JP2019183273A - 金属膜の形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基材表面へのダメージを抑制して密着性が良好で低抵抗な金属膜を形成することが可能な金属膜の形成方法を提供すること。【解決手段】一実施形態の金属膜の形成方法は、基材を処理容器内のステージに載置して前記処理容器内の雰囲気を制御する雰囲気制御工程と、前記処理容器内の前記基材に水素が添加された不活性ガスにより形成されるプラズマジェットを照射する前処理工程と、前記前処理工程の後、前記ステージを100℃以上に加熱した状態で前記基材に金属材料を溶射する溶射工程と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、金属膜の形成方法に関する。
従来、基材表面に対する溶射膜の密着性を高めるべく、基材表面に溶射膜を被覆する前に、基材表面を前処理する方法が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特表2015−503031号公報 特開平5−86451号公報
しかしながら、上記の方法では、前処理によって基材表面が損傷し、基材表面に対する溶射膜の密着性が低下したり、溶射膜の膜質が悪化したりする場合があった。
そこで、本発明の一態様では、基材表面へのダメージを抑制して密着性が良好で低抵抗な金属膜を形成することが可能な金属膜の形成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る金属膜の形成方法は、基材を処理容器内のステージに載置して前記処理容器内の雰囲気を制御する雰囲気制御工程と、前記処理容器内の前記基材に水素が添加された不活性ガスにより形成されるプラズマジェットを照射する前処理工程と、前記前処理工程の後、前記ステージを100℃以上に加熱した状態で前記基材に金属材料を溶射する溶射工程と、を有する。
開示の金属膜の形成方法によれば、基材表面へのダメージを抑制して密着性が良好で低抵抗な金属膜を形成することができる。
本発明の実施形態に係るプラズマ溶射装置の全体構成の一例を示す断面図 本発明の実施形態に係る金属膜の形成方法の一例を示すフローチャート Cu膜の引張強度を示す図 Cu膜の比抵抗値を示す図 溶射開始時のステージ温度を変化させたときの金属膜の断面を示す図 本発明の実施形態に係る金属膜の形成方法の適用例を示す図
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[プラズマ溶射装置]
本発明の実施形態に係る金属膜の形成方法が実施可能なプラズマ溶射装置の一例について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るプラズマ溶射装置の全体構成の一例を示す断面図である。
プラズマ溶射装置1は、銅(Cu)の粉末(以下「Cu粉末R1」という。)をノズル11の先端部の開口11bから噴射して、高速のガスにより形成されたプラズマジェットPの熱により溶融しながら基材Wの表面に向かって噴き出し、基材Wの表面にCu膜F1を形成する装置である。基材Wの種類は特に限定されず、例えば金属膜が形成された絶縁基板、パワーデバイス用基板であってよい。Cu粉末R1は、溶射材料の粉末の一例である。本実施形態に係る溶射材料の粉末は、Cu粉末に限らず、例えばリチウム(Li)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)、金(Au)であってもよい。
プラズマ溶射装置1は、供給部10、ガス供給部20、プラズマ生成部30、処理容器40、直流電源50、冷却手段60、加熱手段70、及び制御部80を有する。
供給部10は、ノズル11、及びフィーダ12を有し、Cu粉末R1をプラズマ生成ガスにより運び、先端部の開口から噴射する。フィーダ12は、Cu粉末R1をノズル11に供給する。Cu粉末R1は、フィーダ12内の容器12aに収納されている。Cu粉末R1は、1μm〜50μmの粒径の微粉末である。
フィーダ12には、アクチュエータ12bが設けられている。ノズル11は棒状の環状部材であり、その内部にCu粉末R1が運ばれる流路11aが形成されている。ノズル11の流路11aと容器12a内とは連通する。Cu粉末R1は、アクチュエータ12bの動力により容器12aを振動させることで、容器12aからノズル11内の流路11aに投入される。
ノズル11には、Cu粉末R1と共にプラズマ生成ガスが供給される。プラズマ生成ガスは、プラズマを生成するためのガスであり、流路11aにてCu粉末R1を運ぶキャリアガスとしても機能する。
ガス供給部20では、ガス供給源21からプラズマ生成ガスが供給され、バルブ22及びマスフローコントローラ(MFC:Mass Flow Controller)を通って開閉及び流量制御され、配管23を通ってノズル11内の流路11aに供給される。プラズマ生成ガスとしては、アルゴンガス(Ar)、ヘリウムガス(He)、窒素ガス(N)、水素ガス(H)、これら各種ガスを組み合わせたガス等のガスが利用できる。本実施形態では、プラズマ生成ガスとしてArを供給する場合を例に挙げて説明する。
ノズル11は、プラズマ生成部30の本体部13を貫通し、その先端部がプラズマ生成空間Uに突出する。Cu粉末R1は、プラズマ生成ガスによりノズル11の先端部まで運搬され、プラズマ生成ガスと共に先端部の開口11bからプラズマ生成空間Uに噴射される。
本体部13は、絶縁材料により形成されている。本体部13は、中央部に貫通口13aを有している。ノズル11の前方部分11cは、本体部13の貫通口13aに挿入されている。ノズル11の前方部分11cは、直流電源50に接続され、直流電源50から電流が供給される電極(カソード)としても機能する。ノズル11は、金属により形成されているが、直流電源50が接続させる前方部分11cは他の部分から絶縁されている。
プラズマ生成空間Uは、主に本体部13の凹み部13bと張出部13dとにより画定された空間であり、プラズマ生成空間Uにはノズル11の前方部分11cの先端部が突出している。張出部13dは、本体部13の外壁に設けられた金属板13cと一端部で連結している。金属板13cは、直流電源50に接続されている。これにより、金属板13c及び張出部13dは電極(アノード)として機能する。通常、本体部13は電気的に接地されているので、この場合もアノードは接地電位であっても良い。
アノードとカソードとの間には、直流電源50から500W〜10kWの電力が供給され、これにより、ノズル11の先端部と張出部13dの他端部との間で放電が生じる。これにより、プラズマ生成部30は、プラズマ生成空間Uにおいてノズル11から噴射したアルゴンガスを電離(分解)させ、アルゴンプラズマを生成する。
また、プラズマ生成空間Uには、Hが添加されたArが旋回流となって供給される。Hが添加されたArは、ガス供給源24から供給され、バルブ25及びマスフローコントローラ(MFC)を通って開閉及び流量制御され、配管26を通って本体部13内を流れ、横方向からプラズマ生成空間Uに供給される。
なお、図1では、プラズマ生成空間Uに導入されるHが添加されたArの供給流路が1つだけ図示されているが、本体部13には複数の供給流路が設けられている。これにより、Hが添加されたArは、複数の供給流路から横方向に旋回流となってプラズマ生成空間Uに供給される。これにより、生成されるプラズマの拡散を防ぎ、プラズマジェットPが直線偏向となる。これにより、プラズマ生成部30は、ノズル11の先端部から噴射したプラズマ生成ガスを分解して、ノズル11と軸芯Oが共通するプラズマジェットPを生成する。なお、本実施形態にて「軸芯が共通する」とは、供給部10(ノズル11)の中心軸とプラズマジェットの吹き付け方向の中心軸とが一致する又はほぼ同一方向に一致することをいう。
係る構成により、供給部10は、ノズル11の内部に形成された流路11aにCu粉末R1とアルゴンガスとを直進させ、先端部の開口11bからプラズマ生成空間Uに噴射する。噴射したCu粉末R1は、高速のアルゴンガスにより形成されたプラズマジェットPの熱により溶融しながら基材Wの表面に向かって噴き出され、基材Wの表面に溶射によるCu膜F1を形成する。
処理容器40は、円柱状の中空の容器であり、例えばアルミニウム、ステンレス、石英により形成されている。処理容器40は、天井部にて本体部13を支持し、供給部10及びプラズマ生成部30を閉空間とする。基材Wは、処理容器40の底部40aに配置されたステージ41に載置されて収容される。ステージ41は、例えばXYステージであってよい。これにより、基材Wを移動させながら金属膜を溶射できるので、大面積にわたって溶射膜を形成できるため、生産性が向上する。
処理容器40の側壁には、窓42、ゲートバルブ43、真空引きライン47、及びポート48が設けられている。窓42は、処理容器40の内部を目視するために利用される。ゲートバルブ43は、処理容器40の内部と外部との間で基材Wの搬出入をするために利用される。真空引きライン47には、排気装置44及び回収廃棄機構45が設けられている。排気装置44は、処理容器40の内部を所定の圧力に減圧する。回収廃棄機構45は処理容器40と排気装置44との間に設置されることが好ましく、処理容器40の内部のガス及びCu粉末R1を吸い込み、Cu粉末R1を廃棄する。若しくは回収廃棄機構45は排気装置44に含まれてもよい、即ち例えば排気装置44が水封ポンプの場合はポンプのオイルの中にCu粉末R1を取り込むことができる。また、処理容器40と回収廃棄機構45との間には、真空引きライン47の連通状態を制御するバルブ46が設けられている。ポート48には、酸素濃度計49が連結されている。酸素濃度計49は、処理容器40内の雰囲気の酸素濃度を測定する。酸素濃度計49は、例えば内臓のポンプにより処理容器40内の雰囲気を取り込む。酸素濃度の測定位置はポート48の付近でもよいが、酸素濃度計49の吸引チューブ49aにより基材Wの近傍の酸素濃度を測定することがより好ましい。酸素濃度計49は、例えばジルコニア式の酸素濃度計などである。
冷却手段60は、チラーユニット61、冷媒管62、冷媒流路63、冷媒管64、及びバルブ65,66を有する。冷媒流路63は、本体部13の内部に形成されている。チラーユニット61から供給された冷媒(例えば、冷却水)は、バルブ65,66の開閉により冷媒管62、冷媒流路63、及び冷媒管64を通って循環し、チラーユニット61に戻る。これにより、本体部13は冷却され、本体部13がプラズマの熱により高温になることを防ぐ。
加熱手段70は、処理容器40内に設けられたステージ41に埋め込まれたヒータ71と、ヒータ71に給電する電源72とを有する。但し、加熱手段70は、ステージ41の温度を調整可能であればよく、例えばステージ41の内部に温度制御された熱媒体を循環させる温度調節機等の別の機構であってもよい。
制御部80は、プラズマ溶射装置1の各部を制御する。具体的には、制御部80は、ガス供給部20(ガス供給源21,24、バルブ22,25)、フィーダ12(アクチュエータ12b)、処理容器40(ステージ41、ゲートバルブ43、排気装置44、回収廃棄機構45、バルブ46)、直流電源50、冷却手段60(チラーユニット61)、加熱手段70(電源72)等を制御する。
制御部80は、CPU、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びHDD(Hard Disk Drive)を有する。CPU31は、特定の金属の溶射材料をプラズマ溶射により成膜するためのプログラム(レシピ)を選択し、RAMに設定する。CPUは、RAMに記憶したプログラムに基づき、各部に制御信号を送る。これにより、基材Wに所望の特性のCu膜F1を溶射することができる。なお、制御部80の機能は、ソフトウエアを用いて実現されてもよく、ハードウエアを用いて実現されてもよい。
[金属膜の形成方法]
本発明の実施形態に係る金属膜の形成方法の一例について説明する。以下に説明する金属膜の形成方法は、制御部80がプラズマ溶射装置1の各部を制御することで実施される。図2は、本発明の実施形態に係る金属膜の形成方法の一例を示すフローチャートである。
まず、処理容器40内のステージ41に基材Wを載置する搬入工程S101を実施する。本実施形態では、ゲートバルブ43を開き、搬送機構(図示せず)により基材Wを処理容器40内のステージ41に載置する。
搬入工程S101の後、処理容器40内の雰囲気を制御する雰囲気制御工程S102を実施する。本実施形態では、ゲートバルブ43を閉じ、排気装置44により処理容器40内を所定の圧力に減圧することと不活性ガスによるパージを行う。雰囲気制御工程S102では、溶射する金属材料が酸素や水分によって酸化することを防止できるという観点から、処理容器40内を100ppm以下の酸素濃度の低い雰囲気にすることが好ましい。より好ましくは30ppm以下の酸素濃度の低い雰囲気にすることが好ましい。処理容器40内を100ppm以下の酸素濃度の雰囲気にする方法としては、サイクルパージ処理が挙げられる。サイクルパージ処理は、処理容器40内の真空引きを行った後にガス供給部(図示せず)から不活性ガスを供給して昇圧し、再び処理容器40内を真空引きするというサイクルを複数回行う処理である。本実施形態におけるサイクルパージの具体的な条件は、処理容器内40を一旦約90Torr(約12kPa)まで真空引きを行い、その後図示しないガス供給部よりArガスを処理容器内に大気圧まで充填して昇圧し、再び約90Torr(約12kPa)まで真空引きを行うサイクルを複数回行い、真空引きライン47とは別の処理容器40にある図示してポート48に連結された酸素濃度計49により処理容器内40内の雰囲気の酸素濃度を測定する。雰囲気の取り込みは酸素濃度計49に内臓のポンプにより吸引する。酸素濃度の測定位置はポート48の付近でもよいが、酸素濃度計の吸引チューブ49aにより基材Wの近傍の酸素濃度を測定することがより好ましい。酸素濃度計49は例えばジルコニア式の酸素濃度計などである。そして測定された酸素濃度が100ppmよりも十分低い値になったところでサイクルパージを完了して、真空を維持するか、又は処理容器40内に図示しないガス供給部よりArガスを導入して所定の圧力に維持してもよい。以上により雰囲気制御工程S102は終了する。
雰囲気制御工程S102の後、ステージ41を昇温する昇温工程S103を実施する。本実施形態では、加熱手段70によりステージ41を昇温する。昇温工程S103では、ステージ41の温度を100℃以上に昇温することが好ましく、150℃以上に昇温することがより好ましい。なお、昇温工程S103は、例えば雰囲気制御工程S102の前に実施してもよく、雰囲気制御工程S102と同時に実施してもよい。雰囲気制御工程S102と昇温工程S103とを同時に実施することで、雰囲気制御工程S102及び昇温工程S103に要する時間を短縮できるため、生産性が向上する。また、昇温工程S103は、後述する前処理工程S105においてステージ41の温度を100℃以上に昇温可能であれば省略してもよい。昇温工程S103を省略することで、昇温工程S103に要する時間が不要となるため、生産性が向上する。
昇温工程S103の後、処理容器40内の圧力を調整する調圧工程S104を実施する。本実施形態では、ガス供給源(図示せず)から不活性ガスを供給して処理容器40内を所定の圧力(例えば、数十KPa)に調整する。
調圧工程S104の後、処理容器40内の基材WにHが添加された不活性ガスにより形成されるプラズマジェットを照射する前処理工程S105を実施する。本実施形態では、ガス供給源21から配管23及びノズル11を介して処理容器40内に不活性ガスであるArを供給し、ガス供給源24から配管26を介して処理容器40内にHが添加された不活性ガスであるArを供給し、直流電源50によりアノードとカソードとの間に電圧を印加する。これにより、基材Wの表面に生じた酸化膜を除去できる。また、前処理工程S105では、ステージ41を移動させながら基材WにプラズマジェットPを照射することが好ましい。これにより、基材Wを移動させながらプラズマジェットを照射でき、大面積にわたって一度に前処理を実施できる。そのため、生産性が向上する。なお、前処理工程S105では、フィーダ12からノズル11にCu粉末R1を供給しない。本実施形態における調圧工程による処理容器40内の圧力は150〜500Torr(20〜67kPa)であることが好ましい、より好ましくは200〜400Torr(27〜53kPa)であることが好ましい。ガス供給源21からのAr流量は10〜40L/minであり、この流量は粉末の材料や平均粒径により最適流量が変化する。本実施形態のCu粉末においては10〜15L/minがより好ましい。またガス供給源24からのHを添加したArの流量は10〜20L/minが好ましい。Hを添加する場合、H濃度は5%以下が好ましい。ガス供給源24からはHを添加しないArを供給することも可能である。
前処理工程S105の後、ステージ41を100℃以上に加熱した状態で基材Wに金属材料を溶射する溶射工程S106を実施する。本実施形態では、ステージ41を100℃以上に加熱した状態でガス供給源21から配管23及びノズル11を介して処理容器40内にArを供給し、ガス供給源24から配管26を介して処理容器40内にAr又はHが添加されたArを供給し、直流電源50によりアノードとカソードとの間に電圧を印加して放電を発生させ、次にフィーダ12からノズル11にCu粉末R1を供給する。これにより、基材WにCu溶射膜を形成する。また、溶射工程S106では、ステージ41を移動させながら基材WにプラズマジェットPを照射することが好ましい。これにより、基材Wを移動させながら基材WにプラズマジェットPを照射でき、大面積にわたって一度にCu溶射膜を形成できる。また、溶射工程S106では、基材WとCu溶射膜との密着性が向上するという観点から、ステージ41の温度は150℃以上であることが好ましい。また、デバイスの耐熱温度との関係からステージ41の温度は400℃以下であることが好ましく、280℃以下であることがより好ましい。また、処理容器40内の圧力は150〜500Torr(20〜67kPa)であることが好ましい、より好ましくは200〜400Torr(27〜53kPa)であることが好ましい。ガス供給源21からのAr流量は10〜40L/minであり、この流量は粉末の材料や平均粒径により最適流量が変化する。本実施形態のCu粉末においては10〜15L/minがより好ましい。また、ガス供給源24からのArまたはHを添加したArの流量は10〜20L/minが好ましい。Hを添加する場合は、H濃度は5%又は5%以下が好ましい。
溶射工程S106の後、ステージ41を降温する降温工程S107を実施する。本実施形態では、冷却手段60によりステージ41を所定の温度(例えば、室温)に降温する。
降温工程S107の後、ステージ41に載置された基材Wを処理容器40内から搬出する搬出工程S108を実施する。本実施形態では、ゲートバルブ43を開き、搬送機構(図示せず)によりステージ41に載置された基材Wを処理容器40内から処理容器40外に搬出する。以上の工程により、基材WにCu溶射膜が形成される。
以上に説明した本発明の実施形態に係る金属膜の形成方法によれば、酸素濃度の低い雰囲気下の処理容器40内のステージ41に載置された基材WにAr又はHが添加されたArにより形成されるプラズマジェットを照射する前処理工程S105を実施する。その後、同じく酸素濃度の低い雰囲気下の処理容器40内のステージ41を100℃以上に加熱した状態で基材WにCu粉末を溶射する溶射工程を実施する。このように酸素濃度の低い雰囲気下において前処理工程S105及び溶射工程S106を連続して実施するので、前処理工程S105で基材W表面の酸化膜を除去し、基材W表面の酸化膜が除去された状態で基材W表面にCu溶射膜を形成できる。そのため、密着性が良好なCu溶射膜を形成できる。また、酸化膜が除去された清浄な表面にCu溶射膜を形成できるため、膜中のボイド(微小空隙)が少なく、低抵抗なCu溶射膜を形成できる。
[実施例]
本発明の実施形態に係る金属膜の形成方法によって形成したCu溶射膜の膜特性を評価した実施例について説明する。
(実施例1)
実施例1では、溶射工程S106における酸素濃度、作動ガス、電流値、及びステージ温度が異なる条件で、基材Wの一例であるAl膜付きチップ上のAl膜の上に金属膜の一例であるCu膜を形成した。なお、酸素濃度は処理容器40内の酸素濃度を、サイクルパージを行わず大気雰囲気と同じ約21%にした場合、サイクルパージを行わないが雰囲気をAr(圧力は大気圧)に置換して酸素濃度を約1%にした場合、およびサイクルパージを複数回行い酸素濃度を約10ppmまで下げた場合で比較した。酸素濃度は既に述べたように酸素濃度計で特定した。また、作動ガスとは前処理工程S105や溶射工程S106で使用するガス供給源21およびガス供給源24の両方から供給されるAr若しくはHを添加したArである。ArにHを添加する場合はガス供給源24から供給されるArのみにHを添加する。電流値とは直流電源50から供給される電流値を意味し、ステージ温度とは溶射工程S106での溶射開始時のステージ41の温度を意味する。また、Cu膜の上に、はんだを介してピン(径φ2mm)を接合させた試料を作成し、Cu膜と下地との引張強度を測定することにより、密着性を評価した。引張強度の測定は、以下の手順で行った。まず、試験台の上に、はんだを介して試料を固定した。次いで、径φ2mmのピンを上方に引っ張ることにより引張荷重を加えた。そして、引張荷重を徐々に増加させることにより、試料が破壊した時の引張荷重を測定した。実施例1における引張強度(単位はN)は、試料が破壊した時の引張荷重である。引張強度を測定した後、破壊箇所を特定した。
図3は、Cu膜の引張強度を測定した結果を示す図である。図3では、溶射工程S106における酸素濃度、作動ガス、電流値、及びステージ温度のそれぞれの条件について複数作製した試料A〜Hの引張強度(N)を示し、引張強度の平均値を棒グラフで表し、引張強度の最大値と最小値との間の範囲をエラーバーで表す。作動ガスの表記はガス供給源21のガス/ガス供給源24のガス両方を記載している(図4も同様)。
試料Aは、溶射工程S106における酸素濃度を約21%、作動ガスをArのみ、電流値を200アンペア(A)、ステージ温度を約80℃に制御してCu溶射膜を形成した試験サンプルである。
試料Bは、溶射工程S106における酸素濃度を約1%、作動ガスをArのみ、電流値を200A、ステージ温度を約80℃に制御してCu溶射膜を形成した試験サンプルである。
試料Cは、溶射工程S106における酸素濃度を約10ppm、作動ガスをArのみ、電流値を250A、ステージ温度を200℃以下に制御してCu溶射膜を形成した試験サンプルである。
試料Dは、溶射工程S106における酸素濃度を約10ppm、作動ガスをArおよび5%のHが添加されたAr、電流値を200A、ステージ温度を20℃に制御してCu溶射膜を形成した試験サンプルである。
試料Eは、溶射工程S106における酸素濃度を約10ppm、作動ガスをArおよび5%のHが添加されたAr、電流値を200A、ステージ温度を約100℃に制御してCu溶射膜を形成した試験サンプルである。
試料Fは、溶射工程S106における酸素濃度を約10ppm、作動ガスをArおよび5%のHが添加されたAr、電流値を200A、ステージ温度を150℃以上に制御してCu溶射膜を形成した試験サンプルである。
試料Gは、溶射工程S106における酸素濃度を約10ppm、作動ガスをArおよび5%のHが添加されたAr、電流値を250A、ステージ温度を150℃以上に制御してCu溶射膜を形成した試験サンプルである。
試料Hは、リファレンスとしてCu膜をスパッタ法によって形成した試験サンプルである。
図3の試料A,Bの結果から分かるように、酸素濃度を約21%から約1%に低くすることで、引張強度が向上する。即ち、Al膜とCu溶射膜との密着性が向上すると考えられる。
図3の試料B,Cの結果から分かるように、酸素濃度を1%から10ppmに低くし、電流値を200Aから250Aに変更し、ステージ温度を約80℃から200℃以下に変更することで、引張強度の平均値が向上する。即ち、Al膜とCu溶射膜との密着性が向上すると考えられる。
図3の試料D,E,Fの結果から分かるように、ステージ温度を高くすることで、引張強度の平均値が向上する。即ち、Al膜とCu溶射膜との密着性が向上すると考えられる。
図3の試料F,Gの結果から分かるように、電流値を大きくすることで、引張強度の平均値が向上する。即ち、Al膜とCu溶射膜との密着性が向上すると考えられる。
図3の試料C,Gの結果から分かるように、作動ガスをArのみからArおよび5%のHを添加したArに変更することで、引張強度の平均値が向上する。即ち、Al膜とCu溶射膜との密着性が向上すると考えられる。
図3の試料G,Hの結果から分かるように、溶射工程S106における酸素濃度を約10ppm、作動ガスをArおよび5%のHを添加したAr、電流値を250A、ステージ温度を150℃以上に制御することで、Cuスパッタ膜よりも高いCu溶射膜を形成できる。即ち、Cu溶射膜とAl膜との密着性がCuスパッタ膜とAl膜との密着性よりも向上すると考えられる。
(実施例2)
実施例2では、溶射工程S106における酸素濃度、作動ガス、及び表面平滑化処理の有無を異ならせた条件で、基材Wの一例であるAl板の上に金属膜の一例であるCu溶射膜を形成した。また、マイクロメータ(測定面がφ6.3mm)によりCu溶射膜の膜厚を測定し、四探針プローブ(端子間距離が2mm)によりCu溶射膜のシート抵抗値を測定し、Cu溶射膜の膜厚にシート抵抗値を掛け合わせることでCu溶射膜の比抵抗値を測定した。なお、表面平滑化処理とは、Cu溶射膜のシート抵抗値を四端子プローブにより測定する際、Cu溶射膜の表面凹凸によるシート抵抗値への影響を除去するために行う研磨処理である。この表面平滑化処理によりCu溶射膜のより正確な抵抗(比抵抗)を測定することができる。
図4は、Cu膜の比抵抗値を示す図である。図4では、それぞれの条件で複数作製した試料I〜LのCu膜の比抵抗値(μΩ・cm)を示す。
試料Iは、溶射工程S106における酸素濃度を約1又は約21%、作動ガスをArのみ、表面平滑化処理を「なし」に制御してCu溶射膜を形成した試験サンプルである。
試料Jは、溶射工程S106における酸素濃度が約10ppm、作動ガスをArのみ、表面平滑化処理を「なし」に制御してCu溶射膜を形成した試験サンプルである。
試料Kは、溶射工程S106における酸素濃度が約10ppm、作動ガスをAr及び5%のHが添加されたAr、表面平滑化処理を「なし」に制御してCu溶射膜を形成した試験サンプルである。
試料Lは、溶射工程S106における酸素濃度が約10ppm、作動ガスを5%のHが添加されたAr、表面平滑化処理を「あり」に制御してCu溶射膜を形成した試験サンプルである。
図4の試料I,Jの結果から分かるように、酸素濃度を約1%以上から約10ppmに変更することで、比抵抗値が13〜20μΩ・cmから5.2〜6.4μΩ・cmまで小さくなる。
図4の試料J,Kの結果から分かるように、作動ガスをArのみからArおよび5%のHが添加されたArに変更することで、比抵抗値が5.2〜6.4μΩ・cmから3.3〜3.4μΩ・cmまで小さくなる。
更に図4の試料K,Lの結果から分かるように、表面平滑化処理を実施することで、比抵抗値が3.3〜3.4μΩ・cmから1.8μΩ・cmまで小さくなる。即ち、Cu溶射膜の表面凹凸によるシート抵抗値への影響は、1.5〜1.6μΩ・cm程度であると考えられる。
(実施例3)
実施例3では、溶射工程S106における酸素濃度を約10ppm、作動ガスをAr及び5%のHが添加されたArにし、いくつかのステージ温度条件で、基材Wの一例である(Al−Si膜)の上に金属膜の一例であるCu溶射膜を形成した。なお、加熱手段70と及び冷却手段60によるステージ41への20℃の冷却水の供給の有無によって、ステージ温度を調整した。また、走査型電子顕微鏡(SEM:Scanning Electron Microscope)によりCu溶射膜の断面を観察した。
図5は、溶射開始時のステージ温度を変化させたときのCu溶射膜の断面を示す図である。図5は、試料M〜OのCu溶射膜の断面SEM像を示す。
試料Mは、溶射開始時のステージ温度を約20℃に制御してCu溶射膜を形成した試験サンプルである。
試料Nは、溶射開始時のステージ温度を約100℃に制御してCu溶射膜を形成した試験サンプルである。
試料Oは、溶射開始時のステージ温度を150℃以上に制御してCu溶射膜を形成した試験サンプルである。
図5の試料M,N,Oの結果から分かるように、溶射開始時のステージ温度を高くすることで、膜中のボイドが少ないCu溶射膜を形成できる。
[金属膜の形成方法の適用例]
本発明の実施形態に係る金属膜の形成方法の適用例について、金属膜の一例であるCu溶射膜を、3D配線構造を有するIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)モジュールに適用する場合を例に挙げて説明する。図6は、本発明の実施形態に係る金属膜の形成方法の適用例を示す図であり、IGBTモジュールの断面を示す。
IGBTモジュール100は、パワーモジュールの一例であり、放熱板101の上に、回路パターン103が形成された絶縁基板102がはんだ付けされている。回路パターン103の上には、シリコンチップ104がはんだ付けされている。放熱板101には、例えば前述した金属膜の形成方法により形成されるCu溶射膜が用いられる。絶縁基板102には、例えばアルミナや窒化アルミニウム等のセラミック板が用いられる。
シリコンチップ104の下面には、コレクタ電極104cが形成されている。コレクタ電極104cは、回路パターン103と電気的に接続されている。回路パターン103には、例えば前述した金属膜の形成方法により形成されるCu溶射膜が用いられる。このようにドライプロセスによってCu溶射膜が形成されるので、絶縁基板に銅回路板をDCB(Direct Copper Bond)法にて接合した放熱用絶縁基板と比較して、短納期、低コストでIGBTモジュール100を形成できる。
シリコンチップ104の上面には、エミッタ電極104eが形成されている。エミッタ電極104eは、電極膜105及び配線106を介して回路基板108と電気的に接続されている。配線106には、例えば前述した金属膜の形成方法により形成されるCu溶射膜が用いられる。
また、シリコンチップ104の上面には、ゲート電極104gが形成されている。ゲート電極104gは、配線107を介して回路基板108と電気的に接続されている。配線107には、例えば前述した金属膜の形成方法により形成されるCu溶射膜が用いられる。
シリコンチップ104の上部は、シリコンチップ104、電極膜105、配線106、配線107等を保護するため、シリコーン等の樹脂及び蓋(いずれも図示せず)により封止されて保護されている。
以上に説明したように、本発明の実施形態に係る金属膜の形成方法によって形成されるCu溶射膜は、IGBTモジュール100における放熱板101、回路パターン103、配線106、配線107等に適用可能である。Cu溶射膜は密着性が良好で低抵抗であるので、信頼性の高いIGBTモジュール100を実現できる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記内容は、発明の内容を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
上記の実施形態では、被対象物への特定の金属のプラズマ溶射は、基材Wへのプラズマ溶射に限らず、ロール状の電極シート、LCD(Liquid Crystal Display)、FPD(Flat Panel Display)等に用いられる各種基板等へ行っても良い。
1 プラズマ溶射装置
10 供給部
20 ガス供給部
30 プラズマ生成部
40 処理容器
41 ステージ
50 直流電源
60 冷却手段
70 加熱手段
80 制御部
100 IGBTモジュール
101 放熱板
102 絶縁基板
103 回路パターン
104 シリコンチップ
104c コレクタ電極
104e エミッタ電極
104g ゲート電極
105 電極膜
106 配線
107 配線
108 回路基板
P プラズマジェット
R1 Cu粉末
U プラズマ生成空間
W 基材

Claims (7)

  1. 基材を処理容器内のステージに載置して前記処理容器内の雰囲気を制御する雰囲気制御工程と、
    前記処理容器内の前記基材に水素が添加された不活性ガスにより形成されるプラズマジェットを照射する前処理工程と、
    前記前処理工程の後、前記ステージを100℃以上に加熱した状態で前記基材に金属材料を溶射する溶射工程と、
    を有する、
    金属膜の形成方法。
  2. 前記溶射工程の前に、前記ステージを100℃以上に昇温する昇温工程を有する、
    請求項1に記載の金属膜の形成方法。
  3. 前記雰囲気制御工程は、前記処理容器内を100ppm以下の酸素濃度の雰囲気にする、
    請求項1又は2に記載の金属膜の形成方法。
  4. 前記ステージは、XYステージであり、
    前記前処理工程は、前記XYステージを移動させながら前記基材に前記プラズマジェットを照射する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の金属膜の形成方法。
  5. 前記ステージは、XYステージであり、
    前記溶射工程は、前記XYステージを移動させながら前記基材に前記金属材料を溶射する、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の金属膜の形成方法。
  6. 前記基材は、金属膜が形成された絶縁基板であり、
    前記溶射工程は、前記金属膜の表面に前記金属材料を溶射する、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の金属膜の形成方法。
  7. 前記基材は、絶縁基板であり、
    前記溶射工程は、前記絶縁基板の表面に前記金属材料を溶射する、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の金属膜の形成方法。
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