JP2002194539A - 薄膜形成方法及び装置 - Google Patents

薄膜形成方法及び装置

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JP2002194539A JP2000394288A JP2000394288A JP2002194539A JP 2002194539 A JP2002194539 A JP 2002194539A JP 2000394288 A JP2000394288 A JP 2000394288A JP 2000394288 A JP2000394288 A JP 2000394288A JP 2002194539 A JP2002194539 A JP 2002194539A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成膜速度が速く低コストで良質の保護膜を形
成することによって、プラズマディスプレイパネルの低
電圧化と発光効率向上を図ることができる薄膜形成方法
及び装置を提供する。 【解決手段】 反応容器1内を排気して真空状態にする
と共にスパッタリングガスを導入した状態で反応容器1
内を所定圧力に制御し、成膜材料4を保持した成膜材料
保持手段5に高周波電圧を印加してプラズマを発生さ
せ、成膜材料4表面を成膜材料活性化手段11により活
性化させながら、プラズマにより成膜材料4をスパッタ
リングすることで成膜材料4をクラスター化させ、その
クラスター化された成膜材料4を被処理体3に堆積させ
て成膜する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置や表示
デバイス等に用いる液晶表示パネル、プラズマディスプ
レイパネル(ガス放電表示パネル又はPDPとも呼ぶ)
の製造に採用される薄膜形成方法及び装置に関し、特に
プラズマディスプレイパネルの誘電体層の保護膜となる
薄膜の形成方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置や表示デバイスの製造
分野において基板の大型化が進んでおり、プラズマディ
スプレイパネルでは特にその傾向が顕著である。
【0003】交流駆動型(AC)プラズマディスプレイ
パネルでは、放電によるイオン衝撃から誘電体層を保護
するための保護膜として薄膜が形成されている。この薄
膜としては一般的に酸化マグネシウム(MgO)膜が用
いられる。
【0004】プラズマディスプレイパネルの駆動電圧
は、素子構造や封入ガス等多くの要因によって決定され
る。放電空間に接する保護膜の2次電子放出係数はその
ひとつであり、2次電子放出係数が大きい程、低電圧で
駆動することができる。そこでプラズマディスプレイパ
ネルの低電圧化を図る上で、2次電子放出係数が大きい
酸化マグネシウムが適している。
【0005】酸化マグネシウム膜は一般に電子ビーム蒸
着法、つまり電子ビームを利用した電子エネルギー照射
により、真空中酸素雰囲気で図5に示す模式図のよう
に、ターゲット保持台5に保持された蒸着源となるター
ゲット4を蒸発させて、誘電体層の表面に配向性をもっ
た結晶性のMgOの薄膜を基板に堆積させる方法を用
い、その後焼成工程を経て薄膜を形成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年のプラズマディス
プレイパネルの大型化に伴い、大面積の基板が必要にな
り、この基板を収納して酸化マグネシウを基板に堆積さ
せるためには大型の真空装置が必要となる。そこで、大
面積化したプラズマディスプレイパネルの消費電力を低
く抑えてコスト低減を図るために、更なる低電圧化が求
められている。
【0007】ところが上記従来法である電子ビーム蒸着
法を用いて酸化マグネシウ膜をプラズマディスプレイパ
ネルに薄膜形成する場合、電子ビームは小スポットに集
中して照射を行うため、成膜速度が遅くなって生産性が
低下し、装置コストが割高になると共に低電圧化も困難
であるという問題があった。その上、図5に示すように
Mg原子とO原子が一旦分解した後、基板上で再結合し
てMgO膜となるため再現性が悪く、良質の膜が得られ
ないという問題もあった。
【0008】また、プラズマ放電を利用して基板に薄膜
を形成するスパッタリング法を用いた場合でも、酸化マ
グネシウム自体が耐スパッタ性膜であるため、非常に成
膜速度が遅く生産性に劣るという問題があった。
【0009】そこで本発明は上記のような問題点を解消
し、ターゲット表面を活性化させながらスパッタリング
を行い、クラスター化したMgOを基板に堆積させて成
膜速度が速く低コストで良質の保護膜(薄膜)を形成す
ることによって、プラズマディスプレイパネルの低電圧
化と発光効率向上を図ることができる薄膜形成方法及び
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明の薄膜
形成方法は上記目的を達成するために、反応容器内を排
気して真空状態にすると共にスパッタリングガスを導入
した状態で反応容器内を所定圧力に制御し、成膜材料を
保持した成膜材料保持手段に高周波電圧を印加してプラ
ズマを発生させ、成膜材料表面を活性化させながら、プ
ラズマにより成膜材料をスパッタリングすることで成膜
材料をクラスター化させ、そのクラスター化された成膜
材料を被処理体に堆積させて成膜することを特徴とす
る。
【0011】この方法によれば、真空状態の反応容器内
にプラズマ生成用のスパッタリングガスを導入した状態
で、反応容器内を所定圧力に制御して減圧雰囲気中の成
膜材料保持手段に高周波電圧を印加するので、成膜材料
として絶縁物でありプラズマディスプレイパネルの保護
膜として好適な酸化マグネシウムを用いた場合にも、ガ
スのイオンによって成膜材料表面がプラスにチャージさ
れることなく、プラズマの発生を継続させることができ
る。そして、プラズマによるスパッタリング中、成膜材
料表面を活性化させるので、スパッタリングしてクラス
ター化させた成膜材料例えばクラスター化したMgO
を、被処理体に堆積させて成膜することができる。した
がって、耐スパッタ性膜であるMgO膜でも成膜速度が
速くなって生産性が向上し、コスト低減を図ることがで
きると共に、再現性も良くなるので良質の薄膜を形成す
ることができる。また上記方法を用いてプラズマディス
プレイパネルの保護膜を形成すれば、プラズマディスプ
レイパネルの放電開始電圧、放電維持電圧および発光効
率を向上することができる。
【0012】ここで、成膜材料表面を活性化させる方法
がレーザ光の照射であり、レーザの光源がKrF、Ar
F等のエキシマレーザ、YAGレーザの第2又は第3高
調波、LDのいずれかであると好適である。
【0013】また、成膜材料表面を活性化させる方法が
ランプ光の照射であり、ランプの光源が、紫外線、遠紫
外線、赤外線、遠赤外線のいずれかであると好適であ
る。
【0014】また上記方法でクラスター化された成膜材
料を被処理体に堆積させる際、成膜材料表面の活性化お
よび/またはプラズマの強度を制御する、例えば発光分
析により成膜材料のプラズマ発光強度が一定となるよう
に制御することにより、成膜材料がクラスター化した際
にそのクラスターが一定個数内であるように調整しなが
ら成膜を実施することができる。
【0015】本発明の第2発明の薄膜形成方法は、反応
容器内を排気して真空状態にすると共にスパッタリング
ガスを導入した状態で反応容器内を所定圧力に制御し、
成膜材料を保持した成膜材料保持手段に高周波電圧を印
加してプラズマを発生させ、成膜材料に埋め込まれた加
熱手段により成膜材料を加熱しながら、プラズマにより
成膜材料をスパッタリングすることで成膜材料をクラス
ター化させ、そのクラスター化された成膜材料を被処理
体に堆積させて成膜することを特徴とする。
【0016】この発明の方法によれば、真空状態の反応
容器内にプラズマ生成用のスパッタリングガスを導入し
た状態で、反応容器内を所定圧力に制御して減圧雰囲気
中の成膜材料保持手段に高周波電圧を印加するので、成
膜材料として絶縁物でありプラズマディスプレイパネル
の保護膜として好適な酸化マグネシウムを用いた場合に
も、ガスのイオンによって成膜材料表面がプラスにチャ
ージされることなく、被処理体との対向空間で発生させ
たプラズマの発生を継続させることができる。そして、
プラズマによるスパッタリング中、成膜材料に埋め込ま
れた加熱手段により成膜材料を加熱するので、スパッタ
リングしてクラスター化させた成膜材料例えばクラスタ
ー化したMgOを、被処理体に堆積させて成膜すること
ができる。したがって、耐スパッタ性膜であるMgO膜
でも成膜速度が速くなって生産性が向上し、コスト低減
を図ることができると共に、再現性も良くなるので良質
の薄膜を形成することができる。また上記方法を用いて
プラズマディスプレイパネルの保護膜を形成すれば、プ
ラズマディスプレイパネルの放電開始電圧、放電維持電
圧および発光効率を向上することができる。
【0017】また上記第1、第2発明の各方法におい
て、被処理体を加熱可能に保持すると好適である。
【0018】本発明の第3発明の薄膜形成装置は、真空
状態の維持が可能な反応容器と、反応容器内を所定圧力
に制御する圧力制御手段と、反応容器内にスパッタリン
グガスを供給するガス導入口と、成膜材料が保持されて
高周波電圧の印加が可能な成膜材料保持手段と、スパッ
タリングにより成膜される被処理体を成膜材料保持手段
の対向位置で保持する被処理体保持手段と、成膜材料保
持手段に高周波電圧を印加してプラズマを発生させる高
周波電源と、成膜材料表面を活性化させる成膜材料活性
化手段とを有し、成膜材料表面の活性化とプラズマによ
るスパッタリングを並行して行って被処理体に成膜する
ように構成したことを特徴とする。
【0019】上記発明の装置によれば、第1発明の方法
を各構成手段により具体的に実現し、この装置を用いて
プラズマディスプレイパネルの保護膜を形成すれば、プ
ラズマディスプレイパネルの放電開始電圧、放電維持電
圧および発光効率を向上することができる。
【0020】ここで、成膜材料活性化手段がレーザであ
り、レーザの光源が、KrF、ArF等のエキシマレー
ザ、YAGレーザの第2又は第3高調波、LDのいずれ
かであると好適である。
【0021】また 成膜材料活性化手段がランプであ
り、ランプの光源が、紫外線、遠紫外線、赤外線、遠赤
外線のいずれかであると好適である。
【0022】また上記装置で、成膜材料表面の活性化と
プラズマによるスパッタリングを並行して行って被処理
体に成膜する際、プラズマ状態を観察するプラズマ状態
観察手段を有すると共に、その観察結果に基づいて、成
膜材料活性化手段の出力および/または高周波電源の出
力を制御するプラズマ状態制御手段、例えばプラズマ状
態観察手段として発光分析装置を用いてそのデータに基
づいて各出力を制御するようにすれば、成膜材料がクラ
スター化した際にそのクラスターが一定個数内であるよ
うに調整しながら成膜を実施することができる。
【0023】本発明の第4発明の薄膜形成装置は、真空
状態の維持が可能な反応容器と、反応容器内を所定圧力
に制御する圧力制御手段と、反応容器内にスパッタリン
グガスを供給するガス導入口と、成膜材料が保持されて
高周波電圧の印加が可能な成膜材料保持手段と、スパッ
タリングにより成膜される被処理体を成膜材料保持手段
の対向位置で保持する被処理体保持手段と、成膜材料保
持手段に高周波電圧を印加してプラズマを発生させる高
周波電源と、成膜材料を加熱するために成膜材料に埋設
した成膜材料加熱手段とを有し、成膜材料の加熱とプラ
ズマによるスパッタリングを並行して行って被処理体に
成膜するように構成したことを特徴とする。
【0024】この発明の装置によれば、第2発明の方法
を各構成手段によって具体的に実現することができる。
【0025】また上記第3、第4発明の各装置におい
て、被処理体を保持する被処理体保持手段が、加熱可能
に構成されると好適である。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の薄膜形成装置及び方法の
実施形態について図1〜図4を参照しながら具体的に説
明する。
【0027】(第1実施形態)図1は本発明の第1実施
形態に基づく、プラズマディスプレイパネルの保護膜と
なる薄膜の形成装置の概略構成を示している。反応容器
1の内部には、基板(被処理体)3を保持し、基板3を
必要に応じて加熱できるヒータ(加熱手段)を備えたス
テージ(被処理体保持手段)2が設置されている。ステ
ージ2の対向位置にはターゲット(成膜材料)4を保持
したターゲット保持台(成膜材料保持手段)5が設置さ
れている。ターゲット保持台5は一般的に銅製であり、
成膜中の温度上昇を避けるため、冷却水により冷却され
ている。ターゲット保持台5には、電界に直交する磁界
をターゲット4表面に発生させるマグネット6が裏面に
配置され、高周波電源7と接続されて高周波の電圧が印
加されたときに、ターゲット4の表面でプラズマを発生
させて酸化マグネシウム等の絶縁物のターゲット4でも
効果的にスパッタを起こさせることができる構成となっ
ている。8はプラズマ生成用のスパッタリングガスを導
入するガス導入口であり、9は反応容器1内を図示しな
い真空排気ポンプにより排気する排気ポートであり、1
0は真空引き後にガス導入口8を通じてスパッタリング
ガスを導入した状態で、反応容器1内の圧力を所定圧力
に制御する圧力制御バルブ(圧力制御手段)である。1
1は、プラズマ発生中にターゲット4表面を活性化させ
るターゲット活性化手段(成膜材料活性化手段)であ
る。
【0028】以上のように構成された第1実施形態の薄
膜形成装置の動作について説明する。まず、ステージ2
に基板3を載置した後、ガス導入口8からスパッタリン
グガスを導入し、圧力制御バルブ10により排気ポート
9を通じて反応容器1内を所定圧力に設定する。その
後、ターゲット保持台5に高周波電源7から高周波の電
圧を印加すると、プラズマが発生する。つまり、プラズ
マ中のスパッタリングガスの正のイオンが陰極となるタ
ーゲット保持台5上のターゲット4表面に衝突し、ター
ゲット原子を弾き飛ばす。そして弾き飛ばされたターゲ
ット原子を陽極となるステージ2に保持された基板3上
に堆積させて成膜する。この際、電界に直交して発生し
たマグネット6の磁界による作用でプラズマ密度の高い
部分が発生し、イオンのターゲット衝突量が増加するマ
グネトロンプラズマ放電が発生する。このマグネトロン
プラズマ放電と並行して成膜材料活性化手段11からタ
ーゲット4表面にエネルギーを照射してその表面を活性
化することで、図4に示すように耐スパッタ性材料であ
るMgOからMg原子とO原子がクラスター状でスパッ
タリングされ、高速で良質の薄膜を基板3上に成膜する
ことができる。
【0029】上記第1実施形態に基づいた実施例1を以
下に示す。
【0030】反応容器1内のステージ2に基板3を載置
した後、一旦反応容器1内を1×10-4Pa程度まで排
気ポート9を通じて真空引きを行った。ターゲット4に
はMgOを使用した。ガス導入口8からプラズマ生成用
のスパッタリングガスとしてアルゴン10ml/min
で導入し、反応容器1内の圧力を圧力制御バルブ10に
より1.0Paに制御した。その後、ターゲット保持台
5に高周波電源7から13.56MHzの高周波の電圧
を1.5kW印加してマグネトロンプラズマ放電を発生
させた。このマグネトロンプラズマ放電と並行して成膜
材料活性化手段11にKrFエキシマレーザを使用し、
ターゲット4表面にレーザ光を照射した。すると図4に
示すように、MgOがクラスター状でスパッタリングさ
れ、基板3上に成膜速度300nm/minで成膜され
た。
【0031】成膜過程でのMgOクラスター化の観察に
は、発光分光分析を使用した。従来の電子ビーム蒸着法
でスパッタリングを行った場合は、プラズマ中のアルゴ
ンイオンは波長330nm付近での発光が主に観察さ
れ、MgOは波長500nm付近でも発光が観察されな
かった。これに対し第1実施形態のスパッタリングを行
った場合は、成膜過程で同様の発光分光分析を行った結
果、MgOは波長500nm付近での発光が観察され、
図4に示すようにMgOがクラスター化していることが
判明した。
【0032】実施例1により形成された酸化マグネシウ
ム層の薄膜の膜質は、光学バンドギャップ値が7.7e
V、X線解析による膜構造は(1,0,0)及び(1,
1,0)面に優先配向した。膜質に関しては光源波長等
を変化させることで配向性を制御することも可能であ
る。形成された厚さ0.5μmの酸化マグネシウム層を
誘電体保護膜として、3電極面放電方式によるプラズマ
ディスプレイパネルに応用したときの放電性能は、放電
開始電圧が150Vであり、良好な特性を示した。
【0033】尚、上記第1実施形態では、成膜材料活性
化手段11としてKrFエキシマレーザを使用したが、
他のレーザ例えばYAGレーザ、紫外線ランプ、近赤外
線ランプあるいは遠赤外線ランプ光源による光照射を使
用しても同様の効果がある。
【0034】(第2実施形態)図2は本発明の第2実施
形態に基づく、プラズマディスプレイパネルの保護膜の
薄膜形成装置の概略構成を示している。第1実施形態と
同じ構成部分には同符号を付す。
【0035】反応容器1の内部には、基板3を保持し、
基板3を必要に応じて加熱できるヒータを備えたステー
ジ2が設置されている。ステージ2の対向位置にはター
ゲット4を保持したターゲット保持台5が設置されてい
る。ターゲット保持台5は一般的に銅製であり、成膜中
の温度上昇を避けるため、冷却水により冷却されてい
る。ターゲット保持台5には、電界に直交する磁界をタ
ーゲット4表面に発生させるマグネット6が裏面に配置
され、高周波電源7と接続されて高周波の電圧が印加さ
れたときに、ターゲット4の表面でプラズマを発生させ
て酸化マグネシウム等の絶縁物のターゲット4でも効果
的にスパッタを起こさせることができる構成となってい
る。8はプラズマ生成用のスパッタリングガスを導入す
るガス導入口であり、9は反応容器1内を図示しない真
空排気ポンプにより排気する排気ポートであり、10は
真空引き後にガス導入口8を通じてスパッタリングガス
を導入した状態で、反応容器1内の圧力を所定圧力に制
御する圧力制御バルブである。21は、プラズマ発生中
にターゲット4を加熱する加熱ヒータ(成膜材料加熱手
段)であり、ターゲット4に埋設され、加熱ヒータ21
用の電源22に接続されている。
【0036】以上のように構成された第2実施形態の薄
膜形成装置の動作について説明する。まず、ステージ2
に基板3を載置した後、ガス導入口8からスパッタリン
グガスを導入し、圧力制御バルブ10により排気ポート
9を通じて反応容器1内を所定圧力に設定する。その
後、ターゲット保持台5に高周波電源7から高周波の電
圧を印加すると、プラズマが発生する。つまり、プラズ
マ中のスパッタリングガスの正のイオンが陰極となるタ
ーゲット保持台5上のターゲット4表面に衝突し、ター
ゲット原子を弾き飛ばす。そして弾き飛ばされたターゲ
ット原子を、陽極となるステージ2に保持された基板3
上に堆積させて成膜する。この際、電界に直交して発生
したマグネット6の磁界による作用でプラズマ密度の高
い部分が発生し、イオンのターゲット衝突量が増加する
マグネトロンプラズマ放電が発生する。このマグネトロ
ンプラズマ放電と並行して成膜材料加熱ヒータ21でタ
ーゲット4を加熱することで、図4に示すように耐スパ
ッタ性材料であるMgOからMg原子とO原子がクラス
ター状でスパッタリングされ、高速で良質の薄膜を基板
3上に成膜することができる。
【0037】上記第2実施形態に基づいた実施例2を以
下に示す。
【0038】反応容器1内のステージ2に基板3を載置
した後、一旦反応容器1内を1×10-4Pa程度まで排
気ポート9を通じて真空引きを行った。ターゲット4に
はMgOを使用した。ガス導入口8からプラズマ生成用
のスパッタリングガスとしてアルゴン10ml/min
で導入し、反応容器1内の圧力を圧力制御バルブ10に
より1.0Paに制御した。その後、ターゲット保持台
5に高周波電源7から13.56MHzの高周波の電圧
を1.5kW印加してマグネトロンプラズマ放電を発生
させた。このマグネトロンプラズマ放電と並行して成膜
材料加熱ヒータ21を使用し、ターゲット4を600℃
以上に加熱した。すると図4に示すように、MgOがク
ラスター状でスパッタリングされ、基板3上に成膜速度
300nm/minで成膜された。
【0039】成膜過程でのMgOクラスター化の観察に
は、発光分光分析を使用した。従来の電子ビーム蒸着法
でスパッタリングを行った場合は、プラズマ中のアルゴ
ンイオンは波長330nm付近での発光が主に観察さ
れ、MgOは波長500nm付近でも発光が観察されな
かった。これに対し第2実施形態のスパッタリングを行
った場合は、成膜過程で同様の発光分光分析を行った結
果、MgOは波長500nm付近での発光が観察され、
図4に示すようにMgOがクラスター化していることが
判明した。
【0040】実施例2により形成された酸化マグネシウ
ム層の薄膜の膜質は、光学バンドギャップ値が7.7e
V、X線解析による膜構造は(1,0,0)及び(1,
1,0)面に優先配向した。膜質に関しては成膜温度等
を変化させることで配向性を制御することも可能であ
る。形成された厚さ0.5μmの酸化マグネシウム層を
誘電体保護膜として、3電極面放電方式によるプラズマ
ディスプレイパネルに応用したときの放電性能は、放電
開始電圧が150Vであり、良好な特性を示した。
【0041】尚、上記第2実施形態では、成膜材料加熱
手段としてヒータを使用したが、熱電素子を使用しても
同様の効果がある。
【0042】(第3実施形態)図3は本発明の第3実施
形態に基づく、プラズマディスプレイパネルの保護膜の
薄膜形成装置の概略構成を示している。第1実施形態と
同じ構成部分には同符号を付す。
【0043】反応容器1の内部には、基板3を保持し、
基板3を必要に応じて加熱できるヒータを備えたステー
ジ2が設置されている。ステージ2の対向位置にはター
ゲット4を保持したターゲット保持台5が設置されてい
る。ターゲット保持台5は一般的に銅製であり、成膜中
の温度上昇を避けるため、冷却水により冷却されてい
る。ターゲット保持台5には、電界に直交する磁界をタ
ーゲット4表面に発生させるマグネット6が裏面に配置
され、高周波電源7と接続されて高周波の電圧が印加さ
れたときに、ターゲット4の表面でプラズマを発生させ
て酸化マグネシウム等の絶縁物のターゲット4でも効果
的にスパッタを起こさせることができる構成となってい
る。8はプラズマ生成用のスパッタリングガスを導入す
るガス導入口であり、9は反応容器1内を図示しない真
空排気ポンプにより排気する排気ポートであり、10は
真空引き後にガス導入口8を通じてスパッタリングガス
を導入した状態で、反応容器1内の圧力を所定圧力に制
御する圧力制御バルブである。11は、プラズマ発生中
にターゲット4表面を活性化させるターゲット活性化手
段であり、31はターゲット4表面のプラズマ放電状態
を観察する発光分光分析装置(プラズマ状態観察手段)
である。発光分光分析装置は、ターゲット4からスパッ
タされたターゲット原子がプラズマ中で励起されてその
元素固有の波長の光を発生するので、その発光スペクト
ル強度を分光して検出・測定するものである。発光分光
分析装置31の観察に基づいてターゲット活性化手段の
出力調整機(プラズマ状態制御手段)32により、ター
ゲット活性化手段11の出力を調整する。尚、プラズマ
状態制御手段として高周波電源7の電源に接続させ、そ
の出力調整をも兼ねるように構成し、発光分光分析装置
31と高周波電源7の両方またはいずれか一方を制御す
るようにしてもよい。
【0044】以上のように構成された第3実施形態の薄
膜形成装置の動作について説明する。まず、ステージ2
に基板3を載置した後、ガス導入口8からスパッタリン
グガスを導入し、圧力制御バルブ10により排気ポート
9を通じて反応容器1内を所定圧力に設定する。その
後、ターゲット保持台5に高周波電源7から高周波の電
圧を印加すると、プラズマが発生する。つまり、プラズ
マ中のスパッタリングガスの正のイオンが陰極となるタ
ーゲット保持台5上のターゲット4表面に衝突し、ター
ゲット原子を弾き飛ばす。そして弾き飛ばされたターゲ
ット原子を、陽極となるステージ2に保持された基板3
上に堆積させて成膜する。この際、電界に直交して発生
したマグネット6の磁界による作用でプラズマ密度の高
い部分が発生し、イオンのターゲット衝突量が増加する
マグネトロンプラズマ放電が発生する。このマグネトロ
ンプラズマ放電と並行して成膜材料活性化手段11でタ
ーゲット4表面にエネルギーを照射する。この際、発光
分光分析装置31でプラズマ状態を観察しながら出力調
整機32(高周波電源7の出力調整機を兼ねても良
い。)で、成膜材料活性化手段11や高周波電源7の出
力を調整することで、図4に示すように耐スパッタ性材
料であるMgOから任意の個数のMg原子とO原子がク
ラスター状でスパッタリングされ、高速で良質の薄膜を
基板3上に成膜することができる。
【0045】上記第3実施形態に基づいた実施例3を以
下に示す。
【0046】反応容器1内のステージ2に基板3を載置
した後、一旦反応容器1内を1×10-4Pa程度まで排
気ポート9を通じて真空引きを行った。ターゲット4に
はMgOを使用した。ガス導入口8からプラズマ生成用
のスパッタリングガスとしてアルゴン10ml/min
で導入し、反応容器1内の圧力を圧力制御バルブ10に
より1.0Paに制御した。その後、ターゲット保持台
5に高周波電源7から13.56MHzの高周波の電圧
を1.5kW印加してマグネトロンプラズマ放電を発生
させた。このマグネトロンプラズマ放電と並行して成膜
材料活性化手段11にKrFエキシマレーザを使用し、
ターゲット4表面に照射した。すると、図4に示すよう
に、MgOがクラスター状でスパッタリングされ、基板
3上に成膜速度300〜500nm/minで成膜され
た。
【0047】成膜過程でのMgOクラスター化の観察に
は、発光分光分析装置31を使用した。従来の電子ビー
ム蒸着法でスパッタリングを行った場合は、プラズマ中
のアルゴンイオンは波長330nm付近での発光が主に
観察され、MgOは波長500nm付近でも発光が観察
されなかった。これに対し第3実施形態において同様の
発光分光分析を行いながら、成膜過程で波長500nm
付近のMgOの発光が一定となるように、KrFエキシ
マレーザ光源の出力や高周波電源7の出力を調整しなが
らスパッタリングを行った場合は、図4に示すようなM
gOのクラスターが一定個数内であるように成膜を実施
することができた。
【0048】実施例3により形成された酸化マグネシウ
ム層の薄膜の膜質は、光学バンドギャップ値が7.7e
V、X線解析による膜構造は(1,0,0)及び(1,
1,0)面に優先配向した。膜質に関しては成膜温度等
を変化させることで配向性を制御することも可能であ
る。形成された厚さ0.5μmの酸化マグネシウム層を
誘電体保護膜として、3電極面放電方式によるプラズマ
ディスプレイパネルに応用したときの放電性能は、放電
開始電圧が150Vであり、良好な特性を示した。
【0049】尚、上記第3実施形態では、KrFエキシ
マレーザを使用したが、他のレーザ例えばYAGレー
ザ、紫外線ランプ、近赤外線ランプあるいは遠赤外線ラ
ンプ光源による光照射を使用しても同様の効果がある。
【0050】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように本発明
によれば、ターゲット表面を活性化させながらプラズマ
によるスパッタリングを行い、クラスター化したMgO
を基板に堆積させて成膜速度が速く低コストで良質の保
護膜(薄膜)を形成することによって、プラズマディス
プレイパネルの低電圧化と発光効率向上を図ることがで
きる薄膜形成方法及び装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の薄膜形成装置の概略構
成を示す断面図。
【図2】本発明の第2実施形態の薄膜形成装置の概略構
成を示す断面図。
【図3】本発明の第3実施形態の薄膜形成装置の概略構
成を示す断面図。
【図4】上記第1実施形態〜第3実施形態における成膜
工程の模式図。
【図5】従来法における成膜工程の模式図。
【符号の説明】
1 反応容器 2 ステージ(被処理体保持手段) 3 基板(被処理体) 4 ターゲット(成膜材料) 5 ターゲット保持台(成膜材料保持手段) 7 高周波電源 8 ガス導入口 9 排気ポート 10 圧力制御バルブ(圧力制御手段) 11 ターゲット活性化手段(成膜材料活性化手段) 21 加熱ヒータ(成膜材料加熱手段) 31 発光分光分析装置(プラズマ状態観察手段) 32 出力調整機(プラズマ状態制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K029 BD00 BD01 CA05 DA08 DC35 EA03 EA06 EA09 5C027 AA10 5C040 FA01 GB03 GB14 GE09 JA07 MA03 MA26

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応容器内を排気して真空状態にすると
    共にスパッタリングガスを導入した状態で反応容器内を
    所定圧力に制御し、成膜材料を保持した成膜材料保持手
    段に高周波電圧を印加してプラズマを発生させ、成膜材
    料表面を活性化させながら、プラズマにより成膜材料を
    スパッタリングすることで成膜材料をクラスター化さ
    せ、そのクラスター化された成膜材料を被処理体に堆積
    させて成膜することを特徴とする薄膜形成方法。
  2. 【請求項2】 成膜材料表面を活性化させる方法がレー
    ザ光の照射である請求項1記載の薄膜形成方法。
  3. 【請求項3】 レーザの光源が、KrF、ArF等のエ
    キシマレーザ、YAGレーザの第2又は第3高調波、L
    Dのいずれかである請求項2記載の薄膜形成方法。
  4. 【請求項4】 成膜材料表面を活性化させる方法がラン
    プ光の照射である請求項1記載の薄膜形成方法。
  5. 【請求項5】 ランプの光源が、紫外線、遠紫外線、赤
    外線、遠赤外線のいずれかである請求項4記載の薄膜形
    成方法。
  6. 【請求項6】 クラスター化された成膜材料を被処理体
    に堆積させる際、成膜材料表面の活性化および/または
    プラズマの強度を制御しながら成膜する請求項1〜5の
    いずれかに記載の薄膜形成方法。
  7. 【請求項7】 反応容器内を排気して真空状態にすると
    共にスパッタリングガスを導入した状態で反応容器内を
    所定圧力に制御し、成膜材料を保持した成膜材料保持手
    段に高周波電圧を印加してプラズマを発生させ、成膜材
    料に埋め込まれた加熱手段により成膜材料を加熱しなが
    ら、プラズマにより成膜材料をスパッタリングすること
    で成膜材料をクラスター化させ、そのクラスター化され
    た成膜材料を被処理体に堆積させて成膜することを特徴
    とする薄膜形成方法。
  8. 【請求項8】 被処理体を加熱可能に保持している請求
    項1〜7のいずれかに記載の薄膜形成方法。
  9. 【請求項9】 真空状態の維持が可能な反応容器と、反
    応容器内を所定圧力に制御する圧力制御手段と、反応容
    器内にスパッタリングガスを供給するガス導入口と、成
    膜材料が保持されて高周波電圧の印加が可能な成膜材料
    保持手段と、スパッタリングにより成膜される被処理体
    を成膜材料保持手段の対向位置で保持する被処理体保持
    手段と、成膜材料保持手段に高周波電圧を印加してプラ
    ズマを発生させる高周波電源と、成膜材料表面を活性化
    させる成膜材料活性化手段とを有し、成膜材料表面の活
    性化とプラズマによるスパッタリングを並行して行って
    被処理体に成膜するように構成したことを特徴とする薄
    膜形成装置。
  10. 【請求項10】 成膜材料活性化手段がレーザである請
    求項9記載の薄膜形成装置。
  11. 【請求項11】 レーザの光源が、KrF、ArF等の
    エキシマレーザ、YAGレーザの第2又は第3高調波、
    LDのいずれかである請求項10記載の薄膜形成装置。
  12. 【請求項12】 成膜材料活性化手段がランプである請
    求項9記載の薄膜形成装置。
  13. 【請求項13】 ランプの光源が、紫外線、遠紫外線、
    赤外線、遠赤外線のいずれかである請求項12記載の薄
    膜形成装置。
  14. 【請求項14】 成膜材料表面の活性化とプラズマによ
    るスパッタリングを並行して行って被処理体に成膜する
    際、プラズマ状態を観察するプラズマ状態観察手段を有
    すると共に、その観察結果に基づいて、成膜材料活性化
    手段の出力および/または高周波電源の出力を制御する
    プラズマ状態制御手段を有する請求項9〜13のいずれ
    かに記載の薄膜形成装置。
  15. 【請求項15】 真空状態の維持が可能な反応容器と、
    反応容器内を所定圧力に制御する圧力制御手段と、反応
    容器内にスパッタリングガスを供給するガス導入口と、
    成膜材料が保持されて高周波電圧の印加が可能な成膜材
    料保持手段と、スパッタリングにより成膜される被処理
    体を成膜材料保持手段の対向位置で保持する被処理体保
    持手段と、成膜材料保持手段に高周波電圧を印加してプ
    ラズマを発生させる高周波電源と、成膜材料を加熱する
    ために成膜材料に埋設した成膜材料加熱手段とを有し、
    成膜材料の加熱とプラズマによるスパッタリングを並行
    して行って被処理体に成膜するように構成したことを特
    徴とする薄膜形成装置。
  16. 【請求項16】 被処理体を保持する被処理体保持手段
    が、加熱可能に構成されている請求項9〜15のいずれ
    かに記載の薄膜形成装置。
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