JP2018121846A - 入浴介助装置 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1には、座面部を浴槽内にて昇降可能な背もたれ付きのシート(座面部)を備える入浴介助装置が記載されている。
また、特許文献2には、浴槽内を昇降可能で背もたれを有しないシート(座面部)を備える入浴介助装置が記載されている。
一方、特許文献2記載の入浴介助装置のように座面部に背もたれが設けられていない入浴介助装置においては、座面部に背もたれが設けられていない分、座面部の前後方向の幅を小さくすることができる。よって、入浴状態における入浴スペースを広くとることができる。
しかしながら、特許文献2記載の入浴介助装置においては、背もたれが設けられていないため、特に、またぎ動作の際に被介助者が不安を感じる可能性がある。具体的には、またぎ動作では、片足ずつ浴槽をまたぐ必要があるため、浴槽をまたぐ際に、片足を地面から離し、高く上げた状態になることで上半身が後方側へ傾く。高齢者においては関節の可動域が狭いため、足を上げることによる上半身の傾きが顕著である。そのため、またぎ動作において被介助者は上半身が後方側へ倒れるのではないかという不安を感じる可能性がある。よって、被介助者に安心感を与えるという点について、さらに改良の余地がある。 本発明では、入浴状態における入浴スペースを広くとることができるとともに、またぎ動作の際に被介助者に安心感を与えることができる入浴介助装置を提供することを目的とする。
第1の発明によれば、座面部よりも上方に位置し、被介助者のまたぎ動作の際に、被介助者の骨盤が後傾しないように少なくとも被介助者の腰椎の一部を支えることが可能な上体支え部を備えているため、被介助者のまたぎ動作の際に、被介助者の上半身(上体)が所定の傾き以上に後傾しないように支えることができる。さらに、上体支え部は、座面部の後方側に位置し、本体および座面部のうち本体のみに設けられているため、座面部に上体支え部が設けられていない分、座面部の前後方向の幅を小さくすることができる。これにより、入浴状態における入浴スペースを広くとることができる。よって、入浴状態における入浴スペースを広くとることができるとともに、またぎ動作の際に被介助者に安心感を与えることができる。
第2の発明によれば、座面部は、前後方向において本体との間に所定の隙間が形成されるように設けられているため、またぎ動作の際に、被介助者の上半身と本体とが干渉することを抑制し、被介助者の上半身(上体)を適度な傾きで後方側へ傾けることができ、その結果、足を上げやすくなる。また、またぎ動作の際に、被介助者の臀部と本体とが干渉することを抑制するため、またぎ動作において座面部上にて身体の向きが変えやすくなる。よって、またぎ動作の際に被介助者に安心感を与えつつ、容易にまたぎ動作を行うことができる。
第3の発明によれば、上体支え部が上面視において中央且つ後方に向けて傾斜していることにより、またぎ動作の際に、入浴介助装置の幅方向に被介助者の身体が滑ることを抑制することができるため、被介助者の身体の向きに応じて横滑りすることなく上半身を支えることができる。よって、またぎ動作の際に被介助者により安心感を与えることができる。
第4の発明によれば、上体支え部が上面視において中央且つ後方に向けて湾曲傾斜していることにより、被介助者の後傾に対して曲面で支えを行うことができるため、被介助者の背中の湾曲に添って上半身の支えを行うことが可能となる。よって、スムーズにまたぎ動作を行うことができるとともに、またぎ動作の際に被介助者により安心感を与えることができる。
第5の発明によれば、上体支え部は、上体支え部の前後方向の鉛直断面において、上方から下方に向かうにつれて座面部に近づくように下方傾斜しているため、またぎ動作において、被介助者の上半身(上体)と上体支え部との接触面積をより広くとることができる。このため、またぎ動作の際に被介助者により安心感を与えることができる。
図1(a)及び図1(b)は、入浴介助装置110が、浴槽150の上に載置されている状態を例示している。図1(c)及び図1(d)は、入浴介助装置110を例示している。入浴介助装置110は、座面移乗位置状態ST1及び座面昇降上限位置状態ST2を有する。図1(a)及び図1(c)は、座面移乗位置状態ST1を例示している。図1(b)及び図1(d)は、座面昇降上限位置状態ST2を例示している。
図2(a)〜図2(e)は、実施形態に係る入浴介助装置を例示する模式図である。
図2(a)は、斜視図である。図2(b)は、上面図である。図2(c)〜図2(e)は、上体支え部20の形状及び座面部15の位置を例示する断面図である。図2(c)〜図2(e)は、それぞれ、図2(a)及び図2(b)のA1−A2線断面、B1−B2線断面及びC1−C2線断面に対応する。
図2(c)、図2(d)及び図2(e)に示すように、上体支え部20は、上方に向かった傾斜を有する。上体支え部20と座面部15との間の、前後方向に沿った距離dsは、下から上に向かって増大する。
図3(a)は、座面移乗位置状態ST1に対応する上面図である。図3(b)は、座面昇降上限位置状態ST2に対応する上面図である。座面部15は、さらに座面昇降下限位置状態ST3を有する。図4(a)は、座面昇降上限位置状態ST2に対応する横断面図である。図4(b)は、座面昇降下限位置状態ST3に対応する横断面図である。図5(a)は、座面昇降上限位置状態ST2に対応する、入浴介助装置の上下方向Dvの中央における縦断面図である。図5(b)は、座面昇降下限位置状態ST3に対応する、入浴介助装置の上下方向Dvの中央における縦断面図である。
図6(a)に示すように、使用者81(被介助者)の着座前の状態において、座面部15は、座面移乗位置P1にある。
図7(a)、図7(c)及び図7(e)は、上面図である。図7(b)、図7(d)及び図7(f)は、側面図である。図7(a)及び図7(b)は、着座時に対応する。図7(c)及び図7(d)は、片方の足81aのまたぎ動作に対応する。図7(e)及び図7(f)は、別の片方の足81bのまたぎ動作に対応する。
図8(a)は、使用者81が座面昇降上限位置P2に位置する座面部15の上面に座った状態を示している。この状態から、座面部15が下降する。
図9は、実施形態に係る入浴介助装置を例示する模式的断面図である。
図9に示すように、上体支え部20の上端部は、座面部15の上面15uよりも上方に位置する。上体支え部20の高さが低すぎると、そもそも使用者81の骨盤が傾かないように腰椎を支えることが困難である。また、上体支え部20の高さが高すぎると、またぎ動作の際に使用者81の背中と上体支え部20が干渉してしまい、またぎ動作が行い難くなる。そのため、上体支え部20の上端部と、座面部15の上面15uと、の間の高さの差H2は、100mm以上250mm以下であることが好ましい。
図10(a)及び図10(b)は、実施形態に係る入浴介助装置の本体を例示する模式図である。なお、図10(a)及び図10(b)は、本体のカバーを省略して記載している。
図10(a)は、斜視図である。図10(b)は、上面図である。
図11(a)〜図11(d)は、実施形態に係る入浴介助装置の座面部及びスライド台座を例示する模式図である。
図11(a)は、上面側から見た斜視図である。図11(b)は、上面図(平面図)である。図11(c)及び図11(d)は、側面図である。
Claims (5)
- 浴槽のリム上の所定位置に載置される本体と、
前記本体に取り付けられた座面部と、
前記座面部を、座面昇降上限位置と前記座面昇降上限位置よりも高さの低い浴槽底部側の座面昇降下限位置との間の昇降区間以内で昇降させる昇降装置と、を備えた入浴介助装置において、
前記座面部よりも上方に位置し、被介助者のまたぎ動作の際に、前記被介助者に接触可能、且つ、前記被介助者の骨盤が後傾しないように少なくとも被介助者の腰椎の一部を支えることが可能な上体支え部を備え、
前記上体支え部は、前記座面部の後方側に位置し、前記本体および前記座面部のうち前記本体のみに設けられていることを特徴とする入浴介助装置。 - 前記座面部は、前後方向において前記上体支え部との間に所定の隙間が形成されるように設けられていることを特徴とする請求項1記載の入浴介助装置。
- 前記上体支え部は、上面視において、中央且つ後方に向けて傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の入浴介助装置。
- 前記上体支え部は、前記上面視において、前記中央且つ後方に向けて湾曲傾斜していることを特徴とする請求項3記載の入浴介助装置。
- 前記上体支え部は、前記上体支え部の前後方向の鉛直断面において、上方から下方に向かうにつれて前記座面部に近づくように下方傾斜していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の入浴介助装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017015946A JP2018121846A (ja) | 2017-01-31 | 2017-01-31 | 入浴介助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017015946A JP2018121846A (ja) | 2017-01-31 | 2017-01-31 | 入浴介助装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018121846A true JP2018121846A (ja) | 2018-08-09 |
Family
ID=63109081
Family Applications (1)
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JP2017015946A Pending JP2018121846A (ja) | 2017-01-31 | 2017-01-31 | 入浴介助装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020124400A (ja) * | 2019-02-05 | 2020-08-20 | 積水ホームテクノ株式会社 | レールユニットおよび入浴介助システム |
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US3581316A (en) * | 1968-10-29 | 1971-06-01 | Ted W Babbel | Sheet-type elevator apparatus for standard bathtubs |
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-
2017
- 2017-01-31 JP JP2017015946A patent/JP2018121846A/ja active Pending
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