JP2019201141A - 発光機能を備えた光透過プレートおよびその製造方法 - Google Patents

発光機能を備えた光透過プレートおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光透過性基板にLEDダイを直接搭載した構造でありながら、光の取り出し効率を向上させる。【解決手段】光透過プレートは、第1の光透過性基板21と、光透過性基板21の上面に設けられた配線パターン3と、配線パターン3に接合されたLEDダイ1と、光透過性基板21のLEDダイ1が搭載されている面とは反対側に配置されている第2の光透過性基板22と、光透過性基板21と光透過性基板と22に挟まれる位置に配置された反射膜4とを有する。配線パターン3の少なくとも一部と、反射膜4の少なくとも一部は、いずれも導電性粒子を焼結した導電材料により構成されている。反射膜4は、上面が光透過性基板21に、下面が光透過性基板22にそれぞれ直接接合され、光透過性基板22を光透過性基板21に固定している。【選択図】図1

Description

本発明は、1以上の光源を搭載し、発光可能な光透過プレートに関する。
クレジットカード等の樹脂製の基板にLEDを搭載し、その発光色を変えることで決済情報を表示する構成が特許文献1に開示されている。また、特許文献2には、樹脂製のICカードに有機EL発光パネルを搭載し、その発光位置または発光パターンにより、残額を表示する構成が開示されている。
一方、特許文献3には、透明な基板上に、導電性粒子を分散した溶液を塗布した後、光を照射することにより導電性粒子を焼結して配線パターンを形成し、この配線パターン上に発光素子等を搭載した構成が開示されている。導電性粒子を光焼結することにより、基板の温度上昇が局所的になるため、透明基板の全体を加熱する必要がなく、基板の透明性を保ちながら直接配線パターンを形成することができる。
特開2008−234595号公報 特開2008−217215号公報 特開2016−184621号公報
LEDを樹脂製基板に搭載する場合、LEDダイがサブマウント等にダイボンディング等されたパッケージ化されたLEDを用いるのが、一般的である。その理由は、LEDダイをダイボンディングやワイヤボンディングにより基板に接合する際に基板が加熱される温度(180℃以上)が、樹脂製基板に変形を生じさせるためである。一方、有機EL素子は、樹脂製のフィルムの上に、直接搭載することはできるが、有機ELは湿度に弱いため防湿構造をとる必要があり、現状は、有機ELをガラス製の筐体内に封入する必要がある。LEDパッケージも有機EL素子のガラス製筐体も厚みがあるため、薄型化の妨げになる。
一方、特許文献3のように、光により導電性粒子を焼結する方法を用いることにより、基板にダメージを与えることなく、配線パターンを形成し、LEDダイを基板上の配線パターンに直接接合することが可能になる。
しかしながら、LEDダイを透明基板に直接搭載した場合、光の取り出し効率が低いという問題が生じる。
本発明の目的は、光透過性基板にLEDダイを直接搭載した構造でありながら、光の取り出し効率を向上させることにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、第1の光透過性基板と、第1の光透過性基板の上面に設けられた配線パターンと、配線パターンに接合されたLEDダイと、第1の光透過性基板のLEDダイが搭載されている面とは反対側に配置されている第2の光透過性基板と、第1の光透過性基板と第2の光透過性基板とに挟まれる位置に配置された反射膜とを有し、配線パターンの少なくとも一部と、反射膜の少なくとも一部は、いずれも導電性粒子を焼結した導電材料により構成されており、反射膜は、上面が第1の光透過性基板に、下面が第2の光透過性基板にそれぞれ直接接合され、第2の光透過性基板を第1の光透過性基板に固定している。
本発明によれば、光透過性基板にLEDダイを直接搭載した構造でありながら、光の取り出し効率を向上させることができる。
第1の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートの(a)部分断面図、(b)部分上面図。 (a)第1の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートの発する光の指向特性を示す説明図、(b)比較例の発する光の指向特性を示す説明図。 (a)〜(f)第1の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートの製造方法を示す断面図。 (a)第2の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートの部分断面図、(b)第2の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートの別の例の部分断面図。 (a)第3の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートの部分断面図、(b)第3の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートの別の例の部分断面図。 (a)〜(e)第3の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートの部分上面図。 (a)〜(g)第3の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートの製造方法を示す断面図。 (a)第4の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートの部分断面図、(b)、(c)第4の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートの別の例の部分断面図。 (a)および(b)発光機能を備えた光透過プレートの別の例の断面図。 (a)発光機能を備えた光透過プレートの別の例の断面図、(b)発光機能を備えた光透過プレートの別の例の断面図。
本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
第1の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートは、図1(a)、(b)に断面図と上面図を示したように、第1の光透過性基板21と、光透過性基板21の上面に設けられた配線パターン3と、配線パターン3に接合されたLEDダイ1と、光透過性基板21のLEDダイ1が搭載されている面とは反対側に配置されている第2の光透過性基板22と、光透過性基板21と光透過性基板22とに挟まれる位置に配置された反射膜4とを有する。配線パターン3の少なくとも一部と、反射膜4の少なくとも一部は、いずれも導電性粒子を焼結した導電材料により構成されている。反射膜4は、上面が光透過性基板21に、下面が光透過性基板22にそれぞれ直接接合され、光透過性基板22を光透過性基板21に固定している。
これにより、第1の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートは、光透過性基板21にLEDダイ1を直接搭載した構造でありながら、光の取り出し効率を向上させることができる。
反射膜4は、光透過性基板21、22に直接接合されているため、光透過性基板21と光透過性基板22を接着させる接着層の役割を兼ねている。そのため、反射膜4を光透過性基板21、22に接着させるための接着層を、反射膜4とは別の構成として設けなくてよい。これにより、反射膜4が接着層により光透過性基板21,22に接着された光透過プレートよりも、薄い光透過プレートを提供することができる。またこれにより、多層構造の光透過プレートを従来よりも薄く提供することができるため、多層構造の光透過プレートを所望の配線上に搭載することができる。
また、反射膜4は、光透過性基板21、22に直接接合されているため、LEDダイ1の発光時の発熱を光透過性基板21から受け取り、熱伝導して効率よく光透過性基板22に伝導し、光透過性基板22から放熱させることができる。これにより、LEDダイ1の放熱性能を高めることができる。
さらに、反射膜4の両面が光透過性基板21、22により挟まれて接合されているため、反射膜4が光透過性基板21、22により挟まれていない場合よりも、反射膜4の露出面が少なくなることにより、反射膜4の耐腐食性が向上する。
また、本実施形態では、光透過性基板21のLEDダイ1が搭載されている領域の下面側の領域に反射膜4が配置されている。これにより、LEDダイ1が出射した光のうち、下面側に出射された光を図1(a)および図2(a)のように反射膜4により上方に向かって反射することができる。一方、反射膜4が配置されていない場合、図2(b)のように、LEDダイ1の上面側や側面側から出射された光は上面方向へと放出されるが、LEDダイ1の下面側から出射された光は、上面方向へと放出されない。よって、反射膜4を配置することにより、LEDダイ1の発した光の上方からの取り出し効率を、反射膜4がない場合よりも向上させることができる。なお、厳密に言うと光透過性基板21、22に光が入射するときと出射するきに光の屈折が生じたり、光透過性基板21、22にて界面反射が生じたりするが、当該現象については、各図では省略して記載している。
より詳しく説明すると、LEDダイ1、配線パターン3および反射膜4は、面積が小さいため、光透過性基板21、22の全体に対する光を遮蔽する面積も小さい。よって、光透過性基板21に複数のLEDダイ1を搭載することにより、LEDダイ1を点灯させていない場合には、外光が、微小なLEDダイ1、配線パターン3および反射膜4の間を通って光が光透過性基板21、22を透過する光透過プレートとなる。
一方、LEDダイ1を点灯させた場合には、外光は光透過性基板21、22を透過し、かつ、LEDダイ1から発せられた光が、直接、および、反射膜4および配線パターン3で反射されて、上方に出射される発光プレートとなる。
このとき、図2(a)に示したように、LEDダイ1の発光する光の指向特性は、反射膜4が配置されていることにより、横方向への光の強度を、反射膜が配置されていない比較例の構成(図2(b))よりも強くする事も出来る。具体的には、図2(a)のように、複数のLEDダイ1から出射された光が混合される範囲は、反射膜4を配置しない場合よりも広くなる。
よって、反射膜4を配置したことにより隣り合うLEDダイ1の発する光の指向特性の重なりが大きく、光透過性基板21、22の主平面方向の発光強度ムラを比較例よりも低減することができる。また、隣り合うLEDダイ1の発光波長が異なる場合には、指向特性の重なりが大きいため、混色ムラを比較例よりも低減することができる。
LEDダイ1が複数配置されている場合、各LEDダイ1の位置に応じて反射膜4の位置や幅を変更することにより、各LEDダイ1から発せられた光が混合される範囲を変更することができる。
<<第1の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートの製造方法>>
つぎに、第1の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートの製造方法を図3(a)〜(f)を用いて説明する。ここでは、配線パターン3を、導電性粒子と溶媒や分散剤を含んだインクを電磁波である光を用いて焼結する例について説明する。
まず、図3(a)のように、導電性粒子が分散された溶液(インク)を用意し、これを光透過性基板21の上面に所望の形状で塗布する。これにより、光透過性基板21の上面に、導電性粒子の膜121を形成する。
形成した未焼結の膜121の微粒子を焼結させるため、例えば電磁波や光を照射することで局所的に配線部のみ加熱し、導電性粒子を焼結させる。具体例にはまず、LEDダイ1を、その電極(不図示)が膜121に接触するように、未焼結の配線パターン3に搭載する。つぎに、図3(b)のように、光透過性基板21の下面から光透過性基板21を透過させて光束12を膜121に照射する。この方法により、例えば配線パターン3の形成と、LEDダイ1と配線パターン3との接続とを、光束12の照射により同時にまたは連続して行うことができる。具体的には、光透過性基板21の、膜121が形成されていない側から、光束12をLEDダイ1の電極と光透過性基板21の間の領域に照射して、膜121の導電性粒子を電磁波焼結し、LEDダイ1の電極との接続領域となる配線パターン3を形成する。さらに、光束12を照射し、他の配線パターン3も形成する。形成順序は、他の配線パターンを形成した後にLEDダイ1の電極接続領域となる配線パターン3を形成してもよい。
また、配線パターン3の形成後、配線パターン3とLEDダイ1の電極の間に未焼結の導電性粒子含有インクをさらに塗布し、LEDダイ1の電極を搭載した後、さらに光束12を照射することで電極接続領域を形成することも可能である。
つぎに、図3(c)のように、光透過性基板22を用意し、その上面に導電性粒子が分散された溶液(インク)等を、反射膜4の形状に塗布し、未焼結の膜121を形成する。溶液および塗布方法は、図3(a)の工程と同様である。
つぎに、図3(d)のように、光透過性基板22に塗布した膜121を構成する溶液を濃縮して、濃縮された膜122を形成する。具体的には、塗布後の未焼結の膜121を形成した光透過性基板22をオーブンなどで加熱し、膜121の溶媒成分を一部蒸発させることで、インクに対して導電性粒子の濃度が高い膜122を形成する。この加熱温度は、溶媒の沸点より低く設定され、加熱による気泡が溶媒中に発生しない程度で、膜122の上面に粘度が残る程度の温度(溶媒によって異なるが60℃以上250℃以下程度)であることが好ましい。膜121の溶媒成分を蒸発させると、インクの濃度が高くなるため、膜122が光透過性基板21に対して接合しやすくなる。
次に図3(e)のように、光透過性基板21の下面と光透過性基板22の上面とで膜122を挟むように、LEDダイ1を搭載した光透過性基板21を膜122の上面に付着させる。
なお、図3(d)の膜121を構成する溶液を濃縮する工程は、図3(e)の膜121を光透過性基板21、22で挟む工程の後に行ってもよいが、膜121の上面を光透過性基板21に付着させる前のほうが、膜121の露出面積が大きいため、溶媒が蒸発させやすく、好ましい。また、インクの濃度が、インクの溶媒を蒸発させずとも反射膜4を光透過性基板21、22に接合できる程度に高い場合、溶媒を蒸発させる工程は、省略できる。
最後に、図3(f)のように、光透過性基板22の下面側から光透過性基板22を透過させて光束12を照射して膜122を焼結する。これにより、反射膜4が形成されるとともに、反射膜4と接する光透過性基板21、22の界面が溶融するため、反射膜4が光透過性基板21、22に直接接合される。具体的には、反射膜4の上面は、光透過性基板21に直接接合され、反射膜4の下面は、光透過性基板22に直接接合される。以上により、発光機能を備えた光透過プレートを製造することができる。
上述の通り、第1の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートの製造方法では、光透過性基板21、22に反射膜4を接着させる接着層を設ける工程が不要なため、接着層が必要な光透過プレートよりも、工数を減らすことができる。さらに接着層が不要なこの方法では、接着層を固着させるために必要な熱や紫外線等と、接着層を構成する材料とが不要なため、コストを削減することができる。
またこの方法では、加熱によりインクに対する導電性粒子の濃度を高くするだけで、従来よりも薄い光透過プレートを提供できるため、薄い光透過プレートの製造が容易である。また、光透過性基板22の下面側にさらに反射膜や光透過性基板を積層させてもよく、複数の光透過性基板が積層された光透過プレートを容易に製造することができる。
なお本例では、光透過性基板22の上面に濃縮された膜122を形成してから反射膜4を形成する例について説明したが、光透過性基板21の下面に膜122を形成してから、光透過性基板21、22の間に膜122を挟み、反射膜4を形成してもよい。
なお、図3(b)の工程において、膜121へ照射する際の光束12の形状は、マスクを通過させることにより配線パターン3の形状に整形してから照射してもよいし、照射スポットが円形や矩形の光束12を走査させて配線パターン3を描いてもよい。また、配線パターン3を光透過性基板21に接合させる方法は、反射膜4を光透過性基板21、22に接合させる方法と同じように、LEDダイ1を搭載した光透過性基板21を加熱して膜121の溶媒を蒸発させた後に焼結することにより実施されてもよい。
なお、インクを光透過性基板21に塗布する方法は、例えば、インクジェット、ディスペンス、フレキソ、グラビア、グラビアオフセット、スクリーン印刷手法などの方法を用いる事が可能である。また、光透過性基板21の上面に膜121を形成する際、膜121の形状は、形成すべき配線パターン3の形状になるように塗布してもよいし、一様な膜であってもよい。一様な膜である場合、配線パターン3以外の領域は、後工程で除去する。
<第2の実施形態>
第2の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートについて、図4(a)、(b)を用いて説明する。第1の実施形態と同じ符号を付したものは、第1の実施形態と同様の構成である。
第2の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートは、光透過性基板22の下面側にもLEDダイ1Bが搭載されている。この場合、光透過性基板22の下面側にも配線パターン3が設けられ、光透過性基板22の下面側の配線パターン3にLEDダイ1Bが接合されている。
なお、光透過性基板21の上面の配線パターン3や光透過性基板22の下面側の配線パターン3は、反射膜としての役割も兼用する構成であってもよい。また、図4(b)のように、第1の光透過性基板21の上面に、複数のLEDダイ1を搭載してもよい。
図4(a)、(b)に示すように、LEDダイ1の下面側から出射された光の一部は、光透過性基板21と配線パターン3との接触面(界面)や、光透過性基板21と反射膜4との界面で反射され、上面方向へと放出される。また、反射膜4は、LEDダイ1Bが上方に発した光を反射し、さらにこの反射光を光透過性基板22の下面側の配線パターン3が反射して、上方に向けて出射する。
このように、反射膜4の配置をLEDダイ1Bの発光方向を上方(光透過性基板21側)に向けるように配置することにより、光透過性基板21の上面側に搭載したLEDダイ1、および、光透過性基板22の下面側に搭載したLEDダイ1の両方が、上方に向けて光を発する光透過プレートを提供できる。
第1の光透過性基板21の上面に、複数のLEDダイ1が搭載されている場合、光透過性基板21の各LEDダイ1が搭載されている領域の下面側の領域にはそれぞれ、反射膜4が配置されていることが好ましい。また図示しないが、光透過性基板22の上面側の、LEDダイ1Bが搭載されている領域(光透過性基板21、22で挟まれる位置)にも、反射膜4が配置されていてもよいし、これらの反射膜4は連結されていてもよい。
反射膜4が連結されている場合、反射膜4が光透過性基板21の下面を覆う面積が大きくなるため、LEDダイ1から下方に向けて出射された光を、反射膜4と配線パターン3により上方に向けて反射できる量が増える。
なお、LEDダイ1Bの発光方向を下方(光透過性基板21とは逆側)に向けることにより、光透過性基板21、22の上方からも下方からも光を発する両面発光の光透過プレートを提供することも可能である。
また、光透過性基板21、22として、フレキシブルな基板を用いた場合、光透過性基板2が曲がると、これに追随して光透過性基板21、22と配線パターン3との接触面も曲がるため、光透過性基板21、22が曲がった状態のときにも、混色性を高める効果を発揮することができる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートについて、図5(a)、(b)を用いて説明する。
第3の実施形態では、光透過性基板21には、LEDダイ1の近傍に、光透過性基板21の厚さ方向に切り欠き11が設けられ、切り欠き11には、反射材料が充填されている。
このように、反射材料が充填された切り欠き11を設けることにより、LEDダイ1から発せられた光の一部が、光透過性基板21に入射した後、光透過性基板21の面内方向に進む場合であっても、これを上方に向けて反射することができる。よって、LEDダイ1の上方への光の取り出し効率を向上させることができるとともに、光透過性基板21を面内方向に光が導波するのを防止することができる。
切り欠き11は、図5(a)に示すように1つ設けられていてもよいし、図5(b)に示すように、2つなど複数設けられていてもよい。また、光透過性基板22に切り欠き11を設け、この切り欠き11に反射材料を充填してもよい。また、切り欠き11は、光透過性基板21の上面に対して傾斜していてもよく、この傾斜角度を制御することにより、光透過性基板21を通って切り欠き11の反射材料に到達した光を反射する方向を制御してもよい。
光透過性基板21の切り欠き11が取り囲む領域の下面は、反射膜4によって覆われていることが望ましい。これにより、切り欠き11に充填された反射材料に反射して光透過性基板21の下面に到達した光を、反射膜4によって上方に反射することができるため、上方への光の取り出し効率がさらに向上する。
切り欠き11は、図6(a)〜(e)のように、LEDダイ1を取り囲むように1以上設けられている。図6(a)、(c)から(e)の例は、配線パターン3を避けるため、切り欠き11は複数に分割されている。
切り欠き11は、光透過性基板21の厚みの途中まで設けられた構成(ハーフカット)であってもよい。切り欠き11が厚みの途中までしかない構造であっても、一部の光を上方に向けて反射することができるため、光の取り出し効率向上の効果は得られる。
切り欠き11は、光透過性基板21の下面側から切り欠いた構造にしてもよい。
切り欠き11に充填する反射材料は、散乱剤を分散させた樹脂等、どのようなものであってもよいが、導電性粒子を焼結した導電材料を用いてもよい。特に、切り欠き11を充填する材料が、配線パターン3を構成する導電性粒子を焼結した導電材料と同じものである場合、配線パターン3を形成する工程と連続してまたは同時に形成することができるため望ましい。
<<第3の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートの製造方法>>
つぎに、第3の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートの製造方法について説明する。ここでは、配線パターン3を、導電性粒子と溶媒や分散剤を含んだインクを電磁波である光を用いて焼結し、図7(a)〜(g)の光透過プレートを製造する例について以下説明する。
まず、図7(a)のように、光透過性基板21を用意し、切り欠き11を2つ形成する。切り欠き11の形成方法としては、例えばルーター、旋盤、レーザー加工、金型での転写、プレス等の加工技術を用いる。レーザー加工の場合、切り欠きの方向や角度、深さ等のサイズ、形状、位置等を調節することが容易にできる。
なお、切り欠き11をレーザー加工により形成する場合、レーザー入射側の切り欠きの径が、レーザー出射側の切り欠きの径よりも大きくなるという特徴がある。そのため、切り欠き11を光透過性基板21の上面に対して傾斜させる際は、この特徴を利用して、切り欠き11の側面を傾斜させることが容易に可能である。
つぎに、図7(b)の工程では、第1の実施形態の図3(a)の工程と同様に、光透過性基板21の上面に導電性粒子が分散されたインクを塗布等し、配線パターン3となる未硬化の膜121を形成するとともに、切り欠き11にもインクを充填し、未硬化の充填部123を形成する。そして、LEDダイ1を膜121上に搭載する。
つぎに、図7(c)の工程では、第1の実施形態の図3(b)の工程と同様に、光束12を膜121に照射して導電性粒子を焼結し、配線パターン3を形成しつつ、配線パターン3とLEDダイ1とを接合するとともに、充填部123にも照射して、導電性粒子を焼結し、反射材料を形成する。光束12の照射は、膜121と充填部123とに対して同時に行ってもよいし、別々に行ってもよい。
図7(d)〜(g)の工程は、図3(c)〜(f)の工程と同じである。
なお、切り欠きを形成する順番は、上述した例に限らず、LEDダイ1を膜121上に搭載した後に形成してもよい。また、切り欠き11は、配線パターン3の形成の前に形成してもよいし、後に形成してもよい。配線パターン3となる未硬化の膜121または反射膜4となる未硬化の膜121の形成前に、切り欠き11を形成してもよい。切り欠き11への導電性粒子分散インクの充填は、配線パターン3となる膜121または反射膜4となる膜121の形成と同時に行ってもよいし、別々に行ってもよい。配線パターン3となる膜121、反射膜4となる膜121、および切り欠き11内の導電性粒子分散インクの焼結は、それぞれ個別に行うことももちろん可能であるし、光が一括に照射出来る構造を取ることにより、同時に光を照射して一括で焼結することも可能である。また、切り欠き11内で焼結された導電性粒子分散インクは、導電性を有するためビアとしても利用することができる。
図7の製造工程では、配線パターン3と切り欠き11の反射材料とを同時に焼結可能であるため、製造工程を図3の製造工程から大幅に増加させることなく、反射材料を充填した切り欠き11を備えた光透過プレートを製造できる。
<第4の実施形態>
第4の実施形態の発光機能を備えた光透過プレートについて、図8(a)〜(c)を用いて説明する。
図8(a)に示すように、第4の実施形態では、光透過性基板21の厚さも、光透過性基板22の厚さも一様ではない。具体的には、光透過性基板21は、両端部の厚みが異なるように、上面に対して下面が傾斜した部材であり、光透過性基板22は、両端部の厚みが異なるように、下面に対して上面が傾斜した部材である。光透過性基板21の薄い端部と光透過性基板22の厚い端部とが対向し、かつ光透過性基板21の厚い端部と光透過性基板22の薄い端部とが対向するように配置されている。
光透過性基板21と光透過性基板22の間には、複数の反射膜が配置されていて、第1の反射膜41は、光透過性基板21の薄い端部と光透過性基板22の厚い端部との近傍により挟まれ、第2の反射膜42は、光透過性基板21の厚い端部と光透過性基板22の薄い端部との近傍で挟まれている。なお、図8(b)に示すように、反射膜4は光透過性基板21のLEDダイ1が搭載されている領域の下面側に配置されていてもよいし、図8(a)に示した第1の反射膜41と第2の反射膜42との他に、反射膜4が、光透過性基板21のLEDダイ1が搭載されている領域の下面側に配置されていてもよいし、これら光透過性基板21、22で挟まれている反射膜は、連結されていてもよい。
図8(c)に示す光透過性プレートは、第4の実施形態の光透過性プレートの変形例であって、下面が傾斜した光透過性基板21と上面が傾斜した光透過性基板22の間に、厚さの一様な光透過性基板23が配置されている。さらにこの光透過性プレートでは、光透過性基板21の下面と光透過性基板23の上面との間に反射膜4が配置され、光透過性基板23の下面と光透過性基板22の上面との間にも反射膜4が配置されている。
このように、上面や下面が傾斜している光透過性基板を組み合わせて配置することにより、反射膜4の上面が、LEDダイ1の下面に対して傾斜して配置される。そのため、第4の実施形態の光透過プレートは、厚さが一様な光透過性基板21、22を用いた光透過プレートとは、反射膜4による光の反射方向が異なる。このように、光透過性基板の上面や下面の傾斜を変えることにより、LEDダイ1の下面側から出射されて反射膜4で反射される光の反射方向を制御することができる。
また、図8(a)、(c)に示すように、反射膜4が光透過性基板21のLEDダイ1が搭載されている領域の下面側に配置されていない場合、光透過性基板21と光透過性基板22の間、光透過性基板21と光透過性基板23の間および光透過性基板23と光透過性基板22の間には、それぞれ空気層が存在するため、光透過性基板21、22、23と空気との屈折率の差により、光透過性基板21の傾斜した下面、光透過性基板23の上面、光透過性基板23の下面、光透過性基板22の傾斜した上面、光透過性基板22の下面において、LEDダイ1から出射された光の一部は反射され、残りの光は屈折して透過する。これにより、反射位置が横方向にずれた複数の反射面から上方にそれぞれ光が反射されるため、1つのLEDダイ1による光を多重光源から発せられた光のように見せることができる。
<<各部材の材料>>
続いて、上述した各光透過プレートに用いられる各部材の材料について説明する。
LEDダイ1としては、所望の波長の光を発するものを用いる。パッケージ化されていないLEDダイ1は、一般的には数mm角程度以下と微小であるため、光透過性基板21上に実装することにより、薄く、かつ、発光機能を備えた光透過プレートを提供できる。このとき、光透過性基板21、22として樹脂製のフィルムを用いた場合には、さらに薄く、かつ、柔軟な光透過プレート(フィルム)を提供できる。
光透過性基板21と光透過性基板22の厚さや材料は同じであってもよいし、図9(a)、(b)に示すように、異なっていてもよい。光透過性基板21、22の材料として、それぞれ異なる有機材料を用いたり、異なる有機材料を組み合わせたりすることで、各光透過性基板の用途を、実装用、補強用などという様に、区別することができる。
光透過性基板21、22としては、例えば1μm以上の基板や薄いフィルムを用いることができる。光透過性基板21、22の材質としては、例えば、ガラス、PS(ポリスチレン)、PP(ポリプロピレン)、PC(ポリカーボネート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、ポリイミド、アクリル、エポキシ、シリコーンなどの有機成分を主体とした物などを用いることができる。光透過性基板として、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等を使用した場合、これらの材料はシリコーン等よりも疎水基が少ないため、配線パターン3や反射膜4に対する接合性が高くなる。
なお、光透過性基板21、22は、樹脂に限られるものではなく、セラミックやガラス等の無機材料で構成された基板であってもよい。光透過性基板21、22は、導電性粒子の焼結の加熱方法として光を用いる場合には、その波長の光を透過するものを用いるが、光を用いずに加熱する場合には、透明でなくてもよい。
光透過性基板21、22は、例えば、溶融押出成形法、溶液流延法、カレンダー法等の公知の方法で形成することができる。光透過性基板21、22と配線パターン3や反射膜4を構成する導電材料との密着性を向上させるために、光透過性基板21、22に表面処理を施してもよい。例えば、プラズマ処理、UV(紫外線)処理、カップリング剤を塗布等する処理を行う。
配線パターン3の大きさは、一例としては、幅1μm以上、厚み0.01μm〜50μm程度に形成する。また、配線パターン3の電気抵抗率は、10−4Ω・cm以下であることが望ましく、特に、10−6Ω・cmオーダーの低抵抗であることが望ましい。
なお、配線パターン3の一部を、導電性粒子を焼結した導電材料以外の材料で形成してもよい。例えば、光透過性基板21の上面に銅箔等の金属物質を貼り付けた後にエッチング法等で所望の配線形状にし、必要に応じてめっき付けした配線パターン3を形成してもよい。
配線パターン3、反射膜4の形成に用いる導電性粒子は、例えば、Au、Ag、Cu、Pd、ITO、Ni、Pt、Feなどの導電性金属および導電性金属酸化物のうちの1つ以上を用いることができる。電磁波による焼結では効率的に行うため、導電性粒子を含むインクの電磁波吸収特性を高める事が望ましく、導電性粒子の一部または全部がナノサイズ形状となっていることが望ましい。含まれる粒子サイズは一例として10〜150nmである。
なお、反射膜4を構成する導電性粒子を焼結した導電材料は、配線パターン3を構成する導電性粒子を焼結した導電材料と同じものであってもよい。また、光透過性基板21の下面側に配置された複数の反射膜4には、それぞれ同じ導電性粒子を焼結した導電材料を使用してもよいし、異なる導電材料を使用してもよい。配線パターン3や反射膜4に用いる導電性粒子の種類や量を変えることにより、様々な反射特性を有する光透過プレートを提供できる。
配線パターン3および反射膜4を形成する工程で用いる導電性微粒子を含むインクについてさらに説明する。このインクは、1μm以下のナノサイズ導電性粒子が分散された溶液である。導電性粒子は、例えば、Au、Ag、Cu、Pd、ITO、Ni、Pt、Feなどの導電性金属および導電性金属酸化物のうちの1つ以上を用いることができる。導電性粒子の粒子径は、1μm未満のナノ粒子のみであってもよいし、1μm未満のナノ粒子と1μm以上のマイクロ粒子とが混合されていてもよい。溶液の溶媒は、アルコールやグリコール等の有機溶媒や、水を用いることが好ましいが、エポキシやシリコーン、ウレタン樹脂に含有させても良い。溶媒には、分散性を向上させる添加剤(ポリビニルピロリドン等のポリマー成分やアミン等)を添加し、また固着力を向上させるために樹脂成分(エポキシやシリコーン、ウレタンなど)を添加しても良い。
特に、反射膜4を形成するインクにポリビニルピロリドンが含有されていると、反射膜4が光透過性基板21、22に接合しやすくなるため、好ましい。
上述のように、配線パターン3を導電性粒子を焼結した導電材料により構成し、LEDダイ1も導電性粒子を焼結した導電材料によって配線パターン3に接合することにより、線幅の細い配線パターン3、ならびに、LEDダイ1と配線パターン3との微小な接合部を形成できる。よって、光透過性基板21、22が樹脂であっても、加熱により透明性を損なうことなく、また、光透過性基板を変形させずにLEDダイ1を光透過性基板21上に実装することができる。
また、本実施形態では、反射膜4も導電性粒子を焼結した導電材料により構成されているため、光透過性基板21、22の透明性を損なうことなく形成することができる。
<<焼結について>>
なお、配線パターン3や反射膜4を構成する導電性粒子の焼結として、光束12を膜121、122に照射する電磁波焼結の例について説明したが、焼結の方法は上述した例に限らない。例えば、膜121、122を形成した光透過性基板21、22を加熱することにより、焼結を行ってもよい。電磁波焼結は、基板の加熱による焼結よりも短時間で焼結する部位を高温にできるため、膜121、122が付着している光透過性基板21、22の界面を溶融させやすくすることができる。よって、電磁波焼結は、基板の加熱による焼結よりも光透過性基板21、22と反射膜4との接合力を高くすることができる。
なお、配線パターン3に使用する導電性粒子含有インク材料が吸収する波長であって、かつ、光透過性基板21、22が透過する波長の電磁波を用いることにより、配線パターン3を形成する際に電磁波を集束させることなく照射して微細な配線パターン3を形成することも可能である。
また、電磁波焼結等により、配線パターン3が光透過性基板21に直接固着するように配線パターン3を形成することにより、配線パターン3は、LEDダイ1の発光時の発熱を熱伝導して効率よく光透過性基板21に伝導することができる。これにより、LEDダイ1の放熱性能を高めることができる。
特に、図3(b)の工程のように配線パターン3を形成する際、光透過性基板21の膜121が形成されていない側の面から光束12を照射することにより、光透過性基板21と配線パターン3の界面の固着強度を高めることができる。
図3(b)、図3(f)の焼結工程において、光束12を光透過性基板21、22の膜121、122が設けられている側の面から照射することももちろん可能である。この場合、LEDダイ1を搭載する電極の接続部分には電磁波焼結を使用できないが、他の配線パターン3は焼結できるため、電極接続部と配線パターン形成の工程をパラレルに実施することも可能である。
また、配線パターン3と反射膜4が同時に焼結出来る様に、両者に光が照射される構造を取ることも可能である。さらに、光透過性基板全体にフラッシュ光などを照射し、膜121、122を焼結させることもできる。
図3(b)、(f)の工程では、形成される配線パターン3および反射膜4が多孔質(ポーラス)となるように形成することが望ましい。すなわち、隣接する導電性粒子同士は、全体が完全に溶融して混ざりあうのではなく、接触する界面で焼結され、焼結後の導電性粒子間の少なくとも一部に空孔を形成するような温度で電磁波焼結することが望ましい。膜121、122をレーザー光の光束12で焼結するときに、膜121、122が適切な温度になるように、光束12の照射強度を調節することで、多孔質の配線パターン3を形成できる。具体例としては、光透過性基板21として、延伸されたポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(融点250℃程度、耐熱温度150℃程度)を用い、光透過性基板21の形状が維持されるようにレーザー光の光束12の強度を調整して膜121に照射し、膜121の導電性粒子を焼結した場合、多孔質の配線パターン3を形成することができる。
配線パターン3が多孔質である場合には、上述したように、配線パターン3自体が追随性(可撓性)を有するため、フレキシブルな光透過性基板21を変形させた場合にも、それに伴って配線パターン3が追随するため、配線パターン3が光透過性基板21からはがれにくく、ひび割れ等も生じにくい。よって、断線の生じにくい、フレキシブルな基板2を提供することができる。
LEDダイ1は、電磁波焼結により配線パターンに接合されていることが望ましい。なお、配線パターン3の形成時に、同時にLEDダイ1を配線パターン3に接合してもよいし、配線パターン3の形成後に、導電性粒子を含有する物質を配線パターン3の上に塗布等し、さらにLEDダイ1を搭載した後、電磁波焼結によりLEDダイ1と配線パターン3とを接合しても良い。
LEDダイ1と配線パターン3との接合を電磁波焼結により行うことにより、光透過性基板21が湾曲し、歪応力が加わっても、接合部に破断や剥離を生じにくく、耐久性を高めることができる。
ここで、光束12が照射された導電性粒子が焼結されるメカニズムについて説明する。膜121、122のうち、光束12が照射された領域は、導電性粒子が光のエネルギーを吸収して温度が上昇する。これにより、導電性粒子は、その粒子を構成する材料のバルクの融点よりも低い温度で溶融するとともに、導電性粒子の温度上昇に伴い、溶融した導電性ナノ粒子は、隣接する粒子と直接融合する。これにより、導電性粒子同士が焼結され、光透過性基板21の上面に導電性の配線パターン3が形成され、光透過性基板21、22の間に反射膜4が形成される。このとき、配線パターン3と反射膜4に接する光透過性基板21、22の界面も溶融するため、溶融した導電性粒子は、光透過性基板21、22に固着する。
配線パターン3や反射膜4を構成する導電性粒子の焼結には、例えば、電磁波を照射することによる加熱焼結を用いる。具体的には、電磁波としては、紫外光、可視光、赤外光、マイクロ波の波長域のものを含むものを用いることができ、さらに、フラッシュランプの様な光のパルス波、レーザー光の様な連続波ももちいることができる。例えば導電性粒子として、Ag、Cu、Au、Pdなどを用いた場合、400〜600nm程度の可視光を用いることができる。
電磁波焼結の場合、必要に応じて電磁波を集束して、光透過性基板21上の配線パターン3を形成すべき箇所に配置した導電性粒子に照射する。これにより、配線パターン3の形成時の加熱領域が、集束された電磁波のスポット径程度と極めて局所的になり、局所的な熱を周囲の光透過性基板21に熱伝導させ、空気中に放熱することができる。
また、電磁波焼結では、必要に応じて熱による焼結と組み合わせることで配線の幅に対する厚さの比(アスペクト比)が大きく、電気的に低抵抗な、微細な配線パターン3を形成することができるため、配線パターン3が光透過性基板21を覆う面積を小さくすることが出来る。配線パターン3が外光やLEDダイ1からの光を遮蔽する面積を小さくすることができ、光透過性基板21の透明性を維持することができる。これにより、配線パターン3が光透過性基板21を覆う面積を小さくすることができるとともに、電気的に低抵抗にできる。例えば、配線パターン3の幅に対する厚みの比率は、厚み/幅=1/100以上であることが望ましく、厚み/幅=5/100以上であるとより望ましく、厚み/幅=10/100以上である場合には特に望ましい。また、配線パターン3に大電流を供給する場合は、厚み/幅=20/100以上であることが望ましい。配線パターン3の厚さが幅より大きい場合は、さらに望ましい。
<<バリエーション>>
続いて、上述した各光透過プレートに適用可能な、種々の構成について説明する。
上述した各光透過プレートに配置されたLEDダイ1は、例えば導電性粒子を焼結した導電材料によって配線パターン3に接合されていて、図10(a)に示すように、光透過性基板21の上面に抵抗、コンデンサ、IC等の電源や電子部品90(以下、電子部品等90という)を搭載し、搭載された電子部品等90に対して、配線パターン3を介して電気的に接続されていてもよい。また、図10(b)に示すように、複数のLEDダイ1は、光透過性基板21の上面側に配置されていてもよい。さらに、電子部品等90は、LEDダイ1とは別の基板に配置されていてもよい。
また、図示しないが、光透過性基板22の下面側に、反射膜4の厚さをさらに薄くした膜(0.001μm以上50μm以下)を配置することにより、ハーフミラー特性を有した膜を設けてもよい。さらに、カラーフィルタを光透過性基板21、22の少なくとも一部に配置してもよい。ハーフミラーやカラーフィルタの配置を変更することにより、反射特性、透過特性の異なる光透過プレートを提供できる。
さらに、図示しないが、光透過性基板21の上面、LEDダイ1の周囲、反射膜4の周囲、光透過性基板21と光透過性基板22との間などに、LEDダイ1や反射膜4を埋め込むような光透過膜が配置されていてもよい。LEDダイ1と光透過膜の屈折率差は、LEDダイ1と空気との屈折率差よりも小さいため、光透過膜を配置することにより、LEDダイ1の光取り出し効率をさらに向上させることができる。光透過膜を光透過性基板21と光透過性基板22により挟まれた反射膜4の周囲に配置することにより、反射膜4の耐腐食性をさらに向上させることができる。また、バリア性を有する光透過膜を用いることにより、光透過膜で覆われたLEDダイ1、配線パターン3、反射膜4等の部材の耐腐食性を向上させることができる。
光透過膜を設ける場合には、未硬化の樹脂を所望の箇所にスプレーコーティング、ディップコーティング、ウェットコーティング等の方法で塗布し、硬化させる。あるいは、予めフィルム状に成型したものを、例えばラミネート法、ヒートシール等の方法で接合してもよいし、自己粘着性のものをその粘着性を利用して接合してもよい。
具体的には、例えば、未硬化の光透過膜の材料を所望の方法でLEDダイ1の周囲などに充填してから熱やUVなど所望の方法で硬化させる方法を用いることができる。また、光透過性基板21の上面側に他の光透過性基板を配置してこれらの光透過性基板でLEDダイ1を挟み、これらの光透過性基板の間隙に光透過膜を配置する場合や、光透過性基板21と光透過性基板22との間に光透過膜を配置する場合などは、2枚の光透過性基板の間隙に毛細管現象や真空注入技術により樹脂を充填させた後、所望の方法で硬化させることも可能である。
光透過膜の材質としては、例えば、ガラス、シリコーン、エポキシ、PS(ポリスチレン)、PP(ポリプロピレン)、PC(ポリカーボネート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、ポリイミド、ウレタン、フッ素等の光透過性の樹脂材料を用いることができる。特に、バリア性を有する材質であることが望ましく、例えば、EVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)、エポキシ、シリコーン、アクリル等を用いることが好ましい。
さらに、図示しないが、LEDダイ1の周囲に光透過膜を配置し、LEDダイ1の上方の光透過膜の上面にレンズやフレネルレンズを配置してもよい。これにより、光透過膜からの光取り出し効率を向上させたり、配向性や指向性等の光学特性のコントロールを行ったりすることができる。フレネルレンズを用いた場合には、レンズを用いた場合と比べ、薄型化が可能となる。レンズやフレネルレンズを光透過膜の上面に形成する方法としては、例えば、切削加工法や、金型等により転写法の他、別途成形しておいたレンズを接合する方法等を用いることができる。また、レンズやフレネルレンズは、光透過膜と一体の構造にすることもできる。
このような位置にレンズやフレネルレンズを配置する場合、予め別体として成形しておいたレンズおよびフレネルレンズを光透過膜の上に搭載してもよいし、光透過膜をレンズやフレネルレンズの形状に成形することにより、光透過膜と一体にレンズ7やフレネルレンズを形成することもできる。レンズやフレネルレンズを別体として成形する場合、その材質は、光透過膜の材質と同様の樹脂材料を用いることができる。
また、光透過性基板21の上面を、LEDダイ1を埋め込むように光透過膜で覆った場合、光透過膜のLEDダイ1の近傍に、光透過膜の厚さ方向に第2の切り欠きを設け、第2の切り欠きにも、反射材料を充填してもよい。第2の切り欠きは、光透過膜の厚み方向の全体に設けてもよいし、ハーフカットでもよい。
第2の切り欠きに反射材料を充填することにより、光透過膜を横方向に進む光を、反射材料が充填された第2の切り欠きによって反射して、上方に向けて出射させることができるため、上方からの光の取り出し効率をさらに高めることができる。
切り欠き11と第2の切り欠きは連続するように形成してもよいし、不連続に形成してもよい。
また、光透過性基板21には切り欠き11を設けず、光透過膜のみに切り欠きを設けてもよい。光透過膜の切り欠きは、LEDダイ1を取り囲むように連続して設けてよいし、配線パターン3を避けて複数に分割して設けてもよい。
上述してきた第1ないし第4の実施形態の光透過プレートは、透明状態と発光状態とを切り替え可能であるため、例えば、自動車のフロントガラスやリアガラス等に用いることにより、通常の状態では透明であり、必要に応じて、発光させて表示や照明を行うことができる。よって、フロントガラスに表示を行うヘッドアップディスプレイや、緊急時に後続車両にリアガラス上で所定の表示を行う構造を実現できる。
また、これら以外にも、照明機器(点発光/面発光照明、フレキシブル照明、自動車用照明(インテリア、エクステリア)など)、表示機器(シースルーディスプレイ、ウェアラブルディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ、液晶のバックライトなど)、演出機器(遊技機器(パチンコ)用の演出照明・表示など)、一般民生家電、通信機器、OA機器等に好適に用いることができる。
1、1B…LEDダイ、3…配線パターン、4…反射層、11…切り欠き、21、22…光透過性基板

Claims (15)

  1. 第1の光透過性基板と、
    前記第1の光透過性基板の上面に設けられた配線パターンと、
    前記配線パターンに接合されたLEDダイと、
    前記第1の光透過性基板の前記LEDダイが搭載されている面とは反対側に配置されている第2の光透過性基板と、
    前記第1の光透過性基板と前記第2の光透過性基板とに挟まれる位置に配置された反射膜とを有し、
    前記配線パターンの少なくとも一部と、前記反射膜の少なくとも一部は、いずれも導電性粒子を焼結した導電材料により構成されており、
    前記反射膜は、上面が前記第1の光透過性基板に、下面が前記第2の光透過性基板にそれぞれ直接接合され、前記第2の光透過性基板を前記第1の光透過性基板に固定していることを特徴とする発光機能を備えた光透過プレート。
  2. 請求項1に記載の発光機能を備えた光透過プレートであって、前記反射膜は、前記第1の光透過性基板の前記LEDダイが搭載されている領域の下面側の領域に配置され、前記LEDダイから出射された光の一部を上方へ反射することを特徴とする発光機能を備えた光透過プレート。
  3. 請求項1または2に記載の発光機能を備えた光透過プレートであって、前記第1および第2の光透過性基板は、両端部の厚みが異なるように上面および下面のうち一方の面に対して他方の面が傾斜した部材であり、前記第1の光透過性基板の薄い端部と前記第2の光透過性基板の厚い端部とが対向し、かつ前記第1の光透過性基板の厚い端部と前記第2の光透過性基板の薄い端部とが対向するように配置されていることを特徴とする発光機能を備えた光透過プレート。
  4. 請求項3に記載の発光機能を備えた光透過プレートであって、前記第1の光透過性基板と前記第2の光透過性基板の間には、第1および第2の反射膜が配置されており、前記第1の反射膜は、前記第1の光透過性基板の薄い端部と前記第2の光透過性基板の厚い端部との間の近傍に挟まれ、前記第2の反射膜は、前記第1の光透過性基板の厚い端部と前記第2の光透過性基板の薄い端部との間の近傍に挟まれていることを特徴とする発光機能を備えた光透過プレート。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の発光機能を備えた光透過プレートであって、前記第2の光透過性基板の下面側には、第3の反射膜がさらに配置されており、前記第3の反射膜は、少なくとも一部が導電性粒子を焼結した導電材料により構成されていることを特徴とする発光機能を備えた光透過プレート。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の発光機能を備えた光透過プレートであって、前記第3の反射膜は、配線パターンを兼用していることを特徴とする発光機能を備えた光透過プレート。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の発光機能を備えた光透過プレートであって、前記LEDダイは2つ以上搭載されており、かつ、前記2つ以上のLEDダイは、発光波長が異なる2種類以上のLEDダイを含んでいることを特徴とする発光機能を備えた光透過プレート。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の発光機能を備えた光透過プレートであって、前記第1の光透過性基板には、前記LEDダイの近傍に厚さ方向に切り欠きが設けられ、前記切り欠きには、反射材料が充填されていることを特徴とする発光機能を備えた光透過プレート。
  9. 請求項8に記載の発光機能を備えた光透過プレートであって、前記反射材料は、導電性粒子を焼結した導電材料であることを特徴とする発光機能を備えた光透過プレート。
  10. 請求項8に記載の発光機能を備えた光透過プレートであって、前記反射材料は、前記配線パターンを構成する導電性粒子を焼結した導電材料と同じものであることを特徴とする発光機能を備えた光透過プレート。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の発光機能を備えた光透過プレートであって、前記第1の光透過性基板は、前記第2の光透過性基板と異なる材料で構成されていることを特徴とする発光機能を備えた光透過プレート。
  12. 導電性粒子が分散された溶液を第1の光透過性基板の上面に塗布して膜を形成する工程と、
    前記膜の導電性粒子を焼結する工程と、
    導電性粒子が分散された溶液を第2の光透過性基板の上面に塗布して膜を形成する工程と、
    前記第1の光透過性基板の下面と前記第2の光透過性基板の上面とで前記第2の光透過性基板の上面に塗布された膜を挟むように、前記第1の光透過性基板を前記膜の上面に付着させる工程と、
    前記膜を焼結する工程とを行うことを特徴とする光透過プレートの製造方法。
  13. 請求項12に記載の光透過プレートの製造方法であって、
    前記第2の光透過性基板の上面に膜を形成する工程は、
    前記第2の光透過性基板に塗布した膜を構成する前記溶液を濃縮して、濃縮された膜を形成する工程を含むことを特徴とする光透過プレートの製造方法。
  14. 請求項13に記載の光透過プレートの製造方法であって、
    前記濃縮された膜を形成する工程は、前記導電性粒子が分散された溶液が塗布された前記第2の光透過性基板を加熱する工程であり、当該第2の光透過性基板を加熱する温度は、前記溶液に含まれる溶媒の沸点より低い温度であることを特徴とする光透過プレートの製造方法。
  15. 請求項14に記載の光透過プレートの製造方法であって、
    前記第2の光透過性基板を加熱する温度は、さらに加熱による気泡が前記溶媒中に発生しない温度であることを特徴とする光透過プレートの製造方法。
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