JP2019211034A - 十字軸継手 - Google Patents

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Seiichi Moriyama
誠一 森山
祥治 城戸
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【課題】本発明は、スパイダーの軸部またはベアリングカップの接触部の回転トルクの増加を抑えることができる十字軸継手を提供し、折り曲げトルクを低減させることができることから操舵安定性の良好なステアリング装置を実現する。【解決手段】ヨークの軸受孔41に、ニードル軸受6を介して、スパイダー5の軸部51を揺動自在に嵌合し、軸部51を密閉するように形成されたベアリングカップ61を備えた十字軸継手15において、ベアリングカップ61の内底面中央部に球面凸部63を設け、軸部51の先端面中央部に球面凸部63と当接する球面凹部51bを設け、球面凹部51bの半径R2は、球面凸部の半径R1よりも大きい。また、球面凸部63または球面凹部51bの少なくともいずれかに一文字のすり割または十文字のすり割を設けた。球面凸部63または球面凹部51bの少なくともいずれかにディンプルの凹部を設けた。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、車両用ステアリング装置に用いる十字軸継手に関する。
車両用ステアリング装置においては、例えばステアリングシャフトと中間シャフトの間に、一対のヨークと十字状のスパイダーとからなり、所定の折曲角度で回転しながらトルクを伝達する十字軸継手が介装してある。
このような十字軸継手は、例えば、特許文献1の図6に示すように、ヨークの軸受孔にニードル軸受を介して、スパイダーの先端軸部が揺動自在に嵌合し、当該先端軸部を密閉するように形成されたベアリングカップの内底面には凸部が設けられ、当該凸部と先端軸部に設けられたフラットな面とを摺接させて相対回転をするようにしている。
また、例えば、特許文献2の図1に示すように、ベアリングカップの内底面に球面凸部を設け、スパイダーの先端軸部端面に円錐状の凹部を設け、当該凸部と凹部を摺接させている十字軸継手がある。
しかしながら、上記特許文献1では、スパイダーの先端軸部に設けられた凸部は、台形断面を持つ円錐形状をしているため磨耗の進行により接触部の半径(以下、単に接触半径という。)が大きくなり、磨耗が締め代減少させる。この結果、面圧減少による回転トルク低下よりも、接触半径増加や摩擦係数変化による回転トルク増加となり、磨耗の進行に連れて折り曲げトルクが増加する。また、特許文献2では、スパイダーの端面とベアリングカップの内底面とを接触させるので、その間の環状の接触部に摩擦が生じる結果、上述の回転トルクがより一層大きくなり、磨耗の進行に連れて摩擦抵抗を増大させ折り曲げトルクが増加する課題があった。
また、折り曲げトルクが増加することからステアリング装置の操舵安定性面での課題があった。
特開2008−039123号公報 特開2000−170786号公報
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、スパイダーの軸部またはベアリングカップの接触部の回転トルクの増加を抑えることができる十字軸継手を提供し、折り曲げトルクを低減させることができることから操舵安定性の良好なステアリング装置が実現されることを目的とする。
上記の目的を達成するため、第一の発明の十字軸継手は、ヨークの軸受孔に、ニードル軸受を介して、スパイダーの軸部を揺動自在に嵌合し、前記軸部を密閉するように形成されたベアリングカップを備えた十字軸継手において、前記ベアリングカップの内底面中央部に球面凸部を設け、前記軸部の先端面中央部に前記球面凸部に当接する球面凹部を設け、前記球面凹部の半径は、前記球面凸部の半径よりも大きいことを特徴とする。
第二の発明は、第一の発明において、前記球面凸部または前記球面凹部の少なくともいずれかに一文字のすり割を設けたことを特徴とする。
第三の発明は、第一の発明において、前記球面凸部または前記球面凹部の少なくともいずれかに十文字のすり割を設けたことを特徴とする。
第四の発明は、第一の発明において、前記球面凸部または前記球面凹部の少なくともいずれかにディンプルの凹部を設けたことを特徴とする。
第五の発明は、第一の発明において、前記球面凸部または前記球面凹部の少なくともいずれかに円筒状の凹部を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、スパイダーの軸部またはベアリングカップの接触部の回転トルクの増加と磨耗を抑えることができる十字軸継手を提供し、折り曲げトルクを低減させることができることから操舵安定性の良好なステアリング装置が実現される。
本発明の十字軸継手を有するステアリング装置の全体を示した図である。 本発明の十字軸継手の要部を断面した模式図である。 (a)は、従来技術の十字軸継手のニードル軸受の要部を断面した模式図で、(b)は(a)のベアリングカップの曲面凸部の先端の磨耗状況の変移を示す模式図で、(c)は、本発明の十字軸継手のニードル軸受の要部を断面した側面図で、(d)は(c)のベアリングカップの曲面凸部の先端の磨耗状況の変移を示す模式図である。 (a)は、スパイダー5の軸部51の球面凹部51bに一文字のすり割を設けたことを示す模式図、(b)は、スパイダー5の軸部51の球面凹部51bに十字のすり割りを設けたことを示す模式図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
[ステアリング装置の構成]
図1は、本発明の十字軸継手を有するステアリング装置の構成を示し、一部を断面した正面図であって、電動パワーステアリング装置に適用した実施形態を示す。
なお、電動パワーステアリング装置において、コラムタイプ電動パワーステアリング装置の様にインタミシャフトよりも運転者寄り(上流)にパワーアシスト装置を設けた場合は、インタミのフリクションはアシスト装置のパワーにより掻き消されてしまい、運転者にはほとんど気にならないが、ピニオンタイプ電動パワーステアリング装置やラックアシスト電動パワーステアリング装置若しくは油圧のパワーステアリング装置車両では、運転者から見てインタミシャフトよりも下流にアシスト機構が存在するシステムでは、インタミシャフトのフリクションはダイレクトに運転者が感じる事ができ、それは不快適な転舵フィーリングと一般的に評価される。
なお、本実施形態の十字軸継手を採用するステアリング装置は、油圧式パワーステアリング、電動式パワーステアリング、その他いずれの形式のものでも良い。
図1に示すように、本発明の十字軸継手15を有するステアリング装置は、車体後方側(図1の右側)にステアリングホイール11を装着可能なステアリングシャフト12と、このステアリングシャフト12を挿通したステアリングコラム13と、このステアリングシャフト12に補助トルクを付与する為のアシスト装置(操舵補助部)20と、このステアリングシャフト12の車体前方側(図1の左側)に、図示しないラック/ピニオン機構を介して連結されたステアリングギヤ30とを備える。
ステアリングシャフト12は、雌ステアリングシャフト12Aと雄ステアリングシャフト12Bとを、回転トルクを伝達可能に、かつ軸方向に関して相対移動可能にスプライン嵌合している。従って、上記雌ステアリングシャフト12Aと雄ステアリングシャフト12Bとは、衝突時に、このスプライン嵌合部が相対移動して、全長を縮めることができる。
また、上記ステアリングシャフト12を挿通した筒状のステアリングコラム13は、アウターコラム13Aとインナーコラム13Bとをテレスコピック移動可能に組み合わせており、衝突時に軸方向の衝撃が加わった場合に、この衝撃によるエネルギを吸収しつつ全長が縮まる、所謂コラプシブル構造としている。
そして、上記インナーコラム13Bの車体前方側端部を、ギヤハウジング21の車体後方側端部に圧入嵌合して固定している。また、上記雄ステアリングシャフト12Bの車体前方側端部を、このギヤハウジング21の内側に通し、アシスト装置20の図示しない入力軸の車体後方側端部に連結している。
ステアリングコラム13は、その中間部を支持ブラケット14により、ダッシュボードの下面等、車体18の一部に支承している。また、この支持ブラケット14と車体18との間に、図示しない係止部を設けて、この支持ブラケット14に車体前方側に向かう方向の衝撃が加わった場合に、この支持ブラケット14が上記係止部から外れ、車体前方側に移動するようにしている。
また、上記ギヤハウジング21の上端部も、上記車体18の一部に支承している。また、本実施形態の場合には、チルト機構及びテレスコピック機構を設けることにより、上記ステアリングホイール11の車体前後方向位置、及び、高さ位置の調節を自在としている。このようなチルト機構及びテレスコピック機構は、従来から周知であり、本発明の特徴部分でもない為、詳しい説明は省略する。
上記ギヤハウジング21の車体前方側端面から突出した出力軸23は、十字軸継手15を介して、中間シャフト16の後端部に連結している。また、この中間シャフト16の前端部に、別の十字軸継手15を介して、ステアリングギヤ30の入力軸31を連結している。中間シャフト16は、雄中間シャフト(雄シャフト)16Aの車体前方側に、雌中間シャフト(雌シャフト)16Bの車体後方側が外嵌し、回転トルクを伝達可能に、かつ、軸方向に関して相対移動可能に嵌合している。
図示しないピニオンが、入力軸31に結合している。また、図示しないラックが、このピニオンに噛み合っており、ステアリングホイールの回転が、タイロッド32を移動させて、図示しない車輪を操舵する。
アシスト装置20のギヤハウジング21には、電動モータ26のケース261が固定され、この電動モータ26の図示しない回転軸にウォームが結合されている。出力軸23には図示しないウォームホイールが取り付けられ、このウォームホイールに電動モータ26の回転軸のウォームが噛合っている。
また、出力軸23の中間部の周囲には、図示しないトルクセンサが設けられている。上記ステアリングホイール11からステアリングシャフト12に加えられるトルクの方向と大きさを、トルクセンサで検出し、この検出値に応じて、電動モータ26を駆動し、ウォームとウォームホイールから成る減速機構を介して、出力軸23に、所定の方向に所定の大きさで補助トルクを発生させる。
また、十字軸継手では、傾いた2つのシャフト間にトルクを伝達するとき、ここで生じる摩擦に因って、シャフトが同軸の場合と比べて、出力側のシャフトで必要とされる負荷よりも大きいトルクを入力側のシャフトに与えなければならない。2つのヨークを十字軸に対して揺動させるのに必要なトルクが折り曲げトルクといわれ、折り曲げトルクを低減させることでステアリングホイールの操舵フィーリングの良好なステアリング装置が実現される。
[十字軸継手の構成]
図2は、本発明の十字軸継手15の一部を断面した側面図である。図2に示すように、十字軸継手15は、一対のヨーク4、4の間に、十字状のスパイダー(十字軸ともいう。)5が介装してある。すなわち、ヨーク4の軸受孔41に、ニードル軸受6を介して、スパイダー5先端の軸部51が揺動自在に嵌合し、軸部51の下部外周には、シール52が嵌合している。
本実施形態のヨーク4は、板金、鍛造もしくは鋳造のいずれで製造しても良く、またヨーク4の材料は、鉄系、もしくはアルミ系のいずれであっても良い。
また、ベアリングカップ61は、金属製の薄板をプレス加工された一端密閉型のシェル型外輪である。
ニードル軸受6は、ベアリングカップ61、複数のニードル70から構成されている。ベアリングカップ61は有底筒状体であり、外径は15〜16mmである。ベアリングカップ61はヨークのアームに形成された円形軸受孔内に圧入され、カシメによりヨーク4に抜け防止されている。ベアリングカップ61の筒状部内周面とスパイダー5の軸部51の外周面との間には複数のニードル70が介装されている。このような構成により、軸部51はヨークアームの対応する軸受孔41内に軸受を介して回転自在に支持されている。
また、ベアリングカップ61は、金属製の薄板をプレス加工された一端密閉型のシェル型外輪である。
ベアリングカップ61の外径は、約15〜16mmであり、ニードル70の内接円径は、約10mmであり、ニードル70の外径は、1.4〜2.3mmであり、ニードル70の数は16〜25本であり、その材料はJIS SUJ1〜SUJ5である。
[球面凹凸部を設けた実施形態]
本実施形態の十字軸継手15は、ニードル軸受6のスパイダー5の軸部51の先端面中央部に球面凹部51bと、ニードル軸受6のベアリングカップの内底面中央部に球面凹部51bと対向当接する球面凸部63を設けている。これにより、ニードル軸受6のベアリングカップ61の内底面とスパイダー5の軸部51の先端面との回転接触面の回転トルクを低減できる。
図3(c)は本実施形態の十字軸継手15のニードル軸受6の一部要部断面図で、図3(c)に示すように、スパイダーの5の軸部51先端面中央部(図面上、中心軸線を一点鎖線にて示す、以下、同じ。)に半径R2の球面凹部51bに形成されており、これに対向したベアリングカップ61の内底面中央部には、半径R1を有する球面凸部63が形成されている。
かつ、凹部の半径R2は球面凸部63の半径R1よりも大きく形成され(半径R2>半径R1)、軸部51の球面凹部51bはベアリングカップ61の球面凸部63を受ける受け部となり、球面凹部51bと球面凸部63とは軸線を中心として相対回転し接触(当接)する。
一方、前述した従来のニードル軸受においては、図3(a)で示すように、ベアリングカップ61の内底面中央部には軸線方向断面において所定の半径Rを有する球面凸部62(または台形断面を持つ円錐台形)を設けているとする。
球面凸部62の材質の硬さが、スパイダー5の軸部51の軸部先端の平面51aの材質の硬さよりも柔らかい場合、球面凸部62と平面51aとが回転接触すると球面凸部62側が主に磨耗する。磨耗が進むと、軸部51の軸部先端の平面51aに当接する初期は点接触C1(62)であるが(図3(b1)参照)、回転接触すると球面凸部62の磨耗が進み接触面が増加(接触部の半径(以下、単に接触半径という。)が増加(図3(b2)参照。)して折り曲げトルクが上昇する。さらに球面凸部62の磨耗が進み接触面が増加(接触半径が増加、図3(b3)参照。)すれば、より折り曲げトルクが上昇する。
このような従来技術のニードル軸受は面圧が下がるものの、球面凸部62の半径の接触面増加に因るトルクアップの方が支配的で差し引きで折り曲げトルクは上昇する。
これに対し、本実施形態のようにベアリングカップ61に球面凸部63を設け、スパイダー5の軸部51がベアリングカップ61よりも材質が硬い場合、ベアリングカップ61の球面凸部63側が磨耗し接触半径が僅かに拡大するが、従来のスパイダー5の軸部51の軸部先端の平面51aに比べると微小である。
さらに、スパイダー5の軸部51の球面凹部51bは、ベアリングカップ61の球面凸部63よりも大きく形成されることから(半径R2>半径R1)、グリース溜まりとなり、球面凹部51bと球面凸部63との接触面へのグリース供給ができる。
したがって、初期状態の接触半径を大きく(面圧を小さく)し、磨耗による接触半径の増加を抑えると共に、回転トルクの増加を抑える効果を奏することができる。
[すり割りのグリース溜りを設けた実施形態1]
グリースはベアリングカップ61と軸部51間に充填されるが、さらに磨耗を軽減するためのグリース溜りが設けられる実施形態1として、一文字のすり割りS1または十文字のすり割りS2のグリース溜りを設けている。
本実施形態1では、溝加工により、スパイダー5の軸部51の球面凹部51bまたはベアリングカップ61の球面凸部63の中央部に一文字のすり割りS1若しくは十文字のすり割りS2を設けることができる。例えば、図4(a)には、スパイダー5の軸部51の球面凹部51bに一文字のすり割りS1による潤滑用のグリース溜まりを設ける事例を示している。また、図4(b)には、スパイダー5の軸部51の球面凹部51bに十文字のすり割りS2が形成される事例を示している。
これにより、ベアリングカップ61とスパイダー5の軸部51間に単にグリースが充填されるだけであったものが、これらのすり割りS1,S2がグリース溜まりとしてグリースが接触面に供給されて磨耗を抑制できる。
なお、図に示していないが、加工により、一文字のすり割りS1若しくは十文字のすり割りS2をベアリングカップ61の球面凸部63に潤滑用のグリース溜まりを設けても本実施形態の範囲である。
[ディンプルのグリース溜りを設けた実施形態2]
グリース溜りの実施形態2として、図には示していないが、加工により、スパイダー5の軸部51の球面凹部51b内面またはベアリングカップ61の球面凸部63外面に、小さな円形もしくは多角形の窪みを複数設けたいわゆるディンプル(Dimple)を形成する。
このディンプルは、図に示していないが、球面凹部51b内面またはベアリングカップ61の球面凸部63外面の中心部から放射状に複数設けている。これによりこれらのディンプル内に入り込んでいる潤滑剤により接触面の磨耗を抑制できる。
[円筒凹部のグリース溜りを設けた実施形態3]
また、グリース溜りの実施形態3として、図には示していないが、スパイダー5の軸部51の球面凹部51bまたはベアリングカップ61の球面凸部63の先端中央部を中空として、さらに円筒凹部を設けることができる。この円筒内部に潤滑剤(グリースや固体潤滑剤)を充填することで、接触面である中央周囲を積極的に潤滑することで磨耗を抑制できる。
潤滑剤は、二硫化モリブデンを添加したグリースまたは固体潤滑剤(PTFE(ポリテトラフルオロエチレン))等が用いられる。
また、グリース溜り内に封入するグリースには、二硫化モリブデン以外にも例えば、イオウ系(S)極圧添加剤、イオウ−リン系(S−P)極圧添加剤、亜鉛−イオウ−リン系(Zn−S−P)極圧添加剤)を加えて、磨耗をさらに低減することもできる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。例えば、本実施形態では、シェル型のニードル軸受を使用しているが、ソリッド型ニードル軸受を使用してもよい。また、対向する二軸をシェル型ニードル軸受、これと略直交する二軸をソリッド型ニードル軸受としてもよい。
11 ステアリングホイール
12 ステアリングシャフト
12A 雌ステアリングシャフト
12B 雄ステアリングシャフト
13 ステアリングコラム
13A アウターコラム
13B インナーコラム
14 支持ブラケット
15 十字軸継手
16 中間シャフト
16A 雄中間シャフト
16B 雌中間シャフト
18 車体
20 アシスト装置
21 ギヤハウジング
23 出力軸
26 電動モータ
261 ケース
30 ステアリングギヤ
31 入力軸
32 タイロッド
4 ヨーク
41 軸受孔
5 スパイダー(十字軸)
51 軸部(スパイダー側)
51a 平面(スパイダー側)
51b 球面凹部(スパイダー側)
52 シール
6 ニードル軸受
61 ベアリングカップ
62 凸部(ベアリングカップ側)
63 凸部(ベアリングカップ側)
70 ニードル

Claims (5)

  1. ヨークの軸受孔に、ニードル軸受を介して、スパイダーの軸部を揺動自在に嵌合し、前記軸部を密閉するように形成されたベアリングカップを備えた十字軸継手において、
    前記ベアリングカップの内底面中央部に球面凸部を設け、
    前記軸部の先端面中央部に前記球面凸部と当接する球面凹部を設け、
    前記球面凹部の半径は、前記球面凸部の半径よりも大きいことを特徴とする十字軸継手。
  2. 前記球面凸部または前記球面凹部の少なくともいずれかに一文字のすり割を設けたことを特徴とする請求項1に記載の十字軸継手。
  3. 前記球面凸部または前記球面凹部の少なくともいずれかに十文字のすり割を設けたことを特徴とする請求項1に記載の十字軸継手。
  4. 前記球面凸部または前記球面凹部の少なくともいずれかにディンプルの凹部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の十字軸継手。
  5. 前記球面凸部または前記球面凹部の少なくともいずれかに円筒状の凹部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の十字軸継手。
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