JPH09198809A - エラー伝搬を防ぐ復号器 - Google Patents

エラー伝搬を防ぐ復号器

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JPH09198809A
JPH09198809A JP8007951A JP795196A JPH09198809A JP H09198809 A JPH09198809 A JP H09198809A JP 8007951 A JP8007951 A JP 8007951A JP 795196 A JP795196 A JP 795196A JP H09198809 A JPH09198809 A JP H09198809A
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signal
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sum
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JP8007951A
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Tetsuya Tamura
哲也 田村
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International Business Machines Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】記憶媒体上から読み出された信号の値の所
定の積和演算を行う、複数の積和演算器と、複数の積和
演算器の演算結果が、それぞれ所定の範囲に入っている
か否か判定する判定手段と、既知の読み出しビット・シ
ーケンスと使用されている符号化方法に基づき、適当な
所定の範囲を選択する選択手段とを有し、エラー伝搬を
防ぐ復号器であって、選択された適当な所定の範囲と、
判定手段による入否の判定と、読み出された信号の値と
を用いて、誤った所定の範囲が選択手段によって選択さ
れていないかを判定するエラー判定手段を有する復号
器。 【効果】「所定の範囲」を誤って選択し、復号されたデ
ータが、元のデータと異なってしまい、後のビット・シ
ーケンスに影響を及ぼすことを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記憶媒体から
の信号を処理する際に用いられる最大尤度復号法(PR
ML,Partial Response Maximum Likelihood)におい
て、エラー伝搬を防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に復号において誤りを完全に無く
すことは不可能である。よって、一旦生じた誤りが、そ
の後に復号されるデータに対し無限に影響を及ぼす(こ
のような復号器はカタストロフィックであるという。)
とするならば、効率的なデータ転送は不可能となる。な
ぜなら、送信するデータの単位を誤りが発生しないよう
に十分小さくしなければならないからである。実際、畳
み込み符号を記録符号として用いる時には、復号データ
に対し無限の影響を及ぼすような場合がある。よって、
このような場合には、生成される信号のシーケンスに対
して特別の配慮をしなければならない。
【0003】上述のような不都合が生じるのは通信路に
記憶があるからであり、ディジタルだけでなく、アナロ
グ通信路においても同様である。特に、磁気記憶媒体か
らの信号を処理する場合には、波形間干渉がその通信路
の記憶にあたり、無限に誤りが伝搬する可能性がある。
【0004】このような可能性があったとしても、磁気
記憶、すなわちハードディスク・ドライブにおいて、よ
り高い記憶密度、より速い転送速度を実現するために
は、波形間干渉を積極的に用いるPRML等の使用は非
常に重要となる。
【0005】このPRMLにおいては、何らかの形で計
算された尤度関数の値を、ある基準値と比較して、元の
データを復号する。ここで基準値が複数ある場合には、
ある決定領域内にあるかどうかを調べることとなる。も
し、受信した信号に波形間干渉が生じなければ、先に述
べた基準値は常に一定であるが、波形間干渉がある場合
には、現在復号しようとする信号より前に復号されたデ
ータ・パターンに応じて基準値を変更するか、又は波形
間干渉の影響を受信信号から除去して尤度関数を計算し
なければならない。ここで前者の場合を考えると、何ら
かの影響にて誤った基準値を選択した場合には、その誤
りによって「前に復号されたデータ・パターン」が異な
るので、エラー伝搬が無限に続くおそれがある。
【0006】従来エラー伝搬を防ぐ方法としては、磁気
記録において用いられた方法には、次のようなものがあ
る。
【0007】(1)受信信号の極性を復号時に常に調べ
ることによって、ビット抜け(bit missing)やビット
挿入(bit insersion)を検出して伝搬を防ぐ方法。こ
れは、Arvind M.Patel,"A new Digital Signal Process
ing Channel for data storage Product," IEEE Transa
ction on magnetic Vol.27, No.6 November 1991 を参
照のこと。この方法では、ビット抜けやビット挿入では
ない、ビークシフトが生ずる場合には対応できない。例
えば、+1,0,−1,0,+1,0が、0,+1,
0,−1,0+1となるような場合である。
【0008】(2)データの中に特別のパターンを埋め
込んで、それによって波形間干渉を断ち、復号器をリセ
ット又は同期をとり直す方法。このような方法を用いる
と、符号の通信路容量をある一定以上に保って常に実現
できるわけではない。具体的には、(1,7)RLL
(Run Length Limited)記録符号においては、通信路容
量の理論的極限は0.6793(Kees A Schouhamer,"C
oding Technique for Digital Recorders," Immink を
参照のこと。)であるので、コード率(Code Rate)が
2/3の符号を構成することができるが、特定のパター
ンを埋め込むとその理論的極限は大きく下がり、コード
率が2/3の符号は構成されていない。
【0009】(3)特定のパターンでエラー伝搬が起こ
るのを容認し、そのようなパターンが連続して発生しな
いようデータをランダマイズする方法。実際はよく用い
られるが、確率的な方法であり、その伝搬長は比較的長
めとなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来技術にはPRMLに用いた際に有効となるエラー伝搬
防止方法はない。
【0011】よって、本発明の目的は、PRMLに用い
る際に有効なエラー伝搬防止方法を提供することであ
る。
【0012】また、他の目的は、PRMLの基準値を変
更する際に、適当な基準値を選択したかを判定する機構
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上述べた目的を達成す
るために、本願発明は以下のような構成を有する。すな
わち、記憶媒体上から読み出された信号の値の所定の積
和演算を行う、複数の積和演算器と、複数の積和演算器
の演算結果が、それぞれ所定の範囲に入っているか否か
判定する判定手段と、既知の読み出しビット・シーケン
スと使用されている符号化方法に基づき、適当な所定の
範囲を選択する選択手段とを有し、エラー伝搬を防ぐ復
号器であって、選択された適当な所定の範囲と、判定手
段による入否の判定と、読み出された信号の値とを用い
て、誤った所定の範囲が選択手段によって選択されてい
ないかを判定するエラー判定手段を有する復号器であ
る。これにより、「所定の範囲」を誤って選択し、復号
されたデータが、元のデータと異なってしまい、後のビ
ット・シーケンスに影響を及ぼすことを防止することが
できる。
【0014】また、先のエラー判定手段が、演算結果
が、選択手段により選択された所定の範囲に対応する分
布の外にあるかを判断する判断手段を含むようにするこ
とも考えられる。演算結果は所定の分布を有しており、
それに対応して所定の範囲が設定される。よって、所定
の範囲に対応する分布と、かけ離れている演算結果が入
力された場合には、所定の範囲の選択を誤っており、異
なる復号結果を生ずる場合がある。
【0015】また、演算結果が分布に外にある場合、演
算結果が、判定手段の入否の判定が異なる結果を生じる
ような範囲に属しているかを判断する第2判断手段をさ
らに含むようにすることも考えられる。分布から外れて
いても、復号の結果が同じ場合も考えられるからであ
る。
【0016】さらに、判断手段が、読み出された信号の
値を用いた、分布の外にあるかを明確にするための積和
演算器を含むようにすることも考えられる。新たな積和
演算を行うことにより、分布の外にあるか否かの判定を
容易することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】まず、本発明の前提たるシステム
を説明する。具体的には、シンボル検出チャネル(Symb
ol Detection Channel)の概要を示すこととなる。これ
は、米国特許出願489863号(1995年6月13
日出願)に詳細に示されている。このシンボル検出チャ
ネルで用いられる磁気記録方式は、EEPR4、すなわ
ち(1−D)(1+D)3という多項式で与えられる。
【0018】図1に全体のブロック図を示す。ヘッド1
01は、例えば磁気ディスク119から磁気信号を読み
出し、電気信号に変換するものであり、AGC102に
接続されている。このAGC102は、等化器(equali
zer)104に接続され、等化器104は、積分器10
3a,103b,積分器105a,105b、積分器1
07a,107b、積分器109a,109bに接続さ
れている。サフィックスa及びbは、交互に用いられる
ことを示す。ここで、積分器103aの出力をc1と、
105aの出力をc2と、107aの出力をc3と、1
09aの出力をc4と、103bの出力をc5と、10
5bの出力をc6と、107bの出力をc7と、109
bの出力をc8とする。
【0019】この積分器群103a乃至109bはマル
チプレクサ111に接続され、マルチプレクサ111は
積和演算器群113中の12個の積和演算器に積分器群
103a乃至109bからの出力を予め選択されたよう
に振り分ける形になっている。積和演算器群113は、
24×3個のコンパレータにより構成されるコンパレー
タ群115に接続され、このコンパレータ群115の出
力はディジタル信号処理装置117にて処理されて、デ
ィジタルの出力を後の処理に出力するものである。
【0020】この装置において、まず、ヘッド101
は、先に述べたように磁気信号を電気信号に変換したア
ナログ信号を出力する。このアナログ信号は、AGC1
02及び等化器104を介して適当な信号に変換される
が、このAGC102及び等化器104は通常用いられ
るものと何等変わりないので、これ以上の説明は省略す
る。そして、等化器104からの信号は、例えば、図2
(b)に示したような波形を有する。この信号は、アナ
ログ信号のまま積分器1乃至4に出力されるわけである
が、その積分器の積分期間及び窓関数は、図2(c)、
(d)、(e)、(f)に示したとおりである。このシ
ンボル検出チャネルを用いる場合には積分を行うわけで
あるが、ビットごとのサンプリング値を用いても全く同
様の説明が成り立つ。また、先に述べたように、各積分
器が二重になっているのは、1シンボル分をシンボル間
干渉を考慮して復号するため、連続した2シンボル分
(すなわち8ビット分)の積分値を用いるからである。
具体的には、bはaの次の時間間隔Tsの間積分するた
めに用いられる。このようにするとWalsh関数に従
うWalsh変換が実行されたことになる。このWal
sh関数については、 J. L. Walsh, A Closed Set of
Normal Orthogonal Functions, American Journal of M
athematics, Vol. 45, 1923, pp. 5-24参照のこと。な
お、窓関数を他の正規直交系に変えれば、Walsh変
換とは異なる変換が行われることになるが、同様に復号
に用いることができる。
【0021】この各積分器のアナログ出力は、マルチプ
レクサ111にて積和演算器群(尤度関数、Matched Fi
lter)に振り分けられる。すなわち、各積和演算器にお
いて必要とする積分結果が異なるのである。そして、各
積和演算器では必要な係数(予めセットされている)を
用いて、先に述べた必要な積分結果をアナログ的に掛け
算及び足し算して、各積和演算器の出力をコンパレータ
群115に出力する。
【0022】このコンパレータ群115では、各積和演
算器の出力が所定の範囲に入っているかを判定する。所
定の範囲内かを判定するために、予め定めた参照レベル
をセットしておく。そして、ディジタル信号処理装置1
17が、各コンパレータによる入否判定の結果のうち、
いずれを選択するかを決定する。選択された入否判定の
結果が、上述した(1,7)RLL符号となる。
【0023】図3及び図4を用いて積和演算器群113
及びコンパレータ群115の詳細を説明する。積和演算
器群113は、先に述べたように12個の積和演算器を
有している。すなわち、積和演算器301a,b,c、
303a,b,c、305a,b,c、307a,b,
cである。これらの積和演算器では、どのような計算を
行うかというと、F1(x1,x2,x3,x4,x5),
F2(x1,x2,x3,x4,x5),F3(x1,x2
3,x4,x5)という関数で表される。
【0024】これら関数の形式は、以下のとおりであ
る。 F1=x1+2x2−2x4−x5 F2=x1+3x2+3x3+x4 F3=x1+2x2−1.2x4+0.6x5
【0025】ここで、図3及び図4にも示されているよ
うに、各積和演算器で用いられる積分結果は異なる。す
なわち、積和演算器301a,b,cにおいては、先に
述べたc1,c2,c3,c4,c5が用いられて、関
数F1,F2,F3で計算が行われる。また、積和演算
器303a,b,cにおいては、c2,c3,c4,c
5,c6が用いられ、関数F1,F2,F3で計算が行
われる。さらに、積和演算器305a,b,cにおいて
は、c3,c4,c5,c6,c7を用いる。最後の積
和演算器307a,b,cにおいては、c4,c5,c
6,c7,c8が用いられる。
【0026】このようにして計算された積和演算の結果
が、コンパレータ群115に出力される。積和演算器3
01a,b,cの演算結果は、コンパレータ311a,
b,c,d,e,fに出力され、コンパレータにより予
め定められた領域に入っているかを判断される。また、
積和演算器303a,b,cの演算結果は、コンパレー
タ313a,b,c,d,e,fに出力される。また、
積和演算器305a,b,cの演算結果は、コンパレー
タ315a,b,c,d,e,fに、積和演算器307
a,b,cの演算結果は、コンパレータ317a,b,
cにそれぞれ出力される。
【0027】これらコンパレータ313a乃至317f
は、さらにそれぞれ3つのコンパレータに分けることが
でき、予め定められた値がセットされている(図3及び
図4参照)。この3つの値にて領域の境界たるデシジョ
ン・バウンダリ(decision boundary)を構成する。そ
して、この3つのコンパレータの出力がすべてハイ(h
igh)となった場合には、所定の範囲(領域)に当該
積和演算の結果が入っていることを示し、AND回路を
介して出力される。以下の説明の便宜のため、各出力の
名称を図3及び図4に示したものとする。この名称の意
味は、例えば+STATE_A_BIT1_Pならば、
波形間干渉の状態はAであり(すなわち、デシジョン・
バウンダリはA)、その時のビット1の出力であって、
ハイとなっていれば、出力が1であることを示す。又、
最後のPはハイであれば+1の意味であり、Nでハイで
あれば、−1の意味である。
【0028】次に図1で示したディジタル信号処理装置
119の詳細を図5に示す。積和演算器301に接続さ
れたコンパレータの出力は、セレクタ401に接続され
る。このセレクタ401には、選択信号発生器1(40
9)が接続されており、この選択信号発生器1(40
9)の出力により、コンパレータの出力のうち1つを選
択するようになっている。また、積和演算器303に接
続されたコンパレータの出力は、セレクタ403に接続
される。このセレクタ403には、選択信号発生器2
(411)が接続されており、この選択信号発生器2
(411)の出力により、コンパレータの出力のうち1
つを選択するようになっている。同様に、セレクタ40
5には積和演算器305に接続されたコンパレータの出
力が接続されており、セレクタ407には積和演算器3
07に接続されたコンパレータの出力が接続されてい
る。そして、それぞれ選択信号発生器3(413)及び
選択信号発生器4(415)の出力により、コンパレー
タの出力のうち1つを選択するようになっている。
【0029】選択信号発生器1(409)は、このディ
ジタル信号処理装置119の出力と、選択信号発生器4
(415)とに接続されている。また、選択信号発生器
2(411)は、セレクタ401の選択結果と選択信号
発生器1(409)が接続されている。さらに、選択信
号発生器3(413)は、セレクタ401及び403の
選択結果、及び選択信号発生器1(409)の出力が入
力されるようになっている。選択信号発生器4(41
5)は、セレクタ401,403及び405の選択結
果、及び選択信号発生器1(409)が接続されてい
る。そして、セレクタ401乃至407からの出力を、
セレクタ401からビット1として順番に出力するよう
に、セレクタ419が設けられている。
【0030】まず、選択信号発生器1(409)は、本
ディジタル信号処理装置119からの出力と、選択信号
発生器4の出力を用いて、波形間干渉の状態を判断し、
AからFまである状態のうち1つを選択する。すなわ
ち、選択された信号線のハイ(high)/ロー(lo
w)によって、ビット1の出力は決定される。このよう
にして求められたビット1のデータは選択信号発生器2
(411)に出力され、選択信号発生器2(411)で
は加えて選択信号発生器1(409)の出力を用いて、
ビット2として出力すべき状態を選択する。さらに、選
択信号発生器3(413)では、セレクタ401及び4
03の出力及び選択信号発生器1(409)の内容か
ら、選択すべき状態をAからFの中から選択する。選択
信号発生器4(415)は、選択信号発生器1(40
9)とセレクタ401乃至405の出力とを用いて、ビ
ット4に適当な状態を選択する。なお、各選択信号発生
器とセレクタは状態を選択するわけであるが、その状態
というものは前段のコンパレータに設定された条件(範
囲)を選択しているとも言える。
【0031】なお、どのような復号ビット・シーケンス
の時に、選択信号発生器とセレクタで、どのような選択
を行うのかは、本願内容とは直接関係ないので、詳しく
は述べない。詳細は、先に示した米国特許出願の記載を
参照されたい。但し、一定の例を以下に示しておく。
【表1】
【0032】この表1において、状態の列で記載されて
いるX,Yは、用いられている(1,7)RLL符号か
ら決定される状態であり、必然的に結果が決まるもので
ある。
【0033】このような復号装置において、選択信号発
生器の出力が何らかの影響で誤った場合には、後の復号
結果に大きな影響を及ぼし、発振してしまう場合もあ
る。例えば、以下のような場合である。
【表2】
【0034】この表2の例は、何らかの影響で、ビット
6に対応する位置の信号波形が歪んでしまい、その結果
復号結果に誤りが生じ、それによりデシジョン・バウン
ダリも発振してしまった一例を示している。先に図3及
び図4の説明で述べたように、あるビットのF1,F
2,F3を計算するためには、そのビットの信号波形の
位置から4ビット分先の信号波形までを用いる。すなわ
ち、ビット1を計算するためには、ビット1の信号波形
の値c1からビット5の信号波形の値c5までを用い
る。よって、表2では、ビット1におけるF1,F2,
F3の計算結果は、表1のそれと等しい。しかし、ビッ
ト6の信号波形の値を用いるビット2からビット6まで
は、F1,F2,F3の計算結果は表1と表2では異な
る。そして、ビット6の影響を受けないビット7以降
は、またF1,F2,F3の計算結果は表1と表2で等
しくなる。
【0035】このように、ビット6に対応する位置の信
号波形が歪んだ結果、表1と表2では、ビット4の復号
結果が異なるようになってしまい、その結果ビット5に
おける、デシジョン・バウンダリが変化している。以
後、デシジョン・バウンダリは、信号波形の歪みの影響
を受けないビット7以降でも、全く異なるようになって
しまった。本願発明は、このような事態を生じないよう
にするものであり、図6に示すような構成を有する。
【0036】図6は、表2のようなエラー伝搬を検知す
るための構成を示している。ここで、選択信号発生器1
(409)乃至選択信号発生器4(415)及びセレク
タ401乃至407は、図5にて示したものと同一であ
り、その出力が用いられるようになっている。また、図
3及び図4にて計算されたF1,F2,F3(各4種
類)及びc1乃至c8も用いられる。ここで、積和演算
器301a,b,cの結果は境界検査器1(501)
に、積和演算器303a,b,cの結果は境界検査器2
(503)に、積和演算器305a,b,cの結果は境
界検査器3(505)に、積和演算器307a,b,c
の結果は境界検査器4(507)に、それぞれ入力され
ている。また、選択信号発生器1(409)の出力は境
界検査器1(501)に、選択信号発生器2(411)
の出力は境界検査器2(503)に、選択信号発生器3
(413)の出力は境界検査器3(505)に、選択信
号発生器4(415)の出力は境界検査器4(507)
に、それぞれ接続されている。さらに新たな関数F4が
定義され、それに必要な、信号波形による値c1からc
8が、積和演算器509,511,513,515に入
力される。具体的には、積和演算器509にはc1乃至
c5,積和演算器511にはc2乃至c6、積和演算器
513にはc3乃至c7、積和演算器515にはc4乃
至c8が入力される。積和演算器509の演算結果は境
界検査器1(501)に、積和演算器511の演算結果
は境界検査器2(503)に、積和演算器513の演算
結果は境界検査器3(505)に、積和演算器515の
演算結果は境界検査器4(507)に、それぞれ入力さ
れる。この新たに導入された関数F4(x1,x2
3,x4,x5)は、以下のとおりに定義される。 F4(x1,x2,x3,x4,x5)=−x1+x2−0.
4×x4
【0037】また、セレクタ401の出力、すなわちビ
ット1の復号結果は境界検査器1(501)に、セレク
タ403の出力、すなわちビット2の復号結果は境界検
査器2(503)に、セレクタ405の出力、すなわち
ビット3の復号結果は境界検査器3(505)に、セレ
クタ407の出力、すなわちビット4の復号結果は境界
検査器4(507)に、それぞれ入力される。
【0038】図6を見て分かるように、各境界検査器
は、選択信号発生器からの出力と、復号結果と、新たな
積和演算器の出力と、F1,F2,F3の出力とから、
エラー条件に合致しているか否かを判断する検査器であ
る。すなわち、各ビットの復号結果を決定するために用
いたデシジョン・バウンダリが間違っていないかを、こ
こで判断する。間違っている場合には、エラー伝搬を防
止するために、エラー信号を発するとともに、次のビッ
ト用の選択信号発生器に信号を送るようになっている。
境界検査器4(507)については、選択信号発生器1
(409)に信号を送るようになっている。
【0039】では、この境界検査器は、どのような場合
にエラーであると判断するのかを説明する。
【0040】まず、先に用いたF1,F2,F3とデシ
ジョン・バウンダリの関係を、図7乃至図14に示す。
図7及び図8は波形間干渉の状態がA及びBの状態であ
る場合を、図9及び図10は波形間干渉の状態がCの状
態である場合を、図11及び図12は波形間干渉の場合
の状態がD及びEの状態である場合を、図13及び図1
4は波形間干渉がFの状態である場合を、それぞれ示し
ている。例えば、図7のA0とされた点(以下、信号点
という。)は、波形間干渉の状態がAであって、復号結
果が0を示すような波形が入力された場合にプロットさ
れる点であり、図12のD1とされた点は、波形間干渉
の状態がDであって、復号結果が−1を示すような波形
が入力された場合にプロットされる点である。そして、
各状態にて0と1又は0と−1を分離判断する場合に適
当である境界を、その状態に対するデシジョン・バウン
ダリとして規定され、各図面に示されている。
【0041】波形間干渉以外の波形の歪みがなければ、
読み出し信号から求めたc1乃至c8の値をF1,F
2,F3にて計算すれば、図7乃至図14にプロットし
た点群の範囲に収まる。この点群の範囲に収まっており
且つ適切なデシジョン・バウンダリで判断していれば、
復号結果を誤ることはない。しかし、先に表2で示した
ように、何らかの影響で波形に歪みが生じて、一旦復号
結果が異なると、その影響でデシジョン・バウンダリが
異なっていく可能性がある。信号波形の歪みの影響が無
くなっても、デシジョン・バウンダリが異なれば、復号
結果は異なる場合が当然ある。例えば、波形間干渉がA
の状態にあり、A1又はA0とプロットされたような計
算結果が生じる波形の場合、デシジョン・バウンダリが
Aであれば、復号判断は間違わない。しかし、波形間干
渉がAの状態にあり、A1又はA0とプロットされたよ
うな計算結果が生じる波形が入力されたにもかかわら
ず、デシジョン・バウンダリがCであるとしたならば、
0なのに1と判断してしまう場合も生じる。このような
ことを検出するのが境界検査器の役割である。
【0042】では、より詳しく検査すべき条件を述べ
る。図5で説明したように、選択信号発生器がデシジョ
ン・バウンダリを決定している。よって、この選択信号
ごとに述べる。
【0043】(a)選択信号がAを示した場合 この場合、A1又はA0となるような信号が入力されて
いれば問題なく、それ以外で特に問題となる場合を考え
る。そして、エラーが伝搬しないように、復号結果が異
なるような結果、すなわち0を1と判断するような、又
は1を0と判断するような結果を生じないようにするこ
とを考える。すなわち、0とセレクタが判断しても、正
しいデシジョン・バウンダリであれば1と判断されるよ
うな信号が入力されている場合等をエラーと判定できる
ようにする。では、0とセレクタが判断した場合であっ
て、信号点がC1である場合には、図9及び図10を参
照してもわかるように、デシジョン・バウンダリAをま
たぐように分布しているので、このバウンダリを用いる
と復号エラーが生ずるおそれがあり、エラーと判断すべ
きである。また、D1,E1,F1も、すべての信号点
において0と判断レル可能性があるので、この場合もエ
ラーとして判断すべきである。但し、B1又はB0はデ
シジョン・バウンダリがAでも復号結果は変わらない確
率が高いので、ここでは無視する(図7及び図8参
照)。
【0044】セレクタが1と判断した場合に0かもしれ
ないのはF0である(図13及び図14参照)。F0は
バウンダリAの付近にあり、信号が多少振れた場合に
は、デシジョン・バウンダリAを越える場合があるから
である。
【0045】以上、まとめると、0と復号された場合に
は、C1,D1,E1,F1でないことを確認する必要
がある。また、1と復号された場合には、F0でないこ
とを確認する必要がある。
【0046】(b)選択信号がBを示した場合 この場合、上記Aの場合と同様に考えると、セレクタが
0と判断した場合には、信号点がC1,D1,E1,F
1でないことを確認する必要がある。また、セレクタが
1と判断した場合には、信号点がF0でないことを確認
する必要がある。これは、デシジョン・バウンダリAと
Bとは近接しており、ほぼデシジョン・バウンダリAと
同様の条件にあるからである(図9及び図10、図13
及び図14参照)。
【0047】(c)選択信号がCを示した場合 セレクタが0と判断した場合に確認しなければならない
信号点は、図11及び図12に示され、デシジョン・バ
ウンダリCを基準にすると0となってしまうD1,E1
と、同様に図13及び図14に示されたF1である。A
1,B1であれば、デシジョン・バウンダリがCでも1
と判断されるので(図7及び図8参照)問題ない。これ
に対し、セレクタが1と判断した場合に確認しなければ
ならない信号点は、図7及び図8でデシジョン・バウン
ダリCをまたいでいるA0,B0と、図11及び図12
でデシジョン・バウンダリCの付近に分布しているD
0,E0と、図13及び図14でデシジョン・バウンダ
リCをまたいでいるF0である。
【0048】(d)選択信号がDを示した場合 この場合は、選択信号がAを示した場合と対称となる。
すなわち、セレクタが0と判断した場合に確認しなけれ
ばならない信号点は、図7乃至図10に示すようにデシ
ジョン・バウンダリDの外で遠くに位置するA1,B
1,C1と、図13及び図14に示すようにデシジョン
・バウンダリDをまたいでいるF1である。また、セレ
クタが−1と判断した場合に確認しなければならない信
号点は、デシジョン・バウンダリDに近接しているC0
である。
【0049】(e)選択信号がEを示した場合 選択信号Bが選択信号Aと類似していたのと同様に、選
択信号がEの場合も選択信号Dに類似しており、セレク
タが0と判断した場合にはA1,B1,C1,F1を、
セレクタが−1と判断した場合にはC0でないことを確
認しなければならない。
【0050】(f)選択信号がFを示した場合 セレクタが0と判断した場合に確認しなければならない
信号点は、図7乃至図10に示されたA1,B1,C1
である。また、セレクタが−1と判断した場合に確認し
なければならない信号点は、図7及び図8にてデシジョ
ン・バウンダリFに近接しているA0,B0と、図9及
び図12にてデシジョン・バウンダリFをまたいでいる
C0,D0,E0である。
【0051】以上のように、それぞれの場合に確認しな
ければならない信号点が存在することがわかる。確認し
なければならない信号点に該当しなければ、エラーは生
じない可能性が高い。該当する場合には、エラーが発生
する可能性が高い。よって、この確認すべき信号点か否
かの分離のために先に述べた新たな関数F4を導入し、
分離を容易にする。
【0052】このF4を用いてどのように分離が可能と
なったかを、図15乃至図20に示す。この図におい
て、縦軸はF4の値を示し、横軸はない。各信号点にお
いて、F4を基準にして存在しうる範囲がブロック点に
て示されている。
【0053】図15は、デシジョン・バウンダリAの場
合に確認すべき信号点の分離について示すものである。
デシジョン・バウンダリAで判断すべき点は、A0に対
してC1,D1,E1,F1と、A1に対してF0であ
った。A0とC1は、確認すべき信号点を表すF1,F
2,F3の値がデシジョン・バウンダリCを用いて1と
判断されるような領域に属していることを確認した後、
このF4を用いると、+2.4を基準にして判断できる
ことがわかる。またA0とF1も、確認すべき信号点を
表すF1,F2,F3の値がデシジョン・バウンダリF
を用いて−1と判断されるような領域に属していること
確認した後、このF4を用いると、−2.4を基準に判
断できる。A0とD1及びE1については、確認すべき
信号点を表すF1,F2,F3の値がデシジョン・バウ
ンダリDを用いて−1と判断されるような領域に属して
いることを確認した後に、両者がもともと離れているの
でA0の代わりにC0を用い、F4を用いると−0.4
を基準に判断することができる。同様に、A1とF0
は、F4を用いて+0.4を基準に判断することができ
る。
【0054】図16は、デシジョン・バウンダリBの場
合に確認すべき信号点の分離について示すものである。
先に述べたように、デシジョン・バウンダリBとAは類
似の関係にあので、B0とB1から判断すべき信号点も
A0及びA1と同一であり、F4を導入しても、その判
断の仕方は、一部を除き同様である。
【0055】図17は、デシジョン・バウンダリCの場
合に確認すべき信号点の分離について示すものである。
C0に対し確認すべき信号点はD1,E1,F1であ
り、C1について確認すべき信号点はA0,B0,D
0,E0,F0である。C0とD1及びE1について
は、確認すべき信号点を表すF1,F2,F3の値がデ
シジョン・バウンダリDを用いて−1と判断されるよう
な領域に属していることを確認した後、F4を用いて−
0.4を基準に判断することができる。また、C0とF
1については、確認すべき信号点を表すF1,F2,F
3の値がデシジョン・バウンダリFを用いて−1と判断
されるような領域に属していることを確認した後、F4
を用いて−2.4を基準に判断することができる。さら
に、C1とA0,B0,D0,E0,F0については、
確認すべき信号点を表すF1,F2,F3の値がデシジ
ョン・バウンダリAを用いて0と判断されるような領域
に属していることを確認した後、F4を用いて+2.4
を基準に判断することができる。
【0056】図18は、デシジョン・バウンダリDの場
合に確認すべき信号点の分離について示すものである。
D0とA1及びB1については、確認すべき信号点を表
すF1,F2,F3の値がデシジョン・バウンダリAを
用いて1と判断されるような領域に属していることを確
認した後、D0とA1及びB1については遠く離れてい
るので、D0の代わりにF0を比較の対象としてF4を
用いると、+0.4を基準に判断することができる。D
0とC1については、確認すべき信号点を表すF1,F
2,F3の値がデシジョン・バウンダリCを用いて1と
判断されるような領域に属していることを確認した後、
F4を用いて+2.4を基準に判断することができる。
また、D0とF1についても、確認すべき信号点を表す
F1,F2,F3の値がデシジョン・バウンダリFを用
いて1と判断されるような領域に属していることを確認
した後、F4を用いて−2.4を基準に判断することが
できる。さらに、D1とC0はF4を用いて−0.4を
基準に判断することができる。
【0057】図19は、デシジョン・バウンダリEの場
合に確認すべき信号点の分離について示すものである。
先に述べたように、デシジョン・バウンダリDとEは類
似の関係にあるので、E0とE1から判断すべき信号点
もD0及びD1と同一であり、F4を導入しても、その
判断の仕方は、一部を除き同様である。
【0058】図20は、デシジョン・バウンダリEの場
合に確認すべき信号点の分離について示すものである。
F0とA1.B1については、確認すべき信号点を表す
F1,F2,F3の値がデシジョン・バウンダリAを用
いて1と判断されるような領域に属していることを確認
した後、F4を用いて+0.4を基準として判断するこ
とができる。F0とC1についても、確認すべき信号点
を表すF1,F2,F3の値がデシジョン・バウンダリ
Cを用いて1と判断されるような領域に属していること
を確認した後、F4を用いて+2.4を基準に判断する
ことができる。さらに、F1とA0,B0,C0,E0
については、確認すべき信号点を表すF1,F2,F3
の値がデシジョン・バウンダリDを用いて0と判断され
るような領域に属していることを確認した後、F4を用
いて−2.4を基準に判断することができる。
【0059】以上述べたような分離の判断基準をまとめ
ると、以下の表3のようになる。
【表3】
【0060】この表3内で、(F1,F2,F3)in
Aとは、確認すべき信号点を表すF1,F2,F3の
値がデシジョン・バウンダリAを用いて1と判断される
ような領域に属していることを示し、(F1,F2,F
3)out Aとは、確認すべき信号点を表すF1,F
2,F3の値がデシジョン・バウンダリAを用いて0と
判断されるような領域に属していることを示す。
【0061】このような判断を図6に示す境界検査器1
乃至4にて行う。そして、エラーが検出された場合に
は、エラー信号を発生する。このエラー信号に応答し
て、以下のような動作を行う可能性がある。 (1)復号に致命的なエラーが発生したとして、データ
転送を中止する。 (2)正しいと推定される波形間干渉の状態に応じてエ
ラーが発生した後の判断領域を訂正する。
【0062】また、この2つを組み合わせて用いること
も考えられる。例えば、最初に読み場合には、(1)の
方法で読み、通常用いられるReed-Solomon符号などでエ
ラー訂正ができなかった場合、及びそれ以外のERP(Err
or Recovery Procedure)で修正することができなかっ
た場合、(2)の方法で読み出すことも考えられる。ま
た、特定のデシジョン・バウンダリでのエラーの場合の
み(2)の方法で読み出すなどの様々な方法が考えられ
る。但し、本願発明は、エラーを検出する部分について
を示すにとどめる。
【0063】以上述べたように、デシジョン・バウンダ
リの決定に誤りが生じ、そのエラーの結果が後の復号に
伝搬するのを防ぐことができる。表2の例の場合、Er
rorと示した列の矢印が示されたビット6のところ
で、エラーは検出される。
【0064】なお、本願発明は、上述した一実施例に限
定されるものではない。本発明は(1,7)RLL記録
符号を用い、且つF1,F2,F3を上述のように定め
た結果、表3に示すような条件にてエラーを検出するこ
とになったが、記録符号化方法や、F1,F2,F3を
他の形式にすることにより、他の形式にて表3の条件や
F4は決められることになる。
【0065】
【効果】以上のように、PRMLに用いる際に有効なエ
ラー伝搬防止方法を提供することができた。
【0066】また、PRMLの基準値を変更する際に、
適当な基準値を選択したかを判定する機構を提供するこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前提を示したブロック図である。
【図2】図1に示した積分器において処理される信号の
例を示したものである。
【図3】図4と共に、図1における積和演算器群113
及びコンパレータ群115の詳細を示した図である。
【図4】図3と共に、図1における積和演算器群113
及びコンパレータ群115の詳細を示した図である。
【図5】図1におけるディジタル信号処理装置117の
詳細を示すブロック図である。
【図6】本発明の詳細を示すブロック図である。
【図7】F1,F2,F3の値と、デシジョン・バウン
ダリの関係を示す図である。(信号点A1,A0,B
1,B0について)
【図8】F1,F2,F3の値と、デシジョン・バウン
ダリの関係を示す図である。(信号点A1,A0,B
1,B0について)
【図9】F1,F2,F3の値と、デシジョン・バウン
ダリの関係を示す図である。(信号点C1,C0につい
て)
【図10】F1,F2,F3の値と、デシジョン・バウ
ンダリの関係を示す図である。(信号点C1,C0につ
いて)
【図11】F1,F2,F3の値と、デシジョン・バウ
ンダリの関係を示す図である。(信号点D1,D0,E
0,E1について)
【図12】F1,F2,F3の値と、デシジョン・バウ
ンダリの関係を示す図である。(信号点D1,D0,E
0,E1について)
【図13】F1,F2,F3の値と、デシジョン・バウ
ンダリの関係を示す図である。(信号点F1,F0につ
いて)
【図14】F1,F2,F3の値と、デシジョン・バウ
ンダリの関係を示す図である。(信号点F1,F0につ
いて)
【図15】信号点の分離にF4を用いた場合の判断基準
を示す図である。(デシジョン・バウンダリAについ
て)
【図16】信号点の分離にF4を用いた場合の判断基準
を示す図である。(デシジョン・バウンダリBについ
て)
【図17】信号点の分離にF4を用いた場合の判断基準
を示す図である。(デシジョン・バウンダリCについ
て)
【図18】信号点の分離にF4を用いた場合の判断基準
を示す図である。(デシジョン・バウンダリDについ
て)
【図19】信号点の分離にF4を用いた場合の判断基準
を示す図である。(デシジョン・バウンダリEについ
て)
【図20】信号点の分離にF4を用いた場合の判断基準
を示す図である。(デシジョン・バウンダリFについ
て)
【符号の説明】
101 ヘッド 102 AGC 104 等化器 103乃至109 積分器 111 マルチプレクサ 113 積和演算器群 115 コンパレータ群 117 ディジタル信号処
理装置 301乃至307 積和演算器 311乃至317 コンパレータ 401乃至407 セレクタ 409乃至415 選択信号発生器 417 ラッチ 419 セレクタ 501乃至507 境界検査器 509乃至515 積和演算器F4

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶媒体上から読み出された信号の値の所
    定の積和演算を行う、複数の積和演算器と、前記複数の
    積和演算器の演算結果が、それぞれ所定の範囲に入って
    いるか否か判定する判定手段と、既知の読み出しビット
    ・シーケンスと使用されている符号化方法に基づき、適
    当な前記所定の範囲を選択する選択手段とを有し、エラ
    ー伝搬を防ぐ復号器であって、 選択された前記適当な所定の範囲と、前記判定手段によ
    る入否の判定と、前記読み出された信号の値とを用い
    て、誤った前記所定の範囲が前記選択手段によって選択
    されていないかを判定するエラー判定手段を有する復号
    器。
  2. 【請求項2】前記エラー判定手段が、 前記演算結果が、前記選択手段により選択された前記所
    定の範囲に対応する分布の外にあるかを判断する判断手
    段を含む請求項1記載の復号器。
  3. 【請求項3】前記演算結果が前記分布に外にある場合、
    前記演算結果が、前記判定手段の入否の判定が異なる結
    果を生じるような範囲に属しているかを判断する第2判
    断手段をさらに含む請求項2記載の復号器。
  4. 【請求項4】前記判断手段が、前記読み出された信号の
    値を用いた、前記分布の外にあるかを明確にするための
    積和演算器を含むことを特徴とする請求項2記載の復号
    器。
JP8007951A 1996-01-22 1996-01-22 エラー伝搬を防ぐ復号器 Pending JPH09198809A (ja)

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JP8007951A JPH09198809A (ja) 1996-01-22 1996-01-22 エラー伝搬を防ぐ復号器
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