JP2007272947A - 磁気情報の読取方法 - Google Patents

磁気情報の読取方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007272947A
JP2007272947A JP2006094228A JP2006094228A JP2007272947A JP 2007272947 A JP2007272947 A JP 2007272947A JP 2006094228 A JP2006094228 A JP 2006094228A JP 2006094228 A JP2006094228 A JP 2006094228A JP 2007272947 A JP2007272947 A JP 2007272947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic information
signal
reading
amplified signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006094228A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4945786B2 (ja
Inventor
Tsutomu Orii
勉 折井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP2006094228A priority Critical patent/JP4945786B2/ja
Publication of JP2007272947A publication Critical patent/JP2007272947A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4945786B2 publication Critical patent/JP4945786B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Digital Magnetic Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

【課題】少ない回数のカード操作(例えばスワイプ操作)で、磁気媒体に記録された磁気情報を精度良く読み取り、ひいては装置の信頼性を高めることが可能な磁気情報の読取方法を提供することにある。
【解決手段】磁気媒体(磁気カード20)に記録された磁気情報を再生して、再生信号を生成する磁気ヘッド11と、再生信号を増幅して、増幅信号を生成する増幅回路12と、増幅信号が所定レベルになる点を有効化して、復号する際の元となる元信号を出力するハイスライス回路13及びロースライス回路14と、検出部の各々に対応して設けられ、磁気情報の読取正否を判定する判定部16及び判定部17と、を有するカードリーダ1における磁気情報の読取方法であって、判定部16,17の各々において、入力された元信号を復号化するステップと、復号化された元信号に基づき磁気情報の読取正否を独立して判定するステップと、を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、磁気ヘッドを用いて磁気媒体に記録された磁気情報を読み取る磁気情報の読取方法に関し、特に、その信頼性を高めるものに関する。
一般に、カードリーダ等の磁気記録再生装置に用いられる磁気記録方式としては、F及び2Fという2種類の周波数の組合せによって、2値の磁気情報が磁気媒体に記録されるFM変調方式が知られている。FM変調方式によって記録された磁気情報を読み取る際には、磁気媒体上の磁気ストライプに対して相対的に磁気ヘッドを摺動させ、磁気情報をアナログ再生信号として再生し、このアナログ再生信号に基づいて2値データを復調する(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に開示された磁気カード読み取り装置は、磁気ヘッドと、磁気ヘッドからの再生信号を、2個のスライスレベル(±V,±V(<±V))と比較してデジタル(2値)信号に変換する複数のセンス回路と、2個のスライスレベルのいずれかを切り替える切替回路と、を有している。そして、この切替回路は、再生信号のレベル変化に応じて、センス回路で用いるスライスレベルを切り替えるようにしている。
例えばモータ搬送のカードリーダにおいて、スライスレベル±Vを用いて読み取りエラーが発生した場合には、切替回路によってスライスレベルが±Vに切り替えられるとともに、搬送路内で磁気カードが再度搬送し直され(磁気カードが搬送路内で前後に移動し)、今度はスライスレベル±Vを用いて磁気情報の読み取りが試みられている。また、モータ搬送のカードリーダではなく、手動式のカードリーダにおいては、スライスレベルを切り替えた後、もう1度磁気カードを手に持って、搬送路内を走行させる必要がある。
このように、従来の磁気カード読み取り装置では、たとえ複数のスライスレベル(±V,±V(<±V))が設定されていても、スライスレベル±Vと比較して変換されたデジタル信号が制御部に入ってくるか、或いは、それで読み取りエラーが発生したときにはスライスレベル±Vと比較して変換されたデジタル信号が制御部に入ってくるか、のいずれかとなっている。
特開平2−244407号公報(第3図)
しかしながら、手動式のカードリーダにおいて、スライスレベル±Vを用いて読み取りエラーが発生した場合に、もう1度磁気カードを手に持って、搬送路内をスワイプさせなければならないとなると、オペレータに煩雑な作業を強いることになる。
すなわち、モータ搬送のカードリーダであれば、たとえ読取エラーが生じたとしても、上述したようにカードリーダ内で磁気カードを自動的に反転させ、安定した磁気再生信号を再度取り込むことができる。しかし、手動式のカードリーダの場合(ここではスワイプ式のカードリーダを考える)、自動的に磁気カードが反転動作するものではないため、どうしても再度のスワイプ操作が要求される。しかも、手動式のカードリーダを扱う者が初心者である場合、1度のスワイプ操作で安定した磁気再生信号を得るのが難しく、2度,3度と何回もスワイプ操作をしなければならない場合がある。
一方で、手動式のカードリーダを扱う者が熟練者であったとしても、磁気カードが長年使用されたものである場合には、外界の影響により磁気ストライプ内の磁気が劣化しており、安定した磁気再生信号を取り込むのが困難な場合がある。なお、長年使用されていない磁気カードであっても、磁気ストライプに正しく磁気が記録されている保証はなく、読取エラーが生じる虞はある。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、少ない回数の媒体操作(例えばカードのスワイプ操作)で、磁気媒体に記録された磁気情報を精度良く読み取り、ひいては装置の信頼性を高めることが可能な磁気情報の読取方法を提供することにある。
以上のような課題を解決するために、本発明は、以下のものを提供する。
(1) 磁気媒体に記録された磁気情報を再生して、再生信号を生成する磁気ヘッドと、前記再生信号を増幅して、増幅信号を生成する増幅回路と、前記増幅信号が所定レベルになる点を有効化して、復号する際の元となる元信号を出力する少なくとも2個の検出部と、前記検出部の各々に対応して設けられ、磁気情報の読取正否を判定する少なくとも2個の判定部と、を有する手動式磁気媒体処理装置における磁気情報の読取方法であって、前記判定部の各々において、入力された前記元信号を復号化するステップと、前記判定部の各々において、復号化された前記元信号に基づき磁気情報の読取正否を独立して判定するステップと、を含むことを特徴とする磁気情報の読取方法。
本発明によれば、磁気ヘッドと、増幅回路と、少なくとも2個の検出部と、検出部の各々に対応して設けられ、少なくとも2個の判定部と、を有する手動式磁気媒体処理装置における磁気情報の読取方法に、個々の判定部において、対応する検出部の出力である元信号を復号化するステップと、復号化された元信号に基づき磁気情報の読取正否を独立して判定するステップと、を含むこととしたので、装置の信頼性を高めることができる。
すなわち、例えばスライスレベル±Vと±Vが設定された従来の磁気カード読み取り装置では、スライスレベル±Vでの読み取りに失敗した場合、スライスレベル±Vでの読み取りを実行すべく、オペレータに再度の媒体操作(例えばスワイプ操作)を要求していた。しかし、本発明によれば、少なくとも2個の検出部の出力である元信号が、これらに対応する少なくとも2個の判定部に入力され、その後、それぞれの判定部で独立して復号化・読取正否の判定が行われるので、例えばスライスレベル±Vでの読み取りに失敗した場合であっても、スライスレベル±Vでの読み取りを実行すべく、オペレータに再度の媒体操作(例えばスワイプ操作)を要求しなくてもよい。
従って、少ない回数の媒体操作(例えばスワイプ操作)で、磁気媒体に記録された磁気情報を精度良く読み取り、ひいては装置の信頼性を高めることができる。なお、手動式磁気媒体処理装置としてDIP式(差し込み式)の磁気媒体処理装置を考えた場合、スワイプ式の磁気媒体処理装置と比べて定速でカード操作をしにくいことから(磁気媒体をつまんで、上下或いは左右に定速でスライド操作させるよりも、前後に定速で抜き差し操作させる方が難しいことから)、本発明を適用することによって磁気情報を精度良くかつ効果的に読み取ることができる。
(2) 前記手動式磁気媒体処理装置は、前記判定部のうちのいずれかを選択する選択部を備え、前記判定部の各々において磁気情報の読取正否が独立して判定された後、磁気情報の読み取りに成功した前記判定部のうちのいずれかを選択するステップを含むことを特徴とする(1)記載の磁気情報の読取方法。
本発明によれば、上述した手動式磁気媒体処理装置に、判定部のうちのいずれかを選択する選択部が設けられ、上述した磁気情報の読取方法に、各々の判定部で磁気情報の読取正否の判定が行われた後、磁気情報の読み取りに成功した判定部のうちいずれかを選択するステップを含むこととしたので、少ない回数の媒体操作で、適切な判定結果を用いて磁気情報の読み取りを精度良く行うことができ、ひいては装置の信頼を高めることができる。なお、選択部による選択態様の如何は問わない。例えば、複数の判定部で読み取りに成功した場合、その中で最も精度の良いものを用いることができる(例えば、なるべく大きなスライスレベルでの読み取りであれば、微小なノイズによる悪影響を最小限に抑えることができる)。
(3) 前記検出部は、前記増幅信号が第1レベルになる点を有効化するハイスライス回路と、前記増幅信号が前記第1レベルよりも低い第2レベルになる点を有効化するロースライス回路と、を備えることを特徴とする(1)又は(2)記載の磁気情報の読取方法。
本発明によれば、上述した検出部には、増幅信号が第1レベルになる点を有効化するハイスライス回路と、増幅信号が第1レベルよりも低い第2レベルになる点を有効化するロースライス回路と、を設けることとしたので、検出精度を簡易に設定しつつ(検出精度を変えるには、スライスレベルを変更すればよい)、磁気情報を精度良く読み取り、ひいては装置の信頼性を高めることができる。
(4) 前記検出部は、前記増幅信号のピーク値を検出するピーク検出部を有することを特徴とする(1)から(3)のいずれか記載の磁気情報の読取方法。
本発明によれば、上述した検出部に、増幅信号のピーク値を検出するピーク検出部を設けることとしたので、例えば上述したハイスライス回路やロースライス回路と組み合わせる(バリエーションを増やす)ことによって、より高精度な磁気情報の読み取りを行うことが可能になる。
本発明に係る磁気情報の読取方法によれば、少なくとも2個の検出部と少なくとも2個の判定部とを有する手動式磁気媒体処理装置で、これらの検出部の出力を、対応する判定部に入力し、有効に活用することとしたので、検出部の検出精度を変えたこと(例えばスライスレベルを変更したこと)に起因してオペレータに再度の媒体操作を強いるのを防ぐことができ、その結果、磁気情報の読み取り精度を高め、装置の信頼性を高めることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る磁気情報の読取方法が使用されるカードリーダ1の概略構成を示す図である。特に、図1(a)は、カードリーダ1を上方から見たときの平面概略図であって、図1(b)は、カードリーダ1を側方から見たときの側面概略図である。なお、図1では、DIP式のカードリーダを採用しているが、例えば、スワイプ式のカードリーダであっても構わない。
図1において、カードリーダ1は磁気ヘッド11を有しており、磁気カード20が搬送路内に挿入されると、この磁気ヘッド11によって磁気情報が読み取られる。より具体的には、カードリーダ1では、F及び2Fという2種類の周波数の組合せによって2値の磁気情報が磁気カード20に記録されるFM変調方式が採用されており、FM変調方式によって記録された磁気情報を読み取る際には、磁気カード20上の磁気ストライプ20aに対して相対的に磁気ヘッド11を接触・摺動させ、磁気情報をアナログ再生信号として再生し、このアナログ再生信号に基づいて2値データを復調する。
なお、磁気ヘッド11は、磁気ギャップ(ギャップスペーサ)を挟んで対向配置された少なくとも一対の磁気コアからなり、一方の磁気コアには再生用コイルが巻回され、磁気カード20に対してヘッド部が所定のパッド圧で摺接して相対的に移動する。これにより、磁気カード20に格納された磁気情報を読み取ることができる。このように、磁気ヘッド11は、磁気カード20に記録された磁気情報を再生して、再生信号を生成する機能を有している。また、磁気ヘッド11は、一般的に、そのギャップ形成面がカード搬送路内に突出するように配置されている。
図2は、図1に示すカードリーダ1の電気的構成を示すブロック図である。
図2において、磁気ヘッド11には、増幅回路12を介して、ハイスライス回路13及びロースライス回路14が接続されている。増幅回路12は、オペアンプやコンデンサ等から構成され、磁気ヘッド11から送られてきた再生信号を増幅して、増幅信号を生成する回路である。そして、ハイスライス回路13及びロースライス回路14は、増幅信号が所定のスライスレベル(例えば120mV,30mV)になる点を有効化して、復号する際の元となる元信号を出力する。すなわち、例えば所定のスライスレベルを超えた領域ではHiとなり、所定のスライスレベル内の領域ではLoとなるような元信号が出力される。
ハイスライス回路13及びロースライス回路14は、それぞれ信号処理手段15(例えばCPU等)内の判定部16及び判定部17に接続されている。そして、これら判定部16及び判定部17において、それぞれハイスライス回路13及びロースライス回路14から送られてきた元信号を復号化し、復号化された元信号に基づき磁気情報の読取正否を独立して判定する。
なお、図2では、ハイスライス回路13及びロースライス回路14の出力は、異なる(2本の)電気配線で信号処理手段15に入力されているが、本発明はこれに限られず、これらの出力が独立関係を満たす限りにおいて、1本の電気配線で入力されていても構わない。また、信号処理手段15では、説明の便宜上、判定部16と判定部17を別々のブロック図としているが、例えば1チップ化して、同じハードウェアを共有してソフトウェア的に判定部16と判定部17を作り出すこととしてもよい。さらに、信号処理手段15内には、特に図示しないが、RAMやROM等のメモリが配置されている。
図3は、図2に示すブロック図の各部(a)〜(c)における信号波形を示す波形図である。なお、図3における(a)〜(c)の信号波形は、図2における
(a)〜(c)の箇所での信号波形を示している。
図3において、磁気ヘッド11を磁気ストライプ20aに対して相対的に摺動させて得られた再生信号は、増幅回路12によって増幅され、(a)に示すような、基準電位を中心に+側及び−側に振動する信号波形の増幅信号となる。
そして、(a)に示す増幅信号は、ハイスライス回路13及びロースライス回路14に入力され、所定レベルになる点が有効化される。具体的には、ハイスライス回路13の出力として、基準電位の下側(−側)のスライスレベルHSになる点で、波形が立ち下がり、基準電位の上側(+側)のスライスレベルHSになる点で、波形が立ち上がるような信号、すなわち(b)に示す元信号が得られる。一方で、ロースライス回路14の出力として、基準電位の下側(−側)のスライスレベルLSになる点で、波形が立ち下がり、基準電位の上側(+側)のスライスレベルLSになる点で、波形が立ち上がるような信号、すなわち(c)に示す元信号が得られる。
ここで、(a)に示す増幅信号は、時間間隔Xの間では振幅が小さくなっている。そのため、(b)に示す元信号に着目したとき、(a)に示す増幅信号が、時間間隔Xの間で極性が反転しているにも拘らず、それが忠実に反映されていない(時間間隔Xの間でオン・オフがない)。従って、この(b)に示す元信号を磁気情報の読取正否に用いた場合には、判定部16(ひいては信号処理手段15)において読取エラーが生ずることになる。
そこで、磁気情報の読取正否には、(b)に示す元信号ではなく、(c)に示す元信号を用いるようにする。(c)に示す元信号は、時間間隔Xの間でオン・オフが繰り返されており、(a)に示す増幅信号が、時間間隔Xの間に極性が反転しているのを忠実に反映している。従って、(c)に示す元信号により、判定部17において適切に磁気情報を読み取ることができる。
図4は、図2に示すブロック図の各部(a)〜(c)における他の信号波形を示す波形図である。なお、図4における(a)〜(c)の信号波形も、図3と同様に、図2における(a)〜(c)の箇所での信号波形を示している。特に、図4は、図3と異なり、ロースライス回路14の出力を磁気情報の読み取りに用いると読み取りエラーが生じ、ハイスライス回路13の出力を磁気情報の読み取りに用いると、適切に磁気情報を読み取ることができる例を示している。
図4において、(a)に示す増幅信号は、時間間隔Yの間で、ノイズN〜Nが生じている。そして、ロースライス回路14の出力を用いた場合には、これらのノイズN〜Nを拾って、(c)に示すようにオン・オフが数多く繰り返される。従って、所望の元信号のオン・オフ回数よりも多く繰り返されてしまうので、判定部17(ひいては信号処理手段15)において読取エラーが生ずることになる。
そこで、磁気情報の読取正否には、(c)に示す元信号ではなく、(b)に示す元信号を用いるようにする。(b)に示す元信号は、時間間隔Yの間でオン・オフを繰り返しているが、(a)に示す増幅信号が、時間間隔Yの間に極性が反転しているのを忠実に反映している。従って、(b)に示す元信号により、判定部16において適切に磁気情報を読み取ることができる。
図5は、本発明の実施の形態に係る磁気情報の読取方法を説明するためのフローチャートである。
図5において、まず、磁気カード読取が行われる(ステップS1)。より具体的には、カード挿入口に磁気カード20が挿入されると、磁気カード20表面上のストライプ20aに磁気ヘッド11が接触・摺接することによって、再生信号が得られる。その後、この再生信号は、増幅回路12を介して信号増幅が行われ、ハイスライス回路13及びロースライス回路14のそれぞれに増幅信号が入力される。
次いで、ハイスライス回路13及びロースライス回路14から出力された元信号は、それぞれ判定部16及び判定部17に入力された後(ステップS2)、復号化が行われる(ステップS3)。
ここで、判定部16及び判定部17において、磁気情報の読み取りに成功したか否の判定が行われる(ステップS4)。より具体的には、上述したように、極性反転の回数(その他、パリティチェックなどを利用してもよい)などを検出して、読み取りの正否が判定され、例えば、信号処理手段15は、最初に判定部16の判定結果をチェックして、正しいと判定されれば、判定部16が選択され(ステップS5)、判定部16に入力された元信号を用いて磁気情報の読み取りが行われる(ステップS6)。なお、判定部16の判定結果が正しくないと判定されれば、次に判定部17の判定結果をチェックして、正しいと判定されれば、判定部17が選択され(ステップS5)、判定部17に入力された元信号を用いて磁気情報の読み取りが行われる(ステップS6)。また、判定部16の判定結果も正しくない場合には、図示しないが読み取りエラーとなる。
なお、ステップS5の処理について詳述すると、図2では図示していないが、信号処理手段15の内部には、判定部のうちのいずれかを選択する選択部が設けられている。この選択部は、信号処理手段15内のCPUやRAM等のプログラム要素から実現されるものであってもよいし、ハードウェア(ロジックICなど)によって実現されるものであってもよい。この選択部によって、磁気情報の読み取りに成功した判定部16或いは判定部17が選択され、磁気情報の読み取りが行われる。図5では、フローチャートに「判定部の選択」(ステップS5)を挿入したが、特に、これを省略しても構わない。
[実施形態の効果]
以上説明したように、1回のカード操作によって、スライスレベルHSでの読み取りと、スライスレベルLSでの読み取りとを行うことができるので、今まで1回のカード操作では読み取れなかったデータが、読み取りが行えた他の判定部によって補助されることになる。その結果、磁気カード20に記録された磁気情報を精度良く読み取ることができるようになり、ひいては装置の信頼性を高めることができる。
[変形例]
図2では、検出部及び判定部をいずれも2個としたが、例えば、それぞれ3個にしても構わない。例えば、図6に示すように、検出部の1つとして、増幅信号のピーク値を検出するピーク検出部18及び判定部19を付け加えても構わない。ハイスライス回路13やロースライス回路14と、ピーク検出部18とを組み合わせ、バリエーションを増やすことによって、より高精度な磁気情報の読み取りを行うことができる。
本発明に係る磁気情報の読取方法によれば、これが使用されるカードリーダの信頼性を高めるものとして有用である。
本発明の実施の形態に係る磁気情報の読取方法が使用されるカードリーダの概略構成を示す図である。 図1に示すカードリーダの電気的構成を示すブロック図である。 図2に示すブロック図の各部(a)〜(c)における信号波形を示す波形図である。 図2に示すブロック図の各部(a)〜(c)における他の信号波形を示す波形図である。 本発明の実施の形態に係る磁気情報の読取方法を説明するためのフローチャートである。 図2に示すカードリーダの他の電気的構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 カードリーダ
11 磁気ヘッド
12 増幅回路
13 ハイスライス回路
14 ロースライス回路
15 信号処理手段
16,17 判定部
20 磁気カード
20a 磁気ストライプ

Claims (4)

  1. 磁気媒体に記録された磁気情報を再生して、再生信号を生成する磁気ヘッドと、
    前記再生信号を増幅して、増幅信号を生成する増幅回路と、
    前記増幅信号が所定レベルになる点を有効化して、復号する際の元となる元信号を出力する少なくとも2個の検出部と、
    前記検出部の各々に対応して設けられ、磁気情報の読取正否を判定する少なくとも2個の判定部と、を有する手動式磁気媒体処理装置における磁気情報の読取方法であって、
    前記判定部の各々において、入力された前記元信号を復号化するステップと、
    前記判定部の各々において、復号化された前記元信号に基づき磁気情報の読取正否を独立して判定するステップと、を含むことを特徴とする磁気情報の読取方法。
  2. 前記手動式磁気媒体処理装置は、前記判定部のうちのいずれかを選択する選択部を備え、
    前記判定部の各々において磁気情報の読取正否が独立して判定された後、磁気情報の読み取りに成功した前記判定部のうちのいずれかを選択するステップを含むことを特徴とする請求項1記載の磁気情報の読取方法。
  3. 前記検出部は、前記増幅信号が第1レベルになる点を有効化するハイスライス回路と、前記増幅信号が前記第1レベルよりも低い第2レベルになる点を有効化するロースライス回路と、を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の磁気情報の読取方法。
  4. 前記検出部は、前記増幅信号のピーク値を検出するピーク検出部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか記載の磁気情報の読取方法。
JP2006094228A 2006-03-30 2006-03-30 磁気情報の読取方法 Expired - Fee Related JP4945786B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006094228A JP4945786B2 (ja) 2006-03-30 2006-03-30 磁気情報の読取方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006094228A JP4945786B2 (ja) 2006-03-30 2006-03-30 磁気情報の読取方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007272947A true JP2007272947A (ja) 2007-10-18
JP4945786B2 JP4945786B2 (ja) 2012-06-06

Family

ID=38675612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006094228A Expired - Fee Related JP4945786B2 (ja) 2006-03-30 2006-03-30 磁気情報の読取方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4945786B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011192340A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Fujitsu Frontech Ltd 磁気データ読取装置および誤読検出方法
JP2011216137A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Fujitsu Frontech Ltd 磁気カードリーダ装置及び磁気カード誤読防止制御方法
JP2016035608A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 通帳処理装置、自動取引装置、異物検出方法
JP7466417B2 (ja) 2020-09-14 2024-04-12 ニデックインスツルメンツ株式会社 磁気情報処理装置及び磁気情報処理方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02244407A (ja) * 1989-03-16 1990-09-28 Fujitsu Ltd 磁気カード読み取り装置
JPH06131619A (ja) * 1992-10-16 1994-05-13 Omron Corp 磁気カード読取り装置
JP2001209903A (ja) * 2000-01-24 2001-08-03 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 磁気カードリーダ及び磁気データの再生方法
JP2003303403A (ja) * 2002-04-08 2003-10-24 Koito Mfg Co Ltd 磁気記録再生装置のヘッドアンプ回路

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02244407A (ja) * 1989-03-16 1990-09-28 Fujitsu Ltd 磁気カード読み取り装置
JPH06131619A (ja) * 1992-10-16 1994-05-13 Omron Corp 磁気カード読取り装置
JP2001209903A (ja) * 2000-01-24 2001-08-03 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 磁気カードリーダ及び磁気データの再生方法
JP2003303403A (ja) * 2002-04-08 2003-10-24 Koito Mfg Co Ltd 磁気記録再生装置のヘッドアンプ回路

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011192340A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Fujitsu Frontech Ltd 磁気データ読取装置および誤読検出方法
JP2011216137A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Fujitsu Frontech Ltd 磁気カードリーダ装置及び磁気カード誤読防止制御方法
JP2016035608A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 通帳処理装置、自動取引装置、異物検出方法
JP7466417B2 (ja) 2020-09-14 2024-04-12 ニデックインスツルメンツ株式会社 磁気情報処理装置及び磁気情報処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4945786B2 (ja) 2012-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4797136B2 (ja) 磁気データ読取回路及びカード処理装置
TWI449935B (zh) 磁條解碼晶片之測試系統及方法
JP4945786B2 (ja) 磁気情報の読取方法
US8727215B2 (en) Test device for magnetic stripe decoder chip
US9489548B2 (en) Magnetic stripe reader with card swipe information feedback
JPH0765494A (ja) 磁気カードリーダ
JPH07154270A (ja) 誤り訂正回路
US7821888B2 (en) Optical disk reproducing apparatus with a disk identifying function
JP5755079B2 (ja) 磁気データの復調方法および磁気データの復調装置
JP2007311002A (ja) 磁気データの復調方法
USRE48167E1 (en) Magnetic stripe reader with card swipe information feedback
JP5376369B2 (ja) 磁気データのフォーマットの判定方法
JP4012765B2 (ja) 磁気ストライプリーダ
US20030117924A1 (en) Data processor
JP5369344B2 (ja) 磁気カードリーダ及びその磁気カード読取方法
JP2007095118A (ja) 断線検出方法及び磁気記録再生装置
JP2019175525A (ja) 磁気データの復調方法および復調装置
JP2006164500A (ja) デジタルディスク読み取り/書き込み装置
JP2017182851A (ja) 媒体処理装置および媒体処理装置の制御方法
JPS60223081A (ja) 同期信号検出装置
JP2005128669A (ja) 磁気カード発行受付装置
JPH07254244A (ja) セクタサーボ方式の磁気ディスク装置
JPH1040326A (ja) 磁気ストライプ読み取り装置
JP2000286906A (ja) データの復調方法
JPH08221882A (ja) 磁気ストライプデータ処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120130

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120214

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees