JP2010238285A - カードリーダおよび磁気ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】磁化強度が変動した磁気ストライプからでも正確に磁気データを読み出すことができるカードリーダを提供する。
【解決手段】カード操作部11は、磁気カードが自動、あるいは手動で挿入されるスリット11aを備えている。カード操作部11には、スリット11aに近接して磁気ヘッド12が配置される。磁気ヘッド12は、互いに読み取り感度の異なる2つのピックアップコイルを備える。信号処理部13は、増幅回路13a,13bおよび加算回路13cを備える。加算回路13cは、増幅回路13a,13bから出力される電気信号を比較して、それぞれ検出された読み取り結果のうちから有効部分を抽出して合成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気ストライプを有する磁気カードから該磁気ストライプに記録された磁気データを読み取るカードリーダおよび磁気ヘッドに関する。
近年、磁気カードの利用分野は益々拡大し、磁気カードはあらゆる分野で利用されている。磁気カードは、その使用頻度や保管状況によって、そこに記録されたデータの磁化レベルにばらつきが発生する。それに伴って、長期間の使用中に磁気カードの磁化レベルが低下した場合でも、安定したデータの読み取りが可能な磁気カードリーダが要求されている。
図6は、従来の磁気カードリーダの一例を示す図である。
カードリーダ100は、カードを操作するためのカード操作部110を有する。カード操作部110は、磁気カードが自動、あるいは手動で挿入されるスリット111を備えている。このスリット111には磁気ヘッド120が近接して配置され、スリット111を通過する磁気カード上の磁気ストライプから、磁界強度の強弱によって記録された磁気データを読み取ることができる。
磁気ヘッド120には、一般に鉄心にコイルを巻き付けて構成されるピックアップコイルが磁気ストライプに対応して設けられている。カード操作部110では、磁気カードがスリット111を通過する際に磁気ヘッド120により順次に磁気データが読み取られ、電気信号として磁気ヘッド120から信号処理部130に出力される。この信号処理部130は、所定の増幅率で電気信号を増幅する増幅回路131などを備えていて、ここに入力された電気信号の波形整形処理が行われる。
さて、一般にこうした磁気カードリーダでは、磁気データを電気信号に変換する際に、ピックアップコイルの感度を調整しておくことで、磁気カードの仕様に定められた磁気強度であれば確実に磁気データを読み取ることができる。また、磁気ストライプから読み取られる磁気データのプリアンブル信号に基づいて増幅回路131のゲインを調整することで、磁気カードのデータ読み取り結果を、信号処理部130の後段に接続されたパソコンなどに適正レベルで出力できる。
ところが、磁気データの消磁や汚れ等によりリードマージンが悪化すると、磁気記録データの読み取り再生時にリードエラーが生じることがある。そこで、磁気記録媒体のトラック幅に対して相対的に幅の狭いコア幅の幅狭磁気ヘッドと、磁気記録媒体のトラック幅に対して相対的に幅の広いコア幅の幅広磁気ヘッドとを用意しておいて、これらと選択スイッチ手段を介して再生回路が接続されるようにして、再生回路の読み取りエラー信号を用いて選択スイッチ手段を切替える磁気記録データの再生装置の発明がなされている(例えば、特許文献1参照。)。
また、磁気カード読み取り装置は、経年使用によって磁気カードとの摩擦でヘッドの表面が摩耗するなどして、再生ヘッドからの出力が低下する。そこで、スライスレベルが固有の大きさに設定された複数のセンス回路を用意し、再生ヘッドからの再生出力の変化に応じていずれか1つのセンス回路の出力を選択することで、リードエラーの発生率を低減して、データ読み出しの精度を高めるようにした発明がなされている(例えば、特許文献2参照。)。
さらに、磁気ヘッドの汚れなどによって磁気ヘッドと磁気ストライプ間のギャップが大きくなった場合、また書き込みレベルの低い磁気ストライプデータを読み込んだ場合、従来装置では十分な再生出力を得られず、誤読み取りもしくは読み取り不可能となることがあった。そこで、再読み取り(リトライ)時に、固定サンプリング方式のサンプリングポイントをプラスまたはマイナス方向に変更し、あるいは読み取り時の復調回路の増幅率を上げることにより、読み取りエラー率を低減するようにした発明がなされている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平08−315307号公報 特開平02−244407号公報 特開平10−040326号公報
ところが、同じ1枚の磁気カードでも、その保管状態などによって磁気ストライプの一部で磁気データの磁化強度が変動すれば、上述した従来装置では、記録データが部分的に読み取れなくなるという不具合が生じる。
図7は、不具合のある磁気カードから読み出される電気信号のレベル変動を示す図である。カード操作部110のスリット111に磁気カード200が挿入されたとき、その磁気ストライプの一部分で磁化強度が低下していると、磁気ヘッド120から出力される電気信号が設定されたスライスレベルの電圧Vsを下回るから、その記録情報が部分的に読み取られなくなるおそれがあった。
すなわち、時刻t0で磁気データが読み始められ、読み出される電気信号が時刻t0以降にスライスレベル以下になるとすれば、その後しばらくは磁気ヘッド120から電気信号が取得できなくなる。そこで、その信号強度に適応するように信号処理部130で増幅回路131の増幅率を適正ゲインに再設定することにより、時刻t2では磁気ヘッド120からの信号強度がスライスレベルを上回り、時刻t3以降には読み取りが可能になる。しかし、単一の感度を設定したピックアップコイルでは、急峻な電気信号のレベル変動があると、増幅率の変更だけでは磁化強度の変動に十分に追従することができず、磁気データを正確に読み取れなくなる。
しかも、カードリーダ100で磁気カード200に記録されたデータを読み出すことができないとき、その原因を調査して対策を立てる必要がある。ところが、不具合が生じた磁気カードであっても、多くの場合にはそれを所有する人物の個人情報などが含まれていることから、その原因調査のために磁気カード200を磁気カードリーダのメーカ側が独自に入手することは困難であった。とくに、金融情報を記録した磁気カードなどでは、顧客情報の漏えい問題が生じるおそれもあった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、磁化強度が変動した磁気ストライプからでも正確に磁気データを読み出すことができるカードリーダおよび磁気ヘッドを提供することを目的とする。
本発明では、上記問題を解決するために、磁気ストライプを有する磁気カードから磁気ストライプに記録された磁気データを読み取るカードリーダが提供される。このカードリーダは、互いに読み取り感度の異なる複数のピックアップコイルと、磁気ストライプからピックアップコイルが読み取った各電気信号を合成処理する信号処理回路と、を備え、磁気ストライプ内の磁気データを補正するように構成される。
このカードリーダでは、複数のピックアップコイルは互いに読み取り感度の異なるものであり、信号処理回路は磁気ストライプからピックアップコイルが読み取った各電気信号を合成処理することで、磁気ストライプ内の磁気データを補正するようにした。したがって、磁化強度が変動した磁気ストライプからでも正確に磁気データを読み出すことができる。
また、本発明の磁気ヘッドは、磁気カードの磁気ストライプに記録された磁気データを読み取る際に、磁気データを電気信号として読み出す際の読み取り感度が異なる複数のピックアップコイルと、磁気データの読み取りに使用するピックアップコイルを指示して、ピックアップコイルの選択を行う選択回路と、を備え、磁気ストライプから読み取った電気信号が正常に処理できないデータである場合、選択回路では別の感度を有するピックアップコイルを選択するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、磁気データに部分的な劣化があるなど、記録信号に問題のある磁気カードから正確に磁気データを読み出すことができる。
第1の実施の形態のカードリーダの構成を示す図である。 第1の実施の形態の磁気ヘッドおよび信号処理部の構成を示す図である。 第1の実施の形態の信号処理部における信号処理動作の例を示す図である。 第2の実施の形態のカードリーダの構成を示す図である。 第3の実施の形態のカードリーダの構成を示す図である。 従来の磁気カードリーダの一例を示す図である。 不具合のある磁気カードから読み出される電気信号のレベル変動を示す図である。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
以下、第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、第1の実施の形態のカードリーダの構成を示す図である。カードリーダ10は、カード操作部11、磁気ヘッド12および信号処理部13を有する。
カード操作部11は、磁気カードの操作を受け付ける。カード操作部11は、磁気カードが自動、あるいは手動で挿入されるスリット11aを備えている。
磁気ヘッド12は、スリット11aに近接してカード操作部11に設けられる。磁気ヘッド12は、磁気カードの磁気ストライプに記録された磁気データを読み取る。磁気ヘッド12は、互いに読み取り感度の異なる2つのピックアップコイルを備えており、それぞれのピックアップコイルで生成した電気信号を信号処理部13に出力する。
信号処理部13は、磁気ヘッド12から入力される電気信号に応じた信号処理を行う。信号処理部13は、増幅回路13a,13bおよび加算回路13cを備えている。
増幅回路13a,13bは、所定の増幅率で電気信号を増幅する。
加算回路13cは、増幅回路13a,13bから出力される電気信号を比較して、それぞれ検出された読み取り結果のうちから有効部分を抽出して合成する。
信号処理部13には磁気カードから2つの異なる感度で読み取られた磁気データが磁気ヘッド12から入力される。そして、信号処理部13は、これらの電気信号を合成して波形整形するなどの信号処理を行う。このとき、信号処理部13は、同じ磁気ストライプの磁気データから2つの電気信号として出力されたものからそれぞれの有効部分を合成する。これにより、磁気ストライプ内の劣化した磁気データを適正に取得することができる。
図2は、第1の実施の形態の磁気ヘッドおよび信号処理部の構成を示す図である。
磁気ヘッド12は、それぞれ鉄心にコイルを異なる巻数で巻き付けた2つのピックアップコイル12a,12bを有する。
ピックアップコイル12a,12bは、互いにその読み取り感度が異なる。また、ピックアップコイル12a,12bは、一本の磁気ストライプから同一の磁気データに対して、別々の電気信号を読み出すことができるよう、磁気ヘッド12内で互いに磁気的に分離されている。ピックアップコイル12a,12bは、増幅回路13a,13bに各電気信号を出力するとともに、変化点検出回路C1に各電気信号を出力する。
加算回路13cは、変化点検出回路C1、可変抵抗R1,R2、オペアンプC2および抵抗R3を有する。
変化点検出回路C1は、ピックアップコイル12a,12bからの各電気信号の変化点を検出し、そのときの信号レベルに応じた合成時の重み付けパラメータを決定する。変化点検出回路C1は、決定した重み付けパラメータを可変抵抗R1,R2に出力する。
可変抵抗R1,R2は、変化点検出回路C1から受け付ける重み付けパラメータによって、抵抗値を変化させる。
オペアンプC2は、可変抵抗R1,R2からの入力と異なるもう一方の入力(図2では図示せず)が接地され、可変抵抗R1,R2からの電気信号の重み付け加算を可能とするものである。
抵抗R3は負帰還用の抵抗である。抵抗R3には、可変抵抗R1,R2からの電気信号が流れる。可変抵抗R1,R2を流れた電流値の合計と抵抗R3の抵抗値によって、加算回路13cから出力される電気信号の信号レベルが決定される。具体的には、増幅回路13a,13bからの信号レベルがそれぞれV1,V2であり、可変抵抗R1,R2および抵抗R3の抵抗値がそれぞれR1,R2およびR3である場合、加算回路13cの出力電圧V0は、V0=−R3((V1/R1)+(V2/R2))となる。
このようにして、加算回路13cは、増幅回路13a,13bからの電気信号の重み付け加算を行う。
図3は、第1の実施の形態の信号処理部における信号処理動作の例を示す図である。
図3(a),(b)には、ピックアップコイル12a,12bから出力される電気信号のレベル変動を示している。期間T1では、磁気ヘッド12で正常に記録された磁気データが読み取られ、期間T2では、磁化強度が低下している磁気データが読み取られ、期間T3では、再び正常に記録された磁気データが読み取られているものとする。
図3(c)は、磁気ストライプの先頭部分から読み出されたプリアンブル信号で生成された同期用の基準クロックである。同図(d),(e)に示すように、ピックアップコイル12aよりピックアップコイル12bの感度が高く設定されているとすれば、期間T1に増幅回路13aから出力される電気信号は、増幅回路13bから出力される電気信号より振幅が小さくなる。
このとき、変化点検出回路C1は、基準クロックに同期して各変化点での信号をスライスレベルと比較する。そして、変化点検出回路C1は、可変抵抗R1側の電気信号の信号レベルがスライスレベルよりも低く、かつ、可変抵抗R2側の電気信号の信号レベルがスライスレベルよりも高い場合、可変抵抗R1側の電気信号の合成時の寄与を小さくし、可変抵抗R2側の電気信号の合成時の寄与を大きくする。すなわち、変化点検出回路C1は、可変抵抗R1側の電気信号の重み付けを小さく(例えば、抵抗値を基準値から+50%)し、可変抵抗R2側の電気信号の重み付けを大きく(例えば、抵抗値を基準値から−50%)する。このように、期間T2になって磁気データの磁化強度が低下した場合でも、可変抵抗R1,R2で重み付けされた信号を加算することで、期間T2で読み取られた磁気ストライプの磁気データは、正常な電気信号に対応付けられて加算回路13cから出力される。
なお、上述したピックアップコイル12a,12bの感度は、微弱な信号を読み出す側(ピックアップコイル12b)を通常の感度の2倍程度に設定する。また、磁気カードの保磁力には、基準時で650±50エルステッドが想定されている。
本実施の形態では、ピックアップコイル12aよりピックアップコイル12bの感度が高く設定されている場合について説明した。しかし、これに限るものではなく、ピックアップコイル12aよりピックアップコイル12bの感度が低く設定されている場合についても、同様の考え方に基づき、可変抵抗R1側の電気信号の合成時の寄与を大きくし、可変抵抗R2側の電気信号の合成時の寄与を小さくすることで実現することが可能である。また、ピックアップコイルを複数設けた場合であっても、上述の技術手段を応用し、各々のピックアップコイルの感度に基づき、各々の可変抵抗の合成における寄与度合いを適時設定することで実現することが可能である。
[第2の実施の形態]
以下、第2の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。前述の第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については説明を省略する。
図4は、第2の実施の形態のカードリーダの構成を示す図である。カードリーダ20は、カード操作部21、磁気ヘッド22,23および信号処理部24を有する。
カード操作部21は、第1の実施の形態のカードリーダ10のカード操作部11に対応する。また、カード操作部21が備えるスリット21aは、第1の実施の形態のスリット11aに対応する。
磁気ヘッド22,23は、互いに読み取り感度の異なるピックアップコイルを備える。磁気ヘッド22,23は、それぞれのピックアップコイルにより、異なる信号レベルの電気信号を生成し、信号処理部24に出力する。
信号処理部24は、第1の実施の形態のカードリーダ10の信号処理部13に対応する。また、信号処理部24が備える増幅回路24a,24bおよび加算回路24cは、第1の実施の形態の増幅回路13a,13bおよび加算回路13cに対応する。なお、増幅回路24a,24bでは、磁気ヘッド22,23で読み取られた各電気信号を異なる増幅度で増幅してもよい。
このように、カードリーダ20では、磁気ヘッド22,23毎に読み取られた電気信号を同じ磁気ストライプの磁気データからの2つの電気信号として信号処理部24に出力する。信号処理部24は、2つの電気信号の有効部分を図3で示した第1の実施の形態と同様の方法により合成する。これにより、磁気ストライプ内の劣化した磁気データを適正に読み取ることができる。
本実施の形態では、磁気ヘッドが2つの場合について説明した。しかし、これに限るものではなく、磁気ヘッドを複数設けた場合であっても、上述の技術手段を応用し、各々の磁気ヘッドからの信号を信号処理部に出力する様にすることで実現することが可能である。
[第3の実施の形態]
以下、第3の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。前述の第1,2の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については説明を省略する。
図5は、第3の実施の形態のカードリーダの構成を示す図である。カードリーダ30は、カード操作部31、磁気ヘッド32および信号処理部33を有する。
カード操作部31は、第1の実施の形態のカードリーダ10のカード操作部11に対応する。また、カード操作部31が備えるスリット31aは、第1の実施の形態のスリット11aに対応する。
磁気ヘッド32は、円柱状に形成され、円の中心軸32dを中心に回転する機構を備える。磁気ヘッド32は、一本の磁気ストライプの記録トラックに対して感度の異なる3つのピックアップコイル32a,32b,32cが切替え可能に配置されている。ピックアップコイル32a,32b,32cは、例えばピックアップコイル32bが通常の感度に設定されているとすれば、ピックアップコイル32aの感度がその二分の一に、ピックアップコイル32cの感度がその2倍に設定されている。
信号処理部33は、増幅回路33aおよび選択回路33bを有する。
増幅回路33aは、所定の増幅率で電気信号を増幅する。
選択回路33bは、磁気ヘッド32から出力される電気信号では磁気データを正常に読み出せない場合に、磁気ヘッド32に対してそのピックアップコイル32a,32b,32cを切替えるように指示する。例えば、通常運用時は、通常感度のピックアップコイル32bを使用するようにする。そして、ピックアップコイル32bからの読み取り信号レベルが低いと判断した(された)場合は、感度が高いピックアップコイル32cに切り替えて使用するようにし、また、ピックアップコイル32bからの読み取り信号レベルが高いと判断した(された)場合は、感度が低いピックアップコイル32aに切り替えて使用するようにすることで、最適な状態で磁気ストライプに記録された磁気情報を読み取ることが可能となる。
なお、選択回路33bに代えて、信号処理部33の後段に配置される情報処理装置などからピックアップコイル32a,32b,32cの切替えを指示してもよい。また、切り替え指示を報知手段(ランプやブザー、チャイムなど)により、使用者に報知し、使用者により手動で切り替えることにしてもよい。
このように、カードリーダ30では、磁気カードからのデータ読み取りが失敗した場合に、磁気ヘッド32を左右いずれかに回転させる(する)などして、ピックアップコイル32a,32b,32cを選択して再度のデータ読み取りを行うことができる。したがって、読み取りエラーがあった場合、カード操作部31に対する再度のカード操作を磁気カードの操作者に指示するなどすれば、磁化強度が変動した磁気ストライプからでも正確に磁気データを読み出すことができる。
以上、本発明のカードリーダおよび磁気ヘッドを図示の実施の形態に基づいて説明したが、これらに限定されるものではなく、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。また、本発明は前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
本発明のカードリーダおよび磁気ヘッドは、POS(Point Of Sales)端末などのデータ処理装置に適用でき、とりわけ金融情報が記録された磁気カードでの読み取り精度を向上することが期待される。
10,20,30 カードリーダ
11,21,31 カード操作部
11a,21a,31a スリット
12,22,23,32 磁気ヘッド
12a,12b,32a,32b,32c ピックアップコイル
13,24,33 信号処理部
13a,13b,24a,24b,33a 増幅回路
13c,24c 加算回路
33b 選択回路
C1 変化点検出回路
C2 オペアンプ
R1,R2 可変抵抗
R3 抵抗

Claims (6)

  1. 磁気ストライプを有する磁気カードから当該磁気ストライプに記録された磁気データを読み取るカードリーダにおいて、
    互いに読み取り感度の異なる複数のピックアップコイルと、
    前記磁気ストライプから前記ピックアップコイルが読み取った各電気信号を合成処理する信号処理回路と、
    を備え、前記磁気ストライプ内の磁気データを補正するようにしたことを特徴とするカードリーダ。
  2. 前記信号処理回路は、前記ピックアップコイル毎に読み取られた前記電気信号を異なる増幅度で増幅してから合成処理することを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。
  3. 前記ピックアップコイルは、前記磁気ストライプの記録トラックに対応して配置された磁気ヘッドに複数設けられていることを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。
  4. 前記ピックアップコイルは、前記磁気ストライプの記録トラックに対して配置された複数の磁気ヘッドにそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。
  5. 磁気カードの磁気ストライプに記録された磁気データを読み取る磁気ヘッドにおいて、
    前記磁気データを電気信号として読み出す際の読み取り感度が異なる複数のピックアップコイルと、
    前記磁気データの読み取りに使用する前記ピックアップコイルを指示して、前記ピックアップコイルの選択を行う選択回路と、
    を備え、前記磁気ストライプから読み取った電気信号が正常に処理できないデータである場合、前記選択回路では別の感度を有するピックアップコイルを選択するようにしたことを特徴とする磁気ヘッド。
  6. 前記ピックアップコイルは、前記磁気ストライプの記録トラックに対して物理的に切替え可能に配置されていることを特徴とする請求項5記載の磁気ヘッド。
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