JP4973094B2 - 圧縮機の支持装置 - Google Patents
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Description
<圧縮機の支持装置1の構成>
圧縮機50の支持装置1は、図1〜3および図7に示されるように、空気調和機の室外機などにおいて圧縮機50の複数の脚部51を水平に延びる室外機の底フレーム60の上に支持する。
(1)
第1実施形態の圧縮機50の支持装置1では、防振ゴム部材3は、貫通孔4内面において、支柱2に対する防振ゴム部材3の位置決め用の突起5a、5b、5c、6a、6b、6cを有しているので、防振ゴム部材3を支柱2と同軸上に正確に配置(いわゆるセンター出し)することを容易に行うことができる。また、それによって、圧縮機50の正確な位置決めも容易に行うことが可能である。その結果、組み立てばらつきを低減できる。
(2)
第1実施形態では、防振ゴム部材3は、上下3カ所の突起5a、5b、5c、6a、6b、6cのみで支柱2と接触しているため、支柱2との接触面積が小さくなり、圧縮機50から底フレーム60への振動の伝播を軽減することが可能である。また、防振ゴム部材3については、振動の吸収しろを残して位置決めすることが可能になる。
(3)
なお、第1実施形態では、防振ゴム部材3の内周面において、上下3カ所の突起5a、5b、5c、6a、6b、6cが設けられているが、上部3カ所の突起5a、5b、5cのみ、または下部3カ所の突起6a、6b、6cのみを設けても防振ゴム部材3を支柱2と同軸上に正確に配置できるとともに振動の伝播を軽減することが可能である。
(4)
また、第1実施形態では、防振ゴム部材3の上側の突起5a、5b、5cおよび下側の突起6a、6b、6cがそれぞれ3点以上設けられているので、防振ゴム部材3の上部および下部を3点以上で支持することが可能になる。そのため、防振ゴム部材3の上部および下部が支柱2に対してずれることがなくなり、防振ゴム部材3を支柱2と同軸上に正確に配置することをより容易に行うことができ、それとともに、防振ゴム部材3と支柱2との接触面積を小さくして振動の伝播を軽減することが可能である。
(5)
とくに、第1実施形態では、上側の突起5a、5b、5cが防振ゴム部材3の貫通孔4の内面における上部に3点以上設けられているので、支柱2の上部を上側の突起5a、5b、5cによって3点以上で支持することが可能になる。そのため、防振ゴム部材3の上部が支柱2に対してずれることがなくなり、防振ゴム部材3を支柱2と同軸上に正確に配置することをより容易に行うことができる。それとともに、防振ゴム部材3と支柱2との接触面積を小さくして振動の伝播を軽減することが可能である。
(6)
また、第1実施形態では、下側の突起6a、6b、6cが防振ゴム部材3の貫通孔4の内面における下部に3点以上設けられているので、支柱2の下部(根元部分)を下側の突起6a、6b、6cによって3点以上で支持することが可能になる。そのため、防振ゴム部材3の下部が支柱2に対してずれることがなくなり、防振ゴム部材3を支柱2と同軸上に正確に配置することをより容易に行うことができる。それとともに、防振ゴム部材3と支柱2との接触面積を小さくして振動の伝播を軽減することが可能である。
第1実施形態では、本発明の防振部材の一例として、ゴム製の防振ゴム部材3を例に挙げて説明しているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の防振部材は、ゴムの様に弾性を有するもの(例えば、弾性の顕著な高分子材料など)であれば、いかなる材料や形状でもよい。
上記第1実施形態では、防振ゴム部材3の内面に上下3カ所の突起5a、5b、5c、6a、6b、6cが設けられているのが、本発明はこれに限定されるものではない。
図8に示される圧縮機の支持装置11は、第1実施形態と同様に図7に示される圧縮機50の複数の脚部51を水平に延びる室外機の底フレーム60の上に支持するものであり、それぞれの脚部51に設けられる。
(1)
第2実施形態の圧縮機50の支持装置11では、防振ゴム部材13は、支柱12の外周面において、支柱12に対する防振ゴム部材13の位置決め用の突起15a、15b、15c、16a、16b、16c(またはリブ)を有しているので、防振ゴム部材3を支柱2と同軸上に正確に配置(いわゆるセンター出し)することを容易に行うことができる。また、それによって、圧縮機50の正確な位置決めも容易に行うことが可能である。その結果、組み立てばらつきを低減できる。
(2)
第2実施形態では、防振ゴム部材13は、支柱12の外周面に設けられた上下3カ所の突起15a、15b、15c、16a、16b、16cのみに接触しているため、支柱2との接触面積が小さくなり、圧縮機50から底フレーム60への振動の伝播を軽減することが可能である。また、防振ゴム部材13については、振動の吸収しろを残して位置決めすることが可能になる。
(3)
なお、第2実施形態では、支柱12の外周面において、上下3カ所の突起15a、15b、15c、16a、16b、16cが設けられているが、上部3カ所の突起15a、15b、15cのみ、または下部3カ所の突起16a、16b、16cのみを設けても防振ゴム部材13を支柱12と同軸上に正確に配置できるとともに振動の伝播を軽減することが可能である。
(4)
また、第2実施形態では、支柱12の上側の突起15a、15b、15cおよび下側の突起16a、16b、16cがそれぞれ3点以上設けられているので、防振ゴム部材13の上部および下部を3点以上で支持することが可能になる。そのため、防振ゴム部材13の上部および下部が支柱12に対してずれることがなくなり、防振ゴム部材13を支柱12と同軸上に正確に配置することをより容易に行うことができ、それとともに、防振ゴム部材13と支柱12との接触面積を小さくして振動の伝播を軽減することが可能である。
第2実施形態ではゴム製の防振ゴム部材13が採用されているが、第1実施形態の変形例と同様に、本発明の防振部材は、ゴムの様に弾性を有する材料(例えば、弾性の顕著な高分子材料など)であれば、いかなる材料や形状でもよい。
2、12 支柱
3、13 防振ゴム部材
4、14 貫通孔
5a、5b、5c、15a、15b、15c (上側の)突起
6a、6b、6c、16a、16b、16c (下側の)突起
Claims (2)
- 圧縮機(50)の複数の脚部(51)を水平に延びるフレーム(60)に支持するための圧縮機(50)の支持装置(1)であって、
前記脚部(51)にそれぞれ対向するように前記フレーム(60)の上面に立設された支柱(2)と、
前記支柱(2)の外径よりも所定のクリアランスだけ大きい直径を有する貫通孔(4)を有しており、前記支柱(2)が前記貫通孔(4)に挿入された状態で前記フレーム(60)と前記脚部(51)との間に配置された防振部材(3)と
を備えており、
前記防振部材(3)は、前記貫通孔(4)の内面において、前記支柱(2)に対する前記防振部材(3)の位置決め用に上部に3点以上設けられている上側の突起(5a、5b、5c)及び下部に3点以上設けられている下側の突起(6a、6b、6c)を有し、
前記上側の突起(5a、5b、5c)及び前記下側の突起(6a、6b、6c)は、先端が丸くなっており、
前記上側の突起(5a、5b、5c)は、前記下側の突起(6a、6b、6c)よりも中心方向に突出するように設定されている、
圧縮機(50)の支持装置(1)。 - 前記上側の突起(5a、5b、5c)及び前記下側の突起(6a、6b、6c)は、それぞれ、3点ずつ設けられ、前記防振部材(3)の軸中心回りに120度ごとに配置されている、
請求項1に記載の圧縮機(50)の支持装置(1)。
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JP2006262728A JP4973094B2 (ja) | 2006-09-27 | 2006-09-27 | 圧縮機の支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006262728A JP4973094B2 (ja) | 2006-09-27 | 2006-09-27 | 圧縮機の支持装置 |
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Family
ID=39353357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006262728A Active JP4973094B2 (ja) | 2006-09-27 | 2006-09-27 | 圧縮機の支持装置 |
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