JP2019208334A - 配線部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】保護シート材によって偏平な配線部材を保護するのに向く技術を提供することを目的とする。【解決手段】配線部材10は、偏平な配線体20と、前記配線体20の少なくとも一方の主面に対して間隔をあけた複数箇所で部分的に固定された保護シート材40と、を備える。例えば、前記配線体20は、シート状の基材30と、前記基材30の一方主面上に配設された複数の線状伝送部材24とを含み、前記保護シート材40が、前記基材30の他方主面に部分的に固定されていることが考えられる。【選択図】図2

Description

この発明は、保護シート材を用いて偏平な配線体を保護する技術に関する。
特許文献1は、車両に搭載される電線を保護するために複数の電線が丸断面を有するように束ねられた電線束を保護シート材で包む技術を開示している。
特開2016−19292号公報
ここで車両には、電線束以外にも配線部材として偏平な配線体が搭載されることがある。この偏平な配線体を保護シート材によって保護する場合、上記特許文献1に記載されたような保護シート材によって丸断面を有する電線束を保護する技術を適用しにくい。
そこで本発明は、保護シート材によって偏平な配線部材を保護するのに向く技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係る配線部材は、偏平な配線体と、前記配線体の少なくとも一方の主面に対して間隔をあけた複数箇所で部分的に固定された保護シート材と、を備える。
第2の態様に係る配線部材は、第1の態様に係る配線部材であって、前記配線体は、シート状の基材と、前記基材の一方主面上に配設された複数の線状伝送部材とを含み、前記保護シート材が、前記基材の他方主面に部分的に固定されている。
第3の態様に係る配線部材は、第1又は第2の態様に係る配線部材であって、前記保護シート材が、断熱機能を有する。
各態様によると、バリ等に対して配線部材のうち保護シート材が設けられた部分が擦れた際、保護シート材と配線体とが相対的に動くことができる。これにより、バリが配線体まで達しにくくなり、配線体が傷つくことを抑制できる。これにより、保護シート材による保護性能を向上させることができ、保護シート材によって偏平な配線部材を保護するのに向く技術と言える。
第2の態様によると、汎用の線状伝送部材を用いて容易に偏平な配線体を形成できる。
第3の態様によると、保護機能以外に断熱機能も持たせることができる。
実施形態に係る配線部材を示す概略平面図である。 図1のII−II線に沿って切断した断面図である。 配線部材がバリに引っ掛かったときの動作を説明する図である。 配線部材がバリに引っ掛かったときの動作を説明する図である。 変形例に係る配線部材を示す概略断面図である。
{実施形態}
以下、実施形態に係る配線部材について説明する。図1は、実施形態に係る配線部材10を示す概略平面図である。図2は、図1のII−II線に沿って切断した断面図である。
配線部材10は、車両に搭載された部品につながれて、当該部品に及び/又は当該部品から電気又は光を伝送する部材である。配線部材10は、配線体20と、保護シート材40と、を備える。
配線体20は、車両に搭載された部品につながれて、当該部品に及び/又は当該部品から電気又は光を伝送する部材である。従って、配線体20は、電気又は光を伝送する伝送部材を含む。配線部材10は、偏平に形成されている。以下では、配線体20が基材付配線体22であるものとして説明する。基材付配線体22は、複数の線状伝送部材24と、シート状の基材30とを含む。
線状伝送部材24は、電気又は光を伝送する線状の部材であればよい。例えば、線状伝送部材24は、芯線と芯線の周囲の被覆とを有する一般電線であってもよいし、裸導線、シールド線、エナメル線、ニクロム線、光ファイバ等であってもよい。電気を伝送する線状伝送部材24としては、各種信号線、各種電力線であってもよい。
ここでは線状伝送部材24は、電気又は光を伝送する伝送線本体と、伝送線本体を覆う外皮とを有する。以下では、線状伝送部材24が一般電線24(以下、単に電線24と呼ぶ)であるものとして説明する。つまり電線24は、伝送線本体としての芯線26と、伝送線本体を覆う外皮としての絶縁被覆28とを有する。
芯線26は、1本又は複数本の素線で構成される。素線は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の導体で形成される。芯線26が複数本の素線で構成される場合、複数本の素線は撚られていることが好ましい。絶縁被覆28は、PVC(ポリ塩化ビニル)、PE(ポリエチレン)などの樹脂材料が芯線26の周囲に押出成形されるなどして形成される。ここでは電線24は、横断面が円形のいわゆる丸電線である。
複数の電線24は、シート状の基材30の一方主面上に配設されている。基材30上における電線24の経路は、適宜設定されていればよい。図1に示す例では、電線24は、基材30上において直線状に配設されているが、曲がって配設されていてもよいし、直線状部分と曲げの部分との両方を有するように配設されていてもよい。また図1に示す例では、複数の電線24は、基材30上に並設されているが、複数の電線24の少なくとも一部が異なる経路で延びていてもよい。
電線24の端部は、例えば端部に設けられたコネクタが、配線部材10の接続先である部品などに設けられた相手側コネクタに接続される。係るコネクタは、電線24の端部がハウジングの電線収容部に収容されて形成される。図1に示す例では、電線24の端部が基材30の外方に延出しているが、電線24の端部が基材30上に位置していてもよい。この場合、ハウジングは、基材30に直接固定されていてもよいし、固定されていなくてもよい。
シート状の基材30は、複数の電線24を偏平な状態に保つ。ここでは、基材30上に電線24が配設される。電線24と基材30とは、固定されている。係る固定態様として、接触部位固定であってもよいし、非接触部位固定であってもよいし、両者が併用されていてもよい。ここで接触部位固定とは、電線24と基材30とが接触する部分がくっついて固定されているものである。また、非接触部位固定とは、接触部位固定でない固定態様であり、例えば、縫糸、別のシート材、粘着テープなどが、電線24を基材30に向けて押え込んだり、電線24と基材30とを挟み込んだりして、その状態に維持するものである。以下では、電線24と基材30とが、接触部位固定の状態にあるものとして説明する。
係る接触部位固定の態様として、接触部位間接固定であってもよいし、接触部位直接固定であってもよいし、異なる領域で両者が併用されていてもよい。ここで接触部位間接固定とは、電線24と基材30とが、その間に設けられた接着剤、粘着剤、両面粘着テープなどを介して間接的にくっついて固定されているものである。また接触部位直接固定とは、電線24と基材30とが別に設けられた接着剤等を介さずに直接くっついて固定されているものである。接触部位直接固定では、例えば電線24と基材30とのうち少なくとも一方に含まれる樹脂が溶かされることによってくっついて固定されることが考えられる。以下では、電線24と基材30とが、接触部位直接固定の状態にあるものとして説明する。
係る接触部位直接固定の状態が形成されるに当たり、樹脂は、例えば、熱によって溶かされることも考えられるし、溶剤によって溶かされることも考えられる。つまり、接触部位直接固定の状態としては、熱による接触部位直接固定の状態であってもよいし、溶剤による接触部位直接固定の状態であってもよい。好ましくは、熱による接触部位直接固定の状態であるとよい。
このとき接触部位直接固定の状態を形成する手段は特に限定されるものではなく、溶着、融着、溶接等の公知の手段を用いることができる。例えば、溶着によって熱による接触部位直接固定の状態を形成する場合、超音波溶着、加熱加圧溶着、熱風溶着、高周波溶着など種々の溶着手段を採用することができる。またこれらの手段によって接触部位直接固定の状態が形成されると、電線24と基材30とは、その手段による接触部位直接固定の状態とされる。具体的には、例えば、超音波溶着によって接触部位直接固定の状態が形成されると、電線24と基材30とは、超音波溶着による接触部位直接固定の状態とされる。
接触部位直接固定の場合、電線24の絶縁被覆28に含まれる樹脂と、基材30に含まれる樹脂とのうちいずれか一方のみが溶けていてもよいし、両方が共に溶けていてもよい。前者の事例の場合、溶けた方の樹脂が溶けない方の樹脂の外面にくっついた状態となり、比較的はっきりした界面が形成されることがある。後者の事例の場合、両方の樹脂が混ざり合ってはっきりした界面が形成されないことがある。特に、電線24の絶縁被覆28と基材30とが、同じ樹脂材料など相溶しやすい樹脂を含む場合などに、両方の樹脂が混ざり合ってはっきりした界面が形成されないことがある。
保護シート材40は、配線体20の少なくとも一方の主面に対して間隔をあけた複数箇所で部分的に固定されている。ここでは保護シート材40が、基材30の他方主面に部分的に固定されている。
図1に示す例では、基材30、保護シート材40は方形状に形成されているが、基材30、保護シート材40の形状はこれに限られない。基材30は、電線24の配設経路等に応じた形状に形成されるとよい。電線24が配設されない部分は、適宜省略可能である。
また基材30、保護シート材40は同じ形状に形成されているが、異なる形状に形成されていてもよい。つまり、保護シート材40と基材30とは一部重ならない部分が存在していてもよい。この際、保護シート材40は、基材30の一部に設けられていてもよいし、基材30が、保護シート材40の一部に設けられていてもよい。
基材30、保護シート材40は、第1方向D1に間隔をあけた複数箇所で部分的に固定されている。さらに基材30、保護シート材40は、第1方向D1と交差する第2方向D2に間隔をあけた複数箇所で部分的に固定されている。
図1には基材30、保護シート材40の固定箇所Pが仮想線で示されている。図1に示すように、方形状に形成されて重ね合わされた基材30、保護シート材40の四隅が固定されている。従って、図1に示す例では、基材30、保護シート材40は、基材30、保護シート材40の第1の縁部に沿った第1方向D1に間隔をあけた複数箇所で部分的に固定されている。また基材30、保護シート材40は、基材30、保護シート材40の第2の縁部に沿った第2方向D2に間隔をあけた複数箇所で部分的に固定されている。第1方向D1は、図1に示す例では、複数の電線24の並ぶ方向である。また第2方向D2は、図1に示す例では、電線24の長手方向である。もちろん、第1方向D1及び第2方向D2がこれ以外の方向であることも考えられる。
なお基材30、保護シート材40は、第1方向に沿って間隔をあけた2箇所で固定されているが、第1方向に沿って間隔をあけた3箇所以上で固定されていてもよい。同様に、基材30、保護シート材40は、第2方向に沿って間隔をあけた2箇所で固定されているが、第2方向に沿って間隔をあけた3箇所以上で固定されていてもよい。
基材30と保護シート材40との固定手段として、ここでは溶着が採用されている。つまり、基材30と保護シート材40とのうち少なくとも一方が樹脂材料を有し、この樹脂材料が溶けて相手側に接合される。
係る溶着手段としては、特に限定されるものではなく、超音波溶着、加熱加圧溶着、熱風溶着、高周波溶着など種々の溶着手段を採用することができる。電線24と基材30との溶着手段と、基材30と保護シート材40との溶着手段は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
基材30、保護シート材40を構成する材料は、特に限定されるものではない。基材30、保護シート材40を構成する材料は、例えば、PVC、PE、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)などの樹脂を含むものであってもよいし、アルミニウム又は銅などの金属を含むものであってもよい。
基材30の材料は、保護シート材40の材料と同じであってもよいし、異なるものであってもよい。
基材30、保護シート材40は、織布、編布、不織布などの繊維を有するものであってもよいし、押出成形または射出成形などによって繊維を有さずに結合されて形成されたものであってもよい。後者の場合、基材30、保護シート材40は、発泡成形された発泡体であってもよいし、発泡成形されずに充実な断面を有するように成形されたものであってもよい。
また基材30、保護シート材40は、1層構造を有するものであってもよいし、複数層構造を有するものであってもよい。基材30、保護シート材40が複数層構造を有するものである場合、例えば、樹脂層と樹脂層とが積層されていることが考えられる。また例えば、樹脂層と金属層とが積層されていることが考えられる。基材30が、樹脂層と樹脂層とが積層されて構成されているものである場合、繊維を有する層同士又は繊維を有しない層同士が重ねられてもよいし、繊維を有する層と繊維を有しない層とが重ねられてもよい。
基材30、保護シート材40が複数層構造を有するものである場合、別々に成形されたシート状部材を貼り合わせて基材30、保護シート材40が成形されてもよいし、一の押出成形または射出成形などによって基材30、保護シート材40が成形されてもよい。
基材30の構造は、保護シート材40の構造と同じであってもよいし、異なるものであってもよい。
基材30は、電線24の固定(ここでは溶着)に向くように形成されているとよい。より詳細には、基材30のうち電線24が固定される部分を構成する材料は、基材30と電線24との固定手段に応じて設定されるとよい。例えば、基材30と電線24の絶縁被覆28とが溶着される場合、基材30のうち電線24が固定される部分が樹脂を含むことが好ましく、基材30のうち電線24が固定される部分と電線24の絶縁被覆28とは同じ樹脂を含むことがより好ましい。これにより、電線24の絶縁被覆28と、樹脂製の基材30とが共に溶けて相互に接合され、もって溶着強度を高めることができる。
一方、保護シート材40は、基材30よりも保護性能が高くなるように形成されているとよい。このような基材30と保護シート材40との組み合わせとして、例えば、基材30がPVCを材料として押出成形などによって充実な断面を有するように形成され、保護シート材40がPETを材料とした不織布であることなどが考えられる。
配線部材10は、可撓性を有しているとよい。これにより、配線部材10が配設される際、曲がった状態に配設可能となる。例えば、基材30、保護シート材40が可撓性を有している。このとき基材30に対して電線24が配設されていても、基材30、保護シート材40の可撓性を阻害しない。これにより配線部材10は、可撓性を有することができる。もっとも、配線部材10は、可撓性を有していなくてもよい。
<動作>
図3及び図4を参照しつつ配線部材10がバリに引っ掛かったときの動作について説明する。図3及び図4は、配線部材10がバリ82に引っ掛かったときの動作を示す説明図である。
例えば、配線部材10が車両に組付けられるとき、又は配線部材10が車両に組付けられた状態で振動等によって動くときなどに、配線部材10の一部が金属部材80に生じたバリ82に引っ掛かった状態で配線部材10がバリ82に対して動く事態が生じ得る。
このとき図3に示すように、配線部材10のうち保護シート材40が設けられた部分がバリ82に引っ掛かった状態で、配線部材10がバリ82に対して動くときについて考える。より詳細には、保護シート材40のうち配線体20との間隔をあけた固定箇所Pの間の位置にバリ82が引っ掛かった状態で、固定箇所Pを結ぶ方向に配線部材10が動くときについて考える。図3に示す例では、保護シート材40のうち第1方向D1に沿って離れた固定箇所Pの間の部分にバリ82が引っ掛かった状態で、第1方向D1に配線部材10が動くときについて考える。
ここで保護シート材40が配線体20に対して間隔をあけた複数の固定箇所Pで固定されているため、保護シート材40と配線体20とは間隔をあけて離れた複数の固定箇所Pを結ぶ方向に相対的に動くことができる。このため、保護シート材40の第1方向D1に沿った中間部分がバリ82に引っ掛かった状態でも、図4に示すように、配線体20はバリ82に対して第1方向D1に動くことができる。これにより、バリ82が配線体20まで達しにくくなり、配線体20が傷つくことを抑制できる。
以上のように構成された配線部材10によると、バリ82等に対して配線部材10のうち保護シート材40が設けられた部分が擦れた際、保護シート材40と配線体20とが相対的に動くことができる。これにより、バリ82が配線体20まで達しにくくなり、配線体20が傷つくことを抑制できる。これにより、保護シート材40による保護性能を向上させることができ、保護シート材40によって偏平な配線部材10を保護するのに向く技術と言える。
また配線体20は、シート状の基材30と、基材30の一方主面上に配設された複数の電線24とを含み、保護シート材40が、基材30の他方主面に部分的に固定されているため、汎用の電線24を用いて容易に偏平な配線体20を形成できる。
{変形例}
これまで保護シート材40の保護機能を中心に説明してきたが、保護シート材40が保護機能以外の機能を有していることも考えられる。例えば、図5に示す変形例に係る配線部材110では、保護シート材140が断熱機能を有している。ここで断熱機能とは、伝導、対流、放射の少なくとも1つによる熱移動を減少させる機能を言う。
例えば、保護シート材140のうち他方主面(配線体20側とは反対側の主面)にアルミニウムなどの金属又は白色樹脂等による反射層が設けられていると、電磁波を反射する割合が高くなることによって放射による熱移動を抑制することができる。この場合、係る反射層は赤外線の反射率が高いことが好ましい。
また例えば保護シート材140が発泡樹脂層を有していると、発泡樹脂層に形成された気泡によって、伝導、対流による熱移動を抑制することができる。この際、断熱効果を高めるために発泡樹脂層に形成される気泡の大きさは、小さいことが好ましく、また気泡の数は、多いことが好ましい。なお、この好ましい事例のように発泡樹脂層に微細な気泡が多く形成されると、発泡樹脂層が白色化する。この白色化した発泡樹脂層は、上記反射層として用いることもできる。
上記反射層と、熱伝導性の低い層とが積層されるなどして一の保護シート材140に設けられていてもよい。また反射層の外面側に透過率の高い透明樹脂層が形成されていてもよい。
なお、反射層となる白色樹脂層を構成する樹脂および熱伝導性の低い層となる発泡樹脂層を構成する樹脂としては、特に限定されるものではなく、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)など種々の樹脂材料を用いることができる。
保護シート材140が断熱機能を有する配線部材110は、図5に示すように、保護シート材140の他方主面を例えば、エキゾーストマニホールドなどの熱源90に向けた状態で配設される。これにより熱源90から配線体20への熱の移動が保護シート材140によって阻害され、配線体20に伝わりにくくなる。
このように保護シート材140の材料、構造等を変えることによって、保護シート材140に断熱機能などの保護機能以外の機能も持たせることができる。
この他、これまで偏平な配線体20が基材付配線体22であるものとして説明したが、このことは必須の構成ではない。偏平な配線体20は、複数の芯線26が一の被覆で一括被覆されたいわゆるFFC(フレキシブルフラットケーブル)、又はベースとなる絶縁フィルムに貼り合わされた導体箔に回路が形成されたいわゆるFPC(フレキシブルプリント基板)などであってもよい。
また偏平な配線体20が基材付配線体22である場合でも、その構成は上記したものに限られない。線状伝送部材24の形状に関し、例えば、線状伝送部材24の外形が断面角形状に形成されていてもよい。この場合、基材30と線状伝送部材24との接触面積を容易に増やすことができる。また基材付配線体22が、上記基材30とは反対側から線状伝送部材24を覆うカバーを有していてもよい。
またこれまで基材30と保護シート材40との固定手段が溶着であるものとして説明してきたが、このことは必須の構成ではない。例えば、基材30と保護シート材40とが、接着剤、粘着テープ等によって接合されていてもよい。また例えば、基材30と保護シート材40とが縫糸によって縫い付けられていてもよい。また例えば、基材30と保護シート材40とが結束バンド又はステープラ等によって機械的に接合されていてもよい。
またこれまで配線体20と保護シート材40とが、第1方向D1と第2方向D2とを含む複数の方向においてそれぞれ間隔をあけて固定されているものとして説明してきたが、このことは必須の構成ではない。例えば、配線体20と保護シート材40とが、第1方向D1のみに間隔をあけて固定されていてもよい。この場合、例えば図1に示す例において、第2方向D2に沿って固定箇所Pの間の部分が連続的に固定されていることが考えられる。また例えば、配線体20と保護シート材40とが、第2方向D2のみに間隔をあけて固定されていてもよい。この場合、例えば図1に示す例において、第1方向D1に沿って固定箇所Pの間の部分が連続的に固定されていることが考えられる。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 配線部材
20 配線体
22 基材付配線体
24 電線(線状伝送部材)
30 基材
40 保護シート材
80 金属部材
82 バリ
90 熱源
P 固定箇所
D1 第1方向
D2 第2方向
また第1の態様に係る配線部材において、前記配線体は、シート状の基材と、前記基材の一方主面上に配設された複数の線状伝送部材とを含み、前記保護シート材が、前記基材の他方主面に部分的に固定されている。
の態様に係る配線部材は、第1の態様に係る配線部材であって、前記保護シート材が、断熱機能を有する。
また各態様によると、汎用の線状伝送部材を用いて容易に偏平な配線体を形成できる。
の態様によると、保護機能以外に断熱機能も持たせることができる。

Claims (3)

  1. 偏平な配線体と、
    前記配線体の少なくとも一方の主面に対して間隔をあけた複数箇所で部分的に固定された保護シート材と、
    を備える、配線部材。
  2. 請求項1に記載の配線部材であって、
    前記配線体は、シート状の基材と、前記基材の一方主面上に配設された複数の線状伝送部材とを含み、
    前記保護シート材が、前記基材の他方主面に部分的に固定されている、配線部材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の配線部材であって、
    前記保護シート材が、断熱機能を有する、配線部材。
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