JP2019168627A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、定着装置の異音の発生を抑制することを目的とする。
図1において、画像形成装置1は、例えば電子写真方式のプリンタであり、媒体に転写された現像剤を定着させる定着装置を有するものである。
給紙カセット2は、媒体を積層して収容するものである。給紙カセット2に収容された媒体は給紙サブローラ12の回転により1枚ずつ分離されて送り出され、さらに給紙ローラ11により図中矢印Aが示す媒体搬送方向へ搬送され、レジスト部13へ搬送される。
転写ローラ41は、画像形成ユニット3の感光ドラム31と対向配置され、レジスト部203から搬送された媒体を搬送するとともに、転写電圧が印加されることで媒体に、感光ドラム31に形成されたトナー像を転写するものである。転写ローラ41は、バネにより感光ドラム31に押圧され、感光ドラム31との間で媒体を挟持して搬送する。
搬送部43は、媒体搬送方向における除電部42の下流に配置され、転写ローラ41を通過した媒体を定着器5へ案内する搬送ガイドである。
分離片としての分離爪53は、定着ローラ51の回転方向において、定着ローラ51と加圧ローラ52との接触部の下流において、先端部が定着ローラ51の外周面に接触するように配置されたものである。この分離爪53は、定着ローラ51により搬送される媒体を定着ローラ51の外周面から分離するものである。なお、分離爪53の詳細な構成は後述する。
媒体堆積部6は、排出ローラ部14で排出された媒体を堆積させるスタッカである。
なお、本実施例では、芯金512の表面をPFAでコーティングし、定着ローラ51の表面の離形層を形成するようにしている。
さらに、分離爪53は、摺動性および耐熱性に優れたPFA、即ち定着ローラ51と同じ種類の材料で構成されている。
また、本実施例では、分離爪53の当接面533aの表面の粗さ形状が所定の尖度となるように形成されている。
まず、画像形成装置の動作の概要を図1に基づいて説明する。
給紙ローラ11および給紙サブローラ12により給紙カセット2から給紙された媒体は、レジスト部13へ搬送され、レジストローラ対により先端の斜行が矯正されるとともに、画像形成ユニット3の感光ドラム31と転写ユニット4の転写ローラ41とが接触しているニップ部(接触部)へ搬送される。
感光ドラム31と転写ローラ41とのニップ部を通過し、トナー像が転写された媒体は、除電部42によってトナー像が転写されていない非トナー像面側の帯電が除去され、搬送部62に案内されて定着器5へ搬送される。
このようにして画像形成装置1の印刷動作が行われる。
切削加工は、当接面533aをフライスで切削する加工方法である。
梨地加工やシボ加工は、金型(鋳型、プレス型等)の表面に細かい凹凸をつけて成型品にその模様を転写する加工方法である。
例えば、梨地加工した当接面533aは図8に示すように加工される。また、シボ加工した当接面533aは図9に示すように溝が線状に形成される。
「ペーパー粗し加工」は、上記「金型加工」で成型した分離爪53の先端部533の当接面533aに上述したペーパー粗し加工を施したものであり、尖度Rkuは3.9Rku、表面粗さRa=1.9であった。
「シボ加工」は、分離爪53の先端部533の当接面533aに対応する金型の部位に、棚澤八光社製TH−106を使用してシボ加工を施して成型したものであり、尖度は2.8Rku、表面粗さRa=1.1であった。
「サンドブラスト(砂)加工」は、上記「金型加工」で成型した分離爪53の先端部533の当接面533aに、研磨材として砂を用いて上述したサンドブラスト加工を施したものであり、尖度は3.0Rku、表面粗さRa=0.5であった。
なお、分離爪53の先端部533の当接面533aを上記「シボ加工」で成型した後、その当接面533aに、研磨材として砂を用いて上述したサンドブラスト加工を施したものであり、尖度は3.7Rku、表面粗さRa=0.9であった。
「サンドブラスト(ジルコンビーズ)加工」は、上記「金型加工」で成型した分離爪53の先端部533の当接面533aに、研磨材をジルコンビーズに変更して上述したサンドブラスト加工を施したものであり、尖度は2.5Rkuと小さくなった。なお、表面粗さRa=1.0であった。
「サンドブラスト(ナイロンショット)加工」は、上記「金型加工」で成型した分離爪53の先端部533の当接面533aに、研磨材をナイロンショットに変更して上述したサンドブラスト加工を施したものであり、尖度は2.2Rkuとさらに小さくなった。なお、表面粗さRa=2.6であった。
「梨地加工」は、分離爪53の先端部533の当接面533aに対応する金型の部位に、梨地加工を施して成型したものであり、尖度は3.1Rku、表面粗さRa=0.5であった。
一方、分離爪53の当接面533aの表面の尖度Rkuを3以上にすると異音が発生しないことが判明した。
即ち、本実施例では、分離爪53の当接面533aの表面の尖度Rkuを3未満にした場合、異音が発生し、尖度Rkuを3以上にした場合、異音が発生しないことが判明した。
このように、本実施例では、分離爪53の当接面533aの表面の形状を尖度Rkuで表現した場合、その尖度Rkuを3以上にすることにより、分離爪53の当接面533aの表面と、定着ローラ51の表面との接触による異音の発生を抑制することができる。
以上説明したように、本実施例では、分離爪の当接面の表面の尖度を3以上としたことにより、定着器における異音の発生を抑制することができるという効果が得られる。
なお、本実施例では、画像形成装置をプリンタとして説明したが、それに限られるものでなく、定着器を有するものであれば複写機、ファクシミリ装置、複合機(MFP)等としても良い。
2 給紙カセット
3 画像形成ユニット
4 転写ユニット
5 定着器
6 媒体堆積部
51 定着ローラ
52 加圧ローラ
53 分離爪
531 支持部
532 スプリング
533 先端部
533a 当接面
Claims (8)
- 媒体に転写された現像剤と接触し、該現像剤を熱と圧力で媒体に定着させる回転可能な定着部材と、
前記定着部材と対向配置され、前記定着部材との間に接触部を形成し、前記接触部で媒体を前記定着部材に押圧する加圧部材と、
前記定着部材の回転方向における前記接触部の下流において前記定着部材の表面と当接し、前記定着部材から媒体を分離する分離片と、
を有し、
前記分離片は、前記定着部材の表面と当接する当接面を有し、
前記当接面は、尖度が3以上であることを特徴とする定着装置。 - 請求項1に記載の定着装置において、
前記分離片は、前記定着部材の表面と同種の材料で構成されていることを特徴とする定着装置。 - 請求項1または請求項2に記載の定着装置において、
前記当接面は、切削加工が施されていることを特徴とする定着装置。 - 請求項1または請求項2に記載の定着装置において、
前記当接面は、粒度500のサンドペーパーによる粗し加工が施されていることを特徴とする定着装置。 - 請求項1または請求項2に記載の定着装置において、
前記当接面は、シボ加工された後、粒度500のサンドペーパーによる粗し加工が施されていることを特徴とする定着装置。 - 請求項1または請求項2に記載の定着装置において、
前記当接面は、砂を研磨材としたサンドブラスト加工が施されていることを特徴とする定着装置。 - 請求項1または請求項2に記載の定着装置において、
前記当接面は、梨地加工されていることを特徴とする定着装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の定着装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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