JP6162065B2 - 磁気データの復調方法および磁気データの復調装置 - Google Patents

磁気データの復調方法および磁気データの復調装置 Download PDF

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Description

本発明は、磁気情報記録媒体に記録された磁気データを読み取って復調データを生成する磁気データの復調方法および磁気データの復調装置に関する。
従来、磁気情報記録媒体に記録された磁気データを読み取って復調データを生成するための磁気データの復調装置が本出願人によって提案されている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の復調装置は、磁気情報記録媒体に記録された磁気データを読み取る磁気ヘッドと、磁気ヘッドで読み取った磁気データを復調して復調データを生成するデータ復調部とを備えている。データ復調部は、磁気ヘッドから出力されるアナログ状の磁気データの読取信号のピーク間の時間間隔であるインターバルに基づいて復調データを生成するための複数の予備データ列を生成する予備データ生成部と、予備データ生成部で生成された複数の予備データ列に基づいて復調データを生成する復調データ生成部とを備えている。予備データ列は、インターバルに基づいて特定される5ビットの第1個別データによって構成されている。予備データ生成部は、読取信号のピークが検出されるたびにインターバルが格納されるデータ格納部を備えている。また、予備データ生成部には、5ビットの第2個別データによって構成される複数のビットパターンの一部が列挙されたテンプレートが記憶されている。
特許文献1に記載の復調装置では、読取信号のピークの検出時にデータ格納部に新たに格納されるインターバルは5個目の判定用インターバル(判定用インターバル5)になり、読取信号のピークの検出時にすでにデータ格納部に格納されていた5個目の判定用インターバル(判定用インターバル5)は4個目の判定インターバル(判定用インターバル4)になり、4個目の判定用インターバル(判定用インターバル4)は3個目の判定インターバル(判定用インターバル3)になり、3個目の判定用インターバル(判定用インターバル3)は2個目の判定インターバル(判定用インターバル2)になり、2個目の判定用インターバル(判定用インターバル2)は1個目の判定インターバル(判定用インターバル1)になり、1個目の判定用インターバル(判定用インターバル1)は4個目の算出用インターバル(算出用インターバル4)になり、4個目の算出用インターバル(算出用インターバル4)は3個目の算出用インターバル(算出用インターバル3)になり、3個目の算出用インターバル(算出用インターバル3)は2個目の算出用インターバル(算出用インターバル2)になり、2個目の算出用インターバル(算出用インターバル2)は1個目の算出用インターバル(算出用インターバル1)になる。
また、この復調装置では、予備データ生成部は、インターバルがデータ格納部に格納されるたびに、算出用インターバルに基づいて第1基準インターバルと第2基準インターバルとを特定する基準インターバル特定ステップと、テンプレートに、第2個別データごと、かつ、第2個別データが“0”であれば第1基準インターバルを、第2個別データが“1”であれば第2基準インターバルを割り振る基準インターバル割振りステップと、5個の判定用インターバルと、テンプレートに割り振られた第1基準インターバルまたは第2基準インターバルとを、ビットパターンごとに、かつ、ビットパターンのビットごとに比較する比較ステップと、比較ステップでの比較結果に基づいて、予備データ列に相当するビットパターンを特定して、特定されたビットパターンを予備データ列とする予備データ特定ステップとを実行する。また、復調データ生成部は、予備データ生成部で特定された予備データ列の1ビット目の第1個別データを、復調データを生成するためのデータとして特定し、このデータに基づいて復調データを生成している。復調データ生成部で特定されるこのデータは、1個目の判定用インターバルに対応したデータである。
このように、特許文献1に記載の復調装置では、磁気データの読取信号のピークが検出されるたびに、データ格納部にインターバルが格納されて、磁気データの復調が開始される。また、この復調装置では、データ格納部に格納された5個の判定用インターバルと、テンプレートに割り振られた第1基準インターバルまたは第2基準インターバルとの比較から予備データ列が特定され、特定された予備データ列の1ビット目の第1個別データが復調データを生成するためのデータとして特定されている。すなわち、複数の判定用インターバルを用いているので、この復調装置では、磁気情報記録媒体の移動速度の変動が大きい場合や、磁気情報記録媒体に記録された磁気データの記録密度が低い場合であっても、磁気データを適切に復調することが可能となっている。
なお、磁気情報記録媒体に記録される磁気データは、図11に示すように、一般に、プリアンブルと、必要なデータが記録される有効データ部と、ポストアンブルとから構成されている。プリアンブルおよびポストアンブルには、オール“0”の磁気データが記録されている。また、通常、プリアンブルには、22ビット程度の磁気データが記録され、ポストアンブルには、13〜30ビット程度の磁気データが記録されている。
特開2013−25852号公報
近年、様々な国や地域で磁気情報記録媒体が流通しており、国や地域によっては、プリアンブルやポストアンブルが記録されていない磁気情報記録媒体や、プリアンブルやポストアンブルに記録される磁気データが3ビット以下となっている磁気情報記録媒体が使用されることがある。一方で、特許文献1に記載の復調装置は、上述のように構成されているため、特許文献1に記載の復調装置において、プリアンブル側から磁気データが読み取られる場合には、ポストアンブルに4ビット以上の磁気データが記録されていないと、有効データ部に記録された磁気データを最後まで復調することができない。また、特許文献1に記載の復調装置において、ポストアンブル側から磁気データが読み取られる場合には、プリアンブルに4ビット以上の磁気データが記録されていないと、有効データ部に記録された磁気データを最後まで復調することができない。たとえば、プリアンブル側から磁気データが読み取られる場合であって、ポストアンブルが記録されていない場合、特許文献1に記載の復調装置では、有効データ部に記録された磁気データの読取信号の最後のピークが検出されると、その後、ピークが検出されないため、磁気データの復調が開始されず、有効データ部に記録された磁気データのうちの最後の4ビット分の磁気データを復調することができない。
そこで、本発明の課題は、プリアンブルやポストアンブルに記録された磁気データのビット数、および、プリアンブルやポストアンブルの有無に関係なく、磁気情報記録媒体の有効データ部に記録された磁気データを最後まで復調することが可能になる磁気データの復調方法を提供することにある。また、本発明の課題は、プリアンブルやポストアンブルに記録された磁気データのビット数、および、プリアンブルやポストアンブルの有無に関係なく、磁気情報記録媒体の有効データ部に記録された磁気データを最後まで復調することが可能な磁気データの復調装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の磁気データの復調方法は、磁気情報記録媒体に記録された磁気データを読み取って復調データを生成する磁気データの復調方法において、アナログ状の磁気データの読取信号のピーク間の時間間隔または読取信号から生成されるデジタル信号の反転時間間隔であるインターバルに基づいて、復調データを生成するための予備データ列を生成する第1データ生成ステップと、第1データ生成ステップで生成された予備データ列に基づいて、復調データを生成するための復調データ生成用データを生成する第2データ生成ステップとを備え、nを2以上の整数とし、mを2以上かつn以下の整数とすると、予備データ列は、インターバルに基づいて特定される第1個別データによって構成されるとともに、nビットの第1個別データによって構成され、読取信号のピークまたはデジタル信号の反転が検出されるたびに、インターバルがデータ格納部に格納されるとともに、インターバルがデータ格納部に格納されるたびに第1データ生成ステップおよび第2データ生成ステップが実行され、第1データ生成ステップは、予備データ列の第1個別データが“0”であると判別するための基準となるインターバルである第1基準インターバルと、第1個別データが“1”であると判別するための基準となるインターバルである第2基準インターバルとを特定する基準インターバル特定ステップと、nビットの第2個別データによって構成される複数のビットパターンの全部または一部が列挙されたテンプレートに、第2個別データごと、かつ、第2個別データが“0”であれば第1基準インターバルを、第2個別データが“1”であれば第2基準インターバルを割り振る基準インターバル割振りステップと、第1個別データを特定するためのインターバルであるn個の判定用インターバルと、テンプレートに割り振られた第1基準インターバルまたは第2基準インターバルとを、ビットパターンごとに、かつ、ビットパターンのビットごとに比較する比較ステップと、比較ステップでの比較結果に基づいて、予備データ列に相当するビットパターンを特定して、特定されたビットパターンを予備データ列とする予備データ特定ステップとを備え、第2データ生成ステップでは、予備データ特定ステップで特定された予備データ列の1ビット目の第1個別データを復調データ生成用データとして特定し、読取信号のピークまたはデジタル信号の反転の検出時にデータ格納部に新たに格納されるインターバルは、n個目の判定用インターバルになり、読取信号のピークまたはデジタル信号の反転の検出時にすでにデータ格納部に格納されていたm個目の判定用インターバルは、m−1個目の判定用インターバルになるとともに、第2データ生成ステップで特定される復調データ生成用データは、1個目の判定用インターバルに対応したデータであり、所定時間、読取信号のピークまたはデジタル信号の反転が検出されないと、疑似ピークを発生させて疑似インターバルをデータ格納部に格納し、格納された疑似インターバルをn個目の判定用インターバルとし、疑似ピークの発生時にすでにデータ格納部に格納されていたm個目の判定用インターバルをm−1個目の判定用インターバルとして、第1データ生成ステップと同様の追加第1データ生成ステップおよび第2データ生成ステップと同様の追加第2データ生成ステップを実行するとともに、最終のインターバルに対応する復調データ生成用データが生成されるまで、所定の時間間隔で、疑似ピークを発生させて疑似インターバルをデータ格納部に格納し、追加第1データ生成ステップおよび追加第2データ生成ステップの実行を繰り返すことを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明の磁気データの復調装置は、磁気情報記録媒体に記録された磁気データを読み取る磁気ヘッドと、磁気ヘッドで読み取った磁気データを復調して復調データを生成するデータ復調部とを備え、データ復調部は、磁気ヘッドから出力されるアナログ状の磁気データの読取信号のピーク間の時間間隔または読取信号から生成されるデジタル信号の反転時間間隔であるインターバルに基づいて復調データを生成するための予備データ列を生成する予備データ生成部と、予備データ生成部で生成された予備データ列に基づいて復調データを生成する復調データ生成部とを備え、nを2以上の整数とし、mを2以上かつn以下の整数とすると、予備データ列は、インターバルに基づいて特定される第1個別データによって構成されるとともに、nビットの第1個別データによって構成され、予備データ生成部は、読取信号のピークまたはデジタル信号の反転が検出されるたびにインターバルが格納されるデータ格納部を備え、予備データ生成部には、nビットの第2個別データによって構成される複数のビットパターンの全部または一部が列挙されたテンプレートが記憶され、予備データ生成部は、インターバルがデータ格納部に格納されるたびに、予備データ列の第1個別データが“0”であると判別するための基準となるインターバルである第1基準インターバルと、第1個別データが“1”であると判別するための基準となるインターバルである第2基準インターバルとを特定する基準インターバル特定ステップと、テンプレートに、第2個別データごと、かつ、第2個別データが“0”であれば第1基準インターバルを、第2個別データが“1”であれば第2基準インターバルを割り振る基準インターバル割振りステップと、第1個別データを特定するためのインターバルであるn個の判定用インターバルと、テンプレートに割り振られた第1基準インターバルまたは第2基準インターバルとを、ビットパターンごとに、かつ、ビットパターンのビットごとに比較する比較ステップと、比較ステップでの比較結果に基づいて、予備データ列に相当するビットパターンを特定して、特定されたビットパターンを予備データ列とする予備データ特定ステップとを有する第1データ生成ステップを実行し、復調データ生成部は、予備データ生成部で特定された予備データ列の1ビット目の第1個別データを、復調データを生成するための復調データ生成用データとして特定する第2データ生成ステップを実行し、読取信号のピークまたはデジタル信号の反転の検出時にデータ格納部に新たに格納されるインターバルは、n個目の判定用インターバルになり、読取信号のピークまたはデジタル信号の反転の検出時にすでにデータ格納部に格納されていたm個目の判定用インターバルは、m−1個目の判定用インターバルになるとともに、復調データ生成部で特定される復調データ生成用データは、1個目の判定用インターバルに対応したデータであり、データ復調部は、所定時間、読取信号のピークまたはデジタル信号の反転が検出されないと、疑似ピークを発生させて疑似インターバルをデータ格納部に格納し、格納された疑似インターバルをn個目の判定用インターバルとし、疑似ピークの発生時にすでにデータ格納部に格納されていたm個目の判定用インターバルをm−1個目の判定用インターバルとして、第1データ生成ステップと同様の追加第1データ生成ステップおよび第2データ生成ステップと同様の追加第2データ生成ステップを実行するとともに、最終のインターバルに対応する復調データ生成用データが生成されるまで、所定の時間間隔で、疑似ピークを発生させて疑似インターバルをデータ格納部に格納し、追加第1データ生成ステップおよび追加第2データ生成ステップの実行を繰り返すことを特徴とする。
本発明の磁気データの復調方法および本発明の磁気データの復調装置では、所定時間、読取信号のピークまたはデジタル信号の反転が検出されないと、疑似ピークを発生させて疑似インターバルをデータ格納部に格納し、格納された疑似インターバルをn個目の判定用インターバルとし、疑似ピークの発生時にこれまでデータ格納部に格納されていたm個目の判定用インターバルをm−1個目の判定用インターバルとして、第1データ生成ステップと同様の追加第1データ生成ステップおよび第2データ生成ステップと同様の追加第2データ生成ステップを実行するとともに、最終のインターバルに対応する復調データ生成用データが生成されるまで、所定の時間間隔で、疑似ピークを発生させて疑似インターバルをデータ格納部に格納し、追加第1データ生成ステップおよび追加第2データ生成ステップの実行を繰り返している。そのため、本発明では、たとえば、プリアンブル側から磁気データが読み取られる場合であって磁気情報記録媒体にポストアンブルが記録されていない場合や、ポストアンブル側から磁気データが読み取られる場合であって磁気情報記録媒体にプリアンブルが記録されていない場合であっても、有効データ部に記録された磁気データの読取信号の最後のピークが検出された後には、疑似ピークをトリガとして、疑似インターバルをデータ格納部に格納し、有効データ部に記録された磁気データのうちの最後のn−1ビット分の磁気データを復調することが可能になる。したがって、本発明では、プリアンブルやポストアンブルに記録された磁気データのビット数、および、プリアンブルやポストアンブルの有無に関係なく、磁気情報記録媒体の有効データ部に記録された磁気データを最後まで復調することが可能になる。
本発明において、最終のインターバルに対応する復調データ生成用データが生成されるまで、一定の時間間隔で、疑似ピークを発生させて疑似インターバルをデータ格納部に格納し、追加第1データ生成ステップおよび追加第2データ生成ステップの実行を繰り返すことが好ましい。このように構成すると、疑似ピークを発生させて疑似インターバルをデータ格納部に格納し、追加第1データ生成ステップおよび追加第2データ生成ステップを実行する時間間隔が変動する場合と比較して、磁気データの復調方法を簡素化することが可能になる。
以上のように、本発明の磁気データの復調方法および磁気データの復調装置では、プリアンブルやポストアンブルに記録された磁気データのビット数、および、プリアンブルやポストアンブルの有無に関係なく、磁気情報記録媒体の有効データ部に記録された磁気データを最後まで復調することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかる磁気データの復調装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示すデータ復調部における復調データの生成手順の概略を説明するための図である。 図1に示す予備データ生成部で生成される複数の予備データ列を説明するための表である。 図1に示す予備データ生成部に記憶されるテンプレートを説明するための表である。 図1に示す予備データ生成部に格納されるインターバルを説明するための表である。 図1に示すデータ復調部での予備データ列および復調データ生成用データの生成方法を説明するためのフローチャートである。 図6に示す基準インターバル特定ステップでの具体的な基準インターバルの特定方法を説明するための表である。 図1に示す磁気データの復調装置において疑似ピークを発生させたときに予備データ生成部のデータ格納部に格納されるインターバルを説明するための表である。 図1に示す磁気データの復調装置の、疑似ピーク発生時の制御方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の他の実施の形態にかかる復調データの生成手順の概略を説明するための図である。 磁気情報記録媒体に記録された磁気データの構造を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(磁気データの復調装置の概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる磁気データの復調装置1の概略構成を示すブロック図である。図2は、図1に示すデータ復調部4における復調データの生成手順の概略を説明するための図である。図3は、図1に示す予備データ生成部5で生成される複数の予備データ列を説明するための表である。図4は、図1に示す予備データ生成部5に記憶されるテンプレートを説明するための表である。図5は、図1に示す予備データ生成部5のデータ格納部に格納されるインターバルを説明するための表である。
本形態の磁気データの復調装置1は、磁気情報記録媒体としてのカード2に記録された磁気データを読み取って復調データを生成するための装置であり、たとえば、手動でカード2を移動させながらカード2の磁気データを読み取る手動式のカードリーダである。この復調装置1は、カード2に記録された磁気データを読み取る磁気ヘッド3と、磁気ヘッド3で読み取った磁気データを復調して復調データを生成するデータ復調部4とを備えている。本形態では、F2F周波数変調方式によって、カード2に磁気データが記録されている。
カード2は、たとえば、厚さが0.7〜0.8mm程度の矩形状の塩化ビニール製のカードである。このカード2には、磁気データが記録される磁気ストライプが形成されている。なお、カードには、ICチップやデータ通信用のアンテナが内蔵されても良い。また、カード2は、厚さが0.18〜0.36mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)カードであっても良いし、所定の厚さの紙カード等であっても良い。
データ復調部4は、ROM、RAM等の記憶手段やCPU等の演算手段等、あるいは、ASIC(特定用途向け集積回路)によって構成されている。このデータ復調部4は、復調データを生成するための複数の予備データ列を生成する予備データ生成部5と、予備データ生成部5で生成された複数の予備データ列に基づいて復調データを生成する復調データ生成部6とを備えている。
予備データ生成部5は、磁気ヘッド3から出力されるアナログ状の磁気データの読取信号(図2参照)のピーク間の時間間隔であるインターバルに基づいて、復調データを生成するための予備データ列を生成する。本形態の予備データ列は、インターバルに基づいて特定される“0”、“1”データである第1個別データによって構成されるとともに、連続する5ビットの第1個別データによって構成されている。
後述のように、本形態では、磁気ヘッド3から出力される読取信号のピークが検出されるたびに、予備データ列が生成されており、図2に示す読取信号の範囲では、予備データ生成部5は、図3に示すように、予備データ列1〜予備データ列11の11個の予備データ列を生成する。また、本形態では、後述のように、読取信号のピークが検出されなくなった後に4回、疑似ピークを発生させることで、予備データ列が生成されており、予備データ生成部5は、疑似ピークを発生させることによって、予備データ列12〜予備データ列15の4個の予備データ列を生成する。予備データ生成部5における予備データ列の生成方法の詳細については、後述する。なお、図2に示す例では、インターバルt15に対応する磁気データが最終ビットの磁気データである。また、図2では、説明の便宜上、カード2が等速で移動している場合の読取信号の波形の一例が図示されている。
復調データ生成部6は、予備データ列を構成する第1個別データに基づいて復調データを生成する。具体的には、復調データ生成部6は、予備データ列の1ビット目の第1個別データ(図3の左端の第1個別データ)を、復調データを生成するための復調データ生成用データとして特定し(すなわち、予備データ列に基づいて復調データ生成用データを生成し)、復調データ生成用データに基づいて復調データを生成する。本形態では、復調データ生成用データが“0”データである場合に、復調データは、そのまま1個の“0”データとなり、連続する2個の復調データ生成用データが“1”データである場合に、復調データは、1個の“1”データとなる(図2参照)。そのため、本形態では、第1個別データ“0”の間に奇数個の第1個別データ“1”がくることはない。
予備データ生成部5には、5ビットの第2個別データによって構成される複数のビットパターンの一部が列挙されたテンプレートが記憶されている。本形態のテンプレートでは、図4に示すように、5ビットのビットパターンとして考えられる32個のビットパターンのうちの13個のビットパターン1〜ビットパターン13が列挙されている。なお、上述のように、第1個別データ“0”の間に奇数個の第1個別データ“1”がくることはないため、“0”データの間に奇数個の“1”データがくるビットパターンは、予備データ生成部5に記憶されるテンプレートに列挙されていない。ちなみに、“0”データの間に奇数個の“1”データがくるビットパターンは、12個ある。
また、予備データ生成部5は、磁気ヘッド3から出力される読取信号のピークが検出されるたびに、ピーク間の時間間隔であるインターバルが格納されるデータ格納部を備えており、予備データ生成部5のデータ格納部には、インターバルが順次、実測されて格納される。本形態では、予備データ生成部5に10個のデータ格納部(0)〜(9)があり(図5参照)、最新のインターバルがデータ格納部(9)に格納される。最新のインターバルがデータ格納部(9)に格納されると、これまで、データ格納部(N、(Nは1から9までの整数))に格納されていたインターバルがデータ格納部(N−1)に格納される。すなわち、データ格納部(9)に格納されたインターバルt1〜t15は、読取信号のピークが検出されるたびに、データ格納部(9)→データ格納部(8)→・・・データ格納部(1)→データ格納部(0)へ順次シフトしていく(図5参照)。
本形態では、データ格納部(9)〜(5)に格納されたインターバルは、第1個別データを特定して5ビットの予備データ列を生成するための判定用インターバルであり、データ格納部(9)〜(5)に格納された判定用インターバルに基づいて、第1個別データが特定され、5ビットの予備データ列が生成される。たとえば、図5(A)に示すように、データ格納部(9)〜(5)に格納された判定用インターバルt9〜t5に基づいて5ビットの予備データ列が生成される。あるいは、図5(B)に示すように、データ格納部(9)〜(5)に格納された判定用インターバルt10〜t6に基づいて5ビットの予備データ列が生成される。以下では、データ格納部(5)に格納される判定用インターバルを1個目の判定インターバルである判定用インターバル1とし、データ格納部(6)に格納される判定用インターバルを2個目の判定インターバルである判定用インターバル2とし、データ格納部(7)に格納される判定用インターバルを3個目の判定インターバルである判定用インターバル3とし、データ格納部(8)に格納される判定用インターバルを4個目の判定インターバルである判定用インターバル4とし、データ格納部(9)に格納される判定用インターバルを5個目の判定インターバルである判定用インターバル5とする。
上述のように、最新のインターバルがデータ格納部(9)に格納され、データ格納部(9)に格納されたインターバルt1〜t15は、読取信号のピークが検出されるたびに、データ格納部(9)→データ格納部(8)→・・・データ格納部(1)→データ格納部(0)へ順次シフトしていく。そのため、読取信号のピークの検出時にデータ格納部(9)に新たに格納されるインターバルは、判定インターバル5となる。また、読取信号のピークの検出時にデータ格納部(9)に格納されていた判定用インターバル5は、データ格納部(8)にシフトして判定インターバル4となり、データ格納部(8)に格納されていた判定用インターバル4は、データ格納部(7)にシフトして判定インターバル3となり、データ格納部(7)に格納されていた判定用インターバル3は、データ格納部(6)にシフトして判定インターバル2となり、データ格納部(6)に格納されていた判定用インターバル2は、データ格納部(5)にシフトして判定インターバル1となる。すなわち、読取信号のピークの検出時にすでにデータ格納部に格納されていたm(mは、2から5までの整数)個目の判定用インターバルは、m−1個目の判定用インターバルになる。
また、データ格納部(4)〜(1)に格納されたインターバルは、予備データ列を構成する第1個別データが“0”であるのか、あるいは、“1”であるのかを判別するための基準インターバルを算出するための算出用インターバルであり、データ格納部(4)〜(1)に格納された算出用インターバルに基づいて、後述のように、基準インターバルが算出される。以下では、データ格納部(4)に格納される算出用インターバルを算出用インターバル4とし、データ格納部(3)に格納される算出用インターバルを算出用インターバル3とし、データ格納部(2)に格納される算出用インターバルを算出用インターバル2とし、データ格納部(1)に格納される算出用インターバルを算出用インターバル1とする。
また、データ格納部(0)に格納されたインターバルは、ノイズの影響を排除するためのインターバルである。データ格納部(9)に格納された最新のインターバルが一定値以下であり、ノイズが検出されたと推定される場合には、データ格納部(9)に新たに格納されたインターバルとデータ格納部(8)に格納されたインターバルとの和がデータ格納部(9)に格納され、かつ、データ格納部(M−1(Mは、1から7までの整数))に格納されたインターバルがデータ格納部(M)に格納される。すなわち、この場合には、データ格納部(9)に新たに格納されたインターバルとデータ格納部(8)に格納されたインターバルとの和がデータ格納部(9)に格納され、かつ、データ格納部(0)〜データ格納部(8)に格納されたインターバルがデータ格納部(0)→データ格納部(1)→・・・データ格納部(7)→データ格納部(8)へ順次シフトしていく。
(磁気データの復調方法)
図6は、図1に示すデータ復調部4での予備データ列および復調データ生成用データの生成方法を説明するためのフローチャートである。図7は、図6に示す基準インターバル特定ステップS1での具体的な基準インターバルの特定方法を説明するための表である。図8は、図1に示す磁気データの復調装置1において疑似ピークを発生させたときに予備データ生成部5のデータ格納部に格納されるインターバルを説明するための表である。図9は、図1に示す磁気データの復調装置1の、疑似ピーク発生時の制御方法を説明するためのフローチャートである。
以下、データ復調部4における磁気データの復調方法を説明する。なお、データ復調部4での磁気データの復調は、ハードウエアによって実現されても良いし、ソフトウエアによって実現されても良い。ハードウエアによって磁気データの復調が実現される場合には、ソフトウエアによって磁気データの復調が実現される場合と比較して、高速での復調処理が可能になる。一方、ソフトウエアによって磁気データの復調が実現される場合には、プログラムの書き換えによって、予備データ列を構成する第1個別データのビット数等を容易に変更することが可能になる。また、本形態のデータ生成部5は、疑似ピークを発生させるためのタイマを備えており、ハード的に疑似ピークを発生させているが、ソフトウエアによって疑似ピークを発生させても良い。本形態では、具体的には、ASICで生成されたクロックに基づいて疑似ピークを発生させている。
予備データ生成部5のデータ格納部に格納されるインターバルが7個以上になると、最新のインターバルがデータ格納部(9)に格納されるたびに、予備データ列の生成が開始される。予備データ列の生成が開始されると、予備データ生成部5は、まず、図6に示すように、予備データ列を構成する第1個別データが“0”であるのか、あるいは、“1”であるのかを判別するための基準インターバルを特定する(ステップS1)。
たとえば、p個目の予備データ列を生成する場合を考えると、本形態では、p−1個目までの予備データ列の生成過程で、算出用インターバル4〜1に対応する第1個別データの“0”、“1”がすでに判別されている。ステップS1では、予備データ生成部5は、算出用インターバル4〜1に対応する第1個別データに応じて、以下のように、基準インターバルを計算し、計算後の基準インターバルを新たな基準インターバルとして、基準インターバルを更新する。すなわち、計算された新たな基準インターバルをp個目の予備データ列を生成する場合の基準インターバルとして特定する。
図7のパターンAに示すように、算出用インターバル4、3に対応する第1個別データがいずれも“0”である場合には、算出用インターバル4、3の平均値を、第1個別データが“0”であると判別するための基準となる第1基準インターバルとして特定し、かつ、この第1基準インターバルの半分の値を、第1個別データが“1”であると判別するための基準となる第2基準インターバルとして特定する。すなわち、パターンAの場合には、下式に基づいて算出される値を、第1基準インターバルおよび第2基準インターバルとして特定する。なお、以下に示す式の中では、算出用インターバル4を「算出用IV4」、算出用インターバル3を「算出用IV3」、算出用インターバル2を「算出用IV2」、算出用インターバル1を「算出用IV1」と表記する。
第1基準インターバル=(算出用IV4+算出用IV3)/2
第2基準インターバル=第1基準インターバル/2
また、図7のパターンBに示すように、算出用インターバル4に対応する第1個別データが“0”であり、算出用インターバル3に対応する第1個別データが“1”である場合には、上述のように、第1個別データ“0”の間に奇数個の第1個別データ“1”がくることはなく、算出用インターバル2に対応する第1個別データが“1”であると推定されるため、下式に基づいて算出される値を、第1基準インターバルおよび第2基準インターバルとして特定する。
第1基準インターバル=(算出用IV4+算出用IV3+算出用IV2)/2
第2基準インターバル=第1基準インターバル/2
また、図7のパターンCに示すように、算出用インターバル4に対応する第1個別データが“1”であり、算出用インターバル3に対応する第1個別データが“0”であり、算出用インターバル2に対応する第1個別データが“0”である場合には、下式に基づいて算出される値を、第1基準インターバルおよび第2基準インターバルとして特定する。
第1基準インターバル=(算出用IV3+算出用IV2)/2
第2基準インターバル=第1基準インターバル/2
また、図7のパターンDに示すように、算出用インターバル4に対応する第1個別データが“1”であり、算出用インターバル3に対応する第1個別データが“0”であり、算出用インターバル2に対応する第1個別データが“1”である場合には、算出用インターバル1に対応する第1個別データが“1”であると推定されるため、下式に基づいて算出される値を、第1基準インターバルおよび第2基準インターバルとして特定する。
第1基準インターバル=(算出用IV3+算出用IV2+算出用IV1)/2
第2基準インターバル=第1基準インターバル/2
また、図7のパターンEに示すように、算出用インターバル4に対応する第1個別データが“1”であり、算出用インターバル3に対応する第1個別データが“1”であり、算出用インターバル2に対応する第1個別データが“1”であり、算出用インターバル1に対応する第1個別データが“0”である場合には、下式に基づいて算出される値を、第1基準インターバルおよび第2基準インターバルとして特定する。
第1基準インターバル=(算出用IV3+算出用IV2+算出用IV1)/2
第2基準インターバル=第1基準インターバル/2
また、図7のパターンFに示すように、算出用インターバル4〜1に対応する第1個別データがいずれも“1”である場合には、下式に基づいて算出される値を、第1基準インターバルおよび第2基準インターバルとして特定する。
第1基準インターバル=(算出用IV4+算出用IV3+算出用IV2+算出用IV1)/2
第2基準インターバル=第1基準インターバル/2
また、図7のパターンGに示すように、算出用インターバル4に対応する第1個別データが“1”であり、算出用インターバル3に対応する第1個別データが“1”であり、算出用インターバル2に対応する第1個別データが“0”である場合には、下式に基づいて算出される値を、第1基準インターバルおよび第2基準インターバルとして特定する。
第1基準インターバル=(算出用IV4+算出用IV3+算出用IV2)/2
第2基準インターバル=第1基準インターバル/2
ステップS1で基準インターバルが特定されると、予備データ生成部5は、予備データ生成部5に記憶されるテンプレートに基準インターバルを割り振る(ステップS2)。ステップS2では、予備データ生成部5は、ビットパターンを構成する第2個別データごと、かつ、第2個別データが“0”であれば第1基準インターバルを、第2個別データが“1”であれば第2基準インターバルをテンプレートに割り振る。たとえば、第1基準インターバルが681(μsec)であり、第2基準インターバルが340.5(μsec)である場合には、図4に示すように、第2個別データ“0”に第1基準インターバル681(μsec)を割り振り、第2個別データ“1”に第2基準インターバル340.5(μsec)を割り振る。
その後、予備データ生成部5は、ビットパターンを構成する第2個別データに割り振られた第1基準インターバルまたは第2基準インターバルと、5個の判定用インターバル5〜1との差の絶対値を、ビットパターンごとに、かつ、ビットパターンのビットごとに算出する(ステップS3)。ステップS3では、予備データ生成部5は、まず、1つのビットパターンについて、第2個別データに割り振られた第1基準インターバルまたは第2基準インターバルと、判定用インターバル5〜1との差の絶対値を、ビットごとに算出する。たとえば、ステップS3では、予備データ生成部5は、ビットパターン1について、図4に示すように、差の絶対値として、「240」、「403」、「343」、「50」、「44」を算出する。
その後、予備データ生成部5は、ビットごとに算出された差の絶対値の総和(すなわち、ビットパターンごとの総和)である総和値を算出する(ステップS4)。たとえば、ステップS4では、予備データ生成部5は、ビットパターン1について、図4に示すように、総和値として、「1080」を算出する。
その後、予備データ生成部5は、算出された総和値が最小値であるか否かを判断し(ステップS5)、算出された総和値が最小値である場合(ステップS5で“Yes”の場合)には、総和値が最小となるビットパターンを記憶する(ステップS6)。その後、予備データ生成部5は、全てのビットパターンについて、総和値の算出が終了したか否かを判断する(ステップS7)。ステップS7で、全てのビットパターンについて、総和値の算出が終了していない場合(ステップS7で“No”の場合)には、ステップS3へ戻る。また、ステップS5で、算出された総和値が最小値でない場合(ステップS5で“No”の場合)には、ステップS7へ進む。
一方、ステップS7で、全てのビットパターンについて、総和値の算出が終了している場合(ステップS7で“Yes”の場合)には、予備データ生成部5は、ステップS6で記憶されたビットパターンを予備データ列として特定する(ステップS8)。たとえば、図4に示すように、総和値の最小値は、ビットパターン3のときの「399」であるため、ステップS8において、予備データ生成部5にはビットパターン3が記憶されており、予備データ生成部5は、ビットパターン(01100)を予備データ列として特定する。すなわち、ステップS8で、予備データ生成部5は、予備データ列(01100)を生成する。
ステップS8で、予備データ列が特定されると、たとえば、p個目の予備データ列の生成が終了する。その後、復調データ生成部6は、ステップS8で特定された予備データ列の1ビット目の第1個別データを復調データ生成用データとして特定する(ステップS9)。ステップS9で特定される復調データ生成用データは、判定用インターバル1に対応したデータである。
また、p個目の予備データ列の生成が終了した後に、読取信号のピークが検出されて最新のインターバルがデータ格納部(9)に格納されると、図6に示すフローにしたがって、p+1個目の予備データ列が生成され、復調データ生成用データが生成される。このようにして順次、予備データ列が生成され、順次、復調データ生成用データが生成されていく。ここで、図2に示すように、インターバルt15に対応する磁気データが最終ビットの磁気データである場合、図8(A)に示すように、データ格納部(9)にインターバルt15が格納されると、その後、読取信号のピークは検出されない。そのため、データ格納部(9)にインターバルt15が格納された後は、予備データ列が生成されなくなり(具体的には、図3に示す予備データ列12〜予備データ列15が作成されなくなり)、インターバルt12〜t15に対応する復調データ生成用データが生成されなくなる状況が生じる。
そこで、本形態では、データ格納部(9)にインターバルt15が格納された後、疑似ピークを発生させて予備データ列を生成し、インターバルt12〜t15に対応する復調データ生成用データを生成している。具体的には、図9に示すように、読取信号のピークを検出してから所定時間T1(たとえば、10〜15msec)が経過すると(ステップS11において“Yes”になると)、予備データ生成部5は、1回目の疑似ピークを発生させて、データ格納部(9)に疑似インターバルtD1を格納する(ステップS12)。すなわち、最終ビットの磁気データに対応するインターバルt15がデータ格納部(9)に格納されて、以後、読取信号のピークが検出されないことが確認されると、予備データ生成部5は、1回目の疑似ピークを発生させて、データ格納部(9)に疑似インターバルtD1を格納する。
図8(B)に示すように、ステップS12でデータ格納部(9)に格納された疑似インターバルtD1は判定用インターバル5となり、インターバルt15は判定用インターバル4となり、インターバルt14は判定用インターバル3となり、インターバルt13は判定用インターバル2となり、インターバルt12は判定用インターバル1となる。すなわち、1個目の疑似ピーク発生時にデータ格納部に格納されていたm(上述のように、mは、2から5までの整数)個目の判定用インターバルは、m−1個目の判定用インターバルとなる。また、インターバルt11は算出用インターバル4となり、インターバルt10は算出用インターバル3となり、インターバルt9は算出用インターバル2となり、インターバルt8は算出用インターバル1となる。
その後、ステップS1〜S9と同様のステップが実行されて、予備データ列(具体的には、図3に示す予備データ列12)が特定され、復調データ生成用データが特定される(ステップS13)。すなわち、判定用インターバル1であるインターバルt12に対応する復調データ生成用データが生成される。その後、予備データ生成部5は、疑似ピークが4回発生したか否かを判断する(ステップS14)。ステップS14で疑似ピークが4回発生していない場合(ステップS14で“No”の場合)には、予備データ生成部5は、前の疑似ピークの発生から一定時間T2(たとえば、1〜3msec)が経過したか否かを判断し(ステップS15)、一定時間T2が経過すると(ステップS15で“Yes”になると)、次の疑似ピークを発生させて、データ格納部(9)に疑似インターバルを格納する(ステップS16)。また、次の疑似ピークが発生して、データ格納部(9)に疑似インターバルが格納されると、ステップS13へ戻って、予備データ列が特定され、復調データ生成用データが特定される。
たとえば、ステップS16では、2回目の疑似ピークが発生して、図8(C)に示すように、データ格納部(9)に疑似インターバルtD2が格納され、疑似インターバルtD2が判定用インターバル5となり、疑似インターバルtD1が判定用インターバル4となり、インターバルt15が判定用インターバル3となり、インターバルt14が判定用インターバル2となり、インターバルt13が判定用インターバル1となる。また、その後のステップS13では、図3に示す予備データ列13が特定されて、判定用インターバル1であるインターバルt13に対応する復調データ生成用データが生成される。
または、ステップS16では、3回目の疑似ピークが発生して、図8(D)に示すように、データ格納部(9)に疑似インターバルtD3が格納され、疑似インターバルtD3が判定用インターバル5となり、疑似インターバルtD2が判定用インターバル4となり、疑似インターバルtD1が判定用インターバル3となり、インターバルt15が判定用インターバル2となり、インターバルt14が判定用インターバル1となる。また、その後のステップS13では、図3に示す予備データ列14が特定されて、判定用インターバル1であるインターバルt14に対応する復調データ生成用データが生成される。
あるいは、ステップS16では、4回目の疑似ピークが発生して、図8(E)に示すように、データ格納部(9)に疑似インターバルtD4が格納され、疑似インターバルtD4が判定用インターバル5となり、疑似インターバルtD3が判定用インターバル4となり、疑似インターバルtD2が判定用インターバル3となり、疑似インターバルtD1が判定用インターバル2となり、インターバルt15が判定用インターバル1となる。また、その後のステップS13では、図3に示す予備データ列15が特定されて、判定用インターバル1であるインターバルt15に対応する復調データ生成用データが生成される。
一方、ステップS14で疑似ピークが4回発生している場合(ステップS14で“Yes”の場合)には、読取信号のピークを検出してから所定時間T3(たとえば、20〜25msec)が経過すると(ステップS17で“Yes”になると)、予備データ列の特定、および、復調データ生成用データの特定が終了する。
このようにして、全てのインターバルに対応する復調データ生成用データが特定されると(すなわち、全てのインターバルに対応する復調データ生成用データの“0”、“1”が特定されると)、特定された復調データ生成用データに基づいて、復調データ生成部6が復調データを生成する。なお、疑似インターバルtD1〜tD4は、たとえば、疑似インターバルtD1〜tD4に対応する第1個別データが“0”となるように設定されている(図3の予備データ列12〜15参照)。
本形態のステップS1は、予備データ列の第1個別データが“0”であると判別するための基準となる第1基準インターバルと、第1個別データが“1”であると判別するための基準となる第2基準インターバルとを特定する基準インターバル特定ステップである。また、ステップS2は、予備データ生成部5に記憶されるテンプレートに、第2個別データごと、かつ、第2個別データが“0”であれば第1基準インターバルを、第2個別データが“1”であれば第2基準インターバルを割り振る基準インターバル割振りステップである。さらに、ステップS3は、5個の判定用インターバル5〜1と、テンプレートに割り振られた第1基準インターバルまたは第2基準インターバルとを、ビットパターンごとに、かつ、ビットパターンのビットごとに比較する比較ステップである。また、ステップS4〜S6、S8は、比較ステップであるステップS3での比較結果に基づいて、予備データ列に相当するビットパターンを特定して、特定されたビットパターンを予備データ列とする予備データ特定ステップである。
また、本形態のステップS1〜S8は、磁気データの読取信号のピーク間の時間間隔であるインターバルに基づいて、復調データを生成するための予備データ列を生成する第1データ生成ステップである。また、ステップS9は、第1データ生成ステップで生成された予備データ列に基づいて復調データ生成用データを生成する第2データ生成ステップであり、ステップS9では、ステップS8で特定された予備データ列の1ビット目の第1個別データを復調データ生成用データとして特定している。本形態では、読取信号のピークが検出されるたびに、インターバルがデータ格納部に格納され、インターバルがデータ格納部に格納されるたびに、第1データ生成ステップおよび第2データ生成ステップが実行されている。
また、本形態のステップS13は、第1データ生成ステップと同様の追加第1データ生成ステップであるとともに、第2データ生成ステップと同様の追加第2データ生成ステップである。本形態では、最終のインターバルt15に対応する復調データ生成用データが生成されるまで、一定時間T2で(すなわち、一定の時間間隔で)、疑似ピークを発生させて疑似インターバルをデータ格納部(9)に格納し、追加第1データ生成ステップおよび追加第2データ生成ステップであるステップS13の実行を繰り返している。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、所定時間T1の間に読取信号のピークが検出されないと、疑似ピークを発生させて疑似インターバルをデータ格納部(9)に格納し、格納された疑似インターバルを5個目の判定用インターバルとし、疑似ピークの発生時にすでにデータ格納部に格納されていたm個目の判定用インターバルをm−1個目の判定用インターバルとして、予備データ列を特定し、復調データ生成用データを特定している。また、本形態では、最終のインターバルt15に対応する復調データ生成用データが生成されるまで、疑似ピークを発生させて、疑似インターバルをデータ格納部(9)に格納し、ステップS13の実行を繰り返している。そのため、たとえば、プリアンブル側から磁気データが読み取られる場合であってカード2にポストアンブルが記録されていない場合や、ポストアンブル側から磁気データが読み取られる場合であってカード2にプリアンブルが記録されていない場合で、かつ、インターバルt15に対応する磁気データが有効データ部に記録された最終ビットの磁気データである場合、本形態では、有効データ部に記録された磁気データの読取信号の最後のピークが検出された後でも、疑似ピークをトリガとして、疑似インターバルをデータ格納部(9)に格納し、有効データ部に記録された磁気データのうちの最後の4ビット分の磁気データを復調することができる。したがって、本形態では、プリアンブルやポストアンブルの有無に関係なく、カード2の有効データ部に記録された磁気データを最後まで復調することが可能になる。また、本形態では、プリアンブルやポストアンブルに記録された磁気データのビット数が4ビット以下となっていても、カード2の有効データ部に記録された磁気データを最後まで復調することが可能になる。
本形態では、最終のインターバルt15に対応する復調データ生成用データが生成されるまで、一定時間T2で、疑似ピークを発生させて疑似インターバルをデータ格納部に格納している。そのため、本形態では、疑似ピークを発生させる時間間隔が変動する場合と比較して、磁気データの復調方法を簡素化にすることが可能になり、データ復調部4の回路構成等を簡素化することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、予備データ生成部5は、磁気ヘッド3から出力されるアナログ状の磁気データの読取信号のピーク間の時間間隔であるインターバルt1〜t15に基づいて、復調データを生成するための複数の予備データ列を生成している。この他にもたとえば、予備データ生成部5は、アナログ状の磁気データの読取信号から生成されるデジタル信号(図10参照)の反転時間間隔であるインターバルt1〜t15に基づいて、復調データを生成するための複数の予備データ列を生成しても良い。この場合には、デジタル信号の反転が検出されるたびに最新のインターバルがデータ格納部(9)に格納される。
上述した形態では、ステップS3において、予備データ生成部5は、ビットパターンを構成する第2個別データに割り振られた第1基準インターバルまたは第2基準インターバルと、判定用インターバル5〜1との差の絶対値を、ビットパターンごとに、かつ、ビットパターンのビットごとに算出している。この他にもたとえば、ステップS3において、予備データ生成部5は、ビットパターンを構成する第2個別データに割り振られた第1基準インターバルまたは第2基準インターバルと、判定用インターバル5〜1との差の二乗である二乗値を、ビットパターンごとに、かつ、ビットパターンのビットごとに算出しても良い。この場合には、予備データ生成部5は、ステップS4で、ビットごとに算出された二乗値のビットパターンごとの総和である総和値を算出し、算出された総和値が最小値であれば(ステップS5で“Yes”であれば)、ステップS6で、総和値が最小となるビットパターンを記憶する。また、予備データ生成部5は、ステップS3において、ビットパターンを構成する第2個別データに割り振られた第1基準インターバルまたは第2基準インターバルと、判定用インターバル5〜1との偏差を、ビットパターンごとに算出しても良い。
上述した形態では、予備データ列は、5ビットの第1個別データによって構成されている。この他にもたとえば、予備データ列は、2ビット〜4ビットの第1個別データによって構成されても良いし、6ビット以上の第1個別データによって構成されても良い。すなわち、nを2以上の整数とすると、予備データ列は、nビットの第1個別データによって構成されても良い。この場合には、nビットの第2個別データからなるビットパターンがテンプレートに列挙される。また、この場合には、ステップS3において、n個の判定用インターバルと、テンプレートに割り振られた第1基準インターバルまたは第2基準インターバルとが、ビットパターンごとに、かつ、ビットパターンのビットごとに比較される。
上述した形態では、予備データ生成部5に記憶されるテンプレートに、5ビットのビットパターンとして考えられる32個のビットパターンのうちの13個のビットパターン1〜ビットパターン13が列挙されている。この他にもたとえば、5ビットのビットパターンとして考えられる32個のビットパターンのうちの、“0”データの間に奇数個の“1”データがくる12個のビットパターンを除く20個のビットパターンがテンプレートに列挙されても良い。
上述した形態では、磁気データの復調装置1は、手動式のカードリーダであるが、磁気データの復調装置1は、搬送ローラ等のカード2の搬送機構を備えるカード搬送式のカードリーダであっても良い。この場合には、上述した形態と同様に、第1基準インターバルおよび第2基準インターバルを特定しても良いし、第1基準インターバルおよび第2基準インターバルが固定値であっても良い。
上述した形態では、F2F周波数変調方式によって、カード2に磁気データが記録されているが、F3F周波数変調方式等の他の磁気記録方式によって、カード2の磁気データが記録されても良い。また、上述した形態では、磁気情報記録媒体は、カード2であるが、磁気情報記録媒体は、通帳等の他の媒体であっても良い。
1 磁気データの復調装置
2 カード(磁気情報記録媒体)
3 磁気ヘッド
4 データ復調部
5 予備データ生成部
6 復調データ生成部
S1 基準インターバル特定ステップ(第1データ生成ステップの一部)
S2 基準インターバル割振りステップ(第1データ生成ステップの一部)
S3 比較ステップ(第1データ生成ステップの一部)
S4〜S6、S8 予備データ特定ステップ(第1データ生成ステップの一部)
S7 第1データ生成ステップの一部
S9 第2データ生成ステップ
S13 追加第1データ生成ステップ、追加第2データ生成ステップ

Claims (3)

  1. 磁気情報記録媒体に記録された磁気データを読み取って復調データを生成する磁気データの復調方法において、
    アナログ状の前記磁気データの読取信号のピーク間の時間間隔または前記読取信号から生成されるデジタル信号の反転時間間隔であるインターバルに基づいて、前記復調データを生成するための予備データ列を生成する第1データ生成ステップと、前記第1データ生成ステップで生成された前記予備データ列に基づいて、前記復調データを生成するための復調データ生成用データを生成する第2データ生成ステップとを備え、
    nを2以上の整数とし、mを2以上かつn以下の整数とすると、
    前記予備データ列は、前記インターバルに基づいて特定される第1個別データによって構成されるとともに、nビットの前記第1個別データによって構成され、
    前記読取信号のピークまたは前記デジタル信号の反転が検出されるたびに、前記インターバルがデータ格納部に格納されるとともに、前記インターバルが前記データ格納部に格納されるたびに前記第1データ生成ステップおよび前記第2データ生成ステップが実行され、
    前記第1データ生成ステップは、
    前記予備データ列の前記第1個別データが“0”であると判別するための基準となる前記インターバルである第1基準インターバルと、前記第1個別データが“1”であると判別するための基準となる前記インターバルである第2基準インターバルとを特定する基準インターバル特定ステップと、
    nビットの第2個別データによって構成される複数のビットパターンの全部または一部が列挙されたテンプレートに、前記第2個別データごと、かつ、前記第2個別データが“0”であれば前記第1基準インターバルを、前記第2個別データが“1”であれば前記第2基準インターバルを割り振る基準インターバル割振りステップと、
    前記第1個別データを特定するための前記インターバルであるn個の判定用インターバルと、前記テンプレートに割り振られた前記第1基準インターバルまたは前記第2基準インターバルとを、前記ビットパターンごとに、かつ、前記ビットパターンのビットごとに比較する比較ステップと、
    前記比較ステップでの比較結果に基づいて、前記予備データ列に相当する前記ビットパターンを特定して、特定された前記ビットパターンを前記予備データ列とする予備データ特定ステップとを備え、
    前記第2データ生成ステップでは、前記予備データ特定ステップで特定された前記予備データ列の1ビット目の前記第1個別データを前記復調データ生成用データとして特定し、
    前記読取信号のピークまたは前記デジタル信号の反転の検出時に前記データ格納部に新たに格納される前記インターバルは、n個目の前記判定用インターバルになり、前記読取信号のピークまたは前記デジタル信号の反転の検出時にすでに前記データ格納部に格納されていたm個目の前記判定用インターバルは、m−1個目の前記判定用インターバルになるとともに、前記第2データ生成ステップで特定される前記復調データ生成用データは、1個目の前記判定用インターバルに対応したデータであり、
    所定時間、前記読取信号のピークまたは前記デジタル信号の反転が検出されないと、疑似ピークを発生させて疑似インターバルを前記データ格納部に格納し、格納された前記疑似インターバルをn個目の前記判定用インターバルとし、前記疑似ピークの発生時にすでに前記データ格納部に格納されていたm個目の前記判定用インターバルをm−1個目の前記判定用インターバルとして、前記第1データ生成ステップと同様の追加第1データ生成ステップおよび前記第2データ生成ステップと同様の追加第2データ生成ステップを実行するとともに、最終の前記インターバルに対応する前記復調データ生成用データが生成されるまで、所定の時間間隔で、前記疑似ピークを発生させて前記疑似インターバルを前記データ格納部に格納し、前記追加第1データ生成ステップおよび前記追加第2データ生成ステップの実行を繰り返すことを特徴とする磁気データの復調方法。
  2. 最終の前記インターバルに対応する前記復調データ生成用データが生成されるまで、一定の時間間隔で、前記疑似ピークを発生させて前記疑似インターバルを前記データ格納部に格納し、前記追加第1データ生成ステップおよび前記追加第2データ生成ステップの実行を繰り返すことを特徴とする請求項1記載の磁気データの復調方法。
  3. 磁気情報記録媒体に記録された磁気データを読み取る磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドで読み取った前記磁気データを復調して復調データを生成するデータ復調部とを備え、
    前記データ復調部は、前記磁気ヘッドから出力されるアナログ状の前記磁気データの読取信号のピーク間の時間間隔または前記読取信号から生成されるデジタル信号の反転時間間隔であるインターバルに基づいて前記復調データを生成するための予備データ列を生成する予備データ生成部と、前記予備データ生成部で生成された前記予備データ列に基づいて前記復調データを生成する復調データ生成部とを備え、
    nを2以上の整数とし、mを2以上かつn以下の整数とすると、
    前記予備データ列は、前記インターバルに基づいて特定される第1個別データによって構成されるとともに、nビットの前記第1個別データによって構成され、
    前記予備データ生成部は、前記読取信号のピークまたは前記デジタル信号の反転が検出されるたびに前記インターバルが格納されるデータ格納部を備え、
    前記予備データ生成部には、nビットの第2個別データによって構成される複数のビットパターンの全部または一部が列挙されたテンプレートが記憶され、
    前記予備データ生成部は、前記インターバルが前記データ格納部に格納されるたびに、
    前記予備データ列の前記第1個別データが“0”であると判別するための基準となる前記インターバルである第1基準インターバルと、前記第1個別データが“1”であると判別するための基準となる前記インターバルである第2基準インターバルとを特定する基準インターバル特定ステップと、
    前記テンプレートに、前記第2個別データごと、かつ、前記第2個別データが“0”であれば前記第1基準インターバルを、前記第2個別データが“1”であれば前記第2基準インターバルを割り振る基準インターバル割振りステップと、
    前記第1個別データを特定するための前記インターバルであるn個の判定用インターバルと、前記テンプレートに割り振られた前記第1基準インターバルまたは前記第2基準インターバルとを、前記ビットパターンごとに、かつ、前記ビットパターンのビットごとに比較する比較ステップと、
    前記比較ステップでの比較結果に基づいて、前記予備データ列に相当する前記ビットパターンを特定して、特定された前記ビットパターンを前記予備データ列とする予備データ特定ステップとを有する第1データ生成ステップを実行し、
    前記復調データ生成部は、前記予備データ生成部で特定された前記予備データ列の1ビット目の前記第1個別データを、前記復調データを生成するための復調データ生成用データとして特定する第2データ生成ステップを実行し、
    前記読取信号のピークまたは前記デジタル信号の反転の検出時に前記データ格納部に新たに格納される前記インターバルは、n個目の前記判定用インターバルになり、前記読取信号のピークまたは前記デジタル信号の反転の検出時にすでに前記データ格納部に格納されていたm個目の前記判定用インターバルは、m−1個目の前記判定用インターバルになるとともに、前記復調データ生成部で特定される前記復調データ生成用データは、1個目の前記判定用インターバルに対応したデータであり、
    前記データ復調部は、所定時間、前記読取信号のピークまたは前記デジタル信号の反転が検出されないと、疑似ピークを発生させて疑似インターバルを前記データ格納部に格納し、格納された前記疑似インターバルをn個目の前記判定用インターバルとし、前記疑似ピークの発生時にすでに前記データ格納部に格納されていたm個目の前記判定用インターバルをm−1個目の前記判定用インターバルとして、前記第1データ生成ステップと同様の追加第1データ生成ステップおよび前記第2データ生成ステップと同様の追加第2データ生成ステップを実行するとともに、最終の前記インターバルに対応する前記復調データ生成用データが生成されるまで、所定の時間間隔で、前記疑似ピークを発生させて前記疑似インターバルを前記データ格納部に格納し、前記追加第1データ生成ステップおよび前記追加第2データ生成ステップの実行を繰り返すことを特徴とする磁気データの復調装置。
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