JP6507452B2 - 絶縁セパレーター及び配線装置 - Google Patents

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Description

本発明は、絶縁セパレーター及び配線装置に関する。
特許文献1には、配線器具ボックス内に配線された強電配線と弱電配線とを絶縁する絶縁セパレーターが開示されている。この絶縁セパレーターは、造営材に埋め込まれる配線器具ボックス内に装着される。配線器具ボックスには、配線器具を囲む取付枠が取り付けられる。
実開昭61−96716号公報
ところで、特許文献1の絶縁セパレーターは、配線器具ボックスに取り付けられた取付枠と取付枠の内側に位置する配線器具とで覆われる。このため、配線器具ボックスに固定された絶縁セパレーターの固定状態を確認するには、絶縁セパレーターを覆う取付枠を取り外す必要があり、手間を要する。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、固定状態を容易に確認できる絶縁セパレーター及び配線装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明の絶縁セパレーターは、並べて配置された弱電用配線器具及び強電用配線器具を囲む取付枠の裏側に配置される絶縁セパレーターであって、前記絶縁セパレーターは、前記取付枠に引っ掛け可能な掛止部と、前記掛止部に繋がった電気絶縁性を有する絶縁部とを備え、前記絶縁部は、前記取付枠の裏側の領域を弱電領域と強電領域とに仕切り、前記掛止部は、前記掛止部が前記取付枠に引っ掛けられて固定された固定状態において、前記取付枠の表側に露出するように構成され、前記絶縁セパレーターは、電気絶縁性を有する枠部をさらに備え、前記掛止部は、前記枠部から前記枠部の表側に向かって突出し、前記絶縁部は、前記枠部から前記枠部の裏側に向かって突出した板状に形成され、前記枠部は、前記固定状態において、前記枠部の内側に前記弱電用配線器具及び前記強電用配線器具のうちの一方のみが収まるような形状を有することを特徴とする。
また、本発明の別の絶縁セパレーターは、並べて配置された弱電用配線器具及び強電用配線器具を囲む取付枠の裏側に配置される絶縁セパレーターであって、前記絶縁セパレーターは、前記取付枠に引っ掛け可能な掛止部と、前記掛止部に繋がった電気絶縁性を有する絶縁部とを備え、前記絶縁部は、前記取付枠の裏側の領域を弱電領域と強電領域とに仕切り、前記掛止部は、前記掛止部が前記取付枠に引っ掛けられて固定された固定状態において、前記取付枠の表側に露出するように構成され、前記取付枠は、前記弱電用配線器具が内側に配置される第1枠体と、前記第1枠体と並べて配置されて前記強電用配線器具が内側に配置される第2枠体とを有し、前記掛止部は、前記固定状態において、前記第1枠体及び前記第2枠体のうちの一方にのみ引っ掛けられ、前記掛止部は、前記取付枠の表裏方向に見て点対称形状であることを特徴とする。
また、本発明の配線装置は、取付枠で囲まれる弱電用配線器具及び強電用配線器具と、前絶縁セパレーターとを具備しことを特徴とする。
本発明に係る絶縁セパレーター及び配線装置は、絶縁セパレーターの固定状態を容易に確認できる。
図1は、本実施形態の配線装置の斜視図である。 図2は、前記配線装置の分解斜視図である。 図3は、前記配線装置を壁に施工した状態を示した断面図である。 図4は、前記配線装置の化粧カバーの図示を省略した正面図である。 図5は、前記配線装置の化粧カバー、継枠、及びボックスの図示を省略した斜視図である。 図6は、前記配線装置の水平断面図である。 図7は、前記配線装置の絶縁セパレーターを第2枠体に取り付けた状態を示した水平断面図である。 図8は、前記配線装置をはさみ金具を用いて壁に固定した状態を示した断面図である。 図9は、他例の配線装置の断面図である。
以下では、絶縁セパレーター及び配線装置について説明し、詳しくは取付枠の裏側の領域を弱電領域と強電領域とに仕切る絶縁セパレーター、及びこの絶縁セパレーターを具備する配線装置について説明する。
図1には、本実施形態の絶縁セパレーター2を具備した配線装置1が示されている。本実施形態の配線装置1は、図2に示されるように、絶縁セパレーター2に加えて、ボックス3、取付枠4、複数の配線器具61,62、継枠7、及び化粧プレート8を具備している。
本実施形態の配線装置1は、図3に示されるように、壁9に埋め込まれて施工される埋込型配線装置である。このように配線装置1が壁9に施工されたとき、複数の配線器具61,62は、壁9の表側に露出する。
以下では、配線装置1が壁9に設置された状態を基準にした方向を用いて説明する。具体的には、壁9の高さ方向を上下方向とし、壁9の厚み方向を前後方向とする。また、壁9の表側を前方、配線装置1を前方から見たときの左側を左方とする(図1参照)。
本実施形態のボックス3は、金属製であって、図2に示される、ボックス本体30とボックス枠31とで構成される。
ボックス本体30は、前方に開口した矩形箱状に形成されている。ボックス枠31は、前方から見て矩形の枠状に形成されている。ボックス枠31は、ボックス本体30の前端周縁部に、複数のねじ13(図1参照)により取り付けられる。ボックス枠31は、ボックス本体30の前端周縁部から内方に向かって突出する。ボックス枠31は、ボックス3の前端部を構成する。
ボックス枠31には、ボックス枠31の内周縁部で構成された開口部32が形成されている。以下、この開口部32をボックス開口部32という。ボックス開口部32は、前方から見て矩形状の孔であり、ボックス枠31を前後方向に貫通している。ボックス枠31の内周縁部には、取付枠4をボックス3に取り付けるための複数のねじ穴33が形成されている。
ボックス3は、図3に示されるように、壁9に埋め込まれて設置される。このとき、ボックス開口部32と複数のねじ穴33(図2参照)は、壁9の前方に露出する。本実施形態の壁9は、コンクリート製である。
ボックス3の前方には、取付枠4と、取付枠4で保持された複数の配線器具61,62が配置される。図2に示されるように、取付枠4は、隣接して左右方向に並んだ複数の枠体41,42で構成されている。各枠体41,42は、同大同形である。すなわち、複数の枠体41,42のそれぞれには、共通の枠体が用いられる。本実施形態の取付枠4は、複数の枠体41,42として、第1枠体41と第2枠体42とを有している。
各枠体41,42は、前後方向(取付枠4の表裏方向)に見て上下方向に長い矩形の枠状に形成されている。図4に示されるように、各枠体41,42には、枠体41,42の内周縁部で構成された、嵌込孔43が形成されている。嵌込孔43は、前後方向に見て上下方向に長い矩形状の孔であり、枠体41,42を前後方向に貫通している。
図5に示されるように、各枠体41,42には、嵌込孔43の周縁部から後方に突出した嵌込筒部44が形成されている。嵌込筒部44は前後方向に見て、嵌込孔43(図4参照)よりも一回り大きな矩形の筒状に形成されている。
図4及び図5に示されるように、各枠体41,42には、配線器具61,62が取り付けられる。各配線器具61,62は、前部が嵌込孔43に嵌め込まれ、後部が嵌込筒部44に嵌め込まれて、対応する枠体41,42に固定される。各枠体41,42に取り付けられた配線器具61,62は、嵌込孔43の略全体を塞ぐ。このように複数の枠体41,42に取り付けられた複数の配線器具61,62は、取付枠4によって囲まれて取付枠4の内側に配置される。
図4に示されるように、配線装置1は、複数の配線器具61,62として、弱電用配線器具61と強電用配線器具62とを具備している。
弱電用配線器具61は、情報の伝達等に用いられる弱電配線が接続される配線器具であり、例えば、LAN(Local Area Network)ケーブルが接続されるモジュラージャックや、電話用のモジュラージャック等で構成される。本実施形態の弱電用配線器具61は、複数の器具(モジュラージャック)で構成されている。
強電用配線器具62は、動力源へのエネルギーの伝達等に用いられる強電配線が接続される配線器具であり、例えばアウトレット(電源コンセント)や、スイッチで構成される。本実施形態の強電用配線器具62は、複数のコンセント口を有する器具(アウトレット)で構成されている。
各枠体41,42には、弱電用配線器具61及び強電用配線器具62のうちの一方の配線器具のみが取り付けられる。本実施形態では、第1枠体41に弱電用配線器具61が取り付けられ、第2枠体42に強電用配線器具62が取り付けられる。
図4及び図5に示されるように、取付枠4は、絶縁セパレーター2が引っ掛けられる固定部45を備えている。本実施形態の固定部45は、取付枠4を前後方向に貫通した開口部46で構成されている。以下、この開口部46を固定用開口部46という。
固定用開口部46は、第1枠体41に形成された第1開口部51と、第2枠体42に形成された第2開口部52とで構成されている。
第1開口部51は、第1枠体41に形成された複数の孔53で構成され、第2開口部52は、第2枠体42に形成された複数の孔53で構成されている。
本実施形態では、各枠体41,42の上下両端部のそれぞれに左右方向に離間した一対の孔53が形成されている。すなわち、各枠体41,42には4個ずつ孔53が形成されており、取付枠4には合計8個の孔53が形成されている。
各孔53は、枠体41,42を前後方向に貫通している。第1枠体41の複数の孔53から構成された第1開口部51は、左右対称形状であり、前後方向に見て点対称(180度回転対称)形状である。また、第2枠体42の複数の孔53から構成された第2開口部52は、左右対称形状であり、前後方向に見て点対称形状である。
図5に示されるように、取付枠4の後方(裏側)には、絶縁セパレーター2が配置される。本実施形態の絶縁セパレーター2は、取付枠4を構成する複数の枠体41,42のそれぞれに取り付けることができる。絶縁セパレーター2は、複数の枠体41,42のうちの任意の枠体に取り付けられる。本実施形態では、第1枠体41にのみ絶縁セパレーター2が取り付けられる。
絶縁セパレーター2は、例えば塩化ビニル樹脂や、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂等の電気絶縁性を有する材料から形成される。
本実施形態の絶縁セパレーター2は、枠部20を備えている。枠部20は、前後方向(枠部20の表裏方向)に見て、左右幅が第1枠体41と略同じで上下方向に長い矩形の枠状に形成されている。
本実施形態の枠部20は、前後方向に見て弱電用配線器具61より一回り大きな枠状に形成されている。枠部20は、枠部20の内側に、弱電用配線器具61を1個だけ収めることができる形状を有している。本実施形態の枠部20は、強電用配線器具62を1個だけ収めることもできる。
枠部20の上端部の左右両端部及び下端部の左右両端部のそれぞれには、前方(枠部20の表側)に向かって突出した突出部21が形成されている。各突出部21は、平面視で、後方(絶縁セパレーター2の裏側)に向かって開口した略U字状に形成されている。各突出部21は、後部が枠部20に接続されている。
絶縁セパレーター2は、掛止部22をさらに備えている。本実施形態では、枠部20の各突出部21から前方に向かって突出した引掛片部23が形成されており、これら複数の引掛片部23で掛止部22が構成されている。すなわち、掛止部22は、第1枠体41に形成された孔53と同数(すなわち、4個)の引掛片部23で構成されている。
各引掛片部23は、突出部21から前方に向かって突出している。各引掛片部23は、突出部21(枠部20)と一体に形成されている。図6に示されるように、各引掛片部23の前端部には、左右方向において隣り合う他の引掛片部23に向かって突出した爪部24が形成されている。複数の引掛片部23で構成された掛止部22は、前方から見て点対称形状である(図2参照)。
図6に示されるように、絶縁セパレーター2の各引掛片部23は、第1枠体41の対応する孔53に挿通される。絶縁セパレーター2の各引掛片部23の爪部24は、対応する孔53の縁部の前面に引っ掛けられる。これにより、絶縁セパレーター2は、第1枠体41に取り付けられる。
このように各引掛片部23が第1枠体41に引っ掛けられて固定された固定状態では、絶縁セパレーター2の各引掛片部23が対応する孔53の周縁部によって左右方向の移動及び後方への移動が規制される。また、図5に示されるように、絶縁セパレーター2の各突出部21が、第1枠体41の後面に沿って配置されて、前方への移動が規制される。また、絶縁セパレーター2の枠部20の上端部から突出した左右一対の突出部21が、第1枠体41の嵌込筒部44の上面に沿って配置されて、下方への移動が規制される。また、絶縁セパレーター2の枠部20の下端部から突出した左右一対の突出部21が、第1枠体41の嵌込筒部44の下面に沿って配置されて、上方への移動が規制される。
枠部20は、各引掛片部23が第1枠体41に引っ掛けられて固定された前記固定状態において、弱電用配線器具61を囲む。また、枠部20の一部(詳しくは強電用配線器具62側の一辺を構成する片部25)は、弱電用配線器具61と強電用配線器具62との間に位置する。このため、弱電用配線器具61と強電用配線器具62とは、電気絶縁性を有する枠部20により、電気的に絶縁される。
絶縁セパレーター2は、絶縁部26をさらに備えている。絶縁部26は、枠部20の左端部から後方(絶縁セパレーター2の裏側)に向かって突出している。絶縁部26は、枠部20を介して掛止部22に一体に繋がっている。
絶縁部26は、厚み方向が左右方向と平行な板状に形成されており、左右方向に見て矩形状である。絶縁部26の上端部は、枠部20よりも上方に突出し、絶縁部26の下端部は、枠部20よりも下方に突出している。
絶縁部26は、前記固定状態において、取付枠4に取り付けられた弱電用配線器具61及び強電用配線器具62よりも後方に突出する。
取付枠4に取り付けられた弱電用配線器具61及び強電用配線器具62のそれぞれの後部には、弱電配線及び強電配線がそれぞれ接続される。
図4に示されるように、各枠体41,42の上下両端部のそれぞれには、通孔47が形成されている。各枠体41,42は、各通孔47に通したねじ19をボックス3の対応するねじ穴33(図2参照)にねじ込むことで、ボックス3に取り付けられる。
このように取付枠4がボックス3に取り付けられたとき、取付枠4に取り付けられた絶縁セパレーター2の絶縁部26は、図6に示されるように、ボックス本体30の内側に配置される。この絶縁部26により、取付枠4の裏側に位置するボックス3内の領域は、左右に仕切られる。このように仕切られた2つの領域のうち、弱電用配線器具61の裏側に位置する一方の領域は、弱電領域11となり、強電用配線器具62の裏側に位置する他方の領域は、強電領域12となる。
弱電領域11には、弱電用配線器具61に接続された弱電配線が配置され、強電領域12には強電用配線器具62に接続された強電配線が配置される。これら弱電配線と強電配線との間には、絶縁セパレーター2の電気絶縁性を有する絶縁部26が位置する。このため、絶縁部26によって弱電配線と強電配線とが電気的に絶縁される。
図3に示されるように、本実施形態の絶縁部26は、上端部がボックス開口部32の上縁よりも上方に突出し、下端部がボックス開口部32の下縁よりも下方に突出する。これにより、ボックス3の内部は、絶縁部26により、上下方向の略全長に亘って仕切られる。
取付枠4の前方には、図2に示される継枠7が配置される。継枠7は、前方から見て矩形の枠状に形成されている。継枠7の上下両端部の左右には、それぞれ前後方向に貫通したねじ挿通孔71が形成されている。取付枠4において各ねじ挿通孔71に対応する箇所は、ねじ孔54が形成されている。
継枠7の複数のねじ挿通孔71には、複数のねじ14(図4参照)が挿通される。これら複数のねじ14は、取付枠4の複数のねじ孔54にねじ込まれる。これにより、継枠7は、取付枠4(各枠体41,42)に取り付けられる。
このように継枠7が取付枠4に取り付けられたとき、継枠7は、取付枠4の周縁部の前面を覆う。
図2に示されるように、継枠7は、化粧プレート8を引っ掛けにより取り付けるためのプレート固定部72を有している。本実施形態のプレート固定部72は、継枠7の周方向に並べて形成された複数の引掛孔73で構成されている。
継枠7の前方には化粧プレート8が配置される。化粧プレート8において、弱電用配線器具61及び強電用配線器具62のそれぞれに対応する箇所には、前後方向に貫通した窓孔80が形成されている。
化粧プレート8は、プレート固定部72に引っ掛け可能な引掛部81を有している。本実施形態では、化粧プレート8において各引掛孔73に対応する箇所に掛止突起82が形成されており、これら複数の掛止突起82により引掛部81が構成されている。
化粧プレート8の各掛止突起82は、継枠7の対応する引掛孔73に脱着可能に引っ掛けられる。これにより、化粧プレート8は、取付枠4に対して脱着可能に取り付けられる。すなわち、化粧プレート8は、継枠7を利用することで、取付枠4に対して引っ掛けにより脱着可能に取り付けられている。
このように化粧プレート8が継枠7に取り付けられたとき、図1に示されるように、化粧プレート8の各窓孔80には、対応する配線器具61,62が嵌まり込み、各配線器具61,62が化粧プレート8の前側に露出する。また、化粧プレート8により、継枠7(図2参照)と、継枠7の内側から露出した取付枠4(図2参照)とが前側から覆われる。
配線装置1の施工は、例えば以下のように行われる。まず、作業者は、図3に示されるように、ボックス3が埋め込まれた壁9を形成する。この壁9は、例えばボックス3が配置された型枠内にコンクリートスラリーを流し込み、このスラリーを養生して形成される。なお、コンクリートスラリーの流し込みを行う前には、ボックス本体30の周壁部や奥壁部に形成された孔を通して弱電配線及び強電配線がボックス本体30内に挿入される。
次に作業者は、図2に示されるように第1枠体41に弱電用配線器具61と絶縁セパレーター2を取り付け、弱電用配線器具61に弱電配線を接続する。そして、絶縁セパレーター2の絶縁部26を、ボックス開口部32からボックス本体30内に挿入し、この後、第1枠体41をボックス3に取り付ける。
第1枠体41に弱電用配線器具61を取り付けるには、作業者は、弱電用配線器具61を第1枠体41の嵌込筒部44(図5参照)及び嵌込孔43に後方(第1枠体41の裏側)から嵌め込む。
第1枠体41に絶縁セパレーター2を取り付けるには、作業者は、図5に示されるように、絶縁セパレーター2の各引掛片部23を、第1枠体41の対応する孔53に後方(第1枠体41の裏側)から挿入する。そして、作業者は、各引掛片部23の爪部24を第1枠体41の孔53の縁部に引っ掛ける。
第1枠体41を図2に示すボックス3に取り付けるには、第1枠体41の各通孔47に前側からねじ19を挿入し、これらねじ19をボックス3の対応するねじ穴33にねじ込む。
次に作業者は、第2枠体42に強電用配線器具62を取り付け、強電用配線器具62に強電配線を接続し、この後、第2枠体42をボックス3に取り付ける。
強電用配線器具62を第2枠体42に取り付ける方法は、弱電用配線器具61を第1枠体41に取り付ける方法と同じである。また、第2枠体42をボックス3に取り付ける方法も、第1枠体41をボックス3に取り付ける方法と同じである。
次に作業者は、継枠7を取付枠4に取り付ける。継枠7を取付枠4に取り付けるには、作業者は、継枠7を取付枠4の前面に沿って配置し、継枠7の複数のねじ挿通孔71に前方から複数のねじ14(図4参照)を通し、これら複数のねじ14を、取付枠4の複数のねじ孔54にねじ込む。
次に作業者は、化粧プレート8を継枠7の前面に沿って配置し、化粧プレート8の複数の掛止突起82を、継枠7の複数の引掛孔73に引っ掛けて、化粧プレート8を継枠7に取り付ける。
このように壁9に施工された配線装置1の化粧プレート8は、複数の掛止突起82を継枠7の複数の引掛孔73から取り外すことで、継枠7(取付枠4)から容易に取り外すことができる。
化粧プレート8が継枠7から取り外されたとき、取付枠4の各孔53は、図4に示されるように、継枠7の内側から前方に露出する。また、絶縁セパレーター2の各引掛片部23の爪部24(固定部45に引っ掛けられる部分)も、引っ掛けられた孔53を通じて前方に露出する。このため、壁9の前方に居る人は、取付枠4の複数の孔53を通して、これら複数の孔53に引っ掛けられた絶縁セパレーター2の複数の爪部24を視認できる。
また、本実施形態の絶縁セパレーター2の掛止部22は、前方から見て点対称形状である(図2参照)。このため、絶縁セパレーター2を前方から見て180度反転させた姿勢にして、図7に示されるように、各引掛片部23を第2枠体42の対応する孔53の縁部に引っ掛けることで、第2枠体42に取り付けることもできる。
このように絶縁セパレーター2が第2枠体42に取り付けられたときにも、絶縁部26は、取付枠4の裏側に位置するボックス3内の領域を、弱電領域11と強電領域12との2つの領域に仕切る。また、この場合、枠部20は強電用配線器具62を囲み、枠部20の周方向の一部(詳しくは弱電用配線器具61側の一辺を構成する片部25)が強電用配線器具62と弱電用配線器具61の間に位置する。したがって、この場合も強電用配線器具62と弱電用配線器具61とは、枠部20によって電気的に絶縁される。
ところで、図3に示される壁9の表面からボックス3の奥面(ボックス本体30の奥部の前面)までの距離Lは、使用するボックス3の前後長さ等に応じて変化する。このため、例えば前後長さが短いボックス3を用いた場合等には、絶縁部26の後端がボックス3の奥面に接触して、絶縁部26が折れ曲がったり、絶縁部26がボックス3内に収まらなかったりする可能性がある。
ここで、本実施形態の絶縁部26は、距離Lに合わせて前後方向に複数分割できるように構成されている。具体的に本実施形態の絶縁部26は、上下方向に延びて、他部よりも破断しやすい破断部27を有している。
本実施形態の絶縁部26は、前後方向に並んだ複数の破断部27を有している。各破断部27は、絶縁部26の上下方向の過半に亘って形成された複数の長孔28で構成されている。
破断部27を利用して絶縁部26を分割するには、例えば、絶縁部26を任意の破断部27で折り曲げる。このようにすることで、絶縁部26を破断部27で破断させ、絶縁部26の破断された破断部27よりも後方の部分を折り取り、絶縁部26の前後長さを調整できる。
取付枠4の固定部45は、図8に示されるように、はさみ金具16を引っ掛け可能な固定部を兼ねている。
はさみ金具16は、例えば図8に示されるように、ボックス3を省いた配線装置1を石膏ボード等の壁90に施工するときに用いられる。この場合、はさみ金具16は、各枠体41,42の上下両端部に取り付けられる。
はさみ金具16は、はさみ部17と、はさみ部17から前方に突出した係止部18とを有している。はさみ部17は壁90の裏面に沿って配置され、壁90に引っ掛けられる。係止部18は、枠体41,42の上端部又は下端部に左右に並べて設けられた一対の孔53に引っ掛けられる。
はさみ金具16には、枠体41,42に前方から通されたねじ15がねじ込まれる。これにより、枠体41,42とはさみ金具16のはさみ部17とで、壁90が前後方向に挟まれて、枠体41,42が壁90に固定される。
このように本実施形態にあっては、絶縁セパレーター2が引っ掛けられる固定部45が、はさみ金具16を引っ掛けるための固定部として利用される。
以上説明した本実施形態の絶縁セパレーター2は、以下の構成を有する。絶縁セパレーター2は、並べて配置された弱電用配線器具61及び強電用配線器具62を囲む取付枠4の裏側に配置される。絶縁セパレーター2は、取付枠4に引っ掛け可能な掛止部22と、掛止部22に繋がった電気絶縁性を有する絶縁部26とを備える。絶縁部26は、取付枠4の裏側の領域を弱電領域11と強電領域12とに仕切る。掛止部22は、掛止部22が取付枠4に引っ掛けられて固定された固定状態において、取付枠4の表側に露出するように構成される。
この構成を有する絶縁セパレーター2は、掛止部22が取付枠4に引っ掛けられて取付枠4に固定されたとき、この取付枠4に引っ掛けられた状態の掛止部22が、取付枠4の表側に露出する。このため、取付枠4がボックス3に取り付けられた状態で、取付枠4に引っ掛けられた掛止部22を容易に視認できる。したがって、取付枠4に引っ掛けて固定された絶縁セパレーター2の固定状態を容易に確認できる。
また、本実施形態の絶縁セパレーター2は、以下の付加的な構成を有する。絶縁セパレーター2は、表裏方向に見て枠状で電気絶縁性を有する枠部20をさらに備える。掛止部22は、枠部20から枠部20の表側に向かって突出する。絶縁部26は、枠部20から枠部20の裏側に向かって突出した板状に形成される。枠部20は、前記固定状態において、枠部20の内側に弱電用配線器具61及び強電用配線器具62のうちの一方のみが収まるような形状を有する。
この構成を有する絶縁セパレーター2は、枠部20により剛性が高まり、変形や破損が生じ難い。また、枠部20の内側に弱電用配線器具61又は強電用配線器具62を収めることができ、この場合、枠部20により弱電用配線器具61と弱電用配線器具61との間を電気的に絶縁できる。
また、本実施形態の絶縁セパレーター2は、以下の付加的な構成を有する。取付枠4は、弱電用配線器具61が内側に配置される第1枠体41と、第1枠体41と並べて配置されて強電用配線器具62が内側に配置される第2枠体42とを有する。
この構成を有する絶縁セパレーター2は、絶縁部26により、第1枠体41と第2枠体42とを有する取付枠4の裏側の領域を弱電領域11と強電領域12とに仕切ることができる。
また、本実施形態の絶縁セパレーター2は、以下の付加的な構成を有する。掛止部22は、前記固定状態において、第1枠体41及び第2枠体42のうちの一方にのみ引っ掛けられる。
この構成を有する絶縁セパレーター2は、第1枠体41及び第2枠体42のうちの絶縁セパレーター2が引っ掛けられて取り付けられた枠体(本実施形態では第1枠体41)を、他方の枠体(本実施形態では第2枠体42)の施工後に施工したり、他方の枠体の施工前に施工したりできる。すなわち、第1枠体41を施工する時期と第2枠体42を施工する時期をずらすことができる。このため、例えば弱電用配線器具61を施工する業者と、強電用配線器具62を施工する業者とが異なる場合等には、特に有利である。
また、本実施形態の絶縁セパレーター2は、以下の付加的な構成を有する。掛止部22は、取付枠4の表裏方向に見て点対称形状である。
この構成を有する絶縁セパレーター2は、絶縁セパレーター2を180度反転させた姿勢にして、掛止部22を取付枠4に取り付けることが可能になる。このため、絶縁部26によって弱電領域11と強電領域12とを仕切る位置を変更できる。
また、本実施形態の絶縁セパレーター2は、以下の付加的な構成を有する。取付枠4は、取付枠4との間に造営材(壁90)を挟み込むはさみ金具16を引っ掛け可能な固定部45として、取付枠4の表裏方向に貫通した開口部46を備える。掛止部22は、開口部46に引っ掛けられ、開口部46を通じて取付枠4の表側に露出する。
この構成を有する絶縁セパレーター2は、はさみ金具16を引っ掛けるための固定部45を利用して、取付枠4に取り付けることができる。また、掛止部22を開口部46を通じて取付枠4の表側に露出させることができる。
また、本実施形態の絶縁セパレーター2は、以下の付加的な構成を有する。絶縁部26は、弱電用配線器具61と強電用配線器具62との並ぶ方向(左右方向)に見て、取付枠4の表裏方向と交差する方向に延びた、他部よりも破断しやすい破断部27を有する。
この構成を有する絶縁セパレーター2は、絶縁部26を破断部27で破断して、絶縁部26を表裏方向に容易に分割できる。このため、取付枠4の裏側に配置される、ボックス3等の他の部材に接触しないように、絶縁部26の表裏方向の長さを容易に調節できる。
また、本実施形態の配線装置1は、以下の構成を有する。配線装置1は、取付枠4で囲まれる弱電用配線器具61及び強電用配線器具62と、取付枠4の裏側に配置される絶縁セパレーター2とを具備する。絶縁セパレーター2は、取付枠4に引っ掛け可能な掛止部22と、掛止部22に繋がった電気絶縁性を有する絶縁部26とを備える。絶縁部26は、取付枠4の裏側の領域を弱電領域11と強電領域12とに仕切る。掛止部22は、掛止部22が取付枠4に引っ掛けられて固定された固定状態において、取付枠4の表側に露出するように構成される。
この構成を有する配線装置1にあっては、掛止部22が取付枠4に引っ掛けられたとき、この取付枠4に引っ掛けられた状態の掛止部22が、取付枠4の表側に露出する。このため、絶縁セパレーター2の固定状態を容易に確認できる。
また、本実施形態の配線装置1は、以下の付加的な構成を有する。取付枠4と、取付枠4に取り付けられる化粧プレート8とをさらに具備する。取付枠4は、取付枠4の表裏方向に貫通した開口部46を備える。掛止部22は、取付枠4の開口部46に引っ掛けられる。掛止部22は、前記固定状態において開口部46を通じて取付枠4の表側に露出する。化粧プレート8は、取付枠4に対して引っ掛けにより脱着可能に取り付けられる。化粧プレート8は、開口部46から露出した掛止部22を含めて取付枠4を表側から覆う。
この構成を有する配線装置1は、絶縁セパレーター2の掛止部22が、取付枠4の開口部46を通して取付枠4の表側に露出する。このため、化粧プレート8の取付枠4に対する引っ掛けを外して、化粧プレート8を取付枠4から取り外すだけで、取付枠4の開口部46に引っ掛けられた掛止部22を視認できる。したがって、取付枠4に引っ掛けて固定された絶縁セパレーター2の固定状態を容易に確認できる。
なお、本実施形態の配線装置1のボックス3は金属製であるが、例えば合成樹脂等の金属以外の材料から形成されてもよいし、金属材を含む合成樹脂等から形成されてもよい。
また、ボックス3は、壁9に埋め込まれた状態で設置されるボックス3に制限されず、例えば柱等に固定されて壁の裏面に沿って配置されるボックスであってもよい。この場合、ボックス開口部32は、壁に形成された貫通孔を介して壁の表側に露出する。また、配線装置1のボックス3は、省略可能である。この場合は、例えば取付枠をはさみ金具等の固定具を用いて壁に固定することで、配線装置が壁に固定される。
また、本実施形態の取付枠4は、第1枠体41と第2枠体42とで構成されているが、1つの枠体で構成されてもよいし、3つ以上の枠体で構成されてもよい。また、本実施形態の配線器具6は、取付枠4と別体であるが、取付枠4と一体に形成されてもよい。
また、本実施形態の取付枠4の固定部45は、8個の孔53で構成されているが、8未満又は9以上の孔で構成されてもよい。また、固定部45は、一又は複数の切欠で構成されてもよい。
また、本実施形態の弱電用配線器具61は、複数の器具(モジュラージャック)で構成されているが、1つの器具で構成されてもよい。また、本実施形態の強電用配線器具62は、1つの器具(アウトレット)で構成されているが、複数の器具で構成されてもよい。
また、本実施形態の配線装置1は、2つの配線器具61,62を具備しているが、少なくとも弱電用配線器具と強電用配線器具とを具備するのであれば、3以上の配線器具を具備してもよい。
また、絶縁部26の上下長さは制限されず、例えば図9に示されるように、枠部20の上下長さと略同じ上下長さであってもよい。
また、本実施形態の絶縁セパレーター2は、第1枠体41にのみ取り付けられている。しかし、絶縁セパレーター2は、取付枠4を構成する複数の枠体41,42のうち、少なくとも1つ以上の枠体に取り付けられればよく、例えば第2枠体42にのみ取り付けられてもよい。
また、本実施形態の破断部27は複数の長孔28で構成されているが、1つの長孔で構成されてもよい。また、破断部27は、上下方向に並ぶ複数の薄肉部等で構成されてもよい。また、絶縁部26は、破断部27を1つだけ有してもよいし、破断部27を有さなくてもよい。また、破断部27の延びる方向は、左右方向に見て前後方向と交差する方向であればよく、上下方向に対して傾斜していてもよい。
また、配線装置1の継枠7は省略可能である。この場合、化粧プレート8は、取付枠4に直接引っ掛けられて、取付枠4に脱着可能に取り付けられる。
また、配線装置1が施工される壁9は、コンクリート製に限られず、例えば石膏ボードであってもよい。また、本実施形態の配線装置1は、壁9に設置される配線装置1であるが、床や天井等、壁以外の造営材に設置される配線装置であってもよい。
また、本実施形態では、弱電用配線器具61と絶縁セパレーター2を取り付けた第1枠体41をボックス3に取り付けた後、強電用配線器具62を取り付けた第2枠体42をボックス3に取り付けている。しかし、強電用配線器具62を取り付けた第2枠体42をボックス3に取り付けた後、弱電用配線器具61と絶縁セパレーター2を取り付けた第1枠体41をボックス3に取り付けてもよい。
また、この他、本実施形態の絶縁セパレーター2及び配線装置1は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。
1 配線装置
11 弱電領域
12 強電領域
16 はさみ金具
2 絶縁セパレーター
20 枠部
22 掛止部
26 絶縁部
27 破断部
4 取付枠
41 第1枠体
42 第2枠体
45 固定部
46 固定用開口部
61 弱電用配線器具
62 強電用配線器具
8 化粧プレート
90 壁(造営材)

Claims (9)

  1. 並べて配置された弱電用配線器具及び強電用配線器具を囲む取付枠の裏側に配置される絶縁セパレーターであって、
    前記絶縁セパレーターは、
    前記取付枠に引っ掛け可能な掛止部と、
    前記掛止部に繋がった電気絶縁性を有する絶縁部とを備え、
    前記絶縁部は、前記取付枠の裏側の領域を弱電領域と強電領域とに仕切り、
    前記掛止部は、前記掛止部が前記取付枠に引っ掛けられて固定された固定状態において、前記取付枠の表側に露出するように構成され
    前記絶縁セパレーターは、
    電気絶縁性を有する枠部をさらに備え、
    前記掛止部は、前記枠部から前記枠部の表側に向かって突出し、
    前記絶縁部は、前記枠部から前記枠部の裏側に向かって突出した板状に形成され、
    前記枠部は、前記固定状態において、前記枠部の内側に前記弱電用配線器具及び前記強電用配線器具のうちの一方のみが収まるような形状を有することを特徴とする絶縁セパレーター。
  2. 前記取付枠は、
    前記弱電用配線器具が内側に配置される第1枠体と、
    前記第1枠体と並べて配置されて前記強電用配線器具が内側に配置される第2枠体とを有することを特徴とする請求項1に記載の絶縁セパレーター。
  3. 前記掛止部は、前記固定状態において、前記第1枠体及び前記第2枠体のうちの一方にのみ引っ掛けられることを特徴とする請求項2に記載の絶縁セパレーター。
  4. 並べて配置された弱電用配線器具及び強電用配線器具を囲む取付枠の裏側に配置される絶縁セパレーターであって、
    前記絶縁セパレーターは、
    前記取付枠に引っ掛け可能な掛止部と、
    前記掛止部に繋がった電気絶縁性を有する絶縁部とを備え、
    前記絶縁部は、前記取付枠の裏側の領域を弱電領域と強電領域とに仕切り、
    前記掛止部は、前記掛止部が前記取付枠に引っ掛けられて固定された固定状態において、前記取付枠の表側に露出するように構成され、
    前記取付枠は、
    前記弱電用配線器具が内側に配置される第1枠体と、
    前記第1枠体と並べて配置されて前記強電用配線器具が内側に配置される第2枠体とを有し、
    前記掛止部は、前記固定状態において、前記第1枠体及び前記第2枠体のうちの一方にのみ引っ掛けられ、
    前記掛止部は、前記取付枠の表裏方向に見て点対称形状であることを特徴とすることを絶縁セパレーター。
  5. 電気絶縁性を有する枠部をさらに備え、
    前記掛止部は、前記枠部から前記枠部の表側に向かって突出し、
    前記絶縁部は、前記枠部から前記枠部の裏側に向かって突出した板状に形成され、
    前記枠部は、前記固定状態において、前記枠部の内側に前記弱電用配線器具及び前記強電用配線器具のうちの一方のみが収まるような形状を有することを特徴とする請求項4に記載の絶縁セパレーター。
  6. 前記取付枠は、
    前記取付枠との間に造営材を挟み込むはさみ金具を引っ掛け可能な固定部として、前記取付枠の表裏方向に貫通した開口部を備え、
    前記掛止部は、前記開口部に引っ掛けられ、前記開口部を通じて前記取付枠の表側に露出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の絶縁セパレーター。
  7. 前記絶縁部は、
    前記弱電用配線器具と前記強電用配線器具との並ぶ方向に見て、前記取付枠の表裏方向と交差する方向に延びた、他部よりも破断しやすい破断部を有したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の絶縁セパレーター。
  8. 取付枠で囲まれる弱電用配線器具及び強電用配線器具と、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の絶縁セパレーターとを具備しことを特徴とする配線装置。
  9. 前記取付枠と、
    前記取付枠に対して引っ掛けにより脱着可能に取り付けられる化粧プレートとをさらに具備し、
    記化粧プレートは、前記取付枠の表側に露出した前記掛止部を含めて前記取付枠を表側から覆うことを特徴とする請求項8に記載の配線装置。
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