断される。
また、反射光Tに周波数f2の光のみが含まれる場合、遠隔連絡装置22のみが操作されたと判断される。
また、反射光Tに周波数f3の光のみが含まれる場合、遠隔連絡装置23のみが操作されたと判断される。
また、反射光Tに周波数f1の光と周波数f2の光のみが含まれる場合、遠隔連絡装置24が操作された、または、遠隔連絡装置24と遠隔連絡装置21、22の1つ以上が操作されたと判断される。
また、反射光Tに周波数f2の光と周波数f3の光のみが含まれる場合、遠隔連絡装置25のみが操作された、または、遠隔連絡装置22、23の1つ以上と遠隔連絡装置25とが操作されたと判断される。
また、反射光Tに周波数f1の光と周波数f3の光のみが含まれる場合、遠隔連絡装置26のみが操作された、または、遠隔連絡装置21、23の1つ以上と遠隔連絡装置26とが操作されたと判断される。
また、反射光Tに周波数f1の光と周波数f2の光と周波数f3の光が含まれる場合、遠隔連絡装置27のみが操作された、または、遠隔連絡装置21〜26の1つ以上と遠隔連絡装置27とが操作されたと判断される。
よって、少なくとも遠隔連絡装置が操作されていない、つまり、安否不明のユーザ宅に対し、優先的にレスキュー隊を派遣するというような対応策を講じることができる。
例えば、反射光Tに周波数f1の光と周波数f2の光のみが含まれる場合、少なくとも、第3、5、6、7のユーザ宅では、遠隔連絡装置が操作されていない、つまり、ユーザの安否が不明なので、優先的にレスキュー隊を派遣するというような対応策を講じることができる。
また、第1の実施の形態で使用する周波数の種類は、8種類であるのに対し、第2の実施の形態で使用する周波数の種類は、3種類であり、周波数の種類を格段に少なくできる。その結果、試験光送受信装置1を簡素化することができる。
以上のように、第2の実施の形態によれば、2以上の周波数から1以上の周波数を選択して得られる複数の互いに異なる選択結果が1対1で遠隔連絡装置21〜27に割り当てられ、各遠隔連絡装置は、割り当てられた選択結果に対応する1以上の周波数のそれぞれにつき、当該周波数の光を反射する反射板200を備えるので、周波数の種類を少なくできる。
なお、上記第1、第2の実施の形態では、ユーザが無事の場合は、遠隔連絡装置をON(オン)にしたが、ユーザが無事でない場合に遠隔連絡装置をON(オン)にし、無事でないことを積極的に連絡するようにしてもよい。
また、第1、第2の実施の形態のような安否連絡でなく、別の連絡事項を伝えるために遠隔連絡システムを用いてもよい。
例えば、節電のため、通信装置の電源は落としておきたいが、家族が心配するといけないので、遠隔連絡装置だけはON(オン)にしておき、無事であることだけは分かるようにしてもよい。
また、お年寄りが操作ミスで通信装置を動作不可にしてしまった場合、遠隔連絡装置をON(オン)にし、修理を要請するようにしてもよい。
1 試験光送受信装置
2 光カプラ
3、31〜38 通信装置
4 光スプリッタ
21〜28 遠隔連絡装置
200 反射板
201 操作部

Claims (6)

  1. 1本の光ファイバを伝搬する光信号により通信する通信装置で通信できない場合、前記1本の光ファイバに光を入射させ、前記光が通信装置に到達する前に反射して戻るか否かによって通信装置の場所での状況を知るべく、前記通信装置の場所に設けられる遠隔連絡装置を含む遠隔連絡システムであって、
    反射板と、
    光を反射させる場合に手動で操作され、操作により、光ファイバを到来した光の光路の位置に前記反射板を配置する操作部と
    を備えることを特徴とする遠隔連絡システム。
  2. 前記反射板は複数であり、前記各反射板で反射する光の周波数が互いに異なる
    ことを特徴とする請求項1記載の遠隔連絡システム。
  3. 1本の光ファイバが分岐し、分岐後の各光ファイバを伝搬する光信号により通信する通信装置で通信できない場合、前記1本の光ファイバに光を入射させ、前記光が通信装置に到達する前に反射して戻るか否かによって通信装置の場所での状況を知るべく、前記各通信装置の場所に設けられる遠隔連絡装置を含む遠隔連絡システムであって、
    前記各遠隔連絡装置は、
    反射板と、
    光を反射させる場合に手動で操作され、操作により、光ファイバを到来した光の光路の位置に前記反射板を配置する操作部と
    を備え、
    前記各反射板で反射する光の周波数が互いに異なる
    ことを特徴とする遠隔連絡システム。
  4. 少なくとも1つの前記遠隔連絡装置の反射板は複数であり、前記遠隔連絡システムの各反射板で反射する光の周波数が互いに異なる
    ことを特徴とする請求項3記載の遠隔連絡システム。
  5. 1本の光ファイバが分岐し、分岐後の各光ファイバを伝搬する光信号により通信する通信装置で通信できない場合、前記1本の光ファイバに光を入射させ、前記光が通信装置に到達する前に反射して戻るか否かによって通信装置の場所での状況を知るべく、前記各通信装置の場所に設けられる遠隔連絡装置を含む遠隔連絡システムであって、
    前記各遠隔連絡装置は、
    1以上の反射板と、
    光を反射させる場合に手動で操作され、操作により、光ファイバを到来した光の光路の位置に前記反射板を配置する操作部と
    を備え、
    2以上の周波数から1以上の周波数を選択して得られる複数の互いに異なる選択結果が1対1で前記遠隔連絡装置に割り当てられ、前記各遠隔連絡装置は、割り当てられた選択結果に対応する1以上の周波数のそれぞれにつき、当該周波数の光を反射する反射板を備える
    ことを特徴とする遠隔連絡システム。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の遠隔連絡システムの前記1本の光ファイバに光を入射させ、
    前記光が反射して戻るか否か、または、反射して戻る光の周波数によって通信装置の場所での状況を判断する
    ことを特徴とする状況判断方法。
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