JP3225056B2 - 磁気記録装置における磁気ヘッド位置決め方法 - Google Patents

磁気記録装置における磁気ヘッド位置決め方法

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JP3225056B2 JP16454891A JP16454891A JP3225056B2 JP 3225056 B2 JP3225056 B2 JP 3225056B2 JP 16454891 A JP16454891 A JP 16454891A JP 16454891 A JP16454891 A JP 16454891A JP 3225056 B2 JP3225056 B2 JP 3225056B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録装置にかかり、
特に磁気ヘッドの位置決めを正確に行うのに好適な磁気
記録装置における磁気ヘッド位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ディスク装置は、特開昭63
−146281号公報に記載のように、図9示すような
構成を有している。図9において、記録媒体2はスピン
ドル3によって回転駆動され、磁気ヘッド1は位置決め
機構4によって記録媒体2上に位置決めされている。信
号を書き込む場合には、CPU20からの指令によって
ディスクコントロ−ラ(以下DKCと略す)21を介し
て送られた信号が、記録再生増幅回路22によって電流
信号に変換され、磁気ヘッド1に印加される。この電流
印加によって磁気ヘッド1から発生される磁界に応じ
て、磁化情報が記録媒体2に書き込まれる。信号の読出
しを行う場合には、記録媒体2に記録された磁化情報が
磁気ヘッド1を介して電気信号に変換され、記録再生増
幅回路22を介して信号として検出される。
【0003】ここで、磁気記録媒体2は同心円状のトラ
ックに分割されており、さらに各トラックはセクタに分
割されている。記録媒体2が、例えばデ−タ面サ−ボ方
式の記録媒体の場合には、図10に示すように、セクタ
はさらにIDセグメント6とデ−タセグメント7とサ−
ボセグメント8とに分割されている。上記磁気ヘッド1
をトラック10上に位置決めする場合は、CPU20の
指令によってDKC21を介して送られた命令に対し、
サ−ボセグメント8の位置決め信号をもとにトラック1
0上に正確に位置決めされる。ここで、11はトラック
10の始点を示すインデックスである。そして、IDセ
グメント6には、例えばシリンダ番号、ヘッド番号、セ
クタ番号等の情報が記録されており、磁気ヘッド1は該
IDセグメント6に記録されている情報を検出し、デ−
タの書き込み、読出しを行うべく所定の場所を見つけだ
し、IDセグメント6の後部にあるデ−タセグメント7
にデ−タを書き込みあるいは読出しを行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術は、書き込みと読み出しとが磁気ヘッド1の同じ
一つの電磁変換部で行われる場合には問題ないが、記録
/再生分離型磁気ヘッドの場合、特に気記録媒体の半
径方向と上記記録/再生分離型磁気ヘッドの電磁変換部
とが、偏角を有している場合については、位置決めがず
れるという問題点が有った。
【0005】この問題点を図11を用いて説明する。図
11においては、磁気ヘッド自体の図示は省略されてお
り、省略された磁気ヘッドの書き込み用電磁変換部51
と読み出し用電磁変換部52だけが図示されている。こ
のようなタイプの磁気ヘッドは、書き込み/読出し用の
電磁変換部が積層して形成された磁気ヘッドである。具
体的には、書き込み用電磁変換部51と読出し用電磁変
換部52とがトラックの円周方向に間隔h(μm)で積
層されて形成されており、書き込み用電磁変換部51が
磁気記録媒体2の半径方向と偏角θ(deg)を持って
いる場合を示している。
【0006】従来技術においては、デ−タ記録時におい
ては、読み出し用電磁変換部52でサ−ボセグメント8
の位置決め信号を再生し、サ−ボセグメント8の中心へ
位置決めを行った後、書き込み用電磁変換部51でデ−
タセグメント7へデ−タを記録する。この時デ−タセグ
メント7はサ−ボセグメント8より中心がΔだけずれて
記録される。このずれ量Δは間隔hと偏角θとを用いて
次の(1)式で求めることが出来る。図11において、
一点鎖線は書き込み用電磁変換部51の中心位置の軌跡
(データセグメント7の中心)を示し、2点鎖線は読み
出し用電磁変換部52の中心位置の軌跡(サーボセグメ
ント8の中心)を示している。
【0007】Δ=h・sinθ ……(1) また、デ−タ再生時においては、上記デ−タ書き込み時
と同様に、読出し用電磁変換部52でサ−ボセグメント
8の位置決め信号を再生し位置決めを行った後、読み出
し用電磁変換部52でΔだけずれて記録されているデ−
タセグメント7のデ−タを再生する。例えば、間隔hが
3μm及び偏角θが15(deg)の場合、ずれ量Δは
約0.8μmとなり、従って従来方式であれば許容でき
ない位置ずれが生じるという問題点があった。
【0008】本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑
み成されたもので、記録/再生分離型磁気ヘッドを用い
て書き込み/読み出しを行う磁気記録装置において、磁
気ヘッドと磁気記録媒体の半径方向とが偏角を持ってい
る場合においても、書き込み時の位置決めと再生時の位
置決めとを正確に行うことが可能な磁気記録装置及び磁
気記録装置における磁気ヘッド位置決め方法を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、磁気記録媒
体の半径方向と書き込み用電磁変換部のトラック幅方向
との偏角によって生じる書き込み用電磁変換部と読出し
用電磁変換部とのトッラク中心のずれ量だけ、書き込み
時と読出し時とにおける位置決めの位置を変化させるこ
とを特徴とする磁気記録装置によって達成される。
【0010】また、別の手段として、書き込み用電磁変
換部と読み出し用電磁変換部が異なるトラック上に位置
決めされる磁気ヘッドの場合、記録媒体の半径位置に応
じた上記ずれ量に基づいて、トラック間隔を変化させる
ことによって達成される。
【0011】また、別の手段として、書き込み時の位置
決め信号と読み出し時の位置決め信号とをそれぞれ持
ち、上記それぞれの位置決め信号で書き込み時の位置決
めと読み出し時の位置決めを行うことを特徴とする磁気
記録装置によって達成される。
【0012】
【作用】磁気記録媒体の半径方向と磁気ヘッドの電磁変
換部とが偏角を持つことにより、書き込み用電磁変換部
と読出し用電磁変換部とのトラック中心にずれが生じ
る。このずれ量は、上記偏角と上記書き込み用電磁変換
部と読出し用電磁変換部との機械寸法によって、各半径
位置で予め求まる。したがって、このずれ量分だけ書き
込み時或いは読み出し時における位置決めされる位置を
ずらすことにより、上記トラック中心のずれ量を補正す
ることができるので、書き込み時あるいは読み出し時に
上記書き込み用電磁変換部或いは読出し用電磁変換部を
正確に位置決めすることができる。
【0013】さらに、書き込み用電磁変換部と読み出し
用電磁変換部が異なるトラック上に位置決めされる磁気
ヘッドの場合には、上記ずれ量に基づいて、トラック間
隔を変化させることによって、書き込み時あるいは読み
出し時に上記書き込み用電磁変換部あるいは読出し用電
磁変換部を正確に位置決めすることができる。
【0014】さらに、書き込み時の位置決め信号と読み
出し時の位置決め信号とをそれぞれ持ち、上記それぞれ
の位置決め信号で書き込み時の位置決めと読み出し時の
位置決めを行うことにより、書き込み時あるいは読み出
し時に上記書き込み用電磁変換部あるいは読出し用電磁
変換部を正確に位置決めすることができる。
【0015】
【0016】
【実施例】図1は、本発明が適用された磁気記録装置の
一例を示す図である。図1において、記録媒体2はスピ
ンドル3によって駆動され、磁気ヘッド1はロータリー
アクチュエータ等から構成される位置決め機構4によっ
て磁気ディスク上に位置決めされている。また、上記磁
気ヘッド1には、図11に示すように、書き込み用電磁
変換部51と読み出し用電磁変換部52とが間隔hで積
層されて形成されており、磁気記録媒体2の半径方向に
対し偏角θを持っている。一般的には、間隔hは1〜1
0μm程度であり、また偏角θは−20〜20度程度で
ある。信号を書き込むときは、CPU20の指令によっ
て、DKC21を介して送られた信号が記録再生増幅回
路22によって電流信号に変換され、磁気ヘッド1の書
き込み用電磁変換部51に印加さらる。この電流印加に
よって発生した磁気ヘッド1の磁界は媒体2に磁化情報
として書き込まれる。信号の読出しは、記録媒体2に記
録された磁化情報を、磁気ヘッド1の読み出し用電磁変
換部52を介して電気信号に変換し、記録再生増幅回路
22を通して信号として検出する。
【0017】上記磁気記録媒体2は同心円状のトラック
で分割されており、各トラックはセクタに分割され、例
えばデ−タ面サ−ボ方式の場合は、図11に示すよう
に、セクタはさらにIDセグメント6とデ−タセグメン
ト7とサ−ボセグメント8とに分割されている。IDセ
グメント6には、例えばシリンダ番号、ヘッド番号、セ
クタ番号等が記録されており、磁気ヘッド1の読み出し
用電磁変換部52は該IDセグメント6に記録されてい
る情報を検出し、デ−タの書き込み、読出しを行うべく
所定の場所を見つけだし、IDセグメント6の後部にあ
るデ−タセグメント7に書き込み用電磁変換部51でデ
−タの書き込みを行い、または読み出し用電磁変換部5
2で読出しを行う。
【0018】ここで、IDセグメントの読出しに関して
は、例えば図2に示すように、上記磁気記録媒体のフォ
−マット時に幅広くID情報を記録するなどして、位置
ずれに対処する方法を取ってもよい。サ−ボセグメント
8には上記磁気ヘッドを所定のトラックへ位置決めする
ための情報が記録されており、この位置決めをするため
の方法として次の実施例が考えられる。
【0019】第一の実施例について、図3、図4を用い
て説明する。まず書き込み時の位置決めは、読み出し用
電磁変換部52がサ−ボセグメント8の情報を検知する
と、読み出し用電磁変換部52はサ−ボセグメント8の
中心に位置決めされる。ところが、このままの状態で
は、書き込み用電磁変換部51の中心はサ−ボセグメン
ト8の中心よりずれてしまうため、予め半径位置(トラ
ック位置)に応じて(1)式で計算される量Δだけ、D
KC21の位置決め補正機能210が位置決め回路23
に働きかけ、位置決め機構4により書き込み用電磁変換
部51をずらす。ここで、位置決め補正機能210は、
半径位置(トラック位置)に応じたΔの値をあらかじめ
計算しておき、これを記憶しておくように構成しも良
い。このようにして、書き込み用電磁変換部51の位置
をずらした後、書き込み用電磁変換部51でデ−タセグ
メント7へデ−タの書き込みを行う。このような動作を
行わせることにより、図3に示すようにサ−ボセグメン
ト8とデ−タセグメント7の中心を同一にすることがで
きる。図3において、一点鎖線は書き込み用電磁変換部
51の中心位置の軌跡(データセグメント7の中心)を
示し、2点鎖線は読み出し用電磁変換部52の中心位置
(サーボセグメント8の中心)の軌跡を示している。
【0020】次に、読み出し時の位置決めであるが、書
き込み時の位置決めと同じく読み出し用電磁変換部52
がサ−ボセグメント8の情報を検知し、読み出し用電磁
変換部52はサ−ボセグメント8の中心に位置決めされ
る。そして、読み出用電磁変換部52は、サ−ボセグメ
ント8の中心に位置決めれたままの状態で、デ−タセグ
メント7の情報を読み出しに行く。図5に示すようにサ
−ボセグメント8とデ−タセグメント7との中心は同じ
であるのでデ−タセグメント7の情報を読み出すことが
できる。図4において、一点鎖線は書き込み用電磁変換
部51の中心位置の軌跡および読み出し用電磁変換部5
2の中心位置の軌跡(データセグメント7の中心および
サーボセグメント8の中心)を示している。
【0021】第二の実施例について、図5、図6を用い
て説明する。書き込み時の位置決めは、図5に示すよう
に、読み出し用電磁変換部52がサ−ボセグメント8の
情報を検知し、サ−ボセグメント8の中心に位置決めさ
れる。このままの位置決め状態において、書き込み用電
磁変換部51はデ−タセグメント7へ情報を書き込む。
この場合、図5に示すように、サ−ボセグメント8とデ
−タセグメント7との中心(読み出し用電磁変換部52
と書き込み用電磁変換部51の軌跡)は、半径位置(ト
ラック位置)に応じて(1)式で計算される量Δだけず
れている。
【0022】次に、読み出し時の位置決めは、図6に示
すように、書き込み時の位置決めと同じく、読み出し用
電磁変換部52がまずサ−ボセグメント8の情報を検知
し、サ−ボセグメント8の中心に位置決めされる。次
に、デ−タセグメント7の中心はサ−ボセグメント8の
中心よりΔだけずれているので、半径位置(トラック位
置)に応じて数1で予め計算される量Δだけ、DKC2
1の位置決め補正機能が位置決め回路23に働きかけ、
位置決め機構4により読み出し用電磁変換部52をずら
す。このような動作を行わせることにより、図6に示す
ように読み出し用電磁変換部52はデ−タセグメント7
の中心に行くので、デ−タセグメント7の情報を読み出
すことができる。ここで、位置決め補正機能210は、
半径位置(トラック位置)に応じたΔの値をあらかじめ
計算しておき、これを記憶しておくように構成しも良
い。図5、図6において、一点鎖線はデータセグメント
7の中心を示し、2点鎖線はサーボセグメント8の中心
を示している。
【0023】なお、上記第2の実施例においては、各ト
ラック間におけるサーボセグメント8のピッチを同一に
形成することにより、偏角θの変化に起因して、データ
セグメント7のピッチはトラック毎に順次ずれて行く。
しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、各ト
ラック間におけるデータセグメントのピッチを同一に形
成し、サーボセグメントのピッチをずらすように形成し
てもよい。
【0024】第三の実施例について、図7を用いて説明
する。第三の実施例においては、図7に示すように、サ
−ボセグメント8の部分に、読み出し用の位置決め信号
81と書き込み用の位置決め信号82とが書き込まれて
いる。この場合、読み出し用の位置決め信号81と書き
込み用の位置決め信号82との書込中心は、トラック位
置(半径位置)に応じて(1)式で予め計算される量Δ
だけ、ずらして形成されている。このように、読み出し
用の位置決め信号81と書き込み用の位置決め信号82
とを持つことにより、書き込み時には書き込み用の位置
決め信号82を読み出し用電磁変換部52で検知し位置
決めを行った後、書き込み用電磁変換部51がデ−タセ
グメント7へデ−タを記録する。読み出し時には読み出
し用電磁変換部52で読み出し用の位置決め信号81を
検知し位置決めを行なう。この時、読み出し用の位置決
め信号81と書き込み用の位置決め信号82とはその中
心がΔだけずれているので、読み出し用電磁変換部52
はデ−タセグメント7の中心に位置決めされる。従っ
て、該読み出し用電磁変換部52がデ−タセグメント7
のデ−タを読み出すことができる。図7において、一点
鎖線は読み出し用位置決め信号81の中心およびデータ
セグメント7の中心を示し、二点鎖線は書き込み用位置
決め信号82の中心を示している。
【0025】第四の実施例について、図8を用いて説明
する。第四の実施例は、図8に示すように、書き込み用
電磁変換部51と読み出し用電磁変換部52とがトラッ
ク幅方向において同一線上に有るようなヘッドに適用さ
れるものである。このようなヘッドにおいて、上記書き
込み用電磁変換部51および読み出し用電磁変換部52
が磁気記録媒体2の半径方向と偏角θ(θはトラック位
置、すなわち半径位置によって変化する)を持つ場合、
同様の位置ずれを生じるので、上記第一および第二およ
び第三の実施例1,2,3をそれぞれ適用することによ
って正確な位置決めができる。
【0026】さらに第五の実施例について、図8を用い
て説明する。第五の実施例は、第四の実施例と同様に、
書き込み用電磁変換部51と読み出し用電磁変換部52
とがトラック幅方向において同一線上に有るようなヘッ
ド適用されるものである。このようなヘッドにおいて、
上記書き込み用電磁変換部51および読み出し用電磁変
換部52が磁気記録媒体2の半径方向と偏角θを持つ場
合、トラック位置(半径位置)によって偏角θが変化
し、同様の位置ずれを生じる。したがって、第五の実施
例においては、図8に示すように、トラック位置(半径
位置)に応じて、トラックピッチPを変化させることに
より、正確な位置決めを行うことを可能にしている。図
8に示す実施例では、外周側のトラックピッチをP1、
内周側のトラックピッチをP2とし、P1>P2とする
ことにより、正確な位置決めを可能にしている。なお、
図中のnは、次のような意味を有している。すなわち、
書き込み用電磁変換部と読み出し用電磁変換部が隣接す
るトラックに位置している場合には1、書き込み用電磁
変換部と読み出し用電磁変換部が1トラックおいて位置
している場合には2、以下同様に、書き込み用電磁変換
部と読み出し用電磁変換部が(n−1)トラックおいて
設けられている場合にはnとなる。
【0027】次に第六の実施例について説明する。第6
の実施例は、書き込み時においては、書き込み用電磁変
換部51でサ−ボセグメント8を読み出して位置決めを
行ない、読み出し時においては、読み出し用電磁変換部
52でサ−ボセグメント8を読み出して位置決めを行な
うものである。書き込み用電磁変換部51として、従来
の記録/再生兼用のインダクティブヘッドを用いる場
合、該書き込み用電磁変換部51で比較的周波数の低い
サ−ボセグメント8を読み出すことがでる。
【0028】以上の説明から明らかなよいうに、上記第
一〜第六の実施例によれば、記録/再生分離型磁気ヘッ
ドが磁気記録媒体の半径方向と偏角を持つことに起因す
る書き込み用電磁変換部と読出し用電磁変換部との中心
ずれを補正することが可能になる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、記録/再生分離型磁気
ヘッドが磁気記録媒体の半径方向と偏角を持つことに起
因する書き込み用電磁変換部と読出し用電磁変換部との
中心位置のずれが生じても、このずれを補正することが
可能になるので、書き込み時と読出し時に正確に磁気ヘ
ッドの位置決めを行うことができ、磁気ディスクの信頼
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された磁気記録装置の一例を示す
図。
【図2】トラックとサーボセグメントとIDセグメント
とデータセグメントの関係を示す図。
【図3】第一の実施例における書き込み時の書き込み用
電磁変換部と読み出し用電磁変換部の位置関係を示す説
明図。
【図4】第一の実施例における読み出し時の書き込み用
電磁変換部と読み出し用電磁変換部の位置関係を示す説
明図。
【図5】第二の実施例における書き込み時の書き込み用
電磁変換部と読み出し用電磁変換部の位置関係を示す説
明図。
【図6】第二の実施例における読み出し時の書き込み用
電磁変換部と読み出し用電磁変換部の位置関係を示す説
明図。
【図7】第三の実施例におけるサーボセグメントの内容
を示す説明図。
【図8】第4および第5の実施例を示す説明図。
【図9】従来の磁気記録装置の一例を示す図。
【図10】記録媒体のにおけるトラックの概念を示す説
明図。
【図11】従来技術における読み出し用電磁変換部と書
き込み用電磁変換部およびトラックの位置関係を示す説
明図。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド、 2 磁気記録媒体、 3 スピンドル、 4 位置決め機構、 7 デ−タセグメント、 8 サ−ボセグメント、 20 CPU、 21 ディスクコントロ−ラ、 22 記録再生増幅回路、 23 位置決め回路、 51 書き込み用電磁変換部、 52 読出し用電磁変換部、 81 読出し用位置決め信号、 82 書き込み用位置決め信号 210 位置決め補正機能
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 毅 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社 日立製作所 小田原工場内 (56)参考文献 特開 平2−61865(JP,A) 特開 平1−119914(JP,A) 特開 平2−154380(JP,A) 特開 平1−146115(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 21/08 G11B 19/14

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】書き込み用電磁変換部と読み出し用電磁変
    換部とが互いに分離して平行に設けられた記録/再生分
    離型磁気ヘッドを備え、かつ上記読み出し用電磁変換部
    を介して磁気記録媒体上のトラックに記録された位置決
    め信号を読み出し、読み出された位置決め信号に基づい
    て、上記磁気ヘッドを磁気記録媒体上のトラックに位置
    決めし、上記トラックに対してデータの書き込み/読み
    出しを行う磁気記録装置における磁気ヘッド位置決め方
    法において、 上記磁気記録媒体の半径方向と上記書き込み用電磁変換
    部のトラック幅方向とによって形成される偏角に起因す
    る書き込み用電磁変換部と読み出し用電磁変換部のずれ
    量を磁気記録媒体の半径位置またはトラック位置に応じ
    て求め、 書き込み動作時と読み出し動作時とにおいて、目的トラ
    ックに対する磁気ヘッドの位置決め位置を前記ずれ量分
    変化させることを特徴とする磁気記録装置における磁気
    ヘッド位置決め方法。
  2. 【請求項2】上記書き込み用電磁変換部と読み出し用電
    磁変換部は、同一トラック上に位置決めされることを特
    徴とする請求項1記載の磁気記録装置における磁気ヘッ
    ド位置決め方法。
  3. 【請求項3】上記書き込み用電磁変換部と読み出し用電
    磁変換部は、互いに異なるトラック上に位置決めされる
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気記録装置における
    磁気ヘッド位置決め方法。
  4. 【請求項4】書き込み用電磁変換部と読み出し用電磁変
    換部とが互いに分離して平行に設けられた記録/再生分
    離型磁気ヘッドを備え、かつ上記読み出し用電磁変換部
    を介して磁気記録媒体上のトラックに記録された位置決
    め信号を読み出し、読み出された位置決め信号に基づい
    て、上記磁気ヘッドを磁気記録媒体上のトラックに位置
    決めし、上記トラックに対してデータの書き込み/読み
    出しを行う磁気記録装置における磁気ヘッド位置決め方
    法において、 上記磁気記録媒体の半径方向と上記書き込み用電磁変換
    部のトラック幅方向とによって形成される偏角に起因す
    る書き込み用電磁変換部と読み出し用電磁変換部のずれ
    量を磁気記録媒体の半径位置またはトラック位置に応じ
    て求め、 書き込み時においては、磁気ヘッドを前記位置決め信号
    によって定められた位置から前記ずれ量分ずらして位置
    決めし、 読み出し時においては、上記位置決め信号によって定め
    られた位置にそのまま位置決めすることを特徴とする磁
    気記録装置における磁気ヘッド位置決め方法。
  5. 【請求項5】上記書き込み用電磁変換部と読み出し用電
    磁変換部は、同一トラック上に位置決めされることを特
    徴とする請求項4記載の磁気記録装置における磁気ヘッ
    ド位置決め方法。
  6. 【請求項6】上記書き込み用電磁変換部と読み出し用電
    磁変換部は、互いに異なるトラック上に位置決めされる
    ことを特徴とする請求項4記載の磁気記録装置における
    磁気ヘッド位置決め方法。
  7. 【請求項7】書き込み用電磁変換部と読み出し用電磁変
    換部とが互いに分離して平行に設けられた記録/再生分
    離型磁気ヘッドを備え、かつ上記読み出し用電磁変換部
    を介して磁気記録媒体上のトラックに記録された位置決
    め信号を読み出し、読み出された位置決め信号に基づい
    て、上記磁気ヘッドを磁気記録媒体上のトラックに位置
    決めし、上記トラックに対してデータの書き込み/読み
    出しを行う磁気記録装置における磁気ヘッド位置決め方
    法において、 上記磁気記録媒体の半径方向と上記書き込み用電磁変換
    部のトラック幅方向とによって形成される偏角に起因す
    る書き込み用電磁変換部と読み出し用電磁変換部のずれ
    量を磁気記録媒体の半径位置またはトラック位置に応じ
    て求め、 書き込み時においては、上記位置決め信号によって定め
    られた位置にそのまま位置決めし、 読み出し時においては、磁気ヘッドを前記位置決め信号
    によって定められた位置から前記ずれ量分ずらして位置
    決めすることを特徴とする磁気記録装置における磁気ヘ
    ッド位置決め方法。
  8. 【請求項8】上記書き込み用電磁変換部と読み出し用電
    磁変換部は、同一トラック上に位置決めされることを特
    徴とする請求項7記載の磁気記録装置における磁気ヘッ
    ド位置決め方法。
  9. 【請求項9】上記書き込み用電磁変換部と読み出し用電
    磁変換部は、互いに異なるトラック上に位置決めされる
    ことを特徴とする請求項7記載の磁気記録装置における
    磁気ヘッド位置決め方法。
  10. 【請求項10】書き込み用電磁変換部と読み出し用電磁
    変換部とが互いに分離して平行に設けられた記録/再生
    分離型磁気ヘッドを備え、かつ上記読み出し用電磁変換
    部を介して磁気記録媒体上のトラックに記録された位置
    決め信号を読み出し、読み出された位置決め信号に基づ
    いて、上記磁気ヘッドを磁気記録媒体上のトラックに位
    置決めし、上記トラックに対してデータの書き込み/読
    み出しを行う磁気記録装置における磁気ヘッド位置決め
    方法において、 上記位置決め信号として、書き込み用位置決め信号と読
    出し用位置決め信号とをトラック上に形成し、 書き込み時においては、上記書き込み用位置決め信号を
    用いて磁気ヘッドの位置決めを行い、 読み出し時においては、上記読み出し用位置決め信号を
    用いて磁気ヘッドの位置決めを行うことを特徴とする磁
    気記録装置における磁気ヘッド位置決め方法。
  11. 【請求項11】上記書き込み用位置決め信号と上記読み
    出し用位置決め信号は、トラック上において、互いに、
    上記磁気記録媒体の半径方向と上記書き込み用電磁変換
    部のトラック幅方向とによって形成される偏角に起因す
    る書き込み用電磁変換部と読み出し用電磁変換部のずれ
    量分だけずらした位置に記録されていることを特徴とす
    る請求項10記載の磁気記録装置における磁気ヘッド位
    置決め方法。
  12. 【請求項12】書き込み用電磁変換部と読み出し用電磁
    変換部とが互いに分離して平行に設けられ、書き込み用
    電磁変換部と読み出し用電磁変換部が互いに異なるトラ
    ックに位置付けされる記録/再生分離型磁気ヘッドを備
    え、かつ上記読み出し用電磁変換部を介して磁気記録媒
    体上のトラックに記録された位置決め信号を読み出し、
    読み出された位置決め信号に基づいて、上記磁気ヘッド
    を磁気記録媒体上のトラックに位置決めし、上記トラッ
    クに対してデータの書き込み/読み出しを行う磁気記録
    装置における磁気ヘッド位置決め方法において、 上記磁気記録媒体の半径方向と上記書き込み用電磁変換
    部のトラック幅方向とによって形成される偏角に起因す
    る書き込み用電磁変換部と読み出し用電磁変換部のずれ
    量を磁気ディスクの半径位置に応じて求め、 上記磁気記録媒体の半径位置に応じたずれ量に基づい
    て、情報を記録するトラックのトラック間隔を変化させ
    ることを特徴とする磁気記録装置における磁気ヘッド位
    置決め方法。
  13. 【請求項13】書き込み用電磁変換部と読み出し用電磁
    変換部とが互いに分離して平行に設けられた記録/再生
    分離型磁気ヘッドを備え、かつ上記読み出し用電磁変換
    部を介して磁気記録媒体上のトラックに記録された位置
    決め信号を読み出し、読み出された位置決め信号に基づ
    いて、上記磁気ヘッドを磁気記録媒体上のトラックに位
    置決めし、上記トラックに対してデータの書き込み/読
    み出しを行う磁気記録装置における磁気ヘッド位置決め
    方法において、 書き込み時においては、書き込み用電磁変換部で上記位
    置決め信号を再生して磁気ヘッドの位置決めを行い、 読み出し時においては、読み出し用電磁変換部で上記位
    置決め信号を再生して磁気ヘッドの位置決めを行うこと
    を特徴とする磁気記録装置における磁気ヘッド位置決め
    方法。
  14. 【請求項14】書き込み用電磁変換部と読み出し用電磁
    変換部とが互いに分離して平行に設けられた記録/再生
    分離型磁気ヘッドを備え、かつ前記読み出し用電磁変換
    部を介して磁気記録媒体上のトラックに記録された位置
    決め信号を読み出し、読み出された位置決め信号に基づ
    いて、前記磁気ヘッドを磁気記録媒体上のトラックに位
    置決めし、前記トラックに対してデータの書き込み/読
    み出しを行う磁気記録装置における磁気ヘッド位置決め
    方法において、 前記磁気記録媒体の半径方向と前記書き込み用電磁変換
    部のトラック幅方向とによって形成される偏角に起因す
    る書き込み用電磁変換部と読み出し用電磁変換部の位置
    決め誤差を磁気記録媒体の半径位置またはトラック位置
    に応じて求め、 この求めた値を記憶し、 書き込み動作時と読み出し動作時とにおいて、目的トラ
    ックに対する磁気ヘッドの位置決め位置を前記記憶した
    値分変化させる磁気ヘッド位置決め方法。
  15. 【請求項15】書き込み用電磁変換部と読み出し用電磁
    変換部とが互いに分離して平行に設けられた記録/再生
    分離型磁気ヘッドを備え、かつ前記読み出し用電磁変換
    部を介して磁気記録媒体上のトラックに記録された位置
    決め信号を読み出し、読み出された位置決め信号に基づ
    いて、前記磁気ヘッドを磁気記録媒体上のトラックに位
    置決めし、前記トラックに対してデータの書き込み/読
    み出しを行う磁気記録装置における磁気ヘッド位置決め
    方法において、 前記磁気記録媒体の半径方向と前記書き込み用電磁変換
    部のトラック幅方向とによって形成される偏角に起因す
    る書き込み用電磁変換部と読み出し用電磁変換部のずれ
    量を磁気記録媒体の半径位置またはトラック位置に応じ
    て求め、 この求めた値を記憶し、 書き込み時においては、磁気ヘッドを前記位置決め信号
    によって定められた位置から前記記憶した値分ずらして
    位置決めし、 読み出し時においては、上記位置決め信号によつて定め
    られた位置にそのまま位置決めする磁気ヘッド位置決め
    方法。
  16. 【請求項16】書き込み用電磁変換部と読み出し用電磁
    変換部とが互いに分離して平行に設けられた記録/再生
    分離型磁気ヘッドを備え、かつ前記読み出し用電磁変換
    部を介して磁気記録媒体上のトラックに記録された位置
    決め信号を読み出し、読み出された位置決め信号に基づ
    いて、上記磁気ヘッドを磁気記録媒体上のトラックに位
    置決めし、前記トラックに対してデータの書き込み/読
    み出しを行う磁気記録装置における磁気ヘッド位置決め
    方法において、 前記磁気記録媒体の半径方向と上記書き込み用電磁変換
    部のトラック幅方向とによって形成される偏角に起因す
    る書き込み用電磁変換部と読み出し用電磁変換部のずれ
    量を磁気記録媒体の半径位置またはトラック位置に応じ
    て求め、 この求めた値を記憶し、 書き込み時においては、前記位置決め信号によって定め
    られた位置にそのまま位置決めし、 読み出し時においては、磁気ヘッドを前記位置決め信号
    によって定められた位置から前記記憶した値分ずらして
    位置決めする磁気ヘッド位置決め方法。
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