JP2001143218A - 磁気ヘッド及びこれを用いた磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ヘッド及びこれを用いた磁気ディスク装置

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JP2001143218A
JP2001143218A JP32841299A JP32841299A JP2001143218A JP 2001143218 A JP2001143218 A JP 2001143218A JP 32841299 A JP32841299 A JP 32841299A JP 32841299 A JP32841299 A JP 32841299A JP 2001143218 A JP2001143218 A JP 2001143218A
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幸也 清水
Mikio Suzuki
幹夫 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生信号の誤り確率を低減し、再生時に発生
する再生動作の繰り返し回数を低減すること。 【解決手段】 再生素子を備えて記録媒体からの信号を
再生する磁気ヘッドにおいて、同一のトラックからの信
号を同時に再生する2つ以上の再生素子1,2を同一磁
気ヘッドに設け、2つ以上の再生素子はトラックの幅方
向にその中心をずらして配置した磁気ヘッド。また、同
一のトラックからの信号を同時に再生する複数の再生素
子を設け、且つ複数の再生素子をトラックの幅方向にそ
の中心をずらして配置した磁気ヘッドと、複数の再生素
子により一回の走査中に再生される同一トラック上の再
生信号を増幅する複数の増幅器と、複数の増幅器出力か
ら情報を復元する複数の再生情報復元手段と、複数の再
生情報復元手段出力のうちから情報に誤りの無いいずれ
か1つの情報を選択して出力するデータ選択手段と、を
有する磁気ディスク装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
に関し、特に再生信号の誤り確率を低減し、信号再生時
に発生する再生動作の繰返し回数を低減するヘッドと再
生回路技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスク装置の小型化、大容
量化が望まれており、線記録密度と共にトラック密度の
向上も必要になってきている。即ち、トラック幅や隣り
合うトラックの間隔をできるだけ小さくしなければなら
ない。
【0003】また、磁気ディスク装置の用途の一つとし
て、動画像情報の記録再生があるが、途切れのない動画
像を再生する為には、その動画像の要求するデータ転送
速度以上の、データ転送速度を常に保証する必要があ
る。
【0004】一般に、最近の磁気ディスク装置におい
て、磁気ヘッドは一対の記録素子、及び再生素子で構成
され、信号の記録・再生を行っている。ヘッドは、位置
決め機構により目的のトラックに位置決めされる。上記
再生動作において、再生信号に誤りが検出された場合
は、誤りが検出され無くなる迄、トラック幅方向に位置
を微小量ずらす等して、再生動作を繰り返す。
【0005】図5は、同一ヘッド上に一つしか再生素子
を持たない従来の構成例である。この場合、再生時のヘ
ッド位置ずれ量と再生誤り確率の関係は図6の様にな
る。ここで、ヘッド位置ずれの方向は、矢印14で示す
方向である。この図で再生誤り確率が、或るしきい値以
下であれば、誤り訂正符号等を用いることにより再生動
作の繰り返し(やり直し)を行わずに、正確に情報を取
り出すことができる。
【0006】従って、再生誤り確率が、しきい値以下の
範囲がヘッド位置決め誤差許容範囲となる。仮に図5に
示す様なトラック位置ずれが発生すると、図6に示す様
にヘッド位置決め誤差許容範囲から外れる為、再生動作
をやり直す必要が生じる。このように、図6に示す再生
誤りしきい値以下であれば再生動作のリトライを実行す
る必要が無く誤り訂正符号を用いて情報を正確に取り出
せるが、この再生誤りしきい値以下であるか否かの判断
は再生信号中の誤り検出符号を用いて行えば良い。。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成で
は、トラック幅や隣り合うトラックの間隔が小さくなる
にしたがい、これに応じた高精度なトラック位置決め制
御が要求されることと、誤り検出時の再生動作の繰り返
しにより、実質的なデータの転送速度が低下するという
問題があった。
【0008】本発明の目的は、同程度のトラック位置決
め精度で比較した場合、再生信号の誤り確率を低減し、
信号再生時に発生する再生動作の繰り返し回数を低減す
ることができる磁気ヘッド、及び、このヘッドからの出
力を処理する再生回路を備えた磁気ディスク装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成を採用する。
【0010】記録媒体に対して相対移動する再生素子を
備えて前記記録媒体からの信号を再生する磁気ヘッドに
おいて、同一のトラックからの信号を同時に再生する2
つ以上の再生素子を同一磁気ヘッドに設け、前記2つ以
上の再生素子は前記トラックの幅方向にその中心をずら
して配置した磁気ヘッド。
【0011】また、記録媒体に対して相対移動する再生
素子を備えて前記記録媒体からの信号を再生する磁気ヘ
ッドを用いた磁気ディスク装置において、同一のトラッ
クからの信号を同時に再生する2つ以上の複数の再生素
子を設け、且つ前記複数の再生素子を前記トラックの幅
方向にその中心をずらして配置した磁気ヘッドと、前記
複数の再生素子により一回の走査中に再生される同一ト
ラック上の再生信号を増幅する複数の増幅器と、前記複
数の増幅器出力から情報を復元する複数の再生情報復元
手段と、前記複数の再生情報復元手段出力のうちから情
報に誤りの無いいずれか1つの情報を選択して出力する
データ選択手段と、を有する磁気ディスク装置。
【0012】また、前記磁気ディスク装置において、前
記複数の増幅器出力を遅延手段を介して加算する加算器
を備え、前記加算器の出力から再生情報を復元する再生
情報復元手段と、を有する磁気ディスク装置。
【0013】また、前記磁気ディスク装置において、前
記複数の再生素子によって、トラック位置決め用のサー
ボ信号を再生しトラック位置決めを行う磁気ディスク装
置。
【0014】また、記録媒体に対して相対移動する再生
素子を備えて前記記録媒体からの信号を再生する磁気ヘ
ッドを用いた磁気ディスク装置において、前記磁気ヘッ
ドは、同一のトラックからの信号を同時に再生する2つ
以上の複数の再生素子を設け、前記複数の再生素子をそ
の最も外側に配置された素子の外側の端同士の距離がデ
ータトラックピッチの3分の2以上になるように、前記
複数の再生素子を前記トラックの幅方向にその中心をず
らして配置し、トラック位置決め用のサーボ信号が、前
記データトラックピッチの2分1以上のトラックピッチ
で記録媒体上に書き込まれている磁気ディスク装置。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る磁気ディ
スク装置について、図面を用いて以下説明する。図13
は一般的な磁気ディスク装置の概要を示す図であり、複
数の磁気ディスクが同軸状に配置され、各磁気ディスク
には磁気ヘッドがアーム及びサスペンションによってデ
ィスク半径方向に移動するように対向配置されている。
磁気ヘッドへの/からの信号は図示の太線を介してR/
WICに接続され、更にFPCを通して信号処理LS
I、HDDコントローラに接続されている。
【0016】図1は、図13に示されるような磁気ディ
スク装置に適用される、再生素子を2つ用いる場合の磁
気ヘッドの構成例である。この他に記録用の素子を同一
ヘッド上に搭載しても良い。記録用磁気ディクスの回転
に伴い記録トラック7は、図中矢印13の方向に移動す
る。その結果、相対的に記録トラック7上をヘッドが通
過することで、記録情報は再生素子1,2により再生さ
れ、再生信号は、それぞれリード(電極)3,4及びリー
ド(電極)5,6によって取り出される。
【0017】図2は、ヘッドからの信号より記録情報を
復元する回路図である。再生素子からの信号は増幅器
8,9によりそれぞれ増幅され、情報復元手段10,1
1に入力される。それぞれの情報復元手段は、対応する
再生素子の特性に合わせて最適化されていることが望ま
しい。再生情報復元手段10,11は、増幅器8,9よ
り入力された信号に対し、それぞれ情報復元操作を行
い、データ選択手段12により、復元された情報に誤り
がない方を採用して(復元情報に誤りがあるか否かの判
断は誤り検出符号を用いて情報復元手段10,11で判
断する)出力する。どちらの情報にも誤りが検出された
場合は、もう一度再生動作を行う。ここで、情報の正誤
の判断には、例えば誤り検出符号を用いる。
【0018】また、図2では、回路の構成を増幅器、再
生情報復元手段、データ選択手段と機能別に分けて示し
たが、図3に示す様な再生情報復元手段10,11を組
み合わせた2入力、2出力の再生情報復元手段を用いた
構成(図3で、波線で囲まれた構成部分を、例えば1チ
ップ内に収納するもの)や、図4に示す様に、増幅器、
再生情報復元手段、データ選択手段の機能を組み合わせ
た構成、又はこれ以外の組み合わせによる構成を用いて
もまったく差し支えない。
【0019】図7は、本発明の構成でのヘッド位置ずれ
量と再生誤り確率の関係である。再生素子1の特性を実
線で、再生素子2の特性を破線で示してある。それぞれ
の再生素子の特性は、図6の場合と同等でも、前述の様
に二つの再生素子からの出力のうち誤りの無い方を採用
する構成、すなわち、二つの再生素子がお互いに補い合
う構成により、ヘッド位置決め誤差許容範囲が図6の場
合よりも広くなる。
【0020】従って、図8に示す様な、従来技術を示す
図5の場合と同等のトラック位置ずれが発生しても、図
7から再生素子2は、再生誤り確率がしきい値以下の範
囲であるため、再生素子2からの出力を利用して正確に
情報を取り出すことができる。つまり一回の再生動作
で、実質的には二回の再生動作を行ったのと同等の効果
が得られ、再生動作の繰り返し(やり直し)が発生する
確率を低減できる。
【0021】同一ヘッド上に複数の再生素子を搭載し、
複数の記録トラックを同時に再生する構成や、同様に、
同一ヘッド上に複数の再生素子を搭載し、記録トラック
を再生しながら同時に位置決め制御を行う構成は、例え
ば、特開平9−305905号公報及び特開平6−21
5322号公報に見られる様な公知例があるが、本発明
の構成は、同一ヘッドに搭載した複数の再生素子により
一回の再生動作で、同一の記録トラックを複数回再生す
る点、またその目的が、再生動作のやり直しを予め行っ
ておく(1つの再生素子で再生動作が通常済むところ
を、他の再生素子を用いて同時に予備的に再生動作をさ
せることで再生動作のやり直しを低減する)ためである
点、において前述の公知例とは異なるものである。
【0022】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。前述した本発明の実施形態では、同一ヘッド上に
再生素子を2つ搭載した構成になっているが、3つ以上
の再生素子を搭載してもよい、そうすれば、図7のヘッ
ド位置決め誤差許容範囲を更に広げることができる。こ
の時には、図2、図3、図4の回路の入力も再生素子の
数に応じて増やすことになる。
【0023】更に、本発明の他の実施形態として、図9
に示すように、図2の回路で、増幅器8,9からの出力
に再生素子の記録媒体に対する相対移動方向の間隔に応
じた遅延15を与え加算16し、この加算器からの出力
を再生情報復元手段17を通して、データ選択手段12
に入力する構成にしても良い。この場合、図7に示した
再生ヘッドの位置ずれ量がゼロ付近での再生誤り確率の
増加を防ぐことができる。
【0024】即ち、図7において、再生素子1による実
線の特性と再生素子2による破線の特性から分かるよう
に、再生誤り確率はヘッド位置ずれ量が零の場合に、そ
れらの最良点より幾分低下している。そこで、前記実線
の特性(再生素子1)と破線の特性(再生素子2)の和
をとって第3の特性とすれば(再生復元手段17の出
力)、その第3の特性は、ヘッド位置ずれ量が零の場合
における再生誤り確率が最小となる特性であって、図7
の場合よりも改善されることとなるのである。
【0025】本発明の構成において、同一ヘッド上の再
生素子のトラック幅を、同じにする必要はなく、トラッ
ク幅の異なる複数の再生素子を搭載した構成にしても良
い。磁気ディスク装置の仕様によっては、磁気ディスク
上の位置の違いや記録時のトラック位置ずれ等の為、常
に理想的な記録トラックが、磁気ディスク上に書き込ま
れている保証がない場合も多く、最適な再生素子のトラ
ック幅は、場合によって異なる。前述のトラック幅の異
なる複数の再生素子を搭載した構成は、この様な場合に
有効である。また、例えば、ヘッド製作の精度等の技術
的な理由の為に同一ヘッドに搭載する再生素子のトラッ
ク幅を同じにすることが困難であったとしても、本発明
の効果が損なわれることはない。
【0026】一方、本発明の構成を用いると、ヘッドの
位置決め用のサーボ信号を記録媒体上に書き込む際のピ
ッチを従来の磁気ディスク装置よりも広くすることがで
きる。従来の磁気ディスク装置では、図10の様に、記
録データのトラックピッチに対して、サーボ信号は、3
分の1のトラックピッチで書き込みが行われていた。
【0027】図10において、データトラックのトラッ
クピッチは、トラック間の隙間を隔てた隣接トラックの
各中心線間の距離を云い、太線で示す間隔を云う。ま
た、再生素子のトラック幅は、記録されたデータトラッ
クの幅(図10のトラックピッチの2/3の幅)よりも
通常若干小幅となっており、トラックピッチとの対比で
云えば図10によると2/3トラックピッチ弱となって
いる。このような再生トラック幅及び記録トラック幅の
関係は、図10に示した例示であってこれに限るもので
はない。例えば、製造上のばらつきのため、再生トラッ
ク幅が記録トラック幅より大きくなる場合も有り得る。
また、データのトラック幅も2/3トラックピッチに限
るものではない。
【0028】また、サーボ信号の書き込みを定性的に云
えば、図10の最上段からのサーボ信号の書き込みの例
をとると、1/3のトラックピッチでまずAを書き、次
にDを書いて、続いて1/3トラックピッチだけ下にず
らせてAを再度書き、次にCを書くというように、1/
3トラックピッチで順に書き込んで、結果的に、A〜D
のサーボ信号は2/3トラックピッチの信号となってい
る(実際上の書き込みは、図10の最上段のDを例にと
ると、データトラック幅に略等しい記録素子を用いて当
該トラック幅の全面にサーボ信号を書き込み、続いて1
/3トラックピッチをずらしたときに、当該全面のDの
不要部分(第2段目にも書き込まれたD)を消去するな
どの工夫をして図10に示す1/3トラックピッチ幅の
サーボ信号Dを書き込むのである)。
【0029】ヘッドの位置決めには、通常、図10の様
な記録パターンが用いられ、パターンAの部分とBの部
分の出力差と、パターンCの部分とDの部分の出力差か
ら目的の位置に位置決めを行う。この時、データのトラ
ックピッチに対して、再生素子のトラック幅が狭い為
に、図11の様にサーボパターンのトラックピッチを広
くすると(図10に示す1/3トラックピッチから図1
1に示す1/2トラックピッチにすると)、ヘッドをト
ラック幅方向に移動した時のパターンAの部分とBの部
分の出力差と、パターンCの部分とDの部分の出力差の
変化が両方とも線形でない部分(例えば図11で点線で
囲んだ部分)が生じ、位置決めの精度が悪くなる。よっ
て、従来は図10に示す様に、サーボ信号は、データト
ラックのトラックピッチの3分の1のピッチで書き込ま
れていた。
【0030】しかし、本発明の構成のヘッドを用いる
と、例えば、再生素子を2つヘッドに搭載した場合、片
方の再生素子の端から、もう一方の再生素子の端までの
幅がデータトラックピッチの3分の2以上になる様に
(2つの再生素子に限らず、一般的に云えば、複数の再
生素子をその最も外側に配置された素子の外側の端同士
の距離がデータトラックピッチの3分の2以上になるよ
うに)、各々の再生素子の幅とずらし量を調整すれば
(図12に示す、再生素子1の上端から再生素子2の下
端までの幅をトラックピッチである太線の間隔の2/3
以上にする)、図12に示す様に、サーボ信号のピッチ
をデータトラックピッチの2分の1に広げても、2つの
再生素子からの出力を適切に切り替えて(例えば、再生
素子1の(A−B)出力が零の近傍では線形であるが、
位置ずれが生じて当該出力が所定の閾値以上となれば線
形でなくなるので、この閾値以上となる出力を検出して
再生素子1から再生素子2のA−Bに切り替える。図1
2から分かるように、再生素子1も2も閾値以上となれ
ば、(C−D)出力を用いて再生素子1又は2とを用い
て線形制御する)用いることにより、ヘッドをトラック
幅方向に移動した時のパターンAの部分とBの部分の出
力差と、パターンCの部分とDの部分の出力差の変化が
線形の部分を使って位置決めができる。
【0031】すなわち、位置決め動作時には、実質的に
トラック幅の広い再生ヘッドとして動作させ、データ領
域の再生を行う時には、それぞれの再生素子のトラック
幅で動作させる。
【0032】
【発明の効果】磁気ディスク装置の再生動作中に多少の
トラック位置ずれが起こっても、トラック中心をずらし
て構成した複数の再生素子を持つヘッドにより、一回の
再生動作で、トラック位置を微小量ずらした再生動作を
複数回行ったのと同等の効果が得られる。
【0033】これにより、図6、図7に示す様に、ヘッ
ドに再生素子を一つ搭載した構成に比べ、本発明の再生
素子を複数搭載した構成の方が、ヘッド位置決め誤差許
容範囲が広くなり、同程度のトラック位置決め精度で比
較すると、再生誤りの発生確率が低減され、再生動作の
繰り返し(やり直し)を行う回数も減少し、実質的なデ
ータ転送速度の低下が抑制される。
【0034】また、本発明の構成では、サーボ信号をデ
ータトラックの2分の1以上のピッチで書きこむことが
でき、サーボ信号を記録媒体上に書きこむ時間が、従来
の3分の2程度(図12の構成例によると)に短縮でき
(従来技術では1/3トラックピッチで書き込んでいた
のを本発明では1/2トラックピッチで書き込むことが
できるので、磁気ディスクの全面にサーボ信号を書き込
む時間は約2/3に短縮できる)、磁気ディスク装置の
生産性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る磁気ヘッドの再生素子
の平面図である。
【図2】本実施形態における2つの再生素子からの再生
信号を処理し再生情報を得るための構成図である。
【図3】本実施形態における2つの再生素子からの再生
信号を処理し再生情報を得るための他の構成図である。
【図4】本実施形態における2つの再生素子からの再生
信号を処理し再生情報を得るための他の構成図である。
【図5】従来技術における再生中にトラック位置ずれが
発生した場合の再生素子と記録トラックの位置関係を示
す図である。
【図6】従来技術での再生時のヘッド位置ずれ量と再生
誤り確率の関係を示す図である。
【図7】本発明の実施形態での再生時のヘッド位置ずれ
量と再生誤り確率の関係を示す図である。
【図8】本発明の実施形態における再生中にトラック位
置ずれが発生した場合の再生素子と記録トラックの位置
関係を示す図である。
【図9】本発明の実施形態に係る2つの再生素子からの
再生信号を処理し再生情報を得るための他の構成例であ
る。
【図10】従来の磁気ディスク装置におけるサーボ信号
パターンの例を示す図である。
【図11】従来技術を用いてサーボ信号のピッチをデー
タトラックのピッチの2分の1にした場合の例を示す図
である。
【図12】本発明の実施形態を用いてサーボ信号のピッ
チをデータトラックのピッチの2分の1にした場合の例
を示す図である。
【図13】従来の磁気ディスク装置の概略を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 再生素子1 2 再生素子2 3,4,5,6 リード(電極) 7 信号の記録されたトラック 8,9 増幅器 10,11,17 再生情報復元手段 12 データ選択手段 13 記録トラックの相対移動方向 14 ヘッドの位置ずれ方向 15 遅延回路 16 加算回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対して相対移動する再生素子
    を備えて前記記録媒体からの信号を再生する磁気ヘッド
    において、 同一のトラックからの信号を同時に再生する2つ以上の
    再生素子を同一磁気ヘッドに設け、 前記2つ以上の再生素子は前記トラックの幅方向にその
    中心をずらして配置したことを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 記録媒体に対して相対移動する再生素子
    を備えて前記記録媒体からの信号を再生する磁気ヘッド
    を用いた磁気ディスク装置において、 同一のトラックからの信号を同時に再生する2つ以上の
    複数の再生素子を設け、且つ前記複数の再生素子を前記
    トラックの幅方向にその中心をずらして配置した磁気ヘ
    ッドと、 前記複数の再生素子により一回の走査中に再生される同
    一トラック上の再生信号を増幅する複数の増幅器と、 前記複数の増幅器出力から情報を復元する複数の再生情
    報復元手段と、 前記複数の再生情報復元手段出力のうちから情報に誤り
    の無いいずれか1つの情報を選択して出力するデータ選
    択手段と、を有することを特徴とする磁気ディスク装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の磁気ディスク装置にお
    いて、 前記複数の増幅器出力を遅延手段を介して加算する加算
    器を備え、前記加算器の出力から再生情報を復元する再
    生情報復元手段と、を有することを特徴とする磁気ディ
    スク装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の磁気ディスク装
    置において、 前記複数の再生素子によって、トラック位置決め用のサ
    ーボ信号を再生しトラック位置決めを行うことを特徴と
    する磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体に対して相対移動する再生素子
    を備えて前記記録媒体からの信号を再生する磁気ヘッド
    を用いた磁気ディスク装置において、 前記磁気ヘッドは、同一のトラックからの信号を同時に
    再生する2つ以上の複数の再生素子を設け、 前記複数の再生素子をその最も外側に配置された素子の
    外側の端同士の距離がデータトラックピッチの3分の2
    以上になるように、前記複数の再生素子を前記トラック
    の幅方向にその中心をずらして配置し、 トラック位置決め用のサーボ信号が、前記データトラッ
    クピッチの2分1以上のトラックピッチで記録媒体上に
    書き込まれていることを特徴とする磁気ディスク装置。
JP32841299A 1999-11-18 1999-11-18 磁気ヘッド及びこれを用いた磁気ディスク装置 Pending JP2001143218A (ja)

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