JP2010139701A - 画像処理装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】未定着のトナー像が形成された用紙Pに接触し、このトナー像の定着を行う無端状のベルト部材110の表面に凹凸面を与える表面形状付与部材131と、この表面形状付与部材131との間で無端状のベルト部材110に圧力を加える対向部材132を配置する。ここで、表面形状付与部材131の表面の硬度より、対向部材132の表面の硬度を低くする。これにより、無端状のベルト部材110の表面に凹凸を付与する効果を高め、用紙Pの突入による無端状のベルト部材110の表面に形成される傷が、定着後の画像に現れる影響を抑える。
【選択図】図1
Description
(定着装置)
図1は、発明を利用した定着装置の一例を示す概念図である、図1には、画像処理装置の一例である定着装置10が示されている。定着装置10は、駆動ロール111、ガイドロール112およびクリーニングロール113を備えている。これらロールには、無端状のベルト部材110が掛け渡されている。無端状のベルト部材110は、多層構造を有しており、例えば、厚さ80μmのポリイミド樹脂で形成されたベース層と、ベース層の表面側(外周面側)に積層された厚さ200μmのシリコーンゴムからなる弾性体層と、さらに弾性体層上に被覆された例えば厚さ30μmのテトラフルオロエチレン−ペルフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)チューブからなる離型層とで構成され、記録材の一例である用紙Pより幅広の端の無い閉じた形状を有している。
駆動ロール111が図の反時計回り方向に回転し、無端状のベルト部材110が図1の反時計回り方向に回転しつつ移動している状態において、図1では図示省略されている画像形成手段により未定着画像(未定状態のトナー像)が形成された用紙Pが、矢印Fの方向に向かってガイド部材15上を搬送されてくる。この用紙Pの搬送は、図示しない搬送ロールの機能により行われる。
用紙Pが無端状のベルト部材110に接触する際、用紙Pの前縁の衝突により、無端状のベルト部材110に線状の傷が付く。この現象が繰り返し起こることで、多数の線状の傷が無端状のベルト部材110に形成される。この傷をそのままにしておくと、この傷は、画像の定着時に加熱により溶融したトナーに押し付けられ、定着後の画像における画像欠陥として現れる。この画像欠陥は、例えば帯状の光沢ムラとして観察される。
図1に例示した定着装置を備えた画像形成装置の一例を説明する。図3は、発明を利用した画像形成装置の一例を示す概念図である。図3には、画像形成装置30が示されている。画像形成装置30は、用紙を供給する用紙供給部20と、画像形成手段を備えた画像形成部300と、図1に示す定着装置10を備えている。
用紙供給部20は、複数枚の用紙を収めた収納装置21と、収納装置21から用紙を図の右方向に送り出す図示省略した機構と、この機構から送り出された用紙を図の右方向に搬送する搬送ロール22を備えている。
画像形成部300は、用紙供給部20から送り出された用紙を画像形成部300に向けて搬送する搬送ロール301を備えている。搬送ロール301の下流側には、搬送ロール301から送り出された用紙または後述する搬送ロール315から送り出された用紙を、二次転写部303に向かって搬送経路304上で搬送する搬送ロール302が配置されている。二次転写部303は、転写ロール306と対向ロール307を備え、その間に転写ベルト305と用紙を挟むことで、用紙上に転写ベルト305上のトナー像を転写する。
以下、収納装置21に収納された用紙に画像を形成する動作の一例を説明する。まず、収納装置21に収納された用紙が搬送ロール22によって図の右方向に搬送され、用紙供給部200から画像形成部300へと送り出される。画像形成部300に送り込まれた用紙は、搬送経路304を図の右方向へと搬送され、二次転写部303に送られる。
サンプルを試作し、無端状のベルト部材110の表面に残る用紙Pの突入による傷の影響を目視により調べた結果を説明する。ここでは、表面形状付与部材131として、アルミニウムの円筒部材131aの表面に接着剤により、平均粒径27μmの球状のアルミナ粒子を付着させた表面付与層131bを形成したものを用意した。また、対向部材132として、アルミニウムの円筒部材132aの表面に厚さ3mmのシリコーンゴムの表面層132bを被覆したものを用意した。なお、この表面層132bの硬さは、JIS A 30°の硬度となるように調整した。また、無端状のベルト部材110に加わる荷重を10kgfとした。
以上の例示では、画像処理装置の一例として定着装置を例に挙げ説明をしたが、本発明の画像処理装置は、定着装置以外に適用することもできる。例えば、定着装置の下流側に配置される光沢付与装置が知られている。光沢付与装置は、用紙上に定着した画像を再度加熱し、トナー成分を再度溶融あるいは軟化させ、その状態で平坦性が確保された光沢付与面に用紙の画像形成面を押し付けながら冷却することで、画像表面の平坦性を高め、それにより光沢感を高める最定着処理が行われる。この装置においても、用紙を回転体(例えばベルト部材)に接触させるので、用紙の回転体への衝突が生じる。このため、上述した定着装置の場合と同様の問題が生じる。したがって、本発明の画像処理装置を上記光沢付与装置に利用することで、用紙の衝突に起因する画像への悪影響を低減できる。
Claims (4)
- 記録材に接触し、前記記録材に形成された画像の定着を行う無端状のベルト部材と、
表面に凹凸形状を有し、移動する前記無端状のベルト部材の前記記録材と接触する面側に回転しつつ接触することで前記凹凸形状を前記ベルト部材の表面に付与する表面形状付与部材と、
前記表面形状付与部材との間で前記無端状のベルト部材を挟む前記表面形状付与部材に対向する対向部材と
を備え、
前記表面形状付与部材の表面の硬度が、前記対向部材の表面の硬度よりも大きいことを特徴とする画像処理装置。 - 前記無端状のベルト部材が前記記録材に接触した状態で、前記記録材に熱を加える加熱手段と、
前記無端状のベルト部材が前記記録材に接触した状態で、前記記録材を前記無端状のベルト部材に押し付ける圧力を加える加圧手段と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記無端状のベルト部材が前記記録材と接触する箇所より下流において、前記無端状のベルト部材を清掃する清掃部材を備え、
前記清掃部材の下流において前記表面形状付与部材による前記無端状のベルト部材に対する表面形状を付与する処理が行われることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。 - 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像が形成された前記記録材に、前記無端状のベルト部材を接触させることで、前記画像を前記記録材上に定着させる請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像処理装置と
を備えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008315491A JP2010139701A (ja) | 2008-12-11 | 2008-12-11 | 画像処理装置および画像形成装置 |
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JP2008315491A JP2010139701A (ja) | 2008-12-11 | 2008-12-11 | 画像処理装置および画像形成装置 |
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- 2008-12-11 JP JP2008315491A patent/JP2010139701A/ja active Pending
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