JP2019156471A - 梱包部材、梱包体 - Google Patents
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Abstract
【課題】被梱包物と梱包部材の嵌合量を大きくしなくても、輸送時の被梱包物からの脱落を防止する事が可能な梱包部材を提供する事。【解決手段】被係合部を備える被梱包物を梱包するための梱包部材であって、被梱包物の端部を保持する保持部と、被係合部に係合する規制部であって、端部に装着された保持部が端部に対して第一の方向に移動することを規制し、かつ、保持部が第一の方向と逆方向に移動して端部に装着されるときに、被梱包物と当接することで変形し、保持部が端部に装着されることを許容する規制部と、を有し、規制部は、端部に装着された保持部が端部に対して第一の方向と交差する第二の方向に移動することを許容することを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、被梱包物を梱包する際に使用する梱包部材に関するものである。
電子写真プロセスを用いた電子写真画像形成装置には、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置およびワードプロセッサ等が含まれる。そしてこれらの電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置と称す)は、像担持体である電子写真感光体を一様に帯電させ、電子写真感光体への選択的な露光によって潜像を形成する。そして潜像は現像剤で現像され、現像剤像として顕在化される。そして現像剤像を記録媒体に転写する。転写された現像剤像に熱や圧力を加えることで現像剤像を記録媒体に定着させて画像を記録している。従来、このような画像形成装置は現像剤補給や各種プロセス手段のメンテナンスを伴っていた。
この現像剤補給作業やメンテナンスを容易にする手段として電子写真感光体、帯電手段、現像手段、クリーニング手段等の全てもしくは一部を枠体内にまとめてカートリッジ化している。そして、このプロセスカートリッジ(以下、カートリッジと称す)を画像形成装置に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。
このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをカートリッジの交換という形でユーザ自身が行えるため、格段に操作性を向上させることができる。このようにカートリッジを着脱可能とし、ユーザがカートリッジを交換できる構成としたことから、ユーザが画像形成装置本体からカートリッジを取り出し、新しいカートリッジと交換することが一般的となっている。
ここで、出荷された新品のカートリッジは被梱包物として、輸送時の振動や衝撃からカートリッジを保護するための梱包部材に梱包されている。そして、画像形成装置本体への新品のカートリッジ装着時には、ユーザが梱包部材をカートリッジから取り外し、画像形成装置本体に装着する。
そして、カートリッジを輸送時の振動や衝撃から保護する梱包部材については、種々のものが提案されている。例えば、特許文献1に示すように、パルプモールド材の梱包部材をカートリッジの両側側面を挟み込む形で装着し、その状態で梱包箱に梱包している。
また、被梱包物の両側側面を挟み込む形で装着する梱包部材については、特許文献2、特許文献3に示すような梱包部材が提案されている。
この現像剤補給作業やメンテナンスを容易にする手段として電子写真感光体、帯電手段、現像手段、クリーニング手段等の全てもしくは一部を枠体内にまとめてカートリッジ化している。そして、このプロセスカートリッジ(以下、カートリッジと称す)を画像形成装置に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。
このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをカートリッジの交換という形でユーザ自身が行えるため、格段に操作性を向上させることができる。このようにカートリッジを着脱可能とし、ユーザがカートリッジを交換できる構成としたことから、ユーザが画像形成装置本体からカートリッジを取り出し、新しいカートリッジと交換することが一般的となっている。
ここで、出荷された新品のカートリッジは被梱包物として、輸送時の振動や衝撃からカートリッジを保護するための梱包部材に梱包されている。そして、画像形成装置本体への新品のカートリッジ装着時には、ユーザが梱包部材をカートリッジから取り外し、画像形成装置本体に装着する。
そして、カートリッジを輸送時の振動や衝撃から保護する梱包部材については、種々のものが提案されている。例えば、特許文献1に示すように、パルプモールド材の梱包部材をカートリッジの両側側面を挟み込む形で装着し、その状態で梱包箱に梱包している。
また、被梱包物の両側側面を挟み込む形で装着する梱包部材については、特許文献2、特許文献3に示すような梱包部材が提案されている。
しかしながら、先行技術で示す構成では、以下のような課題がある。
従来、被梱包物の両側側面を挟み込む形で装着する梱包部材は、梱包部材が輸送時の振動や衝撃によって被梱包物から脱落しないように、被梱包物と梱包部材の嵌合量を大きくする必要があり、それに伴い梱包部材のサイズも大きくする必要があった。
従来、被梱包物の両側側面を挟み込む形で装着する梱包部材は、梱包部材が輸送時の振動や衝撃によって被梱包物から脱落しないように、被梱包物と梱包部材の嵌合量を大きくする必要があり、それに伴い梱包部材のサイズも大きくする必要があった。
本発明は、被梱包物と梱包部材の嵌合量を大きくしなくても、輸送時の被梱包物からの脱落を防止する事が可能な梱包部材を提供する事を目的としている。
上記目的を達成するため、本発明における梱包部材は、
被係合部を備える被梱包物を梱包するための梱包部材であって、
前記被梱包物の端部を保持する保持部と、
前記被係合部に係合する規制部であって、前記端部に装着された前記保持部が前記端部に対して第一の方向に移動することを規制し、かつ、前記保持部が前記第一の方向と逆方向に移動して前記端部に装着されるときに、前記被梱包物と当接することで変形し、前記保持部が前記端部に装着されることを許容する規制部と、
を有し、
前記規制部は、前記端部に装着された前記保持部が前記端部に対して第一の方向と交差する第二の方向に移動することを許容することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明における梱包体は、
被係合部を備える被梱包物と、
前記被梱包物を梱包するための梱包部材であって、
前記被梱包物の端部を保持する保持部と、
前記被係合部に係合する規制部であって、前記端部に装着された前記保持部が前記端部に対して第一の方向に移動することを規制し、かつ、前記保持部が前記第一の方向と逆方向に移動して前記端部に装着されるときに、前記被梱包物と当接することで変形し、前記保持部が前記端部に装着されることを許容する規制部と、
を有する梱包部材と、
を有し、
前記規制部は、前記端部に装着された前記保持部が前記端部に対して第一の方向と交差する第二の方向に移動することを許容することを特徴とする。
被係合部を備える被梱包物を梱包するための梱包部材であって、
前記被梱包物の端部を保持する保持部と、
前記被係合部に係合する規制部であって、前記端部に装着された前記保持部が前記端部に対して第一の方向に移動することを規制し、かつ、前記保持部が前記第一の方向と逆方向に移動して前記端部に装着されるときに、前記被梱包物と当接することで変形し、前記保持部が前記端部に装着されることを許容する規制部と、
を有し、
前記規制部は、前記端部に装着された前記保持部が前記端部に対して第一の方向と交差する第二の方向に移動することを許容することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明における梱包体は、
被係合部を備える被梱包物と、
前記被梱包物を梱包するための梱包部材であって、
前記被梱包物の端部を保持する保持部と、
前記被係合部に係合する規制部であって、前記端部に装着された前記保持部が前記端部に対して第一の方向に移動することを規制し、かつ、前記保持部が前記第一の方向と逆方向に移動して前記端部に装着されるときに、前記被梱包物と当接することで変形し、前記保持部が前記端部に装着されることを許容する規制部と、
を有する梱包部材と、
を有し、
前記規制部は、前記端部に装着された前記保持部が前記端部に対して第一の方向と交差する第二の方向に移動することを許容することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、被梱包物と梱包部材の嵌合量を大きくしなくても、輸送時の被梱包物からの脱落を防止する事が可能な梱包部材を提供する事ができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
本発明に係る梱包部材の一実施形態について実施例1として図1〜図7を用いて説明す
る。以下の実施形態では、梱包部材が梱包する被梱包物として、画像形成装置に着脱可能なカートリッジの場合を例示している。ここで、画像形成装置の例としては、4個のカートリッジが着脱可能なフルカラー電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置と称す)の場合を例示している。ただし、画像形成装置に装着するカートリッジの個数はこれに限定されるものではない。必要に応じて適宜設定されるものである。また、以下説明する実施形態によれば、画像形成装置の一態様としてプリンタを例示している。
本発明に係る梱包部材の一実施形態について実施例1として図1〜図7を用いて説明す
る。以下の実施形態では、梱包部材が梱包する被梱包物として、画像形成装置に着脱可能なカートリッジの場合を例示している。ここで、画像形成装置の例としては、4個のカートリッジが着脱可能なフルカラー電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置と称す)の場合を例示している。ただし、画像形成装置に装着するカートリッジの個数はこれに限定されるものではない。必要に応じて適宜設定されるものである。また、以下説明する実施形態によれば、画像形成装置の一態様としてプリンタを例示している。
また、本実施例において、梱包部材が装着されたカートリッジ、すなわち、被梱包物と梱包部材とからなる組立体について、本実施例では梱包体と称する。梱包体とは、例えば、カートリッジを運搬する際等において、運搬時の損傷を防止するために採用される運搬用の組立体のことである。かかる組立体構成により、被梱包物であるカートリッジの安全な運搬が可能となる。
なお、梱包体の具体的構成は、装置構成などに応じて種々の構成が考えられ、本実施例で示す構成に限定されるものではない。
なお、梱包体の具体的構成は、装置構成などに応じて種々の構成が考えられ、本実施例で示す構成に限定されるものではない。
≪画像形成装置の概略構成≫
まず、本実施例の画像形成装置の断面概略図を図2に示す。図2に示すように、この画像形成装置1は、電子写真プロセスを用いた4色フルカラーレーザプリンタであり、記録媒体Sにカラー画像形成を行う。画像形成装置1はプロセスカートリッジ方式であり、カートリッジを装置本体2に取り外し可能に装着して、記録媒体Sにカラー画像を形成するものである。ここで、画像形成装置1に関して、開閉ドア3を設けた側を正面(前面)、正面と反対側の面を背面(後面)とする。また、画像形成装置1を正面から見て右側を駆動側、左側を非駆動側と称す。
装置本体2には第1のカートリッジPY、第2のカートリッジPM、第3のカートリッジPC、第4のカートリッジPKの4つのカートリッジP(PY、PM、PC、PK)が水平方向に配置されている。第1〜第4の各カートリッジP(PY、PM、PC、PK)は、それぞれ同様の電子写真プロセス機構を有しており、現像剤(以下トナーと称す)の色がイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)と異なるものである。
まず、本実施例の画像形成装置の断面概略図を図2に示す。図2に示すように、この画像形成装置1は、電子写真プロセスを用いた4色フルカラーレーザプリンタであり、記録媒体Sにカラー画像形成を行う。画像形成装置1はプロセスカートリッジ方式であり、カートリッジを装置本体2に取り外し可能に装着して、記録媒体Sにカラー画像を形成するものである。ここで、画像形成装置1に関して、開閉ドア3を設けた側を正面(前面)、正面と反対側の面を背面(後面)とする。また、画像形成装置1を正面から見て右側を駆動側、左側を非駆動側と称す。
装置本体2には第1のカートリッジPY、第2のカートリッジPM、第3のカートリッジPC、第4のカートリッジPKの4つのカートリッジP(PY、PM、PC、PK)が水平方向に配置されている。第1〜第4の各カートリッジP(PY、PM、PC、PK)は、それぞれ同様の電子写真プロセス機構を有しており、現像剤(以下トナーと称す)の色がイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)と異なるものである。
ここから先の説明において、カートリッジP(PY、PM、PC、PK)は、各色同様な構成をとるため、表記をカートリッジPとする。カートリッジPには装置本体2の駆動出力部(不図示)から回転駆動力が伝達される。また、カートリッジPには装置本体2からバイアス電圧(帯電バイアス、現像バイアス等)が供給される(不図示)。
≪カートリッジの概略構成≫
図3に示すように、本実施例のカートリッジPは、電子写真感光体4(以下、感光ドラムと称す)と、この感光ドラム4に作用するプロセス手段としての帯電手段及びクリーニング手段を備えた第一枠体であるクリーニングユニット8を有する。また、カートリッジPは、感光ドラム4上の静電潜像を現像する現像手段を備えた第二枠体である現像装置9を有する。クリーニングユニット8と現像装置9は互いに結合されている。また、帯電手段としては帯電ローラ5、クリーニング手段としてはクリーニングブレード7、現像手段としては現像剤担持体6(以下、現像ローラと称す)を用いている。カートリッジのより具体的な構成については後述する。
図3に示すように、本実施例のカートリッジPは、電子写真感光体4(以下、感光ドラムと称す)と、この感光ドラム4に作用するプロセス手段としての帯電手段及びクリーニング手段を備えた第一枠体であるクリーニングユニット8を有する。また、カートリッジPは、感光ドラム4上の静電潜像を現像する現像手段を備えた第二枠体である現像装置9を有する。クリーニングユニット8と現像装置9は互いに結合されている。また、帯電手段としては帯電ローラ5、クリーニング手段としてはクリーニングブレード7、現像手段としては現像剤担持体6(以下、現像ローラと称す)を用いている。カートリッジのより具体的な構成については後述する。
図2に示すように、カートリッジPの上方には、露光手段としてのレーザスキャナユニットLBが設けられている。このレーザスキャナユニットLBは、画像情報に対応してレーザ光Zを出力する。そして、レーザ光Zは、カートリッジPの露光窓部10を通過して感光体ドラム4の表面を走査露光する。カートリッジPの下方には、転写部材としての中間転写ベルトユニット11を設けている。この中間転写ベルトユニット11は、駆動ロー
ラ13・ターンローラ14・テンションローラ15を有し、可撓性を有する転写ベルト12を掛け渡している。カートリッジPの感光ドラム4は、その下面が転写ベルト12の上面に接している。その接触部が1次転写部である。転写ベルト12の内側には、感光ドラム4に対向させて1次転写ローラ16を設けている。
ラ13・ターンローラ14・テンションローラ15を有し、可撓性を有する転写ベルト12を掛け渡している。カートリッジPの感光ドラム4は、その下面が転写ベルト12の上面に接している。その接触部が1次転写部である。転写ベルト12の内側には、感光ドラム4に対向させて1次転写ローラ16を設けている。
ターンローラ14には転写ベルト12を介して2次転写ローラ17を当接させている。転写ベルト12と2次転写ローラ17の接触部が2次転写部である。中間転写ベルトユニット11の下方には、給送ユニット18を設けている。この給送ユニット18は、記録媒体Sを積載して収容した給紙トレイ19、給紙ローラ20を有する。図2における装置本体2内の左上方には、定着ユニット21と、排出ユニット22を設けている。装置本体2の上面は排出トレイ23としている。記録媒体Sは前記定着ユニット21に設けられた定着手段によりトナー像が定着され、前記排出トレイ23へ排出される。
≪カートリッジの構成≫
図4(a)、(b)は、本実施例に関わるカートリッジPを、それぞれ別の角度から見た斜視図である。図4(a)は、カートリッジPを駆動側から見た斜視図である。また、図4(b)は、カートリッジPを非駆動側から見た斜視図である。カートリッジPは感光ドラム4の回転軸線bの方向を長手方向(X方向)とする横長の略直方体形状である。そして、クリーニングユニット8に固定された駆動側カバー部材24と非駆動側カバー部材25が、現像装置9の揺動中心(図4(a)中一点鎖線a)を中心として回転可能に支持した二枠体構成となっている。
図4(a)、(b)は、本実施例に関わるカートリッジPを、それぞれ別の角度から見た斜視図である。図4(a)は、カートリッジPを駆動側から見た斜視図である。また、図4(b)は、カートリッジPを非駆動側から見た斜視図である。カートリッジPは感光ドラム4の回転軸線bの方向を長手方向(X方向)とする横長の略直方体形状である。そして、クリーニングユニット8に固定された駆動側カバー部材24と非駆動側カバー部材25が、現像装置9の揺動中心(図4(a)中一点鎖線a)を中心として回転可能に支持した二枠体構成となっている。
図3に示すように、クリーニングユニット(ドラムユニット)8は、感光ドラム4と、帯電ローラ5と、クリーニングブレード7を有するクリーニング容器26により構成される。図4(a)、(b)に示すように、感光ドラム4は、駆動側カバー部材24、非駆動側カバー部材25によって回転可能に支持されており、ドラム駆動カップリング4aから装置本体2のモータ(不図示)の駆動力を得て回転駆動する(図3矢印D方向)。図3に示すように、帯電ローラ5は、クリーニング容器26の帯電ローラ軸受27によって両端部を回転可能に支持されており、感光ドラム4の表面に接触して従動回転し、帯電バイアスの供給を受けて感光ドラム4の表面を帯電させる。このとき、表面を均一に帯電させるため、帯電ローラ5の両端部は帯電ローラ加圧バネ28によって感光ドラム4の表面に加圧されている。クリーニングブレード7は、クリーニング容器26に固定されており、先端の弾性ゴム部を感光ドラム4の回転方向(図3矢印D方向)に対してカウンター方向に当接させて設けている。画像形成時には、感光ドラム4上に残留した転写残トナーを掻き取って感光ドラム4の表面をクリーニングする。また、クリーニングブレード7によって感光ドラム4の表面から掻き取られた転写残トナーは、廃トナーとしてクリーニング容器26の廃トナー収容部26aに収容される。
図3、図7に示すように、現像装置9は現像剤を搬送する搬送部材であり、現像手段としての現像ローラ6の回転軸線方向を長手方向に延びた横長の形状である。現像ローラ6の他に、現像枠体29、現像ブレード31、現像剤供給ローラ33によって構成される(図7)。また、図3に示すように、現像枠体29は、トナーを収容するためのトナー収容室29cを備え、トナー収容室29cからトナーを排出するための開口部29bを有している。現像ローラ6および現像剤供給ローラ33は現像枠体29の開口部29bに配置されている。
そして、図7に示すように、前記現像ローラ6の軸両端部(芯材6a)は、それぞれ現像枠体29の両側面に取り付けられた駆動側軸受38、非駆動側軸受39によって回転自在に支持されている。また、現像ローラ6の芯材6aと現像剤供給ローラ33の芯材33aの駆動側端部には、それぞれ現像ローラギア40と供給ローラギア41が配置され、現
像駆動入力ギア42と噛み合っている。
像駆動入力ギア42と噛み合っている。
現像駆動入力ギア42は、現像駆動カップリング42aを備えている。また、装置本体2側の駆動出力カップリング(不図示)が係合して装置本体2の駆動モータ(不図示)の駆動力の伝達がなされ、現像ローラ6と現像剤供給ローラ33が所定の速度で回転駆動される。現像ブレード31は、現像ブレード31の短手方向の自由端が現像ローラ6の回転方向(図3における矢印E方向)に対してカウンター方向に当接している。
現像装置(現像ユニット)9は、図4に示した揺動中心(軸線a)を中心に現像ローラ6が感光ドラム4に接触する方向(図3矢印W1方向)に加圧バネ(不図示)によって常に付勢されており、現像ローラ6が感光ドラム4に当接している。画像形成時には、駆動により現像剤供給ローラ33と現像ローラ6が回転して摺擦することで現像枠体29内のトナーが現像ローラ6上に担持される。現像ブレード31は、現像ローラ6の周面に形成されるトナー層の厚みを規制すると共に、当接圧により現像ローラ6との間で摩擦帯電による電荷をトナーに付与する。そして現像ローラ6と感光ドラム4の接触部で現像ローラ6上の電荷を帯びたトナーが感光ドラム4上の静電潜像に付着し、潜像が現像されている。
≪梱包部材の構成≫
図1(a)は、被梱包物であるカートリッジPを振動や衝撃から保護するために、梱包部材Qを、被梱包物の一端部と他端部の両方に相対する方向から挟み込んで装着する様子を示した図である。また、図1(b)は梱包部材Qを装着した状態のカートリッジPを示したものである。カートリッジPを埃等から守る為、カートリッジPに樹脂製の袋(不図示)を被せ、袋はカートリッジPと梱包部材Qの外側に位置しても良く、カートリッジPと梱包部材Qの間に位置しても良い。また、梱包部材Qを装着したカートリッジPは、段ボールなどの梱包箱(不図示)に挿入する。尚、図1(a)、(b)では例として分かりやすくするために、実際のものとは縮尺を変更して表現している。
図1(a)は、被梱包物であるカートリッジPを振動や衝撃から保護するために、梱包部材Qを、被梱包物の一端部と他端部の両方に相対する方向から挟み込んで装着する様子を示した図である。また、図1(b)は梱包部材Qを装着した状態のカートリッジPを示したものである。カートリッジPを埃等から守る為、カートリッジPに樹脂製の袋(不図示)を被せ、袋はカートリッジPと梱包部材Qの外側に位置しても良く、カートリッジPと梱包部材Qの間に位置しても良い。また、梱包部材Qを装着したカートリッジPは、段ボールなどの梱包箱(不図示)に挿入する。尚、図1(a)、(b)では例として分かりやすくするために、実際のものとは縮尺を変更して表現している。
図5(a)は図1に示す梱包部材Qを示した図である。図5(b)は図5(a)を長手方向Xと直交する直交方向Yにおいて緩衝部110cの反対側から見た図である。上述のように、本実施例において、梱包部材QはカートリッジPの長手方向Xの一端部と他端部にそれぞれ取り付けられる。梱包部材Qの片一方と、もう片一方は、同仕様となる。つまり、一端部に取り付けられた梱包部材Qと、他端部に取り付けられた梱包部材Qは同一形状である。そのため、特に断りのない限り、以下の説明は一端部または他端部のうちの一方について説明し、他方についての説明は省略する。
梱包部材QはカートリッジPと接触する被梱包物保持部(保持部)100とカートリッジPを外部からの振動や衝撃から保護する緩衝部110a、110b、110c、110d(図1)を有する。そして、緩衝部110a、110b、110c、110dは緩衝部自体が変形する事により振動や衝撃を緩和する。緩衝部110a、110b、110c、110dは、緩衝部110a、110b、110c、110dが取り付けられる壁面と共に、閉じたループを形成している。緩衝部110a、110b、110c、110dは、閉じたループの周方向に並んで複数の凹凸が形成されるように、屈曲されている。緩衝部110a、110b、110c、110dは、輸送時などに衝撃を受けたときにつぶれるが、自身の弾性によって、元の形状に回復できるように構成されている。
梱包部材Qは樹脂で一体的に形成され、カートリッジPの長手方向XにおいてカートリッジPと係合する複数の係合部(規制部)120a、120bを有する。そして、係合部120a、120bは樹脂の弾性を利用して変形可能となっており、後述のカートリッジPに設けられた被係合部と係合する。梱包部材Qの材質としてはポリプロピレンが好ましいが、これに限られない。また、係合部120a、120bには、突起部としての弾性変
形部170a、170bが設けられている。弾性変形部170a、170bは、肉抜き部(穴)が形成されることにより、アーチ形状を有している。肉抜き部は、長手方向Xに、弾性変形部170a、170bを貫通している。
梱包部材Qは樹脂で一体的に形成され、カートリッジPの長手方向XにおいてカートリッジPと係合する複数の係合部(規制部)120a、120bを有する。そして、係合部120a、120bは樹脂の弾性を利用して変形可能となっており、後述のカートリッジPに設けられた被係合部と係合する。梱包部材Qの材質としてはポリプロピレンが好ましいが、これに限られない。また、係合部120a、120bには、突起部としての弾性変
形部170a、170bが設けられている。弾性変形部170a、170bは、肉抜き部(穴)が形成されることにより、アーチ形状を有している。肉抜き部は、長手方向Xに、弾性変形部170a、170bを貫通している。
図6(a)は長手方向Xにおいて、カートリッジP(不図示)に梱包部材Qを装着する途中の状態を示した図である。ここで、カートリッジPに梱包部材Qを装着する、とは、保持部100にカートリッジPの端部が収納されるように、カートリッジPに梱包部材Qを装着することをいう。本実施例では、梱包部材Qの装着方向は長手方向Xと同じ方向である。長手方向Xにおいて、カートリッジPに梱包部材Qを装着する際、複数の係合部120a、120bはカートリッジPに当接して押される。より具体的には、図5(b)に示すように、係合部120a、120bの先端には傾斜面(テーパ)が設けられている。このテーパがカートリッジPと当接することで、係合部120a、120bは変形させられる。言い換えると、このテーパは、カートリッジPと当接することで、係合部120a、120bを変形させるための力を受ける力受け部である。本実施例では、弾性変形部170a、170bの近傍が力を受ける。
複数の係合部120a、120bがカートリッジPに当接して押されると、比較的強度が弱く、長手方向Xにテーパを有する弾性変形部170a、170bが弾性変形する。このとき、カートリッジPと係合部120a、120bの干渉抵抗が低減される為、梱包部材QはカートリッジPに装着可能である。一方装着後は、図1(b)に示すように、カートリッジPの被係合部90a、90bである溝部に係合部120a、120bが嵌まり込んだ状態で係合している。このとき、長手方向Xにおいて梱包部材QをカートリッジPから外そうとしてもカートリッジPと梱包部材Qの干渉抵抗が低減されるような係合部120a、120bの弾性変形が生じない為、梱包部材QをカートリッジPから外す事が出来ない。輸送時においては、振動や衝撃が加わり、梱包部材Qが潰れると、梱包箱と梱包部材Qの間に隙間が生じる。本実施例の構成では、梱包部材Qが、係合部120a、120bによって、カートリッジPに係合している。そのため、梱包部材Qが潰れても、梱包箱の中で梱包部材QはカートリッジPに装着されたままの状態で動く。
すなわち、梱包部材QをカートリッジPに装着した際に、係合部120a、120bがカートリッジPの被係合部90a、90bである溝部に係合する。このため、梱包部材Qの保持部100が装着方向と逆方向である第一の方向へ移動することが規制され、カートリッジPの端部から外れなくなる。しかし装着方向へは、係合部120a、120bに設けられている弾性変形部170a、170bの肉抜き部分が変形することにより、カートリッジPと係合部120a、120bの干渉抵抗が低減される。その結果、梱包部材Qの保持部100が、カートリッジPの端部へ装着されることが許容される。
すなわち、梱包部材QをカートリッジPに装着した際に、係合部120a、120bがカートリッジPの被係合部90a、90bである溝部に係合する。このため、梱包部材Qの保持部100が装着方向と逆方向である第一の方向へ移動することが規制され、カートリッジPの端部から外れなくなる。しかし装着方向へは、係合部120a、120bに設けられている弾性変形部170a、170bの肉抜き部分が変形することにより、カートリッジPと係合部120a、120bの干渉抵抗が低減される。その結果、梱包部材Qの保持部100が、カートリッジPの端部へ装着されることが許容される。
図6(b)は長手方向Xと交差する方向(本実施例では直交方向)Yにおいて、梱包部材QをカートリッジP(不図示)から外す途中の状態を示した図である。直交方向Yにおいて、梱包部材Qは、保持部100からカートリッジPを取り出すための開口部150を有する。カートリッジPは、前述の第一の方向と交差する第二の方向(本実施例では直交方向Y)に移動することで、開口部150から取り出される。このとき、弾性変形部170a、170b(図5)が、カートリッジPの被係合部90a、90bの端部と当接することにより弾性変形する。このとき、カートリッジPと係合部120a、120bの干渉抵抗が低減される為、梱包部材QとカートリッジPは係合が解除され、前述の第二の方向への移動が許容される。その結果、梱包部材QをカートリッジPから外すことが可能である。
従来の梱包部材は、梱包部材が輸送時の振動や衝撃によって被梱包物から脱落しないように、梱包部材の内側を被梱包物の外形に合わせることで、被梱包物と梱包部材の嵌合量を大きくし、被梱包物からの脱落を防止していた。しかし、本実施例のようにすれば、梱包部材Qを大きくする事なく、長手方向XにおいてカートリッジPと梱包部材Qの嵌合量
が小さくても、係合部120a、120bが輸送時の振動や衝撃によるカートリッジPからの梱包部材Qの脱落を防止できる。さらに、直交方向Yにおいて梱包部材QをカートリッジPから外す事が容易になる。
従来の梱包部材は、梱包部材が輸送時の振動や衝撃によって被梱包物から脱落しないように、梱包部材の内側を被梱包物の外形に合わせることで、被梱包物と梱包部材の嵌合量を大きくし、被梱包物からの脱落を防止していた。しかし、本実施例のようにすれば、梱包部材Qを大きくする事なく、長手方向XにおいてカートリッジPと梱包部材Qの嵌合量
が小さくても、係合部120a、120bが輸送時の振動や衝撃によるカートリッジPからの梱包部材Qの脱落を防止できる。さらに、直交方向Yにおいて梱包部材QをカートリッジPから外す事が容易になる。
(実施例2)
次に、本発明の別の形態を実施例2として、図8を用いて説明する。図8は、本実施例に係る梱包部材の拡大図である。なお、実施例1で説明した内容と重複する内容については省略する。梱包部材Q2は長手方向Xにおいて被梱包物であるカートリッジPと係合する規制部としての係合部122a、122bを有し、係合部122a、122bは樹脂の弾性を利用して係合する係合片である。図8に示すように、係合部122a、122bは、突起部162a、162bを有している。突起部162a、162bに、直交方向Yに向かってテーパ(第二の傾斜面)132a、132b、142a、142bが備えられる。また、突起部162a、162bに、長手方向Xに向かってテーパ(第一の傾斜面)182a、182bが備えられる。これらのテーパ132a、132b、142a、142b、182a、182bにより、係合部に突起部162a、162bが形成されている、ということもできる。
次に、本発明の別の形態を実施例2として、図8を用いて説明する。図8は、本実施例に係る梱包部材の拡大図である。なお、実施例1で説明した内容と重複する内容については省略する。梱包部材Q2は長手方向Xにおいて被梱包物であるカートリッジPと係合する規制部としての係合部122a、122bを有し、係合部122a、122bは樹脂の弾性を利用して係合する係合片である。図8に示すように、係合部122a、122bは、突起部162a、162bを有している。突起部162a、162bに、直交方向Yに向かってテーパ(第二の傾斜面)132a、132b、142a、142bが備えられる。また、突起部162a、162bに、長手方向Xに向かってテーパ(第一の傾斜面)182a、182bが備えられる。これらのテーパ132a、132b、142a、142b、182a、182bにより、係合部に突起部162a、162bが形成されている、ということもできる。
図9を用いて、本実施例に係る梱包部材の装着と脱着を説明する。図9(a)は長手方向Xにおいて、カートリッジPに梱包部材Q2を装着する途中の状態を示した図である。長手方向Xにおいて、カートリッジPに梱包部材Q2を装着する際、規制部としての係合部122a、122bは、力受け部に相当するテーパ182a、182bがカートリッジPに当接して押される事で撓む。そして、突起部162a、162bの支持部である122a’、122b’が弾性変形する。このとき、カートリッジPと係合部122a、122bの干渉抵抗が低減される為、梱包部材Q2はカートリッジPに装着可能である。一方装着後は、カートリッジPの被係合部92a、92b(不図示)である溝部に係合部122a、122bが嵌まり込んだ状態で係合している。このとき、長手方向Xにおいて梱包部材Q2をカートリッジPから外そうとしてもカートリッジPと梱包部材Q2の干渉抵抗が低減されるような係合部122a、122bの撓みが生じない為、梱包部材Q2をカートリッジPから外す事が出来ない。すなわち、梱包部材Q2とカートリッジPに装着した際に、係合部122a、122bがカートリッジPの被係合部(溝部)92a、92bに係合する。このため、梱包部材Q2の保持部100が、装着方向と逆方向である第一の方向へ移動することが規制され、カートリッジPの端部から外れなくなる。しかし、装着方向へは、係合部122a、122bに設けられている突起部の一部であるテーパ182a、182bがカートリッジPと当接し、突起部162a、162bの支持部である122a’、122b’が変形する。それにより、カートリッジPと係合部122a、122bの干渉抵抗が低減され、梱包部材Q2の保持部100がカートリッジPの端部へ装着されることが許容される。
図9(b)は直交方向Yにおいて、梱包部材Q2をカートリッジPから外す途中の状態を示した図である。直交方向Yにおいて梱包部材Q2をカートリッジPから外す作業について説明する。規制部としての係合部122a、122bは側面にテーパ142a、142b(不図示)を有している。こうする事でカートリッジPの被係合部92a、92b(不図示)の段差を乗り越える事が容易となる。カートリッジPを開口部150に向けて、前述の第一の方向と交差する第二の方向(本実施例では直交方向Y)に移動することで、テーパ142a、142bが被係合部92a、92bの端部と当接することで力を受ける。そして、突起部としての162a、162bの支持部である122a’、122b’が弾性変形する。このとき、カートリッジPと係合部122a、122bの干渉抵抗が低減される為、梱包部材Q2とカートリッジPは係合が解除され、前述の第二の方向への移動が許容される。その結果、梱包部材Q2をカートリッジPから外すことが可能である。以上の事から、カートリッジPから梱包部材Q2を取り外す際の作業性が向上する。
(実施例3)
次に、本発明の別の形態を実施例3として、図10を用いて説明する。他の実施例で説明した内容と重複する内容については省略する。実施例1で前述した通り、梱包部材Qは長手方向XにおいてカートリッジPと係合する規制部としての係合部120a、120b(図5)を有する。そして、係合部120a、120bは樹脂の弾性を利用して係合する係合片である。図10は直交方向Yにおいて、カートリッジPの被係合部192a、192b(不図示)、193a、193b(不図示)である溝部が梱包部材Qの移動を規制しない事を示す。すなわち、本実施例での溝部は、実施例1でのカートリッジPから梱包部材Qを取り外そうとしたときの方向、つまり、前述の第一の方向と交差する第二の方向のうちの少なくとも1つの方向である下方に対して、開放部が設けられている。そうすると、直交方向Yにおいて、梱包部材QをカートリッジPから外す際に、係合部120a、120bがカートリッジPの被係合部192a、192b、193a、193bの段差を乗り越える必要が無くなる。その為、カートリッジPから梱包部材Qを外す作業性が向上する。なお、本実施例の梱包部材は、実施例1で示した梱包部材Qと同じであるが、実施例2で示した梱包部材Q2を用いてもよい。
次に、本発明の別の形態を実施例3として、図10を用いて説明する。他の実施例で説明した内容と重複する内容については省略する。実施例1で前述した通り、梱包部材Qは長手方向XにおいてカートリッジPと係合する規制部としての係合部120a、120b(図5)を有する。そして、係合部120a、120bは樹脂の弾性を利用して係合する係合片である。図10は直交方向Yにおいて、カートリッジPの被係合部192a、192b(不図示)、193a、193b(不図示)である溝部が梱包部材Qの移動を規制しない事を示す。すなわち、本実施例での溝部は、実施例1でのカートリッジPから梱包部材Qを取り外そうとしたときの方向、つまり、前述の第一の方向と交差する第二の方向のうちの少なくとも1つの方向である下方に対して、開放部が設けられている。そうすると、直交方向Yにおいて、梱包部材QをカートリッジPから外す際に、係合部120a、120bがカートリッジPの被係合部192a、192b、193a、193bの段差を乗り越える必要が無くなる。その為、カートリッジPから梱包部材Qを外す作業性が向上する。なお、本実施例の梱包部材は、実施例1で示した梱包部材Qと同じであるが、実施例2で示した梱包部材Q2を用いてもよい。
(実施例4)
最後に、本発明の別の形態を実施例4として、図11(a)、(b)を用いて説明する。他の実施例で説明した内容と重複する内容については省略する。図11(a)で示すように、梱包部材Q3は上方梱包部204と下方梱包部214で構成されており、ヒンジ164を軸に上方梱包部204と下方梱包部214は接続されている。上方梱包部204はヒンジ164を軸に回転し蓋部としての機能を果たす。そのため、図11(b)で示すようなカートリッジPの移動を規制し妨げる規制状態としての閉鎖状態と図11(a)で示すようなカートリッジPの移動を許容する許容状態としての解放状態を遷移可能である。解放状態においては、長手方向Xと交差する第二の方向(本実施例では直交方向Y)において、梱包部材Q3は凹部形状となる開口部154を有する。
カートリッジPの端部が開口部154に向けて移動すると、規制部としての係合部124a、124bがカートリッジPに当接し押される事で、力受け部に相当するテーパ144a、144bが力を受ける。その後、前述の第一の方向と交差する第二の方向である直交方向Yに移動することで、突起部としての163a、163bの支持部である124a’、124b’が弾性変形する。このとき、カートリッジPと係合部124a、124bの干渉抵抗が低減される為、梱包部材Q3とカートリッジPは係合が解除され、前述の第二の方向への移動が許容される。その為、梱包部材Q3をカートリッジPから外すことが可能である。
最後に、本発明の別の形態を実施例4として、図11(a)、(b)を用いて説明する。他の実施例で説明した内容と重複する内容については省略する。図11(a)で示すように、梱包部材Q3は上方梱包部204と下方梱包部214で構成されており、ヒンジ164を軸に上方梱包部204と下方梱包部214は接続されている。上方梱包部204はヒンジ164を軸に回転し蓋部としての機能を果たす。そのため、図11(b)で示すようなカートリッジPの移動を規制し妨げる規制状態としての閉鎖状態と図11(a)で示すようなカートリッジPの移動を許容する許容状態としての解放状態を遷移可能である。解放状態においては、長手方向Xと交差する第二の方向(本実施例では直交方向Y)において、梱包部材Q3は凹部形状となる開口部154を有する。
カートリッジPの端部が開口部154に向けて移動すると、規制部としての係合部124a、124bがカートリッジPに当接し押される事で、力受け部に相当するテーパ144a、144bが力を受ける。その後、前述の第一の方向と交差する第二の方向である直交方向Yに移動することで、突起部としての163a、163bの支持部である124a’、124b’が弾性変形する。このとき、カートリッジPと係合部124a、124bの干渉抵抗が低減される為、梱包部材Q3とカートリッジPは係合が解除され、前述の第二の方向への移動が許容される。その為、梱包部材Q3をカートリッジPから外すことが可能である。
また、閉鎖状態においては、上方梱包部204により開口部154が閉じられているため、上方梱包部204側において、カートリッジPを振動や衝撃から保護する効果が向上する。本実施例の下方梱包部214は、実施例2で示した梱包部材Q2と同じ形状であるが、実施例1で示した梱包部材Qと同じ形状でもよい。
以上説明したように、本発明によれば、被梱包物と梱包部材の嵌合量を大きくしなくても、輸送時の被梱包物からの脱落を防止する事ができる。また、上述の各実施例は、必要に応じて適宜組み合わせることができる。
以上説明したように、本発明によれば、被梱包物と梱包部材の嵌合量を大きくしなくても、輸送時の被梱包物からの脱落を防止する事ができる。また、上述の各実施例は、必要に応じて適宜組み合わせることができる。
Q…梱包部材、P…被梱包物、100、102…被梱包物保持部、120a、120b、122a、122b、124a、124b…係合部
Claims (20)
- 被係合部を備える被梱包物を梱包するための梱包部材であって、
前記被梱包物の端部を保持する保持部と、
前記被係合部に係合する規制部であって、前記端部に装着された前記保持部が前記端部に対して第一の方向に移動することを規制し、かつ、前記保持部が前記第一の方向と逆方向に移動して前記端部に装着されるときに、前記被梱包物と当接することで変形し、前記保持部が前記端部に装着されることを許容する規制部と、
を有し、
前記規制部は、前記端部に装着された前記保持部が前記端部に対して第一の方向と交差する第二の方向に移動することを許容することを特徴とする梱包部材。 - 前記規制部は、前記被係合部に係合する突起部と、前記突起部を支持する支持部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の梱包部材。
- 前記突起部は、前記保持部が前記端部に装着されるときに、前記被梱包物から前記規制部を変形させる力を受ける力受け部を有することを特徴とする請求項2に記載の梱包部材。
- 前記突起部は、前記保持部が前記逆方向に前記端部に装着されるのを許容するように変形可能に構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の梱包部材。
- 前記突起部は、前記保持部が前記逆方向に前記端部に装着されるのを許容するように変形可能な肉抜き部を有することを特徴とする請求項3に記載の梱包部材。
- 前記支持部は、前記保持部が前記逆方向に前記端部に装着されるのを許容するように変形可能に構成されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の梱包部材。
- 前記保持部は、
前記第一の方向に前記端部が差し込まれる凹部形状であって、前記第二の方向において開放された開放部を有する凹部形状を有し、
前記開放部を塞ぐことが可能な蓋部であって、前記凹部形状に差し込まれた前記端部の前記第二の方向における移動を規制する規制状態と、前記凹部形状に差し込まれた前記端部の前記第二の方向における移動を許容する許容状態と、を取り得る蓋部を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の梱包部材。 - 複数の前記規制部を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の梱包部材。
- 前記被梱包物は、画像形成装置に着脱可能なカートリッジであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の梱包部材。
- 被係合部を備える被梱包物と、
前記被梱包物を梱包するための梱包部材であって、
前記被梱包物の端部を保持する保持部と、
前記被係合部に係合する規制部であって、前記端部に装着された前記保持部が前記端部に対して第一の方向に移動することを規制し、かつ、前記保持部が前記第一の方向と逆方向に移動して前記端部に装着されるときに、前記被梱包物と当接することで変形し、前記保持部が前記端部に装着されることを許容する規制部と、
を有する梱包部材と、
を有し、
前記規制部は、前記端部に装着された前記保持部が前記端部に対して第一の方向と交差する第二の方向に移動することを許容することを特徴とする梱包体。 - 前記被係合部は、前記規制部と係合する溝部であって、前記第二の方向のうちの少なくとも1つの方向において開放された開放部を有する溝部であることを特徴とする請求項10に記載の梱包体。
- 前記規制部は、前記被係合部に係合する突起部と、前記突起部を支持する支持部と、を有することを特徴とする請求項10または11に記載の梱包体。
- 前記突起部は、前記保持部が前記端部に装着されるときに、前記被梱包物から前記規制部を変形させる力を受ける力受け部を有することを特徴とする請求項12に記載の梱包体。
- 前記突起部は、前記保持部が前記逆方向に前記端部に装着されるのを許容するように変形可能に構成されていることを特徴とする請求項12または13に記載の梱包体。
- 前記突起部は、前記保持部が前記逆方向に前記端部に装着されるのを許容するように変形可能な肉抜き部を有することを特徴とする請求項12に記載の梱包体。
- 前記支持部は、前記保持部が前記逆方向に前記端部に装着されるのを許容するように変形可能に構成されていることを特徴とする請求項12〜15のいずれか一項に記載の梱包体。
- 前記保持部は、前記第一の方向に前記端部が差し込まれる凹部形状であって、前記第二の方向において開放された開放部を有する凹部形状を有し、
前記梱包体は、前記開放部を塞ぐことが可能な蓋部であって、前記凹部形状に差し込まれた前記端部の前記第二の方向における移動を規制する規制状態と、前記凹部形状に差し込まれた前記端部の前記第二の方向における移動を許容する許容状態と、を取り得る蓋部を備えることを特徴とする請求項10〜16のいずれか一項に記載の梱包体。 - 複数の前記規制部を備えることを特徴とする請求項10〜17のいずれか一項に記載の梱包体。
- 前記被梱包物は、画像形成装置に着脱可能なカートリッジであることを特徴とする請求項10〜18のいずれか一項に記載の梱包体。
- 前記被梱包物は、回転して現像剤を搬送する搬送部材を備え、
前記梱包体は、前記搬送部材の回転軸線方向において、前記被梱包物の一端部に取り付けられた前記梱包部材と、前記被梱包物の他端部に取り付けられた前記梱包部材を有することを特徴とする請求項18に記載の梱包体。
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