JP2019187230A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信異常に起因した外部蓄電池の消耗または劣化を抑制する。【解決手段】制御部29は、回転電機41と制御部45と蓄電池3,11とスイッチ17,18と制御部29とエンジンECU2とを備える電源システム1において使用される電子制御装置である。制御部29は、IGスイッチIGSがオン状態からオフ状態へ切り換わった後において、IGスイッチIGSがオン状態からオフ状態へ切り換わった後に制御部45によって実行されるスイッチオフ処理が完了したことを示す予め設定された処理完了条件が成立したか否かを、エンジンECU2との間で通信を行うことなく判断する。さらに制御部29は、IGスイッチIGSがオン状態からオフ状態へ切り換わった後において、処理完了条件が成立したと判断するまでは、スイッチ17をオン状態に維持する。【選択図】図1

Description

本開示は、エンジンを搭載した車両における発電を制御する電子制御装置に関する。
特許文献1には、外部蓄電池と回転電機とが接続されて内部蓄電池を有する電池ユニットが記載されている。特許文献1に記載の電池ユニットは、外部蓄電池と回転電機とを接続する通電経路上に配置された第1スイッチと、内部蓄電池と回転電機とを接続する通電経路上に配置された第2スイッチとを備える。そして、特許文献1には、電池ユニットと、回転電機を有する回転電機ユニットとの間で通信可能に接続された上位制御装置が記載されている。この上位制御装置は、回転電機ユニット内の回転電機の力行および発電を制御するとともに、電池ユニット内のスイッチのオン/オフを制御する。
特開2015−149849号公報
回転電機ユニットは、車両のIGスイッチがオフ状態となった後に、「振動抑制制御」、「停止位置制御」、「終了診断」および「フラッシュROMへのデータ書き込み」といった複数の処理(以下、スイッチオフ処理)を実行する必要がある。このため、電池ユニットは、車両のIGスイッチがオフ状態となった後であっても、外部蓄電池から回転電機ユニットへ電圧供給が継続されるように第1スイッチを制御する。
一方、上記のスイッチオフ処理が完了した後には、暗電流を低減するために、回転電機ユニットは通信線を介して上位制御装置に対して電源供給停止許可信号を送信する。そして、電源供給停止許可信号を受信した上位制御装置は、電池ユニットに対して電圧供給停止指示を送信する。これにより、電池ユニットは、回転電機ユニットへの電圧供給を停止する。
しかし、上位制御装置と回転電機ユニットとの間で通信が途絶してしまった場合には、上位制御装置は回転電機ユニットから電圧供給停止許可信号を受信することができない。このため、例えば駐車中のように車両が長時間停止している場合には、外部蓄電池から回転電機ユニットへの電圧供給が長時間継続してしまう。この結果、外部蓄電池の消耗または劣化が促進され、エンジンの始動不良が発生してしまう恐れがあった。
本開示は、通信異常に起因した外部蓄電池の消耗または劣化を抑制することを目的とする。
本開示の一態様は、回転電機(41)と、発電制御部(45)と、第1蓄電池(3)および第2蓄電池(11)と、第1スイッチ(17)と、第2スイッチ(18)と、スイッチ制御部(29)と、上位制御部(2)とを備える電源システム(1)において、スイッチ制御部として使用される電子制御装置(29)である。
回転電機は、回転軸が車両のエンジンの出力軸に接続される。発電制御部は、回転電機を用いて、少なくとも発電を制御するように構成される。第1蓄電池および第2蓄電池は、回転電機に対して並列に接続される。第1スイッチは、回転電機と第1蓄電池とを電気的に接続する第1通電経路(12)上に配置され、第1通電経路が電気的に導通した第1導通状態および第1通電経路が電気的に導通していない第1非導通状態の何れか一方に切り換えるように構成される。第2スイッチは、回転電機と第2蓄電池とを電気的に接続する第2通電経路(13)上に配置され、第2通電経路が電気的に導通した第2導通状態および第2通電経路が電気的に導通していない第2非導通状態の何れか一方に切り換えるように構成される。
スイッチ制御部は、第1スイッチにおける第1導通状態および第1非導通状態の切り換えと、第2スイッチにおける第2導通状態および第2非導通状態の切り換えとを制御するように構成される。上位制御部は、発電制御部およびスイッチ制御部と通信可能に接続されて、発電制御部およびスイッチ制御部を制御するように構成される。
そして、本開示の一態様の電子制御装置は、完了判断部(S40,S60,S65)と、オン維持部(S10〜S80)とを備える。
完了判断部は、車両のイグニッションスイッチがオン状態からオフ状態へ切り換わった後において、イグニッションスイッチがオン状態からオフ状態へ切り換わった後に発電制御部によって実行される予め設定されたスイッチオフ処理が完了したことを示す予め設定された処理完了条件が成立したか否かを、上位制御部との間で通信を行うことなく判断するように構成される。
オン維持部は、車両のイグニッションスイッチがオン状態からオフ状態へ切り換わった後において、処理完了条件が成立したと完了判断部が判断するまでは、第1スイッチをオン状態に維持するように構成される。
このように構成された本開示の電子制御装置は、上位制御部との間の通信に異常が発生して上位制御部から電圧供給停止指示を取得することができない場合であっても、スイッチオフ処理が完了するまで第1スイッチをオン状態に維持して、スイッチオフ処理が完了した後に第1スイッチをオフ状態に切り換えることができる。
このため、本開示の電子制御装置は、イグニッションスイッチがオン状態からオフ状態へ切り換わった後において、発電制御部がスイッチオフ処理を実行するために必要な電圧を供給することができるとともに、通信異常に起因した第1蓄電池の消耗または劣化を抑制することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態の電源システムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態のIGオフ時スイッチ制御処理を示すフローチャートである。 電源システムの動作の具体例を示すタイミングチャートである。 第2実施形態のIGオフ時スイッチ制御処理を示すフローチャートである。 第3実施形態の時間計測処理を示すフローチャートである。 第3実施形態の時間通知処理を示すフローチャートである。 第3実施形態の判定時間設定処理を示すフローチャートである。 第4実施形態の時間推定処理を示すフローチャートである。 第4実施形態の判定時間設定処理を示すフローチャートである。 第5実施形態の電源システムの構成を示すブロック図である。 第5実施形態のIGオフ時スイッチ制御処理を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下に本開示の第1実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態の電源システム1は、車両に搭載され、図1に示すように、エンジンECU2と、蓄電池3と、リチウム電池ユニット4と、回転電機ユニット5とを備える。ECUは、Electronic Control Unitの略である。
エンジンECU2は、図示しないエンジンの制御を行う。エンジンECU2は、CPU、ROMおよびRAM等を備えた周知のマイクロコンピュータを中心に構成された電子制御装置である。マイクロコンピュータの各種機能は、CPUが非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、ROMが、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムの実行により、プログラムに対応する方法が実行される。なお、CPUが実行する機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。また、エンジンECU2を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。
蓄電池3は、充放電可能な鉛蓄電池である。蓄電池3の定格電圧は、例えば12Vに設定されている。蓄電池3は、スタータSTと、ヘッドライトなどの電気負荷EL1に電力を供給する。
リチウム電池ユニット4は、蓄電池11と、通電経路12,13,14,15と、スイッチ17,18,19,20,21と、制限抵抗22,23と、端子24,25,26,27と、制御部29とを備える。
蓄電池11は、充放電可能なリチウムイオン蓄電池である。蓄電池11の定格電圧は、例えば12Vに設定されている。リチウムイオン蓄電池は、鉛蓄電池と比較して、充放電エネルギー効率およびエネルギー密度が高い。
通電経路12は、端子24と端子25との間で電流が流れるように接続される経路である。通電経路13は、蓄電池11の正極と端子25との間で電流が流れるように接続される経路である。通電経路14は、端子24と端子26との間で電流が流れるように接続される経路である。通電経路15は、蓄電池11の正極と端子26との間で電流が流れるように接続される経路である。
スイッチ17は、通電経路12上に配置され、一端が端子24に接続され、他端が端子25に接続される。そしてスイッチ17は、端子24と端子25との間で通電経路12を通って電流が流れるオン状態と、端子24と端子25との間で通電経路12を通って電流が流れないオフ状態との何れかの状態になるように駆動される。
スイッチ18は、通電経路13上に配置され、一端が端子25に接続され、他端が蓄電池11の正極に接続される。そしてスイッチ18は、端子25と蓄電池11の正極との間で通電経路13を通って電流が流れるオン状態と、端子25と蓄電池11の正極との間で通電経路13を通って電流が流れないオフ状態との何れかの状態になるように駆動される。
スイッチ19,20は、互いに直列に接続され、通電経路15上に配置される。スイッチ19におけるスイッチ20と接続されていない側の一端は端子26に接続される。スイッチ20におけるスイッチ19と接続されていない側の一端は蓄電池11の正極に接続される。そしてスイッチ19,20は、端子26と蓄電池11の正極との間で通電経路15を通って電流が流れるオン状態と、端子26と蓄電池11の正極との間で通電経路15を通って電流が流れないオフ状態との何れかの状態になるように駆動される。
スイッチ21は、通電経路14上に配置され、一端が端子24に接続され、他端が端子26に接続される。そしてスイッチ21は、端子24と端子26との間で通電経路14を通って電流が流れるオン状態と、端子24と端子26との間で通電経路14を通って電流が流れないオフ状態との何れかの状態になるように駆動される。
スイッチ17,18,19,20,21はそれぞれ、4個のMOSFETを備える。4個のMOSFETのうち、2個のMOSFETが直列に接続され、残りの2個のMOSFETが直列に接続される。直列に接続された2個のMOSFETで構成された第1直列部と、直列に接続された残り2個のMOSFETで構成された第2直列部とは互いに並列に接続される。
制限抵抗22,23は、互いに直列に接続され、スイッチ17に対して並列に接続される。すなわち、制限抵抗22における制限抵抗23と接続されていない側の一端は端子24に接続される。制限抵抗23における制限抵抗22と接続されていない側の一端は端子25に接続される。
端子24は、蓄電池3の正極に接続される。端子25は、回転電機ユニット5に接続される。端子26は、フューズFS1を介して、ナビゲーション装置などの電気負荷EL2に接続される。端子27は、フューズFS2とイグニッションスイッチIGS(以下、IGスイッチIGS)とを介して蓄電池3の正極に接続される。
制御部29は、スイッチ17,18,19,20,21を制御する。制御部29は、CAN通信プロトコルに従って、CANバス7を介してエンジンECU2との間で通信を行う。CANは、Controller Area Networkの略である。また、CANは登録商標である。 制御部29は、CPU、ROMおよびRAM等を備えた周知のマイクロコンピュータを中心に構成された電子制御装置である。マイクロコンピュータの各種機能は、CPUが非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、ROMが、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムの実行により、プログラムに対応する方法が実行される。なお、CPUが実行する機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。また、制御部29を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。
回転電機ユニット5は、回転電機41と、インバータ42と、コンデンサ43と、回転角度センサ44と、制御部45とを備える。
回転電機41は、三相交流モータである。回転電機41の回転軸は、エンジンのクランク軸に対してベルトにより駆動連結されている。したがって、回転電機41の回転軸は、クランク軸の回転により回転する。
インバータ42は、6個のスイッチング素子を備えた周知の三相ブリッジ回路である。そしてインバータ42は、リチウム電池ユニット4の端子25から出力される直流電圧を三相交流に変換し、U相、V相およびW相の三相交流電流によって回転電機41を駆動する。またインバータ42は、回転電機41が回転することにより回転電機41のU相、V相およびW相から出力される交流電圧を直流電圧に変換して、リチウム電池ユニット4の端子25へ出力する。
コンデンサ43は、一端がリチウム電池ユニット4の端子25に接続され、他端が接地される。
回転角度センサ44は、回転電機41の回転軸に取り付けられ、回転電機41の回転角度を検出する。回転角度センサ44は、検出結果を示す検出信号を制御部45へ出力する。
制御部45は、インバータ42を制御する。制御部45は、CAN通信プロトコルに従って、CANバス7を介してエンジンECU2との間で通信を行う。
制御部45は、CPU、ROMおよびRAM等を備えた周知のマイクロコンピュータを中心に構成された電子制御装置である。マイクロコンピュータの各種機能は、CPUが非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、ROMが、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムの実行により、プログラムに対応する方法が実行される。なお、CPUが実行する機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。また、制御部45を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。
次に、リチウム電池ユニット4の制御部29が実行するIGオフ時スイッチ制御処理の手順を説明する。IGオフ時スイッチ制御処理は、制御部29が起動した直後に開始される処理である。
このIGオフ時スイッチ制御処理が実行されると、制御部29は、図2に示すように、まずS10にて、IGスイッチIGSがオフ状態であるか否かを判断する。ここで、IGスイッチIGSがオン状態である場合には、S10の処理を繰り返すことにより、IGスイッチIGSがオフ状態になるまで待機する。そして、IGスイッチIGSがオフ状態になると、S20にて、通信異常の診断を行う。具体的には、エンジンECU2から送信されるデータを受信していない状態が予め設定された通信異常判定時間(例えば、2秒)継続した場合に、エンジンECU2との間で通信異常が発生したと判断する。
さらにS30にて、S20での診断結果に基づいて、通信異常が発生したか否かを判断する。ここで、通信異常が発生していない場合には、S20に移行する。一方、通信異常が発生した場合には、S40にて、制御部29のRAMに設けられたオフ判定タイマを起動する。オフ判定タイマは、例えば1ms毎にインクリメントするタイマであり、起動されると、その値が0からインクリメント(すなわち、1加算)する。
そしてS50にて、スイッチ切換を行う。具体的には、制御部29は、スイッチ17,21をオン状態へ切り換え、スイッチ18,19,20をオフ状態へ切り換える。
その後S60にて、予め設定されたオフ判定時間T1(例えば、5〜10秒)が経過したか否かを判断する。具体的には、オフ判定タイマの値がオフ判定時間T1に相当する値以上であるか否かを判断する。ここで、オフ判定時間T1が経過していない場合には、S60の処理を繰り返すことにより、オフ判定時間T1が経過するまで待機する。そして、オフ判定時間T1が経過すると、S70にて、終了診断を行う。この終了診断は、スイッチ17〜21が指示通りにオン状態とオフ状態との間で切り換わるか否かを確認する処理である。
そして、終了診断が終了すると、S80にて、スイッチ17〜21をオフ状態にして、IGオフ時スイッチ制御処理を終了する。
図3は、IGスイッチIGSがオン状態からオフ状態に切り換わる場合における電源システム1の動作の具体例を示すタイミングチャートである。
図3に示すように、IGスイッチIGSがオン状態になった後に、エンジンECU2と、リチウム電池ユニット4の制御部29と、回転電機ユニット5の制御部45とに蓄電池3からバッテリ電圧が供給されるとする。図3では、時刻t0において、「IG−ENG」、「IG−ISG」および「IG−LiB」が「ON」としている。「IG−ENG」は、エンジンECU2の電圧供給状態を示す。「IG−ISG」は、回転電機ユニット5の制御部45の電圧供給状態を示す。「IG−LiB」は、リチウム電池ユニット4の制御部29の電圧供給状態を示す。なお、リチウム電池ユニット4の制御部29には、+B電圧が供給されているため、IGスイッチIGSがオフ状態となっていても、動作可能である。
時刻t0において、エンジンECU2と、リチウム電池ユニット4の制御部29と、回転電機ユニット5の制御部45とがCAN通信可能な状態であるとする。図3では、時刻t0において、「CAN−ENG」、「CAN−ISG」および「CAN−LiB」が「OK」としている。「CAN−ENG」は、エンジンECU2のCAN通信状態を示す。「CAN−ISG」は、回転電機ユニット5の制御部45のCAN通信状態を示す。「CAN−LiB」は、リチウム電池ユニット4の制御部29のCAN通信状態を示す。
時刻t0において、エンジンECU2は、回転電機ユニット5への指示内容が確定していない不定状態であるとする。「CMD−ISG」は、エンジンECU2から回転電機ユニット5の制御部45への指示状態を示す。したがって、時刻0において、回転電機ユニット5の状態は不定であるとする。「ST−ISG」は回転電機ユニット5の状態を示す。
時刻t0において、スイッチ17〜21は、オン状態であるかオフ状態であるか確定していない不定状態であるとする。図3では、時刻t0において、「ST−SW1」、「ST−SW2」、「ST−SW3」および「ST−SW4」をそれぞれ「ON/OFF」としている。「ST−SW1」は、スイッチ17の状態を示す。「ST−SW2」は、スイッチ18の状態を示す。「ST−SW3」は、スイッチ19,20の状態を示す。「ST−SW4」は、スイッチ21の状態を示す。
そして時刻t1において、IGスイッチIGSがオン状態からオフ状態に切り換わったとする。これにより、イグニッションスイッチIGSを介した蓄電池3からのバッテリ電圧の供給が停止する。図3では、時刻t1において、「IG−ENG」、「IG−ISG」および「IG−LiB」が「ON」から「OFF」に変化している。
また、IGスイッチIGSがオン状態からオフ状態に切り換わることにより、回転電機回転数が低下する。図3における「REV−ISG」は回転電機回転数を示す。
そして時刻t2において、エンジンECU2が、回転電機ユニット5またはリチウム電池ユニット4との間でCAN通信ができない状態になったことを認識したとする。図3では、時刻t2において、「CAN−ENG」が「OK」から「NG」に変化している。
また時刻t3において、回転電機ユニット5の制御部45は、エンジンECU2とCAN通信ができない状態になったことを認識したとする。これにより、回転電機ユニット5の制御部45は、ニュートラルへ遷移する。図3では、時刻t3において、「ST−ISG」が「不定」から「N」に変化している。図3の「N」は「ニュートラル」を示す。
その後、回転電機ユニット5の制御部45は、振動抑制制御と、停止位置制御と、終了診断と、データ書込とを順次実行する。
振動抑制制御は、IGスイッチIGSがオン状態からオフ状態に切り換わることによりエンジン回転数が低下するときにエンジンが共振して発生する振動を抑制するために回転電機41を駆動する制御である。具体的には、振動抑制制御は、エンジンのクランク軸に連結されている回転電機41を駆動することによりエンジン回転数を急激に低下させ、エンジン回転数が共振域内に含まれている期間を短くして、エンジンの振動発生を抑制する。
停止位置制御は、エンジンが予め設定されたクランク角度で停止するように、回転電機41を駆動する制御である。
終了診断は、インバータ42のスイッチング素子が指示通りにオン状態とオフ状態との間で切り換わるか否かを確認する処理である。
データ書込は、記憶内容を書き換え可能な不揮発性メモリであるフラッシュROMにデータを書き込む処理である。
さらに時刻t4において、リチウム電池ユニット4の制御部29は、エンジンECU2との間でCAN通信ができない状態になったことを認識したとする。図3では、時刻t4において、「CAN−LiB」が「OK」から「NG」に変化している。このときに、リチウム電池ユニット4の制御部29は、スイッチ17,21をオン状態へ、スイッチ18,19,20をオフ状態へ切り換える。図3では、時刻t4において、「ST−SW1」、「ST−SW2」、「ST−SW3」および「ST−SW4」をそれぞれ「ON」、「OFF」、「OFF」および「ON」としている。
そして、時刻t4からオフ判定時間T1が経過した時刻t5において、リチウム電池ユニット4の制御部29は、終了診断を実行する。なお、リチウム電池ユニット4の制御部29は、時刻t5で、振動抑制/停止位置制御、終了診断およびデータ書込を完了し、回転電機41を停止させる。
その後、終了診断が終了した時刻t6において、リチウム電池ユニット4の制御部29は、スイッチ17〜21をオフ状態とする。
このように構成されたリチウム電池ユニット4の制御部29は、回転電機41と、インバータ42と、制御部45と、蓄電池3および蓄電池11と、スイッチ17と、スイッチ18と、制御部29と、エンジンECU2とを備える電源システム1において使用される電子制御装置である。
回転電機41は、回転軸が車両のエンジンのクランク軸に接続される。インバータ42は、回転電機41に供給される電力を調節することで回転電機41を駆動する駆動回路を構成する。制御部45は、回転電機41を用いて、少なくとも発電を制御する。蓄電池3および蓄電池11は、回転電機41に対して並列に接続される。スイッチ17は、回転電機41と蓄電池3とを電気的に接続する通電経路12上に配置され、通電経路12が電気的に導通したオン状態および通電経路12が電気的に導通していないオフ状態の何れか一方に切り換える。スイッチ18は、回転電機41と蓄電池11とを電気的に接続する通電経路13上に配置され、通電経路13が電気的に導通したオン状態および通電経路13が電気的に導通していないオフ状態の何れか一方に切り換える。
制御部29は、スイッチ17,18におけるオン状態およびオフ状態の切り換えを制御する。エンジンECU2は、制御部45および制御部29と通信可能に接続されて、制御部45および制御部29を制御する。
そして制御部29は、IGスイッチIGSがオン状態からオフ状態へ切り換わった後において、IGスイッチIGSがオン状態からオフ状態へ切り換わった後に制御部45によって実行される振動抑制制御、停止位置制御、終了診断およびデータ書込(以下、スイッチオフ処理)が完了したことを示す予め設定された処理完了条件が成立したか否かを、エンジンECU2との間で通信を行うことなく判断する。
さらに制御部29は、IGスイッチIGSがオン状態からオフ状態へ切り換わった後において、処理完了条件が成立したと判断するまでは、スイッチ17をオン状態に維持する。
このように制御部29は、エンジンECU2との間の通信に異常が発生してエンジンECU2から電圧供給停止指示を取得することができない場合であっても、スイッチオフ処理が完了するまでスイッチ17をオン状態に維持して、スイッチオフ処理が完了した後にスイッチ17をオフ状態に切り換えることができる。
このため、制御部29は、IGスイッチIGSがオン状態からオフ状態へ切り換わった後において、制御部45がスイッチオフ処理を実行するために必要な電圧を供給することができるとともに、通信異常に起因した蓄電池3の消耗または劣化を抑制することができる。
また、処理完了条件は、IGスイッチIGSがオン状態からオフ状態へ切り換わった後において、制御部29とエンジンECU2との間で通信途絶が発生してから予め設定されたオフ判定時間T1が経過することである。これにより、制御部29は、スイッチオフ処理が完了したか否かを簡便に判断することができる。
以上説明した実施形態において、制御部45は発電制御部に相当し、蓄電池3は第1蓄電池に相当し、蓄電池11は第2蓄電池に相当し、スイッチ17は第1スイッチに相当し、スイッチ18は第2スイッチに相当する。
また、制御部29はスイッチ制御部に相当し、エンジンECU2は上位制御部に相当し、S40,S60は完了判断部としての処理に相当し、S10〜S80はオン維持部としての処理に相当する。
また、クランク軸は出力軸に相当し、通電経路12は第1通電経路に相当し、スイッチ17のオン状態は第1導通状態に相当し、スイッチ17のオフ状態は第1非導通状態に相当し、通電経路13は第2通電経路に相当し、スイッチ18のオン状態は第2導通状態に相当し、スイッチ18のオフ状態は第2非導通状態に相当し、S60の判断条件は処理完了条件に相当する。
(第2実施形態)
以下に本開示の第2実施形態を図面とともに説明する。なお第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。共通する構成については同一の符号を付す。
第2実施形態の電源システム1は、IGオフ時スイッチ制御処理が変更された点が第1実施形態と異なる。
第2実施形態のIGオフ時スイッチ制御処理は、S20,30の処理が省略された点が第1実施形態と異なる。
すなわち、第2実施形態のIGオフ時スイッチ制御処理では、図4に示すように、S10にて、IGスイッチIGSがオフ状態である場合に、S40に移行する。
このように構成されたリチウム電池ユニット4の制御部29では、処理完了条件は、IGスイッチIGSがオン状態からオフ状態へ切り換わってからオフ判定時間T1が経過することである。これにより、制御部29は、スイッチオフ処理が完了したか否かを簡便に判断することができる。
以上説明した実施形態において、S40,S60は完了判断部としての処理に相当し、S10,S40〜S80はオン維持部としての処理に相当し、S60の判断条件は処理完了条件に相当する。
(第3実施形態)
以下に本開示の第3実施形態を図面とともに説明する。なお第3実施形態では、第2実施形態と異なる部分を説明する。共通する構成については同一の符号を付す。
第3実施形態の電源システム1は、時間計測処理、時間通知処理および判定時間設定処理が追加された点が第2実施形態と異なる。
まず、回転電機ユニット5の制御部45が実行する時間計測処理の手順を説明する。時間計測処理は、制御部45が起動した直後に開始される処理である。
時間計測処理が実行されると、制御部45は、図5に示すように、まずS110にて、IGスイッチIGSがオフ状態であるか否かを判断する。ここで、IGスイッチIGSがオン状態である場合には、S110の処理を繰り返すことにより、IGスイッチIGSがオフ状態になるまで待機する。
そして、IGスイッチIGSがオフ状態になると、S120にて、制御部45のRAMに設けられた時間計測タイマを起動する。時間計測タイマは、例えば1ms毎にインクリメントするタイマであり、起動されると、その値が0からインクリメントする。
さらにS130にて、スイッチオフ処理が完了したか否かを判断する。なお、スイッチオフ処理は、上述のように、制御部45によって実行される振動抑制制御、停止位置制御、終了診断およびデータ書込である。
ここで、スイッチオフ処理が完了していない場合には、S130の処理を繰り返すことにより、スイッチオフ処理が完了するまで待機する。そして、スイッチオフ処理が完了すると、S140にて、時間計測タイマの値を、計測時間として、制御部45に設けられた不揮発性メモリに記憶し、時間計測処理を終了する。
次に、回転電機ユニット5の制御部45が実行する時間通知処理の手順を説明する。時間通知処理は、制御部45の動作中に繰り返し実行される処理である。
時間通知処理が実行されると、制御部45は、図6に示すように、まずS210にて、予め設定された送信周期(例えば、60秒)が経過したか否かを判断する。ここで、送信周期が経過していない場合には、S210の処理を繰り返すことにより、送信周期が経過するまで待機する。そして、送信周期が経過すると、S220にて、不揮発性メモリに記憶されている計測時間を示す計測時間情報をリチウム電池ユニット4の制御部29へ送信し、時間通知処理を一旦終了する。
次に、リチウム電池ユニット4の制御部29が実行する判定時間設定処理の手順を説明する。判定時間設定処理は、制御部29の動作中に繰り返し実行される処理である。
判定時間設定処理が実行されると、制御部29は、図7に示すように、まずS310にて、回転電機ユニット5の制御部45から計測時間情報を受信したか否かを判断する。ここで、計測時間情報を受信していない場合には、S310の処理を繰り返すことにより、計測時間情報を受信するまで待機する。そして、計測時間情報を受信すると、S320にて、受信した計測時間情報が示す計測時間に、1より大きくなるように設定された算出係数(例えば、1.2)を乗じた乗算値を、新たなオフ判定時間T1として更新し、判定時間設定処理を一旦終了する。
このように構成されたリチウム電池ユニット4の制御部29は、直近でドライビングサイクルが終了したときに実行されたスイッチオフ処理に要した時間に基づいてオフ判定時間T1を設定する。なお、ドライビングサイクルとは、IGスイッチIGSがオン状態からオフ状態へ切り換わってから、次にIGスイッチIGSがオン状態からオフ状態へ切り換わるまでの期間である。
これにより、制御部29は、前回のスイッチオフ処理に要した時間に応じてオフ判定時間T1を設定することができる。このため、制御部29は、実際にスイッチオフ処理に要した時間に対してオフ判定時間T1が長過ぎてしまうという事態の発生を抑制し、オフ判定時間T1を最適化することができる。
以上説明した実施形態において、S310,S320はドライビングサイクル設定部としての処理に相当する。
(第4実施形態)
以下に本開示の第4実施形態を図面とともに説明する。なお第4実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。共通する構成については同一の符号を付す。
第4実施形態の電源システム1は、時間推定処理および判定時間設定処理が追加された点が第1実施形態と異なる。
まず、回転電機ユニット5の制御部45が実行する時間推定処理の手順を説明する。時間推定処理は、制御部45の動作中に繰り返し実行される処理である。
時間推定処理が実行されると、制御部45は、図8に示すように、まずS410にて、予め設定された送信周期(例えば、60秒)が経過したか否かを判断する。ここで、送信周期が経過していない場合には、S410の処理を繰り返すことにより、送信周期が経過するまで待機する。そして、送信周期が経過すると、S420にて、エンジン回転数を示すエンジン回転数情報をエンジンECU2から受信する。さらにS430にて、制御部45の不揮発性メモリに記憶されている異常情報を取得する。なお、制御部45は、回転電機ユニット5で異常が発生したか否かを定期的に判断し、発生した異常の内容を示す異常情報を不揮発性メモリに記憶する。
次にS440にて、S420で受信したエンジン回転数情報が示すエンジン回転数と、異常情報が示す異常の数とに基づいて、オフ判定時間を推定する。具体的には、制御部45は、例えば、エンジン回転数と異常数とをパラメータとしてオフ判定時間が予め設定された3次元マップを参照して、オフ判定時間を決定する。なお、振動抑制制御の時間は、エンジン回転数に依存し、データ書込の時間は異常数に依存する。
そしてS450にて、S440で推定したオフ判定時間を示すオフ判定時間情報をリチウム電池ユニット4の制御部29へ送信し、時間推定処理を一旦終了する。
次に、リチウム電池ユニット4の制御部29が実行する判定時間設定処理の手順を説明する。判定時間設定処理は、制御部29の動作中に繰り返し実行される処理である。
判定時間設定処理が実行されると、制御部29は、図9に示すように、まずS510にて、回転電機ユニット5の制御部45からオフ判定時間情報を受信したか否かを判断する。ここで、オフ判定時間情報を受信していない場合には、S540に移行する。一方、オフ判定時間情報を受信すると、S520にて、S510で受信したオフ判定時間情報が示す値を、新たなオフ判定時間T1として更新する。さらに、S510で受信したオフ判定時間情報の受信時刻を、RAMに記憶して、S540に移行する。
そしてS540に移行すると、IGスイッチIGSがオン状態からオフ状態へ切り替わったか否かを判断する。ここで、IGスイッチIGSがオン状態からオフ状態へ切り替わっていない場合には、判定時間設定処理を一旦終了する。
一方、IGスイッチIGSがオン状態からオフ状態へ切り替わった場合には、S550にて、RAMに記憶されている最新の受信時刻と、現在時刻との差を通信途絶時間として算出する。
そしてS560にて、S550で算出された通信途絶時間が予め設定された設定判定時間以上であるか否かを判断する。ここで、通信途絶時間が設定判定時間未満である場合には、判定時間設定処理を一旦終了する。一方、通信途絶時間が設定判定時間以上である場合には、S570にて、オフ判定時間T1を、予め設定された初期値に設定し、判定時間設定処理を一旦終了する。
このように構成されたリチウム電池ユニット4の制御部29は、スイッチオフ処理に要する時間を示すオフ判定時間情報を回転電機ユニット5の制御部45から受信すると、受信したオフ判定時間情報に基づいてオフ判定時間T1を設定する。
これにより、制御部29は、スイッチオフ処理に要する時間を回転電機ユニット5の制御部45に推定させて、この推定結果に基づいてオフ判定時間T1を設定することができる。このため、制御部29は、実際にスイッチオフ処理に要した時間に対してオフ判定時間T1が長過ぎてしまうという事態の発生を抑制し、オフ判定時間T1を最適化することができる。
また制御部29は、制御部45との間で通信が途絶した場合には、オフ判定時間T1を、予め設定された初期値に設定する。これにより、制御部29は、制御部45との間で通信が途絶した場合であっても、オフ判定時間T1に基づいて、処理完了条件が成立したか否かを判断することができる。
以上説明した実施形態において、S510〜S570は受信設定部としての処理に相当し、制御部45は送信元に相当し、オフ判定時間情報は処理時間情報に相当する。
(第5実施形態)
以下に本開示の第5実施形態を図面とともに説明する。なお第5実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。共通する構成については同一の符号を付す。
第5実施形態の電源システム1は、電流検出回路30が追加された点と、IGオフ時スイッチ制御処理が変更された点とが第1実施形態と異なる。
図10に示すように、リチウム電池ユニット4は、更に、電流検出回路30を備える。電流検出回路30は、通電経路12に設置されて、スイッチ17に流れる電流を検出する。
また、第5実施形態のIGオフ時スイッチ制御処理は、S40の処理が省略された点と、S60の代わりにS65の処理が実行される点とが第1実施形態と異なる。
すなわち、図11に示すように、S30にて、通信異常が発生した場合には、S50に移行する。また、S50の処理が終了すると、S65にて、電流検出回路30で検出された電流(以下、第1スイッチ電流)が、予め設定された電流判定値未満であるか否かを判断する。ここで、第1スイッチ電流が電流判定値以上である場合には、S65の処理を繰り返すことにより、第1スイッチ電流が電流判定値未満になるまで待機する。そして、第1スイッチ電流がオフ判定値未満になると、S70に移行する。
このように構成されたリチウム電池ユニット4の制御部29は、スイッチ17の電流に基づいて、処理完了条件が成立したか否かを判断する。これにより、制御部29は、処理完了条件が成立したか否かを、リチウム電池ユニット4に関する情報のみで判断することができる。
以上説明した実施形態において、S65は完了判断部としての処理に相当し、S65の判断条件は処理完了条件に相当する。
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。
[変形例1]
例えば上記実施形態では、IGスイッチIGSがオン状態からオフ状態へ切り換わった後において、制御部29とエンジンECU2との間で通信異常が発生してからオフ判定時間T1が経過するまでスイッチ17をオン状態に維持する形態を示した。しかし、IGスイッチIGSがオン状態からオフ状態へ切り換わってから所定時間経過するまでスイッチ17をオン状態に維持するようにしてもよい。
[変形例2]
上記第4実施形態では、回転電機ユニット5の制御部45がオフ判定時間を推定する形態を示した。しかし、エンジンECU2がオフ判定時間を推定するようにしてもよい。
[変形例3]
上記第5実施形態では、第1スイッチ電流が電流判定値未満であるか否かを判断する形態を示した。しかし、スイッチ17の電圧を検出する電圧検出回路の検出結果に基づいて、スイッチ17の電圧が予め設定された電圧判定値未満であるか否かを判断するようにしてもよい。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
上述した制御部29の他、当該制御部29を構成要素とするシステム、当該制御部29としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、制御方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
1…電源システム、2…エンジンECU、3…蓄電池、4…リチウム電池ユニット、5…回転電機ユニット、11…蓄電池、12…通電経路、13…通電経路、17…スイッチ、18…スイッチ、29…制御部、41…回転電機、45…制御部

Claims (6)

  1. 回転軸が車両のエンジンの出力軸に接続された回転電機(41)と、
    前記回転電機を用いて、少なくとも発電を制御するように構成された発電制御部(45)と、
    前記回転電機に対して並列に接続される第1蓄電池(3)および第2蓄電池(11)と、
    前記回転電機と前記第1蓄電池とを電気的に接続する第1通電経路上に配置され、前記第1通電経路が電気的に導通した第1導通状態および前記第1通電経路が電気的に導通していない第1非導通状態の何れか一方に切り換えるように構成された第1スイッチ(17)と、
    前記回転電機と前記第2蓄電池とを電気的に接続する第2通電経路上に配置され、前記第2通電経路が電気的に導通した第2導通状態および前記第2通電経路が電気的に導通していない第2非導通状態の何れか一方に切り換えるように構成された第2スイッチ(18)と、
    前記第1スイッチにおける前記第1導通状態および前記第1非導通状態の切り換えと、前記第2スイッチにおける前記第2導通状態および前記第2非導通状態の切り換えとを制御するように構成されたスイッチ制御部(29)と、
    前記発電制御部および前記スイッチ制御部と通信可能に接続されて、前記発電制御部および前記スイッチ制御部を制御するように構成された上位制御部(2)とを備える電源システム(1)において、前記スイッチ制御部として使用される電子制御装置(29)であって、
    前記車両のイグニッションスイッチがオン状態からオフ状態へ切り換わった後において、前記イグニッションスイッチがオン状態からオフ状態へ切り換わった後に前記発電制御部によって実行される予め設定されたスイッチオフ処理が完了したことを示す予め設定された処理完了条件が成立したか否かを、前記上位制御部との間で通信を行うことなく判断するように構成された完了判断部(S40,S60,S65)と、
    前記車両のイグニッションスイッチがオン状態からオフ状態へ切り換わった後において、前記処理完了条件が成立したと前記完了判断部が判断するまでは、前記第1スイッチをオン状態に維持するように構成されたオン維持部(S10〜S80)と
    を備える電子制御装置。
  2. 請求項1に記載の電子制御装置であって、
    前記処理完了条件は、前記車両のイグニッションスイッチがオン状態からオフ状態へ切り換わった後において、前記スイッチ制御部と前記上位制御部との間で通信途絶が発生してから予め設定されたオフ判定時間が経過すること、または、前記車両のイグニッションスイッチがオン状態からオフ状態へ切り換わってから前記オフ判定時間が経過することである電子制御装置。
  3. 請求項2に記載の電子制御装置であって、
    直近でドライビングサイクルが終了したときに実行された前記スイッチオフ処理に要した時間に基づいて前記オフ判定時間を設定するように構成されたドライビングサイクル設定部(S310,S320)を備える電子制御装置。
  4. 請求項2に記載の電子制御装置であって、
    前記スイッチオフ処理に要する時間を示す処理時間情報を前記上位制御部または前記発電制御部から受信すると、受信した前記処理時間情報に基づいて前記オフ判定時間を設定するように構成された受信設定部(S510〜S570)を備える電子制御装置。
  5. 請求項4に記載の電子制御装置であって、
    前記受信設定部は、前記処理時間情報を送信する送信元との間で通信が途絶した場合には、前記オフ判定時間を、予め設定された初期値に設定する電子制御装置。
  6. 請求項1に記載の電子制御装置であって、
    前記完了判断部(S65)は、前記第1スイッチの電流または電圧に基づいて、前記処理完了条件が成立したか否かを判断する電子制御装置。
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