JP2016222227A - 車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリと駆動装置とを結ぶ電流経路に直列に接続された電流センサの異常診断において、診断精度を向上させる。【解決手段】ECU300は、イグニッションオフ操作により電流経路PLが非導通状態とされた期間に、電流センサ254によってオフセット値を検出する。ECU300は、オフセット値が所定の基準範囲外の場合に、イグニッションオン操作が行なわれた後、かつ電流経路PLが非導通状態から導通状態に切り替えられるまでの期間に、電流センサ254によってオフセット値を検出する。ECU300は、オフセット値が基準範囲R外のときに、電流センサ254に異常があると診断する一方で、オフセット値が基準範囲R内のときには、電流センサ254に異常がないと診断する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に関し、より特定的には、車両に搭載された電流センサの異常の有無を診断する技術に関する。
一般に、電動車両に搭載されたバッテリと駆動装置と結ぶ電流経路には電流センサが直列に接続される。この電流センサの検出値に基づいてバッテリの充放電が制御される。
電流センサの検出値に一定量以上のオフセットが生じる異常が起こり得る。このような異常が起こっているか否かの異常診断は、電流が電流経路を流れていない状態において取得された電流センサの検出値(いわゆるオフセット値)に基づいて行なうことができる。たとえば特開2007−99033号公報(特許文献1)に開示された電流センサの異常検出装置は、イグニッションスイッチがオフされた場合に、遮断手段(具体的にはリレー)により電気負荷への電力供給が遮断された状態における電流センサの検出値に基づいて、電流センサの異常を判定する。
特開2007−99033号公報 特開2012−63246号公報
電流センサにおいて、たとえば経年劣化等の要因により引き起こされた異常は、永続的なものである可能性が高い。その一方で、本発明者らは、電流センサでは一時的な異常も起こり得る点に着目した。
一時的な異常の例としては、電流センサに結露が生じた場合が挙げられる。より詳細に説明すると、空気に含まれ得る水蒸気の量は温度が低いほど小さくなる。そのため、たとえば外気温(より具体的には電流センサの周囲温度)が低い環境下でイグニッションオフ操作が行なわれた場合、電流センサ254からの出力信号を伝送するための配線経路に設けられたコネクタに水滴が生じ得る。あるいは、電流センサからの出力信号の処理基板上に水滴が生じる場合がある。このような場合、水滴による漏れ電流の増加等に起因して電流センサのオフセット値が異常値を示し、電流センサに異常があると診断され得る。
しかしながら、時間の経過とともに外気温が高くなると、結露は解消され得る。そうすると、電流センサのオフセット値は正常値へと戻る。その結果、電流センサに異常ありとの診断結果が誤りになってしまう可能性がある。
このような現象は以下のような状況にて起こり得る。たとえば早朝などで外気温が低い場合に、電流センサに結露が生じ得る。この状態での短時間の走行後にイグニッションオフ操作が行なわれると、結露が残った状態の電流センサを用いて電流値が取得され、メモリに記憶される。ただし、イグニッションオフ操作後であるため、電流センサに異常があるか否かの診断はこの時点では実施されない。その後、たとえば昼間になり外気温が上昇した後にイグニッションオン操作が行なわれた場合、電流センサに生じた結露は既に解消されている可能性がある。この状態にて、早朝に取得された電流値がメモリから読み出されて異常診断が行なわれと、電流センサに異常があると診断され得る。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、バッテリと駆動装置とを結ぶ電流経路に直列に接続された電流センサに異常があるか否かの異常診断において、診断精度を向上させることである。
本発明のある局面に従う車両は、蓄電装置と、駆動装置と、切替装置と、電流センサと、診断装置とを備える。駆動装置は、蓄電装置からの電力を用いて駆動力を発生させる。切替装置は、蓄電装置と駆動装置とを結ぶ電流経路に電気的に接続され、電流経路の導通状態および非導通状態を切り替え可能に構成される。電流センサは、電流経路に切替装置と直列に接続され、電流経路を流れる電流を検出する。診断装置は、電流センサによって検出された電流値に基づいて、電流センサに異常があるか否かを診断する。診断装置は、イグニッションオフ操作により電流経路が非導通状態とされた期間に、電流センサによって第1の電流値を検出する。診断装置は、第1の電流値が所定の基準範囲外の場合に、イグニッションオン操作が行なわれた後、かつ電流経路が非導通状態から導通状態に切り替えられるまでの期間に、電流センサによって第2の電流値を検出する。診断装置は、第2の電流値が基準範囲外のときに、電流センサに異常があると診断する一方で、第2の電流値が基準範囲内のときには、電流センサに異常がないと診断する。
本発明の他の局面に従う車両は、駆動装置と、切替装置と、電流センサと、報知部とを備える。駆動装置は、蓄電装置からの電力を用いて駆動力を発生させる。切替装置は、蓄電装置と駆動装置とを結ぶ電流経路に電気的に接続され、電流経路の導通状態および非導通状態を切り替え可能に構成される。電流センサは、電流経路に切替装置と直列に接続され、電流経路を流れる電流を検出する。報知部は、電流センサに異常がある場合に、電流センサに異常がある旨をユーザに報知する。報知部は、イグニッションオフ操作により電流経路が非導通状態とされた期間に、電流センサによって検出された第1の電流値が所定の基準範囲外の場合であって、イグニッションオン操作が行なわれた後、かつ電流経路が非導通状態から導通状態に切り替えられるまでの期間に電流センサによって検出された第2の電流値が基準範囲外のときに、電流センサに異常がある旨をユーザに報知する一方で、第2の電流値が基準範囲内のときには、電流センサに異常がある旨の報知を行なわない。
上記構成によれば、電流センサに異常があるか否かが、第1および第2の電流値に基づいて診断される。第1の電流値の取得時刻と第2の電流値の取得時刻との間には、ある程度の期間が経過する場合が多い。そのため、第1の電流値が基準範囲外の場合であっても、それが一時的な異常に基づくものであったときには、上記期間が経過することで異常を引き起こす要因が解消され得る。その結果、第2の電流値が基準範囲内になり、電流センサには異常が起こっていないと診断される可能性がある。これにより、電流センサの点検または修理を必要とする異常が実際には起こっていないにもかかわらず、異常があると診断されてしまう可能性を低減することができる。よって、診断精度を向上させることができる。
好ましくは、診断装置は、第1の電流値が基準範囲外の場合であって、イグニッションオン操作が行なわれたときには、電流経路を非導通状態に保持し、非導通状態において、第2の電流値に基づいて電流センサに異常があるか否かを診断する。
好ましくは、診断装置は、第2の電流値に基づいて電流センサに異常があるか否かを診断した後には、電流センサに異常があるか否かにかかわらず、電流経路を導通状態に切り替えて駆動装置を起動する。
上記構成によれば、第2の電流値に基づいて電流センサに異常があるか否かを診断するための期間が確保されるので、より確実に診断を実施することができる。また、診断の終了後には駆動装置を起動することにより、車両を走行可能な状態とすることができる。
好ましくは、診断装置は、第1および第2の電流値の各々を複数回取得して、複数回取得された第1の電流値の平均値が基準範囲内にあるか否かを判定するとともに、複数回取得された第2の電流値の平均値が基準範囲内にあるか否かを判定する。
一般に、電流センサによって検出された電流値は誤差を含み得る。上記構成によれば、複数回取得された電流値の平均値を用いて診断することにより、誤差の影響を低減することができる。したがって、診断精度を一層向上させることができる。
好ましくは、車両は、電流センサに異常がある旨をユーザに報知するための報知部をさらに備える。
上記構成によれば、電流センサに異常があることを知ったユーザは、車両をたとえばディーラまたは修理工場に持ち込んで修理を依頼することができる。
本発明によれば、蓄電装置と駆動装置とを結ぶ電流経路に直列に接続された電流センサに異常があるか否かの異常診断において、診断精度を向上させることができる。
本実施の形態に係る車両の全体構成を概略的に示す回路ブロック図である。 電流センサのオフセット値に基づく電流センサの異常診断を説明するための図である。 比較例に係る電流センサの異常診断を説明するためのタイムチャートである。 本実施の形態に係る電流センサの異常診断を説明するためのタイムチャートである。 IG−OFF操作時の電流センサの異常診断を説明するためのフローチャートである。 ReadyON−WAITフラグのオン/オフに応じたシステムメインリレーの制御を説明するためのフローチャートである。 IG−ON操作時の電流センサの異常診断を説明するためのフローチャートである。 実施の形態の変形例1に係る電流センサの異常診断を説明するためのタイムチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態]
<車両構成>
以下に説明する実施の形態では、本発明に係る車両の一例として、ハイブリッド車の構成を用いて説明する。しかし、本発明に係る車両は、バッテリが搭載されるものであればハイブリッド車に限定されるものではなく、電気自動車または燃料自動車であってもよい。
図1は、本実施の形態に係る車両の全体構成を概略的に示す回路ブロック図である。図1を参照して、車両1は、メインバッテリ250と、電圧センサ252と、電流センサ254と、温度センサ256と、システムメインリレー(SMR:System Main Relay)260と、PCU(Power Control Unit)200と、第1モータジェネレータ(MG:Motor Generator)10と、第2MG20と、動力分割機構30と、駆動輪40と、エンジン100と、電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)300と、補機バッテリ350と、電源用リレー360と、イグニッションスイッチ400と、報知部450とを備える。
エンジン100は、ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジン等の内燃機関である。エンジン100は、ECU300からの制御信号に応じて、車両1が走行するための駆動力を発生させる。
第1MG10および第2MG20の各々は、たとえば永久磁石がロータ(いずれも図示せず)に埋設された三相交流回転電機である。第1MG10および第2MG20は、いずれもPCU200によって駆動される。
第1MG10は、動力分割機構30を介してエンジン100のクランク軸に連結される。第1MG10は、エンジン100を始動させる際にはメインバッテリ250の電力を用いてエンジン100のクランク軸を回転させる。また、第1MG10はエンジン100の動力を用いて発電することも可能である。第1MG10によって発電された交流電力は、PCU200により直流電力に変換されてメインバッテリ250に充電される。また、第1MG10によって発電された交流電力は、第2MG20に供給される場合もある。
第2MG20は、メインバッテリ250からの電力および第1MG10により発電された電力のうちの少なくとも一方を用いて駆動軸を回転させる。また、第2MG20は回生制動によって発電することも可能である。第2MG20によって発電された交流電力は、PCU200により直流電力に変換されてメインバッテリ250に充電される。
動力分割機構30は、エンジン100のクランク軸、第1MG10の回転軸、および駆動軸の三要素を機械的に連結する動力伝達装置である。動力分割機構30は、上記三要素のうちのいずれか一つを反力要素とすることによって、他の2つの要素間での動力の伝達を可能とする。
PCU200は、コンバータ210と、インバータ220,230とを含む。コンバータ210は、昇圧動作時には、メインバッテリ250から供給された電圧(電池電圧)VBを昇圧してインバータ220,230に供給する。コンバータ210は、降圧動作時には、インバータ220,230から供給された電圧を降圧してメインバッテリ250を充電する。
インバータ220,230の各々は、たとえば一般的な三相インバータを含んで構成される。インバータ220は、たとえばエンジン100を始動させる際には動作指令値に従って第1MG10が動作するように、第1MG10の各相コイルの電流または電圧を制御する。インバータ230は、車両1の走行時には、車両走行に要求される駆動力を発生するために設定される動作指令値に従って第2MG20が動作するように、第2MG20の各相コイルの電流または電圧を制御する。
SMR260は、メインバッテリ250とPCU200とを結ぶ電流経路PLに直列に接続される。SMR260の閉成/開放は、ECU300からの制御信号に応じて制御される。SMR260が閉成されている場合、メインバッテリ250とPCU200との間で電力の授受が行なわれ得る。
メインバッテリ250は、再充電が可能に構成された蓄電装置である。メインバッテリ250としては、たとえばニッケル水素電池もしくはリチウムイオン電池などの二次電池、または電気二重層キャパシタなどのキャパシタを採用することができる。
電圧センサ252は、電池電圧VBを検出して、その検出結果を示す信号をECU300に出力する。
電流センサ254は、電流経路PLにSMR260と直列に接続される。電流センサ254は、メインバッテリ250に入出力される電流(入出力電流)IBを検出して、その検出結果を示す信号をECU300に出力する。なお、入出力電流IBは、メインバッテリ250からPCU200へと流れる方向(放電方向)を正方向とする。
温度センサ256は、メインバッテリ250の温度(電池温度)TBを検出して、その検出結果を示す信号をECU300に出力する。
ECU300は、CPU(Central Processing Unit)(図示せず)と、メモリ302と、入出力バッファ等とを含んで構成される。ECU300は、各センサから受ける信号、ならびにメモリ302に記憶されたマップおよびプログラムに基づいて、車両1が所望の状態となるように機器類を制御する。より具体的に、ECU300は、電池電圧VB、入出力電流IB、および電池温度TBに基づいて、メインバッテリ250の充放電を制御する。
電源用リレー360は、補機バッテリ350とECU300との間に直列に接続される。補機バッテリ350は、電源用リレー360が閉成されると、ECU300および図示しない補機類に電力を供給する。一方、電源用リレー360が開放されると、補機バッテリ350からECU300への電力の供給が遮断される。
イグニッションスイッチ400は、ユーザによる車両1の駆動システムの起動操作(イグニッションオン操作)および駆動システムの停止操作(イグニッションオフ操作)を受け付ける。以下、イグニッションオン操作を「IG−ON操作」と記載し、イグニッションオフ操作を「IG−OFF操作」と記載する。
IG−ON操作が行なわれると、IG−ON信号がイグニッションスイッチ400からECU300に出力される。ECU300は、IG−ON信号を受けると、車両1の駆動システムを停止状態(ReadyOFF状態)から起動状態(ReadyON状態)へと遷移させる。より具体的には、ECU300は、SMR260を開放状態から閉成状態へと切り替える。これにより、メインバッテリ250とPCU200との間で電力の授受が可能な状態となる。また、ECU300は、エンジン100、第1MG10、および第2MG20が駆動力を発生し得る状態となるように車両1を制御する。
一方、IG−OFF操作が行なわれると、IG−OFF信号がイグニッションスイッチ400からECU300に出力される。ECU300は、IG−OFF信号を受けると、車両1をReadyON状態からReadyOFF状態へと遷移させる。より具体的には、ECU300は、SMR260を閉成状態から開放状態へと切り替える。これにより、電流経路PLを流れる入出力電流IBが遮断される。また、ECU300は、エンジン100、第1MG10、および第2MG20が駆動力を発生しない状態となるように車両1を制御する。
ECU300は、ReadyON−WAITフラグを有する。ReadyOFF状態においてReadyON−WAITフラグがオンされると、オンの期間中、ECU300は、ReadyOFFの状態を保持する。ECU300は、ReadyON−WAITフラグがオンからオフに切り替わった後に、車両1の駆動システムをReadyOFF状態からReadyON状態へと遷移させる。
報知部450は、電流センサ254に異常がある場合に、その旨をユーザに報知する。報知部450は、たとえば車両1の警告灯により実現される。なお、異常の報知手法は特に限定されず、たとえば図示しないカーナビゲーションシステムのディスプレイまたは音声を用いてもよい。
<電流センサの異常診断>
電流センサ254では、入出力電流IBが電流経路PLを流れていない状態であっても、電流センサ254の検出値に一定量(たとえば数アンペア程度)以上のオフセットが生じる異常が起こり得る。この場合、入出力電流IBが電流経路PLを流れているか否かにかかわらず、常に上記オフセット分の誤差(オフセット誤差)が生じてしまうことになる。過大なオフセット誤差が生じていないことを担保するために電流センサ254の異常診断を実施することが望ましい。そのため、SMR260が開放されて入出力電流IBが電流経路PLを流れていない状態において、電流センサ254のオフセット値が取得される。電流センサ254に異常があるか否かは、このオフセット値に基づき診断される。
図2は、オフセット値に基づく電流センサ254の異常診断を説明するための図である。図2において、横軸は入出力電流IBを表す。縦軸は、電流センサ254の出力電圧を表す。図2に示す例では、入出力電流IBと電流センサ254の出力電圧との間にほぼ線形の関係が成立する。本実施の形態では、入出力電流IBがIc2以上かつIc1以下の範囲が基準範囲Rとして規定される。
SMR260の開放状態において電流センサ254の出力電圧がVc2以上かつVc1以下の間の範囲内の場合、オフセット電流は基準範囲R内である。この場合、ECU300は、電流センサ254に異常がない(正常)と診断する。
これに対し、SMR260の開放状態において電流センサ254の出力電圧がVc2よりも小さい場合、オフセット電流は、Ic2よりも小さい。また、電流センサ254の出力電圧がVc1よりも大きい場合、オフセット電流は、Ic1よりも大きい。このように、オフセット電流が基準範囲R外の場合、ECU300は、電流センサ254に異常があると診断する。
本実施の形態に係る電流センサ254の異常診断の特徴を明確にするために、まず比較例に係る電流センサの異常診断を説明する。なお、比較例に係る車両の構成は、図1に示す車両1の構成と同等であるため、説明は繰り返さない。
図3は、比較例に係る電流センサ254の異常診断を説明するためのタイムチャートである。図3および後述する図4において、横軸は経過時間を表す。縦軸は、上から順に電源用リレー360の閉成/開放、およびSMR260の閉成/開放(すなわち電流経路PLの導通状態/非導通状態)を表す。
図1および図3を参照して、時刻t11までの期間、車両1はReadyON状態にある。つまり、電源用リレー360およびSMR250は、いずれも閉成されている。
時刻t11においてIG−OFF操作が行なわれると、所定の期間経過後にSMR260が開放される(時刻t12)。そのため、車両1はReadyON状態からReadyOFF状態へと遷移する。
時刻t13において、電流センサ254によって電流値が取得される。SMR260が開放されているため、電流経路PLには入出力電流IBは流れていない。したがって、取得された電流値は、電流センサ254のオフセット値Ioである。このオフセット値Ioは、メモリ302(たとえばSRAM:Static Random Access Memory)に不揮発的に記憶される。その後、電源用リレー360が開放されることにより、ECU300への電力供給が遮断される(時刻t14)。
時刻t15にIG−ON操作が行なわれると、電源用リレー360が閉成されてECU300への電力供給が再開される。なお、時刻t14と時刻t15との間(すなわちIG−OFF操作とIG−ON操作との間)には、ある程度の期間(たとえば数時間〜数日程度)が経過する場合が多い。
時刻t16において、メモリ302に記憶された電流センサ254のオフセット値Ioに基づいて、電流センサ254に異常があるか否かが診断される。この診断手法については図2にて説明したため、ここでは説明は繰り返さない。電流センサ254に異常があると診断された場合、ECU300は、異常がある旨を報知部450によりユーザに報知する。これにより、ユーザは、ディーラまたは修理工場に車両1を持ち込んで異常の点検および異常箇所の修理を依頼することができる。その後、時刻t17において、SMR260が閉成されて、車両1はReadyOFF状態からReadyON状態へと遷移する。
ここで、電流センサ254の異常がたとえば経年劣化により引き起こされた場合、その異常は永続的なものである可能性が高い。その一方で、電流センサ254では一時的な異常も起こり得る。
一時的な異常の例として、電流センサ254の結露により起こる異常が挙げられる。空気に含まれ得る水蒸気の量(飽和水蒸気量)は温度が低いほど小さくなる。そのため、たとえば外気温(より具体的には電流センサ254の周囲温度)が低い場合、電流センサ254からの出力信号を伝送するための配線経路に設けられたコネクタ(図示せず)に水滴が生じ得る。あるいは、電流センサ254からの出力信号の処理基板(図示せず)上に水滴が生じる場合がある。このような場合、水滴による漏れ電流の増加等に起因して電流センサ254のオフセット値Ioが異常値を示し、電流センサ254に異常があると診断され得る。しかしながら、時間の経過とともに外気温が高くなると、結露が解消されて水滴がなくなる場合がある。
一時的な異常の他の例としては、電磁ノイズの重畳により起こる異常が挙げられる。タクシー等の車両に搭載された無線機から発せられた電磁波がノイズとして電流経路PLに重畳し得る。電流センサ254がホール素子を含んで構成される場合、その原理上、特に電磁波の影響が顕著になりやすい。ノイズが重畳している期間にIG−OFF操作が行なわれると、オフセット値Ioが異常値を示す可能性がある。そうすると、電流センサ254に異常があると診断され得る。しかしながら、ノイズ源である車両が車両1から離れると、この異常は起こらなくなり得る。
上記のような異常は一時的なものであるので、時間が経過すると電流センサ254のオフセット値は正常値へと戻り得る。しかしながら、比較例においては、そのような可能性について何ら考慮されていない。したがって、電流センサ254の点検または修理を必要とする異常が実際には起こっていないにもかかわらず、電流センサ254に異常があると診断されてしまう可能性がある。
そこで、本実施の形態によれば、電流センサ254によってオフセット値が2回取得される構成を採用する。まず、IG−OFF操作が行なわれた場合に1回目のオフセット値Io1が取得される。さらに、IG−ON操作が行なわれた後、かつ車両1がReadyON状態へと遷移するまでの期間に、2回目のオフセット値Io2が取得される。多くの場合、1回目のオフセット値Io1の取得時刻と2回目のオフセット値Io2の取得時刻との間には、ある程度の期間(数時間〜数日間程度)が経過するので、上述した一時的な異常を引き起こす要因が解消され得る。よって、電流センサ254の点検または修理を必要とする異常が起こっていないにもかかわらず異常があると診断してしまう可能性を低減できる。その結果、診断精度を向上させることができる。
図4は、本実施の形態に係る電流センサ254の異常診断を説明するためのタイムチャートである。図1および図4を参照して、時刻t22までの処理は、比較例における対応する処理(図3参照)と同等であるため、説明は繰り返さない。
時刻t23において、電流センサ254の1回目のオフセット値(第1の電流値)Io1が取得され、メモリ302に不揮発的に記憶される。その後、電源用リレー360が開放されることにより、ECU300への電力供給が遮断される(時刻t24)。
時刻t25においてIG−ON操作が行なわれると、電源用リレー360が閉成される。その一方で、本実施の形態では、ReadyON−WAITフラグがオンに設定される。これにより、SMR260は開放状態に維持される。
時刻t26において、メモリ302に記憶されたオフセット値Io1に基づいて、第1の異常診断が実施される。この診断手法は図2にて説明した手法と同等である。ここでは電流センサ254に異常があると診断された例について説明する。
時刻t27において、電流センサ254の2回目のオフセット値(第2の電流値)Io2が取得される。そして、取得されたオフセット値Io2に基づいて、第2の異常診断が実施される(時刻t28)。第2の異常診断の診断手法も図2にて説明した手法と同等である。
図4に示すタイムチャートでは、第2の異常診断においてオフセット値Io2が基準範囲R内の場合、たとえ第1の異常診断においてオフセット値Io1が基準範囲R外であっても、第2の異常診断における異常なしとの診断結果が優先される。これにより、1回目のオフセット値Io1の取得時に起こっていた異常が一時的なものであった場合に電流センサ254に異常があると誤って診断してしまうことを防止できる。よって、診断精度を向上させることができる。
図5は、IG−OFF操作時の電流センサ254の異常診断を説明するためのフローチャートである。このフローチャートは、IG−OFF操作が行なわれた場合にメインルーチンから呼び出されて実行される。図5ならびに後述する図6および図7に示すフローチャートの各ステップ(以下、Sと略す)は、基本的にはECU300によるソフトウェア処理によって実現されるが、ECU300内に作製されたハードウェア(電子回路)によって実現されてもよい。
図1および図5を参照して、S110において、ECU300はSMR260を開放する。これにより、電流経路PLを流れるメインバッテリ250の入出力電流IBが遮断される(図4の時刻t22参照)。
S120において、ECU300は、電流センサ254の1回目のオフセット値Io1を取得して、メモリ302に不揮発的に記憶する(図4の時刻t23参照)。その後、処理はメインルーチンへと戻される。
図6は、ReadyON−WAITフラグのオン/オフに応じたSMR260の制御を説明するためのフローチャートである。このフローチャートは、IG−ON操作が行なわれた場合にメインルーチンから呼び出されて実行される。
図1および図6を参照して、S150において、ECU300は、ReadyON−WAITフラグがオンであるか否かを判定する。ReadyON−WAITフラグがオンの場合(S150においてYES)、ECU300は、SMR260の閉成を禁止する(S160)。一方、ReadyON−WAITフラグがオフの場合(S150においてNO)、ECU300は、SMR260の閉成を許可する(S170)。
図7は、IG−ON操作時の電流センサ254の異常診断を説明するためのフローチャートである。このフローチャートは、IG−ON操作が行なわれた場合にメインルーチンから呼び出されて実行される。
図1および図7を参照して、S210において、ECU300は、第1の異常診断を実施する(図4の時刻t26)。より詳細には、ECU300は、図5におけるS120にてメモリ302に記憶されたオフセット値Io1が基準範囲R内にあるか否かを判定する。オフセット値Io1が基準範囲R内の場合(S210においてYES)、ECU300は、処理をS280に進め、電流センサ254に異常がない(正常)と診断する。
一方、オフセット値Io1が基準範囲R外の場合(S210においてNO)、ECU300は、ReadyON−WAITフラグをオンする。これにより、SMR260が閉成されるまでの期間が確保されるので、その期間内に2回目のオフセット値Io2を取得して第2の異常診断を実施することが可能になる。
S230において、ECU300は、電流センサ254のオフセット値Io2を取得する(図4の時刻t27参照)。さらに、S240において、ECU300は、第2の異常診断を実施する。すなわち、ECU300は、S230にて取得されたオフセット値Io2が基準範囲R内にあるか否かを判定する(図4の時刻t28参照)。オフセット値Io2が基準範囲R内の場合(S240においてYES)、ECU300は、電流センサ254に異常がないと診断する(S280)。この場合、異常なしとの診断結果をユーザに報知する必要は特にないので、報知部450による報知は行なわれない。
一方、オフセット値Io2が基準範囲R外の場合(S240においてNO)、ECU300は、電流センサ254に異常があると診断する(S250)。さらに、ECU300は、報知部450を制御することにより、電流センサ254に異常がある旨をユーザに報知する。
その後、S260において、ECU300は、ReadyON−WAITフラグをオンからオフに切り替える(図4の時刻t29参照)。さらに、S270において、ECU300はSMR260を閉成させる。これにより、車両1がReadyOFF状態からReadyON状態へと遷移することが可能になる。
以上のように、本実施の形態によれば、電流センサ254のオフセット値が、IG−OFF操作により電流経路PLが非導通状態とされた期間に取得されるとともに、IG−ON操作が行なわれた後、かつ電流経路PLが非導通状態から導通状態に切り替えられるまでの期間に取得される。1回目のオフセット値Io1の取得時刻(図4の時刻t23)と2回目のオフセット値Io2の取得時刻(図4の時刻t27)との間には、ある程度の期間が経過する場合が多い。そのため、1回目のオフセット値Io1の取得時刻には一時的な異常が起こっていた場合であっても、時間の経過によりその異常を引き起こす要因が解消されると、2回目のオフセット値Io2に基づく第2の異常診断では異常がないと診断される。これにより、電流センサ254の点検または修理を必要とする異常が実際には起こっていないにかかわらず、電流センサ254に異常があると診断されてしまう可能性を低減することができる。よって、診断精度を向上させることができる。
[変形例1]
図4に示すタイムチャートでは、第1および第2の異常診断の各々において、電流センサ254のオフセット値が1回ずつ取得された結果に基づいて、電流センサ254の異常の有無を診断する構成を例に説明した。しかし、一般に、電流センサによって検出される電流値は誤差(バラつき)を含み得る。そのため、変形例においては、電流センサ254のオフセット値を複数回取得することにより、誤差の影響を低減する構成について説明する。
図8は、本実施の形態の変形例1に係る電流センサ254の異常診断を説明するためのタイムチャートである。図8を参照して、本変形例においては、時刻t331〜t333に示すように、電流センサ254のオフセット値Io1が3回取得される。そして、3回取得されたオフセット値Io1の平均値に基づいて、第1の異常診断が実施される(時刻t36参照)。第2の異常診断についても同様であるため、説明は繰り返さない(時刻t371〜t373参照)。
変形例1によれば、複数回取得されたオフセット値の平均値を用いて異常診断を行なうことにより、誤差の影響を低減できるので、診断精度を一層向上させることができる。なお、本変形例においてオフセット値の取得回数は複数回であればよく、2回または4回以上であってもよい。
[変形例2]
実施の形態にて説明した例によれば、1回目に取得されたオフセット値Io1に基づいて第1の異常診断が実施され、第1の異常診断において電流センサ254に異常があると診断された場合に、2回目のオフセット値Io2が取得される。しかし、第1および第2の異常診断は、両方のオフセット値Io1,Io2の取得後に実施してもよい。言い換えれば、第1の異常診断の結果にかかわらず、2回目のオフセット値Io2を取得してもよい。
この場合、オフセット値Io1が基準範囲R内であるか基準範囲R外であるかにかかわらず、オフセット値Io2が基準範囲R外の場合に電流センサ254に異常があると診断される。つまり、ECU300は、オフセット値Io1が基準範囲R外であり、かつオフセット値が基準範囲R外の場合、電流センサ254に異常があると診断する。また、ECU300は、オフセット値Io1が基準範囲R内であっても、オフセット値Io2が基準範囲R外であれば、電流センサ254に異常があると診断する。
一方、オフセット値Io1が基準範囲R内であるか基準範囲R外であるかにかかわらず、オフセット値Io2が基準範囲R内の場合には電流センサ254には異常がないと診断される。つまり、ECU300は、オフセット値Io1が基準範囲R内であり、かつオフセット値Io2が基準範囲R内の場合、電流センサ254に異常がないと診断する。さらに、ECU300は、オフセット値Io1が基準範囲R外であっても、オフセット値Io2が基準範囲R内であれば、電流センサ254に異常はないと診断する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両、10 第1MG、20 第2MG、30 動力分割機構、40 駆動輪、100 エンジン、200 PCU、210 コンバータ、220,230 インバータ、250 メインバッテリ、252 電圧センサ、254 電流センサ、256 温度センサ、260 SMR、300 ECU、302 メモリ、350 補機バッテリ、360 電源用リレー、400 イグニッションスイッチ。

Claims (7)

  1. 蓄電装置と、
    前記蓄電装置からの電力を用いて駆動力を発生させるための駆動装置と、
    前記蓄電装置と前記駆動装置とを結ぶ電流経路に電気的に接続され、前記電流経路の導通状態および非導通状態を切り替え可能に構成された切替装置と、
    前記電流経路に前記切替装置と直列に接続され、前記電流経路を流れる電流を検出する電流センサと、
    前記電流センサによって検出された電流値に基づいて、前記電流センサに異常があるか否かを診断する診断装置とを備え、
    前記診断装置は、
    イグニッションオフ操作により前記電流経路が前記非導通状態とされた期間に、前記電流センサによって第1の電流値を検出し、
    前記第1の電流値が所定の基準範囲外の場合に、イグニッションオン操作が行なわれた後、かつ前記電流経路が前記非導通状態から前記導通状態に切り替えられるまでの期間に、前記電流センサによって第2の電流値を検出し、
    前記第2の電流値が基準範囲外のときに、前記電流センサに異常があると診断する一方で、前記第2の電流値が前記基準範囲内のときには、前記電流センサに異常がないと診断する、車両。
  2. 前記診断装置は、前記第1の電流値が前記基準範囲外の場合であって、前記イグニッションオン操作が行なわれたときには、前記電流経路を前記非導通状態に保持し、前記非導通状態において、前記第2の電流値に基づいて前記電流センサに異常があるか否かを診断する、請求項1に記載の車両。
  3. 前記診断装置は、前記第2の電流値に基づいて前記電流センサに異常があるか否かを診断した後には、前記電流センサに異常があるか否かにかかわらず、前記電流経路を前記導通状態に切り替えて前記駆動装置を起動する、請求項2に記載の車両。
  4. 前記診断装置は、前記第1および第2の電流値の各々を複数回取得して、複数回取得された前記第1の電流値の平均値が前記基準範囲内にあるか否かを判定するとともに、複数回取得された前記第2の電流値の平均値が前記基準範囲内にあるか否かを判定する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両。
  5. 前記電流センサに異常がある旨をユーザに報知するための報知部をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両。
  6. 蓄電装置と、
    前記蓄電装置からの電力を用いて駆動力を発生させるための駆動装置と、
    前記蓄電装置と前記駆動装置とを結ぶ電流経路に電気的に接続され、前記電流経路の導通状態および非導通状態を切り替え可能に構成された切替装置と、
    前記電流経路に前記切替装置と直列に接続され、前記電流経路を流れる電流を検出する電流センサと、
    前記電流センサに異常がある場合に、前記電流センサに異常がある旨をユーザに報知するための報知部とを備え、
    前記報知部は、
    イグニッションオフ操作により前記電流経路が前記非導通状態とされた期間に、前記電流センサによって検出された第1の電流値が所定の基準範囲外の場合であって、イグニッションオン操作が行なわれた後、かつ前記電流経路が前記非導通状態から前記導通状態に切り替えられるまでの期間に、前記電流センサによって検出された第2の電流値が前記基準範囲外のときに、前記電流センサに異常がある旨をユーザに報知する一方で、前記第2の電流値が前記基準範囲内のときには、前記電流センサに異常がある旨の報知を行なわない、車両。
  7. 蓄電装置と、
    前記蓄電装置からの電力を用いて駆動力を発生させるための駆動装置と、
    前記蓄電装置と前記駆動装置とを結ぶ電流経路に電気的に接続され、前記電流経路の導通状態および非導通状態を切り替え可能に構成された切替装置と、
    前記電流経路に前記切替装置と直列に接続され、前記電流経路を流れる電流を検出する電流センサと、
    前記電流センサによって検出された電流値に基づいて、前記電流センサに異常があるか否かを診断する診断装置とを備え、
    前記診断装置は、
    イグニッションオフ操作により前記電流経路が前記非導通状態とされた期間に、前記電流センサによって第1の電流値を検出し、
    イグニッションオン操作が行なわれた後、かつ前記電流経路が前記非導通状態から前記導通状態に切り替えられるまでの期間に、前記電流センサによって第2の電流値を検出し、
    前記第1の電流値が所定の基準範囲外であり、かつ前記第2の電流値が前記基準範囲外の場合、前記電流センサに異常があると診断し、
    前記第1の電流値が前記基準範囲内であり、かつ前記第2の電流値が前記基準範囲外の場合、前記電流センサに異常があると診断し、
    前記第1の電流値が前記基準範囲外であり、かつ前記第2の電流値が前記基準範囲内の場合、前記電流センサに異常がないと診断し、
    前記第1の電流値が前記基準範囲内であり、かつ前記第2の電流値が前記基準範囲内の場合、前記電流センサに異常がないと診断する、車両。
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