JP4996245B2 - 位置復号のための方法、装置、コンピュータプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

位置復号のための方法、装置、コンピュータプログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は概して位置コード化パターンの復号(デコード)に関し、さらに詳細には、ンサにより記録が行われたときに位置コード化パターンの画像の並びから位置の並びが求められる位置復号のための方法に関する。
【0002】
本発明は位置コード化パターンを復号するために使用できる装置、コンピュータプログラム及び記憶媒体にも関する。
【背景技術】
【0003】
次のような特性を有する位置コード化パターンが知られている。その特性とは、所定の最小サイズの位置コード化パターンの部分領について、位置コード化パターンにおける絶対位置が、その分領に含まれる情報及び所定のアルゴリズムによって計算できるというものである。このような位置コード化パターンの例は、それぞれの位置がシンボルによってコード化される米国第5,477,012号(O.Sekendur)、及びそれぞれの位置が複数のシンボルによってコード化される、国際公開第92/17859号パンフレット(ヒューレットパッカード社)、米国第6,570,104号(Anoto AB)、米国第6,674,427号(Anoto AB)、米国第6,667,695号(Anoto AB),米国第2003/0012455号(Anoto AB)及び米国第5,973,110号(ゼロックス社)に開示されている。
【0004】
この種の位置コード化パターンは、例えば、情報のデジタル記録のために使用できる。この情報は、位置コード化パターンが設けられたベース上で、ユーザ装置を用いて手で作成される、及び/または描画されるユーザ装置を動かす間、位置コード化パターンの複数の画像ユーザ装置の先端で局所的に連続記録される。画像に含まれる一つまたは複数のシンボルが位置に復号される。復号された位置は、複数の位置が一緒になって、ユーザ装置のベース上での動きのデジタル記述を構成する。
【0005】
記録された画像の中の位置コード化パターンは、さまざまな方法で復号できる。例えば、前述の米国第2003/0012455号は、位置コード化パターンの記録された領域内で特定されるシンボルが、複数の異なる取り得る値(復号値を取る確率を計算することを含む復号方法を開示している。これらの確率は、確率行列において浮動的な精度の実数)として記憶され、特定されたシンボルを位置コード化パターンにおける位置の座標に復号するために、異なる取り得る値(復号値とともに使用される。
【0006】
前述された米国第6,674,427号及び米国第6,667,695号は、位置コード化パターンの記録された画像から位置を復号するまたは位置を求める他の方法を開示する。
【0007】
既知の位置復号方法は、次のような共通の特徴を有していると見なすことができる。その特徴とは、「シンボルデータが復号される複数の画像の並びの中の一つの画像から取得されること」、「位置データが位置コード化パターンの本的なコード化データを含む一つまたは複数のデータ構造内で、シンボルデータを用いて一つまたは複数のルックアップ動作を行うことによって取得されること」及び/またはシンボルデータまたは位置データが、絶対位置の計算のための数式に対する入力データとして使用されること」である。
【0008】
本出願人が出願中の米国出願番号第10/282,001号(本願の出願日にはまだ公に入手できなかったが、後に米国第2003/0128194号として公開されたは、位置コード化パターンの記録された領域についての位置が既知の方法(例えば、前述の米国第2003/0012455号の方法など)で計算される位置復号のための方法を開示している。しかしながら、その位置について復号エラーが検出され場合、その位置について全体としてまたは、その位置の座標のうちの一つについて、追加の演算が「最後の手段」として実行される。つまり記録された領域から得られる情報が、無事に復号された位置の周辺のマッチング領域において位置コード化パターンがどのように構成されているのかの情報と比較またはマッチングされる。既知のマッチング領域の最良のマッチング部分が選択され、対応する位置が復号された位置として決定される。このように、要約すれば、米国第2003/0128194号は、記された領域からの位置の計算による復号を必ず用いること、そして、復号が失敗した場合には追加のマッチングの演算が続けて行われることを開示している。
【特許文献1】
米国第5,477,012号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、位置コード化パターンの記録された画像から位置復号する既知の方法に代替策を提供することである。
【0010】
さらに具体的には、本発明の目的は、位置コード化パターンの高速で効率的かつ堅牢な復号を可能にすることである。
【0011】
一般的には、本発明の目的は、少なくとも部分的に、独立クレームによる方法、装置、コンピュータプログラム及び記憶媒体によって達成され、好適実施形態は従属クレームにより定められる。
【0012】
本発明の第一の態様は、位置符号化のための方法である。この方法では、センサによって記録が行われたときに、位置コード化パターンの画像の並びから位置の並びが取得される。この方法は、少なくとも一つの参照位置を取得するステップと、位置コード化パターンの複数の画像の各々から得られる情報を、対応するパターン参照領域とマッチングすることのみによって、複数の位置の並びを求めるステップとを含む。対応するパターン参照領域は、参照位置と定の空間的な関係る位置コード化パターンの既知の部分集合(サブセット)を表す。
【0013】
複数の画像の各々からの情報を対応するパターン参照領域マッチングすることのみによって位置の並びが求められるとは、この方法が、マッチング以外の別の方法で位置を計算する試みがなされるステップ(先行して行われるステップに基づかないことを意味する。
【0014】
複数の位置の並びの中の位置を求めること、パターン参照領域内において、前記情報と前記パターン参照領域のマッチした相対位置(ロケーション求めることと、前記相対位置によって前記空間関係を調整することにより位置を求めることと、によって行うことができる。このようにして、複数の位置の並びを、高速且つ効率的な方法で求めることができる。
【0015】
パターン参照領域は、位置コード化パターンの既知の部分集合を表すものである。このパターン参照領域は、復号されるべき各画像について生成されてもよい。代わりに、パターン参照領域は間欠的に生成されてもよく、複数の画像の並びに含まれるいくつかの連続する画像の復号使用されてもよい
【0016】
なくとも一つの参照位置に対するパターン参照領域の既定の空間的な関係は、直接的(すなわち、各パターン参照領域の空間的なロケーションが、一つまたは複数の参照置から直接的に定められるまたは計算される)であってもよく、あるいは、間接的(すなわち、空間的なロケーションが一つまたは複数の先行する位置から定められるまたは計算される)であってよい。先行する位置とは、先行するマッチングのステップにより求められたという意味で先行している。それぞれの先行する位置は、また、一つまたは複数の参照位置に関して直接的にまたは間接的に、定められた空間的なロケーションを有する。
【0017】
空間的な関係は、少なくとも一つの参照位置に基づいて推定される予測位置によって与えられてよく、予測位置に対して所定の位置関係をもって生成されるパターン参照領域によって与えられてよい。好ましくは、予測位置はパターン参照領域によって表されるような位置コード化パターンの既知の部分集合に含まれる。れにより、マッチングが、予測位置の周辺で行われてよい
【0018】
予測位置を推定するステップは、各画像について行われて、予測位置の並びを生成してもよく、この予測位置の並びは、次にマッチングステップによって複数の位置の並びに変換されてよい。この変換は予測位置のグループについて行われてもよく、あるいは、予測位置(以後の予測位置の推定の前にマッチングによって復号位置へ変換される)ごとに順に行われてもよい。
【0019】
各予測位置は、少なくとも二つの先行する位置に基づいて推定される。これらの少なくとも二つの先行する位置は、少なくとも一つの参照位置、及び/または、位置の並びから選択される。さらに、予測位置は、少なくとも二つの先行する位置の多式補(例えば一次関数による補外など)によって推定される
【0020】
参照位置は、位置復号または位置計算の従来の方法に従って、位置コード化パターンの画像に基づいて位置を計算することによって、求められる。この計算は、通常、画像の並びに先行する画(離れた画像)からシンボルデータを取得することと、位置コード化パターンの根本的なコード化データを含む一つまたは複数のデータ構造の中で、シンボルデータを使用して一つまたは複数のルックアップ動作を行うことによって位置データを取得することと、及び/または絶対位置の計算のための数式にシンボルデータまたは位置データを入力すること、とを含む。
【0021】
参照位置を求めるステップは、間欠的に行われて、少なくとも一つの参照位置を更新または置換してもよい。このようにして求められた一つまたは複数の参照位置は、以後の画像の並びについての以後のマッチングのステップで使用される参照位置を求めることは、決められたサンプリング間隔で行われてよく、あるいは、参照位置を求めることの必要性や機会が検出されるたびに行われてよい。位置コード化されたベース上での書き込み具の動きをデジタル化する際、一つの手書きストロークは、マッチングにより取得される複数の位置の連続する並びによって表現されてよい。この方法は、適切には、書き込み道具の動きの真の表現を形成できるように一つまたは複数の位置の並びと少なくとも一つの参照位置をマージするステップ含んでよい。
【0022】
ある実施形態では、複数の画像の並びに含まれる個々の画像についての対応するパターン参照領域は、その個々の画像において位置コード化パターンにより表現される位置に対する複数の候補を定める複数の部分領域を含む。この実施形態では、マッチングステップは個々の画像から取得される情報を対応するパターン参照領域に含まれる複数の部分領域のそれぞれと比較することを含んでよい。マッチングのステップは、一つの候補を選択することをさらに含んでもよい。選択される候補は、比較するステップにおいて、個々の画像から取得される情報と複数の部分領域のどれかの間で一致が見られたものである
【0023】
位置の復号について前述された方法は、Anoto ABによって開発され、例えば米国第6,674,427号または米国第6,667,695号に説明される位置コード化パターンのいずれかとともに有利に使用可能である。したがって、位置コード化パターンは複数のマークを備えてよい。各マークが少なくとも一つの次元で少なくとも二つの異なる値の内の一方をコード化する。
【0024】
前記のような種類の位置コード化パターンとともに使用することに適応される一つの実施形態では、マッチングステップは、確率行列を生成することによって、複数の画像の並びに含まれる個々の画像から情報を取得することを含む。確率行列は、個々の画像内に含まれる位置コード化パターンのサブ領域を表すものであってそのサブ領域内のマークについての行列要素を含んでいる。各行列要素はそれのマークの最も可能性のある推定値を表す値、または、そのマークについて推定値が得られないことを表す値のどちらかを持つように適応される。最も可能性のある推定値を表す値は、好ましくは整数値である。確率行列で整数値(二進数など)を使用すると、パターン参照領域との高速且つ効率的なマッチングが可能になる。整数で実行される行列演算は、例えば実数より実行するのが速い。
【0025】
前記のような種類の位置コード化パターンでは、各マークが第一の次元での二進値(バイナリ値)をコード化するとともに、第二の次元での二進値(バイナリ値をコード化する。その場合、第一の確率行列は、第一の次元のマークの値について生成されてよく、第二の確率行列は第二の次元のマークの値について生成されてよい
【0026】
ある実施形態では、マッチングステップは、確率行列を対応するパターン参照領域に含まれる複数の部分領域のそれぞれと比較することを含む。この比較は、確率行列の一つの次元での内容と、等しいサイズ分領域の同じ次元の内容の間のビット単位の相関により、行われる
【0027】
別の実施形態は、特に位置コード化パターンとともに使用することに適応されている。その位置コード化パターンの各次元は、循環主数列のシフトに基づいている。循環主数列に含まれる部分数列であって、第一の所定の長さ以上の長さを有する部分数列は、曖昧さなしに決定される循環主数列における位置を有する。差分数列は、位置コード化パターンにおける循環主数列のペアの間のシフトの差分を表す差分数が並んだものであるが、この差分数列に含まれる部分数列であって、第二の所定の長さ以上の長さを有する部分数列は、曖昧さなしに決定される差分数列における位置を有する。このパターンは、上記で参照された種類のものであってよい。この実施形態では、マッチングステップは、パターン参照領域について第一の集合の差分数の集合を取得することと、確率行列から第二の集合の差分数の集合を取得することと、第二の差分数の集合を第一の差分数の集合とマッチングすることと、その次元において、マッチングの結果から、位置コード化パターンの位置を求めることとを含む。
【0028】
二の差分数の集合の取得、確率行列のそれぞれの行または列を循環主数列とマッチングしてその行またはその列について主数列位置を推定することと、確率行列の行のペアまたは列のペアについて推定された主数列位置を差し引くことによって、第二の差分数の集合求めることと、によって行われる
【0029】
本発明の第二の態様は、センサによって記録された位置コード化パターンの部分領域から取得される情報に基づいて位置を求めることにより、位置を復号する方法である。位置コード化パターンは、複数のマークを備えており、各マークは、少なくとも一つの次元で、少なくとも二つの異なる値のうちの一方をコード化するものである。この方法は、部分領域内の各マークについて行列要素を含む確率行列を生成することを含む。各行列要素は、そのマークの最も可能性のある推定値を表す値、または、そのマークについて推定値が得られないことを表す値のどちらかを持つように適合されている。また、この方法は、位置コード化パターンのパターン参照領域内で位置コード化パターンがどのように構成されるかについての情報と、確率行列とをマッチングすることを含む。パターン参照領域は、部分領域より広く、部分領域を含むものである。また、この方法は、マッチングが確率行列とパターン参照領域との間で一致が見られた位置であって、パターン参照領域により定められる複数の位置のうちの一つの位置を、復号されるべき位置として選択することを含む。
【0030】
前述された方法は、ハードウェアまたはソフトウェアにおいて実行できる。本発明の第三の態様は、コンピュータプログラムであり、コンピュータ内で実行されると、コンピュータに第一の態様または第二の態様による方法を実行させるプログラムコードを備えている。
【0031】
コンピュータプログラムは、復号されるべき位置についての分領域を撮影するセンサと同じ装置の中に、あるいは別の装置の中に配置されるプロセッサによって実行され得る
【0032】
コンピュータプログラムはRAM、SRAM、DRAM、SDRAM、ROM、PROM、EPROM、EEPROM等、光ディスク、磁気ディスク、またはテープの記憶媒体あるいは市販されている他の記憶媒体の形で記憶されて配布され得る。記憶媒体は伝搬信号である場合もある。
【0033】
第四の態様によれば、本発明は、第一あるいは第二の態様に従っ方法を実行するように適応された信号処理装置を備える装置に関する。
【0034】
信号処理装置は、ASIC(特定用途向け集積回路)またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などの、特に適応されたハードウェアによって、デジタル回路またはアナログ回路によって、あるいはその任意の組み合わせによって適切にプログラミングされたプロセッサによって実現されてよい。
【0035】
本発明の他の目的、特徴及び優位点は、本発明の以下の詳細な説明から、添付された請求項から、及び図面から明らかである。
【0036】
本発明のさまざまな実施形態の特徴が一つの同じ実施形態で結合されてよいことは言うまでもない。
【0037】
一般的に、請求項で使用されるすべての用語は、ここに明示的に別段に定められる場合を除き、技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈されるべきである。一の/前記[要素、装置、構成要素、手段、ステップ等]に対する言及すべて、特にそれ以外に明白に述べられない限り、要素、装置、構成要素、手段、ステップ等の少なくとも一つの例を指していると解釈されるべきである。ここに開示される任意の方法のステップは明示的に別段に定められる場合を除き、開示されている正確な順序で実行される必要はない。
【実施例】
【0038】
図1は、本発明を使用できる情報管理のためのシステムを示している。このシステムは、用紙の形をとるベース1、ユーザ装置2と、外部装置3を備えている。用紙には位置コード化パターンが備えられる。図1では、その小さい部分4だけが大きな縮尺で概略表示されている。ユーザ装置2は、通常のペン同様に用紙1の上に書くために使用することができ同時に、書かれている内容をデジタル形式で記録するために使用され得る。デジタルで記録された情報は、ユーザ装置2及び/または外部装置3で処理され得るこれらの装置には、自動的に(オンラインで)あるいはユーザによって命令されると、デジタルで記録された情報が送られる。デジタルで記録される情報が用紙上の情報を正確に反映するためには、位置復号が可能な限り正確に且つ完全に行われることが重要である。
【0039】
置コード化パターン(後でより詳細に説明される)は、グラフィカルなシンボルで構成されている。これらのシンボルは、所定の規則に従って構成または設計されてい。すなわち、位置コード化パターンの部分領(所定の最小サイズを有する部分領域)が正確に撮影されると位置コード化パターンにおける分領域の位置撮影された部分領域内の一つまたは複数のシンボル及び所定の復号アルゴリズムによって、曖昧さなしに求められる。位置は直交座標系または別の座標系の一組の座標として取得できる。
【0040】
ユーザが用紙1の上でユーザ装置2によって書き込みを行うと、ユーザ装置はユーザ装置の先端位置コード化パターンの部分領域の画像を連続的に記録する。各画像は位置に復号される。その結果、このような復号された位置の並び用紙上のユーザ装置2の動きのデジタル表現、ひいては用紙上に書かれているもののデジタル表現を構成する。
【0041】
位置コード化パターンの復号は、ユーザ装置2で、外部装置3で、あるいは多少処理された形で位置コード化パターンの画像が送信される他の装置で、行われ得る
【0042】
前述したように、部分領域の情報は所定の復号アルゴリズムによって復号される。これは分領域が正しく撮影される限りうまく機能する。しかしながら、実際の条件下では、ユーザ装置は、多くの場合、部分領域を完全に正確に撮影することができない。例えば、不十分な照明状態のために、部分領域を完全に正確に撮影することができないことがある。あるいは分領域を斜めに撮影させるような傾いた位置でユーザがペンを保持するとき部分領域を完全に正確に撮影することができないことがある。あるいは記録された画像が撮影機構または信号雑音などの他の外乱によって変形する場合に、部分領域を完全に正確に撮影することができないことがある。復号アルゴリズムがシンボルを誤って解釈したり、あるいはシンボルを見失う場合があるが、それによって位置を正確に復号するのがさらに困難になる。また、位置コード化パターンが用紙上あまり正確に複製され、用紙に適用されときある程度変形してしまった場合にエラーが発生することもある。一定の条件下では、エラーを発見することができる。例えば位置コード化パターンがエラー検出を可能にする冗長な情報を含んでいる場合、あるいは復号された位置が過去に復号された位置または以後に復号される位置に関して適切でない場合などである。
【0043】
図2及び図3は、位置コード化パターンの部分領域の画像を復号することによって位置を求める、本発明の一般的な方法を示す。この方法は、位置コード化パターンの部分領域の中のすべてのシンボルを無事に記録、解釈することがたとえ可能でなかったとしても、高速で効率的、かつ信頼できる復号を可能にする。用紙1は、位置コード化パターンP(明確化のために、図2では図示されない)を備える。しかしながら、位置コード化パターンPの小さな部分は、図4に符号20で示されている。以下さらに詳細に説明されるように、位置コード化パターンは、複数のマーク22を備える。これらのマーク22は、位置コード化パターンのコードシンボルを部分的に構成する
【0044】
図2に示すように、位置コード化パターンPのコード位置P1とP1’の二つの部分領域PA1とPA1それぞれ位置P1とP1’をコード化する。図2では、位置P1とP1’が任意の適用可能な復号方法を用いて、分領域PA1とPA1’の記録された画像から無事に復号されたと仮定される。次に図3のステップ310では、対応する位置P2を復号することが所望される新しい部分領域PA2の画像(図2には明示的に図示されていない)が記録される。記録された画像は続くステップ330について適切な入力を形成するために、ステップ320で事前に処理される。ステップ320では、マーク22が特定され、仮想ラスタ21がそのマークにフィットされるステップ320と330は、公知の技術を用いて実行されてよい。この公知の技術とは、例えば、フィルタリング、二値化、または閾値化、及び、様々なドットのペアの間の距離の利用、または、フーリエ変換の利用などである(例えば米国第6,548,768号及び米国第2002/0044138号に説明されている)。
【0045】
ステップ320と330に続いて、実際の復号がステップ340と350で行われるまず一組の行列(以下でx−BOPMとy−BOPMと呼ばれるx次元とy次元の部分領域PA2のマーク22によって表される値を推定することにより生成される。これらの行列により保持される情報は、次に、マッチング(マッチング領域MAにおいて位置コード化パターンPがどのように構成されるのかについての情報とのマッチングのために使用される。マッチング領域MAの情報はマッチングによるただ一つの位置の復号専用に生成されてよい。図2に見られるように、また、さらに詳細に後述されるように、マッチング領域MAは分領域PA2より大きく、部分領域PA2の予測PA2predictedに対して既定の位置関係を有する。予測PA2predicted前に復号された部分領域PA1とPA1’の位置P1とP1’から求められる予測位置P2predicted対応する。ここで、位置P1とP1’は、発明の概要で述べた「少なくとも一つの参照位置」の例であり、マッチング領域MAは「パターン参照領域」の例である。
【0046】
マッチング領域MAのサイズは通常の手書き速度またはデフォルトの手書き速度を反映する定数値である。例えば、マッチング領域MAは32×32のコードシンボルを含んでよい。代わりに、マッチング領域MAのサイズは現在の手書き速度などの適切な入力データに応じて動的に調整されてよい。部分領域PA2のサイズはマッチング領域MAのサイズを考慮して、また、記録された画像のサイズに応じて選ばれてよい。部分領域PA2は記録される画像の全体を占有する必要はない。部分領域は、曖昧でない位置決定のために前述された最小サイズを有する必要もない。一般的に、復号プロセスの堅牢性は、分領域のサイズが拡大するにつれて強まるのに対し、復号プロセスの速度及び効率は分領域のサイズが縮小するにつれて高まる。現在、部分領域PA2に16×16のコードシンボルのサイズが使用される。
【0047】
ステップ340と350の結果は、マッチング領域MAのサブ領域(均等なサイズにされたサブ領域)最も良くマッチする部分領域PA2matchedマッチング領域MAに関するPA2 matched の相対的なロケーション(つまり、予測位置P2predictedに関するPA2matchedの相対的なロケーションである。位置P2 matched は、結果として生じる部分領域PA2matchedにより定められこの相対的なロケーションを予測位置P2predictedに単に加えることのみによって求められてもよい。図2に示されるように、実際には予測された部分領域Ppredicted記録された部分領域PA2と正確に一致しないであろう。しかし、マッチした部分領域PA2matched、記録された部分領域PA2と正確に一致するであろう。したがって、この復号方法の結果は、求めていた位置P2と同一位置P2matchedとなるであろう。求められた位置はステップ360で検証されてよい。
【0048】
図6と図7には、本発明による位置復号が実され得る装置電子ペンの形をとるの簡略な説明が示される。
【0049】
図6と図7の装置は、図1のユーザ装置2を構成できる。この装置は、ペンとほぼ同じ形状を有するケーシング2011を備える。ケーシングの一つの短辺には開口部2012がある。この短辺は、位置決定が行われる表面に当接する、または表面から短い距離で離れて置されることを目的とする。
【0050】
ケーシングは、本来、光学部品、電子回路部品及び電源を含む。
【0051】
光学部品は、撮影されるべき表面を照明するための発光ダイオード2013と、二次元画像を記録するためのCCD(電荷結合素子)またはCMOS(相補型金属酸化膜半導体)センサなどのセンサ2014を備える。装置は、鏡及び/またはレンズ系等の光学システムも備えてよい。発光ダイオードは赤外線発光ダイオードである場合があり、センサは赤外線に感度がある場合がある。
【0052】
一般的に言えば、画像センサ2014はマークの画像が白黒グレースケールあるいはカラーで取得されるように位置コード化パターンを撮影するに適した任意の種類のセンサによって置換されてよい。このようなセンサは、任意の適切な波長範囲における電磁放射に感度があるソリッドステートのシングルチップデバイスまたはマルチチップデバイスである場合がある。例えば、センサはCCD素子、CMOS素子、またはCID素子(電荷注入装置)を含んでよい。代わりに、センサはマークの磁気特性の検出のために磁気センサアレイを含んでよい。なおさらに、センサはマークの化学的性質、音響特性、容量特性、または誘導特性の画像を形成するように設計されてよい。
【0053】
装置の電源はケーシングの分離した区画に取り付けられる電池2015から得られる。電源は、外部電源(不図示)からケーブルを介して得ることもできる。
【0054】
電子回路部品2016は、作業メモリとプログラムメモリだけではなく、センサから画像を読み取り、これらの画像に基づいて位置計算、マッチング、及び検証を実行するためにプログラムされてよいプロセッサ付きのプロセッサ装置も備える。
【0055】
さらに、図示されている実施形態では、装置はペンポイント2017を備えることができ、そのペンポイント2017用いて、位置決定が実されることになる表面上に通常の染料をベースにしたインクを書き込むことができる。ペンポイント2017は延長可能且つ格納可能であり、その結果ユーザはそれが使用されるべきかどうかを制御できる。特定の用途では、装置はまったくペンポイントを有する必要がない。
【0056】
マークは赤外線を吸収するが、染料をベースにしたインクは赤外線に対して透明である種類であるのが適切である。赤外線を発する発光ダイオード及び赤外線に感度があるセンサを使用することにより、前述された書き込みと位置コード化パターンの間で干渉を受けずにパターンの検出が行われる。
【0057】
さらに、装置はユーザがそれによって装置を起動、制御するボタン2018備えてよい。また、装置は、例えばケーブル、赤外光、電波、または超音波を使用する装置への、及び装置からの情報の有線伝送または無線伝送のためにトランシーバ2019備える。また、装置は位置、記録される情報または他の情報をユーザに示すためのディスプレイ2020備えることができる。
【0058】
装置は、異なる物理的なケーシングに分割できる。位置復号を実するために必要である信号処理装置及び他の構成部品は第二のケーシングに配置されてよい一方、位置コード化パターンの画像を捕捉するため、及びそれらを送信するために必要であるセンサ及び他の構成要素は第一のケーシングに配置されてよい。
【0059】
図7は、図6に図示される装置の電子回路部品2016及び画像センサ2014の概略ブロック図である。ASIC700は電子回路部品2016を実し、電子回路のメインコントローラとしてCPU720を含む。CPU720はオンチップデータバス760を通してメモリ730にアクセスできる。画像センサ2014は、ASIC700のデータバス760に接続され、約100Hzの周波数で96×96ピクセル、256レベルのグレイスケールデジタル画像を生成できるCMOS領域センサ750として実される。ASIC700上の画像プリプロセッサ710は図3のステップ320に従って画像センサ750から受信された画像を操作し、メモリ730に前処理された画像を記憶する。CPU720はx−BOPM行列とy−BOPM行列を生成し、部分領域の位置への復号も実行するであろう。マッチングユニット740はこれらのタスクでCPU720を補助する。代替実施形態では、ASIC700は前処理された画像を中間記憶することなく動作するように設計されてよい。
【0060】
以下では、位置復号が、特定の位置コード化パターン出願人によって開発され、とりわけ米国第6,667,695号に完全に説明されるを参照してさらに詳しく説明されるであろう。これと類似する種類の位置コード化パターンは、国際公開第01/16691号パンフレット、米国第6,663,008号、及び米国第6,674,427号に詳細に説明される。代替の位置コード化パターンは米国第6,570,104号に示されている。
【0061】
位置の符号化は、以下で差分数列と呼ばれる数列に基づいている。この差分数列は、所定の長さの任意の部分数列(例えば、五個の差分数で構成される部分数列)一つ取ると、この部分数列、曖昧さなしに決定される差分数列における位置(ロケーション)を有するという特性を有している。言い換えると、その部分数列は、差分数列においてただ一回だけ現れ、したがって位置決定に使用できる。さらに具体的には、差分数列位置コード化パターンのy軸に沿って「延びている」だけではなく、x軸に沿っても「延びている」。
【0062】
実際の位置コード化パターンは簡略なグラフィカルなシンボル22から構成される。これらのグラフィカルなシンボル22は、四個の異なる値(0から3)を取ることができる。図4と図5に示すように、各シンボル22は、一つのマークを含んでいる。マークは、例えばドットの形状を有することができ距離24がノミナル位置23またはラスタポイントを基準にして異なる四つの方向の内の一つの方向に変位され得るノミナル位置23は、グリッド内のラスタ線21(エリアセンサにとって完全にまたは部分的に可視である)の交点位置し、仮想のものであってよい(すなわちペンの中のエリアセンサにとって、あるいは、実際に不可視であってよい)。シンボルの値(シンボル値)変位の方向で求められる。各シンボル値0から3は、x座標をコード化するために使用される1ビットとy座標をコード化するために使用される1ビット、つまりビットの組、(0,0)、(0,1)、(1,0)、及び(1,1)に変換できる。このようにして、位置の符号化x方向とy方向で別々に行われるが、グラフィカルには、xビットとyビットに共通であるシンボルで行われる。
【0063】
距離24は、適切には、二本の隣接するラスタ線21間の距離の約1/8以上約1/4以下であり、好ましくは約1/6である距離は、例えば約300ミクロンまたは約254ミクロンであり得る。後者の距離は、多くの場合100dpi(1インチあたりドット)の倍数である解像度を有するプリンタとスキャナに特に適している。
【0064】
各位置は、6*6個のシンボルによってコード化される。6*6個のシンボルは、位置のx座標についての6*6ビット行と、y座標についての6*6ビット行列に変換できる座標についてのビット行列について考えるとそのビット行列(xビット行列)それぞれ6ビットから成る六つの縦列に分割できる。一つの縦列内のビットの並びは、63ビット長の循環主数列に含まれる部分数列を構成する。この循環主数列は、長さ6ビットの部分数列が選択されると、その部分数列が曖昧さなしに決定される循環主数列における場所を有するという特性を有している。したがって、六つの縦列は六個の位置番号つまり、循環主数列におけるつの位置に相当する値の並び)に変換され得る。これらの六個の位置番号の間では、ペアで五個の差分数を形成することができる。これら五個の差分数が、差分数列の部分数列を構成し、曖昧さなしに決定される差分数列における場所を有する。したがって、これらの五個の差分数は、x軸に沿った方向で、曖昧さなしに決定される場所を有する。あるx座標について、位置番号はy座標に応じて変化するであろう。しかし、位置番号は全体的な位置コード化パターンの中の列で循環して繰り返される主数列に従って常に変化するため、差分数y座標に無関係に同じなるであろう。
【0065】
同様に、yビット行列内の六つの横行は、循環主数列内の六個の位置番号を定める。これら六個の位置番号は、五個の差分数を定める。これらの五個の差分数は、差分数列部分数列を構成しy軸に沿った方向で、曖昧さなしに決定される場所を有する
【0066】
位置コード化パターンが使用されると、位置コード化パターンのさまざまな部分の画像が、前述されたように記録される。通、画像は6*6個のシンボルよりかなり多くのシンボルを含む。したがって、復号は画像内の最良のn*m個のシンボルに基づいてよく、nとmは6以上任意のシンボルの数である。例えば、復号は、最良の8*8個のシンボルまたは16*16個のシンボルに基づいてよい。とりわけエラー検出及び/または補正のために余分なシンボルが使用される。
【0067】
以下において、前述た位置コード化パターンに基づいた位置復号が、図面を参照して説明される。位置復号は、好ましくはプロセッサ及び図1のユーザ装置2または外部装置3または他の装置内で使用できる適切なプログラムコードによって実される。
【0068】
位置コード化パターンは必ずしも完全に表面で複製されるわけではなく、ユーザ装置が撮影中に位置コード化パターンを変形することがあるため、ドットの変位(すなわち、シンボルの値をきわめて安全に求めることは困難である可能性がある。代わりに、シンボルについて、シンボルが四つの異なる可能な値のどれを取るか、という確率が求められてよい。本発明の実施形態によれば撮影された部分領域PAについて図3のステップ340で、前述の二つの行列が生成される(一つは縦列(x座標の符号化)について、一つは横行(y座標の符号化)について)。これらの二つの行列の各行列要素はそれぞれ整数の値を含んでよく、この整数の値は、x方向とy方向のシンボルの推定された二進値(バイナリ値)を表すこれは、例えば、各行列要素がそれぞれシンボル値「0」と「1」の確率を表す二個の実数の値浮動的な精度値)を含んでいた従来の技術(前述された米国第2003/0012455号と対照的である。これら二つの行列は、バイナリオフセット確率行列(BOPM)と呼ばれてよく、図中では「x−BOPM」と「y−BOPM」として示される
【0069】
さらに、x−BOPM行列とy−BOPM行列の行列要素は、そのシンボルに二進値が推定されなかったことを示してもよい。例えば、四つの取り得る変位の位置(図5)のうちのどれを問題のマーク22が取っていのか、ある程度の確実性のレベルで決定することが可能でなかった場合などである。
【0070】
したがって、x−BOPM行列とy−BOPM行列の各行列要素は、値「0」、「1」または「−」のどれかを含み、ここで、値「−」、そのシンボルに二進値が推定されなかったことを表している。
【0071】
記録され前処理された画像を分析して、可能な場合には(マーク22の変位によって示されるようなx方向とy方向のシンボルの二進値を推定し、それ以外の場合には不確実性値「−」によってシンボルを表すときには、多様な方法が利用されてよい。
【0072】
例えば、特定されたマークごとに、それが図5に示される理想的な四つの変位位置のいずれかの周辺の、特定の「安全な」ゾーン内にあるのかどうかが調べられてよい。このような「安全な」ゾーンは、例えば、四つの理想的な変位位置の内の代表的な位置にその中心を有し、所定の半径を有する円形の領域によって画定されてよい。したがって、マークがこのような「安全な」ゾーン内にあることが判明すると、シンボルは「安全な」ゾーンの中心を形成する理想的な変位位置によって表される値を有することになる
【0073】
代わりに、フルスケールの実数の確率行列は、理想的な変位位置からマークの変位に基づいた実数確率値を出力する距離関数に基づいて計算されてよい。このような計算の例は、前述の米国第2003/0012455号に示されている。次に、確率閾値が実数確率行列に適用されてよく、その結果、例えばこのような確率行列が、特定のマークが、閾値である0.8を超える確率で「0」または「1」を符号化することを示す場合に、x−BOPM行列またはy−BOPM行列の中の対応する行列要素「0」または「1」に設定され、それ以外の場合は、行列要素「−」に設定される。
【0074】
さらに代替策として、マークの符号化が、ラスタポイント23を通る対角線より上にある二つの理想的な位置(例えば、図5の位置bとc)だけではなく、このような対角線の下にある他の二つ(例えば図5の位置aとd)にも同じx値(y値)が使用される場合、特定されるマークのロケーションと、このような対角線に対するそれの距離が、問題のシンボルの二進値を推定するために使用されてよい。
【0075】
このようにして生成されたx−BOPM行列とy−BOPM行列は、開示される実施形態に従って、図3のステップ350で二つの異なる方法で使用され記録された画像の部分領域PAに含まれる位置コード化パターンによって符号化された位置復号される。
【0076】
図8から図10を参照して説明される第一の実施形態では、パターン近傍マッチング(PNM)と呼ばれる方法が使用される。この方法は、(x−BOPM行列とy−BOPM行列によって表されるような)記録された部分領域PAを、位置コード化パターンにおいて予測位置の周辺で生成される位置コード化パターンのより大きなマッチング領域MAとマッチングするためのものである。予測位置は、位置コード化パターンの先行する部分領域によって画定された先行する位置から生成される。ここでは、記録された部分領域PAと生成されたマッチング領域MAの間の完全なビット単位の相関がとられる。したがって、この方法は、記録された部分領域PAがいくつかの不確実なシンボルまたは不正確に推定されたシンボルを含む場合にも無事に復号できるであろう。
【0077】
図11から図13を参照して説明される第二の実施形態は、パターン数列マッチング(PSM)と呼ばれる方法に関する。ここでは、記録された部分領域PAとマッチング領域MAの間の完全なビット単位の相関はとらない。代わりに、記録された部分領域PAにおいて見出される差分数列と、位置コード化パターンの予測位置周辺で再び生成されるより大きなマッチング領域MAのための差分数列との間でマッチングが行われる。この方法は、実行されるマッチの数がPNM方法の場合より少ないため、より高速となる(理想的には、実行時間は辺長の積と比較してマッチング領域の辺長の合計に比例するであろう)。しかしながら、多くの不確実なシンボルまたは不正確に推定されたシンボルのある部分領域を復号する能力は低い。
【0078】
<パターン近傍マッチング>
前述たように、位置コード化パターンはx符号化とy符号化の組み合わせである。したがって、復号は二つの次元に別々に処理されてよい。図8は、部分領域800を概略的に示す図である。部分領域800は、10×10のラスタの交点と、それぞれの交点からさまざまな変位に配置されるドットから構成される列(及び各行)について、ドットが四つの取り得る理想的な変位例えばラスタセルサイズの1/6だけ「右」、「上方」、「左」または「下方」への変位)の内の一つに十分近くに位置することを識別することによって、符号化されたx(及びy、それぞれ)の値のいくつかが求められてよい。例えば、ドット840は「左」への変位を表すと決定されてよい。これにより、符号化の凡例830に従って(x,y)=(1,0)生じることになる。他方、いくつかのラスタの交点では、近傍のドットが何を符号化するのかを決定することができないこともあるであろう。例えば、ドット850は、そのラスタの交点に近くに位置しすぎているしまた、交点860ではドットまったく存在していない。これらのケースでは、x値もy値も推定することができない。したがって、x次元及び/またはy次元で特定のラスタ交点での値について不確実性を表すことの必要性がある。
【0079】
前述たように図3のステップ340に従って、記録された部分領域の列と行を詳しく検討することにより列の符号化(例えば図8の820)と行の符号化(例えば図8の810)の解釈を表すために三つの文字、つまり値「0」、「1」、及び「−」が使用されてよく、「−」はドット変位についての不確実性を表す。
【0080】
すでに言及されたように、このプロセスは、列のために一つ(x座標符号化)と横行のために一つ(y座標符号化)の二つの行列(すなわちバイナリオフセット確率行列x−BOPMとy−BOPMを生じさせる。y−BOPM例は図10の1010で示される。ある意味では、x−BOPMとy−BOPMは、二進値(バイナリ値)に加えて、不確実性を表す一つの値も有するため、それらは二つの部分からなるというよりは三つの部分からなる。
【0081】
x−BOPMとy−BOPMはメモリ730に記憶されてよい。さらに詳細には、行列の各行は、「特定」されたである「0」と「1」を表す第一のnビットデータレジスタ(nは一つの次元での行列のサイズである)と、不確実性が第一のnビットデータレジスタ内の対応する値に適用されるかどうかに関するビットフラグを表す第二のnビットデータレジスタに記憶されてよい。ビットフラグが第二のデータレジスタにセットされると、これは、対応するビット値が使用されるべきではないこと、及び問題の行列セルが「−」値を有することを意味する。
【0082】
図9は、本実施形態のために復号ステップ350と検証ステップ360を実現するパターン近傍マッチング方法900を示した図である。この方法のための入力データは、図2の二つの先行する位置P1とP1’だけではない。図3のステップ340で生成されるような前述された二つのバイナリオフセット確率行列x−BOPMとy−BOPMも、この方法のための入力データである。
【0083】
ステップ910では、この二つの先行する位置P1とP1’に基づいて、次の位置P2predicted位置P1とP1’から一次関数による補外によって求められる。代替策として、二つより多い先行する位置が次の位置を予測するために使用されてよく、多項式補外などの任意の既知の運動予測モデルが使用されてよい。さらなる代替策として、ただ一つの先行する位置が使用されてもよい。その場合、予測は、運動データ(例えばユーザ装置2の移動方向、速度または加速度などに関する運動データ)の入力、あるいは、他の有用な情報(手書き速度に関するデフォルトの情報または予測される情報など)と結びつけられる。ただ一つの先行する位置は、マッチング領域MAのサイズが後続の位置を含むほど十分に大きく設定される場合に使用されてよい。このようなマッチング領域は先行する位置を中心に置くのが適切である。前記代替策は、例えば復号プロセスのさまざまなステップで使用されるさまざまな数の先行する位置と結びつけられてもよい。
【0084】
行する位置P1、P1’は、さまざまな方法で求められてよい。例えば、ペンストロークのまさに始まりでは、P1,P1’は、任意の従来の方法(例えば、すべてがここで参照することにより組み込まれる、前述された米国第6,667,695号、米国第2003/0012455号、及び米国第6,674,427号などの方法)に従って計算されてよい。新しい位置は本発明によるマッチングによって復号されるので、それらの復号された位置、次の新しい位置P2の予測の基礎を形成するために先行する位置P1、P1’として使用されてよい。
【0085】
ステップ920では、位置コード化パターンのマッチング領域MA(図2参照)が予測位置を中心に生成される。生成されたマッチング領域の例は図10の1000に示される。例えば、前述の米国第6,667,695号は、位置コード化パターンの領域が既定の位置からどのようにして生成されてよいのかを、11段57行目から15段14行目において、及びその図6において詳細に説明している。
【0086】
ステップ930では、バイナリオフセット確率行列の一つ例えばy−BOPMが、対応する次元例えばy次元)で生成されたマッチング領域の内容とマッチングされる。そのために、マッチングユニット740が、y−BOPMとマッチング領域のそれぞれの等しいサイズにされた複数の分領の間でビット単位の相関をとるであろう。このようなビット単位の相関ごとに、マッチングユニット740はy−BOPMと部分領域の中の対応するビットの数をカウントするであろう。ビットがy−BOPMにおいて不確実性の値「−」に設定されると、この位置は単に免除され、言うまでもなくこの位置に対応するビットは認められないであろう。
【0087】
−BOPMがマッチング領域全体とマッチングされると、CPU720は、複数の部分領域の内から、y−BOPMと最良の一致が見られた一つの分領域を決定するであろう(図2のPA2matched 参照)。図10では、マッチング領域1000の最良のマッチングの部分領が、符号1020で示されている。
【0088】
ステップ940では、結果として得られる位置(図2のP2matched 参照)が、最良のマッチングの部分領域から計算される。位置コード化パターンのマッチング領域MAの絶対開始位置はすでに既知である(予測位置P2predictedによって指定さている)ため、この位置は容易に求められる。したがって、結果として得られる位置が、相対位置としてマッチング領域MAの既知の絶対開始位置に加えられて、予測位置の絶対値座標が得られる
【0089】
この実施形態は、y−BOPMマッチングの横パターンから完全に復号された位置(x座標とy座標の両方)が得られることが理解されるべきであるしかし、それにも関わらず、ステップ950と960においてマッチング領域x−BOPMマッチングを実行することによって、ステップ930と940の結果が検証され、堅牢性を獲得してもよい。つまり、最良の相関が両方の座標で一致するときに限り、その結果ステップ970で受け入れられる。したがってステップ950と960は図3の検証ステップ360を実現してよい。
【0090】
ステップ950と960のこのような別々の検証動作に対する代替策として、二つの一致行列(すなわち、y−BOPMマッチングについての一つと、x−BOPMマッチングについての一つステップ930と940で平行して生成されてよい。これらの一致行列のそれぞれ行列要素は、マッチング領域MAにおいてその行列要素の位置で開始する部分領域PAについて、マッチしているビット/yビットの値を表すであろう。これら二つの一致行列(マッチ行列を要素ごとに加算することによって、CPU720は結果として得られる最大の合計を有する特定の要素位置を、求められているマッチング済み位置P2 matched として選択してよい。したがって、このケースでは検証はマッチング動作に固有である。
【0091】
前記検証方法の代わりに、またはそれに加えて、マッチング基準が満たされる場合に、位置決定のためにx−BPOM及び/またはy−BOPMとの最良の相関のある一つまたは複数の分領域だけが使用されてよい。マッチング基準は、一致(すなわち、ビット対応すること)の数が所定の閾値を超えること、及び/または一致の数の比率(取り得る一致の数に対する比率)が所定の閾値を超えることを含んでよい。取り得る一致の数はx−BOPMとy−BOPMの「確実」な値(つまり、不確実性値「−」に設定されない)の数によって示されてよい。
【0092】
<パターン数列マッチング>
この方法は、二つの一次元の差分数列に基づいて、位置が位置コード化パターンで符号化されている、という事実を利用する。したがって、このマッチングは一つの二次元の問題というよりむしろ二つの一次元の問題として取り扱われてよい。このことは、マッチングに必要とされる検索時間が二次(ordo(n*m))ではなく、一次(ordo(n+m))であることを意味する(nとmはマッチング領域の辺長である
【0093】
図13を参照すると、パターン数列マッチング(PSM)方法1300は、次の位置P2predictedを予測するステップ1310で開始する。ステップ1310は、図9のステップ910について前述されたのと同じように実行されてよい。
【0094】
ステップ1320では、マッチング差分数列の部分数列MSxとMSy(図12の符号1220参照)が、予測位置P2predictedの周辺のマッチング領域MA(図12の符号1200参照)について生成される。しかしながら、第一の実施形態とは対照的に実際のマッチング領域自体生成されない。前述の米国第6,667,695号は、11段57行目から15段14行目において、及び図6において、差分数列が既定の位置からどのようにして計算できるのかを説明している。
【0095】
ステップ1330は、記録された部分領域PA2について差分数SxとSyの集合を取得する。これらの差分数SxとSyは、ステップ1320で得られた予測マッチング差分数列の部分数列MSxとMSyとマッチングされる。まず、図11を参照すると、y−BOPM/x−BOPMの各行/列1110について、主数列1100の中の最良のマッチング部分数列1120が決定される。この部分数列は、高速なマッチングアルゴリズムによって実行されてよい。この高速なマッチングアルゴリズムは、六個の連続する正確なビット値(推定値「0」または「1」を有するが、「−」は有さない)がBOPM内で検出されると、その六個の値の組み合わせは本質的に主数列内においてつの位置(一意の主数列位置)しか有さないであろうという事実に基づくものである。この一意の主数列位置は、主数列1100の六十三通りの異なる循環シフトから構成されるルックアップテーブルから直接的に得られてよい。このルックアップテーブルは、便利にはメモリ730に記憶される。次に、y−BOPM/x−BOPMの特定の行/列1110の他の正確な位置ックアップテーブルから得られる特定の主数列シフトに突き合わされ、これらも一致(マッチ)すると判明すると、得られた主数列位置は正しいと考えられる。一致(マッチ)しない場合には、y−BOPM/x−BOPMの特定の行/列1110とルックアップテーブルの中の六十三通りのすべての主数列シフトの間で完全ビット単位マッチングが行われ、最良の一致が見られた位置が、その行/列1110についての主数列位置として選択される。同時に、主数列一致の割合(主数列一致レートy−BOPM/x−BOPMの特定の行/列1110について、マッチしたビット値の総数の形で登録される。
【0096】
次に、ステップ1330は、隣接する行/列について、得られた主数列位置を差し引くことにより差分数SとSy(図12の符号1230)の集合を取得することによって続行される。また、各差分数には、差分数一致レートが割り当てられる。例えば、関連する行/列の主数列一致レートを重み付け(例えば合計または平均)することによって、あるいはその最小を選択することによって、差分数一致レートが割り当てられる。
【0097】
ここで、ステップ1340では、このようにして取得された検出された)差分数SxとSyの集合が、予測される部分数列MSxとMSy(図12では符号1220で示される)とマッチングされる。部分数列MSxとMSyにおける最良の一致(マッチ)は、差分数の連続の組み合わせとして選択されてよい。この最良の一致は、任意には、差分数一致レートの最大の合計値を有する組み合わせを選択することにより、さらに区別されてもよい。代わりに、最良の一致は、一致の数とは関係なく、差分数一致レートの最大の合計を生じさせるマッチング差分数の組み合わせとして選択されてよい。
【0098】
ステップ1350では、結果として得られる位置P2matchedが、ステップ1340の結果として得られる最良の一致から求められる。図9のステップ940について前述理由と同様の理由により、この結果として得られる位置は容易に計算される。
【0099】
ステップ1360では、結果として得られる位置P2matched検証される。例えば位置P2matchedを中心とする位置コード化パターンの局所的な検証領域を生成し、このビット単位をx−BOPMとy−BOPMと相関をとることによって検証される。この検証は、マッチング基準を含んでもよい。前述たパターン近傍マッチングの場合と同様に、一致基準は、一致(すなわち、ビット対応すること)の数が所定の閾値を超えこと、及び/または一致の数の比率(取り得る一致の数に対する比率)が所定の閾値を超えことを含んでよい。P2matchedを中心とした完全な局所的な検証領域を生成する代わりに、ステップ1330で実行される計算が利用されてよい。選択された結果として得られる位置P2matchedが最良の一致のある位置であるため、取得された差分数の多くは予測されたものと一致する可能性が高い。最良のマッチング主数列についての一致の数(対応する差分数が根底にある)は、前述主数列一致レートを通して既知である。したがって、局所的な検証領域は、一致しない差分数についてだけ生成される必要がある。
【0100】
<パターン数列マッチングとパターン近傍マッチングの組み合わせ>
上述の二つの実施形態は、例えば、図14を参照して説明されるように結合されてよい。
【0101】
符号1400で示されるように、マッチングは生成されたx−BOPMおよびy−BOPMと、予測位置を用いて取得されるマッチング領域情報に基づいて実行される。まず、パターン数列マッチング1402が実行される。復号が無事に行われると、1410で検証が実行される。他方、パターン数列マッチング1402が失敗すると、次にパターン近傍マッチング1404が実行される。これが成功すると、1410で検証が行われる。しかしながら、パターン近傍マッチング1404も失敗した場合、他の既知の方法により位置を解決する試みが1420で行われる。このような方法は前述した米国第6,667,695号、米国第2003/0012455号、及び米国第6,674,427号に記述されもののいずれかを必要とする可能性がある。本発明によるマッチング方法が失敗した場合にも、このような方法が成功することを期待する状況がある。一つの例は、マッチング領域MAのサイズが小さすぎて、高速で書くユーザに「追いつく」ことができない場合である。別の例は、例えばペンストロークがある位置コード化ベースから別の位置コード化ベースへ描画されるときなど、ペンが位置コード化パターンの位置の切れ目の上で移動されるときである。位置が1420で無事に解されると、結果は1410で検証される。
【0102】
マッチング1400の結果の検証が失敗すると、1420で位置を解するための追加の試みがなされてよい。この試みも失敗した場合には、すべての使用可能な方法が試されるまで別の既存の位置解方法が1420で試されてよい。
【0103】
本発明はおもにいくつかの実施形態に関して前述されてきた。しかしながら、当業者により容易に理解されるように、前記に開示された実施形態以外の他の実施形態は、添付の請求項により定義されるように、本発明の範囲内で等しく可能である。
【図面の簡単な説明】
【0104】
本発明はここで添付図面に関してさらに詳細に説明される。
【図1】 本発明を使用できるシステムの概略図である。
【図2】 位置コード化パターンの部分領域の復号及びマッチングの概略図である。
【図3】 位置コード化パターンの部分領域の画像を復号することにより位置を求める、本発明による一般的な方法を示すフロー図である。
【図4】 本発明に従って復号されてよい位置コード化パターンの概略図である。
【図5】 位置コード化パターンにおけるマークの四つの理想的なロケーションを示す図である
【図6】 本発明による位置復号が実施されてよい電子ペンの形の装置の概略図である。
【図7】 図6に示される装置内の電子回路部品と画像センサの概略ブロック図である。
【図8】 バイナリオフセット確率行列が生成される方法を示す概略図である。
【図9】 本発明による復号方法の第一の実施形態のフロー図である。
【図10】 第一の実施形態の動作原理を説明するために、生成された局所的な位置コード化パターン及びバイナリオフセット確率行列を示す図である
【図11】 第二の実施形態の説明をサポートするための概略図である。
【図12】 第二の実施形態の説明をサポートするための概略図である。
【図13】 第二の実施形態の説明をサポートするための概略図である。
【図14】 第一の実施形態及び第二の実施形態の両方ともが利用される代替実施形態を示す図である

Claims (32)

  1. 計算により位置を求めることが可能な位置コード化パターンの一部を構成する部分領域からセンサによって記録された画像に基づいて、前記部分領域の前記位置コード化パターンにおける位置を復号するための方法であって、
    計算によらずに位置を復号するために、前記位置コード化パターンに含まれる少なくとも一つの参照位置を特定し、
    特定された前記参照位置と所定の空間的な関係を有する領域をパターン参照領域として特定し、
    前記パターン参照領域は、前記位置コード化パターンの一部を構成し、かつ、復号されるべき前記位置に対応する部分領域より大きなサイズを有する領域であり、
    前記所定の空間的な関係は、復号されるべき前記位置に対応する部分領域が前記パターン参照領域に含まれるように定められているものであり、
    前記センサによって記録された画像から得られる情報を前記パターン参照領域についての既知の情報とマッチングすることにより、復号されるべき位置を該位置についての前記計算を行わずに求めることを含む
    ことを特徴とする、位置コード化パターンにおける位置を復号するための方法。
  2. 前記センサによって記録された複数の画像の並びから、複数の位置の並びが復号される場合に、前記パターン参照領域内において前記情報が前記既知の情報とマッチした相対位置を求め、前記相対位置によって前記空間的な関係を調整することにより、復号されるべき各位置が求められる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記センサによって記録された複数の画像の並びから、複数の位置の並びが復号される場合に、前記複数の画像の並びに含まれる各画像についてそれぞれ前記パターン参照領域を生成することを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記センサによって記録された複数の画像の並びから、複数の位置の並びが復号される場合に、前記複数の画像の並びに含まれる二つ以上の画像について同じ前記パターン参照領域を使用することを含む、請求項1または2に記載の方法。
  5. 前記空間的な関係が予測位置によって与えられ、
    前記方法は、前記少なくとも一つの参照位置に基づいて前記予測位置を推定することを含む、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記パターン参照領域は、前記予測位置に対して所定の位置関係をもって生成される、請求項5に記載の方法。
  7. 前記予測位置は、前記パターン参照領域に含まれる、請求項6に記載の方法。
  8. 前記センサによって記録された複数の画像の並びから、複数の位置の並びが復号される場合に、前記複数の画像の並びに含まれる各画像について前記予測位置の推定が行われ、複数の予測位置の並びが生成される、請求項5〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記複数の予測位置の並びが、前記マッチングによって前記複数の位置の並びに変換される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記センサによって記録された複数の画像の並びから、複数の位置の並びが復号される場合に、前記予測位置の推定は、前記複数の位置の並びおよび/または前記少なくとも一つの参照位置から選択される少なくとも二つの先行する位置に基づいて行われる、請求項5〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記予測位置の推定は、前記少なくとも二つの先行する位置の多項式補外によって行われる、請求項10に記載の方法。
  12. 前記参照位置は、該参照位置についての前記位置コード化パターンが可能とする前記計算を行うことによって特定される、請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記参照位置についての計算は、
    前記復号されるべき位置に対応する画像に先行する別の画像からシンボルデータを取得することと、
    前記位置コード化パターンが可能とする前記計算のための数式に前記シンボルデータを入力することと、
    を含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記参照位置についての計算は、
    前記復号されるべき位置に対応する画像に先行する別の画像からシンボルデータを取得することと、
    前記位置コード化パターンが可能とする前記計算のための基本的なコード化データを含む一つまたは複数のデータ構造内で、前記シンボルデータを用いて一つまたは複数のルックアップ動作を行うことによって、位置データを取得することと、
    を含む、請求項12に記載の方法。
  15. 前記参照位置についての計算は、さらに、
    前記位置コード化パターンが可能とする前記計算のための数式に、前記位置データを入力することと、
    を含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記センサによって記録された複数の画像の並びから、複数の位置の並びが復号される場合に、前記少なくとも一つの参照位置を前記複数の位置の並びとマージすることを含む、請求項1〜15のいずれかに記載の方法。
  17. 前記センサによって記録された複数の画像の並びから、複数の位置の並びが復号される場合に、前記参照位置の特定が間欠的に行われて、前記少なくとも一つの参照位置が更新または置換され、更新または置換された前記参照位置が、以後の画像についての以後のマッチングのために用いられる、請求項1〜16のいずれかに記載の方法。
  18. 前記パターン参照領域は複数の部分領域を含み、前記複数の部分領域のそれぞれが前記復号されるべき位置に対応する候補を定めるものである、請求項1〜17のいずれかに記載の方法。
  19. 前記マッチングは、前記画像から得られる情報を、前記パターン参照領域に含まれる前記複数の部分領域のそれぞれと比較することを含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記マッチングは、前記センサによって記録された画像について、前記複数の候補のうちの一つを選択することを含み、
    前記選択される候補は、前記比較において、前記画像から得られる情報と前記複数の部分領域との間で一致が見られたものである、請求項19に記載の方法。
  21. 前記位置コード化パターンは、複数のマークを備え、
    各マークは、少なくとも二つの異なる値の一方をコード化する、請求項1〜20のいずれかに記載の方法。
  22. 前記マッチングは、確率行列を生成することによって、前記センサによって記録された画像から前記情報を取得することを含み、
    前記確率行列は、前記画像の中に含まれる位置コード化パターンのサブ領域を表すものであって、前記サブ領域内の各マークについての行列要素を含むものであり、
    各行列要素は、そのマークの最も可能性のある推定値を表す値、または、そのマークについて推定値が得られないことを表す値のどちらかを持つように適合されている、請求項21に記載の方法。
  23. 前記最も可能性のある推定値を表す値は整数値である、請求項22に記載の方法。
  24. 各マークは、第一の次元で二進値をコード化するとともに、第二の次元で二進値をコード化し、
    第一の確率行列は、前記第一の次元での前記マークの値について生成され、第二の確率行列は、前記第二の次元でのマークの値について生成される、請求項22または23に記載の方法。
  25. 前記パターン参照領域は複数の部分領域を含み、前記複数の部分領域のそれぞれが前記復号されるべき位置に対する候補を定めるものであり、
    前記マッチングは、前記確率行列を、前記パターン参照領域に含まれる前記複数の部分領域のそれぞれと比較することを含む、請求項22〜24のいずれかに記載の方法。
  26. 前記位置コード化パターンは、循環主数列のシフトに基づいており、
    前記循環主数列に含まれる部分数列であって第一の所定の長さ以上の長さを有する第一の部分数列は、曖昧さなしに決定される前記循環主数列における位置を有し、
    前記位置コード化パターンにおける前記循環主数列のペアの間のシフトの差分を表す差分数が並んだ差分数列に含まれる部分数列であって第二の所定の長さ以上の長さを有する第二の部分数列は、曖昧さなしに決定される前記差分数列における位置を有し、
    前記マッチングは、
    前記パターン参照領域について第一の集合の差分数の集合を取得することと、
    前記確率行列から第二の集合の差分数の集合を取得することと、
    前記第二の差分数の集合を前記第一の差分数の集合とマッチングすることと、
    前記マッチングの結果から、前記復号されるべき位置を求めることと、
    を含む、請求項22〜24のいずれかに記載の方法。
  27. 前記第二の差分数の集合の取得は、
    前記確率行列のそれぞれの行または列を前記循環主数列とマッチングして、前記行または前記列についての主数列位置を推定することと、
    前記確率行列の行のペアまたは列のペアについて、推定された主数列位置を差し引くことによって、前記第二の差分数の集合を求めることと、
    を含む、請求項26に記載の方法。
  28. 前記復号されるべき位置の並びが、電子手書きツールを用いて実行される手書きストロークの少なくとも一部を表す、請求項1〜27のいずれかに記載の方法。
  29. 前記復号されるべき位置に対応する画像は、電子手書きツールを用いて記録され、
    前記予測位置は、前記少なくとも一つの参照位置と、前記手書きツールの所定のまたは検出された移動方向または速度または加速度の少なくとも一つと、に基づいて推定される、請求項5〜11のいずれかに記載の方法。
  30. プログラムコードを備え、コンピュータで実行されるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、請求項1〜29のいずれかに記載の方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  31. コンピュータで実行されるコンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータに、請求項1〜29のいずれかに記載の方法を実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
  32. 計算により位置を求めることが可能な位置コード化パターンの一部を構成する部分領域からセンサによって記録された画像に基づいて、前記部分領域の前記位置コード化パターンにおける位置を復号するための装置であって、
    計算によらずに位置を復号するために、前記位置コード化パターンに含まれる少なくとも一つの参照位置を特定し、特定された前記参照位置と所定の空間的な関係を有する領域をパターン参照領域として特定する手段を備え
    前記パターン参照領域は、前記位置コード化パターンの一部を構成し、かつ、復号されるべき前記位置に対応する部分領域より大きなサイズを有する領域であり、
    前記所定の空間的な関係は、復号されるべき前記位置に対応する部分領域が前記パターン参照領域に含まれるように定められているものであり、
    前記センサによって記録された画像から得られる情報を前記パターン参照領域についての既知の情報とマッチングすることにより、復号されるべき位置を該位置についての前記計算を行わずに求める手段をさらに備える
    ことを特徴とする、位置コード化パターンにおける位置を復号するための装置。
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