JP7037278B2 - 表示デバイス - Google Patents

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本発明は、視覚を通じた表示を行う表示デバイスに関する。
視覚を通じた表示を行う表示体として、道路等の標識や、自動車等のナンバープレート、液晶表示パネルなどが広く用いられている。これらの表示体は、見るものの視認性を高めるための工夫が施されている。例えば、液晶表示パネルであればその構造や表示内容を工夫することで視認性を高め、道路標識は、夜間にライトによって全体を照明することにより視認性を高める構造が採用されている。具体的には、特許文献1には、液晶表示パネルの周端面を傾斜させることによりガラス基板の端部が光って見えることを防止し、表示品位の低下を防止する構造が提案されている。また、特許文献2には、道路標識の上部に照明装置を取り付け表示面全体に光を照射するとともに、災害発生時には標識への照射輝度を増加させる標識照明装置が開示されている。
特開2013-068895号公報 特開2016-196773号公報
しかしながら、液晶表示パネルは、一つ一つのピクセルの光強度が小さいため、視認性を高めるために表示内容を工夫しても、逆光時の視認性の低下は避け難い。また、道路標識は、通常、夜間に標識全体を照明しているが、光の反射や散乱のためにぼんやりとした表示になり、視認性を高めることは難しい。
本発明の目的は、見るものの視線をひきつけることにより、表示内容の視認性を高めることにある。
上記目的を達成するために、本発明の表示デバイスは、視覚を通じた表示を行う表示体と、表示体に対向するように配置された光透過性基材層と、光透過性基材層に搭載された複数のLEDダイと、光透過性基材層の表面に設けられ、LEDダイに接合された配線パターンとを有する。光透過性基材層は、重ねて配置された複数層からなり、複数層それぞれにLEDダイが搭載されるとともに、配線パターンが設けられている。配線パターンは、導電性粒子を電磁波によって焼結したものであり、LEDダイは、電磁波焼結により配線パターンに接合されている。
本発明の表示デバイスは、見るものの視線をひきつけることにより、表示内容の視認性を高めることができる。
第1の実施形態の表示デバイスの正面図であり、(a)は消灯時、(b)は点灯時を示す。 図1のA-A’断面図。 第1の実施形態の表示デバイスのLEDダイの搭載面を変更した例の断面図。 第1の実施形態の表示デバイスのLEDダイの別の配置例を示す断面図。 (a)および(b)第1の実施形態の表示デバイスのLEDダイの別の配置例を示す断面図。 (a)および(b)第1の実施形態の表示デバイスのLEDダイの別の配置例を示す断面図。 (a)および(b)第1の実施形態の表示デバイスの複数の層間を中間層で封止した例を示す断面図。 (a)~(d)第1の実施形態の表示デバイスの配線パターンの製造工程を示す断面図。 第1の実施形態の配線パターンの空孔を示す断面図。 第2の実施形態の表示デバイスの正面図であり、(a)は消灯時、(b)は点灯時を示す。 図10のB-B’断面図。 (a)~(c)第2の実施形態のLEDダイと配線パターンの回路図。 図10のLEDダイの配置を面内方向にずらした場合のB-B’断面図。 第3の実施形態の表示デバイスの断面図。
本発明の一実施形態の表示デバイスについて図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
第1の実施形態の表示デバイスは、図1(a)、(b)に正面図を、図2に断面図を示したように、視覚を通じた表示を行う表示体5と、表示体5に対向するように配置された光透過性基材層1と、光透過性基材層1に搭載された複数のLEDダイ3と、光透過性基材層1の表面に設けられ、LEDダイ3に接合された配線パターン2とを備えて構成される。光透過性基材層1は、重ねて配置された複数層1a,1b,1cからなり、複数層1a,1b,1cのそれぞれにLEDダイ3(3a,3b,3c)が搭載されるとともに、配線パターン2(2a,2b,2c)が設けられている。配線パターン2は、導電性粒子を電磁波によって焼結したものである。LEDダイ3は、電磁波焼結により配線パターン2に接合されている。なお、ここでいう電磁波とは、紫外光、可視光、赤外光、マイクロ波の波長域のものを含む。
このように、配線パターン2(2a,2b,2c)を電磁波焼結した導電性粒子によって構成し、LEDダイ3(3a,3b,3c)を電磁波焼結により配線パターン2(2a,2b,2c)に接合することにより、配線パターン2(2a,2b,2c)の形成時、ならびに、LEDダイ3(3a,3b,3c)の接合時には、電磁波を集束して配線パターン形成箇所および接合箇所に照射すればよく、光透過性基材層1(1a,1b,1c)の全面に熱を印加する必要が無い。このため、配線パターン2(2a,2b,2c)の形成時および接合時の加熱領域が、集束された電磁波のスポット径程度と極めて局所的になる。局所的な熱は、周囲の光透過性基材層1に熱伝導させ、空気中に放熱することができる。よって、光透過性基材層1(1a,1b,1c)の温度上昇を抑制しつつ、配線の幅に対する厚さの比(アスペクト比)の大きな配線パターン2を形成することができるため、配線パターンが表示体5を覆う面積が小さく、かつ、電気的に低抵抗の配線パターン2(2a,2b,2c)を、光透過性基材層1(1a,1b,1c)にダメージを与えることなく形成することができる。また、光透過性基材層1(1a,1b,1c)の配線パターン2(2a,2b,2c)に直接、LEDダイ3(3a,3b,3c)を接合することができる。
また、配線パターン2部に使用するインク材料が吸収可能な電磁波の波長を選択し、かつ、光透過性基材層1は、その波長の電磁波を透過する特性のものを用いて電磁波を吸収しにくくすることで、配線パターン2(2a,2b,2c)を形成する際に電磁波を集束させることなく照射し、光透過性基材層1全体に熱を印加せず、配線パターン2(2a,2b,2c)の部分のみ加熱することも可能である。
このように、本実施形態では、光透過性基材層1(1a,1b,1c)の全面を加熱する必要がないため、光透過性基材層1(1a,1b,1c)の光透過性を損なうことなく、配線パターン2(2a,2b,2c)を形成できるとともに、LEDダイ3(3a,3b,3c)を直接、光透過性基材層1の配線パターン2(2a,2b,2c)にそれぞれ接合することができる。よって、本実施形態の光透過性基材層1(1a,1b,1c)は、光透過性が高く、LEDダイ3を点灯させた場合には、その部分からLEDダイ3(3a,3b,3c)の発する光を出射することができ、見るものの視線を、LEDダイ3の発する光の明るさと色により引き付けることができる。このような光透過性基材層1を表示体5に対向配置することにより、LEDダイ3が配置されている位置の表示体5の表示内容5aの視認性を高めることができるとともに、見るものの視線を、LEDダイ3が配置されている位置の表示体5の表示内容5aに誘導することができる。
しかも、本実施形態においては、重ねて配置された光透過性基材層1の複数層1a,1b,1cにそれぞれLEDダイ3a,3b,3cを搭載しているため、見るものが表示体5を正面(法線方向)から見た場合には、光透過性基材層1の各層1a,1b,1cのLEDダイ3a,3b,3cが平面的に見え、見るものが光透過性基材層1を表示体5を斜め方向から見た場合には、表示体5が見えにくくなるが、各層1a,1b,1cのLEDダイ3a,3b,3cが厚み方向に異なる位置で発光しているのが見えることにより、立体的に見える。これにより、表示体5が見えにくくなる斜め方向から見た場合であっても、見るものの視線をひきつけることができ、表示体5の表示内容5aに誘導することにより視認性を高めることができる。
図1の表示体5は、例えば、標識やナンバープレートや地図のように表示内容5aを固定的に表示する構成である。複数のLEDダイ3a,3b,3cは、表示体5の表示内容5aに対応する位置に配置されている。具体的には、図1(a)、図2の例では、LEDダイ3a,3b,3cは、表示内容5aの輪郭に沿って間隔をあけて配置され、かつ、面内方向において互いに重ならないように配置されている。このようにLEDダイ3a,3b,3cを配置することにより、LEDダイ3a,3b,3cの点灯時には、図1(b)に示すように固定的な表示内容5aの輪郭に沿って輝度が大きくなり輪郭を強調することができる。また、見るものが斜めから見た場合には、LEDダイ3a,3b,3cの位置が厚み方向に異なることで立体的に見えることにより、視線をひきつけ、表示内容5aを見るように注意を引くことができる。また、LEDダイ3の発光波長を選択することにより所望の発光色により表示内容5aの輪郭を強調することができる。
複数の層1a,1b,1cのそれぞれに搭載されたLEDダイ3a,3b,3cは、層ごとに発光色を異ならせてもよい。
複数層1a,1b,1cそれぞれに設けられた配線パターン2a、2b、2cは、表示体5を正面から見たときに重なり合うように配置されていることが望ましい。これにより、配線パターン2a,2b,2cが表示体5を覆い隠す面積を小さくすることができるためである。
また、本実施形態では、光透過性基材層1(1a,1b,1c)上の配線パターン2(2a,2b,2c)にLEDダイ3(3a,3b,3c)を直接接合することができるため、LEDダイ3を予めサブマウント基板等に実装してパッケージ化したLEDパッケージを光透過性基材層1に搭載する場合と比較して、表示体5をLEDパッケージが覆い隠す面積を削減でき、また、薄型にすることができる。よって、LEDダイ3が、表示体5を覆い隠す面積を最小にすることができ、消灯時の表示内容5aの視認性の低下を防ぐことができる。
また、配線パターン2(2a,2b,2c)は、幅よりも厚さの方が大きいことが望ましい。これにより、配線パターン2が表示体5を覆う面積を小さくすることができるとともに、電気的に低抵抗にできる。
なお、図2の構成において、LEDダイ3a,3b,3cの発光面は、それぞれが搭載されている光透過性基材層1a,1b,1cの側に向けられていてもよいし、表示体5側に向けられていてもよい。LEDダイ3a,3b,3cの発光面が、光透過性基材層1a,1b,1c側に向けられている場合には、LEDダイ3a,3b,3cから発せられた光は、光透過性基材層1a,1b,1cを通って出射される。LEDダイ3a,3b,3cの発光面が表示体5側に向けられている場合には、LEDダイ3a,3b,3cから発せられた光は、表示体5の表面で反射され、光透過性基材層1a,1b,1cを通って出射される。
なお、LEDダイ3a,3b,3cは、図2のように、光透過性基材層1a,1b,1cの表示体5側の表面に搭載される構成に限られるものではなく、図3のように、光透過性基材層1a,1b,1cの外部側(表示体5とは逆側)の表面に配置してもよい。この場合も、LEDダイ3a,3b,3cの発光面は、光透過性基材層1側に向けられていてもよいし、表示体5側に向けられていてもよい。また、LEDダイ3を保護するために、光透過性基材層1のLEDダイ3の上に、保護層を配置することも可能である。
また、本実施形態では、LEDダイ3と配線パターンとの接合を、電磁波焼結により行っているため、光透過性基材層1が湾曲した場合の歪応力が加わっても接合部が破断や剥離を生じにくく、耐久性を高めることができる。
また、配線パターン2がLEDダイ3の発光時の発熱を熱伝導して効率よく光透過性基材層1に伝導することができるため、LEDダイ2の放熱性能を高めることができる。
なお、図2、図3では、すべての配線パターン2a,2b,2cを、光透過性基材層1a,1b,1cのLEDダイ3a,3b,3cの搭載面に形成した例を示しているが、配線パターン2a,2b,2cの一部は、光透過性基材層1の逆側に面に配置してもよい。
また、上述した図2の構成では、各層1a,1b、1cに配置されたLEDダイ3a,3b,3cは、面内方向で互いに重ならないように配置したが、図4のように、互いに重なるように配置してもよい。この場合、各層1a,1b、1cに配置されたLEDダイ3a,3b,3cは、それぞれの発光色として赤、緑、青などの異なる色の組み合わせになるように配置してもよい。この場合には、LEDダイ3a,3b,3cの全てを点灯させた位置は、白色光となり、LEDダイ3a,3b,3cのうちの一つまたは二つを点灯させた位置は、それぞれの単色または混色となるため、異なる色で表示内容5aの輪郭を強調することができる。
また、図4の配置に限られるものではなく、図5(a)のように、光透過性基材層1が2層1a,1bのみからなる場合に、それぞれLEDダイ3a、3bとして発光色が赤と青のものを、面内方向に重なるように配置することも可能である。また、図5(b)のように、光透過性基材層1が3層1a,1b、1cからなる場合に、それぞれLEDダイ3a、3b、3cとして、発光色が緑、赤、青のものを用い、面内方向に交互にずれるように配置することも可能である。
また、図6(a),(b)のように、図5(a),(b)と同様のLEDダイ3の配置を一つの発光色のLEDダイ3で構成してもよい。
図4、図5(a)のように、面内方向に異なる発光色のLEDダイ3a,3b(および3c)が重なるように配置した場合、発光色の混色性を高めることができる。また、図5(b)のように、異なる発光色のLEDダイ3a,3b,3cを面内方向にLEDダイ3の素子外形サイズ以上ずらして搭載した場合には、重なり合うことでロスする光が少なく、しかも混色性の良い発光色を得る事が可能になる。また、図6(b)のように、同じ発光色のLEDダイ3a,3b,3cを素子外形サイズ以上ずらして搭載すると、大きな輝度が得られ、視認性をより向上させた表示デバイスが実現可能となる。
また、光透過性基材層1を構成する複数層の間の空間を、液体または樹脂等の中間層7によって封止してもよい。図5(a),(b)および図6(a),(b)の構成を、中間層7によって封止した構成例を図7(a),(b)に示す。中間層7としては、少なくともLEDダイ3が発する光に対して光透過性であって、表示体5の視認の妨げにならない色のもの(例えばエポキシやシリコーンなど)を用いる。表示体5が発光する場合には、表示体5の発光色を透過するものを用いる。中間層7を配置することにより、光透過性基材層1の剛性を高めることができるとともに、中間層7の屈折率を適切に設計することにより、表示体5が発光する構成である場合に、その光取り出し効率を向上させることができる。また、中間層7として、光透過樹脂(エポキシやシリコーンなど)に、酸化チタンやガラスなど光を反射する物質を添加し、LEDダイ3の発する光の散乱性を高めることも可能である。逆に、光取り出し効率を下げたい領域については、中間層7にカーボンブラックなどの光を遮光する物質を添加することも可能である。
上述してきた構成において、光透過性基材層1は、光を透過する基板であることが望ましく、その材質としては、ガラス、PS(ポリスチレン)、PP(ポリプロピレン)、PC(ポリカーボネート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、ポリイミドなどを用いることができる。光透過性基材層1の厚さは、一例として25~100μmである。
配線パターン2は、導電性粒子を含むインクを電磁波によって焼結させたものである。導電性粒子は、Au、Ag、Cu、Pd、ITO、Ni、Pt、Feなどの導電性金属および導電性金属酸化物のうちの1つ以上を用いることができる。電磁波による焼結を効率的に行うため、導電性粒子を含むインクの電磁波吸収特性を高める事が望ましく、導電性粒子の一部または全部がナノサイズ形状となっていることが望ましい。含まれる粒子サイズは一例として10~150nmである。
LEDダイ3としては、視認性向上に適した所望の波長の光を発するものを用いる。
<第1の表示デバイスの製造方法>
つぎに、第1の実施形態の表示デバイスの製造方法を説明する。まず、光透過性基材層1に配線パターン2を形成し、LEDダイ3を接合する工程を図8(a)~(d)を用いて説明する。ここでは、電磁波として光を用いる例について説明する。
まず、図8(a)のように、導電性粒子と絶縁材料とが分散された溶液(インク)、もしくは、絶縁材料層で被覆された導電性粒子が分散された溶液を、光透過性基材層1の表面に所望の形状で塗布する。塗布方法は、インクジェット、ディスペンス、フレキソ、グラビア、グラビアオフセット、スクリーン印刷手法などの方法を用いる事が可能である。これにより、光透過性基材層1の表面に、絶縁材料で被覆された導電性粒子の膜21を形成する。必要に応じて膜21を加熱し、溶媒を蒸発させて乾燥させる。膜21内には、導電性ナノ粒子が分散され、導電性ナノ粒子の周囲は絶縁材料で覆われた状態である。よって、本工程では、絶縁材料で完全に導電性ナノ粒子を覆っている場合には膜21は非導電性であるが、絶縁材料で覆わない部分も有する場合には導電性を有する。すなわち絶縁材料の種類、添加量によって導電性をコントロール可能となる。なお、膜21の形状は、形成すべき配線パターン2の形状になるように塗布してもよいし、一様な膜であってもよい。一様な膜である場合、配線パターン2以外の領域は、後工程で除去する。
形成した未焼結の膜21の微粒子を焼結させるため、電磁波を照射することで局所的に配線部のみ加熱し、微粒子を焼結させる。電磁波は、フラッシュランプの様な光のパルス波、レーザー光の様な連続波、マイクロ波の様な長波長の電磁波を用いることができる。ここでは、まず、図8(b)のように、LEDダイ3を、その電極31aが膜21に接触するように、未焼結の配線パターン2に搭載する。つぎに、図8(c)、(d)のように、光透過性基材層1を透過させて光束12を膜21に照射する。この方法では、例えば配線パターン2の形成と、発光素子30と配線パターン2との接続とを、光束12の照射により同時にまたは連続して行うことができる。具体的には、図8(c)のように、光透過性基材層1の、膜21が形成されていない側から光束12を電極31と光透過性基材層1の間の領域に照射して、膜21の導電性粒子を光焼結し、電極接続領域となる配線パターン2を形成する。さらに、図8(d)のように、光束12を照射し、他の配線パターン2も形成する。形成順序は、他の配線パターンを形成した後にLEDダイ3の電極接続領域となる配線パターン2を形成しても良い。
また、配線パターン2形成後、配線パターン2と電極31aの間に未焼結の導電性粒子含有インクをさらに塗布し、LEDダイ3の電極31aを搭載した後、さらに光束12を照射することで電極接続領域を形成することも可能である。
膜21の光束12が照射された領域は、導電性粒子が光のエネルギーを吸収して温度が上昇する。これにより、導電性粒子は、その粒子を構成する材料のバルクの融点よりも低い温度で溶融するとともに、導電性粒子の温度上昇に伴い、周囲の絶縁材料層は多くが蒸発し、一部が残存した場合でも軟化する。そのため、溶融した導電性ナノ粒子は、隣接する粒子と直接融合するか、もしくは、軟化した絶縁材料層を突き破って隣接する粒子と融合する。これにより、導電性粒子同士が焼結され、光透過性基材層1の上面に導電性の配線パターン2が形成される。このとき、溶融した導電性粒子は、光透過性基材層1に固着する。特に、光透過性基材層1の膜21が形成されていない側の面から光束12を照射することにより、光透過性基材層1と配線パターン2の界面の固着強度を高めることができる。
なお、上述のように、膜21の光束12の照射を受けた領域の導電性粒子は、光を照射することにより温度が上昇し、この熱は、導電性粒子の焼結に用いられるとともに、周囲の膜21、光透過性基材層1に伝導し、放熱される。よって、膜21のうち光束12の照射を受けた領域のみ、もしくは、その光束12の照射を受けた領域とその近傍領域のみが、導電性粒子が焼結される温度に到達し、その外側領域の膜21や光透過性基材層1の温度は、それらを構成する材料を溶融させたり変質させたりする温度には到達しない。すなわち、本実施形態では、膜21の一部領域のみに光束12を照射することにより、光透過性基材層1の温度上昇を抑制することができ、光透過性基材層1の光焼結による変形や歪、白濁等の変質を防止することができる。また、光透過性基材層1がフレキシブルである場合にはそのフレキシブル性を維持することができる。
図8(c)、(d)の工程では、形成される配線パターン2が多孔質(ポーラス)となるように形成することが望ましい。すなわち、図9に示すように、隣接する導電性粒子同士は、全体が完全に溶融して混ざりあうのではなく、接触する界面で焼結され、焼結後の導電性粒子間の少なくとも一部に空孔40aを形成するような温度で光焼結することが望ましい。例えば、光束12として、レーザー光を用い、通過する光透過性基材層1を溶融させない程度の照射強度で膜21に照射することにより、光束12が照射された膜21の領域に短時間に比較的大きなエネルギーを投入でき、導電性粒子を加熱して溶融させ焼結できるとともに、レーザー光の光束12の照射を停止することにより、周囲の膜21や光透過性基材層1への熱伝導により速やかに冷却することができるため、多孔質の配線パターンを形成することができる。言い換えると、膜21をレーザー光の光束12で焼結するときに、膜21が適切な温度になるように、光束12の照射強度を調節することで、多孔質の配線パターン2を形成できる。具体例としては、光透過性基材層1として、延伸されたポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(融点250℃程度、耐熱温度150℃程度)を用い、光透過性基材層1の形状が維持されるようにレーザー光の光束12の強度を調整して光透過性基材層1の裏面から膜21に照射し、膜21の導電性粒子を焼結した場合、多孔質の配線パターン2を形成することができる。
配線パターン2が多孔質である場合には、上述したように、配線パターン2自体が追随性(可撓性)を有するため、フレキシブルな光透過性基材層1を変形させた場合にも、それに伴って配線パターン2が追随するため、配線パターン2が光透過性基材層1からはがれにくく、ひび割れ等も生じにくい。よって、断線の生じにくい、フレキシブルな基板を提供することができる。
なお、図8(c)、(d)の工程において、膜21へ照射する際の光束12の形状は、マスクを通過させることにより配線パターン2の形状に整形してから照射してもよいし、照射スポットが円形や矩形の光束12を走査させて配線パターン2を描いてもよい。
以上の工程により、配線パターン2とLEDダイ3が搭載された光透過性基材層1の一つの層(例えば1a)を形成できる。これを必要な複数層1a,1b(および1c)についてそれぞれ繰り返す。
この光透過性基材層1の複数層1a,1b(および1c)を重ねて、図2等のように表示体5に対向させて配置することにより、本実施形態の表示デバイスを製造することができる。
中間層7を配置せず、光透過性基材層1の複数層1a,1b,1cの間を空気層とする場合には、例えば、光透過性基材層1側と表示体5の周辺部とを接着剤を用いて貼り合わせを行うことで固定することができる。また、接着材を介在させたくない場合には、嵌合などの手法により光透過性基材層1と表示体5とを固定することも可能である。
中間層7として、光透過樹脂を配置する場合、光透過性基材層1の複数層1a,1b,1cの間の空間に、光透過樹脂を所望の方法で充填してから貼り合わせる方法や、複数層を所定の間隔をあけて配置した後、空いている隙間から毛細管現象で樹脂を充填する方法や、真空注入技術により樹脂充填を行う方法を用いることが可能である。注入後は必要に応じで、樹脂を所望の方法で硬化させる。なお、複数層1a,1b,1cの層間ごとに中間層の材料を変えてもよい。
図8の製造工程において、光束12は、光透過性基材層1の膜21が設けられている側の面から照射することももちろん可能である。この場合、LEDダイ3を搭載する電極の接続部分には使用できないが、他の配線パターン部は焼結できるため、電極接続部と配線パターン形成の工程をパラレルに実施することも可能である。
なお、照射する光束12の波長は、膜21に含まれる導電性粒子に吸収される波長を用いる。照射する光は、紫外、可視、赤外いずれの光であってもよいし、マイクロ波であってもよい。例えば導電性粒子として、Ag、Cu、Au、Pdなどを用いた場合、400~600nmの可視光を用いることができる。
光を照射していない膜21の領域がある場合は、焼結が生じないため、この後の工程で除去してもよい。例えば、有機溶媒等を用いて膜21を除去することが可能である。また、追加して光を照射したり、加熱をしたりすることによって、膜21を焼結させることもできる。
配線パターン2を形成する工程で用いる導電性微粒子を含むインクとは、1μm以下のナノサイズ導電性粒子と絶縁材料とが分散された溶液、もしくは、絶縁材料層で被覆された導電性粒子が分散された溶液である。導電性粒子は、Au、Ag、Cu、Pd、ITO、Ni、Pt、Feなどの導電性金属および導電性金属酸化物のうちの1つ以上を用いることができる。導電性粒子の粒子径は、1μm未満のナノ粒子のみであってもよいし、1μm未満のナノ粒子と1μm以上のマイクロ粒子とが混合されていてもよい。溶液の溶媒は、有機溶媒や水を用いる。溶媒には、分散性を向上させる添加剤(ポリマー成分等)を添加し、また固着力を向上させるために樹脂成分(エポキシやシリコーン、ウレタンなど)を添加しても良い。
膜21に少なくとも含有される絶縁材料、または、膜21の導電性粒子を被覆する絶縁材料としては、スチレン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、および、アクリル樹脂などの有機材料、ならびに、SiO、Al、TiOなどの無機材料、また有機と無機のハイブリット材料のうちの1以上を用いることができる。また、膜21において導電性粒子を被覆する絶縁材料層の厚みは導電性のコントロールによって異なるが、例えば絶縁性を有する場合は1nm~10μm程度であることが好ましい。
配線パターン2の大きさは、例えば1μm以上、厚みは、1nm~50μm程度に形成することが可能である。また、配線パターン2の電気抵抗値は、10-4Ω/cm以下であることが望ましく、特に、10-6Ω/cmオーダー以下の低抵抗であることが望ましい。
LEDダイ3を保護するために、LEDダイ3を覆うように、もしくは、LEDダイ3と所定の間隔をあけて保護層を設けることも可能である。保護層としてエポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂等の光透過性の樹脂材料を用いることが望ましい。
また、LEDダイ3および配線パターン2を搭載した光透過性基材層1は、表示体5と接着・接合させることで一体化したデバイスとすることが可能となる。接着・接合方法として、シート状の接着剤、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の接着成分を含む樹脂材料、またネジ止めやカシメ、フックなどでの嵌合方法などがある。
<第2の実施形態>
第2の実施形態の表示デバイスについて、図10(a)、(b)、図11を用いて説明する。図10(a)、(b)は、第2の実施形態の表示デバイスの正面図、図11は、B-B’断面図である。
本実施形態では、光透過性基材層1の複数層1a,1b,1c上のLEDダイ3a,3b,3cは、間隔をあけて縦横に配列して(マトリクス状に)配置されている。これにより、所望の位置のLEDダイ3a,3b,3cを発光させることにより、所望の位置の表示体5の表示内容の視認性を向上させることができる。よって、表示体5としては、固定的な表示を行うものに限られず、液晶表示装置やEL表示装置のように、画素がマトリクス状に並べられ、所望の内容を逐次表示する二次元ディスプレイを表示体5として用いることができる。例えば、カーナビゲーションシステムを表示体5として好適に用いることができる。また、ショーウインドウやショーケースの展示物(図10(a),(b)では宝石)を表示体5aとして用い、ショーウインドウやショーケース全体を表示デバイスとすることも可能である。この場合、光透過性基材層1は、ショーウインドウまたはショーケースの正面の透明体の外側面または内側面に配置される。
光透過性基材層1の各層1a,1b,1cのマトリクス状に配置された複数のLEDダイ3a,3b,3cの任意のLEDダイ3のみを発光させるために、配線パターン2は、縦方向の配線パターン2-1と、横方向の配線パターン2-2とを含む。一例として、層1aの場合、縦方向の配線パターン2a-1と横方向の配線パターン2a-2とが交差する位置あるいはその近傍にLEDダイ3aが配置され、複数のLEDダイ3aに個別に電流を供給可能である。例えば、図11のように、縦方向の配線パターン2a-1および横方向の配線パターン2a-2は、一方が層1aの一側の面に主に配置し、他方が層1aの他側の面に主に配置する。層1aのLEDダイ3aの搭載面とは逆側の面に配置されている配線パターン2a-2は、層1aに設けられたビア2a-3を通って、LEDダイ3aの近傍に引き出され、LEDダイ3aの電極31aに接続される。層1aのLEDダイ3aの搭載面側に配置されている配線パターン2a-1は、直接LEDダイ3aのもう一方の電極31aに接続される。これにより、図12のようなマトリクス回路を構成することができ、LEDダイ3aを個別点灯させることができる。
同様に、光透過性基材層1の層1b,1cについても、同様に構成し、図12(b)、(c)のようなマトリクス回路を構成する。
なお、図11のように、ここではLEDダイ3a,3b,3cは、面内方向に重なり合うように配置されている。
このように、マトリクス状にLEDダイ3a,3b,3cを配置し、所望のLEDダイ33a,3b,3cを選択的に点灯可能にすることにより、ショーウインドウまたはショーケンスにおいて、展示物(例えば宝石)5aに視線を誘導するように、その位置のLEDダイ3を点灯させることができる(図10(b))。このとき、LEDダイ3として複数の発光色のものを同一点に複数配置されているため、展示物の色や形に対応させてLEDダイ3a,3b,3cの発光色(ここでは、赤と青)を選択することにより、さらに視認性を向上させることができる。
また、表示体5として、液晶パネルのような時々刻々と表示内容を変更可能な表示体を用いた場合には、表示内容5aにおける強調すべき表示に対応する位置のLEDダイ3a,3b,3cを点灯させることにより、視認性を向上させることができる。
また、複数層1a,1b,1cのLEDダイ3a、3b、3cは、必ずしも面内方向に重なっていなくてもよく、図13のように、LEDダイ3a、3b、3cを面内方向に相互にずらしてマトリクスを配置してもよい。
<第3の実施形態>
第3の実施形態の表示デバイスについて、図14を用いて説明する。図14は、第3の実施形態の表示デバイスの断面図である。
第3の実施形態の表示デバイスは、表示体5として反射面50と反射面50を支持する透明体51とを備えた鏡を用いる。なお、透明体51は必ずしも備えなくてもよい。鏡に対向させて、第1の実施形態の複数のLEDダイ3aを備えた複数層の光透過性基材層1、もしくは、第2の実施形態のマトリクス状のLEDダイ3a,3b,3cを備えた複数層の光透過性基材層1が配置される。
また、反射面50は完全反射を有する特性だけでなく、ハーフミラーの特性を有する構成にすることも可能である。
このような構造の表示デバイスは、鏡の像が投影される位置に対応するように、LEDダイ3を発光させることで、鏡の像の視認性を高めたり、像の特定領域を強調したりして視線を誘導することができる。特に、複数層1a,1b等のLEDダイ3a、3b等が厚さ方向に異なる位置で多重発光することにより、立体的な発光により視線をひきつけることができるため、視認性が高まる。また、鏡の位置を認識しやすくすることも可能で、物にぶつかる衝突や追突することを防止することが出来る。
例えば、人間の顔を鏡(表示体)5に映し、特定の部位(例えば、額)の像の領域のLEDダイ3a,3bを発光させることで、見る人の視線を特定の部位(額)に誘導することができる。
また例えば、反射ミラーを内蔵する車両用リアコンビランプ(テールランプ)の反射ミラー部やカバーにLEDダイ3a,3b等が配置された光透過性基材層1を配置することにより、本実施形態の表示デバイスを構成することができる。このリアコンビランプでは、例えば、急ブレーキを踏んだ場合に、LEDダイ3を発光させることにより、LEDダイ3の点光源だけなくミラー面の反射により発生する点光源により、通常のブレーキの場合よりも表示を強調することができ、後続車両の運転者による視認性を向上させることができるという効果が得られる。
1…光透過性基材層、1a,1b,1c…層、2(2a,2b,2c)…配線パターン、3(3a,3b,3c)…LEDダイ、5…表示体、5a…表示内容、7…中間層

Claims (15)

  1. 視覚を通じた表示を行う表示体と、
    前記表示体に対向するように配置された光透過性基材層と、
    前記光透過性基材層に搭載された複数のLEDダイと、
    前記光透過性基材層の表面に設けられ、前記LEDダイに接合された配線パターンとを有し、
    前記光透過性基材層は、空間を挟んで重ねて配置された複数層からなり、
    前記光透過性基材層の前記複数層のうち、隣り合う二つの層の間の前記空間は、中間層によって封止され、
    前記複数層それぞれに、前記LEDダイが搭載されるとともに前記配線パターンが設けられ、
    前記配線パターンは、導電性粒子を電磁波によって焼結したものであって、かつ、多孔質(ポーラス)であり、前記LEDダイは、電磁波焼結により前記配線パターンに接合され、
    前記中間層は、光透過性の液体または樹脂である
    ことを特徴とする表示デバイス。
  2. 視覚を通じた表示を行う表示体と、
    前記表示体に対向するように配置された光透過性基材層と、
    前記光透過性基材層に搭載された複数のLEDダイと、
    前記光透過性基材層の表面に設けられ、前記LEDダイに接合された配線パターンとを有し、
    前記光透過性基材層は、空間を挟んで重ねて配置された複数層からなり、
    前記光透過性基材層の前記複数層のうち、隣り合う二つの層の間の前記空間は、中間層によって封止され、
    前記複数層それぞれに、前記LEDダイが搭載されるとともに前記配線パターンが設けられ、
    前記配線パターンは、導電性粒子を電磁波によって焼結したものであり、前記LEDダイは、電磁波焼結により前記配線パターンに接合され、
    前記中間層は、光透過性の液体または樹脂であって、かつ、光散乱性を有する
    ことを特徴とする表示デバイス。
  3. 視覚を通じた表示を行う表示体と、
    前記表示体に対向するように配置された光透過性基材層と、
    前記光透過性基材層に搭載された複数のLEDダイと、
    前記光透過性基材層の表面に設けられ、前記LEDダイに接合された配線パターンとを有し、
    前記光透過性基材層は、空間を挟んで重ねて配置された複数層からなり、
    前記光透過性基材層の前記複数層のうち、隣り合う二つの層の間の前記空間は、中間層によって封止され、
    前記複数層それぞれに、前記LEDダイが搭載されるとともに前記配線パターンが設けられ、
    前記配線パターンは、導電性粒子を電磁波によって焼結したものであり、前記LEDダイは、電磁波焼結により前記配線パターンに接合され、
    前記中間層は、光透過性の液体または樹脂であって、かつ、光遮光性の領域を含む
    ことを特徴とする表示デバイス。
  4. 請求項1に記載の表示デバイスであって、前記複数層それぞれに設けられた前記配線パターンは、前記表示体を正面から見たときに重なり合うように配置されていることを特徴とする表示デバイス。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の表示デバイスであって、前記複数層それぞれに搭載された前記LEDダイは、前記層ごとに発光色が異なることを特徴とする表示デバイス。
  6. 請求項に記載の表示デバイスであって、前記層ごとに搭載された前記LEDダイは、前記表示体を正面から見たときに重なり合うように配置されていることを特徴とする表示デバイス。
  7. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の表示デバイスであって、前記表示体は、表示内容を固定的に表示する構成であり、
    前記複数のLEDダイは、前記表示体の表示内容に対応する位置に配置されていることを特徴とする表示デバイス。
  8. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の表示デバイスであって、前記複数のLEDダイは、間隔をあけて縦横に配列して配置されていることを特徴とする表示デバイス。
  9. 請求項に記載の表示デバイスであって、前記層ごとの前記配線パターンはそれぞれ、縦方向の配線パターンと、横方向の配線パターンとを含み、前記縦方向の配線パターンと横方向の配線パターンとが交差する位置あるいはその近傍に前記LEDダイが配置され、前記複数のLEDダイに個別に電流を供給可能であることを特徴とする表示デバイス。
  10. 請求項に記載の表示デバイスであって、前記縦方向の配線パターンおよび横方向の配線パターンは、一方が前記層の一側の面に、他方が前記層の他側の面にそれぞれ配置されていることを特徴とする表示デバイス。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の表示デバイスであって、前記配線パターンは、幅よりも厚さの方が大きいことを特徴とする表示デバイス。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の表示デバイスであって、前記配線パターンは、前記光透過性基材層を構成する前記複数層の表面に直接固着していることを特徴とする表示デバイス。
  13. 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の表示デバイスであって、前記LEDダイは、発光面を前記表示体とは逆側に向けて前記光透過性基材層に搭載されていることを特徴とする表示デバイス。
  14. 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の表示デバイスであって、前記LEDダイは、発光面を前記表示体に向けて前記光透過性基材層に搭載されていることを特徴とする表示デバイス。
  15. 請求項1ないし14のいずれか1項に記載の表示デバイスであって、前記表示体は、標識、ナンバープレート、2次元ディスプレイ、ミラー、および、ショーウインドウまたはショーケースの展示物、のいずれかであることを特徴とする表示デバイス。
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