JP2019180585A - 入浴補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】椅座位ができない被補助者であっても、安定して椅子に保持することができる、入浴補助装置を提供する。【解決手段】本発明は、利用者が浴槽を出入りすることを補助するための入浴補助装置であって、前記浴槽に取り付けられる装置本体と、背凭れ部と、当該背凭れ部の下端部に連結された座部とを有する椅子と、前記椅子を前記装置本体に対し上下動させ、且つ前記座部を上方に向けて傾斜させる駆動機構と、前記椅子の座部を上方に向けて傾斜した状態に固定可能な固定手段と、を備えている。【選択図】図6

Description

本発明は、例えば、歩行困難な老人や身体障害者を椅子に着座させた状態で入浴させることができる入浴補助装置に関する。
従来、被補助者の入浴を補助するための種々の入浴補助装置が提案されている。例えば、特許文献1に開示された入浴補助装置は次のように構成されている。この入浴補助装置は、被補助者を着座させる椅子を有するとともに、この椅子を昇降させる昇降椅子ユニットと、この昇降椅子ユニットを洗場と浴槽との間で移動させるためのレールユニットと、を備えている。
この入浴補助装置は次のように利用される。まず、浴槽外の洗場において、椅子昇降ユニットを駆動し、椅子を下降させる。そして、被補助者を椅子に着座させた後、椅子の下面が浴槽の上枠を超える位置まで椅子を上昇させる。このとき、椅子は、傾斜しつつ上昇する。すなわち、被補助者が仰向けになるように椅子が傾斜するため、椅子を浴槽の上面を超える位置に配置することができる。そして、この状態のまま、レールユニットにより椅子を浴槽側にスライドさせる。
続いて、椅子を下降させつつ傾斜状態から元に戻し、椅子とともに被補助者を浴槽に浸からせる。こうして、被補助者を椅子に着座させたまま入浴させることができる。
特開2017−38932号公報
しかしながら、上記入浴補助装置では、浴槽側にスライドした椅子が下降する際に、傾斜状態から元の状態に戻るように構成されている。そのため、椅座位ができない被補助者を安定して椅子に保持できないという問題がある。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、椅座位ができない被補助者であっても、安定して椅子に保持することができる、入浴補助装置を提供することを目的としている。
本発明は、利用者が浴槽を出入りすることを補助するための入浴補助装置であって、前記浴槽に取り付けられる装置本体と、背凭れ部、及び当該背凭れ部の下端部に連結された座部を有する椅子と、前記椅子を前記装置本体に対し上下動させ、且つ前記座部を上方に向けて傾斜させる駆動機構と、前記椅子の座部を上方に向けて傾斜した状態に固定可能な固定手段と、を備えている。
上記入浴補助装置において、前記駆動機構は、前記装置本体に着脱自在に固定されるとともに、前記椅子の上端部を揺動可能に連結するガイド部材と、上下方向に延び、前記装置本体に対して上下動可能で、且つ前記ガイド部材に沿って上下動可能な移動部材と、第1端部及び第2端部を有し、前記第1端部が前記椅子における前記ガイド部材との連結部分よりも下方に揺動可能に固定され、前記第2端部が前記移動部材に揺動可能に固定されている、リンク部材と、前記移動部材を前記装置本体に対して上下動させる駆動部と、前記ガイド部材を、前記装置本体に固定する第1状態と、前記装置本体に対して移動可能な第2状態と、に切替える切替手段と、を備えることができ、前記固定手段は、前記ガイド部材を、前記移動部材に固定する第1状態と、前記移動部材に対して相対的に移動可能な第2状態と、に切替える固定手段を備えることができる。
上記各入浴補助装置においては、前記装置本体をスライド可能に支持するガイド部と、前記ガイド部を移動可能に支持する移動部と、をさらに備え、前記ガイド部は、前記浴槽に設けられたガイドレールと連結可能に構成され、前記ガイド部上にある前記装置本体を前記浴槽のガイドレールへとスライド可能に構成することができる。
本発明に係る入浴補助装置によれば、椅座位ができない被補助者であっても、安定して椅子に保持することができる。
本発明に係る入浴補助装置を含む入浴補助システムの一実施形態を示す側面図である。 図1の平面図である。 図1における装置本体と椅子との連結状態を示す正面図である。 図3の平面図である。 図1の入浴補助システムの動作を示す側面図である。 図1の入浴補助システムの動作を示す側面図である。 図1の入浴補助システムの動作を示す側面図である。
以下に、本発明に係る入浴補助装置を含む入浴補助システムの一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、この入浴補助システムの側面図、図2は図1の平面図である。図1及び図2に示すように、この入浴補助システムは、被補助者が入浴するのを補助するためのシステムであり、被補助者が座る補助用の椅子ユニット(入浴補助装置)100と、浴槽8に取付けられ、洗場Wにある椅子ユニット100から分離した椅子を浴槽8に案内するためのレールユニット9と、を有している。以下では、まず、補助用の椅子ユニット100について説明し、その後、レールユニット9及びその使用方法について説明する。なお、以下では、説明の便宜のため、図1及び図2に示す方向にしたがって、説明を行なうこととする。
<1.補助用椅子ユニット>
以下、椅子ユニットについて、図3及び図4も参照しつつ説明する。図3は図1における装置本体と椅子との連結状態を示す正面図、図4は図3の平面図である。図1〜図4に示すように、本実施形態に係る椅子ユニット100は、被補助者などの利用者を着座させる椅子1と、この椅子1を上下動可能に支持する装置本体2と、この装置本体2を移動可能に支持する支持台3と、を備えている。以下、各部材について詳細に説明する。
<1−1.支持台>
まず、支持台3について説明する。図1及び図2に示すように、支持台3は、複数の車輪351,352が設けられた基台部(移動部)31と、装置本体2を支持するレール部材32と、基台部31から上方に延び、レール部材(ガイド部)32を支持する支持部33と、を備えている。
基台部31は、前後方向に延びる一対の棒状の支持部材311を備えており、各支持部材311の前後の端部の下側に、それぞれ前輪351及び後輪352が取り付けられている。両支持部材311は、左右方向に所定間隔をあけて平行に配置されており、前端部側が第1連結部材(図示省略)により連結されている。一方、両支持部材311の後端部側は第2連結部材313によって連結されている。
各支持部材311は、前後方向において、装置本体2の下方から前側及び後側に延びている。より詳細には、各支持部材311の前端部は、椅子1の先端の下方付近に位置しており、この前端部に前輪351が取付けられている。一方、各支持部材311の後端部は、装置本体2よりも後方まで延びており、この後端部に後輪352が取付けられている。そして、第2連結部材313は、前輪351と後輪352との間で、やや後輪352よりに配置されている。
また、上記第2連結部材313の上端部からは、上述した支持部33が上方に延びており、レール部材32を下側から支持している。レール部材32の上面には、左右方向に延びるレールが設けられており、このレールに装置本体2の下端面が移動可能に嵌め込まれている。これにより、装置本体2は、レール部材32に沿って左右方向に移動可能となっている。また、装置本体2は、レール部材32上にあるとき、その位置をロックできるようになっている。さらに、レール部材32は、後述するように浴槽8の上面に設けられた支持体93とほぼ同じ高さに設置されている。
<1−2.装置本体>
次に、装置本体2について説明する。図1、図3、及び図4に示すように、装置本体2は、直方体状のケーシング21と、このケーシング21から前方に突出する支持フレーム22と、この支持フレーム22の前端に回転可能に取り付けられているガイドローラ23と、を備えている。また、ケーシング21には、モータ(図示省略)と、このモータによって回転する複数の歯車(図示省略)と、が内蔵されており、歯車の一部がケーシング21の前方に突出し、後述するように、椅子1に設けられたラック(図示省略)に噛み合っている。
また、ケーシング21の下面は、上述したように、レール部材32によって支持されており、これによって、装置本体2がレール部材32上で左右方向に移動可能となっている。
<1−3.椅子>
図1〜図4に示すように、本実施形態に係る椅子1は、移動部材11と、この移動部材11に取り付けられる一対のガイド部材12と、これら移動部材11及びガイド部材12に取り付けられる椅子本体13と、を備えている。
移動部材11は、装置本体2の前側に配置され、上下方向に延びる板状に形成された本体部111と、この本体部111の両側から、それぞれ後方へ延びる平面視L状の一対のガイドレール112と、を備えている。そして、図4に示すように、本体部111とガイドレール112との間には上下方向に延びる溝が形成されており、この溝に上述した装置本体2のガイドローラ23がはめ込まれている。これにより、移動部材11は、装置本体2の支持フレーム22に対して、上下動可能に支持されている。また、本体部111において装置本体2を向く面には上述したように上下方向に延びるラック(図示省略)が取り付けられており、装置本体2の歯車が噛み合っている。したがって、装置本体2のモータが駆動すると、移動部材11は上下方向に移動するようになっている。
上述したガイド部材12は、図1及び図3に示すように、上下方向に延び、移動部材11の両側に、それぞれ取り付けられる長尺状の部材であり、平面視L字状に形成されている。各ガイド部材12には上下方向に延びるスリット121が形成されており、このスリット121に移動部材11に設けられたロックピン(固定手段)114が係合している。スリット121は、ガイド部材12の上端付近から上下方向の中間付近まで延びている。したがって、各ガイド部材12は、スリット121及びロックピン114によって移動部材11に沿って相対的に移動可能となっている。また、ロックピン114によって、移動部材11とガイド部材12とは相対移動不能に固定可能となっている。
さらに、ガイド部材12は、装置本体2に取り付けられた固定部材(切替手段)28によって装置本体2に固定可能となっている。固定部材28は、ガイド部材12に形成されたピン穴に係合するピンを有しており、このピンをピン穴に係合させると、ガイド部材12は、装置本体2に対して固定され、移動できないようになる。なお、ピン穴をネジ穴とし、固定部材28をこのネジ穴に螺合するように構成することもできる。したがって、固定部材28により、ガイド部材12を装置本体2に固定した上で、ロックピン114を解除状態にすると、移動部材11は、ガイド部材12に沿って、上記スリット121の範囲内で上下動するようになっている。
次に、椅子本体13について説明する。椅子本体13は、上下方向に延びる一対の支持部材131と、この支持部材131の間に掛け渡される板状の背もたれ部132と、この背もたれ部132の下端に連結され、被補助者が座る板状の座部133と、この座部133の先端から下方に延びる延在部134と、この延在部134の下端に取り付けられた一対の平板状の足載置部135と、を備えている。また、支持部材131には、椅子本体13を移動部材11に対して揺動させるためのリンク部材15が取り付けられている。
図3に示すように、支持部材131は、上下方向に延びる一対の長尺状の部材であり、その上端部が、ガイド部材12の中間付近、つまりスリット121のやや下方に揺動可能に連結されている。また、後述する図5〜図7に示すように、各リンク部材15は、第1端部151及び第2端部152を有しており、第1端部151が支持部材131の上下方向の中間付近に揺動可能に取り付けられ、第2端部152が移動部材11の側面に揺動可能に連結されている。より詳細には、リンク部材15の第2端部152は、ガイド部材12よりも下方で、移動部材11の下端部付近に連結されている。
図1及び図3に示す初期状態では、各支持部材131は移動部材11の側方で、移動部材11に沿って上下に延びるように配置され、リンク部材15は支持部材131と移動部材11との間で支持部材131に沿って上下に延びるように配置されている。また、初期状態では、リンク部材15の第1端部151が上側に配置され、第2端部152が下側に配置される。すなわち、初期状態は、支持部材131及び背もたれ部132が移動部材11に沿ってやや傾斜しつつ上下方向に延びている状態をいう。また、この初期状態では、座部133が概ね水平な状態となっており、被補助者が椅座位をとることができる。
<2.浴槽のレールユニット>
次に、浴槽のレールユニット9について、図1及び図2を参照しつつ説明する。図1及び図2に示すように、浴槽8は、前後方向に平行に延びる第1壁部81及び第2壁部82と、左右方向に平行に延びる第3壁部83及び第4壁部84と、を有しており、平面視矩形状に形成されている。第1壁部81は左側(洗場W側)、第2壁部82は右側に配置されており、これらは浴槽8の長手方向に延びている。一方、第3壁部83は前側、第4壁部84が後側に配置されており、これらは浴槽8の短手方向に延びている。
レールユニット9は、第1壁部81の上面に沿って着脱自在に配置される第1固定具91と、第2壁部82の上面に沿って配置される第2固定具92とを備えている。これら第1固定具91及び第2固定具92は、断面矩形の棒状に形成され、第1壁部81及び第2壁部82の後端から、前後方向の中間付近まで延びている。
両固定具91,92の上面は平坦に形成されており、これら固定具91,92に跨がるように左右方向に延びる支持体93が取付けられている。この支持体93の上面には、補助用椅子ユニット100の装置本体2を受入れるように、レールが形成されている。また、支持体93の左端部と、椅子ユニット100のレール部材32の右端部と、を接触させたときには、装置本体2のケーシング21が、レール部材32と支持体93とに亘ってスライドできるようになっている。また、支持体93の左端部と、レール部材32の右端部とは、ロック可能となっている。さらに、支持体93に受入れられたケーシング21は、支持体93上で動かないようにロックできるようになっている。
<3.入浴補助システムの使用方法>
次に、上記のように構成された入浴補助システムの使用方法について、図5〜図7も参照しつつ説明する。ここでは、洗場Wに配置されている補助用椅子ユニット100の椅子1を浴槽8内に移動させ、椅子1に座る被補助者を浴槽8に浸からせる動作について説明する。
まず、椅子ユニット100において、固定部材28によりガイド部材12と装置本体2と解除状態にしてガイド部材12と装置本体2とを相対的に移動可能な状態とする。これにより、モータを駆動すると、移動部材11とガイド部材12とは一体となって、装置本体2に対して上下動するようになる。そして、モータを駆動し、移動部材11を昇降させて座部133の高さを被補助者が座りやすい高さに調整した上で、補助者の補助により、被補助者を椅子本体13に座らせる。
次に補助者の操作により椅子を図1の高さまで上昇させる。次に、ロックピン114を解除状態にしてガイド部材12と移動部材11とが相対的に移動可能な状態にする。さらに固定部材28によりガイド部材12と装置本体2を固定状態にしてガイド部材12と装置本体2とが相対的に移動できないようにする。
次に、図1の状態から、図5に示すように、椅子本体13を揺動させる。すなわち、支持部材131の上端部を揺動中心として、座部133の先端が上向きに傾斜し、足載置部135が上方に移動するように揺動させる。そのためには、装置本体2のモータを駆動し、移動部材11をガイド部材12に沿って上方に移動させる。このとき、ガイド部材12は装置本体2に固定され、静止しているため、椅子本体13の上端部、つまり支持部材131の上端とガイド部材12との連結部分の位置は変わらない。その一方で、移動部材11は上方に移動するため、リンク部材15の第2端部152は移動部材11によって上方に引き上げられる。これにより、リンク部材15の第1端部151によって椅子本体13が前方へと押し遣られ、椅子本体13が揺動する。その結果、被補助者は椅子本体13上で膝を曲げた状態で上向きに支えられる。そして、図5に示すように、椅子本体13が、浴槽8の上端を超える位置まで揺動させる。このように、初期状態から座部133が上方に向くように傾いた状態を傾斜状態と言うこととする。
続いて、椅子ユニット100を移動させ、レール部材32の右端部をレールユニット9の支持体93の左端部に接触させ、両者をロックする。これに続いて、図6に示すように、装置本体2をレール部材32から支持体93へ向けてスライドさせる。そして、装置本体2とともに椅子本体13が浴槽8の上方に位置すると、装置本体2がスライドしないように、その位置にロックする。
これに続いて、ロックピン114をロック状態とし、移動部材11とガイド部材12とを固定する。また、固定部材28をガイド部材12から取り外し、装置本体2に対してガイド部材12が移動可能になるようにする。これにより、モータを駆動すると、移動部材11とガイド部材12とは一体となって、装置本体2に対して上下動するようになる。
そして、モータを駆動し、移動部材11を降下させる。このとき、移動部材11とガイド部材12とは図6に示す状態で固定されているため、椅子本体13の傾斜状態が維持された状態で、移動部材11、ガイド部材12、及び椅子本体13が一体となって降下する。こうして、被補助者は椅子本体13に着座したままで、浴槽8内に入り、湯につかることができる。入浴が終了後には、これとは逆に、移動部材11を、ガイド部材12及び椅子本体13とともに上昇させ、椅子本体13が浴槽8の上面を超える位置まで上昇すると、装置本体2のスライドのロックを解除し、装置本体2を洗場W側へスライドさせる。そして、装置本体2がレール部材32上に移動すると、ロックをする。
これに続いて、ロックピン114を解除状態にし、固定部材28によりガイド部材12と装置本体2とを固定した後、移動部材11を降下させる。これにより、リンク部材15の第2端部152が降下するため、リンク部材15の第1端部151が装置本体2側に移動し、椅子本体13が傾斜状態から初期状態に戻る。その後、支持体93とレール部材32とのロックを解除し、被補助者とともに椅子ユニット100を移動させる。こうして、被補助者の入浴補助作業が完了する。
<4.特徴>
上記入浴補助システムによれば、椅子1を昇降させる機構と、椅子1を傾斜させる機構とが、同じ動力源(モータ)で駆動するため、構造が簡単であり、また重量を軽くすることができる。したがって、動力源を含め、椅子ユニット100全体を小型化することができる。
また、椅子1を傾斜させたまま、上下動させることができるため、椅座位ができない被補助者であっても、傾斜した椅子に着座させた上で、入浴させることができる。
特に、上記実施形態では、ロックピン114により移動部材11とガイド部材12とを固定するとともに、固定部材28によりガイド部材12と装置本体2との固定を解除することで、椅子1を傾斜状態にしたままで椅子1を上下方向に移動可能としているが、そのタイミングは、特には限定されない。すなわち、上記実施形態では、被補助者を載せて洗い場Wから浴槽8へ移動するとき、及び浴槽8で上下動するときに椅子1を傾斜させているが、これ以外のタイミングで椅子1を傾斜させてもよい。例えば、椅子ユニット100上で、椅子1を傾斜させ、被補助者を仰向けにした状態でシャワーによりで体を洗うこともできる。また、車輪によって椅子ユニット100を移動させる際に、椅子1を傾斜させていてもよい。したがって、本実施形態に係る椅子ユニット100は、椅座位ができない被補助者に対して、種々の態様で用いることができる。
一方、椅座位が可能な被補助者に対しては、椅子1の傾斜は不要であるため、椅子1を傾斜させないで、椅子ユニット100を用いることができる。
<5.変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例は、適宜組み合わせることができる。
<5−1>
上記実施形態では、本発明に係る切替手段として、ガイド部材12を装置本体2に固定するために固定部材28を用いているが、ガイド部材12を装置本体2に対して着脱自在に固定できるのであれば、このような固定部材以外であってもよい。同様に、本発明に係る固定手段として、ガイド部材12を移動部材11に固定するためにロックピン114を用いているが、ガイド部材12を移動部材11に対して着脱自在に固定できるのであれば、ロックピン114以外でもよい。
<5−2>
上記実施形態では、本発明に係る駆動機構として、移動部材11、ガイド部材12、リンク部材15、及びモータ、歯車等の駆動部を用いたが、椅子1を上下動させ、且つ傾斜させることができるのであれば、これ以外の機構であってもよい。
<5−3>
上記実施形態では、装置本体2を基台部31及びレール部材32によって支持しているが、装置本体2を浴槽側に配置できるのではあれば、これ以外の構造であってもよい。
1 椅子
2 装置本体
8 浴槽
9 レールユニット
11 移動部材
12 ガイド部材
13 椅子本体
15 リンク部材
21 ケーシング
22 支持フレーム
23 ガイドローラ
28 固定部材(切替手段)
31 基台部(移動部)
32 レール部材(ガイド部)
81 第1壁部
82 第2壁部
83 第3壁部
84 第4壁部
91 第1固定具
92 第2固定具
93 支持体
100 椅子ユニット
111 本体部
112 ガイドレール
114 ロックピン(固定手段)
121 スリット
131 支持部材
132 背もたれ部
133 座部
134 延在部
135 足載置部
151 第1端部
152 第2端部

Claims (3)

  1. 利用者が浴槽を出入りすることを補助するための入浴補助装置であって、
    前記浴槽に取り付けられる装置本体と、
    背凭れ部、及び当該背凭れ部の下端部に連結された座部を有する椅子と、
    前記椅子を前記装置本体に対し上下動させ、且つ前記座部を上方に向けて傾斜させる駆動機構と、
    前記椅子の座部を上方に向けて傾斜した状態に固定可能な固定手段と、
    を備えている、入浴補助装置。
  2. 前記駆動機構は、
    前記装置本体に着脱自在に固定されるとともに、前記椅子の上端部を揺動可能に連結するガイド部材と、
    上下方向に延び、前記装置本体に対して上下動可能で、且つ前記ガイド部材に沿って上下動可能な移動部材と、
    第1端部及び第2端部を有し、前記第1端部が前記椅子における前記ガイド部材との連結部分よりも下方に揺動可能に固定され、前記第2端部が初期状態において前記第1端部よりも下方で前記移動部材に揺動可能に固定されている、リンク部材と、
    前記移動部材を前記装置本体に対して上下動させる駆動部と、
    前記ガイド部材を、前記装置本体に固定する第1状態と、前記装置本体に対して移動可能な第2状態と、に切替える切替手段と、
    を備え、
    前記固定手段は、前記ガイド部材を、前記移動部材に固定する第1状態と、前記移動部材に対して相対的に移動可能な第2状態と、に切替えるように構成されている、請求項1に記載の入浴補助装置。
  3. 前記装置本体をスライド可能に支持するガイド部と、
    前記ガイド部を移動可能に支持する移動部と、
    をさらに備え、
    前記ガイド部は、前記浴槽に設けられたガイドレールと連結可能に構成され、前記ガイド部上にある前記装置本体を前記浴槽のガイドレールへとスライド可能に構成されている、請求項1または2に記載の入浴補助装置。
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