JP2019209852A - ワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】仕様変更に容易に対応することができるワイヤハーネスを提供する。【解決手段】ワイヤハーネス10は、電線20と、可撓性を有し、電線20を覆う外装部材30と、電線20が配索される経路に沿った軸線方向を有し、電線20が配索される経路を外装部材30の外部から規制する経路規制部材40と、経路規制部材40を外装部材30に固定する固定部材50とを有する。経路規制部材40は、複数のプレート部41,42,43と、弾性変形可能なヒンジ部44,45とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、ワイヤハーネスに関する。
従来、ハイブリッド車や電気自動車等の車両に用いられるワイヤハーネスとしては、電線の外側をコルゲートチューブや樹脂パイプ等の樹脂製の外装部材で覆われたワイヤハーネスが知られている(例えば、特許文献1参照)。このワイヤハーネスでは、経路規制の必要な箇所にプロテクタを用いることも提案されている。
特開2010−51042号公報
ところで、上記ワイヤハーネスで用いられるプロテクタは、例えば、樹脂成形品であって、上面と前後面が開口した本体と、その本体の上面を塞ぐ蓋とを備えている。プロテクタの本体の前後開口部が電線の出入口となり、本体と蓋の内側に電線の配線路が設けられることになる。このため、電線径等の仕様を変更する場合には、プロテクタを成形する金型を作り直す必要があり、コスト上昇を招く。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、仕様変更に容易に対応することができるワイヤハーネスを提供することになる。
上記課題を解決するワイヤハーネスは、電線と、可撓性を有し、前記電線を覆う外装部材と、前記電線が配索される経路に沿った軸線方向を有し、前記電線が配索される経路を前記外装部材の外部から規制する経路規制部材と、前記経路規制部材を前記外装部材に固定する固定部材と、を有し、前記経路規制部材は、弾性変形可能な弾性変形部を有している。
本発明のワイヤハーネスによれば、仕様変更に容易に対応することができる。
第1実施形態におけるワイヤハーネスを示す概略構成図。 第1実施形態におけるワイヤハーネスを示す概略断面図。 第1実施形態におけるワイヤハーネスを示す概略側面図。 第1実施形態におけるワイヤハーネスを示す概略斜視図。 (a)〜(c)は、第1実施形態におけるワイヤハーネスの製造方法を示す概略断面図。 第1実施形態におけるワイヤハーネスの作用を示す概略断面図。 第2実施形態におけるワイヤハーネスを示す概略断面図。 第2実施形態におけるワイヤハーネスを示す概略斜視図。 (a),(b)は、第2実施形態におけるワイヤハーネスの製造方法を示す概略断面図。 第2実施形態におけるワイヤハーネスの製造方法を示す概略断面図。 変更例におけるワイヤハーネスを示す概略断面図。
(第1実施形態)
以下、ワイヤハーネスの第1実施形態について、図面に従って説明する。なお、各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際とは異なる場合がある。
図1に示すワイヤハーネス10は、2個又は3個以上の電気機器(機器)を電気的に接続する。ワイヤハーネス10は、例えば、ハイブリッド車や電気自動車等の車両Vの前部に設置されたインバータ11と、そのインバータ11よりも車両Vの後方に設置された高圧バッテリ12とを電気的に接続する。ワイヤハーネス10は、例えば、車両の床下等を通るように配索される。インバータ11は、車両走行の動力源となる車輪駆動用のモータ(図示略)と接続される。インバータ11は、高圧バッテリ12の直流電力から交流電力を生成し、その交流電力をモータに供給する。高圧バッテリ12は、例えば、数百ボルトの電圧を供給可能なバッテリである。
図1及び図2に示すように、ワイヤハーネス10は、複数(ここでは、2本)の電線20と、電線20の両端部に取り付けられた一対のコネクタC1と、複数の電線20を一括して包囲する可撓性を有する外装部材30とを有している。ワイヤハーネス10は、電線20が配索される経路を規制する経路規制部材40と、外装部材30に対して経路規制部材40を固定する固定部材50とを有している。
各電線20は、例えば、高電圧・大電流に対応可能な高圧電線である。各電線20は、例えば、自身に電磁波をシールドするシールド構造を有しないノンシールド電線である。各電線20の一端部はコネクタC1を介してインバータ11と接続され、各電線20の他端部はコネクタC1を介して高圧バッテリ12と接続されている。
図2に示すように、各電線20は、導体よりなる芯線21と、芯線21の外周を被覆する絶縁被覆22とを有する被覆電線である。各電線20は、例えば、車両の前後方向に延びるように長尺状に形成されている。芯線21としては、例えば、複数の金属素線を撚り合せてなる撚り線、内部が中実構造をなす柱状(例えば、円柱状)の1本の金属棒からなる単芯線や内部が中空構造をなす筒状導体(パイプ導体)などを用いることができる。また、芯線21としては、撚り線、単芯線や筒状導体を組み合わせて用いてもよい。芯線21の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。絶縁被覆22は、例えば、芯線21の外周面を全周に亘って密着状態で被覆している。絶縁被覆22は、例えば、合成樹脂などの絶縁材料によって構成されている。絶縁被覆22は、例えば、芯線21に対する押出成形(押出被覆)によって形成することができる。
外装部材30は、可撓性を有することで電線20の配索経路に沿って変形可能に構成されている。外装部材30は、電線20を覆うことで電線20を保護する。外装部材30は、全体として長尺の筒状をなしている。外装部材30の内部空間には複数の電線20が配置されている。複数の電線20は、外装部材30の内部空間において、各電線20の延在方向と交差する方向に並んで配置されている。
外装部材30は、例えば、軽量化の観点から、樹脂材料から構成されることが好ましい。樹脂材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。外装部材30としては、例えば、コルゲートチューブ、ツイストチューブや硬質の樹脂パイプを用いることができる。
図3及び図4に示すように、本例の外装部材30は、環状凹部31と環状凸部32とが軸線方向(長手方向)に沿って交互に連設された蛇腹構造を有し、可撓性を有するコルゲートチューブである。このため、本例の外装部材30は、その軸線を湾曲又は屈曲させるような形態で弾性変形し得るようになっている。外装部材30は、例えば、略円筒状をなしている。例えば図4に示すように、外装部材30の環状凹部31は、円形状(例えば、真円形状)の内周形状及び外周形状を有している。外装部材30の環状凸部32は、円形状(例えば、真円形状)の内周形状及び外周形状を有している。
外装部材30は、軸線方向に延在する切れ目を有していてもよい。外装部材30が切れ目を有する場合には、その切れ目を通じて外装部材30の内部に電線20を挿入することが可能となる。なお、外装部材30が切れ目を有する場合には、必要に応じて粘着テープ等の結束部材を外装部材30の外周に巻き付けることで、切れ目から電線20がはみ出すことを抑制できる。
経路規制部材40は、電線20が配索される経路に沿った軸線方向を有している。経路規制部材40は、電線20が配索される経路に沿って延びるように長尺状に形成されている。経路規制部材40は、電線20の経路を外装部材30の外部から部分的に規制するように配置されている。経路規制部材40は、1つの外装部材30に対して取り付けられる。経路規制部材40は、単数であってもよいし、複数であってもよい。例えば、電線20における複数の区間が1つの経路規制部材40によって規制されていてもよいし、電線20における1つの区間が複数の経路規制部材40によって規制されていてもよい。また、経路規制部材40は、直線部のみから構成してもよいし、曲げ部を有していてもよい。本例の経路規制部材40は、直線部のみから構成されており、電線20が配索される経路のうち直線経路を外装部材30の外部から部分的に規制するように設けられている。
経路規制部材40は、例えば、外装部材30よりも曲げ剛性が高い部材である。経路規制部材40は、外装部材30よりも曲がり難くなっている。経路規制部材40は、例えば、電線20よりも曲げ剛性が高く、電線20よりも曲がり難くなっている。経路規制部材40は、例えば、外装部材30の形状を維持し得る剛性を有する材料から構成されている。経路規制部材40は、例えば、外装部材30の内部に配置された電線20の経路を維持し得る剛性を有する材料から構成されている。このような経路規制部材40の材料としては、例えば、金属材料が好適に用いられる。金属材料としては、銅系、鉄系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。経路規制部材40は、例えば、押出成形によって形成することができる。
本例の経路規制部材40は、複数(ここでは、3つ)のプレート部41,42,43と、プレート部41とプレート部42とを連結するヒンジ部44と、プレート部42とプレート部43とを連結するヒンジ部45とを有している。本例の経路規制部材40では、3つのプレート部41,42,43と2つのヒンジ部44,45とが一体に形成されている。すなわち、本例の経路規制部材40は、3つのプレート部41,42,43と2つのヒンジ部44,45とを有する単一部品で構成されている。なお、プレート部41,42,43は、ヒンジ部44,45を介して連結されており、互いに離間して形成されている。
プレート部41,42,43の各々は、電線20が配索される経路に沿った軸線方向に延びるとともに、軸線方向と直交する幅方向に延びるように形成された平板状部材である。プレート部41,42,43は、経路規制部材40が外装部材30に固定された際に外装部材30と接触する内面41A,42A,43Aと、その内面41A,42A,43Aとは反対側の外面41B,42B,43Bとをそれぞれ有している。プレート部41,42,43の各々は、例えば、軸線方向及び幅方向の全長に亘って略均一な厚みに形成されている。プレート部41,42,43の各々は、例えば、可撓性を有している。
プレート部41,42,43の各々は、例えば、幅方向断面が円弧状に湾曲するように形成されている。すなわち、プレート部41,42,43の湾曲形状は、経路規制部材40の軸線方向に沿って延びるように形成されている。これらプレート部41,42,43の湾曲形状は、経路規制部材40の外側(プレート部41,42,43の外面41B,42B,43B側)に向かって突出するように湾曲している。プレート部41,42,43の内面41A,42A,43Aの各々は、プレート部41,42,43の外面41B,42B,43B側に向かって突出するように円弧状に湾曲した湾曲面に形成されている。同様に、プレート部41,42,43の外面41B,42B,43Bの各々は、経路規制部材40の外側に向かって突出するように円弧状に湾曲した湾曲面に形成されている。本例では、経路規制部材40の取付対象である外装部材30が円形の外周形状を有しているため、その外装部材30の外周形状に合わせてプレート部41,42,43の内面41A,42A,43Aが湾曲面に形成されている。
ヒンジ部44,45の各々は、電線20が配索される経路に沿った軸線方向に延びるとともに、軸線方向と直交する幅方向に延びるように形成された平板状部材である。ヒンジ部44,45の各々は、弾性変形可能に構成されている。ヒンジ部44,45の各々は、例えば、プレート部41,42,43の板厚よりも薄肉に形成されている。ヒンジ部44,45の各々は、例えば、プレート部41,42,43よりも曲げ剛性が低くなっている。
ヒンジ部44,45の各々は、例えば、幅方向断面が半円弧状に湾曲するように形成されている。すなわち、ヒンジ部44,45の湾曲形状は、経路規制部材40の軸線方向に沿って延びるように形成されている。これらヒンジ部44,45の湾曲形状は、経路規制部材40の外側(プレート部41,42,43から離間する方向)に向かって突出するように湾曲している。
ヒンジ部44は、その一端部がプレート部41の端部に接続されるとともに、他端部がプレート部42の端部に接続されている。例えば、ヒンジ部44の幅方向の一端部がプレート部41の外面41Bにおける幅方向端部に接続されるとともに、ヒンジ部44の幅方向の他端部がプレート部42の外面42Bにおける幅方向端部に接続されている。なお、ヒンジ部44の軸線方向の長さは、プレート部41,42の軸線方向の長さよりも短くてもよいし、プレート部41,42の軸線方向の長さと同じ長さであってもよい。
ヒンジ部45は、その一端部がプレート部42の端部に接続されるとともに、他端部がプレート部43の端部に接続されている。例えば、ヒンジ部45の幅方向の一端部がプレート部42の外面42Bにおける幅方向端部に接続されるとともに、ヒンジ部45の幅方向の他端部がプレート部43の外面43Bにおける幅方向端部に接続されている。このため、プレート部42の外面42Bには、幅方向の一端部にヒンジ部44が接続されるとともに、幅方向の他端部にヒンジ部45が接続されている。なお、ヒンジ部45の軸線方向の長さは、プレート部42,43の軸線方向の長さよりも短くてもよいし、プレート部42,43の軸線方向の長さと同じ長さであってもよい。
以上説明した経路規制部材40では、ヒンジ部44,45の弾性変形により、ヒンジ部44,45を回動中心としてプレート部41,43がそれぞれ回動可能に構成されている。具体的には、プレート部41は、プレート部42に対して、ヒンジ部44を回動中心として回動可能になっている。また、プレート部43は、プレート部42に対して、ヒンジ部45を回動中心として回動可能になっている。
図5(a)に示すように、本例の経路規制部材40は、外力が加えられていない自然状態では、プレート部41,43が互いに離間して経路規制部材40の幅方向に広がった状態(開状態)になる。また、図5(b)及び図5(c)に示すように、プレート部41,43が互いに接近する方向に、ヒンジ部44,45を回動中心としてプレート部41,43をそれぞれ回動させると、経路規制部材40は、プレート部41,42,43によって囲まれた空間が小さくなる状態(閉状態)となる。経路規制部材40は、閉状態によって外装部材30の外周に取り付けられる。閉状態の経路規制部材40が外装部材30に取り付けられると、複数のプレート部41,42,43によって外装部材30の外周面の一部が覆われる。換言すると、経路規制部材40は、外装部材30の外周面の一部を露出するように、外装部材30の外周面に取り付けられている。
図2に示すように、外装部材30の外周面の一部を覆うように配置された経路規制部材40は、固定部材50によって外装部材30に固定されている。すなわち、固定部材50は、外装部材30に対して経路規制部材40を固定するように設けられている。具体的には、固定部材50は、経路規制部材40の内面を外装部材30の外周面に接触させるように経路規制部材40を締め付けた状態で、外装部材30に対して経路規制部材40を固定するように設けられている。固定部材50は、経路規制部材40及び外装部材30の外周を周方向全周に亘って囲むように形成されている。
固定部材50は、例えば、合成樹脂からなる結束バンドである。固定部材50は、帯状部51と、帯状部51の基端部に帯状部51と一体に形成されたロック部52とを有している。ロック部52は、帯状部51が挿通可能な挿通口53を有している。挿通口53の内面には、係止爪(図示略)が設けられている。帯状部51の先端部の外周面には、帯状部の幅方向に沿って延びる複数の係止溝が帯状部51の長さ方向において所定の間隔を空けて形成されている。固定部材50では、帯状部51に形成された複数の係止溝のうちの1つにロック部52の係止爪を係合させることで、ロック部52に対して帯状部51をロックする。固定部材50では、ロック部52に対する帯状部51の挿通度合に応じて、帯状部51による経路規制部材40の締め付け度合を調整することができる。
固定部材50の帯状部51は、その先端部がロック部52の挿通口53に挿通された状態で、経路規制部材40及び外装部材30の外側にそれらの周方向全周に亘って巻き付けられている。帯状部51は、例えば、経路規制部材40の外面や外装部材30の外周面に接触するように巻き付けられている。固定部材50は、帯状部51とロック部52とにより、経路規制部材40を縮径するように(具体的には、プレート部41,42,43によって囲まれる空間を小さくするように)結束する。
固定部材50は、例えば、経路規制部材40のプレート部41,42,43の内面41A,42A,43Aが外装部材30の外周面に接触するまで経路規制部材40を締め付けるように形成されている。このとき、経路規制部材40は、固定部材50の帯状部51による締め付け作用によって、ヒンジ部44,45を回動中心としてプレート部41,43が互いに接近する方向に回動する。固定部材50によって外装部材30に固定された経路規制部材40では、プレート部41の内面41Aの一部とプレート部42の内面42Aの一部とプレート部43の内面43Aの一部とが外装部材30の外周面に接触されている。すなわち、経路規制部材40の内面は、外装部材30の外周面に対して、周方向において連続的に接触されておらず、周方向において断続的に接触されている。
図3に示すように、本実施形態のワイヤハーネス10では、経路規制部材40の軸線方向において所定の間隔を空けて複数(ここでは、3個)の固定部材50が設けられている。例えば、複数の固定部材50は、経路規制部材40の軸線方向において等間隔に設けられている。
次に、ワイヤハーネス10の製造方法の一例について説明する。
図5(a)に示すように、複数の電線20が挿通された外装部材30と、経路規制部材40とを準備する。このとき、経路規制部材40は、例えば、プレート部41,43が互いに離間して経路規制部材40の幅方向に広がった状態(開状態)になっている。そして、外装部材30のうち経路規制すべき部分(例えば、直線経路)の外周を覆うように経路規制部材40を配置する。具体的には、経路規制部材40のプレート部42の内面42Aの一部を外装部材30のうち経路規制すべき部分の外周面に接触させる。
続いて、図5(b)に示すように、経路規制部材40のプレート部41,43が互いに接近する方向に、ヒンジ部44,45を回動中心としてプレート部41,43を回動させる。これにより、外装部材30の外周面の大部分が経路規制部材40(プレート部41,42,43)によって包み込まれる。
次いで、図5(c)に示すように、経路規制部材40を外側から固定部材50によって締め付ける。この固定部材50の帯状部51による締め付け作用によって、ヒンジ部44,45を回動中心としてプレート部41,43が互いに接近する方向に回動する。これにより、プレート部41,42,43によって囲まれる空間が小さくなる。ここでは、経路規制部材40のプレート部41,42,43の内面41A,42A,43Aが外装部材30の外周面に接触するまで、固定部材50によって経路規制部材40を締め付ける。これにより、プレート部41,42,43の内面41A,42A,43Aの各々の一部が外装部材30の外周面に接触した状態で、経路規制部材40を外装部材30に固定することができる。
以上のように、経路規制部材40を外装部材30に固定することで、ワイヤハーネス10が得られる。なお、外装部材30の内部における電線20の配置は、外装部材30に経路規制部材40を取り付ける前後のいずれに行ってもよい。
次に、本実施形態の作用について説明する。
経路規制部材40は、弾性変形可能なヒンジ部44,45を有している。経路規制部材40では、ヒンジ部44,45を回動中心としてプレート部41,43が回動可能に構成されている。このため、プレート部42に対するプレート部41,43の回動量を調整することにより、プレート部41,42,43によって囲まれる空間、つまり外装部材30を収容する収容空間の大きさを変更することができる。したがって、経路規制部材40は、外装部材30の直径(外形)の大きさに合わせて、外装部材30を収容する収容空間の大きさを変更することができる。換言すると、1種類の経路規制部材40を、直径(外形)の異なる複数種類の外装部材30に取り付けることができる。
図6に示すように、例えば外装部材30の直径が図2に示した外装部材30の直径よりも小径である場合には、プレート部41,43が図2の状態から更に互いに接近するようにヒンジ部44,45を回動中心として回動される。これにより、プレート部41,42,43によって囲まれる空間が小さくなる。この場合にも、固定部材50によって外装部材30に固定された経路規制部材40では、プレート部41の内面41Aの一部とプレート部42の内面42Aの一部とプレート部43の内面43Aの一部とが外装部材30の外周面に接触されている。すなわち、外装部材30の直径が変更になった場合であっても、経路規制部材40の内面は、外装部材30の外周面に対して周方向において断続的に接触されている。なお、外装部材30の外形が小さくなるほど、経路規制部材40から露出される外装部材30の外周面の面積は小さくなる。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
(1−1)経路規制部材40は、弾性変形可能なヒンジ部44,45を有している。経路規制部材40では、ヒンジ部44,45を回動中心としてプレート部41,43が回動可能に構成されている。すなわち、経路規制部材40では、ヒンジ部44,45の弾性変形により、プレート部41,42,43の相対位置を変更することができる。このため、プレート部42に対するプレート部41,43の回動量(プレート部41,42,43の相対位置)を調整することにより、プレート部41,42,43によって囲まれる空間、つまり外装部材30を収容する収容空間の大きさを変更することができる。したがって、経路規制部材40は、外装部材30の直径(外形)の大きさに合わせて、外装部材30を収容する収容空間の大きさを変更することができる。換言すると、1種類の経路規制部材40を、外形の大きさが異なる複数種類の外装部材30に取り付けることができる。このため、電線20の電線径などの変更に伴って外装部材30の直径が変更になった場合であっても、その仕様変更に単一種類の経路規制部材40によって対応することができる。
(1−2)外装部材30よりも曲げ剛性の高い経路規制部材40によって、電線20が配索される経路を外装部材30の外側から規制するようにした。この経路規制部材40が添え木部材として機能するため、可撓性を有する外装部材30を、電線20が配索される経路に沿った所望の形状に保持することができる。
例えば本実施形態のように、外装部材30が可撓性に優れたコルゲートチューブである場合には、直線経路において撓みなどが発生しやすく、直線形状を保持することが困難である。これに対し、本実施形態のワイヤハーネス10では、外装部材30の外周に添え木部材となる経路規制部材40を固定するようにしたため、外装部材30の撓みなどの変形が経路規制部材40によって規制される。これにより、可撓性を有する外装部材30を、電線20が配索される経路に沿った所望の形状に保持することができる。
(1−3)経路規制部材40を、3つのプレート部41,42,43と、それらプレート部41,42,43を連結する2つのヒンジ部44,45とによって構成するようにした。これにより、外装部材30の外周面に3つのプレート部41,42,43の内面41A,42A,43Aを好適に接触させることができる。したがって、経路規制部材40によって外装部材30を3方位から保持することができるため、経路規制部材40によって外装部材30を安定して保持することができる。
(1−4)複数のプレート部41,42,43の内面41A,42A,43Aを、円形の外周形状を有する外装部材30の外周形状に合わせて湾曲面に形成するようにした。このため、経路規制部材40を外装部材30の外周面に固定した際に、プレート部41,42,43の内面41A,42A,43Aと外装部材30の外周面との接触面積を増大させることができる。したがって、経路規制部材40によって外装部材30を安定して保持することができる。
(第2実施形態)
次に、ワイヤハーネスの第2実施形態について図面に従って説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際とは異なる場合がある。なお、本実施形態では、第1実施形態との相違点について主に説明し、第1実施形態と同様の構成には同じ符号を付して、説明の一部又は全部を割愛する場合がある。
図7に示すように、ワイヤハーネス10Aは、複数(ここでは、2本)の電線20Aと、複数の電線20Aを一括して包囲する可撓性を有する外装部材30Aと、電線20Aの配索される経路を規制する経路規制部材60と、外装部材30Aに対して経路規制部材60を固定する固定部材50とを有している。
各電線20Aは、例えば、高電圧・大電流に対応可能な高圧電線である。また、各電線20Aは、例えば、自身に電磁波をシールドするシールド構造を有しないノンシールド電線である。
各電線20Aは、導体よりなる芯線21Aと、芯線21Aの外周を被覆する絶縁被覆22Aとを有する被覆電線である。各電線20Aは、例えば、車両の前後方向に延びるように長尺状に形成されている。芯線21Aの軸線方向に垂直な断面形状(つまり、芯線21Aの軸線方向と直交する平面によって芯線21Aを切断した断面形状)は、例えば、扁平形状に形成されている。本明細書において、「扁平形状」には、例えば、長方形状(正方形を除く)、長円形状や楕円形状などが含まれる。また、「長方形状」には、稜部を面取りした形状や、稜部を丸めた形状も含まれる。本例の芯線21Aの軸線方向に垂直な断面形状は、長方形状(具体的には、稜部を丸めた長方形状)に形成されている。芯線21Aとしては、例えば、撚り線、単芯線や筒状導体又はこれらを組み合わせて用いてもよい。芯線21Aの材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。絶縁被覆22Aは、例えば、芯線21Aの外周面を全周に亘って密着状態で被覆している。このため、絶縁被覆22Aは、扁平筒状に形成されている。絶縁被覆22Aは、例えば、合成樹脂などの絶縁材料によって構成されている。絶縁被覆22Aは、例えば、芯線21Aに対する押出成形(押出被覆)によって形成することができる。
外装部材30Aは、可撓性を有することで電線20Aの配索経路に沿って変形可能に構成されている。外装部材30Aは、電線20Aを覆うことで電線20Aを保護する。外装部材30Aは、全体として長尺の筒状をなしている。外装部材30Aの内部空間には複数の電線20Aが配置されている。複数の電線20Aは、外装部材30Aの内部空間において、各電線20Aの延在方向と交差する方向に並んで配置されている。本実施形態では、複数の電線20Aは、外装部材30Aの内部空間において、長方形状の短辺同士が向かい合うように並んで配置されている。
外装部材30Aは、例えば、軽量化の観点から、樹脂材料から構成されることが好ましい。樹脂材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。外装部材30Aとしては、例えば、コルゲートチューブ、ツイストチューブや硬質の樹脂パイプを用いることができる。
図8に示すように、本例の外装部材30Aは、環状凹部31Aと環状凸部32Aとが軸線方向(長手方向)に沿って交互に連設された蛇腹構造を有し、可撓性を有するコルゲートチューブである。外装部材30Aの軸線方向に垂直な断面形状は、例えば、扁平形状に形成されている。例えば、外装部材30Aの環状凹部31Aは、扁平形状(ここでは、稜部を丸めた長方形状)の内周形状及び外周形状を有している。外装部材30Aの環状凸部32Aは、扁平形状(ここでは、稜部を丸めた長方形状)の内周形状及び外周形状を有している。このように、本例の外装部材30Aは、扁平筒状をなすコルゲートチューブである。なお、外装部材30Aは、軸線方向に延在する切れ目を有していてもよい。
経路規制部材60は、電線20Aが配索される経路に沿った軸線方向を有している。経路規制部材60は、電線20Aが配索される経路に沿って延びるように長尺状に形成されている。経路規制部材60は、電線20Aの経路を外装部材30Aの外部から部分的に規制するように配置されている。経路規制部材60は、1つの外装部材30Aに対して取り付けられる。経路規制部材60は、単数であってもよいし、複数であってもよい。また、経路規制部材60は、直線部のみから構成してもよいし、曲げ部を有していてもよい。本例の経路規制部材60は、直線部のみから構成されており、電線20Aが配索される経路のうち直線経路を外装部材30Aの外部から部分的に規制するように設けられている。
経路規制部材60は、例えば、外装部材30Aよりも曲げ剛性が高い部材である。経路規制部材60は、外装部材30Aよりも曲がり難くなっている。経路規制部材60の材料としては、例えば、銅系、鉄系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。経路規制部材60は、例えば、押出成形によって形成することができる。
本例の経路規制部材60は、電線20Aが配索される経路に沿った軸線方向に延びるとともに、軸線方向と直交する幅方向に延びるように形成された本体部61と、本体部61の幅方向の両端部に形成された一対の側壁部62とを有している。本体部61は、複数(ここでは、2つ)のプレート部63,64と、それら複数のプレート部63,64の間に設けられた弾性変形部65とを有している。本例の経路規制部材60では、本体部61(複数のプレート部63,64及び弾性変形部65)と側壁部62とが一体に形成されている。すなわち、本例の経路規制部材60は、複数のプレート部63,64と弾性変形部65と側壁部62とを有する単一部品で構成されている。
プレート部63,64の各々は、電線20Aが配索される経路に沿った軸線方向に延びるとともに、幅方向に延びるように形成された平板状部材である。プレート部63,64は、経路規制部材60が外装部材30Aに固定された際に外装部材30Aと接触する内面63A,64Aと、その内面63A,64Aとは反対側の外面63B,64Bとをそれぞれ有している。プレート部63,64の各々は、例えば、軸線方向及び幅方向の全長に亘って略均一な厚みに形成されている。
図7に示すように、プレート部63,64の内面63A,64Aの各々は、例えば、平面に形成されている。プレート部63,64の外面63B,64Bの各々は、例えば、平面に形成されている。ここで、プレート部63,64の内面63A,64Aは、経路規制部材60が外装部材30Aに固定された際に、その外装部材30Aの外周面のうち長方形状の長辺を構成する外周面30Bに接触する面である。このとき、外装部材30Aの外周面30Bが平面に形成されている。このため、本例では、外装部材30Aの外周面30Bの形状に合わせてプレート部63,64の内面63A,64Aが平面に形成されている。プレート部63の内面63Aとプレート部64の内面64Aは、例えば、同一平面上に形成されている。プレート部63の外面63Bとプレート部64の外面64Bは、例えば、同一平面上に形成されている。
一対の側壁部62は、プレート部63,64の内面63A,64Aにそれぞれ立設されている。一対の側壁部62は、例えば、本体部61の内面の幅方向両端部から略垂直に図中下方(具体的には、幅方向と直交する方向であって、プレート部63,64の外面63B,64Bから離間する方向)に向かって立設されている。具体的には、一方の側壁部62がプレート部63の内面63Aの幅方向端部に立設されるとともに、他方の側壁部62がプレート部64の内面64Aの幅方向端部に立設されている。各側壁部62は、内面62Aと、その内面62Aとは反対側の外面62Bとを有している。
各側壁部62の内面62Aは、例えば、平面に形成されている。各側壁部62の外面62Bは、例えば、平面に形成されている。ここで、各側壁部62の内面62Aは、経路規制部材60が外装部材30Aに固定された際に、その外装部材30Aの外周面のうち長方形状の短辺を構成する外周面30Cに接触する面である。このとき、外装部材30Aの外周面30Cが平面に形成されている。このため、本例では、外装部材30Aの外周面30Cの形状に合わせて側壁部62の内面62Aが平面に形成されている。
本実施形態では、経路規制部材60の稜部(具体的には、プレート部63,64と側壁部62との接続部分)が丸められた形状に形成されている。このため、プレート部63,64の内面63A,64Aと側壁部62の内面62Aとの接続部分は円弧状に湾曲した湾曲面に形成されている。同様に、プレート部63,64の外面63B,64Bと側壁部62の外面62Bとの接続部分は円弧状に湾曲した湾曲面に形成されている。
弾性変形部65は、弾性変形可能に構成されている。弾性変形部65は、例えば、プレート部63,64の板厚よりも薄肉に形成されている。弾性変形部65は、例えば、プレート部63,64よりも曲げ剛性が低くなっている。
弾性変形部65は、本体部61の幅方向の中間部(ここでは、略中央部)に形成されている。本例の弾性変形部65は、プレート部63とプレート部64との間で山折り部と谷折り部とが交互に形成された蛇腹構造をなすように構成されている。弾性変形部65は、蛇腹構造をなすことにより、伸縮可能に構成されている。この弾性変形部65の伸縮度合を変更することにより、経路規制部材60(具体的には、本体部61)の幅方向の長さを変更することが可能となっている。
弾性変形部65では、谷折り部の内面65Aがプレート部63,64の内面63A,64Aと同一平面上、もしくは内面63A,64Aよりもプレート部63,64の外面63B,64B側に形成されることが好ましい。換言すると、弾性変形部65の内面65Aは、プレート部63,64の内面63A,64Aよりも外装部材30A側に突出しないように形成されることが好ましい。本例の弾性変形部65の内面65Aは、プレート部63,64の内面63A,64Aと同一平面上に形成されている。弾性変形部65では、山折り部の外面65Bがプレート部63,64の外面63B,64Bよりも経路規制部材60の外側に突出するように形成されている。
以上説明した経路規制部材60は、外装部材30Aの外周面の一部を覆うように外装部材30Aに取り付けられている。換言すると、経路規制部材60は、外装部材30Aの外周面の一部(ここでは、一対の外周面30Bのうち一方の外周面30Bと外周面30Cの一部)を露出するように、外装部材30Aの外周面に取り付けられている。
外装部材30Aの外周面の一部を覆うように配置された経路規制部材60は、固定部材50によって外装部材30Aに固定されている。すなわち、固定部材50は、外装部材30Aに対して経路規制部材60を固定するように設けられている。具体的には、固定部材50は、経路規制部材60の内面を外装部材30Aの外周面に接触させるように経路規制部材60を締め付けた状態で、外装部材30Aに対して経路規制部材60を固定するように設けられている。固定部材50は、経路規制部材60及び外装部材30Aの外周を周方向全周に亘って囲むように形成されている。
固定部材50の帯状部51は、その先端部がロック部52の挿通口53に挿通された状態で、経路規制部材60及び外装部材30Aの外側にそれらの周方向全周に亘って巻き付けられている。帯状部51は、例えば、経路規制部材60の外面や外装部材30Aの外周面に接触するように巻き付けられている。固定部材50は、帯状部51とロック部52とにより、経路規制部材60の弾性変形部65を縮ませて経路規制部材60を縮径するように(具体的には、本体部61及び側壁部62によって囲まれる空間を小さくするように)結束する。固定部材50は、例えば、経路規制部材60の側壁部62の内面62Aが外装部材30Aの外周面30Cに接触するまで経路規制部材60を締め付けるように形成されている。固定部材50によって外装部材30Aに固定された経路規制部材60では、プレート部63,64の内面63A,64Aが外装部材30Aの外周面30Bに接触されるとともに、側壁部62の内面62Aが外装部材30Aの外周面30Cに接触されている。
次に、図9及び図10に従って、ワイヤハーネス10Aの製造方法の一例について説明する。
図9(a)に示すように、複数の電線20Aが挿通された外装部材30Aと、経路規制部材60とを準備する。このとき、経路規制部材60の弾性変形部65は、伸びた状態(つまり、幅方向に広がった状態)になっている。そして、外装部材30Aのうち経路規制すべき部分(例えば、直線経路)の外周を覆うように経路規制部材60を配置する。具体的には、経路規制部材60のプレート部63,64の内面63A,64Aを外装部材30Aのうち経路規制すべき部分の外周面30Bに接触させる。このとき、経路規制部材60の幅方向の長さは、外装部材30Aの外周面30Bの幅方向の長さよりも長くなっている。
続いて、図9(b)に示すように、経路規制部材60及び外装部材30Aを外側から囲むように固定部材50を配置する。
次いで、図10に示すように、経路規制部材60を外側から固定部材50によって締め付ける。この固定部材50の帯状部51による締め付け作用によって、経路規制部材60の弾性変形部65が縮むように変形する。これにより、経路規制部材60(本体部61)の幅方向の長さが短くなる。ここでは、固定部材50によって経路規制部材60を外側から締め付けることにより、経路規制部材60の側壁部62の内面62Aが外装部材30Aの外周面30Cに接触するまで弾性変形部65を縮ませる。これにより、経路規制部材60の内面62A,63A,64Aが外装部材30Aの外周面30B,30Cに接触した状態で、経路規制部材60を外装部材30Aに固定することができる。
以上のように、経路規制部材60を外装部材30Aに固定することで、ワイヤハーネス10Aが得られる。なお、外装部材30Aの内部における電線20Aの配置は、外装部材30Aに経路規制部材60を取り付ける前後のいずれに行ってもよい。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
(2−1)経路規制部材60は、蛇腹構造をなして弾性変形可能な弾性変形部65を有している。経路規制部材60では、弾性変形部65を伸縮することにより、本体部61の幅方向の長さを変更することが可能となっている。このため、弾性変形部65の伸縮度合を調整することにより、本体部61及び側壁部62によって囲まれる空間、つまり外装部材30Aを収容する収容空間の大きさを変更することができる。したがって、経路規制部材60は、外装部材30Aの外形の大きさに合わせて、外装部材30Aを収容する収容空間の大きさを変更することができる。換言すると、1種類の経路規制部材60を、外形の大きさが異なる複数種類の外装部材30Aに取り付けることができる。このため、電線20Aの電線径などの変更に伴って外装部材30Aの外形の大きさが変更になった場合であっても、その仕様変更に単一種類の経路規制部材60によって対応することができる。
(2−2)外装部材30Aよりも曲げ剛性の高い経路規制部材60によって、電線20Aが配索される経路を外装部材30Aの外側から規制するようにした。この経路規制部材60が添え木部材として機能するため、可撓性を有する外装部材30Aを、電線20Aが配索される経路に沿った所望の形状に保持することができる。
(2−3)複数のプレート部63,64の内面63A,64Aを、外装部材30Aの外周面30Bの形状に合わせて平面に形成するようにした。このため、経路規制部材60を外装部材30Aの外周面に固定した際に、プレート部63,64の内面63A,64Aと外装部材30Aの外周面30Bとの接触面積を増大させることができる。したがって、経路規制部材60によって外装部材30Aを安定して保持することができる。
(2−4)一対の側壁部62の内面62Aを、外装部材30Aの外周面30Cの形状に合わせて平面に形成するようにした。このため、経路規制部材60を外装部材30Aの外周面に固定した際に、側壁部62の内面62Aと外装部材30Aの外周面30Cとの接触面積を増大させることができる。したがって、経路規制部材60によって外装部材30Aを安定して保持することができる。
(2−5)弾性変形部65の内面65Aを、プレート部63,64の内面63A,64Aと同一平面上に形成するようにした。換言すると、弾性変形部65の内面65Aを、プレート部63,64の内面63A,64Aよりも外装部材30A側に突出しないように形成した。このため、プレート部63,64の内面63A,64Aと外装部材30Aの外周面30Bとの接触が弾性変形部65によって阻害されることを抑制できる。これにより、プレート部63,64の内面63A,64Aと外装部材30Aの外周面30Bとを好適に接触させることができる。したがって、経路規制部材60によって外装部材30Aを安定して保持することができる。
(2−6)一対の側壁部62を、本体部61の内面の幅方向両端部から略垂直に立設するようにした。これにより、側壁部62の剛性を高めることができるため、固定部材50によって締め付けられる際に側壁部62が変形することを好適に抑制することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記第1実施形態における経路規制部材40の構造は特に限定されない。
・例えば、上記第1実施形態では、ヒンジ部44,45をプレート部41,42,43の外面41B,42B,43Bに接続するようにしたが、ヒンジ部44,45をプレート部41,42,43の幅方向の端面に接続するようにしてもよい。
・また、経路規制部材40を、2つのプレート部と、それら2つのプレート部を連結する1つのヒンジ部とによって構成するようにしてもよい。あるいは、経路規制部材40を、4つ以上のプレート部と、それらプレート部を連結する3つ以上のヒンジ部とによって構成するようにしてもよい。
・上記第1実施形態では、弾性変形部としてヒンジ部44,45に具体化したが、これに限らず、ヒンジ部44,45を、弾性変形可能な別の構造(例えば、蛇腹構造)に変更してもよい。
・上記第1実施形態では、プレート部41,42,43の内面41A,42A,43Aを、外装部材30の外周面の形状に合わせて湾曲面に形成したが、これに限定されない。例えば、プレート部41,42,43の内面41A,42A,43Aを平面に形成してもよい。
・上記第2実施形態における経路規制部材60の構造は特に限定されない。例えば、経路規制部材60に、複数の弾性変形部65を設けるようにしてもよい。
・また、取付対象である外装部材30Aの外周形状に合わせてプレート部63,64の内面63A,64A及び側壁部62の内面62Aの形状を変更してもよい。例えば、外装部材30Aの軸線方向に垂直な断面形状が長円形状の場合には、外装部材30Aの外周面30Cが湾曲面となる。そこで、外装部材30Aの外周面30Cの形状(湾曲面)に合わせて、側壁部62の内面62Aを湾曲面に形成するようにしてもよい。また、外装部材30Aの軸線方向に垂直な断面形状が楕円形状の場合には、外装部材30Aの外周面30B,30Cが湾曲面となる。そこで、外装部材30Aの外周面30B,30Cの形状(湾曲面)に合わせて、プレート部63,64の内面63A,64A及び側壁部62の内面62Aを湾曲面に形成するようにしてもよい。
・上記第2実施形態及び上記変更例では、プレート部63,64の内面63A,64A及び側壁部62の内面62Aの形状を、外装部材30Aの外周面の形状に合わせて設定したが、これに限定されない。すなわち、プレート部63,64の内面63A,64A及び側壁部62の内面62Aの形状を、外装部材30Aの外周面の形状とは関係ない形状に設定するようにしてもよい。
・上記各実施形態における経路規制部材40,60の材料は、外装部材30,30Aよりも曲げ剛性が高い材料であれば、金属材料に限定されない。例えば、経路規制部材40,60の材料としては、ポリオレフィン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステルやポリエチレンなどの合成樹脂を用いることもできる。
・上記各実施形態では、ヒンジ部44,45及び弾性変形部65の外側を囲むように固定部材50を設けるようにしたが、これに限定されない。
例えば図11に示すように、固定部材50が設けられる位置の経路規制部材40において、ヒンジ部44,45の形成を省略してもよい。この場合には、固定部材50が、プレート部41,42,43及び外装部材30の外側を囲むように形成される。この構成によれば、ヒンジ部44,45の形成を省略したことにより、固定部材50の位置決めを容易に行うことができる。
・上記各実施形態では、固定部材50を合成樹脂製の結束バンドに具体化したが、これに限定されない。固定部材50としては、例えば、金属製のバンドや粘着テープを用いることもできる。また、固定部材50としては、車両の車体等に固定するためのクリップ部等を有する固定部材を用いることもできる。
・上記各実施形態では特に言及していないが、外装部材30,30Aの内部に電磁シールド部材を設ける構成を採用してもよい。電磁シールド部材は、例えば、複数の電線20,20Aを一括して包囲するように設けられる。電磁シールド部材は、例えば、外装部材30,30Aの内面と電線20,20Aの外面との間に設けられる。電磁シールド部材としては、例えば、可撓性を有する編組線や金属箔を用いることができる。
・上記各実施形態では、電線20,20Aをノンシールド電線に具体化したが、電線20,20Aの種類はこれに限定されない。例えば、電線20,20Aを、自身にシールド構造を有するシールド電線に具体化してもよい。
・上記各実施形態では、電磁シールド機能を有するワイヤハーネス10,10Aに具体化したが、電磁シールド機能を有さないワイヤハーネスに具体化してもよい。
・上記各実施形態では、外装部材30,30Aの内部に挿通される電線20,20Aが2本であったが、特に限定されるものではなく、車両の仕様に応じて電線20,20Aの本数は変更することができる。例えば、外装部材30,30Aの内部に挿通される電線20,20Aは、1本であってもよいし、3本以上であってもよい。例えば、外装部材30,30Aの内部に挿通される電線として、低圧バッテリと各種低電圧機器(例えば、ランプ、カーオーディオ等)とを接続する低圧電線を追加した構成としてもよい。
・車両におけるインバータ11と高圧バッテリ12の配置関係は、上記各実施形態に限定されるものではなく、車両構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記各実施形態では、電線20,20Aによって接続される電気機器としてインバータ11及び高圧バッテリ12を採用したが、これに限定されない。例えば、インバータ11と車輪駆動用のモータとを接続する電線に採用してもよい。すなわち、車両に搭載される電気機器間を電気的に接続するものであれば適用可能である。
10,10A…ワイヤハーネス、20,20A…電線、30,30A…外装部材、40,60…経路規制部材、41,42,43…プレート部、44,45…ヒンジ部(弾性変形部)、50…固定部材、61…本体部、62…側壁部、63,64…プレート部、65…弾性変形部。

Claims (10)

  1. 電線と、
    可撓性を有し、前記電線を覆う外装部材と、
    前記電線が配索される経路に沿った軸線方向を有し、前記電線が配索される経路を前記外装部材の外部から規制する経路規制部材と、
    前記経路規制部材を前記外装部材に固定する固定部材と、を有し、
    前記経路規制部材は、弾性変形可能な弾性変形部を有しているワイヤハーネス。
  2. 前記経路規制部材は、前記外装部材よりも曲げ剛性が高い部材である請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記経路規制部材は、複数のプレート部と、前記複数のプレート部を連結する前記弾性変形部とを有し、
    前記弾性変形部は、前記複数のプレート部を連結するヒンジ部である請求項1又は2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記各プレート部の内面の一部が前記外装部材の外周面に接触している請求項3に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記外装部材は、円筒状をなすコルゲートチューブであり、
    前記プレート部の内面が湾曲面に形成されている請求項4に記載のワイヤハーネス。
  6. 前記経路規制部材は、前記弾性変形部を有する本体部と、前記本体部の幅方向両端部に立設された側壁部とを有し、
    前記弾性変形部は、山折り部と谷折り部とが交互に形成された蛇腹構造をなしている請求項1又は2に記載のワイヤハーネス。
  7. 前記外装部材は、扁平筒状をなすコルゲートチューブであり、
    前記本体部の内面と前記側壁部の内面とが前記外装部材の外周面に接触している請求項6に記載のワイヤハーネス。
  8. 前記本体部は、複数のプレート部と、前記複数のプレート部の間に設けられた前記弾性変形部とを有し、
    前記弾性変形部の内面は、前記プレート部の内面よりも前記外装部材側に突出しないように形成されている請求項6又は7に記載のワイヤハーネス。
  9. 前記電線が配索される経路は、直線経路及び曲線経路を有し、
    前記経路規制部材は、前記直線経路を規制するように前記外装部材に固定されている請求項1〜8のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
  10. 前記経路規制部材は、前記外装部材の外周面のうち前記外装部材の周方向の一部を覆うように前記外装部材に固定されている請求項1〜9のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
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