JP2019175525A - 磁気データの復調方法および復調装置 - Google Patents

磁気データの復調方法および復調装置 Download PDF

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Abstract

【課題】磁気記録媒体から磁気データを読み出して復調する際に、直前ビットのデータに異常がある場合などであっても、磁気記録媒体からの再読込みを行なうことなく復調を行うことができるようにする。【解決手段】磁気データにおける一連の反転時間間隔を取得してメモリに格納し、固定した第1判定基準時間とメモリに格納された個々の反転時間間隔とを順次比較して生成された復調データが正しくないときに、比較対象の反転時間間隔に関して直前に復調されたデータにおける1ビット分の時間長によって更新される時間長に基づく第2判定基準時間と、比較対象の反転時間間隔とを比較することをメモリに格納された一連の反転時間間隔に対して順次実行して、復調データを生成する。第2判定基準時間を用いる際、直前に復調されたデータにおける1ビット分の時間長が異常値であるかを判定し、異常値であると判定されたときは時間長の更新を行なわない。【選択図】図4

Description

本発明は、磁気カードなどの磁気記録媒体に記録された磁気データを読み取って復調データを作成する磁気データの復調方法と磁気データの復調装置とに関する。
磁気カードなどの磁気記録媒体では、磁気ストライプにおける磁化の方向を使用して“0”および“1”の二値のビットからなるビット列が記録されている。磁気ストライプにおけるビット列データの記録方法としてFM(周波数変調)方式が広く知られており、その1つに、ISO(国際標準化機構)規格などでも定められたF2F変調方式がある。F2F変調方式では、磁気ストライプにおいて1ビット分のデータが記録される領域をビットセルとして、
(a)隣接するビットセルの境界では磁化の方向を反転させる、
(b)“0”に対応するビットセルの内部では磁化の方向を反転させない(すなわちF信号)、
(c)“1”に対応するビットセルについてはそのほぼ中央の位置で磁化の方向を反転させる(すなわち2F信号)、
の条件を満たすように記録を行う。そしてこのように記録が行われた磁気ストライプに対して磁気ヘッドを相対的に摺動させると、磁化の反転がある位置でピークとなるようなアナログ信号が磁気ヘッドから出力される。磁気ヘッドから出力される信号を微分回路などからなるピーク検出回路に供給し、さらにピーク検出回路の出力をコンパレータに通して二値化することにより、磁気ストライプでの磁化の方向に対応して二値(ハイレベルおよびローレベル)のいずれかをとる二値信号であるF2F信号が得られる。F2F信号におけるレベルの反転の間の時間間隔とビットセルの長さに対応する時間との比較によって復調を行うことができ、“0”および“1”からなる元のビット列が復元される。レベルの反転とは、F2F信号の信号レベルにおけるローからハイへの遷移およびハイからローへの遷移のことを意味する。また反転時間間隔はインターバルとも称される。ビット“0”はビットセルの長さと同じ1つの反転時間間隔に対応し、ビット“1”はそれぞれの長さがビットセルの長さの約半分である2つの反転時間間隔に対応することになる。
復調では、例えば、ビットセル長に所定のタイミング係数を乗じた値を判定基準時間として、F2F信号において反転があったときに、その反転の時刻から判定基準時間が経過した時点でのF2F信号の信号レベルを調べ、最初の反転のときと判定基準時間が経過した時点とでF2F信号の信号レベルが同じであれば、すなわちその反転から始まる反転時間間隔の長さが判定基準時間よりも長ければビット“0”と判定し、信号レベルが反転していれば、すなわちその反転から始まる反転時間間隔の長さが判定基準時間よりも短ければビット“1”と判定する。このような判定を順次実行することによって、磁気記録媒体から連続的に読み出されるデータを復調することができる。
読み出された磁気データにおける1ビット分の記録データの長さすなわちビットセルの長さは理想的には一定値であるが、書き込み時および読み出し時に磁気記録媒体を搬送するときの搬送速度のばらつきや、ノイズなどの影響により、変動することが多い。ビットセル長の変動による影響を抑え、磁気記録媒体から読み出したデータを正確に復調できるようにするために、特許文献1は、F2F信号を読み込んでF2F信号における一連の反転時間間隔を求めてメモリに格納し、その後、第1判定基準時間を各反転時間間隔に適用してデータの復調を行い、得られた復調データについてパリティチェックやデータ長チェックなどによって誤りがあると判定された場合には、メモリに記憶されている各反転時間間隔に対して第2判定基準時間を用いて復調を行い、それでも誤りがあると判定されたときにはさらに第3判定基準時間、さらには第4判定基準時間を用いることを開示している。第1判定基準時間としては理論的なビットセル長に所定の判定タイミング係数α(例えば0.707)を乗じたものを用いており、このような固定した判定基準時間に基づく復調方式を固定サンプリング方式とも呼ぶことができる。第2判定基準時間としては、判定対象のビットセルの直前の1ビットのビットセルの長さに判定タイミング係数αを乗じたものを使用する。直前のビットセルの長さは、メモリに格納された反転時間間隔から求められるものであって、実測値によるものである。第3判定基準時間は、直前の2ビット分のビットセル長の相加平均によるビットセル長に所定の判定タイミング係数αを乗じたものであり、直前2ビットのビットセル長の相加平均に基づくものである。第4判定基準時間は、直前の1ビット目のセルビット長の2/3と直前の2ビット目のセルビット長の1/3との和に所定の判定タイミング係数αを乗じたものであり、直前2ビットに重み付けしたものに基づくものである。第2、第3および第4判定基準時間による復調は、いずれも、直前のビットでのビットセル長に依存するものであるので、ビット追従サンプリング方式に分類されるものである。
特許文献2は、二値信号であるF2F信号での反転時間間隔に基づいて磁気データの復調を行なう場合に、上述した固定サンプリング方式に基礎を置きながら、磁気ヘッドから出力されるアナログ信号の波形の経過パターンに応じて判定タイミング係数αに相当するパラメータを変化させることを開示している。さらに特許文献3は、F2F信号を復調する際に、F2F信号をメモリに格納した上で、メモリに格納されたF2F信号に対して時間に関して順方向で復調を行なうとともに逆方向でも復調を行うことを開示している。
特開2013−45471号公報 特表平4−504480号公報 特開2000−293961号公報
ビット追従サンプリング方式の場合、直前の1ビットあるいは2ビットのデータに基づいて復調データが生成されるが、直前のビットのデータ内容に異常がある場合、次のビットの復調データの生成に異常データが使用されることとなり、その結果、ビット“0”とビット“1”との判定に失敗して復調を行なえないことがある。
本発明の目的は、直前ビットのデータに異常がある場合などであっても、磁気記録媒体からの再読込みを行なうことなく復調を行うことができる復調方法および復調装置を提供することにある。
本発明の磁気データの復調方法は、磁気記録媒体に記録された磁気データを磁気ヘッドで読み取って復調データを生成する復調方法であって、磁気データにおける磁化の反転に対応する一連の反転時間間隔を取得してメモリに格納する工程と、磁気記録媒体の搬送速度と磁気記録媒体での記録密度とから定まる1ビット分の理論的な時間長に判定タイミング係数を乗算して得られる第1判定基準時間と、メモリに格納された個々の反転時間間隔とを順次比較して復調データを生成する第1復調工程と、第1復調工程で得られた復調データの正否を判定する第1判定工程と、第1判定工程において復調データが正しくないと判定されたときに、比較対象の反転時間間隔に関して直前に復調されたデータにおける1ビット分の時間長によって更新される時間長に判定タイミング係数を乗算して得られる第2判定基準時間と、比較対象の反転時間間隔とを比較することをメモリに格納された一連の反転時間間隔に対して順次実行して復調データを生成する第2復調工程と、を備え、第2復調工程において、直前に復調されたデータにおける1ビット分の時間長が異常値であるかを判定し、異常値であると判定されたときは時間長の更新を行なわない。
本発明の磁気データの復調装置は、磁気記録媒体に記録された磁気データから復調データを生成する復調装置であって、磁気記録媒体から磁気データを読み取る磁気ヘッドと、メモリと、磁気データにおける磁化の反転に対応する一連の反転時間間隔を取得してメモリに格納し、磁気記録媒体の搬送速度と磁気記録媒体での記録密度とから定まる1ビット分の理論的な時間長に判定タイミング係数を乗算して得られる第1判定基準時間とメモリに格納された個々の反転時間間隔とを順次比較して復調データを生成する第1復調処理と、第1復調処理で得られた復調データの正否を判定する第1判定処理と、第1判定処理において復調データが正しくないと判定したときに、比較対象の反転時間間隔に関して直前に復調されたデータにおける1ビット分の時間長によって更新される時間長に判定タイミング係数を乗算して得られる第2判定基準時間と比較対象の反転時間間隔とを比較することをメモリに格納された一連の反転時間間隔に対して順次実行して復調データを生成する第2復調処理と、を行う復調部と、を備え、復調部は、第2復調処理において、直前に復調されたデータにおける1ビット分の時間長が異常値であるかを判定し、異常値であると判定されたときは時間長の更新を行なわない。
本発明では、固定サンプリング方式によって生成された復調データが正しくないと判定したときに、ビット追従サンプリング方式によって復調データを生成する。ビット追従サンプリング方式では、比較対象の反転時間間隔に関して直前に復調されたデータにおける1ビット分の時間長によって更新される時間長に基づく第2判定基準時間と、比較対象の反転時間間隔とを比較することによって復調を行うが、その際、直前に復調されたデータにおける1ビット分の時間長が異常値であるかを判定し、異常値であると判定されたときは時間長の更新を行なわない。すなわち直前の1ビットの時間長(すなわちビットセル長)が異常であると判定されたときは、判定基準時間の更新は行われず、さらに1ビット前のビットなど、直近の正常と判定されたビットの時間長に基づく判定基準時間が使用されることになる。これにより、異常とされたビットセルが後続するビットの復調に影響を与えないようにすることができる。
本発明では、1ビット分の時間長についての変化量が、直近の正常と判定された1ビット分の時間長の−40%以上+40%以下の範囲内にないときに、異常値であると判定することができる。このように異常値の判定基準を定めることにより、異常とされるビットセルの検出を確実に行うことができるようになる。
本発明では、第1復調工程および第2復調工程の少なくとも一方において、一連の反転時間間隔に対し、時間方向における第1の方向から復調を行って復調データを生成し、第1の方向での復調で生成した復調データが正しくない場合に、第1の方向とは逆方向である第2の方向から復調を行って復調データを生成することができる。順方向では復調できなくても逆方向では復調を行える場合が存在するので、最終的に復調データを得やすくなる。
さらに本発明では、第2復調工程を行った場合に、第2復調工程で得られた復調データの正否を判定する第2判定工程を設け、第2判定工程において復調データが正しくないと判定されたときに、判定タイミング係数を変化させて第1復調工程および第2復調工程を繰り返すことが好ましい。判定タイミング係数を変化させることにより、1回の読み取りで、より復調データが得やすくなる。その場合、初回に第1復調工程および第2復調工程を実施するときに判定タイミング係数として70.7%を使用し、判定タイミング係数を変化させて第1判定工程および第2判定工程を繰り返す際に、50%を超えて100%未満である範囲内で、70.7%よりも大きい判定タイミング係数と70.7%よりも小さい判定タイミング係数とを交互に使用することが好ましい。これにより、より少ない繰り返し回数で復調データを得ることができるようになる。
本発明によれば、直前ビットのデータに異常がある場合などであっても、磁気記録媒体からの再読込みを行なうことなく復調を行うことができるようになる。
本発明の実施の一形態の復調装置の構成を示すブロック図である。 (A),(B)はサンプリング方式を説明するタイミングチャートである。 ビット追従サンプリング方式での処理を示すフローチャートである。 復調装置による復調処理を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1に示す復調装置1は、磁気情報媒体としての磁気カード2に記録された磁気データを読み取って復調データを生成してホストコンピュータなどの上位装置に出力する装置であり、例えば、磁気カード2を搬送しながら読み取りを行なうカード搬送式のカードリーダである。本実施形態では、F2F変調方式により磁気カード2に磁気データが記録されているものとする。また磁気カード2は、例えば、厚さが0.7〜0.8mm程度の矩形状の塩化ビニール製のカードであり、このカードには、磁気データが記録される磁気ストライプが形成されている。なお、磁気カード2には、ICチップが固定されたり、データ通信用のアンテナが内蔵されていてもよい。また磁気カード2は、厚さが0.18〜0.36mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)製のカードであってもよいし、所定の厚さの紙カードなどであってもよい。
復調装置1は、磁気カード2に記録された磁気データを読み出す磁気ヘッド3と、磁気カード2を搬送する搬送機構4と、磁気ヘッド3から読み出された信号が入力して二値信号であるF2F信号Sを出力する再生回路5と、F2F信号Sが入力しデータ復調部として機能する復調回路6とを備えている。搬送機構4は、磁気カード2に当接して磁気カード2を搬送する駆動ローラ7を備えている。図示した例では、磁気カード2の搬送路に沿って、磁気ヘッド3の両側に駆動ローラ7が設けられており、駆動ローラ7には、その駆動ローラ7を駆動させる駆動機構(不図示)が連結している。駆動ローラ7に対向してパッドローラ8が配置され、パッドローラ8は、駆動ローラ7に向かって付勢されている。
再生回路5は、公知の構成のものであって、磁気ヘッド3からの信号からノイズ成分などを除去するフィルタ回路と、フィルタ回路の出力を増幅する増幅回路と、増幅回路の出力に設けられた微分回路(または積分回路)と、微分回路または積分回路の出力を二値化するコンパレータなどによって構成されている。再生回路5は、磁気ヘッド3から出力されるアナログ信号(読み取り信号)から、二値信号であるF2F信号Sを生成する。
復調回路6は、復調部としてのCPU(中央処理ユニット)11と、記憶部としてのRAM(ランダムアクセスメモリ)12およびROM(読み出し専用メモリ)13とを備えており、再生回路5が出力するF2F信号Sを復調して、磁気カード2に書き込まれたビット列に相当する復調データを生成する。特にCPU11は、F2F信号Sにおける反転を検出して反転の相互間の時間間隔すなわち反転時間間隔を取得する。磁気カード2の磁気ストライプではその長手方向に沿って複数の磁化反転が存在し、それに対応してF2F信号Sには複数の反転が含まれるから、CPU11は、搬送機構4により磁気カード2を搬送したときに取得される一連の複数の反転時間間隔をRAM12に格納する。またCPU11は、ROM13に予め記憶されているプログラムに基づき、RAM12に記憶された一連の反転時間間隔に基づいて復調を行い、復調データを生成する。生成された復調データは、CPU11からホストコンピュータに送られる。
本実施形態の復調装置1では、固定サンプリング方式による復調とビット追従サンプリング方式による復調を切り替えて実行する。そこで、これらのサンプリング方式による復調について、図2を用いて説明する。図2は、磁気カード2に記録されたビット列“010”に対応するF2F信号Sが与えられた場合のサンプリングを説明するものであって、(A)は固定サンプリング方式を説明し、(B)は直前1ビットのビット追従サンプリング方式を説明している。図において、tn-3〜tnはそれぞれビットセルであって、tnが現在のビットセルを表わしている。図示するように、ビットセルの長さはばらついている。Tn-3〜Tnはそれぞれ反転時間間隔であって、Tnは現在の反転時間間隔を表している。Tは、磁気カード2における公称記録密度と磁気カード2の公称搬送速度とによって定まる、理論的なビットセル長(ビットインターバル)を表わしている。αは判定タイミング係数(閾値)であり、0.5<α<1を満たすように設定される。代表的には、0.5と1との間で等比数列をなすように、αは0.5の平行根、すなわち0.707に設定される。
特許文献1に示した復調装置でも、固定サンプリング方式とビット追従サンプリング方式を切り替えているが、判定タイミング係数α自体は固定されている。判定タイミング係数αが固定されていると、磁気カード2の搬送速度に極端な変動がある場合に復調を行なえなくなる可能性がある。そこで本実施形態の復調装置1では、判定タイミング係数αの候補となる値を複数用意し、読み取りエラーがあった場合には候補の中から別の値を選択することにより判定タイミング係数αを変化させ、これにより、カード搬送速度の極端な変動に対応できるようにしている。
図2(A)に示す固定サンプリング方式では、判定タイミング係数αと理論的なビットセル長Tとの積であるαTを考えて、αTを判定基準時間とする。あるビットセルまでの復調が終了しているとして、その終了時点ではF2F信号は反転しているはずであるから、その反転に引き続く反転時間間隔と判定基準時間αTとを比較し、反転時間間隔の方が短ければビット“1”であると判定するとともに、その反転時間間隔とそれに引き続く1個の反転時間間隔とによって現在のビットセルが構成されるとして、次のビットセルの判定に移行する。図示した例では、ビットセルtn-2までの判定が済んだとして、それに引き続く反転時間間隔Tn-2はαTよりも短いから、次のビットセルtn-1はビット“1”であると判定し、かつ、反転時間間隔Tn-2とTn-1によってビットセルtn-1が構成されていると判定する。ビットセルtn-1に引き続く反転時間間隔は反転時間間隔Tnであるが、これは判定基準時間αTよりも長いから、ビットセルtnはビット“0”であると判定し、かつ、1個の反転時間間隔Tnによってビットセルtnが構成されていると判定する。
一方、図2(B)に示すビット追従サンプリング方式は、固定サンプリング方式と同様の処理によってビット“0”とビット“1”との判別を行なうが、判定対象のビットセルの直前の1ビットのビットセルの長さに判定タイミング係数αを乗じたものを判定基準時間として使用する点で、固定サンプリング方式とは異なっている。図示するように、ビットセルtn-1についてのビット判定を行なうときは、αtn-2を判定基準時間として使用する。ビット追従サンプリング方式では、ビットセルのビット判定を行なうごとに、次のビットセルに対する判定基準時間が更新されることになるが、そのことは、直前のビットセルのデータに異常がある場合に、引き続くビットセルの復調に異常データが使用されることとなり、その結果、引き続くビットセルでのビット判定に失敗することがある。そこで本実施形態では、ビット追従サンプリング方式によりビットセルの復調データを作成した際に、そのビットセルの長さとその直近の正常と判定されたビットセルの長さとを比較し、ビットセルの長さに大きな変化があった場合には異常なビットセルと判断して、異常であると判断されたビットセルの長さに応じた判定基準時間の更新が行われないようにする。
図3は、本実施形態におけるビット追従サンプリング方式の処理を示している。あるビットセル(今回のビットセルと呼ぶ)についてのビット判別を行なう場合、まず、ステップ101において、直近の正常と判定されたビットセルの長さと前回すなわち直前のビットセルの長さとを比較し、どれだけ変化したかを求める。前々回すなわち2つ前のビットセルについて正常と判定されていれば、直近の正常と判定されたビットセルは、前々回のビットセルである。そしてステップ102において、直近の正常と判定されたビットセルの長さに比べた前回のビットセルの長さの変化が規定値以内であるかどうかを判定する。規定値としては、例えば−40%以上+40%以下、好ましくは−30%以上+30%以下、さらに好ましくは−20%以上+20%以下などの範囲を採用することができる。そして規定値以内であるときは、ステップ103において、前回のビットセルの長さに基づいて判定基準時間を更新し、すなわち、前回のビットセルの長さに判定タイミング係数αを乗じたものを判定基準時間とし、ステップ104に移行する。一方、ステップ102においてビットセル長の変化が規定値を超える場合は、そのままステップ104に移行する。すなわち前回のビットセルの長さに基づく判定基準時間の更新を行なわない。ステップ104では、判定基準時間を用いて今回のビットセルのビット判別を実行する。
このような手順を経ることにより、前々回のビットセルが正常であるとして、前々回のビットセル長に比べて前回のビットセル長の変化が小さいとき、すなわち前回のビットセル長が正常であると考えられるときには、前回のビットセル長に基づいて判定基準時間が更新され、更新された判定基準時間に基づいて今回のビットセルのビット判別が行われることになる。逆に、前々回に比べて前回のビットセル長の変化が大きいとき、すなわち前回のビットセル長の異常が疑われるときは、判定基準時間の更新は行われず、前々回のビットセルの長さに基づく判定基準時間によって今回のビットセルのビット判別が行われることになる。前々回のビットセルの長さと今回のビットセルの長さが同じようなものであれば、今回のビットセルの次となるビットセルの判定には、今回のビットセルの長さに基づく判定基準時間が用いられることになる。これにより、異常なビットセルの影響が後続のビットセルに及ぶことを防ぐことができる。なお、磁気データにおける最初のビットセルと2番目のビットセルについては前々回のビットセルが存在しないので、ステップ101〜104の処理を実行することができないが、これらのビットセルについてはビットセル長の理論値Tに基づいて判定基準時間を定めればよい。また、2番目のビットセルについては、1番目のビットセルの長さに基づいて判定基準時間を定めてもよい。
ここで、図3に示す手順においてステップ102で用いる規定値について説明する。この規定値は、前々回のビットセルの長さに比べて前回のビットセルの長さが大きく変動していないかどうか、すなわち前回のビットセルの長さが異常値であるかどうかを判定するために用いられるものである。規定値の下限を−50%以下とすると、前々回のビットセル長の半分以下となるビットセル長によって判定基準時間を更新することとなり、ビット“1”に対応する相対的に短い反転時間間隔をビット“0”に対応する相対的に長い反転時間間隔として誤認識する可能性が高まる。また、規定値の上限が40%を超えると、前々回のビットセル長の1.4倍よりもさらに長いビットセル長となり、αとしてその代表的な値である70.7%を使用したとき、判定基準時間は前々回のビットセル長よりも長くなる。このことは、ビットセルを1つ抜かして判定を行なう可能性が高くなることを意味する。そこで、ビットセル長の変化に対する規定値は、−40%以上+40%以下とすることが好ましい。
図4は、本実施形態の復調装置1による復調処理を示すフローチャートである。まずステップ121において、磁気ヘッド3によって磁気カード2から磁気データが読み取られ、磁気ヘッド3からの信号により再生回路5がF2F信号Sを生成し、CPU11がF2F信号Sにおける反転時間間隔を取得してRAM12に保存する。ステップ122においてCPU11は、判定タイミング係数αの候補を規定する集合k[i]を設定してRAM12に格納する。本実施形態では、複数の判定タイミング係数αを使用するとともに、その優先順位が定められており、優先順位の1番目は、判定タイミング係数αとして一般的に使用される70.7%であり(すなわちk[1]=70.7%)、全体として5個の係数を用意するとすれば、以下、60%、80%、90%のような順番で係数が設定され、集合k[i]に格納される。全体として10個の係数を用意するのであれば、例えば、70.7%、65%、75%、60%、80%、55%、90%のような順で係数が集合k[i]に格納される。2番目以降の係数は、70.7%よりも大きい側と小さい側とに交互に現れ、かつ、徐々に70.7%との差の絶対値が大きくなるように設定されることが好ましい。もっとも、用意される判定タイミング係数αの候補は、50%を超えて100%未満であれば、ここに記載したものに限定されるものではない。
次にCPU11は、ステップ123において、集合k[i]のためのインデックスを1(初期値)に設定し、ステップ124において、判定タイミング係数αをα=k[i]と設定する。初回はi=1であるので、α=70.7%となる。CPU11は、ステップ125において、この係数αを使用して、RAM12に格納された一連の反応時間間隔に対して固定サンプリング方式による順方向での復調を行い、復調データを生成する。順方向での復調とは、時間に関し、F2F信号Sにおいて反転が生起した順番にしたがって一連の反応時間間隔についてビット判定を行なうことを意味する。そしてCPU11は、ステップ126において、復調データが所定のビット数であるかどうか、復調データの個々のキャラクタのパリティチェック結果は正常であるかどうか、復調データの全体のパリティチェックが正常であるかどうか、復調データの個々のキャラクタの範囲が正常であるかどうか、などを検証し、読み取りエラーの発生の有無を判定する。読み取りエラーが発生していないと判定されたときは、復調処理は正常終了となる。正常終了となった場合には、CPU11は、例えばホストコンピュータに対して取得した復調データを送信する。
ステップ126において読み取りエラーと判定されたときは、磁気カード2の再読み取りを行なうことなく、CPU11は、ステップ127において、RAM12に格納された一連の反転時間間隔に対して固定サンプリング方式による逆方向での復調を行い、復調データを取得する。逆方向での復調とは、時間に関し、F2F信号Sにおいて反転が生起した順番とは逆順で一連の反応時間間隔についてビット判定を行なうことを意味する。ステップ128においてCPU11は、ステップ127で得られた復調データに対し、ステップ126と同様に読み取りエラー発生の有無を判定する。エラーが発生していなければ復調処理は正常終了となる。エラー発生と判定した場合には、CPU11は、磁気カード2の再読み取りを行なうことなく、ステップ129において、RAM12に格納された一連の反転時間間隔に対してビット追従サンプリング方式による順方向での復調を行って復調データを取得し、ステップ130において、この復調データに対してステップ126と同様に読み取りエラー発生の有無を判定する。エラーが発生していなければ復調処理は正常終了となる。エラー発生と判定した場合には、CPU11は、磁気カード2の再読み取りを行なうことなく、ステップ131において、RAM12に格納された一連の反転時間間隔に対してビット追従サンプリング方式による逆方向での復調を行って復調データを取得し、ステップ132において、この復調データに対してステップ126と同様に読み取りエラー発生の有無を判定する。エラーが発生していなければ復調処理は正常終了となる。
ステップ132でエラー発生と判定した場合には、CPU11は、ステップ133においてiに1を加算し、ステップ134において、iが最終回の値に達したかどうかを判定する。iが最終回の値であればエラー終了となる。iが最終回の値でなければ、異なる判定タイミング係数によって復調を行うために、CPU11は、ステップ124〜134の処理を繰り返す。結局、復調データが正常に得られるまで、集合k[i]に格納された範囲内で判定タイミング係数αを変更して固定サンプリング方式による復調とビット追従サンプリング方式による復調とが繰り返され、そしてこのように繰り返しても復調データが得られなければエラー終了となることになる。
[実施形態の効果]
以上説明した本実施形態の復調装置1によれば、固定サンプリング方式とビット追従サンプリング方式とを組み合わせることにより、1回の読み取りでは従来は復調できなかった磁気データの復調を行うことが可能になる。特に、ビット追従サンプリング方式による復調において、異常値と判定されたビットセルについては判定基準時間の算出に使用しないことにより、異常なビットセルの影響が後続のビットセルに及んで復調できなくなることを防ぐことができる。このため、磁気データの読み取りエラー率を低減することができる。また、一連の反転時間間隔をメモリに格納し、メモリに格納された反転時間間隔に対して復調処理を行っているので、磁気カードを搬送機構4によって何回も移動させて復調データを生成する必要がなくなり、復調データを得るまでの時間を短縮できるとともに、磁気カードや読み取り装置の磨耗を減らすことができるので、磁気カードや装置の高寿命化を達成することができる。
また上述した実施形態では、固定サンプリング方式による復調とビット追従サンプリング方式による復調において、順方向での復調で読み取りで読み取りエラーとなった場合に、逆方向での復調を行うようにしている。順方向では復調できなくても逆方向では復調を行える場合が存在するので、最終的に復調データを得やすくなる。この場合、先に逆方向での復調を行い、そこで読み取りエラーとなった場合に順方向での復調を行なうようにしてもよい。順方向と逆方向の両方向の復調を行うのは、固定サンプリング方式とビット追従サンプリング方式のいずれか一方だけとしてもよく、さらには、両方のサンプリング方式において、順方向だけ、あるいは逆方向だけの復調を行なうようにしてもよい。また本実施形態では、ビット追従サンプリング方式でも読み取りエラーとなった場合に、正しい復調データが得られるまで、判定タイミング係数αを変えて固定サンプリング方式による復調とビット追従サンプリング方式による復調を繰り返している。これにより、復調データが得やすくなっている。磁気カードにおける磁気データの記録状態が良好な場合などには、判定タイミング係数αを変えて復調を繰り返すことを行なわなくてもよい。
[他の実施形態]
上述した実施形態では、ビット追従サンプリング方式として、直前1ビットのビット追従サンプリング方式を用いているが、本発明では、特許文献1に記載されたような、直前2ビットの相加平均によるビット追従サンプリング方式、あるいは直前2ビットに重み付けをしたビット追従サンプリング方式を用いてもよく、さらには、各種のビット追従サンプリング方式を組み合わせて使用することも可能である。これにより復調データが得られる可能性がさらに高まる。また本発明では、復調データの用途によって、どのサンプリング方式を用いるか、順方向と逆方向での両方の復調を行うか、判定タイミング係数αを変更して復調を行うか、などを選択することができる。これにより、用途に応じた最適な復調方法を選択できることになる。例えば、磁気カードに書き込んだ磁気データのベリファイ(検証)を行なう場合など、信頼性の高い復調を行う必要があったり、磁気データの信頼性を調べる必要があったりする場合には、例えば順方向の固定サンプリング方式で判定タイミング係数αを70.7%とした復調を行い、その他の場合には、図4を用いて説明したような手順を用いて復調を行うことができる。
1 復調装置
2 磁気カード
3 磁気ヘッド
6 復調回路
11 CPU
12 RAM
13 ROM

Claims (10)

  1. 磁気記録媒体に記録された磁気データを磁気ヘッドで読み取って復調データを生成する復調方法であって、
    前記磁気データにおける磁化の反転に対応する一連の反転時間間隔を取得してメモリに格納する工程と、
    前記磁気記録媒体の搬送速度と前記磁気記録媒体での記録密度とから定まる1ビット分の理論的な時間長に判定タイミング係数を乗算して得られる第1判定基準時間と、前記メモリに格納された個々の前記反転時間間隔とを順次比較して前記復調データを生成する第1復調工程と、
    前記第1復調工程で得られた前記復調データの正否を判定する第1判定工程と、
    前記第1判定工程において前記復調データが正しくないと判定されたときに、比較対象の反転時間間隔に関して直前に復調されたデータにおける1ビット分の時間長によって更新される時間長に前記判定タイミング係数を乗算して得られる第2判定基準時間と、比較対象の反転時間間隔とを比較することを前記メモリに格納された前記一連の反転時間間隔に対して順次実行して前記復調データを生成する第2復調工程と、
    を備え、
    前記第2復調工程において、前記直前に復調されたデータにおける1ビット分の時間長が異常値であるかを判定し、異常値であると判定されたときは前記時間長の更新を行なわない、復調方法。
  2. 前記1ビット分の時間長についての変化量が、直近の正常と判定された1ビット分の時間長の−40%以上+40%以下の範囲内にないときに、前記異常値であると判定する、請求項1に記載の復調方法。
  3. 前記第1復調工程および前記第2復調工程の少なくとも一方において、前記一連の反転時間間隔に対し、時間方向における第1の方向から復調を行って前記復調データを生成し、前記第1の方向からの復調で生成した前記復調データが正しくない場合に、前記第1の方向とは逆方向である第2の方向から復調を行って前記復調データを生成する、請求項1または2に記載の復調方法。
  4. 前記第2復調工程を行った場合に、前記第2復調工程で得られた前記復調データの正否を判定する第2判定工程を有し、
    前記第2判定工程において前記復調データが正しくないと判定されたときに、前記判定タイミング係数を変化させて前記第1復調工程および前記第2復調工程を繰り返す、請求項1乃至3に記載の復調方法。
  5. 初回に前記第1復調工程および前記第2復調工程を実施するときに前記判定タイミング係数として70.7%を使用し、前記判定タイミング係数を変化させて前記第1判定工程および前記第2判定工程を繰り返す際に、50%を超えて100%未満である範囲内で、70.7%よりも大きい判定タイミング係数と70.7%よりも小さい判定タイミング係数とを交互に使用する、請求項4に記載の復調方法。
  6. 磁気記録媒体に記録された磁気データから復調データを生成する復調装置であって、
    前記磁気記録媒体から前記磁気データを読み取る磁気ヘッドと、
    メモリと、
    前記磁気データにおける磁化の反転に対応する一連の反転時間間隔を取得して前記メモリに格納し、前記磁気記録媒体の搬送速度と前記磁気記録媒体での記録密度とから定まる1ビット分の理論的な時間長に判定タイミング係数を乗算して得られる第1判定基準時間と、前記メモリに格納された個々の前記反転時間間隔とを順次比較して前記復調データを生成する第1復調処理と、前記第1復調処理で得られた前記復調データの正否を判定する第1判定処理と、前記第1判定処理において前記復調データが正しくないと判定したときに、比較対象の反転時間間隔に関して直前に復調されたデータにおける1ビット分の時間長によって更新される時間長に前記判定タイミング係数を乗算して得られる第2判定基準時間と比較対象の反転時間間隔とを比較することを前記メモリに格納された前記一連の反転時間間隔に対して順次実行して前記復調データを生成する第2復調処理と、を行う復調部と、
    を備え、
    前記復調部は、前記第2復調処理において、前記直前に復調されたデータにおける1ビット分の時間長が異常値であるかを判定し、異常値であると判定されたときは前記時間長の更新を行なわない、復調装置。
  7. 前記復調部は、前記1ビット分の時間長についての変化量が、直近の正常と判定した1ビット分の時間長の−40%以上+40%以下の範囲内にないときに、前記異常値であると判定する、請求項6に記載の復調装置。
  8. 前記復調部は、前記第1復調処理および前記第2復調処理の少なくとも一方において、前記一連の反転時間間隔に対し、時間方向における第1の方向から復調を行って前記復調データを生成し、前記第1の方向からの復調で生成した前記復調データが正しくない場合に、前記第1の方向とは逆方向である第2の方向から復調を行って前記復調データを生成する、請求項6または7に記載の復調装置。
  9. 前記復調部は、前記第2復調処理を行った場合に、前記第2復調処理で得られた前記復調データの正否を判定する第2判定処理を実行し、
    前記第2判定処理において前記復調データが正しくないと判定したときに、前記判定タイミング係数を変化させて前記第1復調処理および前記第2復調処理を繰り返す、請求項6乃至8に記載の復調装置。
  10. 前記復調部は、初回に前記第1復調処理および前記第2復調処理を実施するときに前記判定タイミング係数として70.7%を使用し、前記判定タイミング係数を変化させて前記第1判定処理および前記第2判定処理を繰り返す際に、50%を超えて100%未満である範囲内で、70.7%よりも大きい判定タイミング係数と70.7%よりも小さい判定タイミング係数とを交互に使用する、請求項9に記載の復調装置。
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