JP2001148665A - 双方向光増幅装置 - Google Patents

双方向光増幅装置

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JP2001148665A
JP2001148665A JP33084699A JP33084699A JP2001148665A JP 2001148665 A JP2001148665 A JP 2001148665A JP 33084699 A JP33084699 A JP 33084699A JP 33084699 A JP33084699 A JP 33084699A JP 2001148665 A JP2001148665 A JP 2001148665A
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optical
light
amplifier
input
wavelength
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JP33084699A
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Hidenori Taga
秀徳 多賀
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KDDI Submarine Cable Systems Inc
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KDD Submarine Cable System Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 双方向光伝送システムでライン監視と障害点
探索を可能にする。 【解決手段】 光サーキュレータ16は、端局10の光
送信装置10Sから出力される信号光S1を光アンプ1
8に供給する。光アンプ18で光増幅された信号光S1
は、光ファイバ20、光サーキュレータ22及び光ファ
イバ30を介して端局32に入力する。光サーキュレー
タ22は、端局32の光送信装置32Sから出力される
信号光S2を光アンプ24に供給する。光アンプ24で
光増幅された信号光S2は、光ファイバ26、光サーキ
ュレータ26及び光ファイバ12を介して端局10に入
力する。光アンプ18と光アンプ24の光増幅帯域は少
なくとも一部が重なる。ループバック光回路28は、光
アンプ18の出力光の一部を、光ファイバ26上に端局
10に向かう方向に結合し、光アンプ24の出力光の一
部を光ファイバ20上に端局32に向かう方向に結合す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光増幅装置に関
し、より具体的には、光ファイバ伝送路上で双方向に信
号光を伝送させる光伝送システムに使用する光増幅装置
及びその光伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ伝送路上を双方向に信号光を
伝搬させる光伝送システムは、古くから知られている。
伝送距離を長くするには、中間に、双方向で信号光を光
増幅できる光中継増幅器、いわゆる双方向光増幅器を配
置する必要がある。
【0003】双方向光増幅装置としては、当初、1つの
エルビウム添加光ファイバに双方向に信号光を導入する
構成が考えられたが、この構成では、光アンプが発振し
てしまうので、実用的ではない。2つのエルビウムドー
プ光ファイバの間に、上り光と下り光を分離する光フィ
ルタを配置する構成も提案されている(例えば、及び米
国特許第5815308号)。
【0004】これに対して、図12に示すように、2つ
の光サーキュレータで上り光伝送路と下り光伝送路を別
個に用意し、各光伝送路上に光アンプを配置する構成が
提案されている(例えば、米国特許第5742416
号、米国特許第5887091号及び特開平9−932
02号公報(米国特許第5875054号)参照)。上
り用と下り用で別々の光増幅器を配置する構成である。
【0005】図12に示す双方向光増幅器では、入出力
ポート210に信号光S1が入力し、入出力ポート21
2に信号光S2が入力する。入出力ポート210に入力
した信号光S1は、光サーキュレータ214のポートB
に入力し、入出力ポート212に入力した信号光S2
は、光サーキュレータ218のポートBに入力する。光
サーキュレータ214,218は、ポートAの入力光を
ポートBから出力し、ポートBの入力光をポートCから
出力する光素子である。
【0006】光サーキュレータ214はポートBに入力
する信号光S1をポートCに転送し、ポートCから光ア
ンプ216に出力する。光アンプ216は、光サーキュ
レータ214のポートCから出力される信号光S1を光
増幅して、光サーキュレータ218のポートAに入力す
る。光サーキュレータ218はポートAに入力する信号
光S1をポートBに転送し、ポートBから入出力ポート
212に供給する。
【0007】同様に、光サーキュレータ218はポート
Bに入力する信号光S2をポートCに転送し、ポートC
から光アンプ220に出力する。光アンプ220は、光
サーキュレータ18のポートCから出力される信号光S
2を光増幅して、光サーキュレータ214のポートAに
入力する。光サーキュレータ214はポートAに入力す
る信号光S2をポートBに転送し、ポートBから入出力
ポート210に供給する。
【0008】このようにして、入出力ポート210に入
力する信号光S1が光増幅されて、入出力ポート212
から出力され、入出力ポート212に入力する信号光S
2が光増幅されて、入出力ポート210から出力され
る。
【0009】光アンプ216,220の光増幅帯域を互
いに異なるものにすることで、発振現象を生じないよう
にできる。例えば、光アンプ16の光増幅帯域を155
0nm帯とし、光アンプ20の光増幅帯域20を157
0nm帯とする。
【0010】また、4ポートの光サーキュレータを2つ
使用し、光バンドパスフィルタを使用することで、上り
信号光と下り信号光を同方向で1つの光増幅器に入射す
るようにした構成も知られている(米国特許第5812
306号)。この構成では、単一の光増幅器で済むの
で、安価に実現できる。4ポートの光サーキュレータの
代わりに、WDM光カップラを使用する構成も知られて
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】実際の光伝送システム
では、光中継器を含む光伝送路の監視と光伝送路の障害
点探索が非常に重要である。従来例では何れも、この点
が全く考慮されていない。
【0012】本発明は、光伝送路の監視及び光伝送路の
障害点探索を可能にする双方向光増幅装置を提示するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る双方向光増
幅装置は、第1の光アンプと、当該第1の光アンプの光
増幅帯域と少なくとも一部で重なる光増幅帯域を具備す
る第2の光アンプと、第1及び第2の光入出力ポート
と、当該第1の光入出力ポートからの入力光を当該第1
の光アンプの入力に供給し、当該第2の光アンプの出力
光を当該第1の光入出力ポートに供給する第1の光分配
手段と、当該第2の光入出力ポートからの入力光を当該
第2の光アンプの入力に供給し、当該第1の光アンプの
出力光を当該第2の光入出力ポートに供給する第2の光
分配手段と、当該第1の光アンプの出力光の一部を当該
第2の光アンプの出力光に合波するループバック光回路
とからなることを特徴とする。
【0014】この構成により、上り方向の信号光と下り
方向の信号光を別々の光アンプで光増幅できる。ループ
バック光回路により、ライン監視光及びC−OTDRプ
ローブ光を送信元に戻すことができるので、光中継器を
遠隔監視でき、また、光ファイバ伝送路上の障害を探索
できる。
【0015】好ましくは、ループバック光回路が、更
に、当該第2の光アンプの出力光の一部を当該第1の光
アンプの出力光に合波する。これにより、両方の端局か
ら、光中継器の監視と障害点の探索を行えるようにな
る。
【0016】ループバック光回路は好ましくは、リング
状光導波路と、当該リング状光導波路上にあって、当該
第1の光アンプの出力側に光結合する第1の光カップラ
と、当該リング状光導波路上にあって、当該第2の光ア
ンプの出力側に光結合する第2の光カップラと、当該第
1の光カップラと当該第2の光カップラの間の各光パス
上に配置される第1及び第2の減衰器とからなる。
【0017】ループバック光回路は好ましくは、リング
状光導波路と、当該リング状光導波路上にあって、当該
第1の光アンプの出力側に光結合する第1の光カップラ
と、当該リング状光導波路上にあって、当該第2の光ア
ンプの出力側に光結合する第2の光カップラと、当該第
1の光カップラと当該第2の光カップラの間の各光パス
上に配置され、所定波長の光のみを通過する第1及び第
2の光フィルタとからなる。
【0018】ループバック光回路は好ましくは、双方向
に光が伝送自在な光伝送路と、当該光伝送路の一端を終
端する第1の反射素子と、当該光伝送路の他端を終端す
る第2の反射素子と、当該光伝送路上にあって当該第1
の光アンプの出力側に光結合する第1の光カップラと、
当該光伝送路上にあって当該第2の光アンプの出力側に
光結合する第2の光カップラとからなる。第1及び第2
の反射素子は、所定波長、例えば、ライン監視光の波長
及び/又はC−OTDRプローブ光の波長のみを反射す
る。
【0019】好ましくは、第1及び第2の光分配手段は
それぞれ、第1、第2及び第3ポートを具備し、第1ポ
ートの入力光を第2ポートから出力し、第2ポートの入
力光を第3ポートから出力する光サーキュレータからな
る。これにより、低損失で光を所望方向に分配できる。
【0020】本発明に係る双方向光増幅装置は、第1の
光アンプと、当該第1の光アンプの光増幅帯域に重なら
ない光増幅帯域を具備する第2の光アンプと、第1及び
第2の光入出力ポートと、当該第1の光入出力ポートか
らの入力光を当該第1の光アンプの入力に供給し、当該
第2の光アンプの出力光を当該第1の光入出力ポートに
供給する第1の光分配手段と、当該第2の光入出力ポー
トからの入力光を当該第2の光アンプの入力に供給し、
当該第1の光アンプの出力光を当該第2の光入出力ポー
トに供給する第2の光分配手段と、当該第1の光アンプ
の出力光の一部を当該第2の光アンプの出力光に合波す
る第1のループバック光回路と、当該第2の光アンプに
入力する光の一部を当該第1の光アンプの入力に供給す
る第2のループバック光回路とからなることを特徴とす
る。
【0021】この構成により、上り方向の信号光と下り
方向の信号光を別々の光アンプで光増幅できる。上り方
向と下り方向で信号波長帯が異なる場合でも、第1及び
第2のループバック光回路により、ライン監視光及びC
−OTDRプローブ光を送信元に戻すことができる。こ
れにより、光中継器を遠隔監視でき、また、光ファイバ
伝送路上の障害を探索できる。
【0022】好ましくは、第1のループバック光回路が
更に、当該第2の光アンプの出力光の一部を当該第1の
光アンプの出力光に合波し、第2のループバック光回路
が更に、当該第1の光アンプに入力する光の一部を当該
第2の光アンプの入力に供給する。これにより、両方の
端局から、光中継器の監視と障害点の探索を行えるよう
になる。
【0023】好ましくは、第1のループバック光回路
が、第1波長成分を抽出する第1波長抽出手段と、第2
波長成分を抽出する第2波長抽出手段とを具備し、当該
第1アンプの出力光の一部から当該第1波長抽出手段に
より当該第1波長成分を抽出して当該第2の光アンプの
出力光に合波すると共に、当該第2の光アンプの出力光
の一部から当該第2波長抽出手段により当該第2波長成
分を抽出して当該第1アンプの出力光に合波する。第2
のループバック光回路が、当該第1波長成分を抽出する
第3波長抽出手段と、当該第2波長成分を抽出する第4
波長抽出手段とを具備し、当該第1の光アンプに入力す
る光の一部から当該第4波長抽出手段により当該第2波
長成分を抽出して当該第2の光アンプの入力に供給する
と共に、当該第2の光アンプに入力する光の一部から当
該第3波長抽出手段により当該第1波長成分を抽出して
当該第1の光アンプの入力に供給する。
【0024】好ましくは、第1のループバック光回路
が、当該第1の光アンプの出力側に光結合する第1の光
カップラと、当該第2の光アンプの出力側に光結合する
第2の光カップラと、当該第1の光カップラにより分波
された当該第1アンプの出力光の一部から第1波長成分
を抽出し、当該第2の光アンプの出力光に合波する方向
で当該第2の光カップラに供給する第1波長抽出手段
と、当該第2の光カップラにより分波された当該第2ア
ンプの出力光の一部から当該第1波長とは異なる第2波
長成分を抽出し、当該第1の光アンプの出力光に合波す
る方向で当該第1の光カップラに供給する第2波長抽出
手段とを具備する。
【0025】同様に、第2のループバック光回路が、当
該第1の光アンプの入力側に光結合する第3の光カップ
ラと、当該第2の光アンプの入力側に光結合する第4の
光カップラと、当該第4の光カップラにより分波される
当該第2の光アンプへの入力光の一部から当該第1波長
成分を抽出し、当該第1の光アンプに入力する方向で当
該第3の光カップラに供給する第3波長抽出手段と、当
該第3の光カップラにより分波された当該第1の光アン
プへの入力光の一部から当該第2波長成分を抽出し、当
該第2の光アンプに入力する方向で当該第4の光カップ
ラに供給する第4波長抽出手段とを具備する請求項8又
は10に。
【0026】好ましくは、第1のループバック光回路
が、双方向に光が伝搬自在な第1の光伝送路と、当該第
1の光伝送路の一端を終端する第1の反射素子と、当該
第1の光伝送路の他端を終端する第2の反射素子と、当
該第1の光伝送路上にあって当該第1の光アンプの出力
側に光結合する第1の光カップラと、当該第1の光伝送
路上にあって当該第2の光アンプの出力側に光結合する
第2の光カップラとからなり、当該第1の反射素子及び
第2の反射素子の一方が、第1の波長を反射し、他方が
当該第1の波長とは異なる第2の波長を反射する。
【0027】同様に、第2のループバック光回路が、双
方向に光が伝搬自在な第2の光伝送路と、当該第2の光
伝送路の一端を終端する第3の反射素子と、当該第2の
光伝送路の他端を終端する第4の反射素子と、当該第2
の光伝送路上にあって当該第1の光アンプの入力側に光
結合する第3の光カップラと、当該第2の光伝送路上に
あって当該第2の光アンプ入力側に光結合する第4の光
カップラとからなり、当該第3の反射素子及び第4の反
射素子の一方が当該第1の波長を反射し、他方が当該第
2の波長を反射する。
【0028】これにより、ライン監視光及び/又はC−
OTDRプローブ光のみを折り返すことができ、本線系
での干渉を防止できる。
【0029】好ましくは、第1及び第2の光分配手段が
それぞれ、第1、第2及び第3ポートを具備し、第1ポ
ートの入力光を第2ポートから出力し、第2ポートの入
力光を第3ポートから出力する光サーキュレータからな
る。これにより、低損失で光を所望方向に分配できる。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0031】図1は、上りと下りに同じ又は部分的に重
複する波長帯を使用する双方向光伝送システムに使用す
る本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。
【0032】端局10は、信号光S1を出力する光送信
装置10Sと、光受信装置10Rと、3ポートA,B,
Cを具備する光サーキュレータ10Cからなる。光サー
キュレータ10Cは、ポートAの入力光をポートBに転
送してポートBから出力し、ポートBの入力光をポート
Cに転送してポートCから出力する光素子である。光サ
ーキュレータ10CのポートAは光送信装置10Sの出
力に接続し、ポートBは光ファイバ12の一端に接続
し、ポートCは光受信装置10Rの入力に接続する。光
サーキュレータ10Cは、光送信装置10Sの出力光を
光伝送路に出力し、光伝送路から入力した光を光受信装
置10Rに供給する光分配器として機能する。光サーキ
ュレータ10Cの代わりに同様の機能を有するその他の
光素子を使用し得ることは明らかである。
【0033】光ファイバ12の他端は双方向光増幅装置
14の光サーキュレータ16のポートBに接続する。光
サーキュレータ16のポートCは、光アンプ18の入力
に接続し、光アンプ18の出力は光ファイバ20を介し
て光サーキュレータ22のポートAに接続する。光サー
キュレータ22のポートCは光アンプ24の入力に接続
し、光アンプ24の出力は、光ファイバ26を介して光
サーキュレータ16のポートAに接続する。本実施例で
は、光アンプ18,24の光増幅帯域は基本的に同じで
あるが、後述するようにその一部が重複するだけでも良
い。光アンプ18の出力と光アンプ24の出力の間に、
高ロスのループバック光回路28を配置してある。ルー
プバック光回路28は、分岐比1:4乃至1:100程
度の低い分岐比で光ファイバ20,26と光結合する。
詳細は後述するが、ループバック光回路28は、光アン
プ18,24の出力光の一部をそれぞれ光ファイバ2
6,20に帰還する。光サーキュレータ22のポートB
は光ファイバ30の一端に接続する。
【0034】端局32は、信号光S2を出力する光送信
装置32Sと、光受信装置32Rと、3ポートA,B,
Cを具備する光サーキュレータ32Cとからなる。光サ
ーキュレータ32CのポートAは光送信装置32Sの出
力に接続し、ポートBは光ファイバ30の他端に接続
し、ポートCは光受信装置32Rの入力に接続する。光
サーキュレータ32Cは、光送信装置32Sの出力光を
光伝送路に出力し、光伝送路から入力した光を光受信装
置32Rに供給する光分配器として機能する。光サーキ
ュレータ32Cの代わりに同様の機能を有するその他の
光素子を使用し得ることは明らかである。
【0035】端局10から端局32への信号光S1の伝
搬経路を説明する。端局10の光送信装置10Sは、端
局32に向けた信号光S1を出力する。光送信装置10
Sから出力される信号光S1は、光サーキュレータ10
CのポートAに入力し、光サーキュレータ10Cは信号
光S1をポートBから出力する。光サーキュレータ10
CのポートBから出力される信号光S1は光ファイバ1
2を伝送して、双方向光増幅装置14の光サーキュレー
タ16のポートBに入力する。光サーキュレータ16は
光ファイバ12からの信号光S1をポートCから光アン
プ18に印加する。光アンプ18は、信号光S1を光増
幅し、光ファイバ20を介して光サーキュレータ22の
ポートAに印加する。光サーキュレータ22は光アンプ
18により光増幅された信号光S1をポートBから光フ
ァイバ30に出力する。光ファイバ30を伝搬した信号
光S1は、端局32の光サーキュレータ32Cのポート
Bに入力し、ポートCから光受信装置32Rに印加され
る。このようにして、端局10から端局32に信号光S
1が伝搬する。
【0036】次に、端局32から端局10への信号光S
2の伝搬経路を説明する。信号光S2の波長は、原理的
には信号光S1と同じであるが、光アンプ18,24の
増幅帯域内で信号光光S1,S2の波長が互いに異なっ
てもよいことは明らかである。
【0037】端局32の光送信装置32Sは、端局10
に向けた信号光S2を出力する。光送信装置32Sから
出力される信号光S2は、光サーキュレータ32Cのポ
ートAに入力し、光サーキュレータ32Cは信号光S2
をポートBから出力する。光サーキュレータ32Cのポ
ートBから出力される信号光S2は光ファイバ30を伝
送して、双方向光増幅装置14の光サーキュレータ22
のポートBに入力する。光サーキュレータ22は光ファ
イバ30からの信号光S2をポートCから光アンプ24
に印加する。光アンプ24は、信号光S2を光増幅し、
光ファイバ26を介して光サーキュレータ16のポート
Aに印加する。光サーキュレータ16は光アンプ24に
より光増幅された信号光S2をポートBから光ファイバ
12に出力する。光ファイバ12を伝搬した信号光S2
は、端局10の光サーキュレータ10CのポートBに入
力し、ポートCから光受信装置10Rに印加される。こ
のようにして、端局32から端局10に信号光S2が伝
搬する。
【0038】障害点探索には、C−OTDR(Cohe
rent Optical Time Domain
Reflectometry)が使用される。これは、
障害点では強い反射が発生することを利用し、プローブ
用パルス光に対する戻り光の強度分布を時間軸上で観測
する技術である。本実施例では、光アンプ18,24の
光増幅帯域が同じである。従って、例えば、光ファイバ
30で破断が生じた場合、光ファイバ30の破断点で反
射される信号光S1は、光サーキュレータ22のポート
Bに入力し、以後、信号光S2と同様に、光アンプ2
4、光ファイバ26、光サーキュレータ16、光ファイ
バ12及び光サーキュレータ10Cを伝搬して、光受信
装置10Rに入力する。双方向光増幅装置14内にC−
OTDRのための特別の光パスを設ける必要は無い。
【0039】中継器監視には、端局(例えば、端局1
0)から低周波信号(ライン監視信号)を光伝送路に出
力し、光中継器の出力光をループバック光回路で折り返
して同じ端局に戻し、送信したライン監視信号と戻り信
号の相関を求める方法が知られている。このためのルー
プバック光回路は、上りと下りに別々の光ファイバ伝送
路を使用する光伝送システムでは、HLLBパス(Hi
gh Loss Loop Back Path)と呼
ばれている。相関信号の大きさで各中継器の動作状態を
監視できる。戻り信号は、送信局からの距離に応じて時
間だけ遅延しているので、その遅延時間により、どのH
LLBパスでの戻り光かを判別できる。
【0040】図1に示す実施例では、光アンプ18の出
力光の一部が、ループバック光回路28により光ファイ
バ26上に端局10に向かう方向に結合する。同様に、
光アンプ24の出力光の一部が、ループバック光回路2
8により光ファイバ20上に端局32に向かう方向に結
合する。これにより、端局10,32のどちらも、光増
幅中継器14の動作状態を監視できる。
【0041】光伝送路の監視には、信号光S1,S2を
低周波変調してもよいが、図2に例示するように、ライ
ン監視専用光を用いてもよい。この種のライン監視専用
光には、信号波長帯の端の波長を使用する。その場合、
ループバック光回路28に、そのライン監視専用光の波
長のみを通過する光フィルタを配置するのが好ましい。
【0042】図3、図4及び図5はそれぞれ、ループバ
ック光回路28の具体例を示す。
【0043】図3に示す例では、リング状の光導波路4
0を光ファイバ20,26の間に配置し、その導波路4
0は、光カップラ42,44でそれぞれ光ファイバ2
0,26と光結合する。そして、光カップラ42,44
間の2つの光パス上にそれぞれ減衰器46及び同48を
配置する。光アンプ18の出力光の一部が光カップラ4
2により光導波路40上に移行し、減衰器48で減衰す
る。減衰器48の出力光の一部が光カップラ44により
光ファイバ26上に端局10に向かう方向で光結合す
る。他方、光アンプ24の出力光の一部が光カップラ4
4により光導波路40上に移行し、減衰器46で減衰さ
れる。減衰器46の出力光の一部が光カップラ42によ
り光ファイバ20上に端局32に向かう方向で光結合す
る。このようにして、端局10から出力された光が端局
10に戻り、端局32から出力された光が端局32に戻
る。
【0044】光カップラ20,26の結合率と減衰器4
6,48の減衰率により、ループバックする光量を調節
する。トータルの減衰量は、反対側の光回線に及ぼす干
渉の影響と、検出されるループバック信号のS/N比と
によって決定される。
【0045】図3に示す構成では、上り回線と下り回線
の信号波長が一致する場合、激しい干渉を起こすので、
例えば、図6に示すように、上りの信号光の波長と下り
信号光の波長を意図的にずらしておく必要がある。専用
波長のライン監視信号を用いずに、波長多重信号光の全
体を監視用の低周波数信号で振幅変調しても、同様のラ
イン監視効果が得られる。
【0046】図4に示す例では、リング状の光導波路5
0を光ファイバ20,26の間に配置し、その導波路5
0は、光カップラ52,54でそれぞれ光ファイバ2
0,26と光結合する。そして、光カップラ52,54
間の2つの光パスにそれぞれ、ライン監視光のみを通過
する光フィルタ56及び同58を配置する。ライン監視
光の伝搬経路は、図3の場合と同じである。光フィルタ
56,58により、信号波長がループバックするのを防
止できるので、信号波長の干渉を抑圧でき、信号のS/
N比の劣化を防止できる。干渉の可能性が無くなること
から、上りと下りで信号波長をずらす必要も無くなる。
ライン監視光の波長は、信号帯域内の任意の波長でよい
が、信号帯域の有効活用の観点からは、信号波長帯内の
最短波長又は最長波長であるのが好ましい。
【0047】図5に示す例では、S字状の光導波路60
の両端にライン監視光を反射する反射素子(ファイバグ
レーティングなど)62,64を配置し、反射素子6
2,64の直前に、光ファイバ20,26と光結合する
光カップラ66,68を配置する。光アンプ18の出力
光は、光カップラ66で光導波路60上に反射素子62
に向かう方向に結合し、反射素子62で反射される。反
射素子62で反射されたライン監視光は、光導波路60
を逆方向に伝搬し、その一部が光カップラ68により光
ファイバ26上に端局10に向かう方向で光結合する。
光アンプ24から出力されるライン監視光は、反射素子
64で反射され、その一部が光カップラ66により光フ
ァイバ20上に端局32に向かう方向で光結合する。こ
のようにして、端局10から出力されたライン監視光が
端局10に戻り、端局32から出力されたライン監視光
が端局32に戻る。光導波路60を逆S字状としても、
同様の機能が得られることは明らかである。
【0048】一般的には、光伝送路で信号伝送に利用可
能な帯域より光アンプ18,24の光増幅帯域が狭いの
で、光伝送システムの信号波長帯は、光伝送路に配置さ
れる光アンプの光増幅帯域により規定される。図1に示
す実施例は、端局10から端局32への信号光S1の波
長帯と端局32から端局10への信号光S2の波長帯が
が部分的に重なる場合、より具体的には、光アンプ1
8,24の光増幅帯域が部分的に重なる場合にも、有効
である。すなわち、光アンプ18,24の光増幅帯域の
重なる部分に属する波長をライン監視光の波長及びCT
DR用プローブ光の波長とすることで、これらのライン
監視光及びC−OTDR用プローブ光は、上述した動作
により送信元の端局に戻ることができる。従って、図1
に示す実施例では、このようにライン監視光の波長及び
CTDR用プローブ光の波長を選択することにより、光
伝送路を監視でき、光伝送路の障害点を探索できる。
【0049】次に、上りと下りで異なる波長帯を使用す
る双方向光伝送システムに使用する双方向光増幅装置の
実施例を説明する。図7は、その実施例の概略構成ブロ
ック図を示す。この実施例は、双方向光増幅装置の上り
用の光アンプの光増幅帯域と下り用の光アンプの光増幅
帯域が全く異なり、相互に重ならない場合に有効であ
る。
【0050】端局110は、信号光S1を出力する光送
信装置110Sと、光受信装置110Rと、3ポート
A,B,Cを具備する光サーキュレータ110Cからな
る。光サーキュレータ110CのポートAは光送信装置
110Sの出力に接続し、ポートBは光ファイバ112
の一端に接続し、ポートCは光受信装置110Rの入力
に接続する。光サーキュレータ110Cは、光送信装置
110Sの出力光を光伝送路に出力し、光伝送路から入
力した光を光受信装置110Rに供給する光分配器とし
て機能する。光サーキュレータ110Cの代わりに同様
の機能を有するその他の光素子を使用し得ることは明ら
かである。
【0051】光ファイバ112の他端は双方向光増幅装
置114の光サーキュレータ116のポートBに接続す
る。光サーキュレータ116のポートCは、光ファイバ
118を介して光アンプ120の入力に接続し、光アン
プ120の出力は光ファイバ122を介して光サーキュ
レータ124のポートAに接続する。光サーキュレータ
124のポートCは、光ファイバ126を介して光アン
プ128の入力に接続し、光アンプ128の出力は、光
ファイバ130を介して光サーキュレータ116のポー
トAに接続する。本実施例では、光アンプ120,12
8の光増幅帯域は重複せずに異なる。
【0052】光ファイバ122(光アンプ120の出力
側)と光ファイバ130(光アンプ128の出力側)と
を粗く光結合するループバック光回路132と、光ファ
イバ118(光アンプ120の入力側)と、光ファイバ
126(光アンプ128の入力側)と粗く光結合するル
ープバック光回路134を配置してある。ループバック
光132,134は、ループバック光回路28と同様
に、ループ状の光導波路又は両端に反射素子を設けたS
字状の導波路により、実質的に光が周回又は往復する光
回路からなる。ループバック光132,134は、分岐
比1:4乃至1:100程度の低い分岐比でそれぞれ光
ファイバ122,130;118,126と光結合す
る。光サーキュレータ124のポートBは光ファイバ1
36の一端に接続する。
【0053】端局138は、信号光S2を出力する光送
信装置138Sと、光受信装置138Rと、3ポート
A,B,Cを具備する光サーキュレータ138Cとから
なる。光サーキュレータ138CのポートAは光送信装
置138Sの出力に接続し、ポートBは光ファイバ13
6の他端に接続し、ポートCは光受信装置138Rの入
力に接続する。光サーキュレータ138Cは、光送信装
置138Sの出力光を光伝送路に出力し、光伝送路から
入力した光を光受信装置138Rに供給する光分配器と
して機能する。光サーキュレータ138Cの代わりに同
様の機能を有するその他の光素子を使用し得ることは明
らかである。
【0054】端局110から端局138への信号光S1
の伝搬経路を説明する。端局110の光送信装置110
Sは、端局138に向けた信号光S1を出力する。光送
信装置110Sから出力される信号光S1は、光サーキ
ュレータ110CのポートAに入力し、光サーキュレー
タ110Cは信号光S1をポートBから出力する。光サ
ーキュレータ110CのポートBから出力される信号光
S1は光ファイバ112を伝送して、双方向光増幅装置
114の光サーキュレータ116のポートBに入力す
る。光サーキュレータ116は光ファイバ112からの
信号光S1をポートCから光ファイバ118を介して光
アンプ120に印加する。光アンプ120は、信号光S
1を光増幅し、光ファイバ122を介して光サーキュレ
ータ124のポートAに印加する。光サーキュレータ1
24は光アンプ120により光増幅された信号光S1を
ポートBから光ファイバ136に出力する。光ファイバ
36を伝搬した信号光S1は、端局138の光サーキュ
レータ138CのポートBに入力し、ポートCから光受
信装置138Rに印加される。このようにして、端局1
10から端局138に信号光S1が伝搬する。
【0055】次に、端局138から端局110への信号
光S2の伝搬経路を説明する。端局138の光送信装置
138Sは、端局110に向けた信号光S2を出力す
る。光送信装置138Sから出力される信号光S2は、
光サーキュレータ138CのポートAに入力し、光サー
キュレータ138Cは信号光S2をポートBから出力す
る。光サーキュレータ138CのポートBから出力され
る信号光S2は光ファイバ136を伝送して、双方向光
増幅装置114の光サーキュレータ124のポートBに
入力する。光サーキュレータ124は光ファイバ136
からの信号光S2をポートCから光ファイバ126を介
して光アンプ128に印加する。光アンプ128は、信
号光S2を光増幅し、光ファイバ130を介して光サー
キュレータ116のポートAに印加する。光サーキュレ
ータ116は光アンプ128により光増幅された信号光
S2をポートBから光ファイバ112に出力する。光フ
ァイバ112を伝搬した信号光S2は、端局110の光
サーキュレータ110CのポートBに入力し、ポートC
から光受信装置110Rに印加される。このようにし
て、端局138から端局110に信号光S2が伝搬す
る。
【0056】図8に示すシステム構成例を参照して、送
信元に戻るライン監視光の伝搬経路を説明する。理解を
容易にするために、端局140,142の間に、光ファ
イバ144、双方向光増幅装置146、光ファイバ14
8、双方向光増幅装置150及び光ファイバ152がシ
リアルに接続している光伝送システムを想定する。端局
140は端局110に対応し、端局142は端局138
に対応する。双方向光増幅装置142,146の構成
は、双方向光増幅装置114と全く同じである。両者の
構成要素を区別するため、双方向光増幅装置142の構
成要素には、双方向光増幅装置114の対応する構成要
素の符号に’A’を付加した符号を付け、双方向光増幅
装置150の構成要素には、双方向光増幅装置114の
対応する構成要素の符号に’B’を付加した符号を付け
た。図8には、ライン監視光の伝搬方向を矢印で図示し
てある。
【0057】端局140から出力されるライン監視光
は、光ファイバ144、双方向光増幅装置146の光サ
ーキュレータ116AのポートB,C、光アンプ120
A及び光サーキュレータ124AのポートA,B、並び
に光ファイバ148を伝搬して双方向光増幅装置150
の光サーキュレータ116BのポートBに入射する。勿
論、双方向光増幅装置146では、ループバック光回路
132Aが、光アンプ120Aの出力光の一部を光サー
キュレータ116AのポートAに供給し、これが光ファ
イバ144を伝搬して端局140に戻る。
【0058】双方向光増幅装置150では、光サーキュ
レータ116Bが、光ファイバ148からのライン監視
光をポートCから出力して光アンプ120Bに供給し、
光アンプ120Bは、入力するライン監視光を光増幅す
る。ループバック光回路132Bは、光アンプ120B
の出力光の一部を光サーキュレータ116BのポートA
に供給する。この戻り光は、光サーキュレータ116B
のポートBから光ファイバ148に供給され、双方向光
増幅装置146の光サーキュレータ124AのポートB
に入力し、そのポートCから出力される。ループバック
光回路134Aは、光サーキュレータ124Aのポート
Cの出力光の一部を光アンプ120Aの入力部に戻す。
光アンプ120Aは、ループバック光回路134Aから
の監視光の戻り成分を光増幅する。ライン監視光の波長
が光アンプ128Aの光増幅帯域内に無いので、光アン
プ128Aは、ライン監視光を光増幅できない。
【0059】ループバック光回路132Aは、光アンプ
120Aで光増幅されたライン監視光(戻り光)の一部
を光サーキュレータ116AのポートAに供給し、光サ
ーキュレータ116Aは、この光をポートBから光ファ
イバ144を介して端局140に供給する。
【0060】このようにして、光アンプ128A、12
8Bがライン監視光(戻り光)を光増幅できなくても、
ライン監視光を送信元の端局140に戻すことができ
る。
【0061】端局142から出力されるライン監視光
も、ループバック光回路132A,132B,134
A,134Aの別の光パスを通って、同様に、端局14
2に戻ることが出来る。
【0062】図8に示す光伝送システムにおけるC−O
TDRプローブ光の伝搬経路を図9に示す。図9を参照
して、C−OTDRプローブ光の伝搬経路を説明する。
図9には、例えば、光ファイバ152が破断していると
した場合の、C−OTDRプローブ光の伝搬経路及び方
向を矢印で図示してある。
【0063】端局140から出力されるC−OTDRプ
ローブ光は、光ファイバ144、双方向光増幅装置14
6の光サーキュレータ116AのポートB,C、光アン
プ120A及び光サーキュレータ124AのポートA,
B、光ファイバ148、並びに、双方向光増幅装置15
0の光サーキュレータ116BのポートB,C、光アン
プ120B及び光サーキュレータ124BのポートA,
Bを介して光ファイバ152に入射し、光ファイバ15
2の破断点で反射される。
【0064】反射されたプローブ光は、双方向光増幅装
置150の光サーキュレータ124BのポートBに入力
し、ポートCから出力される。ループバック光回路13
4Bは、光サーキュレータ124BのポートCの出力光
の一部を光アンプ120Bの入力部に戻す。光アンプ1
20Bは、ループバック光回路134Bからの反射プロ
ーブ光を光増幅する。プローブ光の波長が光アンプ12
8Bの光増幅帯域内に無いので、光アンプ128Bは、
反射されたプローブ光を光増幅できない。ループバック
光回路132Bは、光アンプ120Bの出力光(反射プ
ローブ光を含む。)の一部を光サーキュレータ116B
のポートAに供給する。光サーキュレータ116Bはポ
ートAの入力光をポートBから光ファイバ148に出力
する。その光は、光ファイバ148を伝搬して双方向光
増幅装置146の光サーキュレータ124AのポートB
に入力する。双方向光増幅装置146でも双方向光増幅
装置150の場合と同様に、反射プローブ光は、ループ
バック光回路134A,光アンプ120A及びループバ
ック光回路132Aを経由して、光サーキュレータ11
6AのポートAに入力し、ポートBから光ファイバ14
4に出力される。この結果、光ファイバ152の破断点
で反射されたプローブ光が、端局140に戻る。
【0065】このようにして、光アンプ128A、12
8Bがプローブ光を光増幅できなくても、反射プローブ
光を送信元の端局140に戻すことができる。
【0066】端局142から出力されるC−OTDRプ
ローブ光の反射光も、ループバック光回路132A,1
32B,134A,134Aの別の光パスを通って、同
様に、端局142に戻ることが出来る。
【0067】図7乃至図9に図示した光伝送システムで
は、両方の端局からライン監視光及びC−OTDRプロ
ーブ光により光伝送路を監視でき、破断点を探索できる
ようにしているが、理論的には、一方の端局からのみ、
そのようなライン監視及び破断点探索が可能であるよう
に構成してもよい。その場合、ループバック光回路13
2(132A,132B),134(134A,134
B)は、目的の端局から出力される監視光及びC−OT
DRプローブ光の戻り光のみを伝搬するような一方向の
光パスのみからなればよい。
【0068】また、ループバック光回路132,134
が光を周回(又は往復)させる構造になっている場合、
1周又は1往復した光が再び本線系に戻ることで干渉が
発生し得る。これを防ぐループバック光回路132,1
34の構成例を図10及び図11に示す。ここでは、端
局110から出力されるライン監視光及びC−OTDR
プローブ光の波長をλ1、端局138から出力されるラ
イン監視光及びC−OTDRプローブ光の波長をλ2と
する。勿論、λ1とλ2は等しくない。反射光又は戻り
光をλ1,λ2と表記する。
【0069】図10では、ループバック光回路132
は、光を周回するリング状の光導波路160と、波長λ
1のみを通過する光フィルタ162と、波長λ2のみを
通過する光フィルタ164からなる。光フィルタ162
は、光アンプ120の出力光の一部を光ファイバ130
に端局110に向かう方向に結合する、光導波路160
の光パス上に配置され、光フィルタ164は、光アンプ
128の出力光の一部を光ファイバ122に端局138
に向かう方向に結合する光導波路160の光パス上に配
置される。
【0070】また、ループバック光回路134も、ルー
プバック光回路132と同様の構成からなる。即ち、ル
ープバック光回路134は、光を周回するリング状の光
導波路166と、波長λ1のみを通過する光フィルタ1
68と、波長λ2のみを通過する光フィルタ170から
なる。光フィルタ168は、光ファイバ126を光アン
プ128に向かって伝搬する光の一部を光アンプ120
に入力する方向で光ファイバ118に結合する、光導波
路166の光パス上に配置され、光フィルタ170は、
光ファイバ118を光アンプ120に向かって伝搬する
光の一部を光アンプ128に入力する方向で光ファイバ
126に結合する、光導波路166の光パス上に配置さ
れる。
【0071】このような構造により、端局110から出
力される波長λ1のライン監視光及びC−OTDRプロ
ーブ光、並びに、端局138から出力される波長λ2の
ライン監視光及びC−OTDRプローブ光は、先に説明
したように、ループバック光回路132,134により
ループバックされる。しかし、どれも、リング状の光導
波路160,166を1周できなくなるので、本線系上
で干渉が生じなくなる。
【0072】図11に示す例では、ループバック光回路
132は次のような構成からなる。すなわち、S字状の
光導波路172の、光ファイバ122側の端部に波長λ
1を反射する反射素子(ファイバグレーティングなど)
174を配置すると共に、光ファイバ130側の端部に
波長λ2を反射する反射素子(ファイバグレーティング
など)176を配置する。そして、反射素子174,1
76の直前に、それぞれ、光ファイバ122,130と
光結合する光カップラ178,180を配置する。
【0073】ループバック光回路134は次のような構
成からなる。すなわち、逆S字状の光導波路182の、
光ファイバ118側の端部に波長λ1を反射する反射素
子(ファイバグレーティングなど)184を配置すると
共に、光ファイバ126側の端部に波長λ2を反射する
反射素子(ファイバグレーティングなど)186を配置
する。そして、反射素子184,186の直前に、それ
ぞれ、光ファイバ118,126と光結合する光カップ
ラ188,190を配置する。
【0074】ライン監視光及びC−OTDRプローブ光
に注目して、図11に示す構成の動作を説明する。波長
λ1のライン監視光及びC−OTDRプローブ光は、次
のように伝搬する。すなわち、光アンプ128に入力す
る方向に光ファイバ126を伝搬する光(波長λ2の
光、及び波長λ1の戻り光)の一部が、光カップラ19
0で光導波路182上に反射素子184に向かう方向に
光結合し、光カップラ188で少し減衰するが、ほとん
どが反射素子184に入射する。反射素子184は、波
長λ1の成分(ここでは、波長λ1のライン監視光及び
C−OTDRプローブ光の戻り光)のみを反射する。反
射素子184により反射された波長λ1の光の一部が光
カップラ188により光ファイバ118上に、光アンプ
120に入力する方向で光結合する。光アンプ120
は、もともと端局110から出力された波長λ1の光
と、ループバック光回路134によりループバックされ
た波長λ1の戻り光とを増幅して、光ファイバ122に
出力する。
【0075】光アンプ120の出力光の一部が、光カッ
プラ178で光導波路172上に反射素子174に向か
う方向に結合し、反射素子174で反射される。反射素
子174で反射された波長λ1の光は、光導波路172
を逆の端部に向かって伝搬し、光カップラ180でその
一部が光ファイバ130に端局110に向かう方向で光
結合する。光カップラ180で光ファイバ130に移行
しきれなかった成分は反射素子176に到達するが、反
射素子176は波長λ1を反射しないので、こここで消
失する。
【0076】このようにして、端局110からの波長λ
1の光が光アンプ120により増幅された後に、ループ
バック光回路132により端局110に向けループバッ
クされ。また、端局138の側からの波長λ1の戻り光
も、光アンプ120で増幅されて、端局110に向かっ
て伝搬する。
【0077】波長λ2のライン監視光及びC−OTDR
プローブ光は、次のように伝搬する。すなわち、光アン
プ120に入力する方向に光ファイバ118を伝搬する
光(波長λ1の光、及び波長λ2の戻り光)の一部が、
光カップラ188で光導波路182上に反射素子186
に向かう方向に光結合し、光カップラ190で少し減衰
するが、ほとんどが反射素子186に入射する。反射素
子186は、波長λ2の成分(ここでは、波長λ2のラ
イン監視光及びC−OTDRプローブ光の戻り光)のみ
を反射する。反射素子186により反射された波長λ2
の光の一部が光カップラ190により光ファイバ126
上に、光アンプ128に入力する方向で光結合する。光
アンプ128は、もともと端局138から出力された波
長λ2の光と、ループバック光回路134によりループ
バックされた波長λ2の戻り光とを増幅して、光ファイ
バ130に出力する。
【0078】光アンプ128の出力光の一部が、光カッ
プラ180により光導波路172上に反射素子176に
向かう方向に結合し、反射素子176に到達する。反射
素子176は、波長λ2のライン監視光及びC−OTD
Rプローブ光のみを反射する。反射素子176で反射さ
れた波長λ2の光は、光導波路172を反射素子174
に向かって伝搬し、光カップラ178でその一部が光フ
ァイバ122に端局138に向かう方向で光結合する。
光カップラ178で光ファイバ122に移行しきれなか
った成分は反射素子174に到達するが、反射素子17
4は波長λ2を反射しないので、こここで消失する。
【0079】このようにして、端局138からの波長λ
2の光が光アンプ128により増幅された後に、ループ
バック光回路132により端局138に向けループバッ
クされ。また、端局110の側からの波長λ2の戻り光
も、光アンプ128で増幅されて、端局138に向かっ
て伝搬する。
【0080】図11に示すような反射方式では、光導波
路172を光導波路182のように逆S字状とし、反射
素子174,176を互いに置換することで、同様の機
能が得られる。ループバック光回路134についても、
同様である。
【0081】ループバック光回路132,134の一方
を図10に示す構成とし、他方を図11に示す構成とし
てもよいことは明らかである。
【0082】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、双方向光伝送路においてライン監
視とC−OTDRによる障害点探索が可能になり、双方
向光伝送システムの実可動が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図2】 信号波長帯におけるライン監視光の配置を示
す模式図である。
【図3】 ループバック光回路28の第1構成例であ
る。
【図4】 ループバック光回路28の第2構成例であ
る。
【図5】 ループバック光回路28の第3構成例であ
る。
【図6】 図3に示す構成のループバック光回路28を
使用する場合の、上りと下りの信号波長配置例である。
【図7】 本発明の第2実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図8】 第2実施例の場合の、ライン監視光の伝搬経
路の説明図である。
【図9】 第2実施例の場合の、C−OTDRプローブ
光の伝搬経路の説明図である。
【図10】 ループバック光回路132,134の第1
構成例の概略構成図である。
【図11】 ループバック光回路132,134の第2
構成例の概略構成図である。
【図12】 従来例の概略構成図である。
【符号の説明】
10:端局 10S:光送信装置 10R:光受信装置 10C:光サーキュレータ 12:光ファイバ 14:双方向光増幅装置 16:光サーキュレータ 18:光アンプ 20:光ファイバ 22:光サーキュレータ 24:光アンプ 26:光ファイバ 28:ループバック光回路 30:光ファイバ 32:端局 32S:光送信装置 32R:光受信装置 32C:光サーキュレータ 40:リング状光導波路 42,44:光カップラ 46,48:減衰器 50:リング状光導波路 52,54:光カップラ 56,58:光フィルタ 60:S字状光導波路 62,64:反射素子 66,68:光カップラ 110:端局 110S:光送信装置 110R:光受信装置 110C:光サーキュレータ 112:光ファイバ 114:双方向光増幅装置 116,116A,116B:光サーキュレータ 118:光ファイバ 120,120A,120B:光アンプ 122:光ファイバ 124,124A,124B:光サーキュレータ 126:光ファイバ 128,128A,128B:光アンプ 130:光ファイバ 132,132A,132B:ループバック光回路 134,134A,134B:ループバック光回路 136:光ファイバ 138:端局 138S:光送信装置 138R:光受信装置 138C:光サーキュレータ 140,142:端局 144:光ファイバ 146:双方向光増幅装置 148:光ファイバ 150:双方向光増幅装置 152:光ファイバ 160:リング状光導波路 162,164:光フィルタ 166:リング状光導波路 168,170:光フィルタ 172:S字状光導波路 174,176:反射素子 178,180:光カップラ 182:逆S字状光導波路 184,186:反射素子 188,190:光カップラ 210:入出力ポート 212:入出力ポート 214:光サーキュレータ 216:光アンプ 218:光サーキュレータ 220:光アンプ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光アンプと、 当該第1の光アンプの光増幅帯域と少なくとも一部で重
    なる光増幅帯域を具備する第2の光アンプと、 第1及び第2の光入出力ポートと、 当該第1の光入出力ポートからの入力光を当該第1の光
    アンプの入力に供給し、当該第2の光アンプの出力光を
    当該第1の光入出力ポートに供給する第1の光分配手段
    と、 当該第2の光入出力ポートからの入力光を当該第2の光
    アンプの入力に供給し、当該第1の光アンプの出力光を
    当該第2の光入出力ポートに供給する第2の光分配手段
    と、 当該第1の光アンプの出力光の一部を当該第2の光アン
    プの出力光に合波するループバック光回路とからなるこ
    とを特徴とする双方向光増幅装置。
  2. 【請求項2】 当該ループバック光回路が、更に、当該
    第2の光アンプの出力光の一部を当該第1の光アンプの
    出力光に合波する請求項1に記載の双方向光増幅装置。
  3. 【請求項3】 当該ループバック光回路が、リング状光
    導波路と、当該リング状光導波路上にあって、当該第1
    の光アンプの出力側に光結合する第1の光カップラと、
    当該リング状光導波路上にあって、当該第2の光アンプ
    の出力側に光結合する第2の光カップラと、当該第1の
    光カップラと当該第2の光カップラの間の各光パス上に
    配置される第1及び第2の減衰器とからなる請求項2に
    記載の双方向光増幅装置。
  4. 【請求項4】 当該ループバック光回路が、リング状光
    導波路と、当該リング状光導波路上にあって、当該第1
    の光アンプの出力側に光結合する第1の光カップラと、
    当該リング状光導波路上にあって、当該第2の光アンプ
    の出力側に光結合する第2の光カップラと、当該第1の
    光カップラと当該第2の光カップラの間の各光パス上に
    配置され、所定波長の光のみを通過する第1及び第2の
    光フィルタとからなる請求項2に記載の双方向光増幅装
    置。
  5. 【請求項5】 当該ループバック光回路が、双方向に光
    が伝送自在な光伝送路と、当該光伝送路の一端を終端す
    る第1の反射素子と、当該光伝送路の他端を終端する第
    2の反射素子と、当該光伝送路上にあって当該第1の光
    アンプの出力側に光結合する第1の光カップラと、当該
    光伝送路上にあって当該第2の光アンプの出力側に光結
    合する第2の光カップラとからなる請求項2に記載の双
    方向光増幅装置。
  6. 【請求項6】 当該第1及び第2の反射素子は、所定波
    長のみを反射する請求項5に記載の双方向光増幅装置。
  7. 【請求項7】 当該第1及び第2の光分配手段がそれぞ
    れ、第1、第2及び第3ポートを具備し、第1ポートの
    入力光を第2ポートから出力し、第2ポートの入力光を
    第3ポートから出力する光サーキュレータからなる請求
    項1に記載の双方向光増幅装置。
  8. 【請求項8】 第1の光アンプと、 当該第1の光アンプの光増幅帯域に重ならない光増幅帯
    域を具備する第2の光アンプと、 第1及び第2の光入出力ポートと、 当該第1の光入出力ポートからの入力光を当該第1の光
    アンプの入力に供給し、当該第2の光アンプの出力光を
    当該第1の光入出力ポートに供給する第1の光分配手段
    と、 当該第2の光入出力ポートからの入力光を当該第2の光
    アンプの入力に供給し、当該第1の光アンプの出力光を
    当該第2の光入出力ポートに供給する第2の光分配手段
    と、 当該第1の光アンプの出力光の一部を当該第2の光アン
    プの出力光に合波する第1のループバック光回路と、 当該第2の光アンプに入力する光の一部を当該第1の光
    アンプの入力に供給する第2のループバック光回路とか
    らなることを特徴とする双方向光増幅装置。
  9. 【請求項9】 当該第1のループバック光回路が更に、
    当該第2の光アンプの出力光の一部を当該第1の光アン
    プの出力光に合波し、当該第2のループバック光回路が
    更に、当該第1の光アンプに入力する光の一部を当該第
    2の光アンプの入力に供給する請求項8に記載の双方向
    光増幅装置。
  10. 【請求項10】 当該第1のループバック光回路が、第
    1波長成分を抽出する第1波長抽出手段と、第2波長成
    分を抽出する第2波長抽出手段とを具備し、当該第1ア
    ンプの出力光の一部から当該第1波長抽出手段により当
    該第1波長成分を抽出して当該第2の光アンプの出力光
    に合波すると共に、当該第2の光アンプの出力光の一部
    から当該第2波長抽出手段により当該第2波長成分を抽
    出して当該第1アンプの出力光に合波し、 当該第2のループバック光回路が、当該第1波長成分を
    抽出する第3波長抽出手段と、当該第2波長成分を抽出
    する第4波長抽出手段とを具備し、当該第1の光アンプ
    に入力する光の一部から当該第4波長抽出手段により当
    該第2波長成分を抽出して当該第2の光アンプの入力に
    供給すると共に、当該第2の光アンプに入力する光の一
    部から当該第3波長抽出手段により当該第1波長成分を
    抽出して当該第1の光アンプの入力に供給する請求項9
    に記載の双方向光増幅装置。
  11. 【請求項11】 当該第1のループバック光回路が、 当該第1の光アンプの出力側に光結合する第1の光カッ
    プラと、 当該第2の光アンプの出力側に光結合する第2の光カッ
    プラと、 当該第1の光カップラにより分波された当該第1アンプ
    の出力光の一部から第1波長成分を抽出し、当該第2の
    光アンプの出力光に合波する方向で当該第2の光カップ
    ラに供給する第1波長抽出手段と、 当該第2の光カップラにより分波された当該第2アンプ
    の出力光の一部から当該第1波長とは異なる第2波長成
    分を抽出し、当該第1の光アンプの出力光に合波する方
    向で当該第1の光カップラに供給する第2波長抽出手段
    とを具備する請求項9に記載の双方向光増幅装置。
  12. 【請求項12】 当該第2のループバック光回路が、 当該第1の光アンプの入力側に光結合する第3の光カッ
    プラと、 当該第2の光アンプの入力側に光結合する第4の光カッ
    プラと、 当該第4の光カップラにより分波される当該第2の光ア
    ンプへの入力光の一部から当該第1波長成分を抽出し、
    当該第1の光アンプに入力する方向で当該第3の光カッ
    プラに供給する第3波長抽出手段と、 当該第3の光カップラにより分波された当該第1の光ア
    ンプへの入力光の一部から当該第2波長成分を抽出し、
    当該第2の光アンプに入力する方向で当該第4の光カッ
    プラに供給する第4波長抽出手段とを具備する請求項9
    又は11に記載の双方向光増幅装置。
  13. 【請求項13】 当該第1のループバック光回路が、双
    方向に光が伝搬自在な第1の光伝送路と、当該第1の光
    伝送路の一端を終端する第1の反射素子と、当該第1の
    光伝送路の他端を終端する第2の反射素子と、当該第1
    の光伝送路上にあって当該第1の光アンプの出力側に光
    結合する第1の光カップラと、当該第1の光伝送路上に
    あって当該第2の光アンプの出力側に光結合する第2の
    光カップラとからなり、当該第1の反射素子及び第2の
    反射素子の一方が、第1の波長を反射し、他方が当該第
    1の波長とは異なる第2の波長を反射する請求項9に記
    載の双方向光増幅装置。
  14. 【請求項14】 当該第2のループバック光回路が、双
    方向に光が伝搬自在な第2の光伝送路と、当該第2の光
    伝送路の一端を終端する第3の反射素子と、当該第2の
    光伝送路の他端を終端する第4の反射素子と、当該第2
    の光伝送路上にあって当該第1の光アンプの入力側に光
    結合する第3の光カップラと、当該第2の光伝送路上に
    あって当該第2の光アンプ入力側に光結合する第4の光
    カップラとからなり、当該第3の反射素子及び第4の反
    射素子の一方が当該第1の波長を反射し、他方が当該第
    2の波長を反射する請求項9又は13に記載の双方向光
    増幅装置。
  15. 【請求項15】 当該第1及び第2の光分配手段がそれ
    ぞれ、第1、第2及び第3ポートを具備し、第1ポート
    の入力光を第2ポートから出力し、第2ポートの入力光
    を第3ポートから出力する光サーキュレータからなる請
    求項8に記載の双方向光増幅装置。
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