JP2019207006A - 気体ばね式防振装置 - Google Patents

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【課題】ケース部材に起因する共振を抑える。【解決手段】アイソレータ2は、被支持体の荷重を支持するピストン13を天板11cの開口部11d近傍に配置し、ピストン13と開口部11dとの間を環状のダイヤフラム15により閉塞してケース部材11の内部に気体室16を画成するとともに、ダイヤフラム15によりピストン13を保持して、被支持体を弾性的に支持する気体ばねを構成してなり、ケース部材11に接触するように配設された弾性体からなるサージング防止部材25を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、気体ばね式防振装置に関する。
気体ばね式防振装置として、例えば、特許文献1に示されるものが知られている。特許文献1の気体ばね式防振装置は、被支持体の荷重を支持するピストンをケース部材の上面の開口部に内挿して、ピストンの下端面をケース部材の内部に画成される気体室に臨ませるとともに、ピストンの外周から開口部の周縁まで環状の可撓性部材により閉塞して被支持体の荷重を弾性的に支持する。
特許文献1の気体ばね式防振装置では、ピストンに起因する共振を抑えるために、ピストンの外周側を可撓性部材で保持し、この可撓性部材を高減衰材料により構成するものとしている。
特許第3910023号公報
しかし、特許文献1の気体ばね式防振装置では、ケース部材に起因する共振を抑えることができないという問題があった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ケース部材に起因する共振を抑えることにある。
前記の目的を達成するために、本発明では、ケース部材に接触するサージング防止部材を設け、ケース部材に起因する共振を抑えるようにした。
具体的には、第1の発明は、被支持体の荷重を支持するピストンをケース部材の上面の開口部近傍に配置し、該ピストンと該開口部との間を環状の可撓性部材により閉塞して前記ケース部材の内部に気体室を画成するとともに、該可撓性部材により前記ピストンを保持して、前記被支持体を弾性的に支持する気体ばねを構成してなる気体ばね式除振装置であって、前記ケース部材に接触するように配設された弾性体からなるサージング防止部材を備えることを特徴とする。
この第1の発明によれば、ケース部材に接触するように配設された弾性体からなるサージング防止部材を備えるので、ケース部材に起因する共振を抑えることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記ケース部材は、有底筒状に形成され、前記サージング防止部材は、筒状に形成され、前記ケース部材に内嵌合されていることを特徴とする。
この第2の発明によれば、サージング防止部材がケース部材に内嵌合されているので、内嵌合という簡単な構成で、ケース部材に起因する共振を抑えることができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記ケース部材の底部には、上方に向かって延びる筒部が形成され、前記サージング防止部材は、前記筒部に接触するように該筒部に外嵌合されていることを特徴とする。
この第3の発明によれば、サージング防止部材が筒部に接触するように筒部に外嵌合されている、すなわち、ケース部材と筒部との間に嵌合されているので、サージング防止部材をその弾性反発力でケース部材に確実に接触させることができる。その結果、ケース部材に起因する共振を確実に抑えることができる。
第4の発明は、第2の発明において、前記ピストンは、上下方向の貫通孔を有するピストン本体部と、前記貫通孔の下方に連通する中空部を有し、前記ピストン本体部から下方に延出する有底筒状の下方延出部と、前記下方延出部の中空部内を上下方向に延びるように配置されて、下端が該下方延出部の底部に枢支される一方、上端が前記ピストン本体部の上方に位置して前記被支持体の荷重を受ける支持柱部と、を有し、前記下方延出部の外周を離間して囲み、下端が前記ケースの底部に支持される一方、上端が前記ピストン本体部を支持するコイルばねを更に備え、前記サージング防止部材は、前記コイルばねに接触するように該コイルばねに外嵌合されていることを特徴とする。
この第4の発明は、サージング防止部材がコイルばねに接触するようにコイルばねに外嵌合されているので、コイルばねに起因する共振も抑えることができる。
以上説明したように、本発明によれば、ケース部材に起因する共振を抑えることができる。
本発明の実施形態1に係る精密除振台の斜視図である。 実施形態1に係るアイソレータの垂直断面図である。 実施形態2に係るアイソレータの図2相当図である。 実施形態2に係るサージング防止部材の水平断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
−精密除振台−
図1は、本発明の実施形態1に係る気体ばね式除振装置(以下、アイソレータという)を使用した精密除振台Aを示している。この精密除振台Aは、例えば、半導体検査装置や電子顕微鏡、光学式計測装置等の精密機器(被支持体)(図示しない)を搭載して、それらの機器を床からの振動と殆ど絶縁した状態で設置するためのものである。精密除振台Aは、床面に設置される下側構造部1と、その下側構造部1の上面に4隅にそれぞれ配設されたアイソレータ2,2,…と、アイソレータ2,2,…の上部に搭載された搭載盤3とからなる。
下側構造部1は、鋼製角パイプの構造部材を概ね直方体形状となるように櫓組みしたものであり、それぞれ上下方向に延びる4本の脚部4,4,…と、その隣接する2本の脚部4,4同士を下端側で連結するように水平方向に延びる下梁部5,5,…と、それら4本の脚部4,4,…の上端側外周を囲んで平面視で略矩形の枠状となるように配置され、それぞれ内側面が脚部4,4,…の外側面に接合されるとともに、上面が脚部4,4,…の上端面と同一平面上に位置付けられた上梁部6,6,…とからなる。そして、各脚部4の上端面からその外側を囲む上梁部6,6,…の上面に亘って、水平板7,7,…が配設されている。また、対向する2つの下梁部5,5の下面には、移動用のキャスター8,8,…が2つずつ配設されるとともに、各脚部4の下端面にはそれぞれ高さ調整用のレベラー9,9,…が配設されている。
−アイソレータ−
図2は、アイソレータ2を示している。アイソレータ2は、鋼製のケース部材11と、ピストン13と、ダイヤフラム15(可撓性部材)と、ゴム製のサージング防止部材25とを備えている。アイソレータ2は、ダイヤフラム15によりピストン13を保持して、被支持体を弾性的に支持する気体ばねを構成してなり、また、ピストン13にジンバル機構を組み込んで、水平方向のばね特性を上下方向と同様に非常に柔らかくしたものである。
ケース部材11は、有底円筒状とされ、高さ寸法が横幅よりも大きいとされている。ケース部材11は、円盤状のベースプレート11a(ケース部材の底部)と、円筒状の周壁部11bと、円盤状の天板11c(ケース部材の上面)とを有している。周壁部11bは、その下端面がベースプレート11aの上面に接合される一方、その上端が天板11cに接合されている。また、天板11cの略中央部には、鉛直方向の軸線Zと略直交するように円形の開口部11dが形成されている。
ピストン13は、天板11cの開口部11d近傍に配置され、被支持体の荷重を支持する。ピストン13は、ドーナツ状のピストン本体部14を有している。このピストン本体部14は、アルミニウム合金製であり、断面円形の中心孔(貫通孔)14aが軸線Zに沿って上下方向に貫通する一方、外周の下側約半分には下端側に向かって僅かに縮径するテーパ面14bが形成されている。
ダイヤフラム15は、ピストン本体部14の下端面14cから外周側のテーパ面14bを覆ってさらに外周側に延び、そこから開口部11dの周縁までを閉塞するように配設されている。すなわち、ダイヤフラム15及びピストン本体部14によりケース部材11の開口部11dが閉塞されて、気体室16が区画されており、ピストン本体部14の下端面14cが気体室16に臨んでその空気圧を受けることで、主に上下方向の荷重を支持する気体ばねが構成されている。
ダイヤフラム15は、ポリエステル繊維の織物を補強材として埋設したゴム弾成膜からなり、一旦、中心部分に丸穴が空いたハット状に形成した後に、帽子の周壁部分を途中で湾曲させて下方に折り返すようにして、深皿形状としたものである。すなわち、ダイヤフラム15は、帽子の鍔の部分に相当する外周フランジ部15aの内周端縁に連続して、上方に凸に湾曲する環状のロール部15bが形成され、このロール部15bの内周端縁部が外周フランジ部15aよりも下方まで延びていて、そこからさらに内周側に向かって、内周フランジ部15cが形成されている。
ダイヤフラム15の内周フランジ部15cは、ピストン本体部14の下端面14cに接着されて、その下方からワッシャ17によりピストン本体部14に対して強固に圧着されている。一方、ダイヤフラム15の外周フランジ部15aは、ケース部材11の天板11cの上面に接着されて、その上部に配設された締付リング18がボルト(図示しない)により天板11cに締結されることにより、締付リング18の下面と天板11cの上面との間に強固に挟持されている。
ピストン13は、ピストン本体部14から下方に延出する有底円筒状のピストンウエル19(下方延出部)を有している。ピストンウエル19は、ピストン本体部14の下端面14cから、その内周側から略鉛直下方に向かって延びるように形成されており、ピストン本体部14の中心孔14aの下方に連通する中空部19aを有している。
ピストンウエル19は、ピストン本体部14と同じアルミ合金製であり、その上端部が、ピストン本体部14の中心孔14aに螺入される縮径部19bとされている。そして、この縮径部19bの外周に螺設された雄ネジ(図示しない)が中心孔14aの内周に螺設された雌ネジ(図示しない)と螺合することにより、ピストンウエル19の上端側がワッシャ17と共にピストン本体部14に対して強固に締結されている。また、ピストンウエル19の中空部19aの上端はピストン本体部14の中心孔14aに連通し、一方、中空部19aの下端は円盤状の鋼製のキャップ20により閉止されており、このキャップ20の上面には、後述の如くサポートロッド22の下端部を支持するために、表面硬度を高める熱処理加工が施されたウエルスラグ20aが形成されている。
ピストン13は、ピストン本体部14の上方に、搭載盤3及び搭載機器(被支持体)の荷重を上方から受けるように、円盤状のロードディスク21を有している。
ピストン13は、サポートロッド(支持柱)22を有している。サポートロッド22は、その上端部がロードディスク21の下面中央部に締結されている。このサポートロッド22は、ピストン本体部14の中心孔14a及びピストンウエル19の中空部19aを貫通して鉛直下方に延びていて、その下端部には剛球23がウエルスラグ20aに転動自在に当接するように配設されている。サポートロッド22の下端側には、芯体24aの埋設されたゴム弾性リング24が外挿されて、サポートロッド22の下端部を常に軸線Z上に位置付けるようになっている。つまり、ロードディスク21は、サポートロッド22を介してピストンウエル19の底部に枢支されて、ピストン本体部14に対し水平方向の任意の軸の周りに回動自在になっている。
アイソレータ2は、ロードディスク21やピストン本体部14等からなるジンバルピストンが気体ばねにより支持されて、搭載盤3上の被支持体に対する床からの上下方向振動を絶縁するとともに、ジンバルピストンの働きによって床からの水平方向振動も同様に略絶縁することができるようになっている。
サージング防止部材25は、ケース部材11の共振(サージング)を抑えるためのものである。サージング防止部材25は、ケース部材11の周壁部11bと相補形状となるように円筒状に形成されている。サージング防止部材25は、その外周面が周壁部11bの内周面にその下端面がベースプレート11aにそれぞれ接触するように、ケース部材11に内嵌合されている。サージング防止部材25の上下方向の長さは、ケース部材11の共振の腹となる部位に接触するような長さであり、例えば、周壁部11bの上下方向の長さの半分より少し長い。
ベースプレート11aには、上方に向かって延びる筒部11eが一体に形成されている。この筒部11eは、サージング防止部材25と相補形状となるように円筒状に形成されている。サージング防止部材25は、この筒部11eに接触するように筒部11eに外嵌合されている。すなわち、サージング防止部材25は、その位置が筒部11eで固定されている。筒部11eの上下方向の長さは、サージング防止部材25をケース部材11に確実に接触させるような長さであり、例えば、サージング防止部材25と同じ長さである。
なお、サージング防止部材25の内径は、筒部11eの外径よりも小さい。このため、サージング防止部材25は筒部11eに外嵌合されることで弾性反発力が発生する。
(効果)
以上より、本実施形態によれば、ケース部材11に接触するように配設された弾性体からなるサージング防止部材25を備えているので、ケース部材11に起因する共振を抑えることができる。
また、本実施形態によれば、サージング防止部材25がケース部材11に内嵌合されているので、内嵌合という簡単な構成で、ケース部材11に起因する共振をケース部材11の内側で抑えることができる。
また、本実施形態によれば、サージング防止部材25が筒部11eに接触するように筒部11eに外嵌合されている、すなわち、ケース部材11と筒部11eとの間に嵌合されているので、サージング防止部材25をその弾性反発力でケース部材11に確実に接触させることができる。その結果、ケース部材11に起因する共振を確実に抑えることができる。
(実施形態2)
実施形態2は、アイソレータ2の構成を変更したものであり、その他の点については、実施形態1と同様の構成である。そこで、以下の説明では、実施形態1の構成要素と同様の構成要素については、重複説明を省略する場合がある。
図3は、本実施形態のアイソレータ2を示している。
サポートロッド22の上端には、ロードディスク21の下面に転動自在に且つ点接触状態で当接し、ロードディスク21を介して被支持体の荷重を受けるように上凸の球面状の荷重受け面22aが設けられている。すなわち、ロードディスク21は、サポートロッド22上端の荷重受け面22aに対し転動自在であるとともに、サポートロッド22を介してピストンウエル19の底部に枢支されている。
アイソレータ2は、コイルばね26を更に備えている。コイルばね26は、被支持体の荷重の一部を受ける。コイルばね26は、ピストン13のピストンウエル19の外周を離間して囲み、下端がベースプレート11aに支持される一方、上端がピストン本体部14を支持している。
ベースプレート11aの上面にはボス部11fが膨出して形成されており、また、ピストンウエル19の上端には、フランジ部19cが形成されている。そして、コイルばね26は、その下端がベースプレート11aのボス部11fを取り囲むように配置されている一方、その上端がピストンウエル19上端のフランジ部19cに当接している。なお、ボス部11fは、コイルばね26の下端を位置決めするためのものである。
サージング防止部材25は、ケース部材11及びコイルばね26の共振を抑えるためのものである。サージング防止部材25は、その外周面が周壁部11bの内周面に接触するようにケース部材11に内嵌合される一方、その内周面(詳細には後述する突起部25a)がコイルばね26に接触するようにコイルばね26に外嵌合されている。サージング防止部材25の上下方向の長さは、ケース部材11及びコイルばね26の共振それぞれの腹となる部位に接触するような長さであり、例えば、コイルばね26と略同じ長さである。
図4は、サージング防止部材25の水平方向の断面を示している。サージング防止部材25は、その内周面に上下方向に延びる突条形状の複数(本実施形態では4つ)の突起部25a,25a,…が間隔を空けて形成されている。サージング防止部材25は、その各突起部25aがコイルばね26に接触している。
すなわち、本実施形態では、サージング防止部材25は、その内周面がコイルばね26に接触するようにコイルばね26に外嵌合されているので、ケース部材11に起因する共振だけでなく、コイルばね26に起因する共振も抑えることができる。
また、サージング防止部材25は、その突起部25a,25a,…がコイルばね26に接触しているので、サージング防止部材25の内周面全体で接触する場合に比べて、コイルばね26のばね定数に与える影響が少なく、また、摩擦が小さくなるので外嵌合させやすい。
(その他の実施形態)
なお、前記各実施形態では、アイソレータ2は、ピストン13にジンバル機構を組み込んだものとしたが、これに限定されない。
また、前記各実施形態では、サージング防止部材25は、上下方向の長さがケース部材11の周壁部11bの上下方向の長さの半分よりも少し長い円筒状とし、その下端面がベースプレート11aに接触しているが、これに限定されず、例えば、ケース部材11又はコイルばね26の共振の腹となる部位のみに接触するようにケース部材11又はコイルばね26に嵌合されてもよい。
また、前記各実施形態では、サージング防止部材25は、ゴム製のものとしたが、これに限定されず、例えば、ウレタン樹脂、熱可塑性エラストマー、又は粘弾性を有する材料で構成してもよい。
また、前記実施形態1では、ケース部材11の周壁部11b及び筒部11e並びにサージング防止部材25は円筒状としたが、これに限定されず、例えば、四角筒状としてもよい。
また、前記実施形態1では、サージング防止部材25は、ケース部材11の筒部11eに外嵌合で固定されたが、これに限定されず、例えば、接着剤で固定してもよい。また、サージング防止部材25の外周面及びケース部材11の周壁部11bの一方に凸部(突条など)を設け、他方にこの凸部と相補形状の凹部(溝など)設け、凸部を凹部に嵌合させることで、サージング防止部材25をケース部材11に固定してもよい。
また、前記実施形態1では、サージング防止部材25は、ケース部材11に内嵌合されたが、これに限定されず、ケース部材11に外嵌合されていてもよい。
また、前記実施形態1では、筒部11eは、ベースプレート11aと一体に形成されたが、これに限定されず、ベースプレート11aとは一体でない独立した部材であってもよい。
また、前記実施形態2では、ベースプレート11aの上面にはボス部11fが形成されているとしたが、これに限定されず、ボス部11fが形成されていなくてもよい。すなわち、コイルばね26は、その下端がベースプレート11aの上面に当接していてもよい。
また、前記実施形態2では、サージング防止部材25は、4つの突起部25a,25a,…が形成されているとしたが、その数はこれに限定されず、例えば3つであってもよい。さらに、突起部25a,25a,…が形成されてなくてもよい。
本発明は、気体ばね式防振装置として有用である。
2 アイソレータ(気体ばね式除振装置)
11 ケース部材
11a ベースプレート(ケース部材)
11b 周壁部(ケース部材)
11c 天板(ケース部材)
11d 開口部
11e 筒部
13 ピストン
14 ピストン本体部
14a 中心孔(貫通孔)
15 ダイヤフラム(可撓性部材)
16 気体室
19 ピストンウエル(下方延出部)
19a 中空部
20 キャップ(下方延出部)
22 サポートロッド(支持柱部)
25 サージング防止部材
26 コイルばね

Claims (4)

  1. 被支持体の荷重を支持するピストンをケース部材の上面の開口部近傍に配置し、該ピストンと該開口部との間を環状の可撓性部材により閉塞して前記ケース部材の内部に気体室を画成するとともに、該可撓性部材により前記ピストンを保持して、前記被支持体を弾性的に支持する気体ばねを構成してなる気体ばね式除振装置であって、
    前記ケース部材に接触するように配設された弾性体からなるサージング防止部材を備える気体ばね式防振装置。
  2. 請求項1において、
    前記ケース部材は、有底筒状に形成され、
    前記サージング防止部材は、筒状に形成され、前記ケース部材に内嵌合されている気体ばね式防振装置。
  3. 請求項2において、
    前記ケース部材の底部には、上方に向かって延びる筒部が形成され、
    前記サージング防止部材は、前記筒部に接触するように該筒部に外嵌合されている気体ばね式防振装置。
  4. 請求項2において、
    前記ピストンは、上下方向の貫通孔を有するピストン本体部と、
    前記貫通孔の下方に連通する中空部を有し、前記ピストン本体部から下方に延出する有底筒状の下方延出部と、
    前記下方延出部の中空部内を上下方向に延びるように配置されて、下端が該下方延出部の底部に枢支される一方、上端が前記ピストン本体部の上方に位置して前記被支持体の荷重を受ける支持柱部と、を有し、
    前記下方延出部の外周を離間して囲み、下端が前記ケース部材の底部に支持される一方、上端が前記ピストン本体部を支持するコイルばねを更に備え、
    前記サージング防止部材は、前記コイルばねに接触するように該コイルばねに外嵌合されている気体ばね式防振装置。
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