JP2003284211A - 分電盤 - Google Patents

分電盤

Info

Publication number
JP2003284211A
JP2003284211A JP2002077816A JP2002077816A JP2003284211A JP 2003284211 A JP2003284211 A JP 2003284211A JP 2002077816 A JP2002077816 A JP 2002077816A JP 2002077816 A JP2002077816 A JP 2002077816A JP 2003284211 A JP2003284211 A JP 2003284211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive bar
branch breaker
feed circuit
primary feed
distribution board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002077816A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Matsushita
寿朗 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP2002077816A priority Critical patent/JP2003284211A/ja
Publication of JP2003284211A publication Critical patent/JP2003284211A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分電盤11内のスペースを有効利用し、一次送
り回路を構成できる分電盤11を提供する。 【解決手段】 導電バー群81の端部に主幹ブレーカ31を
接続する。導電バー群81の中間部の側方位置に、導電バ
ー群81の中間部に接続する複数の分岐ブレーカ32を配置
する。導電バー群81の端部の側方位置で分岐ブレーカ32
と並ぶ位置に一次送り回路配置部36を設け、一次送り回
路配置部36に一次送り回路分岐ブレーカ37を配置する。
分電盤11内のスペースを有効利用し、一次送り回路を構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅や店舗などで
使用される分電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平11−18751
2号公報に記載されているように、単相3線式の分電盤
では、1枚の中性極用の導電バーと2枚の電圧極用の導
電バーとを用い、これら3枚の導電バーを互いに離間し
て重ねた状態に配置し、さらに、各導電バーの一端には
主幹ブレーカと接続するための各接続バーを各ねじでそ
れぞれ取り付け、導電バーの中間部にはこの導電バーの
中間部の両側に沿って並設される複数の分岐ブレーカを
電気的に接続している。
【0003】各導電バーは、板状で細長く形成され、長
手方向の両端を支持する端部支持体によって3枚の導電
バーを互いに離間して重ねた状態に配置している。各導
電バーの端部には各接続バーを取り付けるためのねじを
配置する必要があるため、導電バーの長さ方向に対応す
る分電盤の幅が大きくなる問題があるが、中間の導電バ
ーの端部の長さは表面側の導電バーより長くしてねじを
配置し、表面側と反対側の導電バーの端部の長さは中間
の導電バーの長さよりさらに長くしてねじを配置し、各
導電バーの端部に配置される各ねじが重ならないように
配置している。
【0004】ところで、自動火災報知器や非常用のイン
ターホンなどの設備を備える場合、それら設備に対して
主幹ブレーカを通さずに主幹ブレーカの一次側から配線
するための一次送り回路を備えた分電盤が用いられる場
合がある。この一次送り回路を備えた分電盤では、主幹
ブレーカの一次側に接続する一次送り回路分岐ブレーカ
を用い、この一次送り回路分岐ブレーカを分電盤内の主
幹ブレーカや分岐ブレーカなどが配置される位置とは別
の位置であって例えば分電盤内に付属機器を配置するた
めの予備スペースに配置したり、あるいは通常の分岐ブ
レーカが取り付けられる位置に分岐ブレーカに代えて一
次送り回路分岐ブレーカを配置している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一次送
り回路分岐ブレーカを分電盤内の予備スペースなどに配
置する場合には、分電盤内に予備スペースを設けておく
必要があるため、分電盤が大形になる問題がある。ま
た、通常の分岐ブレーカに代えて一次送り回路分岐ブレ
ーカを配置する場合には、分岐ブレーカの実装数が1個
分減ってしまうことから、必要な分岐ブレーカの実装数
を確保するために、導電バーの中間部の両側に沿って一
次送り回路分岐ブレーカと必要数以上の分岐ブレーカと
を並設した構成にする必要があり、同数の分岐ブレーカ
を備えた分電盤に比べて大形になる問題がある。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、分電盤が大形化することなく、一次送り回路を構
成できる分電盤を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の分電盤
は、長手方向の中間部に分岐ブレーカ接続部が設けられ
るとともに端部に端子部が設けられた複数の導電バーを
有する導電バー群と;導電バー群を支持した支持体と;
導電バー群の端部に接続された主幹ブレーカと;導電バ
ー群の分岐ブレーカ接続部の側方に配置されて接続され
た複数の分岐ブレーカと;導電バー群の端子部の側方に
設けられた一次送り回路配置部と;を具備しているもの
である。
【0008】そして、この構成では、導電バー群の端子
部の側方に一次送り回路配置部を設けたことにより、分
電盤が大形化することなく、分電盤内に一次送り回路を
構成可能とする。
【0009】請求項2記載の分電盤は、請求項1記載の
分電盤において、導電バー群の端子部に一次送り回路配
置部が位置する切欠部が設けられたものである。
【0010】そして、この構成では、導電バー群の端子
部に一次送り回路配置部が位置する切欠部を設けたこと
により、一次送り回路配置部のスペースが確保される。
【0011】請求項3記載の分電盤は、請求項1または
2記載の分電盤において、導電バー群は、端部に第1の
端子部が設けられた第1の導電バー、端部から側方に突
出する第2および第3の端子部がそれぞれ設けられた第
2および第3の導電バーを備えたものである。
【0012】そして、この構成では、導電バー群は、端
部に第1の端子部が設けられた第1の導電バー、端部か
ら側方に突出する第2および第3の端子部がそれぞれ設
けられた第2および第3の導電バーを備えたことによ
り、これら第1ないし第3の導電バーの長手方向に端部
を長くせずに第1ないし第3の端子部が確保され、第1
ないし第3の導電バーの長手方向に対応した幅寸法が小
形化される。
【0013】請求項4記載の分電盤は、請求項1ないし
3いずれか一記載の分電盤において、導電バー群が取り
付けられる導電バー群取付部、導電バー群取付部の側方
位置に設けられ分岐ブレーカが取り付けられる複数の分
岐ブレーカ取付部、および端部の分岐ブレーカ取付部に
隣り合う位置に設けられ一次送り回路分岐ブレーカが取
り付けられる一次送り回路分岐ブレーカ取付部を有する
機器取付板を備えたものである。
【0014】そして、この構成では、導電バー群が取り
付けられる導電バー群取付部、導電バー群取付部の側方
位置に設けられ分岐ブレーカが取り付けられる複数の分
岐ブレーカ取付部、および端部の分岐ブレーカ取付部に
隣り合う位置に設けられ一次送り回路分岐ブレーカが取
り付けられる一次送り回路分岐ブレーカ取付部を有する
機器取付板を備えたことにより、機器取付板に必要数の
分岐ブレーカとともに一次送り回路分岐ブレーカが一体
的に取り付けられる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0016】図1は分電盤の分電盤ユニットの正面図で
あり、図2は分電盤の導電バー群の分解状態の正面図で
あり、図3は分電盤の機器取付板の正面図であり、図4
は分電盤の電源側の端部支持体で導電バー群を支持した
断面図であり、図5は分電盤の送り側の端部支持体で導
電バー群を支持した断面図であり、図6は分電盤の支持
体で導電バー群を支持した断面図であり、図7は分電盤
の導電バー群に分岐ブレーカを接続した断面図であり、
図8は分電盤の機器取付板に分岐ブレーカを取り付ける
斜視図であり、図9は分電盤の機器取付板に分岐ブレー
カを取り付けた斜視図であり、図10は分電盤を示し、
(a)は扉を外した状態の正面図、(b)は側面図であり、図
11は同上分電盤のカバーを示し、(a)は正面図、(b)は
断面図である。
【0017】図10に示すように、分電盤11は、分電盤
本体12を有し、この分電盤本体12は、壁面などに設置さ
れるベース13、およびこのベース13の前面に着脱可能に
取り付けられるカバー14を備えた横長の箱状に形成さ
れ、カバー14の前面に扉15が開閉可能に取り付けられて
おり、この分電盤本体12内に分電盤ユニット16が配設さ
れている。
【0018】カバー14は、プレート取付開口21を有する
枠体22を有し、この枠体22のプレート取付開口21にリミ
ッタ用プレート23、主幹ブレーカ用開口部24を有する主
幹ブレーカ用プレート25、および分岐ブレーカ用開口部
26が上下2列に形成された分岐ブレーカ用プレート27が
取り付けられている。図11に示すように、分岐ブレー
カ用プレート27には、上側の分岐ブレーカ用開口部26の
端部に、分電盤11内に一次送り回路を構成する場合に分
離されるカバー部28が分離可能に設けられている。カバ
ー部28は、分岐ブレーカ用プレート27に対して薄肉部29
を介して一体形成されたノックアウト構造によって分離
可能に構成されている。
【0019】また、図1に示すように、分電盤ユニット
16は、対の電圧線および中性線を有する単相3線式配線
に対応したもので、主幹ブレーカ31、複数の分岐ブレー
カ32および分岐ブレーカ接続装置33などを有し、これら
が機器取付板34,35に取り付けられ、これら機器取付板
34,35によって分電盤本体12のベース13に取り付けられ
ている。さらに、機器取付板35上で、かつ主幹ブレーカ
31と分岐ブレーカ32との間に、一次送り回路を構成する
ための一次送り回路配置部36が設けられ、この一次送り
回路配置部36に一次送り回路分岐ブレーカ37が配置され
ている。
【0020】機器取付板34,35は、それぞれ金属板製
で、ねじ止め結合されて一体化されており、一端側であ
る左側の機器取付板34には、主幹ブレーカ31が配設さ
れ、また、他端側である右側の機器取付板35には、中央
位置に分岐ブレーカ接続装置33が配設され、この分岐ブ
レーカ接続装置33の上下の両側に沿って上下2段に複数
の分岐ブレーカ32が並設され、上側の分岐ブレーカ32の
左外側に一次送り回路分岐ブレーカ37が配置されてい
る。
【0021】図3に示すように、機器取付板35には、中
央域の左右方向に沿った位置に分岐ブレーカ接続装置33
の導電バー群81を取り付けるための導電バー群取付部40
が形成され、この導電バー群取付部40の上下の側方位置
に各分岐ブレーカ32が取り付けられる複数の分岐ブレー
カ取付部41が形成され、上側左端部の分岐ブレーカ取付
部41に隣り合う位置に一次送り回路分岐ブレーカ37が取
り付けられる一次送り回路分岐ブレーカ取付部42が形成
されている。
【0022】導電バー群取付部40は、機器取付板35の左
右両側位置に端部取付部40a,40bを有し、これら各端部
取付部40a,40bに左右規制取付孔43および上下規制取付
孔44がそれぞれ形成されている。
【0023】各分岐ブレーカ取付部41は、図3、図7な
いし図9に示すように、機器取付板35の外縁側に位置す
る外側のガイドレール45および機器取付板35の中央側に
位置する内側のガイドレール46を有し、これらガイドレ
ール45,46が機器取付板35上でこの機器取付板35と略平
行に切り起こし形成されている。これら各ガイドレール
45,46は、平板状で、上下両端が機器取付板35に連続さ
れ、左右両側が機器取付板35から切り離されており、機
器取付板35の外縁側に臨む端部はガイドレール45,46の
横幅より細い横幅の立上部47,48を介して切り起こされ
ている。機器取付板35の外縁部には、各分岐ブレーカ取
付部41に対応して、ガイドレール45,46の横幅より細い
横幅のストッパ部49が機器取付板35上に略垂直に立上形
成されている。上下段の分岐ブレーカ取付部41の内側の
ガイドレール46は上下段の分岐ブレーカ取付部41で共通
とされ、このガイドレール46の中央一側に分岐ブレーカ
接続装置33と係合する係合溝50が形成されている。
【0024】一次送り回路分岐ブレーカ取付部42は、上
段の分岐ブレーカ取付部41と同様に構成されている。す
なわち、一次送り回路分岐ブレーカ取付部42は、機器取
付板35の外縁側に位置する外側のガイドレール45および
機器取付板35の中央側に位置する内側のガイドレール46
を有し、これらガイドレール45,46が機器取付板35上で
この機器取付板35と略平行に切り起こし形成されてい
る。これら各ガイドレール45,46は、平板状で、上下両
端が機器取付板35に連続され、左右両側が機器取付板35
から切り離されており、機器取付板35の外縁側に臨む端
部はガイドレール45,46の横幅より細い横幅の立上部4
7,48を介して切り起こされている。機器取付板35の外
縁部には、一次送り回路分岐ブレーカ取付部42に対応し
て、ガイドレール45,46の横幅より細い横幅のストッパ
部49が機器取付板35上に略垂直に立上形成されている。
【0025】また、図1に示すように、主幹ブレーカ31
は、機器取付板34に取り付けられる取付面と反対の前面
に回路の遮断または接続を切り換える操作レバー53を有
し、主幹ブレーカ31の上部には分電盤本体12内に引き込
まれる図示しない単相3線式の電源線が接続されて10
0/200Vの商用電源が供給される一次側端子部54が
配設され、下部には分岐ブレーカ接続装置33に接続され
る二次側端子部55が配設されている。これら一次側端子
部54および二次側端子部55は、対の電圧極用および中性
極用の各3つの端子を備えている。
【0026】主幹ブレーカ31の二次側端子部55と分岐ブ
レーカ接続装置33とは、対の電圧極の接続バー56,57お
よび中性極の接続バー58によって電気的に接続される。
これら接続バー56〜58は、金属板製で、主幹ブレーカ31
の下部から側部に沿って配設され、各一端が主幹ブレー
カ31の二次側端子部55の各端子に接続され、各他端が分
岐ブレーカ接続装置33に接続されている。
【0027】主幹ブレーカ31の一次側端子部54および二
次側端子部55と接続バー56〜58とは、絶縁カバー59によ
って一体的に覆われている。この絶縁カバー59は、略L
字形の接続バー覆い部60を有し、この接続バー覆い部60
の上部に主幹ブレーカ31の一次側端子部54を覆う一次側
端子部覆い部61がヒンジ部62を介して開閉可能に一体形
成され、接続バー覆い部60の下部に主幹ブレーカ31の二
次側端子部55を覆う二次側端子部覆い部63がヒンジ部64
を介して開閉可能に一体形成されている。
【0028】また、図1、図7ないし図9に示すよう
に、各分岐ブレーカ32は、機器取付板35に取り付けられ
る取付面と反対の前面に回路の遮断または接続を切り換
える操作レバー67を有しており、横幅が操作レバー67の
横幅に近似した薄形に形成されている。分岐ブレーカ32
の取付面には、分岐ブレーカ取付部41の各ガイドレール
45,46に取り付けられるガイドレール取付部68,69が設
けられている。これら各ガイドレール取付部68,69は、
各ガイドレール45,46の両側に係合可能とする略L字形
の取付片70を有し、これら両側の取付片70間にガイドレ
ール45,46が係合する取付溝71が形成されている。両側
の取付片70の略L形の先端間の間隔は、立上部47および
ストッパ部49の横幅よりも広く設けられている。
【0029】分岐ブレーカ32の分岐ブレーカ接続装置33
側に臨む端部にはその分岐ブレーカ接続装置33に接続さ
れる電源側接続部72が設けられ、この電源側接続部72に
は機器取付板35に対する高さ方向に3つの溝部73が形成
され、これら3つの溝部73内に対して図示しない2つの
接続端子が負荷側の100V配線か200V配線かに応
じて切換配置される。負荷側が100V配線の場合、上
部の溝部73に1つの接続端子が、中間または下部の溝部
73に1つの接続端子が配置され、また、負荷側が200
V配線の場合、中間と下部の溝部73にそれぞれ1つずつ
の接続端子が配置される。接続端子の切換状態が100
V配線か200V配線かは、分岐ブレーカ32の前面に設
けられた表示部74で例えば100V配線は白色、200
V配線は赤色というように表示する。
【0030】分岐ブレーカ32の電源側接続部72と反対の
端部には負荷側接続部75が設けられ、この負荷側接続部
75には負荷側に配線する電線を挿入接続する対の接続孔
76が形成され、これら各接続孔76内に電線を挟み込んで
接続される図示しない端子が配設され、各接続孔76に対
応して端子を開放させて電線の挿脱を可能とする解除レ
バー77が配設されている。負荷側接続部75の端面には、
ガイドレール取付部68の取付溝71に対して進退可能でか
つ取付溝71側に進出する方向に付勢されたロック体78が
配設されている。このロック体78は、取付溝71側の端部
に設けられた爪部78aおよびこの爪部78aと反対の端部に
設けられたロック解除操作部78bを有し、分岐ブレーカ3
2が機器取付板35の分岐ブレーカ取付部41の所定位置に
取り付けられた状態でストッパ部49に係止され、分岐ブ
レーカ32の取付位置に保持する。
【0031】また、図2、図4ないし図7に示すよう
に、分岐ブレーカ接続装置33は、導電バー群81、この導
電バー群81を支持する支持体82を有し、さらに、支持体
82は、導電バー群81の両端を支持する端部支持体83,8
4、および導電バー群81の中間部を支持する中間支持体8
5を有している。
【0032】導電バー群81は、中性極用の第1の導電バ
ー88、一方の電圧極用の第2の導電バー89および他方の
電圧極用の第3の導電バー90を有し、これら第1ないし
第3の導電バー88〜90は端部支持体83,84および中間支
持体85によって互いに離間して順に重ねた状態に配置さ
れている。これら第1ないし第3の導電バー88〜90は、
導電性を有する金属板にて分岐ブレーカ32の並設方向に
対応した両端方向である長手方向に長く形成されてい
る。なお、以下、第1ないし第3の導電バー88〜90の左
側の一端を主幹ブレーカ31の二次側に接続される電源側
と呼び、右側の他端を送り配線側と呼ぶ。
【0033】第1の導電バー88は、長手方向に細長い分
岐ブレーカ接続部91を有し、この分岐ブレーカ接続部91
の両端部には第1の端子部92a,92bが形成されている。
分岐ブレーカ接続部91には長手方向に沿って複数の孔部
93が形成され、各第1の端子部92a,92bには接続孔94お
よび各端部支持体83,84にねじ止めするための孔部95が
形成されている。第1の導電バー88の電源側の端部に
は、一次送り回路配置部36に臨んで切欠部96が形成され
ている。
【0034】第2の導電バー89は、長手方向に細長い分
岐ブレーカ接続部97を有し、この分岐ブレーカ接続部97
の電源側は一側から、送り配線側は他側からそれぞれ突
出して第2の端子部98a,98bが形成され、これら分岐ブ
レーカ接続部97と両端の第2の端子部98a,98bとで略ク
ランク形状に形成されている。分岐ブレーカ接続部97に
は長手方向に沿って複数の孔部99が形成され、各第2の
端子部98a,98bに接続孔100が形成されている。第2の
導電バー89の両端には端部支持体83,84に位置決め係合
する略U字形の溝部101が形成されている。第2の導電
バー89の電源側の端部には、一次送り回路配置部36に臨
んで切欠部102が形成されている。
【0035】第3の導電バー90は、長手方向に細長い分
岐ブレーカ接続部103を有し、この分岐ブレーカ接続部1
03の両端部の一側からそれぞれ突出して第3の端子部10
4a,104bが形成され、これら分岐ブレーカ接続部103と
両端の第3の端子部104a,104bとで略コ字形に形成され
ている。分岐ブレーカ接続部103には長手方向に沿って
複数の孔部105が形成され、各第3の端子部104a,104b
には接続孔106が形成されている。第3の導電バー90の
両端には端部支持体83,84に位置決め係合する略U字形
の溝部107が形成されている。第3の導電バー90の電源
側の端部には、一次送り回路配置部36に臨んで切欠部10
8が形成されている。
【0036】そして、第1ないし第3の導電バー88〜89
は、その長手方向の長さが同一長さに形成され、各分岐
ブレーカ接続部91,97,103の幅も同一幅に形成されて
いる。そのため、支持体82によって互いに離間して重ね
た際に、分岐ブレーカ接続部91,97,103の外形が一致
するとともに切欠部96,102,108の形状が一致する。さ
らに、第1ないし第3の導電バー88〜89の電源側におい
て、第2の端子部98aおよび第3の端子部104aが一次送
り回路配置部36と反対側であって主幹ブレーカ31の二次
側に向けた同一方向に突出するとともに第2の端子部98
aよりも第3の端子部104aが長く突出し、各端子部92a,
98a,104aが各導電バー88〜89の長手方向と交差する方
向に一列に並ぶ状態に配列される。さらに、第1ないし
第3の導電バー88〜89の送り配線側において、第2の端
子部98bと第3の端子部104bとが互いに反対方向に突出
し、各端子部92b,98b,104bが各導電バー88〜89の長手
方向と交差する方向に一列に並ぶ状態に配列される。
【0037】また、図4に示すように、端部支持体83
は、絶縁性を有する合成樹脂製で、第1ないし第3の導
電バー88〜90の端部を係合してこれら第1ないし第3の
導電バー88〜90を互いに離間して順に重なる状態に支持
する支持台部111を有している。この支持台部111には第
1ないし第3の導電バー88〜90の端部を差し込み係合す
る溝状の第1ないし第3の係合部112,113,114が形成
され、これら各係合部112〜114には各端子部92a,98a,
104aが配置される第1ないし第3の端子部配置部115,1
16,117が一次送り回路配置部36と反対方向へ階段状に
突出して形成されている。
【0038】各端子部配置部115〜117には、各接続バー
56〜58および各導電バー88〜90の各端子部92a,98a,10
4aの接続孔94,100,106を通じて各接続ねじ118が螺合
される図示しないナットが配置されている。
【0039】端部支持体83の機器取付板35に取り付ける
取付面には、機器取付板35の左右規制取付孔43の縁部に
係合して取り付けられる左右規制取付片119、上下規制
取付孔44の縁部に係合して取り付けられる上下規制取付
片120が突設されている。
【0040】端部支持体83の支持台部111には、各接続
バー56〜58および各第3の導電バー88〜90の各端子部92
a,98a,104aを覆う絶縁保護カバー121が一体に形成さ
れている。この絶縁保護カバー121は、第3の端子部配
置部117の端部に結合している薄肉のヒンジ部122を介し
て開閉可能とし、閉じて覆う状態において第1および第
2の端子部配置部115,116から突設された各係止片123
に着脱可能に係止される係止孔124が形成されている。
【0041】また、図5に示すように、端部支持体84
は、絶縁性を有する合成樹脂製で、第1ないし第3の導
電バー88〜90の端部を係合してこれら第1ないし第3の
導電バー88〜90を互いに離間して順に重なる状態に支持
する支持台部127を有している。この支持台部127には第
1ないし第3の導電バー88〜90の端部を差し込み係合す
る溝状の第1ないし第3の係合部128,129,130が形成
され、これら各係合部128〜130には各端子部92b,98b,
104bが配置される第1ないし第3の端子部配置部131,1
32,133が形成されている。第1の端子部配置部131を中
心として第2の端子部配置部132が一側に、第3の端子
部配置部133が他側に突出して形成されている。
【0042】各端子部配置部131〜133には、各導電バー
88〜90の各端子部92b,98b,104bの接続孔94,100,106
を通じて各接続ねじ134が螺合される図示しないナット
が配置されている。
【0043】端部支持体84の機器取付板35に取り付ける
取付面には、機器取付板35の左右規制取付孔43の縁部に
係合して取り付けられる左右規制取付片135、上下規制
取付孔44の縁部に係合して取り付けられる上下規制取付
片136が突設されている。
【0044】この端部支持体84にも、端部支持体83と同
様の絶縁保護カバーを設けてもよい。
【0045】また、図6および図7に示すように、中間
支持体85は、第1の導電バー88と第2の導電バー89との
間隔を保持する絶縁カバー139、および第2の導電バー8
9と第3の導電バー90との間隔を保持する保持部材140を
有し、これら絶縁カバー139と保持部材140との間で第1
ないし第3の導電バー88〜90の中間部を挟み込んで保持
する。
【0046】絶縁カバー139は、絶縁性を有する合成樹
脂製で、第1の導電バー88の表面側に配置されて分岐ブ
レーカ32の電源側接続部72を覆う断面略T字形のカバー
部141を有している。このカバー部141には、第1の導電
バー88の各孔部93に挿入されてその孔部93の縁に抜け止
め係着する爪部142を有する複数の係止軸143、および孔
部93に挿入されて第2の導電バー89に当接するスペーサ
軸144が一体に形成されている。絶縁カバー139のカバー
部141には、各分岐ブレーカ32の表示部74の位置に対応
してその表示部74が対向する複数の窓孔141aが形成され
ている。
【0047】保持部材140は、絶縁性を有する合成樹脂
製で、第3の導電バー90の裏面側に配置される保持部14
5を有している。この保持部145には、第3の導電バー90
の各孔部105に挿入される複数の係合軸146、および各孔
部105を通じて第2の導電バー89に当接する複数のスペ
ーサ軸147が一体に形成されている。各スペーサ軸147の
先端側には、第2の導電バー89の孔部99に挿入されてそ
の孔部99の縁に抜け止め係着する爪部148が形成されて
いる。保持部145には、機器取付板35に当接する当接部1
49が突設され、この当接部149に機器取付板35から切り
起こされたガイドレール46の係合溝50に係合する係合突
部150が形成されている。
【0048】そして、分岐ブレーカ接続装置33を組み立
てるには、例えば、まず、第1ないし第3の導電バー88
〜90の両端部を両端の端部支持体83,84に係合する。す
なわち、第1ないし第3の導電バー88〜90の電源側の端
部を端部支持体83の各係合溝112〜114に差し込み係合
し、第1ないし第3の導電バー88〜90の送り配線側の端
部を端部支持体84の各係合部128〜130に差し込み係合す
る。これにより、両端の端部支持体83,84により、第1
ないし第3の導電バー88〜90を互いに離間して順に重な
る状態に支持する。
【0049】この状態で、第1の導電バー88の両端の第
1の端子部92a,92bは端部支持体83,84の第1の端子部
配置部115,131に、第2の導電バー89の両端の第2の端
子部98a,98bは端部支持体83,84の第2の端子部配置部
116,132に、第3の導電バー90の両端の第3の端子部10
4a,104bは端部支持体83,84の第3の端子部配置部11
7,133にそれぞれ配置される。
【0050】第1の導電バー88の両端の各取付孔95を通
じて図示しないねじを端部支持体83,84に螺着し、第1
の導電バー88を端部支持体83,84に固定する。
【0051】続いて、中間支持体85の絶縁カバー139と
保持部材140との間で、第1ないし第3の導電バー88〜9
0の中間部を挟み込んで保持する。つまり、絶縁カバー1
39のスペーサ軸144および係止軸143を第1の導電バー88
の各孔部93に挿入し、スペーサ軸144を第2の導電バー8
9に当接させ、係止軸143の爪部142を第1の導電バー88
の孔部93に係着させる。これにより、絶縁カバー139
は、第1の導電バー88に取り付けられて、第1の導電バ
ー88と第2の導電バー89との間隔を保持する。
【0052】保持部材140の各スペーサ軸147および係合
軸146を第3の導電バー90の各孔部105に挿入し、各スペ
ーサ軸147を第2の導電バー89に当接させるとともに、
各スペーサ軸147の先端の爪部148を第2の導電バー89の
各孔部95に係着させる。これにより、保持部材140は、
第2の導電バー89に取り付けられて、第2の導電バー89
と第3の導電バー90との間隔を保持する。
【0053】このように、端部支持体83,84および中間
支持体85により、第1ないし第3の導電バー88〜90を互
いに離間して順に重ねた状態に支持し、分岐ブレーカ接
続装置33を組み立てる。
【0054】そして、組み立てた分岐ブレーカ接続装置
33を機器取付板35の導電バー群取付部40に取り付ける。
すなわち、各端部支持体83,84の各左右規制取付片11
9,135を機器取付板35の各左右規制取付孔43の縁部に係
合して取り付け、各上下規制取付片120,136を各上下規
制取付孔44の縁部に係合して取り付け、導電バー群81を
機器取付板35に支持する。
【0055】分岐ブレーカ接続装置33の導電バー群81の
中間部の両側の各分岐ブレーカ取付部41に各分岐ブレー
カ32をそれぞれ配置する。すなわち、図8および図9に
示すように、分岐ブレーカ32の電源側接続部72を導電バ
ー群81に向け、分岐ブレーカ32の各ガイドレール取付部
68,69を機器取付板35から切り起こされた各ガイドレー
ル45,46の立上部47,48側に配置し、分岐ブレーカ32を
導電バー群81に向けてスライドさせることによって各ガ
イドレール取付部68,69を各ガイドレール45,46に係合
させる。分岐ブレーカ32が分岐ブレーカ取付部41の所定
位置までスライドすれば、ロック体78の爪部78aがスト
ッパ部49に係着し、分岐ブレーカ32を分岐ブレーカ取付
部41に係止する。
【0056】分岐ブレーカ32を分岐ブレーカ取付部41に
取り付けることにより、分岐ブレーカ32の電源側接続部
72の各溝部73に第1ないし第3の導電バー88〜90が係合
する。分岐ブレーカ32に関しては、予め、各分岐ブレー
カ32に接続される負荷側が100V配線か200V配線
かに応じて、3つの溝部72のうちのいずれか2つの溝部
72に2つの接続端子を切換配置しておくことにより、こ
れら2つの接続端子が第1ないし第3の導電バー88〜90
のいずれか2つに接続する。
【0057】分岐ブレーカ32の表示部74が絶縁カバー13
9の窓孔141aに対向し、分岐ブレーカ32の100V配線
と200V配線との切換状態を確認できる。
【0058】また、分岐ブレーカ接続装置33の第1ない
し第3の導電バー88〜90の電源側の各端子部92a,98a,
104aに対して対応する各接続バー56〜58を配置し、各接
続ねじ118を各接続バー56〜58および各端子部92a,98
a,104aの接続孔94,100,106を通じて端部支持体83に
予め取り付けられている各ナットに螺着し、各端子部92
a,98a,104aと接続バー56〜58とを締め付け固定して電
気的に接続する。
【0059】また、組み立てた分電盤ユニット16を分電
盤本体12のベース13に取り付け、このベース13の前面に
カバー14を被着して覆う。カバー14の主幹ブレーカ用開
口部24に主幹ブレーカ31の操作レバー53が操作可能に配
置され、各分岐ブレーカ用開口部26に各分岐ブレーカ32
の操作レバー67が操作可能に配置される。
【0060】そして、分電盤11において、一次送り回路
を構成しない場合には、一次送り回路配置部36には一次
送り回路分岐ブレーカ37を配置しない。この場合、一次
送り回路配置部36に対向するカバー14の部分に分離可能
に設けられているカバー部28は分離せずにそのままと
し、カバー部28で一次送り回路配置部36を覆う。
【0061】また、一次送り回路を構成する場合には、
一次送り回路配置部36において、機器取付板35の一次送
り回路分岐ブレーカ取付部42に一次送り回路分岐ブレー
カ37を取り付ける。この一次送り回路分岐ブレーカ37の
取り付けは、分岐ブレーカ32と同様であり、一次送り回
路分岐ブレーカ37の電源側接続部72を導電バー群81に向
け、一次送り回路分岐ブレーカ37の各ガイドレール取付
部68,69を機器取付板35から切り起こされた各ガイドレ
ール45,46の立上部47,48側に配置し、一次送り回路分
岐ブレーカ37を導電バー群81に向けてスライドさせるこ
とによって各ガイドレール取付部68,69を各ガイドレー
ル45,46に係合させる。一次送り回路分岐ブレーカ37が
一次送り回路分岐ブレーカ取付部42の所定位置までスラ
イドすれば、ロック体78の爪部78aがストッパ部49に係
着し、一次送り回路分岐ブレーカ37を一次送り回路分岐
ブレーカ取付部42に係止する。
【0062】一次送り回路配置部36に配置した一次送り
回路分岐ブレーカ37は、端部支持体83の側壁に対向し、
導電バー群81には接続されず、主幹ブレーカ31の一次側
端子部54に対して図示しない一次回路接続手段によって
電気的に接続される。一次回路接続手段は、例えば、二
次側端子部55と導電バー群81とを接続する接続バー56〜
58と同様に、一次側端子部54から一次送り回路配置部36
に配置する一次送り回路用の複数の接続バーを用い、こ
れら接続バーを絶縁カバー59に取り付けて支持するか、
端部支持体83に取り付けて支持することで対応できる。
【0063】カバー14のカバー部28を分離し、分岐ブレ
ーカ用開口部26の端部に分岐ブレーカ32と並んで一次送
り回路分岐ブレーカ37を配置する。
【0064】そして、このように構成された分電盤11に
よれば、導電バー群81の端部に設けられた各端子部92
a,98a,104aの側方位置で導電バー群81の中間部の側方
位置に配置される分岐ブレーカ32に隣り合う位置に一次
送り回路配置部36を設けて一次送り回路分岐ブレーカ37
を配置できるので、分電盤11内のスペースを有効利用
し、分電盤11が大形化することなく、分電盤11内に一次
送り回路を構成できる。
【0065】導電バー群81の各端子部92a,98a,104aに
一次送り回路配置部36が位置する切欠部96,102,108を
設けたので、一次送り回路配置部36のスペースを確保で
き、一次送り回路分岐ブレーカ37を分岐ブレーカ32と並
んで配置しても導電バー群81から分離できる。
【0066】また、導電バー群81は、端部に第1の端子
部92a,92bが設けられた第1の導電バー88、端部から側
方に突出する端子部98a,98b,104a,104bがそれぞれ設
けられた第2および第3の導電バー89,90を備えたの
で、これら第1ないし第3の導電バー88〜90の長手方向
に端部を長くせずに各端子部92a,92b,98a,98b,104
a,104bを確保でき、第1ないし第3の導電バー88〜90
の長手方向に対応した幅寸法を小形化できる。
【0067】主幹ブレーカ31側の端部に設けられた第2
および第3の導電バー89,90の各端子部98a,104aを主
幹ブレーカ31の二次側へ向けて同一方向に突設したの
で、主幹ブレーカ31との接続距離を短縮できるととも
に、端子部98a,104aの突出方向と反対の側方に一次送
り回路配置部36を設けて一次送り回路分岐ブレーカ37を
配置できる。
【0068】また、導電バー群81が取り付けられる導電
バー群取付部40、導電バー群取付部40の側方位置に設け
られ分岐ブレーカ32が取り付けられる複数の分岐ブレー
カ取付部41、および端部の分岐ブレーカ取付部41に隣り
合う位置に設けられ一次送り回路分岐ブレーカ37が取り
付けられる一次送り回路分岐ブレーカ取付部42を有する
機器取付板35を備えたので、機器取付板35に必要数の分
岐ブレーカ32とともに一次送り回路分岐ブレーカ37を一
体的に取り付けることができる。
【0069】機器取付板35は、平板の素材から複数のガ
イドレール45,46を切り起こしたので、機器取付板35に
複数の溝孔を設けてこの溝孔の両側をガイドレールとす
る場合に比べて、機器取付板35の剛性を向上できる。
【0070】機器取付板35には各ガイドレール45,46の
列毎に対応してストッパ部49を設けるので、ガイドレー
ル45,46とストッパ部49とを一度に製造可能となり、順
送り金型を用いて各列のガイドレール45,46とストッパ
部49とを列毎に順次製造でき、機器取付板35の製造効率
を向上できる。仮に、ストッパ部49を機器取付板35の縁
に沿って連続的に設ける場合にはガイドレール45,46と
ストッパ部49とを別の工程でかつ別の金型で製造しなけ
ればならず、製造効率が低い。
【0071】また、カバー14の一次送り回路配置部36に
対向する分岐ブレーカ用開口部26の端部にカバー部28を
分離可能に設けたので、分電盤11内の一次送り回路配置
部36に一次送り回路分岐ブレーカ37を配置して一次送り
回路を構成する場合に、カバー部28を分離することで容
易に対応できる。
【0072】また、絶縁カバー139に窓孔141aを設けた
ので、この窓孔141aを通じて分岐ブレーカ32の表示部74
を視認でき、分岐ブレーカ32の100V配線と200V
配線との切換状態を容易に確認できる。
【0073】また、端部支持体83に、各接続バー56〜58
および各第3の導電バー88〜90の各端子部92a,98a,10
4aを覆う絶縁保護カバー121を一体に形成したので、部
品点数を削減でき、簡素化できる。なお、端部支持体84
に絶縁保護カバーを設けた場合にも同様の作用効果が得
られる。
【0074】なお、第1ないし第3の導電バー88〜90の
送り配線側の各端子部92b,98b,104bの側方位置に一次
送り回路配置部36を設けても、同様も作用効果が得られ
る。第1ないし第3の導電バー88〜90の電源側と送り配
線側との両方に一次送り回路配置部36を設ければ、分電
盤11を大形化することなく、2系統の一次送り回路を構
成できる。
【0075】また、第1ないし第3の導電バー88〜90の
送り配線側にも端子部92b,98b,104bを設けたが、送り
配線側に他の分電盤や機器を接続しない送り配線無しの
仕様の場合には、電源側の端子部92a,98a,104aのみを
設ければよく、この場合には分電盤11の幅をより小形化
できる。
【0076】また、第1の導電バー88を中性極とし、第
2および第3の導電バー89,90を電圧極としたが、重な
った状態に支持される3枚のうちの中間の第2の導電バ
ー89を中性極とし、第1および第3の導電バー88,90を
電圧極としてもよい。
【0077】
【発明の効果】請求項1記載の分電盤によれば、導電バ
ー群の端子部の側方に一次送り回路配置部を設けたの
で、分電盤が大形化することなく、分電盤内に一次送り
回路を構成できる。
【0078】請求項2記載の分電盤によれば、請求項1
記載の分電盤の効果に加えて、導電バー群の端子部に一
次送り回路配置部が位置する切欠部を設けたので、一次
送り回路配置部のスペースを確保できる。
【0079】請求項3記載の分電盤によれば、請求項1
または2記載の分電盤の効果に加えて、導電バー群は、
端部に第1の端子部が設けられた第1の導電バー、端部
から側方に突出する第2および第3の端子部がそれぞれ
設けられた第2および第3の導電バーを備えたので、こ
れら第1ないし第3の導電バーの長手方向に端部を長く
せずに第1ないし第3の端子部を確保でき、第1ないし
第3の導電バーの長手方向に対応した幅寸法を小形化で
きる。
【0080】請求項4記載の分電盤によれば、請求項1
ないし3いずれか一記載の分電盤の効果に加えて、導電
バー群が取り付けられる導電バー群取付部、導電バー群
取付部の側方位置に設けられ分岐ブレーカが取り付けら
れる複数の分岐ブレーカ取付部、および端部の分岐ブレ
ーカ取付部に隣り合う位置に設けられ一次送り回路分岐
ブレーカが取り付けられる一次送り回路分岐ブレーカ取
付部を有する機器取付板を備えたので、機器取付板に必
要数の分岐ブレーカとともに一次送り回路分岐ブレーカ
を一体的に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す分電盤の分電盤ユ
ニットの正面図である。
【図2】同上分電盤の導電バー群の分解状態の正面図で
ある。
【図3】同上分電盤の機器取付板の正面図である。
【図4】同上分電盤の電源側の端部支持体で導電バー群
を支持した断面図である。
【図5】同上分電盤の送り側の端部支持体で導電バー群
を支持した断面図である。
【図6】同上分電盤の支持体で導電バー群を支持した断
面図である。
【図7】同上分電盤の導電バー群に分岐ブレーカを接続
した断面図である。
【図8】同上分電盤の機器取付板に分岐ブレーカを取り
付ける斜視図である。
【図9】同上分電盤の機器取付板に分岐ブレーカを取り
付けた斜視図である。
【図10】同上分電盤を示し、(a)は扉を外した状態の
正面図、(b)は側面図である。
【図11】同上分電盤のカバーを示し、(a)は正面図、
(b)は断面図である。
【符号の説明】 11 分電盤 31 主幹ブレーカ 32 分岐ブレーカ 35 機器取付板 36 一次送り回路配置部 37 一次送り回路分岐ブレーカ 40 導電バー群取付部 41 分岐ブレーカ取付部 42 一次送り回路分岐ブレーカ取付部 81 導電バー群 82 支持体 88 第1の導電バー 89 第2の導電バー 90 第3の導電バー 91,97,103 分岐ブレーカ接続部 92a,92b 第1の端子部 96,102,108 切欠部 98a,98b 第2の端子部 104a,104b 第3の端子部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の中間部に分岐ブレーカ接続部
    が設けられるとともに端部に端子部が設けられた複数の
    導電バーを有する導電バー群と;導電バー群を支持した
    支持体と;導電バー群の端部に接続された主幹ブレーカ
    と;導電バー群の分岐ブレーカ接続部の側方に配置され
    て接続された複数の分岐ブレーカと;導電バー群の端子
    部の側方に設けられた一次送り回路配置部と;を具備し
    ていることを特徴とする分電盤。
  2. 【請求項2】 導電バー群の端子部に一次送り回路配置
    部が位置する切欠部が設けられたことを特徴とする請求
    項1記載の分電盤。
  3. 【請求項3】 導電バー群は、端部に第1の端子部が設
    けられた第1の導電バー、端部から側方に突出する第2
    および第3の端子部がそれぞれ設けられた第2および第
    3の導電バーを備えたことを特徴とする請求項1または
    2記載の分電盤。
  4. 【請求項4】 導電バー群が取り付けられる導電バー群
    取付部、導電バー群取付部の側方位置に設けられ分岐ブ
    レーカが取り付けられる複数の分岐ブレーカ取付部、お
    よび端部の分岐ブレーカ取付部に隣り合う位置に設けら
    れ一次送り回路分岐ブレーカが取り付けられる一次送り
    回路分岐ブレーカ取付部を有する機器取付板を備えたこ
    とを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の分電
    盤。
JP2002077816A 2002-03-20 2002-03-20 分電盤 Withdrawn JP2003284211A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002077816A JP2003284211A (ja) 2002-03-20 2002-03-20 分電盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002077816A JP2003284211A (ja) 2002-03-20 2002-03-20 分電盤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003284211A true JP2003284211A (ja) 2003-10-03

Family

ID=29228123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002077816A Withdrawn JP2003284211A (ja) 2002-03-20 2002-03-20 分電盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003284211A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005210770A (ja) * 2004-01-20 2005-08-04 Kawamura Electric Inc 分電盤
JP2010263682A (ja) * 2009-05-01 2010-11-18 Kawamura Electric Inc 住宅用分電盤
JP2012139032A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Tempearl Ind Co Ltd 一次送り回路用端子台ユニット及び一次送り回路用端子台ユニットを備えた住宅用分電盤
JP2012143085A (ja) * 2011-01-04 2012-07-26 Tempearl Ind Co Ltd 一次送り回路用端子台ユニット及び一次送り回路用端子台ユニットを備えた住宅用分電盤
JP2015139251A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 河村電器産業株式会社 導電バーの支持構造
JP2015220769A (ja) * 2014-05-14 2015-12-07 三菱電機株式会社 接続導体ユニット
JP2016158383A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 集電箱

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005210770A (ja) * 2004-01-20 2005-08-04 Kawamura Electric Inc 分電盤
JP2010263682A (ja) * 2009-05-01 2010-11-18 Kawamura Electric Inc 住宅用分電盤
JP2012139032A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Tempearl Ind Co Ltd 一次送り回路用端子台ユニット及び一次送り回路用端子台ユニットを備えた住宅用分電盤
JP2012143085A (ja) * 2011-01-04 2012-07-26 Tempearl Ind Co Ltd 一次送り回路用端子台ユニット及び一次送り回路用端子台ユニットを備えた住宅用分電盤
JP2015139251A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 河村電器産業株式会社 導電バーの支持構造
JP2015220769A (ja) * 2014-05-14 2015-12-07 三菱電機株式会社 接続導体ユニット
JP2016158383A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 集電箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7719823B2 (en) Modular insulation system
US7508653B2 (en) Load center with plug in neutral connections
US6603075B1 (en) Vertical bus power connector
EP1237245A1 (en) Remote distribution cabinet
US8684758B2 (en) Terminal unit having fused combiner/distribution bus bar assembly
JP2015095459A (ja) 配線用遮断器
KR100805392B1 (ko) 분전반용 부스바 고정홀더
CN108551140B (zh) 母线基础单元结构
KR100816102B1 (ko) 저압 배전반용 이중 착탈식 어댑터
JP2003284211A (ja) 分電盤
KR100543964B1 (ko) 모선부스바와 자선부스바의 접속방법 및 측면 결합 구조를갖는 모선부스바와 자선부스바
EP2400610B1 (en) Supporting bars and an electrical distribution module comprising said bars.
JP2006238562A (ja) プラグイン分電盤
KR101082328B1 (ko) 스탭 커넥터 일체형 차단기를 이용한 축소형 고강도 mcc
KR102246825B1 (ko) 접속클립 및 이를 구비하는 mcc
JP4268782B2 (ja) ブレーカ用端子台および1次送りブレーカ付き分電盤
US4203146A (en) Multiple metering panelboard assembly
KR200395579Y1 (ko) 저압 배전반용 조립식 부스바커넥터
KR102295147B1 (ko) 절연 모듈 및 너트 캐리어를 구비한 분전반
US11949199B2 (en) Terminal block and air conditioner
JP2009011047A (ja) 分電盤用バーホルダ
KR200395578Y1 (ko) 저압 배전반용 착탈식 어댑터
CN210325662U (zh) 一种电源连接机构及塑壳断路器
KR100711102B1 (ko) 측면 결선형 배선용 차단기
JP2004030995A (ja) プラグインブレーカ用端子台

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040915

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070215