JP5651438B2 - 担架 - Google Patents
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Description
そして、入浴時には、昇降浴槽に担架の台車を係止させた状態で、担架を台車から外して昇降浴槽内の支持部に移動可能とされている。昇降浴槽は、固定浴槽に対して昇降可能な可動浴槽を備えている。そして、可動浴槽を最下端位置まで降下させた状態で、担架を台車から分離して固定浴槽上の支持台に移送させて、湯を満たした可動浴槽を上昇させることで、担架に載置された要介助者が入浴状態に保持されることになる。
そのため、特許文献1に記載された担架では、ベルトを取り付けて要介助者の上半身が真っ直ぐで正しい姿勢であるように、或いは傾かないように固定することもあった。
本発明に係る担架によれば、下半受け部の臀部受け部と背もたれ部との一方または両方に凹部が形成されているから、この凹部に要介助者の臀部や背中を嵌合させることで、担架上で要介助者を正しい姿勢に保持することができ、傾いたりすることを確実に防止できる。
本発明に係る担架によれば、臀部受け部と背もたれ部との一方または両方に凹部が形成されているから、この凹部に要介助者の臀部や背中を嵌合させることで、担架上で要介助者を正しい姿勢に保持することができ、傾いたりすることを確実に防止できる。
また、担架は入浴用担架である。
そのため、要介助者は傾くことなく正しい姿勢で担架に乗せられ、上半身が傾いて保持されることで手や腕が担架の外に飛び出したりすることや入浴時に水没したりすることを確実に防止できて安全性が増すと共に、例えば入浴に際してもリラックスして安全な姿勢で入浴できる。
図1には担架1の斜視図が示されている。図1に示す担架1は、例えば図示しない台車に乗せられた入浴用のストレッチャーの一部を構成する。このストレッチャーは例えば入浴時において、浴槽の側部に台車を連結させ、台車から担架1を分離して浴槽内に設けた支持台に移送して固定する。そして、その後に、例えば湯を満たした可動浴槽を上昇させるようにしている。
担架本体6は、脚部受け部3と臀部受け部4の間、臀部受け部4と背もたれ部5との間に設けた間隙でそれぞれ折り曲げ可能とされ、脚部受け部3と臀部受け部4の間を上方に凸に曲げることで要介助者の膝を折り曲げ可能とされ、臀部受け部4と背もたれ部5との間を上方に凹に曲げることで背もたれ部5を30度〜40度程度上側に折り曲げてリクライニング状態にすることができる。
また、担架本体6には、脚部受け部3と臀部受け部4と背もたれ部5とに亘って、所定間隔で貫通孔16が形成されている。
マット2は、担架本体6と略同一形状で全体に弾性体からなるシート体であり、担架本体6の貫通孔16に突起部17を嵌合させると共に、背もたれ部6の全体をほぼ被覆することで、担架本体6と一体化される。また、マット2は上述した担架本体6の脚部受け部3と臀部受け部4との間隙、臀部受け部4と背もたれ部5との間隙に対向する位置に折り曲げ部2aが形成され、担架本体2の折り曲げに追従して折り曲げ可能とされている。
担架本体1は断面略台形状の第二凹部14を有する部分の両端部に断面略L字形状の受け部19が連結されて形成されている。一方、この断面におけるマット2は、両側端部が折り曲げられて内側に屈曲する逆テーパ形状の端部2bをそれぞれ有しており、第二凹部14の一対の傾斜部14aに対向する内面にはマット2の折り曲げが容易なように一対の凹溝20が形成されている。そして、マット2と断面略台形状の第二凹部14との間は空気が満たされた空気層Kを形成する。
図5に示すマット2を背もたれ部5から分離した状態で、背もたれ部5のA−A断面における長さはマット2の逆テーパ状の端部2b、2b間の開口間の長さより広く形成されており、マット2の端部2b、2bを押し広げながら担架本体6の背もたれ部5を嵌合させると、マット2が容易に抜けないようになっている。
まず、例えば図6(a)に示すように、担架1の背もたれ部5を脚部受け部3や臀部受け部4に対して上方に約30度〜40度程度折り曲げたリクライニング状態において、図6(b)に示すように、マット2を担架本体6の表面に重ねて嵌合孔16内に突起部17を嵌合させ、背もたれ部5を被覆することで両者を一体化させる。この状態で、担架1の臀部受け部4と背もたれ部5に設けた第一凹部13と第二凹部14には、マット2との間に断面略台形状の空気層Kが形成されている。
この状態で、浴槽の側部に固定されたストレッチャーの台車から担架1を外して浴槽内へ移動させ、更に湯を満たした可動浴槽を上昇させることで要介助者は入浴状態になる。このとき、要介助者の臀部と背中はマット2を介して第一凹部13と第二凹部14に嵌合しているため容易に動かず、マット2付き担架1に対して正しい姿勢を維持できるため、正しい入浴状態になって頭部は湯面から出ており、要介助者の姿勢が傾いて湯中に水没したり湯面から湯を飲み込んだりすることはない。
また、要介助者の臀部や背中が担架1の第一凹部13や第二凹部14に嵌合する際、マット2と第一凹部13及び第二凹部14との間に空気層Kを形成しており、第一凹部13と第二凹部14内に臀部と背中が嵌合されることで第一凹部13及び第二凹部14内の空気が圧縮されてクッション性が向上するという利点もある。
例えば、上述の実施形態では、担架1の脚部受け部3と臀部受け部4を分離して別に構成したが、一体に構成して下半受け部としてもよく、この場合には下半受け部に臀部を受ける第一凹部13を形成することになる。或いは、背もたれ部を下半受け部と一体に形成してもよいし、背もたれ部と、頭部受け部を別に形成してもよい。担架1の受け部の分割構成は任意である。
また、第一凹部13,第二凹部14で形成される凹部の形状は断面台形状に限定されるものではなく、断面半円形状や多角形形状や凹曲線形状等、適宜断面形状の凹部を採用できることはいうまでもない。
また、上述の実施形態では、担架1にマット2を被覆するようにしたが、必ずしもマット2を設けなくてもよい。
2 マット
3 下半部
4 臀部受け部
5 背もたれ部
13 第一凹部
14 第二凹部
K 空気層
Claims (3)
- 下半身を支持する板状の下半受け部と上半身を支持する板状の背もたれ部とを備えた担架であって、前記下半受け部の臀部受け部の両側部を除く中央の部分と背もたれ部の両側部を除く中央の部分との一方または両方に凹部が形成され、
前記担架の表面を被覆するマットが設けられ、該マットと前記凹部との間隙に空気の層が形成されていて、
前記マットの上に要介助者が乗って臀部または/及び背中が前記凹部に嵌り込むことで位置ずれを防止できるようにしたことを特徴とする担架。 - 脚部を支持する板状の脚部受け部と臀部を支持する板状の臀部受け部と上半身を支持する板状の背もたれ部とを備えた担架であって、前記臀部受け部の両側部を除く中央の部分と背もたれ部の両側部を除く中央の部分との一方または両方に凹部が形成され、
前記担架の表面を被覆するマットが設けられ、該マットと前記凹部との間隙に空気の層が形成されていて、
前記マットの上に要介助者が乗って臀部または/及び背中が前記凹部に嵌り込むことで位置ずれを防止できるようにしたことを特徴とする担架。 - 前記担架は入浴用担架である請求項1または2に記載された担架。
Priority Applications (1)
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JP2010255078A JP5651438B2 (ja) | 2010-11-15 | 2010-11-15 | 担架 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010255078A JP5651438B2 (ja) | 2010-11-15 | 2010-11-15 | 担架 |
Publications (2)
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JP2012105718A JP2012105718A (ja) | 2012-06-07 |
JP5651438B2 true JP5651438B2 (ja) | 2015-01-14 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2010255078A Active JP5651438B2 (ja) | 2010-11-15 | 2010-11-15 | 担架 |
Country Status (1)
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-
2010
- 2010-11-15 JP JP2010255078A patent/JP5651438B2/ja active Active
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