JP2000113606A - データ記憶媒体からのリード・データ・エラーの訂正方法および装置 - Google Patents

データ記憶媒体からのリード・データ・エラーの訂正方法および装置

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JP2000113606A
JP2000113606A JP10282233A JP28223398A JP2000113606A JP 2000113606 A JP2000113606 A JP 2000113606A JP 10282233 A JP10282233 A JP 10282233A JP 28223398 A JP28223398 A JP 28223398A JP 2000113606 A JP2000113606 A JP 2000113606A
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Teruhiko Ushio
輝彦 牛尾
Toshio Kanai
俊夫 金井
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • G11B20/1866Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs by interleaving

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Detection And Correction Of Errors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ECCに関係なく、デ一タ記憶媒体からのリ
一ド・データのエラー、特にビット・シフト・エラーの
訂正をおこなう。 【解決手段】 デ一タ記憶媒体からのリ一ド・データ・
エラーの訂正装置であって、特にリード・チャネル11
内のグレイ・ビット検出回路12を設け、さらにデコー
ダ16内のRLLエラー訂正回路17および変換テーブ
ルを用いたエラー訂正回路19を設けて、エラーの数に
関わりなく、かつデコードと同時に性能を落とすことな
く誤り訂正(On-the-fly Correction)ができるエラー訂
正装置が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デ一タが記憶されてい
る媒体からのリード・デ一タのエラ一を訂正するための
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】文書、画像、音などの情報(デ一タ)の
記憶媒体として、磁気ディスク(HD)、デジタル・ビ
デオ・ディスク(DVD)、光磁気ディスク(MO)、
コンパクト・ディスク(CD)、レ一ザ・ディスク(L
D)などの記憶媒体(メディア)がある。これらDVD
やCDなどのメディアからデータを再生する場合、光の
反射率の変化、波形間干渉、ノイズ等の要因によりリー
ド・データにエラーが発生する。エラーとしては、1ビ
ットのビット・シフトが発生する確率が最も高い。
【0003】図1は従来のメディアからのリード・デー
タの再生のフローを示した図である。メディア1からの
リード信号はリード・チャネル2で符号化されてビット
列からなるリード・データに変換される。変換後のリー
ド・データはマーク・ディテクタ3に送られる。マーク
・ディテクタ3はリード・データ中の"SYNC"およびデー
タ領域を検出する。検出されたデータはデコーダ4にお
いてデコードされる。
【0004】デコーダ4は、リード・データ(ビット
列)がラン・レングス・リミテッド(RLL)のルール
に違反しているか否かは検査しない。また、デコーダ4
はエラーの訂正をしない。リード・データのエラー訂正
はECCが行う。この場合、訂正可能なエラー数はEC
Cの処理能力に依存し、処理能力以上のエラーは訂正さ
れない。したがって、全てのデータ・エラーがECCに
より訂正されるとは限らない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、EC
Cに関係なく、デ一タ記憶媒体からのリ一ド・データの
エラー、特にビット・シフト・エラーの訂正をおこなう
ことができる方法および装置を提供することである。
【0006】本発明の目的は、リード・データのデコー
ドと同時に性能を落とすことなくリ一ド・データのエラ
ー訂正をおこなうことができる新しいデコード・システ
ムを提供することである。
【0007】本発明の目的は、従来の技術で記録された
媒体についてもリード・チャネル・デコーダにより誤り
訂正を実行することにより、見かけ上のS/N比を向上
させ、かつECCの負担を軽減することができる記憶装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、デ一タ
記憶媒体からのリ一ド・データ・エラーを訂正するため
の方法であって、媒体からのリ一ド信号をビット列に変
換するステップと、ビット列中のエラーの可能性のある
グレイ・ビットを検出してグレイ・ビット情報を発生す
るステップと、グレイ・ビット情報に基づきエラー・ビ
ットを訂正するステップと、訂正後のビット列をデコー
ドするステップと、を含む方法が提供される。
【0009】本発明によれば、デ一タ記憶媒体からのリ
一ド・データ・エラーを訂正するための装置であって、
媒体からのリ一ド信号をビット列に変換するための回路
と、ビット列中のエラーの可能性のあるグレイ・ビット
を検出してグレイ・ビット情報を発生するための回路
と、データを含むビット列を検出するための回路と、グ
レイ・ビット情報に基づきデータを含むビット列のエラ
ー・ビットを訂正するための回路と、訂正後のビット列
をデコードするための回路と、を含む装置が提供され
る。
【0010】本発明によれば、媒体からのリ一ド信号を
ビット列に変換するためのリード・チャネルと、データ
を含むビット列を検出するためのマーク・デイテクター
と、ビット列をデコードするためのデコーダと、を含む
データ記憶装置であって、ビット列中のエラーの可能性
のあるグレイ・ビットを検出してグレイ・ビット情報を
発生するためのグレイ・ビット検出回路とグレイ・ビッ
ト情報に基づきエラー・ビットを訂正するための回路
と、を含むことを特徴とする記憶装置が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】図2は本発明の一実施例のデ一タ
記憶媒体からのリ一ド・データ・エラーを訂正するため
の装置を示した図である。図2において、図1の従来例
に対して新規な点は、リード・チャネル11内のグレイ
・ビット検出回路12を設け、さらにデコーダ16内の
RLLエラー訂正回路17および変換テーブルを用いた
エラー訂正回路19を設けたことである。
【0012】メディア10からのリード信号はリード・
チャネル11で符号化されてビット列からなるリード・
データに変換される。この時、グレイ・ビット検出回路
12は、後述する方法により、データ・ビット列中のエ
ラーの可能性のあるビット(グレイ・ビット)を検出す
る。グレイ・ビットが検出されたリード・データ13は
マーク・ディテクタ15に送られる。同時に、グレイ・
ビットの位置にビット"1"を立てたグレイ・ビット情報
がグレイ・フラグとしてマーク・ディテクタ15に送ら
れる。例えば、"0010"のデータにおいて、2ビット
目と3ビット目で値1の位置づれ(ビット・シフト)が
発生している可能性がある場合、グレイ・フラグとして
ビット列"0010"をマーク・ディテクタ15に送る。
【0013】マーク・ディテクタ15はリード・データ
中の"SYNC"およびデータ領域を検出する。マーク・
ディテクタ15で検出されたデータは、グレイ・ビット
検出回路12から送られたグレイ・フラグと共にデコー
ダ16に送られる。デコーダ16中のRLLエラー訂正
回路17は、後述する方法により、グレイ・フラグを基
にしてデータのラン・レングス・リミテッド(RLL)
の検査をおこなう。検査で発見されたデータ・エラーは
変換テーブル18への転送中に訂正される。変換テーブ
ル18において、転送された訂正後のデータはデコード
される。この時、後述する方法により、変換テーブルを
用いたエラー訂正回路19によって、エラー訂正もおこ
なわれる。
【0014】以上が本発明の一実施例によるエラー訂正
の概要である。本発明による訂正はグレイ・フラグを基
にして既にエラーが見つかっている部分でおこなわれる
ので、正しいデータを誤って変更してしまうこと(ミス
・コレクション)がない。また、ECCが全く関与しな
いので、訂正可能なエラー数に制限がないという特徴が
ある。
【0015】次に、本発明の、(1)グレイ・ビット検
出回路12によるグレイ・ビットの検出、(2)RLL
エラー訂正回路17によるデータのラン・レングス・リ
ミテッド(RLL)の検査方法および訂正、(3)変換
テーブルを用いたエラー訂正回路19によるエラー訂正
について、以下に詳述する。
【0016】(1)グレイ・ビット検出回路12による
グレイ・ビットの検出 光ディスク等のデ一タが記憶されている媒体からデ一タ
を再生する場合、媒体からのリ一ド信号を"1"および"
0"からなるビット列(ディジタル)情報として2値化
する必要がある。記憶媒体(メディア)からのリード信
号は、スライス回路において2値化されて判別回路に送
られる。判別回路は2値化されたデータの変化位置をP
LL回路から送られてくる位相情報と比較して”ビット
・セル”と呼ばれるものに割り当てる。ビット・セルは
必要に応じてデコーダ回路に送られて復号化される。
【0017】図3は、判別回路によるリ一ド信号の2値
化の方法を示した図である。なお、記憶媒体としては、
磁気ディスク(HD)、デジタル・ビデオ・ディスク
(DVD)、光磁気ディスク(MO)、コンパクト・デ
ィスク(CD)、レ一ザ・ディスク(LD)などのあら
ゆる記憶媒体が含まれる。図3において、符合20は媒
体からのリ一ド信号を表し、符合21は2値化のための
スライス・レベル信号(スライス信号)を表している。
符合22はビット・セルを表している。ビット・セル2
2は、通常PLLにより、媒体からの出力信号の周波数
を基にして決定される。
【0018】図3において、リ一ド信号20とスライス
信号21の交差点23が含まれるタイムセルはビット”
1”となる。交差点が含まれないタイムセルはビット"
0"となる。これにより、図3の符合24で示されるよ
うに、リ一ド信号20が"1"と"0"からなるビット列に
変換(2値化)される。判別回路におけるリード・デー
タの2値化の精度は、リ一ド信号20とスライス信号2
1の交差点23の変動(位相誤差)の大きさに依存す
る。すなわち、位相誤差が大きくなるにつれて交差点2
3が誤ったビット・セルに割り当てられる確率が大きく
なる。
【0019】図4は雑音や特性劣化などの影響により、
リード信号が変動した場合のビット列変換(2値化)の
例を示した図である。図4において、リード信号30は
雑音などにより、本来あるべき点線の波形31から実線
で表される波形に変動している。リード信号30とスラ
イス信号32の交点は本来あるべき交点33から交点3
4にずれてしまう。その結果、本来ビット"0"となるべ
きビット・セルBがビット"1"に割り当てられてしま
う。
【0020】本発明では、このような位相誤差によりデ
ータ・ビットが本来あるべき値からずれていまうことを
防ぐために、エラーの可能性のあるビット(グレイ・ビ
ット)の検出をおこなう、グレイ・ビット検出回路を設
けている。グレイ・ビット検出回路は、以下の機能を有
する。 (a)リード信号とスライス信号の交差点の位相誤差を
検出し、その位相誤差がある一定値を超えた時に、その
交差点を有するビット・セルに"グレイ・フラグ"を立て
る。 (b)さらに、(a)の事象が発生した場合、そのビッ
ト・セルの前後2つのビット・セルと交差点との位相誤
差(距離)を検出し、その位相誤差(距離)の小さい方
のビット・セルにも"グレイ・フラグ"を立てる。
【0021】例えば、図4の例では、実線で表されるリ
ード信号30の交点34が斜線で表される"グレイ・ゾ
ーン"35に含まれる場合、ビット・セルBにグレイ・
フラグ"1"を立てる。言い換えると、交点34とビット
・セルBの中心との距離"θ0"と評価基準値"φ"を比較
し、"θ0"の絶対値が"φ"よりも大きい場合、ビット・
セルBにグレイ・フラグ"1"を立てる。さらに、交点3
4とビット・セルAとCの中心との距離"θー1"と"θ+1"
の絶対値を比較し、小さい方の"θ+1"を有するビット・
セルCにグレイ・フラグ"1"を立てる。このようにし
て、ビット列中のエラーの可能性のあるグレイ・ビット
が決められる。
【0022】(2)RLLエラー訂正回路17によるデ
ータのラン・レングス・リミテッド(RLL)の検査方
法および訂正 以下、例としてRLL(2、10)の場合について説明
するが、他のRLL(m、n)においても同様である。
RLL(2、10)ルールでは、ビット"1"と"1"との
間のビット"0"の数が1以下または11以上の場合にエ
ラー(ルール違反)となる。エラーの種類としては、
(a)"0"の数が少ない場合、(b)"0"の数が多い場
合、の2種類がある。RLLエラー訂正回路17はこの
RLL(2、10)ルールに違反している場合に訂正を
おこなう。
【0023】(a)"0"の数が少ない場合の訂正 例えば、正しい値を"010010"とすると次のエラーが考え
られる。 ケース1:右側の"1"が左に1ビットシフトした場合 DATA 010100 GRAY FLAG 000110 RL ERROR 000100 ケース2:左側の"1"が右に1ビットシフトした場合 DATA 001010 GRAY FLAG 011000 RL ERROR 000010 ケース3:右側の"1"が左に、左側の"1"が右に各々1ビ
ットシフトした場合 DATA 001100 GRAY FLAG 011100 RL ERROR 000100
【0024】このような場合、RLLエラー訂正回路1
7は以下のように訂正をおこなう。 (1)グレイ・フラグ(GRAY FLAG)とランレングス・
エラー(RLエラー)検出位置が一致した場合は、エラー
位置のグレイ・ビットを"01"に訂正する。 (2)グレイ・フラグ(GRAY FLAG)とランレングス・
エラー(RLエラー)検出位置が一致しない場合、あるい
は2ビットを単位としたグレイ・フラグの距離が1以下
の場合は、直前のグレイ・ビットを"10"に訂正する。
【0025】(b)"0"の数が多い場合の訂正 例えば、正しい値を"01000000000010"とすると次のエラ
ーが考えられる。 ケース1:右側の"1"が右に1ビットシフトした場合 DATA 010000000000010 GRAY FLAG 000000000000110 RL ERROR 000000000000010 ケース2:左側の"1"が左に1ビットシフトした場合 DATA 010000000000010 GRAY FLAG 011000000000000 RL ERROR 000000000000010 ケース3:右側の"1"が右に、左側の"1"が左に各々1ビ
ットシフトした場合 DATA 0100000000000010 GRAY FLAG 0110000000000110 RL ERROR 0000000000000100
【0026】このような場合、RLLエラー訂正回路1
7は以下のように訂正を行う。 (1)グレイ・フラグ(GRAY FLAG)とランレングス・
エラー(RLエラー)検出位置が一致した場合は、エラー
位置のグレイ・ビットを"10"に訂正する。 (2)グレイ・フラグ(GRAY FLAG)とランレングス・
エラー(RLエラー)検出位置が一致しない場合、あるい
は2ビットを単位としたグレイ・フラグの距離が1以下
の場合は、直前のグレイ・ビットを"01"に訂正する。
【0027】(3)変換テーブルを用いたエラー訂正回
路19によるエラー訂正 RLLルールで訂正されたデータはデコーダ16内の変
換テーブル18によりデコードされる。従来は、変換テ
ーブルにデータが存在しない場合、デコーダはデータを
適当なデータに変化させ、訂正はECCがおこなってい
た。これに対して、本発明では変換テーブルにデータが
存在せず、かつグレイ・フラグが1の場合、エラー訂正
回路19は、データ(data)とグレイ・フラグ(GRAY FLA
G)で、 排他論理和 (data) XOR (GRAY FLAG) をとることにより訂正をおこなう。
【0028】例えば正しいデータが"010000100000000"
であって、右側の"1"が左に1ビットシフトした場合を
想定する。この場合、 DATA 010001000000000 GRAY FLAG 000011000000000 となる。このデータ(DATA)は RLL(2、10)ルー
ルには違反していないが、変換テーブル上には存在しな
い。ここで、エラー訂正回路19は、データ(data)とグ
レイ・フラグ(GRAY FLAG)で、排他論理和をとる。す
なわち、 (010001000000000)XOR(000011000000000)= 100001
00000000となり、正しい値が求められる。
【0029】以上説明したように、本発明によれば、以
下の効果を得ることができる。 (1)RLLルールおよび変換テーブルを使って訂正を
おこなうので、ECCに関係なくエラー訂正が可能であ
る。したがって、エラーの数に関わりなく訂正ができ
る。また、特にRLL(2、10)ルール下で1ビット
シフトが発生する確率の高い2ビット、10ビット部分
でのエラー訂正を高い確率でおこなうことができる。 (2)データの転送中およびデコード中に訂正をおこな
うので、デコードと同時に性能を落とすことなく誤り訂
正(On-the-fly Correction)ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のメディアからのリード・データの再生の
フローを示した図である。
【図2】本発明の一実施例のデ一タ記憶媒体からのリ一
ド・データ・エラーを訂正するための装置を示した図で
ある。
【図3】判別回路によるリ一ド信号の2値化の方法を示
した図である。
【図4】雑音や特性劣化などの影響により、リード信号
が変動した場合のビット列変換(2値化)の例を示した
図である。
【符号の説明】
1、10 メデイア 2、11 リード・チャネル 3、15 マーク検出器 4、16 デコーダ 5、18 変換テーブル 12 グレイビット検出回路 17 RLLエラー訂正回路 19 変換テーブルを用いたエラー訂正回路 20、30、31 リード信号 21、32 スライスレベル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月8日(1999.3.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】図1は従来のメディアからのリード・デー
タの再生のフローを示した図である。メディア1からの
リード信号はリード・チャネル2で2値化される。これ
をリード・データと呼ぶ2値化後のリード・データは
マーク・ディテクタ3に送られる。マーク・ディテクタ
3はリード・データ中の"SYNC"およびデータ領域を検出
する。検出されたデータはデコーダ4においてデコード
される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】メディア10からのリード信号はリード・
チャネル11で2値化されてビット列からなるリード・
データに変換される。この時、グレイ・ビット検出回路
12は、後述する方法により、データ・ビット列中のエ
ラーの可能性のあるビット(グレイ・ビット)を検出す
る。グレイ・ビットが検出されたリード・データ13は
マーク・ディテクタ15に送られる。同時に、グレイ・
ビットの位置にビット"1"を立てたグレイ・ビット情報
がグレイ・フラグとしてマーク・ディテクタ15に送ら
れる。例えば、"0010"のデータにおいて、2ビット
目と3ビット目で値1の位置づれ(ビット・シフト)が
発生している可能性がある場合、グレイ・フラグとして
ビット列"0110"をマーク・ディテクタ15に送る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】このような場合、RLLエラー訂正回路1
7は以下のように訂正をおこなう。 (1)グレイ・フラグ(GRAY FLAG)とランレングス・
エラー(RLエラー)検出位置が一致した場合は、エラー
位置のデータ・ビットを"01"に訂正する。 (2)グレイ・フラグ(GRAY FLAG)とランレングス・
エラー(RLエラー)検出位置が一致しない場合、あるい
は2ビットを単位としたグレイ・フラグの距離が1以下
の場合は、直前のデータ・ビットを"10"に訂正する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】このような場合、RLLエラー訂正回路1
7は以下のように訂正を行う。 (1)グレイ・フラグ(GRAY FLAG)とランレングス・
エラー(RLエラー)検出位置が一致した場合は、エラー
位置のデータ・ビットを"10"に訂正する。 (2)グレイ・フラグ(GRAY FLAG)とランレングス・
エラー(RLエラー)検出位置が一致しない場合、あるい
は2ビットを単位としたグレイ・フラグの距離が1以下
の場合は、直前のデータ・ビットを"01"に訂正する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牛尾 輝彦 滋賀県野洲郡野洲町大字市三宅800番地 日本アイ・ビー・エム株式会社 野洲事業 所内 (72)発明者 金井 俊夫 滋賀県野洲郡野洲町大字市三宅800番地 日本アイ・ビー・エム株式会社 野洲事業 所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ記憶媒体からのリード・データ・
    エラーを訂正するための方法であって、 媒体からのリード信号をビット列に変換するステップ
    と、 ビット列中のエラーの可能性のあるグレイ・ビットを検
    出してグレイ・ビット情報を発生するステップと、 グレイ・ビット情報に基づきビット列中のエラー・ビッ
    トを訂正するステップと、 訂正後のビット列をデコードするステップと、を含む方
    法。
  2. 【請求項2】 前記エラー・ビットを訂正するステップ
    が、ラン・レングス・リミテッド(RLL)のルールに
    よりエラー・ビットを訂正するステップと、変換テーブ
    ルを用いてエラー・ビットを訂正するステップと、を含
    む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記RLLのルールによりエラー・ビッ
    トを訂正するステップが、ビット列のラン・レングス
    (RL)をチェックするステップと、RLLのルールに
    基づきビット列中のエラー・ビットを検出するステップ
    と、グレイ・ビット情報に基づき検査により見つかった
    エラー・ビットを訂正するステップと、を含む請求項2
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記リ一ド信号をビット列に変換するス
    テップが、 リ一ド信号の周波数からビット・セルの周期を求めるス
    テップと、 リ一ド信号とスライス信号との交差点を検出するステッ
    プと、 交差点が含まれるビット・セルを選択するステップと、 選択されたビット・セルをビット"1"とするステップ
    と、を含む請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記グレイ・ビットを検出してグレイ・
    ビット情報を発生するステップが、 選択されたビット・セルの中心と前記交差点との位相差
    を求めるステップと、求められた位相差を用いて、選択
    されたビット・セルがエラーの可能性のあるグレイ・ビ
    ット・セルであるかを判断するステップと、グレイ・ビ
    ット・セルと判断されたビット・セルにグレイ・フラグ
    を立てるステップと、を含む請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記グレイ・ビットを検出してグレイ・
    ビット情報を発生するステップが、 選択されたビット・セルの前後の2つのビット・セルの
    各々の中心と交差点との位相差を求めるステップと、 求められた2つの位相差を用いてその前後の2つのビッ
    ト・セルのいずれかにグレイ・フラグを立てるスッテプ
    と、を含む請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】前記デ一タ記憶媒体が、磁気ディスク(H
    D)、デジタル・ビデオ・ディスク(DVD)、光磁気
    ディスク(MO)、コンパクト・ディスク(CD)、レ
    一ザ・ディスク(LD)を含むグル一プから選択される
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 デ一タ記憶媒体からのリ一ド・データ・
    エラーを訂正するための装置であって、 媒体からのリ一ド信号をビット列に変換するための回路
    と、 ビット列中のエラーの可能性のあるグレイ・ビットを検
    出してグレイ・ビット情報を発生するための回路と、 データを含むビット列を検出するための回路と、 グレイ・ビット情報に基づきデータを含むビット列のエ
    ラー・ビットを訂正するための回路と、 訂正後のビット列をデコードするための回路と、 を含む装置。
  9. 【請求項9】 前記エラー・ビットを訂正するための回
    路が、ラン・レングス・リミテッド(RLL)のルール
    によりエラー・ビットを訂正するための回路と、 変換テーブルを用いてエラー・ビットを訂正するための
    回路と、を含む請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 媒体からのリ一ド信号をビット列に変
    換するためのリード・チャネルと、データを含むビット
    列を検出するためのマーク・デイテクターと、ビット列
    をデコードするためのデコーダと、を含むデータ記憶装
    置であって、 ビット列中のエラーの可能性のあるグレイ・ビットを検
    出してグレイ・ビット情報を発生するためのグレイ・ビ
    ット検出回路とグレイ・ビット情報に基づきエラー・ビ
    ットを訂正するための回路と、を含むことを特徴とする
    記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記エラー・ビットを訂正するための
    回路が、ラン・レングス・リミテッド(RLL)のルー
    ルによりエラー・ビットを訂正するための回路と、 変換テーブルを用いてエラー・ビットを訂正するための
    回路と、を含む請求項10記載の記憶装置。
  12. 【請求項12】前記デ一タ記憶媒体が、磁気ディスク
    (HD)、デジタル・ビデオ・ディスク(DVD)、光
    磁気ディスク(MO)、コンパクト・ディスク(C
    D)、レ一ザ・ディスク(LD)を含むグル一プから選
    択されることを特徴とする請求項10記載の装置。
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