JPH1040326A - 磁気ストライプ読み取り装置 - Google Patents

磁気ストライプ読み取り装置

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JPH1040326A
JPH1040326A JP8192157A JP19215796A JPH1040326A JP H1040326 A JPH1040326 A JP H1040326A JP 8192157 A JP8192157 A JP 8192157A JP 19215796 A JP19215796 A JP 19215796A JP H1040326 A JPH1040326 A JP H1040326A
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JP
Japan
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reading
sampling
data
bit
magnetic stripe
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JP8192157A
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Futoshi Inami
太志 稲波
Hideki Takahashi
秀樹 高橋
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Hitachi Ltd
Hitachi Asahi Electronics Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Asahi Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の磁気ストライプ読み取り装置は、ビッ
ト長の不安定或いは読み取り波形出力の低い磁気ストラ
イプデータを読み出した場合、読み取りエラーとなる可
能性が高いものであった。 【解決手段】 データの”1”又は”0”判定をサンプ
リング方式で行う磁気ストライプ読み取り装置におい
て、標準読み出し時にはビット追従サンプリング方式で
読み取りを行い、この方式でエラーとなった場合、固定
サンプリング方式で再読み取りを行うもの。又は再読み
取り時にサンプリングポイントをプラスまたはマイナス
方向に可変し読み取りを行う装置、又は再読み取り時に
復調回路の増幅率を上げて再読み取りを行う装置。これ
により、ビット長の不安定な磁気ストライプデータ及び
読み取り波形出力の低い磁気ストライプデータに対して
も、読み取りエラー率を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ストライプに
記録されたデータの読み取りを行う磁気ストライプ読み
取り装置に係り、特に磁気ストライプに書かれたデータ
ビット長および再生出力が不安定な際にも読み取りエラ
ー率を低減することができる磁気ストライプ読み取り装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に磁気ストライプは、例えば金融機
関の通帳類及びカード等に貼付され、利用者の口座番号
やID番号等のデータがディジタル形式で記録されてい
る。この磁気ストライプのデータを読み取る磁気ストラ
イプ読み取り装置は、磁気ヘッド又は媒体(磁気ストラ
イプ)を一定速度で動かし、磁気ヘッドによって読み込
んだ波形を復調回路によって”1”又は”0”のデータ
(以下、1/0データと呼ぶ)として判定する際、二値
化矩形波の変化点から一定の時間がたったポイントでサ
ンプリングを行う固定サンプリング方式、又はサンプリ
ングを行うビットの前ビット長に対して特定の割合のポ
イントでサンプリングを行うビット追従サンプリング方
式が採用されている。
【0003】上記固定サンプリング方式は、隣接ビット
間のビット長変動が大きくビット追従サンプリング方式
ではビット化けを起こすようなデータであっても、全体
としてはある範囲内でビット長が変動しているデータの
読み取りに有効である。しかし、本方式は変動量が滑ら
かであるが全体的に大きく変動しているデータに対して
はビット化けを起こして起こしてしまうという不具合も
あった。
【0004】これに対し、ビット追従サンプリング方式
は、固定サンプリング方式でエラーとなるデータであっ
ても、前ビット長に対して滑らかにビット長が変化する
場合は読み取りが可能で、磁気ヘッドの移動速度変動等
に対して有効である。しかし、全体のビット長変動量は
少ないが、前ビット長に対して当該ビット長が急激に変
化する場合は追従できずエラーとなっていた。
【0005】この従来技術による磁気ストライプ読み取
り装置は、読み取り時の磁気ヘッド上の汚れ/磁気スト
ライプと磁気ヘッドの接触不良等による再生出力変動/
磁気ヘッドの移動(走査)速度変動/これらの変動が書
き込み時に起こった書き込み状態の悪い磁気ストライプ
のデータを読み込んだ場合、データのビット長変動が大
きくなり、ビット化けが起こることがあった。
【0006】このビット化けによる間違ったデータの読
み込みを防ぐ従来技術は、データの読み取り後にパリテ
ィチェク等のエラーチェック手法によって読み取りエラ
ーを検出し、再読み取りを行うことが行われていた。こ
の再読み取り動作は、前述したどちらか一方の読み取り
方式と同じ方式の読み取り動作を行っており、1/0デ
ータ判定を行うサンプリング方式を変化させることはな
かった。
【0007】また、磁気ヘッドの汚れなどによって磁気
ヘッドと磁気ストライプ間のギャップが大きくなった場
合、また書き込みレベルの低い磁気ストライプデータを
読み込んだ場合、従来技術による装置は十分な再生出力
を得られず、誤読み取りもしくは読み取り不可能となる
ことがあった。
【0008】尚、磁気媒体からデータを読み取る装置に
おいて、データの読み取り率向上を図る技術が記載され
た文献としては、例えば特開昭64−8556号公報が
挙げられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
る磁気ストライプ読み取り装置は、読み取りエラーが発
生した場合、最初の読み取り方式と同一の読み取り方式
により再読み取りを行っていたため、そのエラー原因、
例えば磁気ヘッドまたは媒体を移動させる際の速度変動
/磁気ストライプデータを読み込む際に磁気ヘッドと磁
気ストライプの接触が一定でないために起こる磁気ヘッ
ド出力不足/これらの変動が書き込み時に起こった、書
き込み状態の悪い磁気ストライプを読み込んだ等のエラ
ー原因に対応した読み取りを行うのではないため、復調
されたデータのビット長が一定にならず、正しく1/0
判定できない可能性が高いと言う不具合があった。即
ち、同一の読み取り方式により再読み取りを行うため、
再度エラーが発生する可能性が高いものであった。
【0010】本発明の目的は、前述の従来技術による不
具合を除去することであり、磁気ストライプに書かれた
データビット長および再生出力が不安定な際にも読み取
りエラー率を低減することができる磁気ストライプ読み
取り装置を提供することである。本発明の他の目的は、
速度変動などによる滑らかなビット長変動に対して読み
取り率の高いビット追従サンプリング方式を標準読み取
り時に採用しつつ、読み取りエラーとなったときの再読
み取りの際に判定方式を固定サンプリング方式に変更
し、隣接ビット間のビット長変動が大きいことに起因す
るビット追従サンプリング方式ではビット化けを起こす
場合においても、全体としてはある範囲内でビット長が
変動している場合にはデータの読み取りを可能として読
み取りエラー率を低減することができる磁気ストライプ
読み取り装置を提供することである。
【0011】更に本発明の他の目的は、標準読み取り時
の1/0判定を行なうサンプリングポイント付近でデー
タが変化し読み取りエラーとなった場合、再読み取り時
に1/0判定を行うサンプリングポイントをプラスまた
はマイナス方向へ変化させることによって、データ化け
を解消し、読み取りエラー率を低減した磁気ストライプ
読み取り装置を提供することである。本発明の更なる他
の目的は、標準読み取り時の復調回路の増幅率では読み
取りエラーとなるような再生出力の低い磁気ストライプ
データに対し、読み取りエラー率を低減することができ
る磁気ストライプ読み取り装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、磁気ストライプに記録されたデータの二値化
矩形波をサンプリングしてデータビットとして読み取
り、該データビットが1又は0かの判定を行う磁気スト
ライプ読み取り装置において、前記データビットの変化
点から前ビット長に対して一定の割合のポイントでサン
プリングを行うビット追従サンプリング方式により読み
取りエラーとなった場合、読み取りのリトライ時にビッ
ト変化点から一定のポイントでサンプリングを行う固定
サンプリング方式に変更すること、又は固定サンプリン
グ方式により読み取りエラーとなった場合、読み取りの
リトライ時にビット追従サンプリング方式に変更するこ
と、又は固定サンプリング方式により読み取りエラーと
なった場合、読み取りのリトライ時に固定サンプリング
方式のサンプリングポイントをプラスまたはマイナス方
向に変更することにより、読み取りエラー率を低減する
ことができる。
【0013】また、前記読み取りのリトライ時に、読み
取り方式の変更に加えて読み取り時の復調回路の増幅率
を上げることにより、読み取りエラー率を低減しても良
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による磁気ストライ
プ読み取り装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説
明する。図1は、本発明による磁気ストライプ読み取り
装置の動作の1形態を示す図、図2及び図3は磁気スト
ライプ読み取り装置に適用される読み取り方式である固
定サンプリング方式及びビット追従サンプリング方式を
説明するための図、図4は本発明が適用される磁気スト
ライプ読み取り装置の基本構成を説明するための図であ
る。
【0015】まず、本発明が適用される磁気ストライプ
読み取り装置は、図4に示す如く、磁気ストライプの磁
気データの読み取り/書き込みを行う磁気ヘッド14
と、この磁気ヘッド14を磁気ストライプに沿って一定
速度で移動させるモータ13及びモータ制御回路12
と、前記磁気ヘッド14の記録再生データを増幅する増
幅アンプ15と、該アンプ15で増幅した再生データを
復調する復調回路16と、前記モータ制御回路12他を
制御するプロセッサ11と、磁気ストライプから読み込
んだデータ他を記憶するメモリ17とを備え、プロセッ
サ11がモータ制御回路12及びモータ13を用いて通
帳類等を所定速度で搬送しながら、該通帳類等に張り付
けられた磁気ストライプのデータを磁気ヘッド14等に
より読み出し、磁気ヘッド14から出力されたデータを
増幅アンプ15で増幅し、復調回路16により”1”又
は”0”と判定したデータをメモリ17に格納した後、
そのデータをプロセッサ11が解析することにより、磁
気ストライプの読み取りを行う様に構成されている。
【0016】この様に構成された本実施形態による磁気
ストライプ読み取り装置の”1”又は”0”の判定を行
うためのデータサンプリング方式は、前述した固定サン
プリング方式及びビット追従サンプリング方式があり、
まず、本発明の原理を説明するための前提としてこれら
サンプリング方式について説明する。まず、固定サンプ
リング方式は、磁気ヘッドを一定速度で動かし、磁気ヘ
ッドによって読み込んだ波形を復調回路によって判定す
る際に、図3(a)に示す如く、二値化矩形波の変化点
Xから一定の時間(αT時間)がたったポイントSでサ
ンプリングを行うものであり、ビット追従サンプリング
方式は、図3(b)に示す如く、サンプリングを行うビ
ット(幅tn-1のビット)の前ビット長(tn-2)に対し
て特定の割合(α)のポイントSでサンプリングを行う
ものである。
【0017】次にエラー要因であるビット化けの起こる
パターンについて、磁気ヘッドによって読み込まれたF
M方式の磁気ストライプからの二値化矩形波データ及び
検出した1/0データを、図2を参照して説明する。
【0018】まず、固定サンプリング方式の場合、この
二値化矩形波の変化点Xから一定の時間が経過したポイ
ントSでサンプリングを行い、前ビットの信号レベルか
ら変化していれば“0”、変化がなければ“1”と判定
する。図2(a)の例では、ポイントS1で信号レベル
が前のポイントS0のロー(L)からハイ(H)へ変化
しているため”0”と判定し、次のポイントS2では信
号レベルがハイ(H)で変化しないため”1”と判定
し、次のポイントS3では信号レベルがハイ(H)から
ロー(L)に変化しているため”0”と判定し、次のポ
イントS4では信号レベルがロー(L)で変化しないた
め”1”と判定する。これによって、この二値化矩形波
データは、”0101”を表していることが判る。
【0019】この磁気ストライプ読み取りの際に、磁気
ヘッドあるいは媒体を移動させる際の速度変動、再生出
力低下によるピークシフト及び、これらの変動が書き込
み時に起こった書き込み状態の悪い磁気ストライプを読
み込んだ場合、図2(a)に示す二値化矩形波のビット
長変動が発生し、図2(b)の如くポイントS2下の二
値化矩形波凹が矢印方向に縮んだ場合、本来”1”であ
るデータを”0”として誤判定し、図2(c)の如くポ
イントS3下の二値化矩形波凸が矢印方向に延びた場
合、本来”0”であるデータを”1”として誤判定し、
図2(d)の如くポイントS2下の二値化矩形波凸が矢
印方向に縮んだ場合、本来”1”であるデータを”0”
として誤判定するビット化けが起こっていた。
【0020】上記ビット化けは固定サンプリング方式、
ビット追従サンプリング方式にかかわらず起こる可能性
があった。固定サンプリング方式は、基本ビット長Tを
定め、それに対して一定の割合αのポイントαTでサン
プリングを行なう方式〔前記図3(a)〕であり、図3
(d)のように滑らかに連続してビット長が変化してい
る場合においても、ビット変化点がサンプリングポイン
トを超えた場合にビット化けが起こっていた。これに対
してビット追従サンプリング方式は、前に検出したビッ
ト長に対して特定の割合のポイントでサンプリングを行
うため固定方式に比べてサンプリングポイントαTを越
えた変動にも追従できるものの、磁気ストライプと磁気
ヘッドとの引っ係りや再生出力の低下によるピークシフ
トなどが発生した際にビット化けが起こる可能性があっ
た。具体的に説明すると、このビット追従サンプリング
方式は、図3(b)の如く、ビットtnを判定する際
に、前ビット長tn-1に対して一定の割合〔α
(tn-1)〕]のポイントS2においてサンプリングを行
う方式であり、固定方式に比べて変動の大きい二値化矩
形波に対しても対応できるものの、図3(e)の如く磁
気ストライプと磁気ヘッド他との引っ係りが起こった場
合や、磁気ヘッドからの再生波形を2値化短形波へデー
タ変換する際に、再生出力が低いことによりデータ変化
点が再生波形のピークからずれてしまうピークシフトが
起こった場合、隣接ビット間のビット長変動が大きくな
る為、ビット化けを起こす可能性があった。
【0021】即ち、これらサンプリング方式を比較する
と、ビット追従サンプリング方式は隣接ビット間のビッ
ト長変動が少ない場合に有効であり、固定サンプリング
方式は全体として一定の範囲内でビット長が変動してい
る場合に有効であることが判る。尚、図3(d),
(e)はビット長のジッタの変化量を表し、表の縦軸に
二値化矩形波のデータ長,横軸にデータ数をとったもの
で、固定サンプリング方式、ビット追従サンプリング方
式でのビット化けの起こり得るデータの一例を示したも
のであり、図3(c)中のlnはデータ長を示してい
る。
【0022】本発明は、これら2種のデータサンプリン
グ方式の特性を利用し、標準状態でのデータサンプリン
グをビット追従サンプリング方式により行い、このサン
プリングで読み取りエラーとなった場合、リトライ時の
サンプリング方式を固定サンプリング方式に変更するこ
とにより、読み取りエラー率を低減することを第1の特
徴とする。また本発明は、標準状態でのデータサンプリ
ングを固定サンプリング方式により行い、読み取りエラ
ーとなった場合、リトライ時のサンプリング方式をビッ
ト追従サンプリング方式に変更すること、又は標準状態
でのデータサンプリングを固定サンプリング方式により
行い、読み取りエラーとなった場合、リトライ時に固定
サンプリング方式のサンプリングポイントを時間軸に対
してプラスまたはマイナス方向に変更することにより、
読み取りエラー率を低減することを更なる特徴とする。
【0023】次に上記特徴による磁気ストライプ読み取
り装置の実施の形態を図面を参照して説明する。図1
は、本実施形態による磁気ストライプ読み取り装置によ
るデータ読み取り手順を説明するための図である。本磁
気ストライプ読み取り装置による読み取り手順は、図1
に示す如く、標準的なデータサンプリングを、サンプリ
ングを行うビットの前ビット長に対して特定の割合のポ
イントでサンプリングを行うビット追従サンプリング方
式により行い(ステップ101)、読み取ったデータを
パリティチェク等のエラーチェック手法によって読み取
りエラーを判別し(ステップ102)、エラーがない場
合はデータをメモリ17に格納した後、そのデータをプ
ロセッサ11が解析(図1参照)して読み取り動作を終
了する(ステップ103)。
【0024】前記ステップ102において読み取りエラ
ーが検出された場合、本実施形態装置は、例えば磁気ス
トライプを持つ通帳を逆搬送して初期状態に戻した後に
リトライのための再搬送を行うと共に、標準状態でのビ
ット追従サンプリング方式を、二値化矩形波の変化点か
ら一定の時間がたったポイントでサンプリングを行う固
定サンプリング方式に変更して読み取りのリトライを行
う(ステップ104)。このリトライによるデータ読み
取りは、固定サンプリング方式がビット追従サンプリン
グ方式に比べて全体として一定の範囲内でビット長が変
動している場合に有効であることを利用し、例えば磁気
ストライプと磁気ヘッド他との引っ係りや再生出力の低
下によるピークシフトなどが発生し、隣接するビット長
変動が大きくなるような状態であってもデータを読み取
る確率を高めたものである。
【0025】次に本装置は、この固定サンプリング方式
のリトライによる読み出したデータをパリティチェク等
のエラーチェック手法によって読み取りエラーを判別し
(ステップ105)、エラーがない場合はデータをメモ
リ17に格納した後、そのデータをプロセッサ11が解
析(図1参照)して読み取り動作を終了する(ステップ
103)。前記ステップ105においてリトライによっ
てもエラーが検出された際には、読み取り不能としてエ
ラー終了が行われる(ステップ106)。
【0026】この様に本実施形態による磁気ストライプ
読み取り装置は、標準のデータサンプリングをビット追
従サンプリング方式により行い、読み取ったデータにエ
ラーが有った場合、リトライによるサンプリングを固定
サンプリング方式による読み出しを行うため、ビット追
従サンプリング方式によっても追随できない急激なビッ
ト長変動によるエラーに対応して磁気ストライプデータ
の読み取り精度を向上することができる。
【0027】更に前記実施形態ではビット追従サンプリ
ング方式でエラーとなった場合のリトライ時に固定サン
プリング方式を採用する例について説明したが、本発明
は、これに限られるものではなく、逆に標準的なサンプ
リングを固定サンプリング方式により行い、読み取った
データにエラーが有った場合、リトライによるサンプリ
ングをビット追従サンプリング方式でによる読み出しを
行っても良い。このときの処理手順は、図1に示したフ
ローのステップ101及び104に示したサンプリング
方式を差し替えるだけで良く、固定サンプリング方式よ
っても追随できないビット長変動が大きいことによるエ
ラーに対応して磁気ストライプデータの読み取り精度を
向上することができる。
【0028】更に本発明は、前記2つの実施形態のデー
タサンプリング方式によるデータ読み出しを行ってもエ
ラーが検出された場合、再度標準のサンプリング方式に
戻してのリトライ動作を行う様に構成も良い。更に、標
準読み取り時にエラーとなった場合、1度目のリトライ
は標準と同じ読み取り方式による読み取りを行い、更に
エラーの場合、2度目のリトライ時にサンプリング方式
を変えてサンプリングを行うような方式などを行っても
良い。
【0029】更に本発明は、前記各実施形態による標準
の固定サンプリング方式又はリトライ時の固定サンプリ
ング方式において、サンプリングポイントを時間軸に対
して移動してデータサンプリングを行う様に構成しても
良い。この実施形態による磁気ストライプ読み取り装置
は、標準のサンプリング方式による読み取りでエラーが
検出された場合、リトライ時にサンプリングポイントを
プラス方向もしくはマイナス方向へδだけ移動させるも
のであり、具体的には固定サンプリング方式において、
図3(d)に示す如く、標準レベルのサンプリングポイ
ントαTでは変化点以前でサンプリングを行ってしまう
ことによりビット化けを起こす可能性があるため、再読
み取り動作時に前記サンプリングポイントαTより高い
(時間軸に対しては長い長い)サンプリングポイント
(α+δ)Tでサンプリングを行うことにより、ビット
化けを防止する様にしても良い。
【0030】また同様に、ビット長が短いデータに対し
ては、サンプリングポイントを時間軸に対して短くした
ポイント(α−δ)Tでサンプリングを行うことによっ
て、ビット化けを防ぐこともできる。これらの方式を採
用することによって読み取りエラー率を低減できる。こ
の読み取り方式は、ビット長変動が大きくサンプリング
ポイン付近でデータが変化しているものに対して有効で
ある。本実施形態では固定サンプリング方式について説
明したが、ビット追従サンプリング方式についても本方
式は有効である。
【0031】また、一般的に言って磁気ストライプ読み
取り装置における読み取りのエラー要因はビット長変動
だけではなく、磁気ヘッドの汚れなどによって磁気ヘッ
ドと磁気ストライプ間のギャップが大きくなった場合、
又は書き込みレベルの低い磁気ストライプデータを読み
込んだ場合に、十分な再生出力を得られないことが考え
られる。本実施形態による磁気ストライプ読み取り装置
においては、このような要因に対して、再読み取り時に
復調回路の増幅率を上げることによって1/0判定可能
な再生出力を得る様にしても良い。
【0032】さらに、これらの再読み取り方式を切替及
び組み合わせて行っても良く、上記のような読み取り方
式を採用することによって、ビット長変動が大きいデー
タ、および再生出力の低い磁気ストライプデータの読み
取り率を上げることができる。
【0033】
【発明の効果】以上述べた如く本発明による磁気ストラ
イプ読み取り装置は、ビット追従サンプリング方式によ
り読み取りエラーとなった場合、読み取りのリトライ時
にサンプリング方式を固定サンプリング方式に変更する
こと、又は固定サンプリング方式により読み取りエラー
となった場合、読み取りのリトライ時にビット追従サン
プリング方式に変更すること、又は固定サンプリング方
式により読み取りエラーとなった場合、読み取りのリト
ライ時に固定サンプリング方式のサンプリングポイント
をプラスまたはマイナス方向に変更することにより、読
み取りエラー率を低減することができる。また、前記読
み取りのリトライ時に、読み取り方式の変更に加えて読
み取り時の復調回路の増幅率を上げることにより、読み
取りエラー率を低減することもできる。
【0034】即ち、本発明による磁気ストライプ読み取
り装置は、磁気ストライプに書かれたデータビット長お
よび再生出力が不安定な際にも読み取りエラー率を低減
すること、及び速度変動などによる滑らかなビット長変
動に対して読み取り率の高いビット追従サンプリング方
式を標準読み取り時に採用しつつ、読み取りエラーとな
ったときの再読み取りの際に判定方式を固定サンプリン
グ方式に変更し、隣接ビット間のビット長変動が大きい
ことに起因するビット追従サンプリング方式ではビット
化けを起こす場合においても、全体としてはある範囲内
でビット長が変動している場合にはデータの読み取りを
可能として読み取りエラー率を低減することができる。
【0035】更に本発明による磁気ストライプ読み取り
装置は、標準読み取り時の1/0判定を行なうサンプリ
ングポイント付近でデータが変化し読み取りエラーとな
った場合、再読み取り時に1/0判定を行うサンプリン
グポイントをプラスまたはマイナス方向へ変化させるこ
とによって、データ化けを解消し、読み取りエラー率を
低減することができ、更に、標準読み取り時の復調回路
の増幅率では読み取りエラーとなるような再生出力の低
い磁気ストライプデータに対し、読み取りエラー率を低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気ストライプ読み取り装置の読
み取り動作を説明するための図。
【図2】磁気ストライプデータ再生時のエラー発生を説
明するための図。
【図3】磁気ストライプデータを読み取る固定サンプリ
ング方式及びビット追従サンプリング方式並びにエラー
を説明するための図。
【図4】本発明の一実施形態である磁気ストライプ読み
取り装置の構成を示す図。
【符号の説明】
11…プロセッサ,12…モータ制御回路,13…モー
タ,14…磁気ヘッド,15…増幅アンプ,16…復調
回路,17…メモリ、S…サンプリングポイント。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ストライプに記録されたデータの二
    値化矩形波をサンプリングしてデータビットとして読み
    取り、該データビットが1又は0かの判定を行う磁気ス
    トライプ読み取り装置において、 前記データビットの変化点から前ビット長に対して一定
    の割合のポイントでサンプリングを行うビット追従サン
    プリング方式により読み取りエラーとなった場合、読み
    取りのリトライ時にビット変化点から一定のポイントで
    サンプリングを行う固定サンプリング方式に変更するこ
    と、 又は固定サンプリング方式により読み取りエラーとなっ
    た場合、読み取りのリトライ時にビット追従サンプリン
    グ方式に変更すること、 又は固定サンプリング方式により読み取りエラーとなっ
    た場合、読み取りのリトライ時に固定サンプリング方式
    のサンプリングポイントを時間軸に対してプラスまたは
    マイナス方向に変更することにより、 読み取りエラー率を低減することを特徴とする磁気スト
    ライプ読み取り装置。
JP8192157A 1996-07-22 1996-07-22 磁気ストライプ読み取り装置 Pending JPH1040326A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102956241A (zh) * 2011-08-22 2013-03-06 日本电产三协株式会社 磁性数据解调方法以及磁性数据解调装置

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CN102956241A (zh) * 2011-08-22 2013-03-06 日本电产三协株式会社 磁性数据解调方法以及磁性数据解调装置

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