JP2005287710A - ウェットティッシュ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明のウェットティッシュは、パルプ繊維を、全繊維の30質量%以上含有してなる不織布100質量部に対し、液体200〜500質量部を含浸させたウェットティッシュであって、接触温冷感が0.60W/cm2以上であることを特徴とする。
【選択図】 なし
Description
本発明は上記知見に基づいてなされたものであり、パルプ繊維を、全繊維の30質量%以上含有してなる不織布100質量部に対し、液体200〜500質量部を含浸させたウェットティッシュであって、接触温冷感が0.60W/cm2以上であることを特徴とする、ウェットティッシュを提供するものである。
上記ウェットティッシュは、使用時に皮膚に清涼感を与えることのできるものである。
上記不織布は、パルプ繊維と化学繊維とからなるものであってもよい。
上記液体は、水性媒体、保湿剤、防菌防黴剤及びキレート剤を含有するものであることが好ましい。
本発明のウェットティッシュは、パルプ繊維を、全繊維の30質量%以上含有してなる不織布からなる。パルプ繊維は、水分保持力が高いため、このようなパルプ繊維を、全繊維の30質量%以上含有させることにより、不織布に液体を含浸させて皮膚を拭いた際に、熱伝導率が高くなり、清涼感を感じるようになる。パルプ繊維の含有量が30質量%未満であると、不織布の水分保持力が減少し、不織布に液体を含浸させて皮膚を拭いた際に、熱伝導率が減少し、清涼感の感じ方が弱くなる。パルプ繊維の好ましい含有量は、全繊維の40質量%以上である。
本発明のウェットティッシュを構成する不織布に含まれる、パルプ繊維以外の繊維としては、例えば、化学繊維等が挙げられる。
化学繊維としては、例えば、ポロプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル繊維等の疎水性繊維;該疎水性繊維を親水化処理した親水性繊維;レーヨン、コットン等のセルロース系繊維等が挙げられる。また、疎水性繊維としては、市販のものであってもよく、例えば、いわゆる、バイコン繊維等が挙げられる。
上記pH調整剤としては、例えば、クエン酸、クエン酸ナトリウム等の有機系pH調整剤、燐酸アンモニウム等の無機系pH調整剤が挙げられる。上記pH調整剤は、単独で用いてもよく、又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
実施例1
繊維として、パルプ繊維40質量%、レーヨン40質量%、バイコン繊維20質量%を用い、カード機にて繊維ウェブを形成した。次いで、該繊維ウェブを、高速水流噴射法により、繊維ウェブ中の繊維を交絡させた後、乾燥させ、坪量が65g/m2の不織布を得た。
得られた不織布100質量部に対し、下記組成からなる液体370質量部を含浸させ、ウェットティッシュを得た。
滅菌精製水 349.8質量部
保湿剤(ジプロピレングリコール) 18.5質量部
防菌防黴剤(パラオキシ安息香酸メチル) 1.1質量部
キレート剤(グリチルリチン酸ジカリウム) 0.2質量部
pH調整剤(クエン酸ナトリウム) 0.4質量部
(1)接触温冷感試験
精密迅速熱物性測定装置(加藤テック株式会社製、商品名「KES−F7」)のBTBBoxの温度を室温+10℃に設定し、温度が安定した時点で面積:9cm2、質量9.79gの純銅板の検知部を有するTBox(質量90g)を乗せてTBoxの温度がBTBoxと同じ温度になるまで待ち、温度が同じになった時点で厚さが10mmの発砲ポリスチレンの上に置いたウェットティッシュの上にTBoxの純銅板の検知部を乗せて計器のqmax値を読み取った。測定を3回行い、この平均値を接触温冷感とした。
ウェットティッシュを、20〜50代の男性50名及び女性50名の合計100名に、使用させ、ウェットティッシュの清涼感について官能評価をさせた。評価は下記評価基準に従って行い、表1に示す結果は100名の標準的な評価について記載した。
○:冷たいと感じる。
△:冷たいとも温かいとも感じない。
×:温かいと感じる。
繊維の組成を、パルプ繊維60質量%、レーヨン20質量%、バイコン繊維20質量%とした以外は、実施例1と同様に操作を行い、ウェットティッシュを得た。得られたウェットティッシュについて、実施例1と同様にして評価を行った。評価結果を表1及び表2に示す。
繊維の組成を、パルプ繊維80質量%、レーヨン10質量%、バイコン繊維10質量%とした以外は、実施例1と同様に操作を行い、ウェットティッシュを得た。得られたウェットティッシュについて、実施例1と同様にして評価を行った。評価結果を表1及び表2に示す。
繊維の組成を、パルプ繊維100質量%とした以外は、実施例1と同様に操作を行い、ウェットティッシュを得た。得られたウェットティッシュについて、実施例1と同様にして評価を行った。評価結果を表1及び表2に示す。
繊維の組成を、パルプ繊維20質量%、レーヨン40質量%、バイコン繊維30質量%とした以外は、実施例1と同様に操作を行い、ウェットティッシュを得た。得られたウェットティッシュについて、実施例1と同様にして評価を行った。評価結果を表1及び表2に示す。
繊維の組成を、レーヨン40質量%、ポリエチレンテレフタレート60質量%とした以外は、実施例1と同様に操作を行い、ウェットティッシュを得た。得られたウェットティッシュについて、実施例1と同様にして評価を行った。評価結果を表1及び表2に示す。
繊維の組成をポリエチレンテレフタレート100質量%とした以外は、実施例1と同様に操作を行い、ウェットティッシュを得た。得られたウェットティッシュについて、実施例1と同様にして評価を行った。評価結果を表1及び表2に示す。
Claims (3)
- パルプ繊維を、全繊維の30質量%以上含有してなる不織布100質量部に対し、液体200〜500質量部を含浸させたウェットティッシュであって、接触温冷感が0.60W/cm2以上であることを特徴とする、ウェットティッシュ。
- 上記不織布が、パルプ繊維と化学繊維とからなる、請求項1に記載のウェットティッシュ。
- 上記液体が、水性媒体、保湿剤、防菌防黴剤及びキレート剤を含有する、請求項1又は2に記載のウェットティッシュ。
Priority Applications (1)
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Publications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2004
- 2004-03-31 JP JP2004105938A patent/JP2005287710A/ja active Pending
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