JP6790608B2 - 車両用冷却装置 - Google Patents

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Description

本明細書は、車両に搭載される機器を冷却する車両用冷却装置に関する技術を開示する。
特許文献1には、車両用冷却装置に関する技術として、電動機によって冷媒を送出するポンプの故障を、電動機の回転数に基づいて判断する技術が開示されている。特許文献2には、三相交流によって動作する永久磁石同期電動機において、回転子(ロータ)の位置および回転数を、固定子(ステータ)の各相に流れる交流のゼロクロス点の間隔から判断する技術が開示されている。このように電動機の回転数を三相交流の変動に基づいて判断する技術では、相切替え時に発生するサージ電流の前後にわたってゼロクロス点を検知しない期間(サージマスク期間)を設定する。
特開2013−185497号公報 特開2014−165990号公報
三相交流によって動作する永久磁石同期電動機をポンプの電動機として採用し、その回転数を三相交流の変動に基づいて判断する車両用冷却装置において、1回転分を想定して設定したサージマスク期間に外乱によって回転子が2回転(もしくは整数倍回転)する場合、電動機の回転数を実際より低く誤判断してしまう問題があった。この問題は、電動機の小型化に伴うロータのイナーシャの低下、および、電動機の出力向上を目的とする高回転化によって顕著となる。
本明細書に開示する一形態の車両用冷却装置は、車両に搭載される機器を冷却する。この車両用冷却装置は、ポンプと、ポンプ制御部と、回転数判断部と、計時部と、報知部とを備える。ポンプは、三相交流によって動作する永久磁石同期電動機を有し、永久磁石同期電動機によって発生する動力を用いて冷媒を送出する。ポンプ制御部は、ポンプに対する指示信号が稼働状態を示す期間において永久磁石同期電動機を稼働させるとともに、指示信号が停止状態を示す期間において永久磁石同期電動機を停止させる。回転数判断部は、三相交流における各相のゼロクロス点の間隔から永久磁石同期電動機の回転数を判断する。また、回転数判断部は、相切替え時に発生するサージ電流の前後にわたって前記ゼロクロス点を検知しない期間を設定する。計時部は、指示信号が稼働状態を示す期間において、回転数判断部によって判断される回転数が設定値未満に低下してから設定値未満を継続する継続時間を計測する。報知部は、継続時間が設定時間を超える場合、ポンプの異常を報知する。ポンプ制御部は、指示信号が稼働状態を示す期間において、回転数判断部によって判断される回転数が設定値未満に低下した場合、継続時間が設定時間を超える前に、永久磁石同期電動機を一時停止させた後、永久磁石同期電動機を再稼働させる再稼働部を含む。計時部は、再稼働部によって永久磁石同期電動機を再稼働させた後、回転数判断部によって判断される回転数が設定値以上である場合、計時部によって計測される継続時間を初期値に再設定する再設定部を含む。
上記形態の車両用冷却装置によれば、ポンプの異常を報知する時期を遅延することなく、永久磁石同期電動機の回転数を実際より低く誤判断する状態から復帰できる。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
車両の構成を示す説明図である。 ポンプ制御処理を示すフローチャートである。 計時・報知処理を示すフローチャートである。 電動機の回転数を誤判断した状態から復帰する様子を示すタイムチャートである。 ポンプの異常を報知する様子を示すタイムチャートである。
図1は、車両10の構成を示す説明図である。車両10は、2つの動力源を備えるハイブリッド車である。車両10は、内燃機関110と、動力伝達機構150と、駆動輪180と、二次電池210と、電力変換器220と、電動機230と、制御部300を備える。車両10の内燃機関110は、燃料を燃焼させることによって、駆動輪180を駆動する動力を生成する第1の動力源である。
車両10の二次電池210は、電力を蓄える蓄電池(バッテリ)である。二次電池210は、発電機として動作する電動機230を介して、内燃機関110の回転動力から変換される電力と、駆動輪180の回転動力から変換される電力とを蓄える。車両10の電力変換器220は、二次電池210から電動機230へと供給される電力を変換する。電力変換器220は、二次電池210から供給される直流電力を、電動機230を制御可能な三相交流電力に変換する三相出力インバータである。車両10の電動機230は、電気エネルギを力学的エネルギに変換することによって、駆動輪180を駆動する動力を生成する第2の動力源である。
車両10の動力伝達機構150は、内燃機関110および電動機230の各動力源から駆動輪180へと動力を伝達する。車両10の駆動輪180は、動力伝達機構150から伝達される動力によって回転する。車両10の制御部300は、内燃機関110、電動機230を始めとする車両10の各部を制御する制御装置である。
車両10は、更に、車両10に搭載される機器を冷却する車両用冷却装置20を備える。車両用冷却装置20は、冷媒を循環させることによって電力変換器220および電動機230を冷却する。車両用冷却装置20は、ポンプ400と、冷却系制御部500とを備える。
車両用冷却装置20のポンプ400は、電動機420を有する電動ポンプである。ポンプ400は、電動機420によって発生する動力を用いて冷媒を送出する。電動機420は、永久磁石が埋め込まれた回転子(ロータ)を有し、固定子(ステータ)の各相に流れる三相交流によって動作する永久磁石同期電動機(PMSM:Permanent Magnet Synchronous Motor)である。電動機420は、回転子の位置および回転数を三相交流の変動に基づいて判断するセンサレス制御によって制御可能に構成されている。
車両用冷却装置20は、電動機420を制御する機器として、インバータ430と、平滑コンデンサ440と、リレー451,452とを備える。インバータ430は、冷却系制御部500からの制御信号に基づいて、二次電池210から供給される直流電力を、電動機420を制御可能な三相交流電力に変換する三相出力インバータである。平滑コンデンサ440は、インバータ430と電気的に並列に接続されたコンデンサである。平滑コンデンサ440は、二次電池210からインバータ430に供給される直流電圧を平滑にする。リレー451,452は、冷却系制御部500からの制御信号に基づいて、二次電池210とインバータ430との間の電気的な接続を入り切りする。
車両用冷却装置20の冷却系制御部500は、ポンプ400を制御する制御装置である。冷却系制御部500は、制御部300からポンプ400に対する指示信号SWPに基づいて、ポンプ400を制御する。指示信号SWPは、二値変数である。値「0」を示す指示信号SWPは、ポンプ400を停止状態にする指示を表す。値「1」を示す指示信号SWPは、ポンプ400を稼働状態にする指示を表す。冷却系制御部500は、ポンプ制御部510と、回転数判断部520と、計時部530と、報知部540とを備える。
冷却系制御部500のポンプ制御部510は、指示信号SWPに基づいてインバータ430およびリレー451,452を制御する。ポンプ制御部510は、ポンプ400に対する指示信号SWPが稼働状態を示す期間において電動機420を稼働させる。ポンプ制御部510は、ポンプ400に対する指示信号SWPが停止状態を示す期間において電動機420を停止させる。
冷却系制御部500の回転数判断部520は、インバータ430から電動機420に供給される三相交流の変動に基づいて電動機420の回転数NWPを判断する。回転数判断部520は、三相交流における各相のゼロクロス点の間隔から電動機420の回転数NWPを判断する。回転数判断部520は、相切替え時に発生するサージ電流の前後にわたってゼロクロス点を検知しない期間(サージマスク期間)を設定する。電動機420の回転数NWPは、ポンプ400の回転数に等しい。
冷却系制御部500の計時部530は、指示信号SWPが稼働状態を示す期間において、回転数判断部520によって判断される回転数NWPが設定値Nr未満に低下してから設定値Nr未満を継続する継続時間TCを計測する。設定値Nrは、電動機420の正常な回転数Nsより低い回転数である。
冷却系制御部500の報知部540は、継続時間TCが設定時間Txを超える場合、ポンプ400の異常を報知する。報知部540は、診断フラグDGNを用いて、ポンプ400の異常を制御部300に報知する。診断フラグDGNは、二値変数である。値「0」を示す診断フラグDGNは、ポンプ400が正常である状態を表す。値「1」を示す診断フラグDGNは、ポンプ400が異常である状態を表す。
冷却系制御部500のポンプ制御部510は、再稼働部512を含む。再稼働部512は、指示信号SWPが稼働状態を示す期間において、回転数判断部520によって判断される回転数NWPが設定値Nr未満に低下した場合、継続時間TCが設定時間Txを超える前に、電動機420を一時停止させた後、電動機420を再稼働させる。
冷却系制御部500の計時部530は、再設定部532を含む。再設定部532は、再稼働部512によって電動機420を再稼働させた後、回転数判断部520によって判断される回転数NWPが設定値Nr以上である場合、計時部530によって計測される継続時間TCを初期値に再設定する。
冷却系制御部500の各部によって実現される各種機能は、コンピュータプログラムに基づいてソフトウェア的に実現される。冷却系制御部500の各種機能の少なくとも一部は、回路構成に基づいてハードウェア的に実現されてもよい。
図2は、ポンプ制御処理を示すフローチャートである。冷却系制御部500は、車両10の運転手による車両10の起動に伴って冷却系制御部500に電源が投入された場合に、ポンプ制御部510の機能に基づいて動作することによって、図2のポンプ制御処理を開始する。
図2のポンプ制御処理を開始した後、冷却系制御部500は、制御部300からの指示信号SWPが値「1」であるか否か、言い換えると、指示信号SWPが稼働状態を示しているか否かを判断する(ステップS110)。指示信号SWPが値「1」である場合、言い換えると、指示信号SWPが稼働状態を示している場合(ステップS110「YES」)、冷却系制御部500は、電動機420を稼働させる(ステップS120)。指示信号SWPが値「0」である場合、言い換えると、指示信号SWPが停止状態を示している場合(ステップS110「NO」)、冷却系制御部500は、電動機420を停止させた後(ステップS170)、図2のポンプ制御処理を終了する。冷却系制御部500は、モータ信号SMTを用いて、電動機420を制御する。値「0」を示すモータ信号SMTは、電動機420を停止させる制御モードを表す。値「1」を示すモータ信号SMTは、電動機420を稼働させる制御モードを表す。
ポンプ400を稼働させた場合(ステップS120)、冷却系制御部500は、回転数判断部520の機能によって判断される電動機420の回転数NWPが設定値Nr未満に低下しているか否かを判断する(ステップS130)。電動機420の回転数NWPが設定値Nr未満に低下する要因としては、回転数判断部520の機能によって回転数NWPを判断する際に、1回転分を想定して設定したサージマスク期間に外乱によって回転子が2回転(もしくは整数倍回転)する場合、電動機420の回転数を実際より低く誤判断することが考えられる。その他の要因としては、ポンプ400の故障が考えられる。
電動機420の回転数NWPが設定値Nr未満に低下しいてない場合(ステップS130「NO」)、冷却系制御部500は、指示信号SWPを判断する処理(ステップS110)以降から各処理を繰り返す。電動機420の回転数NWPが設定値Nr未満に低下している場合(ステップS130「YES」)、冷却系制御部500は、再稼働部512の機能に基づいて動作することによって、回転数NWPが設定値Nr未満に低下してから設定時間Taが経過したタイミングで、電動機420を一旦停止させる(ステップS150)。この場合、冷却系制御部500は、モータ信号SMTを値「1」から値「0」に切り替える。その後、電動機420を一旦停止させてから設定時間Tbが経過したタイミングで、電動機420を再稼動させる(ステップS160)。この場合、冷却系制御部500は、モータ信号SMTを値「0」から値「1」に切り替える。その後、冷却系制御部500は、指示信号SWPを判断する処理(ステップS110)以降から各処理を繰り返す。
図3は、計時・報知処理を示すフローチャートである。冷却系制御部500は、車両10の運転手による車両10の起動に伴って冷却系制御部500に電源が投入された場合に、計時部530および報知部540の各機能に基づいて動作することによって、図3の計時・報知処理を開始する。
図3の計時・報知処理を開始した後、冷却系制御部500は、制御部300からの指示信号SWPが値「1」であるか否か、言い換えると、指示信号SWPが稼働状態を示しているか否かを判断する(ステップS210)。指示信号SWPが値「1」である場合、言い換えると、指示信号SWPが稼働状態を示している場合(ステップS210「YES」)、冷却系制御部500は、回転数判断部520の機能によって判断される電動機420の回転数NWPが設定値Nr未満に低下しているか否かを判断する(ステップS220)。指示信号SWPが値「0」である場合、言い換えると、指示信号SWPが停止状態を示している場合(ステップS210「NO」)、冷却系制御部500は、図3の計時・報知処理を終了する。
回転数NWPが設定値Nr未満に低下している場合(ステップS220「YES」)、冷却系制御部500は、回転数NWPが設定値Nr未満に低下してから設定値Nr未満を継続する継続時間TCを計測する(ステップS230)。その後、冷却系制御部500は、継続時間TCが設定時間Txを超えるか否かを判断する(ステップS240)。設定時間Txは、電動機420を一旦停止させる設定時間Ta(図2のステップS150)と、電動機420を再稼働させる設定時間Tb(図2のステップS160)とを足し合わせた時間より長い。継続時間TCが設定時間Txを超えていない場合(ステップS240「NO」)、冷却系制御部500は、指示信号SWPを判断する処理(ステップS210)以降から各処理を繰り返す。
回転数NWPが設定値Nr未満に低下していない場合、もしくは、回転数NWPが設定値Nr未満から設定値Nr以上に増加した場合(ステップS220「NO」)、冷却系制御部500は、継続時間TCを初期値に再設定する(ステップS250)。その後、冷却系制御部500は、指示信号SWPを判断する処理(ステップS210)以降から各処理を繰り返す。
継続時間TCが設定時間Txを超える場合(ステップS240「YES」)、冷却系制御部500は、ポンプ400の異常を報知する(ステップS260)。この場合、冷却系制御部500は、診断フラグDGNを値「0」から値「1」に切り替える。その後、冷却系制御部500は、図3の計時・報知処理を終了する。
図4は、電動機の回転数を誤判断した状態から復帰する様子を示すタイムチャートである。図4には、車両10において用いられる各種の変数が図示されている。図4の各変数において、縦軸は各変数の値を示し、横軸は時間を示す。
車両10の車両動作状態が、動作停止状態を示す「OFF」から、各部に電源が投入される状態を示す「IG」を経て、走行準備が完了した状態を示す「READY」になった場合(タイミングT1)、制御部300は、指示信号SWPを値「0」(停止状態)から値「1」(稼働状態)に切り替える。冷却系制御部500は、指示信号SWPに基づいて、モータ信号SMTを値「0」(停止状態)から値「1」(稼働状態)に切り替える。これによって、電動機420が停止状態から稼働状態に移行するため、電動機420の回転数NWPは、回転数Nsへと上昇する。
その後、サージマスク期間に起因する回転数の誤判断によって、回転数NWPが設定値Nr未満に低下した場合(タイミングT2)、冷却系制御部500は、継続時間TCの計測を開始する。その後、回転数NWPが設定値Nr未満に低下してから設定時間Taが経過した場合(タイミングT3)、冷却系制御部500は、モータ信号SMTを値「1」(稼働状態)から値「0」(停止状態)に切り替える。これによって、電動機420が稼働状態から停止状態に移行する。
その後、電動機420を停止させてから設定時間Tbが経過した場合(タイミングT4)、冷却系制御部500は、指示信号SWPに基づいて、モータ信号SMTを値「0」(停止状態)から値「1」(稼働状態)に切り替える。これによって、正常な電動機420が停止状態から稼働状態に移行するため、電動機420の回転数NWPは、回転数Nsへと上昇する。回転数NWPが設定値Nr以上になった場合(タイミングT5)、冷却系制御部500は、継続時間TCの計測を停止し、継続時間TCを初期値である値「0」に再設定する。
図5は、ポンプの異常を報知する様子を示すタイムチャートである。図5には、図4と同様に、車両10において用いられる各種の変数が図示されている。
車両10の車両動作状態が、動作停止状態を示す「OFF」から、各部に電源が投入される状態を示す「IG」を経て、走行準備が完了した状態を示す「READY」になった場合(タイミングT11)、制御部300は、指示信号SWPを値「0」(停止状態)から値「1」(稼働状態)に切り替える。冷却系制御部500は、指示信号SWPに基づいて、モータ信号SMTを値「0」(停止状態)から値「1」(稼働状態)に切り替える。これによって、電動機420が停止状態から稼働状態に移行するため、電動機420の回転数NWPは、回転数Nsへと上昇する。
その後、ポンプ400の故障によって、回転数NWPが設定値Nr未満に低下した場合(タイミングT12)、冷却系制御部500は、継続時間TCの計測を開始する。その後、回転数NWPが設定値Nr未満に低下してから設定時間Taが経過した場合(タイミングT13)、冷却系制御部500は、モータ信号SMTを値「1」(稼働状態)から値「0」(停止状態)に切り替える。これによって、電動機420が稼働状態から停止状態に移行する。
その後、電動機420を停止させてから設定時間Tbが経過した場合(タイミングT14)、冷却系制御部500は、指示信号SWPに基づいて、モータ信号SMTを値「0」(停止状態)から値「1」(稼働状態)に切り替える。しかしながら、ポンプ400の故障によって、電動機420の回転数NWPは上昇しない。その後、継続時間TCが設定時間Txを超えた場合(タイミングT15)、冷却系制御部500は、診断フラグDGNを値「0」(ポンプ正常)から値「1」(ポンプ異常)に切り替える。
以上説明した実施形態によれば、ポンプ400の異常を報知する時期(タイミングT15)を遅延することなく、電動機420の回転数を実際より低く誤判断する状態から復帰できる。
上述した実施形態の特徴を以下に述べる。車両は、駆動輪を駆動する動力の少なくとも一部を、二次電池から供給される電力を用いて電動機によって生成する車両であればよく、ハイブリッド車に限らず、電気自動車、プラグインハイブリッド車および燃料電池自動車などであってもよい。
以上、実施形態を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、上述した実施形態を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面において説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載した組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面において説明した技術は、複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10…車両
20…車両用冷却装置
110…内燃機関
150…動力伝達機構
180…駆動輪
210…二次電池
220…電力変換器
230…電動機
300…制御部
400…ポンプ
420…電動機
430…インバータ
440…平滑コンデンサ
451…リレー
500…冷却系制御部
510…ポンプ制御部
512…再稼働部
520…回転数判断部
530…計時部
532…再設定部
540…報知部
DGN…診断フラグ
NWP…回転数
Nr…設定値
Ns…回転数
SMT…モータ信号
SWP…指示信号
TC…継続時間
Ta…設定時間
Tb…設定時間
Tx…設定時間

Claims (1)

  1. 車両に搭載される機器を冷却する車両用冷却装置であって、
    三相交流によって動作する永久磁石同期電動機を有し、前記永久磁石同期電動機によって発生する動力を用いて冷媒を送出するポンプと、
    前記ポンプに対する指示信号が稼働状態を示す期間において前記永久磁石同期電動機を稼働させるとともに、前記指示信号が停止状態を示す期間において前記永久磁石同期電動機を停止させるポンプ制御部と、
    前記三相交流における各相のゼロクロス点の間隔から前記永久磁石同期電動機の回転数を判断する回転数判断部であって、相切替え時に発生するサージ電流の前後にわたって前記ゼロクロス点を検知しない期間を設定する回転数判断部と、
    前記指示信号が前記稼働状態を示す期間において、前記回転数判断部によって判断される前記回転数が設定値未満に低下してから前記設定値未満を継続する継続時間を計測する計時部と、
    前記継続時間が設定時間を超える場合、前記ポンプの異常を報知する報知部と
    を備え、
    前記ポンプ制御部は、前記指示信号が前記稼働状態を示す期間において、前記回転数判断部によって判断される前記回転数が前記設定値未満に低下した場合、前記継続時間が設定時間を超える前に、前記永久磁石同期電動機を一時停止させた後、前記永久磁石同期電動機を再稼働させる再稼働部を含み、
    前記計時部は、前記再稼働部によって前記永久磁石同期電動機を再稼働させた後、前記回転数判断部によって判断される前記回転数が前記設定値以上である場合、前記計時部によって計測される前記継続時間を初期値に再設定する再設定部を含む、車両用冷却装置。
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