JP2019177893A - ウエットティッシュ包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒートシールによって密封した後に常温域を超える高温の環境下に長期間置かれた場合であっても所望の密封性を維持することができるウエットティッシュ包装用積層フィルムを提供する。【解決手段】ウエットティッシュ包装用積層フィルム2は、第一の樹脂フィルム5と、アルミニウム箔6と、ヒートシール性を有する第二の樹脂フィルム7とがこの順に積層されている。第二の樹脂フィルム7は、無延伸ポリプロピレンフィルム、耐熱無延伸ポリプロピレンフィルム、又は耐熱直鎖状低密度ポリエチレンフィルムである。【選択図】図4

Description

本発明は、ウエットティッシュ包装用積層フィルム、及び、通常環境以上の高温で保管ができるウエットティッシュ包装体に関する。
従来、不織布等の繊維素材に薬液が含浸されてなるウエットティッシュが知られている。ウエットティッシュは、人の手指や皮膚、物品等を清拭するために使用され、水が乏しい状況での衛生環境をつくるという特性から、その用途が広がりつつある。また、極寒環境や灼熱環境等、日本の日常環境ではみられない過酷な状況での使用及び保管も求められるようになってきている。
ウエットティッシュは乾燥を避けるために密封性を有する容器に収容する必要があるところ、ロール状に巻いたウエットティッシュを円筒形状の容器に詰めたものや、平たく折り重ねたウエットティッシュを積層した状態で袋状の包装体としたもの(例えば特許文献1参照)等が普及している。特に後者のものは、小型化が容易で携帯性に優れている。
特許第6212359号公報
ウエットティッシュは雑貨や人体を拭く化粧品という商品分類であり、40℃までの常温環境にて使用することを前提として製造されているものである。袋状の包装体は一般に樹脂フィルム、アルミ蒸着樹脂フィルム、又は、樹脂フィルムとアルミ箔が積層されたものをヒートシールすることでその密封性を保っているが、高温環境に置かれると内容物の気化により内圧が上昇しヒートシールした部分が剥離及び破裂したり、樹脂フィルム自体の過熱によって熱委縮したり、樹脂フィルムとアルミ箔の熱変性の違いにより層間が剥離したりして(以下、これらの現象をまとめて「デラミネーション」と呼ぶ。)、高温保管に耐えられない場合が多々見られる。特に、車載用として車内に長期保存する場面ではその傾向が顕著である。
そこで本発明は、ヒートシールによって密封した後に常温域を超える高温の環境下に長期間置かれた場合であっても所望の密封性を維持することができるウエットティッシュ包装用積層フィルム、及び、ウエットティッシュ包装体を提供することを目的とする。
本発明は、第一の樹脂フィルムと、アルミニウム箔と、ヒートシール性を有する第二の樹脂フィルムとがこの順に積層されており、第二の樹脂フィルムは、無延伸ポリプロピレンフィルム、耐熱無延伸ポリプロピレンフィルム、又は耐熱直鎖状低密度ポリエチレンフィルムであるウエットティッシュ包装用積層フィルムを提供する。
この積層フィルムはウエットティッシュ包装用としての強度を有するとともに、液体及び気体の遮断性にも優れ、且つ、ヒートシール性にも優れている。従って、ヒートシールによってウエットティシュを密封した後に常温域を超える高温の環境下に長期間置かれた場合であっても所望の密封性を維持することができる。
ここで、第一の樹脂フィルムは、ポリエチレンテレフタレートフィルムであり、第一の樹脂フィルム、アルミニウム箔及び第二の樹脂フィルムは、互いに、ドライラミネートによって積層されたものであることが好ましい。ドライラミネートで積層したものであると、耐熱性が高く、各フィルム間の耐剥離性が向上する。
また、本発明は、基材に薬剤が含浸されてなるウエットティッシュと、上記ウエットティッシュ包装用積層フィルムと、を備え、ウエットティッシュ包装用積層フィルムが第二の樹脂フィルム側の面を内側に向けてウエットティッシュを包囲しているとともに、第二の樹脂フィルム側の面同士が対面して互いにヒートシールされることでウエットティッシュがウエットティッシュ包装用積層フィルムによって密封されている、ウエットティッシュ包装体を提供する。
この包装体は、積層フィルムがウエットティッシュ包装用としての強度を有するとともに、液体及び気体の遮断性にも優れ、且つ、ヒートシール性にも優れている。従って、ヒートシールによってウエットティシュを密封してなる当該包装体は、常温域を超える高温の環境下に長期間置かれた場合であってもヒートシール部にデラミネーションが生じることを防止することができ、所望の密封性を維持することができる。
この包装体において、ヒートシールされた部分を除いた第二の樹脂フィルム側の面積の値(単位はcm)に対する薬剤の体積の値(単位はml)の比が、0.10〜0.50であることが好ましい。また、ヒートシールされた部分を除いた第二の樹脂フィルム側の面積の値(単位はcm)に対するウエットティッシュの重量の値(単位はg)の比が、0.10〜0.50であることが好ましい。高温の環境下では包装体内で薬剤が蒸発して内圧が上昇するが、この比を満たしていると包装体内の空間に余裕があるため、ヒートシール部にデラミネーションが生じることを一層防止することができる。
包装体を構成しているウエットティッシュ包装用積層フィルムは、ウエットティッシュを取り出すための開口部を有し、開口部を開閉可能に覆う蓋材を備えることが好ましい。これによれば、ウエットティッシュを取り出しやすく、且つ、開封後に閉じることでウエットティッシュが乾燥することを防止することができる。
薬剤は、ノンアルコールの薬剤であることが好ましい。ノンアルコールの薬剤は、エタノール及び多価アルコールの配合率を抑えたものであるので、高温の環境下でも蒸発しにくいものが多く、そのため包装体の内圧が上昇することを抑制することができる。
上記ウエットティッシュ包装体は、車載用であってもよい。車内はモータの過熱、また、一般に日常環境のなかでも外気の環境を受けやすく、夏季の屋根なし路駐により車内が80℃にまで上がることが一般に知られている。従って、常温域を超える温度にも十分に耐えられる本発明のウエットティッシュ包装体は、特に車載用途に優れている。
本発明によれば、ヒートシールによって密封した後に常温域を超える高温の環境下に長期間置かれた場合であっても所望の密封性を維持することができるウエットティッシュ包装用積層フィルム、及び、ウエットティッシュ包装体を提供することができる。
ウエットティッシュ包装体の斜視図である。 図1に示したウエットティッシュ包装体の裏側の斜視図である。 図1のIII−III線での断面図である。 ウエットティッシュ包装用積層フィルムの積層構成を示す断面図である。 他の実施形態のウエットティッシュ包装体の斜視図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において同一部分又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、説明の便のため、寸法比率を誇張して描いている部分がある。
<ウエットティッシュ包装体>
図1〜3に示されているとおり、本実施形態のウエットティッシュ包装体(以下、単に「包装体」と呼ぶ)1は、ウエットティッシュ包装用積層フィルム(以下、単に「積層フィルム」と呼ぶ)2がウエットティッシュ3を密封してなるものである。より具体的には、包装体1は、長方形の積層フィルム2がウエットティッシュ3を巻くように包囲し、その端部同士がヒートシールされることでセンターシール部2Aを形成している。これとともに、センターシール部2Aが延びる方向における両端部が、その方向に直交する方向にてそれぞれヒートシールされることでエンドシール部2B,2Bを形成している。これらのヒートシールによってウエットティッシュ3が密封収容され、包装体1はいわゆるピロー型の平板状をなしている。センターシール部2Aは、平板状の一方の面における中央を横断するように位置している(図2参照)。
平板状の包装体1において、センターシール部2Aを有しない側の面には、ウエットティッシュ3を取り出すための開口部2Cが設けられている。そして、開口部2C全体を覆うことができる程度の大きさを有し、開口部2C全体を覆って蓋をするための蓋材4が設けられている。蓋材4は積層フィルム2の外表面にその一部が接着された舌片状の樹脂フィルム部材であり、その積層フィルム2の表面に接着されていない部分には積層フィルム2の表面に粘着する粘着剤が設けられている。この粘着剤によって積層フィルム2の表面に繰り返し粘着することで、開口部2Cが開閉可能とされている。また、積層フィルム2の表面に接着している部分を有していることによって、蓋材4が積層フィルム2の表面から完全に分離することが防止されるので、蓋材4が散逸しにくい。
ウエットティッシュ3は、レーヨン、ポリエステル等を素材とした不織布等の基材に薬剤が含浸されてなるものであり、包装体1の内部において、10〜30枚程度が平たく折り重ねられて収容されている(図3参照)。含浸させる薬剤としては、洗浄剤、保湿剤、防腐剤、香料等があり、いずれもノンアルコールの薬剤を選択することが好ましい。ノンアルコールの薬剤は高温の環境下でも蒸発しにくいものが多く、包装体1の内圧が上昇することを抑制することができる。ここでノンアルコールの薬剤とは、エタノールを含まず、多価アルコール等の配合率を下げたものである。
薬剤は、含浸しやすいように液体(薬液)の状態であることが好ましい。薬剤は、有効成分の原液をそのまま含浸させてもよく、水等の他の溶媒によって薄めた(又は溶解させた)状態にして含浸させてもよい。ここでは含浸させる直前の液体を薬液と呼ぶ。
含浸させる薬剤(又は薬液)の量としては、積層フィルム2のうちのヒートシールされた部分を除いた内面側の面積の値(単位はcm)に対する薬剤の体積の値(単位はml)の比が、0.10〜0.50(単位はml/cm)であることが好ましく、更に、0.20〜0.40であることがより好ましい。この数値範囲の下限は0.15、0.22、0.25、0.30、0.35であってもよく、上限は0.45、0.37、0.35、0.30、0.25、0.20であってもよく、これらの数値は適宜組み合わせて数値範囲を構成することができる。高温の環境下では包装体内で薬剤が蒸発して内圧が上昇しうるが、この比を満たしていると包装体1内の空間に余裕があるため、センターシール部2A又はエンドシール部2B,2Bにデラミネーションが生じることを一層防止することができる。なお、ここで積層フィルム2の内面側の面積の値を算出する際には、開口部2Cは塞がっているものとみなして面積に組み込むものとする。
また、含浸させる薬剤(又は薬液)の量としては、積層フィルム2のうちのヒートシールされた部分を除いた内面側の面積の値(単位はcm)に対する薬剤の重量と基材の重量の合計の値(すなわちウエットティッシュの重量の値(単位はg))の比が、0.10〜0.75(単位はg/cm)であることが好ましく、更に、0.20〜0.60であることがより好ましい。この数値範囲の下限は0.30、0.35、0.40、0.45、0.50、0.55であってもよく、上限は0.70、0.65、0.55、0.50であってもよく、これらの数値は適宜組み合わせて数値範囲を構成することができる。高温の環境下では包装体内で薬剤が蒸発して内圧が上昇しうるが、この比を満たしていると包装体1内の空間に余裕があるため、センターシール部2A又はエンドシール部2B,2Bにデラミネーションが生じることを一層防止することができる。なお、ここで積層フィルム2の内面側の面積の値を算出する際には、開口部2Cは塞がっているものとみなして面積に組み込むものとする。
<積層フィルム>
積層フィルム2は、図4に示されているとおり、第一の樹脂フィルム5と、アルミニウム箔6と、ヒートシール性を有する第二の樹脂フィルム7とがこの順に積層されて成っている。これらのフィルムは、ドライラミネートによって積層されたものであることが好ましく、各層を接着するための接着剤(図4には図示していない)としては、耐熱性や各層間の接着強度(耐剥離性)に優れる観点から120℃以上の温度に耐える耐熱タイプの接着剤が好ましく、アクリル系接着剤やポリエステル系接着剤が好ましい。積層フィルム2全体の厚さとしては、50〜70μmであることが好ましい。
第一の樹脂フィルム5は、包装体1を構成したときに外表面側を向く層を成すフィルムである。第一の樹脂フィルム5の材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)、ナイロン等が挙げられる。なかでも耐熱性や強度の観点からポリエチレンテレフタレートが好ましい。第一の樹脂フィルム5の厚さとしては、10〜20μmであることが好ましい。
アルミニウム箔6の厚さは、気体や液体の遮断性を確保できる程度の厚さであればよく、5〜10μmであることが好ましい。
第二の樹脂フィルム7は、包装体1を構成したときに内表面側を向く層を成すフィルムである。第二の樹脂フィルム7の材料としては、無延伸ポリプロピレン(CPP)、耐熱無延伸ポリプロピレン(耐熱CPP)、耐熱直鎖状低密度ポリエチレン(耐熱LLDPE)が挙げられる。なかでも、高温環境下におけるデラミネーションの生じにくさの点において、無延伸ポリプロピレン又は耐熱直鎖状低密度ポリエチレンが好ましく、耐熱直鎖状低密度ポリエチレンが特に好ましい。第二の樹脂フィルム7の耐熱温度は120℃以上であることが好ましく、130℃以上であることがより好ましく、140℃以上であることが更に好ましい。第二の樹脂フィルム7の厚さとしては、30〜70μmであることが好ましい。
CPP及び耐熱CPPは、プロピレンを主原料とした共重合体であることが好ましく、プロピレン・エチレン共重合体であることが好ましい。また、プロピレン・エチレン共重合体は、ブロック共重合体であることが好ましい。
第二の樹脂フィルム7としてのCPPフィルム及び耐熱CPPフィルムの加熱収縮率(120℃,30分,JIS K6782に従って測定)は、縦方向及び横方向のいずれも2.0%以下であることが好ましく、1.6%以下であることがより好ましく、1.0%以下であることが更に好ましい。
CPPフィルムの引張弾性率(JIS K7127に従って測定)は、縦方向及び横方向のいずれも450〜650MPaであることが好ましく、500〜600MPaであることがより好ましい。耐熱CPPフィルムの引張弾性率(JIS K7127に従って測定)は、縦方向及び横方向のいずれも250〜500MPaであることが好ましく、300〜450MPaであることがより好ましい。
CPPフィルムとしては、例えば東洋紡株式会社の「パイレンフィルム−CT P1128」(商品名)、耐熱CPPフィルムとしては、例えば東洋紡株式会社の「パイレンフィルム−CT P1153」(商品名)が挙げられる。
耐熱LLDPEは、エチレン(エテン,CH=CH)を主原料とした共重合体であることが好ましく、共重合するコモノマー単位として、炭素数が6以上の構造単位を含むことが好ましい。特にエチレンとα−オレフィンとが共重合したものであることが好ましく、炭素数が6以上の構造単位としては、1−へキセン(C6)、4−メチルペンテン(C6)、1−オクテン(C8)等が挙げられる。
第二の樹脂フィルム7としての耐熱LLDPEフィルムは、無延伸フィルムであることが好ましく、加熱収縮率(90℃,30分,JIS K6782に従って測定)は、縦方向及び横方向のいずれも1.0%以下であることが好ましく、0.7%以下であることがより好ましく、0.5%以下であることが更に好ましい。
耐熱LLDPEフィルムの引張弾性率(JIS K7127に従って測定)は、縦方向及び横方向のいずれも150〜300MPaであることが好ましく、200〜300MPaであることがより好ましい。
耐熱LLDPEフィルムとしては、例えば東洋紡株式会社の「リックスフィルム LIX−1 L6101」(商品名)が挙げられる。
このような積層フィルム2を用いて作製した包装体1は、低温環境及び高温環境での保管性に優れている。具体的には、氷点下の気温が続く寒冷地、ボイラやモータが稼働する近傍の環境、外気よりも高温になる車内等、様々な温度環境で長期に保管しても、ヒートシール部のデラミネーションが生じない、又は生じたとしてもウエットティッシュ3の使用には支障がない程度である。従来のウエットティシュは高々40℃までの常温環境にて使用することを前提としており、それ以上の高温域での長期間(例えば80℃で7日)にわたる保管性や、寒暖の大きな差が生じる環境(例えば氷点下温度と50℃以上の温度とを繰り返す環境)での保管性についてはほとんど検討されてこなかった。本実施形態の積層フィルム2を用いて作製した包装体1は、車載用として使用することができる。車内は温度変化が激しく、夏には外気よりも高温になりやすいため、本実施形態の包装体1の用途として好適である。ここで「車載用」とは、例えば数日間〜数週間、更には数か月間、又は数年間単位での連続保管を見込んで車内に積載することを含む概念である。
<ウエットティッシュ包装体の製造方法>
包装体1の製造方法は次のとおりである。はじめに、積層したウエットティッシュ3と、開口部2C及び蓋材4が形成された積層フィルム2を用意する。ウエットティッシュ3を所定の幅を有する積層フィルム2で筒状に包囲する。このとき、第二の樹脂フィルム7側がウエットティッシュ3側を向くようにする。そして、積層フィルム2の合わせ目において、第二の樹脂フィルム7側の面同士を対面させた状態でヒートシールし、センターシール部2Aを形成する。次に筒状の両端部をヒートシールし、エンドシール部2B,2Bを形成する。これらのヒートシールによって、内部にウエットティッシュ3が密封された包装体1を製造することができる。なお、ヒートシールは、予熱と本熱の二段階に分けて行ってもよい。
ヒートシール温度は、第二の樹脂フィルムが互いに融着できる温度であればよく、120〜200℃が好ましい。予熱と本熱の二段階に分ける場合は、本熱の温度を予熱の温度よりも10〜30℃高くすることが好ましい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではない。例えば、上記実施形態において、積層フィルム2は三層構成を示したが、第一の樹脂フィルム5上に他の層を積層してもよい。例えば印刷層やニス層が挙げられる。
また、積層フィルム2をエンドシールする際は、図5に示されている包装体10のように、エンドシール部となる部分の両側部を内側に向けて一度折り返して、ウエットティッシュの厚さ方向において二重にヒートシールする態様としてもよい。この態様であると、側部に広いマチをつくることができ、より多くのウエットティッシュを収容することができる。
以下、実験例を挙げて本発明の内容をより具体的に説明する。なお、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
<確認実験1>
第一の樹脂フィルムとしてのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(厚さ12μm)、アルミニウム箔(厚さ7μm)、及び、第二の樹脂フィルムとしての直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルム(三井化学東セロ株式会社の「FCD−NP」(商品名):コモノマー単位として1−ブテン(C4)を含む,厚さ40μm)をドライラミネートして、積層フィルムを作製した。この積層フィルムに開口部を設け、これに同じ積層フィルムからなる蓋材を、粘着剤としてのアクリル系樹脂を用いて粘着させた。この積層フィルムを用いて、ノンアルコール薬剤を含浸させた不織布からなるウエットティッシュをヒートシールによって包装し(エンドシール部の形状は図5に示した態様とした)、包装体(試験体)を得た。
耐久試験の試験条件として、以下の四種類を採用した。
(条件1)温度=−20℃、相対湿度は成り行き、期間=7日間
(条件2)温度=70℃、相対湿度=60%、期間=7日間
(条件3)温度=80℃、相対湿度=60%、期間=7日間
(条件4)サイクル試験=23℃(常温)で2時間維持し、その後2時間かけて−20℃まで温度を下げ、6時間維持する。その後、2時間かけて70℃まで温度を上げ、6時間維持する。その後2時間かけて−20℃まで温度を下げ、6時間維持する。その後、2時間かけて70℃まで温度を上げ、6時間維持する。その後2時間かけて23℃に戻す。
それぞれの試験条件に対して試験体を二つずつ用意して、試験に供した。試験後、1時間経過した後に各包装体をハサミで切り開いて、ヒートシール部のデラミネーションの有無を目視観察した。結果を表1に示す。
Figure 2019177893
これらの結果から、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルムは、高温環境下でのウエットティッシュの長期保管用途には適さないことがわかった。なお、いずれの実施例でも蓋材の外観形状や粘着性には異常は認められなかった。
また、条件1及び条件2においてデラミネーションが生じなかった包装体から薬液を回収して、ウサギを用いる皮膚一次刺激性試験を行った。試験は「OECD Guideline for Testing of Chemicals 404(2015)」に準拠して行った。薬液を三匹のウサギ無傷皮膚及び有傷皮膚に四時間閉鎖適用した。その結果、いずれの薬液適用部位においても、除去後1時間に全例で非常に軽度〜はっきりした紅斑がみられたが、いずれも24時間以内に消失した。「ISO 10993−10:2010,Biological evaluation of medical devices−Part 10」に従って求めた一次刺激性インデックス(P.I.I.)は、各薬液で0となった。これらのことから、ウサギを用いる皮膚一次刺激性試験では、薬液は「無刺激性」の範疇に入るものといえる。
<確認実験2>
第一の樹脂フィルムとしてのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(厚さ12μm)、アルミニウム箔(厚さ7μm)、及び、第二の樹脂フィルムとしての無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルム(東洋紡株式会社の「パイレンフィルム−CT P1128」(商品名),厚さ40μm)、耐熱直鎖状低密度ポリエチレン(耐熱LLDPE)フィルム(東洋紡株式会社の「リックスフィルム LIX−1 L6101」(商品名),厚さ50μm)、又は耐熱無延伸ポリプロピレン(耐熱CPP)フィルム(東洋紡株式会社の「パイレンフィルム−CT P1153」(商品名),厚さ50μm)をドライラミネートして、各積層フィルムを作製した。各積層フィルムに開口部を設け、これに同じ積層フィルムからなる蓋材を、粘着剤としてのアクリル系樹脂を用いて粘着させた。各積層フィルムを用いて、ノンアルコール薬剤を含浸させた不織布からなるウエットティッシュ(シートサイズは20cm×20cm)を折りたたんでヒートシールによって包装し(エンドシール部の形状は図1に示した態様とした)、包装体(試験体)を得た。包装体のうち、ヒートシールした部分を除いた第二の樹脂フィルム側の面積(内寸)は、19.0cm×26.3cm(=約500cm)であった。
ここで、センター部分のヒートシールは予熱と本熱の二段階に分けて実施した。また、第二の樹脂フィルムの各素材について、ヒートシールの温度を低温、中温、高温の三種類で包装体を作製した。
実施例1〜9は、シート枚数を30枚、薬液量を180mlに統一した。実施例10では小型サイズ(内寸が12.0cm×19.0cm(=228cm)、シートサイズは19cm×11.5cm)の包装体とした。実施例11〜14は、実施例4で用いた素材及びヒートシール温度を採用したうえで、シート枚数や薬液量を変化させて実施した。各実施例の状況を表2及び表3に示す。なお、表2及び表3における「ウエットティッシュ重量」とは、ウエットティッシュを用意するのに準備した不織布とこれに含浸させるのに準備した薬剤との合計重量を指している。
Figure 2019177893
Figure 2019177893
実施例1〜14の包装体の重量を測定し、その後、80℃の温度環境で7日間保管した。保管後、高温環境から取り出して1時間経過した後に、重量を測定した。そして、包装体をハサミで切り開いて、包装体の破裂の有無やヒートシール部のデラミネーションの程度を目視観察した。結果を表4に示す。なお、デラミネーションの程度の評価指標は以下のとおりである。
「A」…デラミネーションが全く生じていなかった。
「B」…デラミネーションが極僅かに生じていた。
「C」…デラミネーションが僅かに生じていた。
「D」…デラミネーションがある程度生じていたが、外部に通じる穴が開くほどではなかった。
Figure 2019177893
いずれの実施例でも試験前後の重量変化が僅か(又は測定誤差範囲)であることから、高温環境に晒された後でも、いずれの包装体も密封性を維持しているということができ、長期保管に支障のないことが分かった。また、第二の樹脂フィルムとして耐熱直鎖状低密度ポリエチレン(耐熱LLDPE)フィルムを用い、且つ、薬液の量を相対的に減らした場合にデラミネーションが最も生じにくいことが分かった(実施例11〜14)。なお、いずれの実施例でも蓋材による密封状況に異常は認められなかった。
また、実施例4の試験後の包装体から薬液を採取し、ガスクロマトグラフィーにてメタノールの有無を確認したところ、メタノールは検出されなかった(検出限界は60ppm)。また、採取した薬液のpHをガラス電極法にて測定したところ、pHは6.78であり、包装体作製時のpH6〜8の範囲に収まっていた。
<確認実験3>
実施例13で作製した包装体を用い、耐久試験の試験条件として、以下の三種類を採用した。
(条件5)温度=−20℃、相対湿度は成り行き、期間=7日間
(条件6)温度=80℃、相対湿度=60%、期間=7日間
(条件7)サイクル試験=23℃(常温)で2時間維持し、その後2時間かけて−20℃まで温度を下げ、6時間維持する。その後、2時間かけて80℃まで温度を上げ、6時間維持する。その後2時間かけて−20℃まで温度を下げ、6時間維持する。その後、2時間かけて80℃まで温度を上げ、6時間維持する。その後2時間かけて23℃に戻す。
それぞれの試験条件に対して試験体を三つずつ用意して、試験に供した。試験後、1時間経過した後に各包装体をハサミで切り開いて、試験前後の質量変化の様子、蓋材の様子を調べ、ヒートシール部のデラミネーションの有無を目視観察した。結果を表5に示す。ここで「デラミネーションの程度」の指標は、上記<確認実験2>におけるものと同様である。
Figure 2019177893
いずれの試験においても試験前後の重量変化が僅か(又は測定誤差範囲)であることから、条件5〜7のいずれを経た後でも密封性を維持しているということができ、長期保管に支障のないことが分かった。また、蓋材はいずれも形状や粘着剤に変化が認められず、繰り返し粘着させることに支障は認められなかった。また、デラミネーションはいずれの試験体にも認められず、内面の外観にも異常は認められなかった。
また、条件5、条件6及び条件7での耐久試験後の包装体から薬液を採取し、pHをガラス電極法にて測定したところ、pHはそれぞれ7.68、7.21、7.54であり、包装体作製時のpH7.72からほとんど変化していなかった。
更に、条件6及び条件7での耐久試験後の包装体から回収した薬液を使用して、ウサギを用いる皮膚一次刺激性試験を行った。試験は「OECD Guideline for Testing of Chemicals 404(2015)」に準拠して行った。薬液を三匹のウサギ無傷皮膚及び有傷皮膚に四時間閉鎖適用した。その結果、いずれの薬液適用部位においても、除去後1時間に全例ではっきりした紅斑がみられたが、いずれも48時間以内に消失した。「ISO 10993−10:2010,Biological evaluation of medical devices−Part 10」に従って求めた一次刺激性インデックス(P.I.I.)は、各薬液で0.1となった。これらのことから、ウサギを用いる皮膚一次刺激性試験では、薬液は「無刺激性」の範疇に入るものといえる。
本発明は、ウエットティッシュの包装材料として利用することができる。そして、そのウエットティッシュ包装体は、例えば車載用として車内に長期保管することができる。
1…ウエットティッシュ包装体、2…ウエットティッシュ包装用積層フィルム、2A…センターシール部、2B,2B…エンドシール部、2C…開口部、3…ウエットティッシュ、4…蓋材、5…第一の樹脂フィルム、6…アルミニウム箔、7…第二の樹脂フィルム、10…包装体。

Claims (8)

  1. 第一の樹脂フィルムと、アルミニウム箔と、ヒートシール性を有する第二の樹脂フィルムと、がこの順に積層されており、
    前記第二の樹脂フィルムは、無延伸ポリプロピレンフィルム、耐熱無延伸ポリプロピレンフィルム、又は耐熱直鎖状低密度ポリエチレンフィルムである、ウエットティッシュ包装用積層フィルム。
  2. 前記第一の樹脂フィルムは、ポリエチレンテレフタレートフィルムであり、
    前記第一の樹脂フィルム、前記アルミニウム箔及び前記第二の樹脂フィルムは、互いにドライラミネートによって積層されたものである、請求項1記載のウエットティッシュ包装用積層フィルム。
  3. 基材に薬剤が含浸されてなるウエットティッシュと、
    請求項1又は2記載のウエットティッシュ包装用積層フィルムと、を備え、
    前記ウエットティッシュ包装用積層フィルムが前記第二の樹脂フィルム側の面を内側に向けて前記ウエットティッシュを包囲しているとともに、前記第二の樹脂フィルム側の面同士が対面して互いにヒートシールされることで前記ウエットティッシュが前記ウエットティッシュ包装用積層フィルムによって密封されている、ウエットティッシュ包装体。
  4. ヒートシールされた部分を除いた前記第二の樹脂フィルム側の面積の値(単位はcm)に対する前記薬剤の体積の値(単位はml)の比が、0.10〜0.50である、請求項3記載のウエットティッシュ包装体。
  5. ヒートシールされた部分を除いた前記第二の樹脂フィルム側の面積の値(単位はcm)に対する前記ウエットティッシュの重量の値(単位はg)の比が、0.10〜0.75である、請求項3記載のウエットティッシュ包装体。
  6. 前記ウエットティッシュ包装用積層フィルムは、前記ウエットティッシュを取り出すための開口部を有し、
    前記開口部を開閉可能に覆う蓋材を備える、請求項3〜5のいずれか一項記載のウエットティッシュ包装体。
  7. 前記薬剤は、ノンアルコールの薬剤である、請求項3〜6のいずれか一項記載のウエットティッシュ包装体。
  8. 車載用である、請求項3〜7のいずれか一項記載のウエットティッシュ包装体。
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