JP2001202723A - 磁気カードリーダ及び磁気データの復調方法 - Google Patents

磁気カードリーダ及び磁気データの復調方法

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JP2001202723A
JP2001202723A JP2000012872A JP2000012872A JP2001202723A JP 2001202723 A JP2001202723 A JP 2001202723A JP 2000012872 A JP2000012872 A JP 2000012872A JP 2000012872 A JP2000012872 A JP 2000012872A JP 2001202723 A JP2001202723 A JP 2001202723A
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Yukio Kuroiwa
幸生 黒岩
Eiji Imai
栄治 今井
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Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リードエラーが発生した場合に、再度磁気カ
ードの読み取りを必要とせず、エラー部分を補正できる
ようにする。 【解決手段】 磁気カードと磁気ヘッド4とを相対的に
移動させ、磁気ヘッド4により得られる磁気カードのデ
ータを復調するようにした磁気カードリーダ1におい
て、磁気ヘッド4a,4bを上記移動方向に二つ設けて
磁気カードより同一のデータを取り込み二つの復調デー
タを得るようにするとともに、二つの復調データのう
ち、一方の復調データのエラーを検出するエラー検出部
5を設け、エラー検出部5により検出されたエラー箇所
を他方の復調データを用いて補正するエラー補正部6を
設けて、リードエラーが発生した場合に、二つの復調デ
ータのうち一方の復調データのエラー箇所を他方の復調
データを用いて正常な復調データに補正するようにして
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル情報記録
の読取装置及びデジタルデータの再生方法に関する。さ
らに詳述すると、本発明は、磁気カードリーダ及び磁気
データの復調方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気カードの磁気データを読み取
るカードリーダとして、例えば図7から図9に示すよう
なものが知られている。磁気カードリーダ101は、磁
気カード102を挿入しスライドさせる為のスライド溝
103と、磁気カード102の磁気データを読み取る磁
気ヘッド104と、読み取った信号を処理する回路基板
105を備えている。磁気カード102の表面には、磁
気データが記録された磁気ストライプ106が設けられ
おり、磁気カード102をスライド溝103に差し込む
ことにより、磁気ストライプ106に磁気ヘッド104
が接触するようになっている。磁気データの読み取り
は、磁気カードリーダ101が手動式の場合は手動で、
磁気カードリーダ101がモータ搬送式の場合は搬送ロ
ーラ等により、磁気カード102をスライド溝103に
挿入して図中矢印A方向にスライド移動させることによ
って行なう。これにより、磁気ストライプ106と磁気
ヘッド104との相対位置が移動して、磁気ヘッド10
4が磁気ストライプ106上の磁気データを逐次読み取
るようになっている。そして磁気ヘッド104で読み取
った磁気データはアナログ信号として回路基板105に
入力され、復調回路107で波形整形されてデジタルデ
ータに復調される。復調されたデータはメモリ109に
蓄積され、CPU108によりICインタフェース11
0を介して図示しないホストコンピュータへと送信され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
磁気カードリーダ101では、磁気カード102の速度
が著しく低下あるいは停止した場合に磁気データが読み
取れず、リードエラーが発生するという問題がある。磁
気カードリーダ101が手動式の場合は、人手によるた
めに一定の速度で磁気カード102を操作するのは難し
く、速度が遅くなってリードエラーが発生する確率が高
い。特に操作に慣れない人は、カードの挿入途中でカー
ドを持ち替える傾向があり、このとき磁気カード102
が完全に停止してしまうため、リードエラーが発生して
しまう。また、磁気カードリーダ101がモータ搬送の
場合においても、搬送ローラの衝突などにより部分的に
リードエラーが発生する場合がある。従来の磁気カード
リーダ101では、読み取ったデータの一部にでもこの
ようなリードエラーが発生した場合は、再度磁気カード
102を読み込む必要がある。
【0004】そこで本発明は、リードエラーが発生した
場合でも、再度磁気カード102の読み取りを必要とせ
ず、エラー部分を補正できる磁気カードリーダ及び磁気
データの復調方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、磁気カードと磁気ヘッドと
を相対的に移動させ、磁気ヘッドにより得られる磁気カ
ードのデータを復調するようにした磁気カードリーダに
おいて、磁気ヘッドを上記移動方向に二つ設けて磁気カ
ードより同一のデータを取り込み二つの復調データを得
るようにするとともに、二つの復調データのうち、少な
くとも一方の復調データのエラーを検出するエラー検出
部を設け、エラー検出部により検出されたエラー箇所を
他方の復調データを用いて補正するエラー補正部を設け
ている。
【0006】この場合、二つの磁気ヘッドは、磁気カー
ドの読み取り方向に直列に配置され、磁気カードを磁気
カードリーダに差し込むことにより、磁気カードの表面
に付設された磁気ストライプに接触する。同一磁気スト
ライプ上の同一磁気データは二つの磁気ヘッドで各々ア
ナログ信号として読み取られ、各アナログ信号は波形整
形されて「1」または「0」のビットで表現された1/
0データの集合体である復調データに復調される。これ
により、二つの復調データを得るようにしている。ここ
で、磁気カードの読み取り中にリードエラーが発生した
場合、本来の正しいビットに復調されないエラー(以
下、ビットエラーという。)が発生する。そこで、エラ
ー検出部は二つの復調データのビットエラーを検出す
る。ビットエラーが検出された場合に、エラー補正部
が、二つの復調データのうち一方の復調データのエラー
箇所を他方の復調データを用いて正常な復調データに補
正する。二つの磁気ヘッドは磁気ストライプ上の異なっ
た場所を復調しているので、他方の復調データは正常と
考えられるからである。これにより、リードエラーが発
生した場合でも、再度磁気カードの読み取りを必要とせ
ず、エラー部分を補正することができる。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
磁気カードリーダにおいて、エラー補正部は、復調デー
タの文字単位ごとに補正するようにしている。
【0008】ここで、復調データの所定のビット集合は
文字単位のデータ(以下、文字データという。)を構成
し、復調データ全体はこれら文字データの集合から成っ
ている。エラー検出部は、二つの復調データに対しかか
る文字データごとのエラーチェックを行なう。エラー補
正部は、エラーが検出された場合に、二つの復調データ
のうちエラーが検出された一方の文字データを当該文字
データに対応する他方の正常な文字データで置き換え
て、正常な復調データに補正する。
【0009】また、請求項3に記載の発明のように、請
求項2記載の磁気カードリーダにおいて、エラー検出部
は復調した文字単位ごとのパリティの正誤の検出をする
ものとしてもよい。従来のビットエラー検出に利用され
ているパリティチェックを利用して文字単位のエラー検
出を行ない、二つの復調データのうちエラーが検出され
た一方の文字データを当該文字データに対応する他方の
正常な文字データで置き換えて、正常な復調データに補
正することができる。
【0010】請求項4記載の発明は、磁気カードと磁気
ヘッドとを相対的に移動させ、磁気ヘッドにより得られ
る磁気カードのデータを復調するようにした磁気データ
の復調方法において、磁気ヘッドを上記移動方向に二つ
設けて磁気カードより同一のデータを取り込み、二つの
磁気ヘッドから二つの復調データを得て二つの復調デー
タを作成するとともに、復調データにおけるエラーを文
字単位ごと検出し、検出されたエラーを他方の復調デー
タを用いて補正する磁気データの復調方法である。
【0011】この場合、二つの磁気ヘッドにより、同一
磁気ストライプ上の同一磁気データをアナログ信号とし
て読み取り、アナログ信号を波形整形して「1」または
「0」のビットで表現された1/0データの集合体であ
る復調データに復調する。これにより、二つの復調デー
タを得るようにしている。ここで、磁気カードの読み取
り中にリードエラーが発生した場合、復調データにビッ
トエラーが発生するが、二つの磁気ヘッドは異なる位置
を復調しているので、一方で発生したエラー箇所は他方
ではエラーとはなっていない筈である。そこで、二つの
復調データに対し文字データごとのビットエラーを検出
し、エラーが検出された場合に、二つの復調データのう
ちエラーが検出された一方の文字データを当該文字デー
タに対応する他方の正常な文字データで置き換えて、正
常な復調データに補正する。
【0012】また、請求項5に記載の発明のように、請
求項4記載の磁気データの復調方法において、二つの復
調データを、1/0で表した1/0データでメモリに格
納した後、上記1/0データの集合体である復調データ
を文字単位で補正するようにしても良い。この場合、エ
ラー検出及びエラー補正の処理対象となる二つの復調デ
ータはメモリに保存されるため、エラー検出及びエラー
補正の処理のタイミングを特に限定せずに磁気データの
復調を行なうことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施形態に基づいて詳細に説明する。図1から図6に本
発明である磁気カードリーダ1及び磁気データの再生方
法の実施の一形態を示す。
【0014】本発明の磁気カードリーダ1は、磁気カー
ド2と磁気ヘッド4とを相対的に移動させ、磁気ヘッド
4により得られる磁気カード2のデータを復調するよう
にした磁気カードリーダであり、磁気ヘッド4を二つ設
けて磁気カード2より同一のデータを取り込み二つの復
調データを得るようにするとともに、二つの復調データ
のうち、一方の復調データのエラーを検出するエラー検
出部5と、エラー検出部5により検出されたエラー箇所
を他方の復調データを用いて補正するエラー補正部6と
を備えている。
【0015】図2に示すように磁気カードリーダ1に
は、磁気カード2を挿入しスライドさせる為のスライド
溝3と、磁気カード2の磁気データを読み取る磁気ヘッ
ド4a,4bと、読み取った磁気データを処理する回路
基板7が設けられており、磁気ヘッド4a,4bは、同
一のデータを読み取るように磁気カード2の読み取り方
向に直列に配置される。また図3に示すように、磁気カ
ード2の表面には磁気データが記録された磁気ストライ
プ8が付設されており、磁気カード2をスライド溝3に
差し込むことにより、磁気ストライプ8に磁気ヘッド4
a,4bが接触するようになっている。これにより、同
一磁気ストライプ8上の同一磁気データを二つの磁気ヘ
ッド4a,4bで読み取り、二つの復調データを得るよ
うにしている。なお、磁気ヘッド4a,4bの設置間隔
は、磁気ストライプ8の磁気データを取り込める範囲で
あれば特に限定されるものではない。
【0016】ここで、磁気データの読み取りは、手動式
の磁気カードリーダの場合は手動で、モータ搬送式の磁
気カードリーダの場合は搬送ローラ等により、磁気カー
ド2をスライド溝3に挿入して図2の矢印A方向にスラ
イド移動させることによって行なう。これにより、磁気
ストライプ8と磁気ヘッド4a,4bとの相対位置が移
動して、磁気データを逐次読み取っている。なお、図2
に示す磁気カードリーダ1は手動式のものを例示してい
るが、もちろん、モータ搬送式等の磁気カードリーダを
用いても良い。
【0017】磁気ヘッド4a,4bで読み取った磁気デ
ータはアナログ信号として回路基板7に入力される。図
4(A)は磁気ヘッド4aが読み取った磁気データのア
ナログ波形を、図4(B)は磁気ヘッド4bが読み取っ
た磁気データのアナログ波形を示している。ここで、横
軸Tは時間軸を示している。磁気ヘッド4a,4bは双
方とも同一の磁気ストライプ8から全データを読み取る
が、その読み取り位置の違いから、同図に示すように時
間的なずれが生じている。
【0018】磁気ヘッド4a,4bで読み取った二つの
アナログ信号は、各々復調回路9,9で波形整形されて
二つのデジタル信号となる。これら二つのデジタル信号
は1/0データの集合体である二つの復調データとして
各々独立に復調されて、メモリ10に保存される。
【0019】ここで、磁気カード2の読み取り中に急激
な速度変動等のためリードエラーが発生した場合、本来
の正しいビットに復調されずにビットエラーが発生す
る。エラー検出部5は、メモリ10に保存された二つの
復調データのビットエラーを検出するように構成され
る。なお、エラー検出部5の構成は、復調データのビッ
トエラーをCPU11によって検出処理するファームウ
ェアにより構成しても良く、あるいは専用のエラー検出
回路を設けても良い。
【0020】ところで、復調データの所定のビット集合
は文字単位のデータである文字データを構成し、復調デ
ータ全体はこれら文字データの集合から成る。エラー検
出部5は、かかる文字データごとのエラーチェックと復
調データ全体のエラーチェックとを、各々二つの復調デ
ータに対して行なう。
【0021】エラーチェックの方法としては、例えば、
従来のビットエラー検出に利用されている偶数パリティ
チェックを用いることができる。磁気ストライプ8に記
録されている元データには、文字データごとにパリティ
ビットが付加されており、またデータ全体の最後にもパ
リティビットが付加されている。パリティビットは、チ
ェック範囲内のビット集合に含まれる「1」の合計数が
偶数となるように付加される。これにより、エラー検出
部5は、文字データごとの偶数パリティチェックにより
当該文字データの正誤が検出でき、また復調データ全体
の偶数パリティチェックにより読み取った復調データの
正誤が検出できる。なお、エラーチェックの方法は、偶
数パリティチェックに限らず奇数パリティチェック等を
用いても良い。
【0022】エラー補正部6は、二つの復調データを利
用して、エラーが検出された一方の文字データを当該文
字データに対応する他方の正常な文字データで置き換え
て、正常な復調データに補正するように構成される。な
お、エラー補正部6の構成は、CPU11によってかか
るエラー補正を行なうファームウェアを構成しても良
く、あるいは専用のエラー補正回路を設けても良い。
【0023】図4で示したように、磁気ヘッド4a,4
bから得られる磁気データは時間的なずれが生じてい
る。この結果、当然これら磁気データから復調される復
調データにも時間的ずれが生じる。
【0024】図5は、ある時点においてリードエラーが
発生した状態、例えば手動式の場合に操作者が磁気カー
ド2を持ち替えたために磁気カード2が一時的に停止し
た状態を示している。この時、図5(A)に示す磁気ヘ
ッド4aの読み取った復調データ(以下、データAとい
う。)では、エラー発生時点で磁気ヘッド4aが読み取
っていた文字データ13aにつきビットエラーが発生し
ている。一方、図5(B)に示す磁気ヘッド4bの読み
取った復調データ(以下、データBという。)では、エ
ラー発生時点で磁気ヘッド4bが読み取っていた文字デ
ータ14bにつきビットエラーが発生している。このよ
うに、本来データAとデータBは同じ磁気ストライプ8
から読み取った同じデータではあるが、同時刻に発生し
たリードエラーの復調データへの影響箇所は相違する。
ここで、データAでビットエラーが発生した文字データ
13aに対応するデータBの文字データ13bは、エラ
ー発生時刻と別時刻で読み取っているため正常である可
能性が高い。そこで、エラー補正部6は、エラー検出部
5の文字データのエラーチェックでエラーが検出された
データAの文字データ13aを、データBの正常な当該
文字データ13bで置き換え、図5(C)に示す正常な
復調データを作成する。この時、データBもエラーチェ
ックしているので、文字データ13bが正常であること
は確認されているものとする。
【0025】このような構成により、リードエラーが発
生した場合に、二つの復調データのうち一方の復調デー
タのエラー箇所を他方の復調データを用いて正常な復調
データに補正することができる。
【0026】そして、正常な復調データは、CPU11
によりICインタフェース12を介して図示しないホス
トコンピュータへと送信される。
【0027】次に、上述した磁気カードリーダ1により
磁気データの復調を行う例を図6に示すフローチャート
に沿って説明する。
【0028】手動式の磁気カードリーダの場合は手動
で、モータ搬送式の磁気カードリーダの場合は搬送ロー
ラ等により、磁気カード2をスライド溝3に挿入して図
2の矢印A方向にスライド移動させ、磁気データの読み
取りを開始する(ステップ1)。磁気ストライプ8と磁
気ヘッド4a,4bとの相対位置が移動して、磁気デー
タが逐次読み取られ、アナログ信号として回路基板7に
入力される(ステップ1)。
【0029】回路基板7に入力された各磁気データは、
各々復調回路9,9で波形整形され二つの復調データと
してメモリ10に保存される(ステップ2)。磁気ヘッ
ド4a,4bにより磁気データをすべて読み取り二つの
復調データを得た後、磁気データの読み取りが終了する
(ステップ3)。
【0030】エラー検出部5は、磁気ヘッド4aの読み
取った復調データであるデータAに対し、文字データご
と及び復調データ全体の偶数パリティチェックを行なう
(ステップ4)。データAにエラーが検出されなけれ
ば、CPU11はデータAを正常なデータと判断して、
ホストコンピュータへ送信する(ステップ5)。
【0031】データAにエラーが検出された場合は、エ
ラー検出部5は磁気ヘッド4bの読み取ったデータBに
対し、文字データごと及び復調データ全体の偶数パリテ
ィチェックを行なう(ステップ6)。データBにエラー
が検出されなければ、CPU11はデータBを正常なデ
ータと判断して、ホストコンピュータへ送信する(ステ
ップ5)。
【0032】データA及びデータBの双方にエラーが検
出された場合、エラー補正部6によりデータの補正を行
なう(ステップ7)。データAでエラーが発生した文字
データに対応するデータBの文字データは、当該エラー
の発生時刻と別時刻で読み取っているため正常である可
能性が高い。そこでエラー補正部6は、エラーが検出さ
れたデータAの文字データを、当該文字データに対応す
るデータBの文字データで置き換えてデータAを補正す
る(ステップ7)。
【0033】さらにエラー補正部6での補正処理の信頼
性を高めるべく、エラー検出部5は、補正後のデータA
に対し文字データごと及び復調データ全体の再度の偶数
パリティチェックを行なう(ステップ8)。
【0034】補正後のデータAにエラーが検出されなけ
れば、CPU11は補正後のデータAを正常なデータと
判断して、ホストコンピュータへ送信する(ステップ
5)。一方、補正後のデータAのエラーが検出された場
合は、CPU11はエラーの補正は不可能と判断してホ
ストコンピュータにエラーを通知する(ステップ9)。
【0035】以上説明したように本発明の磁気カードリ
ーダ1及び磁気データの復調方法では、磁気ヘッド4を
二つ設けて二つの復調データを得て、かつ二つの復調デ
ータのうち一方の復調データのエラー箇所を他方の復調
データを用いて正常な復調データに補正するようにして
いるため、リードエラーが発生した場合でも、再度磁気
カード2の読み取りを必要とせず、エラー部分を補正す
ることができる。尚、双方の復調データのエラー箇所を
検出して補正し、両方が一致するかを検出するようにし
ておけば、より精度を向上させることができる。また、
二つの復調データからエラー箇所を補正できるので、一
つの補正用データを基にエラーを補正する場合に比べ、
読み取り精度を向上することができる。
【0036】また、本発明の磁気カードリーダ及び磁気
データの復調方法では、復調データ即ち1/0データの
レベルでエラーチェック及びデータの補正を行なってい
るので、波形整形前のアナログデータを解析して補正用
データを作成する等の処理に比して、磁気データの復調
処理を単純かつ高速に行なうことができる。
【0037】さらに、本発明の磁気カードリーダ及び磁
気データの復調方法では、波形整形後の復調データをメ
モリ10に保存している。このため、エラー時の補正用
データとして波形整形前のアナログデータをサンプリン
グし膨大な量のデータをメモリ10に保存する場合に比
べ、メモリ容量を大幅に節約できる。
【0038】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能
である。
【0039】例えば、磁気ヘッド4を二つ以上設けても
良い。設計上または生産コストの制約を考慮すると磁気
ヘッド4を設ける数には限界があるが、読み取る復調デ
ータが多いほど、エラー補正の精度を高めることができ
る。
【0040】また、二つある復調回路9,9のデジタル
信号の検出方式は特に限定されず、それぞれ異なるもの
を用いても良い。例えば、一方をピーク検出方式とし他
方をレベル検出方式とすることができる。
【0041】また、一方の磁気ヘッドが故障した場合
に、他方の磁気ヘッドだけで作動する磁気カードリーダ
として構成することもできる。これにより磁気カードリ
ーダの故障率を低くすることができる。
【0042】また本実施形態では、高い信頼性あるエラ
ー検出を行なうため文字データと復調データ全体の両エ
ラーチェックを行なう磁気カードリーダを用いたが、文
字データのエラーチェックのみを行なうものとしても良
い。あるいはデータBのエラーチェック(ステップ6)
を省略して、データAにエラーが検出された場合に、直
ちにエラー補正部6によりデータの補正を行なうものと
しても良い。または、補正後のデータAのエラーチェッ
ク(ステップ9)を省略するものとしても構わない。
【0043】また、エラー検出部5及びエラー補正部6
での処理は、図6のフローチャートに示すデータ読み取
り終了(ステップ3)の後に限られるものではない。エ
ラー検出部5及びエラー補正部6の処理対象となる二つ
の復調データはメモリ10に保存されているため、処理
のタイミングを特に限定せずに磁気データの復調を行な
うことができる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の磁気カードリーダによれば、磁気カードと磁気
ヘッドとを相対的に移動させ、磁気ヘッドにより得られ
る磁気カードのデータを復調するようにした磁気カード
リーダにおいて、磁気ヘッドを上記移動方向に二つ設け
て磁気カードより同一のデータを取り込み二つの復調デ
ータを得るようにするとともに、二つの復調データのう
ち、一方の復調データのエラーを検出するエラー検出部
を設け、エラー検出部により検出されたエラー箇所を他
方の復調データを用いて補正するエラー補正部を設けて
いるため、リードエラーが発生した場合でも、再度磁気
カードの読み取りを必要とせず、エラー部分を補正する
ことができる。また、二つの復調データからエラー箇所
を補正できるので、一つの補正用データを基にエラーを
補正する場合に比べ、読み取り精度を向上することがで
きる。また、復調データ即ち1/0データのレベルでエ
ラーチェック及びデータの補正を行なっているので、波
形整形前のアナログデータを解析して補正用データを作
成する等の処理に比して、磁気データの復調処理を単純
かつ高速に行なうことができる。さらに磁気ヘッドを二
つ設けた二系統の構成であるから、一方の磁気ヘッドが
故障した場合でも、他方の磁気ヘッドだけで作動可能で
あり磁気カードリーダの故障率を低くすることができ
る。
【0045】さらに、請求項2に記載の磁気カードリー
ダによれば、エラー補正部は、復調データの文字単位ご
とに補正しているので、所定のビット集合ごとにまとめ
て補正することができる。これにより、補正処理の単純
化と高速化を図ることができる。
【0046】さらに、請求項3に記載の磁気カードリー
ダのように、エラー検出部は復調した文字単位ごとのパ
リティの正誤の検出をするものとしてもよい。従来のビ
ットエラー検出に利用されているパリティチェックを用
いることにより、容易に信頼性のあるエラー検出及びエ
ラー補正を行なうことができる。
【0047】また、請求項4記載の磁気データの復調方
法によれば、磁気カードと磁気ヘッドとを相対的に移動
させ、磁気ヘッドにより得られる磁気カードのデータを
復調するようにした磁気データの復調方法において、磁
気ヘッドを上記移動方向に二つ設けて磁気カードより同
一のデータを取り込み、二つの磁気ヘッドから二つの復
調データを得て二つの復調データを作成するとともに、
復調データにおけるエラーを文字単位ごと検出し、検出
されたエラーを他方の復調データを用いて補正するた
め、リードエラーが発生した場合でも、再度磁気カード
の読み取りを必要とせず、エラー部分を補正することが
できる。また、二つの復調データからエラー箇所を補正
できるので、一つの補正用データを基にエラーを補正す
る場合に比べ、読み取り精度を向上することができる。
また、復調データ即ち1/0データのレベルでエラーチ
ェック及びデータの補正を行なっているので、波形整形
前のアナログデータを解析して補正用データを作成する
等の処理に比して、磁気データの復調処理を単純かつ高
速に行なうことができる。
【0048】さらに、請求項5に記載の磁気データの復
調方法のように、二つの復調データを、1/0で表した
1/0データでメモリに格納した後、上記1/0データ
の集合体である復調データを文字単位で補正するように
しても良い。これにより、エラー検出及びエラー補正の
処理対象となる二つの復調データはメモリ10に保存さ
れるため、エラー検出及びエラー補正の処理のタイミン
グは特に限定されず、設計の自由度を高くすることがで
きる。さらに、本発明の磁気データの復調方法では、波
形整形後の復調データをメモリに保存しているため、エ
ラー時の補正用データとして波形整形前のアナログデー
タをサンプリングし膨大な量のデータをメモリに保存す
る場合に比べ、メモリ容量を大幅に節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気カードリーダ及び磁気データの復
調方法の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の磁気カードリーダの概略側面図であ
る。
【図3】磁気カードから磁気データを読み取る状態を示
す概念図である。
【図4】2つ磁気ヘッドから読み取ったアナログ信号の
波形を示す簡略図であり(A)は一方の磁気ヘッドから
読み取った波形を、(B)は他方の磁気ヘッドから読み
取った波形を示す。
【図5】エラー補正の一例を示す簡略図であり、(A)
は一方の磁気ヘッドから読み取り復調したデータを、
(B)は他方の磁気ヘッドから読み取り復調したデータ
を、(C)は修正された復調データを示す。
【図6】本発明の磁気データの復調方法の一例を示すフ
ローチャートである。
【図7】従来の磁気カードリーダ及び磁気データの復調
方法の構成を示すブロック図である。
【図8】従来の磁気カードリーダの概略側面図である。
【図9】従来の磁気カードから磁気データを読み取る状
態を示す概念図である。
【符号の説明】
1 磁気カードリーダ 2 磁気カード 4 磁気ヘッド 5 エラー検出部 6 エラー補正部 10 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 5/02 G11B 5/02 Z 5/09 321 5/09 321Z 361 361Z Fターム(参考) 5B058 CA31 KA22 KA27 5B072 AA02 CC02 CC27 HH01 HH11 5D031 AA06 DD20 FF01 FF03 HH16 HH20 5D091 AA11 BB06 DD30 GG27 HH20 JJ21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気カードと磁気ヘッドとを相対的に移
    動させ、上記磁気ヘッドにより得られる上記磁気カード
    のデータを復調するようにした磁気カードリーダにおい
    て、上記磁気ヘッドを上記移動方向に二つ設けて上記磁
    気カードより同一のデータを取り込み二つの復調データ
    を得るようにするとともに、上記二つの復調データのう
    ち、少なくとも一方の復調データのエラーを検出するエ
    ラー検出部を設け、上記エラー検出部により検出された
    エラー箇所を他方の復調データを用いて補正するエラー
    補正部を設けたことを特徴とする磁気カードリーダ。
  2. 【請求項2】 前記エラー補正部は、復調データの文字
    単位ごとに補正するものであることを特徴とする請求項
    1記載の磁気カードリーダ。
  3. 【請求項3】 前記エラー検出部は、復調した文字単位
    ごとのパリティの正誤の検出をするものであることを特
    徴とする請求項2記載の磁気カードリーダ。
  4. 【請求項4】 磁気カードと磁気ヘッドとを相対的に移
    動させ、上記磁気ヘッドにより得られる上記磁気カード
    のデータを復調するようにした磁気データの復調方法に
    おいて、上記磁気ヘッドを上記移動方向に二つ設けて上
    記磁気カードより同一のデータを取り込み、上記二つの
    磁気ヘッドから二つの復調データを得て上記二つの復調
    データを作成するとともに、上記復調データにおけるエ
    ラーを文字単位ごと検出し、上記検出されたエラーを他
    方の復調データを用いて補正するようにしたことを特徴
    とする磁気データの復調方法。
  5. 【請求項5】 前記二つの復調データを、1/0で表し
    た1/0データでメモリに格納した後、上記1/0デー
    タの集合体である復調データを文字単位で補正するよう
    にしたことを特徴とする請求項4記載の磁気データの復
    調方法。
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