JP2020118928A - トナー容器及び画像形成装置 - Google Patents

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知靖 山田
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Abstract

【課題】カバーが上下反転した状態でトナー容器が装着部に誤装着されるのを抑制し、カバーとの接触による装着部の構成部品の損傷を抑制する。【解決手段】トナー容器17は、トナーを収容する容器本体21と、容器本体21を覆うカバー23と、を備え、カバー23は、容器本体21に取り付けられるハウジング35と、少なくとも一部がハウジング35に収納される収納位置と、収納位置と比べてハウジング35からの突出長さが増加する突出位置と、の間で移動可能な移動部材36と、を備え、カバー23が第1の姿勢にある状態では、移動部材36が収納位置にあり、カバー23が第1の姿勢から上下反転して第2の姿勢になると、移動部材36が収納位置から突出位置まで移動する。【選択図】図11

Description

本発明は、トナー容器と、このトナー容器を備えた画像形成装置と、に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置は、感光体ドラム等の像担持体に現像装置からトナーを供給することで、トナー像を形成している。このようなトナー像の形成に用いられるトナーは、トナー容器から現像装置に補給されている。このトナー容器は、画像形成装置に設けられた装着部に着脱可能に装着されている。
例えば、トナーを収容する容器本体と、容器本体の一部を覆うカバーと、を備えたトナー容器がある(特許文献1参照)。
特開2017−187671号公報
上記のようなカバーが上下反転した状態でトナー容器が装着部に誤装着されると、カバーが装着部の構成部品(例えば、容器本体を回転させるためのギア)に接触して、装着部の構成部品が損傷を受ける恐れがある。
そこで、本発明は、カバーが上下反転した状態でトナー容器が装着部に誤装着されるのを抑制し、カバーとの接触による装着部の構成部品の損傷を抑制することを目的とする。
本発明に係るトナー容器は、トナーを収容する容器本体と、前記容器本体を覆うカバーと、を備え、前記カバーは、前記容器本体に取り付けられるハウジングと、少なくとも一部が前記ハウジングに収納される収納位置と、前記収納位置と比べて前記ハウジングからの突出長さが増加する突出位置と、の間で移動可能な移動部材と、を備え、前記カバーが第1の姿勢にある状態では、前記移動部材が前記収納位置にあり、前記カバーが前記第1の姿勢から上下反転して第2の姿勢になると、前記移動部材が前記収納位置から前記突出位置まで移動する。
前記容器本体は、トナーを排出する開口部を備え、前記ハウジングは、前記開口部から排出されたトナーを導入する導入口と、前記導入口から導入されたトナーを排出する排出口と、を備え、前記排出口は、前記カバーが前記第1の姿勢にある状態では下方を向いており、前記カバーが前記第2の姿勢にある状態では上方を向いていても良い。
前記トナー容器は、前記排出口を開閉可能なシャッターを更に備え、前記容器本体は、回転軸の周りを回転可能に設けられ、前記移動部材は、前記回転軸を挟んで前記シャッターの反対側に設けられていても良い。
前記カバーは、前記収納位置から前記突出位置への前記移動部材の移動を許容する許容位置と、前記収納位置から前記突出位置への前記移動部材の移動を規制する規制位置と、の間で移動可能なストッパーを更に備えていても良い。
前記移動部材は、前記ハウジングに対して上下方向に移動可能に設けられ、前記ストッパーは、前記ハウジングに対して水平方向に移動可能に設けられていても良い。
前記カバーが前記第1の姿勢から上下反転して前記第2の姿勢になると、前記移動部材が自重によって前記収納位置から前記突出位置まで移動しても良い。
画像形成装置は、前記トナー容器と、前記トナー容器が着脱可能に装着される装着部と、を備えていても良い。
前記トナー容器は、所定の挿入方向に沿って前記装着部に挿入され、前記装着部の前記挿入方向上流側の端部には、当接部が設けられ、前記カバーが前記第2の姿勢にあり、且つ、前記移動部材が前記突出位置にある状態で前記トナー容器が前記装着部に挿入されると、前記移動部材が前記当接部に当接して、前記トナー容器の前記装着部への装着が規制されていても良い。
前記装着部には、前記当接部よりも前記挿入方向下流側に、係合部が設けられ、前記カバーが前記第2の姿勢にあり、且つ、前記移動部材が前記収納位置にある状態で前記トナー容器が前記装着部に挿入されると、前記当接部よりも前記挿入方向下流側において前記移動部材が前記収納位置から前記突出位置まで移動し、前記移動部材が前記係合部に係合して、前記トナー容器の前記装着部への装着が規制されていても良い。
前記画像形成装置は、前記トナー容器と、前記トナー容器が着脱可能に装着される第1、第2装着部と、を備え、前記第1装着部は、前記トナー容器から排出されたトナーを導入する補給口を有し、前記第2装着部は、前記トナー容器へと廃トナーを排出する廃棄口を有し、前記カバーが前記第1の姿勢にあり、且つ、前記移動部材が前記収納位置にある状態で前記トナー容器が前記第1装着部に装着されると、前記第1装着部が前記ストッパーを押圧して、前記ストッパーが前記許容位置から前記規制位置まで移動しても良い。
本発明によれば、カバーが上下反転した状態でトナー容器が装着部に誤装着されるのを抑制し、カバーとの接触による装着部の構成部品の損傷を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示す模式的な正面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置において、トナー容器が第1装着部に装着された状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置において、トナー容器が第2装着部に装着された状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るトナー容器の後部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトナー容器の後部を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る移動部材とストッパーを示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るトナー容器において、ストッパーが許容位置にある状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るトナー容器において、ストッパーが規制位置にある状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置において、カバーが第1の姿勢にある状態でトナー容器が第1装着部に挿入される途中の状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置において、移動部材の突起部が第1装着部の当接部に当接している状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置において、移動部材の突起部が第1装着部の係合溝に係合している状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置において、カバーが第2の姿勢にある状態でトナー容器が第2装着部に挿入される途中の状態を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1について説明する。各図に適宜付される矢印Fr、Rr、L、R、U、Loは、それぞれ、画像形成装置1の前側、後側、左側、右側、上側、下側を示している。
まず、画像形成装置1の全体の構成について説明する。画像形成装置1は、例えば、プリント機能、コピー機能及びファックス機能等を複合的に備えた複合機である。
図1を参照して、画像形成装置1は、箱型の装置本体2を備えている。装置本体2の上端部には、原稿画像を読み取るための画像読取装置3が設けられている。
装置本体2の上部には、排紙トレイ4が設けられている。装置本体2の略中央部には、中間転写ベルト5と4個の画像形成部6が収容されている。各画像形成部6は、感光体ドラム7と現像装置8を備えている。装置本体2の下部には、露光装置9が収容されている。装置本体2の下端部には、用紙S(記録媒体の一例)を収納する給紙カセット10が収容されている。
装置本体2の右側部には、給紙カセット10から排紙トレイ4に至る用紙Sの搬送路CPが設けられている。搬送路CPの中流部には、二次転写部11が設けられている。搬送路CPの下流部には、定着装置12が設けられている。
装置本体2の上部には、4個の第1装着部15が設けられており、装置本体2の左端部には、第2装着部16が設けられている。4個の第1装着部15及び第2装着部16には、それぞれトナー容器17が着脱可能に装着されている。4個の第1装着部15に装着された4個のトナー容器17は、各画像形成部6の現像装置8にトナーを補給するためのトナー容器である。第2装着部16に装着されたトナー容器17は、中間転写ベルト5及び各画像形成部6の感光体ドラム7から除去された廃トナーを回収するためのトナー容器である。
次に、画像形成装置1の動作の一例について説明する。
まず、露光装置9からの光(図1の点線矢印参照)によって、各画像形成部6の感光体ドラム7上に静電潜像が形成される。この静電潜像は、各画像形成部6の現像装置8によって現像される。これにより、各画像形成部6の感光体ドラム7にトナー像が担持される。このトナー像は、各画像形成部6の感光体ドラム7から中間転写ベルト5に一次転写される。これにより、中間転写ベルト5上にフルカラーのトナー像が形成される。
また、給紙カセット10から送り出された用紙Sは、搬送路CPを下流側へと搬送されて、二次転写部11に進入する。この二次転写部11において、中間転写ベルト5上に形成されたフルカラーのトナー像が用紙Sに二次転写される。トナー像を二次転写された用紙Sは、搬送路CPを更に下流側へと搬送されて、定着装置12に進入する。この定着装置12において、用紙Sにトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙Sは、排紙トレイ4上に排出される。
次に、各第1装着部15について更に説明する。
図2を参照して、各第1装着部15は、前後方向に長い筒状を成している。各第1装着部15には、前側から後側に向かう第1挿入方向Z1に沿って各トナー容器17が挿入されている。第1挿入方向Z1は、前後方向と平行な方向である。
各第1装着部15の後部(第1挿入方向Z1における下流側の部分)の下面には、補給口15aが設けられている。各第1装着部15の後部には、補給口15aよりも前側(第1挿入方向Z1における上流側)に、駆動ギア15bが設けられている。駆動ギア15bは、ギア列(図示せず)を介してモーターMに接続されている。
各第1装着部15の前端部(第1挿入方向Z1における上流側の端部)には、各第1装着部15に各トナー容器17を挿入するための第1挿入口Y1が設けられている。各第1装着部15の前端部には、第1挿入口Y1の下端側に、当接部15cが設けられている。各第1装着部15の前部(第1挿入方向Z1における上流側の部分)には、当接部15cよりも後側(第1挿入方向Z1における下流側)に、係合溝15d(係合部の一例)が設けられている。
次に、第2装着部16について更に説明する。
図3を参照して、第2装着部16は、前後方向に長い筒状を成している。第2装着部16には、前側から後側に向かう第2挿入方向Z2に沿ってトナー容器17が挿入されている。第2挿入方向Z2は、前後方向と平行な方向である。
第2装着部16の後部(第2挿入方向Z2における下流側の部分)の上面には、廃棄口16aが設けられている。第2装着部16の前端部(第2挿入方向Z2における上流側の端部)には、第2装着部16にトナー容器17を挿入するための第2挿入口Y2が設けられている。
次に、各トナー容器17について更に説明する。図2以降の各図に適宜付される矢印Oは、各トナー容器17の前後方向外側(各トナー容器17の前後方向中央部から離れる側)を示し、図2以降の各図に適宜付される矢印Iは、各トナー容器17の前後方向内側(各トナー容器17の前後方向中央部に接近する側)を示している。
図2、図3を参照して、各トナー容器17は、容器本体21と、容器本体21の後部の外周に装着される伝達部材22と、伝達部材22の後側に設けられるカバー23と、カバー23に取り付けられるシャッター24と、を備えている。以下、各トナー容器17の構成要素について、順番に説明する。
図2、図3を参照して、各トナー容器17の容器本体21は、前後方向に長い円筒状を成している。容器本体21は、前後方向に延びる回転軸Xの周りを、カバー23及びシャッター24に対して回転可能に設けられている。つまり、本実施形態では、前後方向が容器本体21の回転軸方向である。容器本体21の内部には、前後方向に沿って収容空間Pが設けられている。収容空間Pには、トナー(現像剤)が収容されている。
容器本体21の後端部(前後方向一端部)には、収容空間Pと連通する開口部26が設けられている。容器本体21の内周面には、螺旋状の搬送リブ27が突出している。搬送リブ27は、容器本体21の前部から後部まで連続している。
図4、図5を参照して、容器本体21の後部の外周面には、一対の回転規制リブ28が突出している。容器本体21の後部の外周面には、各回転規制リブ28と周方向の位置が重ならないように、一対の移動規制リブ29が突出している。
図4、図5を参照して、各トナー容器17の伝達部材22は、円環状を成している。伝達部材22の内周面には、複数の係合リブ31が周方向に間隔をおいて設けられている。複数の係合リブ31の間隔には、容器本体21の各回転規制リブ28が挿入されている。これにより、容器本体21に対する伝達部材22の相対的な回転が規制されており、伝達部材22が容器本体21と一体に回転可能に設けられている。伝達部材22の外周面には、伝達ギア32が設けられている。伝達ギア32は、各トナー容器17が各第1装着部15に装着された状態で、各第1装着部15の駆動ギア15b(図2参照)と噛み合っている。
図2、図3を参照して、各トナー容器17のカバー23は、第1の姿勢(図2参照)と、第1の姿勢から上下反転した第2の姿勢(図3参照)と、を切り換え可能に設けられている。以下、カバー23の説明において、前後、左右、上下等の方向を示す語は、第1の姿勢(図2参照)を基準として用いる。
図4、図5を参照して、各トナー容器17のカバー23は、ハウジング35と、ハウジング35の上部に支持される移動部材36及びストッパー37と、を備えている。
カバー23のハウジング35は、本体部41と、本体部41の前側(前後方向内側)に設けられる取付部42と、本体部41及び取付部42の上側に設けられる支持部43と、を備えている。ハウジング35の本体部41と取付部42と支持部43は、一体に成型されている。
カバー23のハウジング35の本体部41は、容器本体21の後端部を後側(前後方向外側)から覆っている。本体部41の内部には、上下方向に沿って連通空間Qが設けられている。本体部41の前面には、連通空間Qと連通する導入口45が設けられている。本体部41の前面と容器本体21の後端部の間にはシール部材46が介装されており、このシール部材46の内部空間を介して導入口45と容器本体21の開口部26が連通している。本体部41の下面には、連通空間Qと連通する排出口47が設けられている。
カバー23のハウジング35の取付部42は、円筒状を成している。取付部42は、容器本体21の後端部の外周を覆うように、容器本体21の後端部に取り付けられている。取付部42は、容器本体21の各移動規制リブ29と共に伝達部材22を挟み込むことで、伝達部材22の前後方向の移動を規制している。
図4、図5を参照して、カバー23のハウジング35の支持部43は、本体部41及び取付部42の外周面から上方に向かって延びる左右一対の側板51と、各側板51の上端部を連結する上板52と、を備えている。上板52の前部には、挿入穴54が設けられている。
図4〜図6を参照して、カバー23の移動部材36は、ハウジング35とは別体に設けられている。移動部材36は、回転軸Xを挟んでシャッター24の反対側に設けられている。移動部材36は、ハウジング35の排出口47よりも前側(前後方向内側)に配置されている。
カバー23の移動部材36は、ハウジング35の支持部43の上板52に設けられた挿入穴54に挿入されている。移動部材36は、収納位置(図5の実線参照)と突出位置(図5の二点鎖線参照)との間で、ハウジング35に対して上下方向に移動可能となっている。
カバー23の移動部材36は、ベース部61と、ベース部61の上面から上方に向かって突出する突起部62と、ベース部61の左右方向両端部から下方に向かって延びる左右一対のアーム部63と、を備えている。突起部62の上面の前部には、前側から後側に向かって上方に傾斜する傾斜面64が設けられている。各アーム部63の下部には、左右方向外側に向かってフック65が突出している。
図6〜図8を参照して、カバー23のストッパー37は、ハウジング35とは別体に設けられている。ストッパー37は、ハウジング35の支持部43の右側の側板51に支持されている。ストッパー37は、許容位置(図7参照)と規制位置(図8参照)との間で、ハウジング35に対して前後方向に移動可能に設けられている。
カバー23のストッパー37は、ハウジング35の支持部43の右側の側板51に係合する係合片66と、係合片66から右側(左右方向外側)に向かって突出する突出片67と、係合片66から左側(左右方向内側)に向かって突出する規制片68と、を備えている。
図5を参照して、各トナー容器17のシャッター24は、カバー23のハウジング35によって支持されている。シャッター24は、ハウジング35の排出口47を閉止する位置(図5の実線参照)と、ハウジング35の排出口47を開放する位置(図5の二点鎖線参照)と、の間でハウジング35に対して前後方向に移動可能に設けられている。つまり、シャッター24は、ハウジング35の排出口47を開閉可能に設けられている。
上記のような画像形成装置1において、各トナー容器17から各画像形成部6の現像装置8にトナーを補給する動作(以下、「トナー補給動作」と称する)について説明する。
図2を参照して、トナー補給動作の実行時には、カバー23が第1の姿勢にある状態で、各トナー容器17が各第1装着部15に装着されている。この状態では、ハウジング35の排出口47が下方を向くと共に、シャッター24がハウジング35の排出口47を開放している。
トナー補給動作の実行時には、モーターMによって駆動ギア15bを回転させる。このように駆動ギア15bが回転すると、駆動ギア15bの回転が伝達部材22によって容器本体21に伝達され、容器本体21がカバー23に対して回転する。
上記のように容器本体21が回転すると、図2に矢印Aで示されるように、容器本体21の搬送リブ27によって容器本体21の収容空間P内のトナーが前側から後側に向かって搬送される。このように容器本体21の搬送リブ27によって搬送されたトナーは、容器本体21の開口部26から容器本体21の外部に排出される。
このように容器本体21の開口部26から排出されたトナーは、ハウジング35の導入口45からハウジング35の連通空間Qに導入される。このようにハウジング35の連通空間Qに導入されたトナーは、ハウジング35の連通空間Q内を落下して、図2に矢印Bで示されるように、ハウジング35の排出口47からハウジング35の外部に排出される。
このようにハウジング35の排出口47から排出されたトナーは、各第1装着部15の補給口15aに導入される。このように各第1装着部15の補給口15aに導入されたトナーは、補給管(図示せず)を通過して、各画像形成部6の現像装置8に補給される。これにより、トナー補給動作が完了する。
次に、上記のような画像形成装置1において、トナー容器17に廃トナーを回収する動作(以下、「廃トナー回収動作」と称する)について説明する。
図3を参照して、廃トナー回収動作の実行時には、カバー23が第2の姿勢にある状態で、トナー容器17が第2装着部16に装着されている。この状態では、ハウジング35の排出口47が上方を向くと共に、シャッター24がハウジング35の排出口47を開放している。
廃トナー回収動作の実行時には、中間転写ベルト5及び各画像形成部6の感光体ドラム7から除去された廃トナーが廃棄管(図示せず)を通過して、第2装着部16の廃棄口16aから排出される。このように第2装着部16の廃棄口16aから排出された廃トナーは、図3に矢印Cで示されるように、ハウジング35の排出口47からハウジング35の連通空間Qに導入される。
このようにハウジング35の連通空間Qに導入された廃トナーは、ハウジング35の連通空間Q内を落下して、図3に矢印Dで示されるように、ハウジング35の導入口45からハウジング35の外部に排出される。このようにハウジング35の導入口45から排出されたトナーは、容器本体21の開口部26から容器本体21の収容空間Pに導入され、容器本体21の搬送リブ27によって後側から前側に向かって搬送され、容器本体21に収容される。これにより、廃トナー回収動作が完了する。
次に、上記のような画像形成装置1において、1個のトナー容器17をトナー補給動作と廃トナー回収動作に併用する方法について説明する。
まず、作業者は、カバー23が第1の姿勢にある状態で、トナー容器17を第1装着部15に装着する。このように第1装着部15にトナー容器17が装着された状態でトナー補給動作が実行されると、容器本体21の収容空間P内のトナーが次第に減少していき、最終的には容器本体21の収容空間P内のトナーが無くなる。
このように容器本体21の収容空間P内のトナーが無くなると、作業者は、トナー容器17を第1装着部15から取り外し、カバー23を180度回転させる。これに伴って、カバー23が第1の姿勢から上下反転して第2の姿勢になる。
次に、作業者は、カバー23が第2の姿勢にある状態で、トナー容器17を第2装着部16に装着する。このように第2装着部16にトナー容器17が装着された状態で廃トナー回収動作が実行されると、容器本体21の収容空間P内の廃トナーが増加していき、最終的には容器本体21の収容空間P内が廃トナーで満たされる。このように容器本体21の収容空間P内が廃トナーで満たされると、作業者は、トナー容器17を第2装着部16から取り外す。
ところで、トナー補給動作の実行時には、カバー23が第1の姿勢にある状態で、トナー容器17が第1装着部15に装着される。もし、カバー23が第2の姿勢にある状態(カバー23が第1の姿勢から上下反転した状態)でトナー容器17が第1装着部15に誤装着されると、カバー23が第1装着部15の駆動ギア15bに接触して、第1装着部15の駆動ギア15bが損傷を受ける恐れがある。そこで、本実施形態では以下のようにして、このような不具合を抑制している。
図9を参照して、カバー23が第1の姿勢にある状態では、移動部材36が収納位置にある。これに伴って、移動部材36の突起部62の一部がハウジング35の支持部43に収容されており、ハウジング35の支持部43に対する移動部材36の上下方向の突出長さがL1となっている。
このようにカバー23が第1の姿勢にあり、且つ、移動部材36が収納位置にある状態で作業者がトナー容器17を第1装着部15に挿入する場合、移動部材36の突起部62が第1装着部15の前端部に当接しない。そのため、トナー容器17を第1装着部15に挿入していくことができ、トナー容器17の第1装着部15への装着が許容される。
一方で、図10を参照して、カバー23が第1の姿勢から上下反転して第2の姿勢になると、移動部材36が自重によって収納位置から突出位置まで移動する。これに伴って、移動部材36の突起部62の全体がハウジング35の支持部43から突出し、ハウジング35の支持部43に対する移動部材36の上下方向の突出長さがL1からL2まで増加する。
このようにカバー23が第2の姿勢にあり、且つ、移動部材36が突出位置にある状態で作業者がトナー容器17を第1装着部15に挿入すると、移動部材36の突起部62が第1装着部15の当接部15cに当接する。そのため、トナー容器17を第1装着部15にそれ以上挿入していくことはできず、トナー容器17の第1装着部15への装着が規制される。これに伴って、カバー23が第2の姿勢にある状態でトナー容器17が第1装着部15に誤装着されるのを抑制することができ、カバー23との接触による第1装着部15の駆動ギア15bの損傷を抑制することができる。
また、ハウジング35の排出口47は、カバー23が第1の姿勢にある状態では下方を向いており、カバー23が第2の姿勢にある状態では上方を向いている。このような構成を採用することで、カバー23が第1の姿勢にある状態ではハウジング35の排出口47からトナーを容易に排出することができ、カバー23が第2の姿勢にある状態ではハウジング35の排出口47から廃トナーを容易に導入することができる。
また、移動部材36は、回転軸Xを挟んでシャッター24の反対側に設けられている。このような構成を採用することで、移動部材36とシャッター24の干渉を抑制しつつ、移動部材36とシャッター24の移動範囲を十分に確保することができる。
また、カバー23が第1の姿勢から上下反転して第2の姿勢になると、移動部材36が自重によって収納位置から突出位置まで移動する。このような構成を採用することで、低コスト且つ簡易な構成によって、移動部材36を収納位置から突出位置まで移動させることができる。
また、画像形成装置1は、上記のようなトナー容器17と、このトナー容器17が着脱可能に装着される第1装着部15と、を備えている。このような構成を採用することで、トナー容器17の誤装着を抑制可能な画像形成装置1を提供することができる。
ところで、作業者が移動部材36を手で押さえてしまうと、カバー23が第2の姿勢にあり、且つ、移動部材36が収納位置にある状態で、トナー容器17が第1装着部15に挿入される恐れがある。このような事態が発生すると、移動部材36の突起部62を第1装着部15の当接部15cに当接させることができず、カバー23が第2の姿勢にある状態でトナー容器17が第1装着部15に誤装着される恐れがある。そこで、本実施形態では以下のようにして、このような不具合を抑制している。
図11を参照して、カバー23が第2の姿勢にあり、且つ、移動部材36が収納位置にある状態で作業者がトナー容器17を第1装着部15に挿入すると、当接部15cよりも後側(第1挿入方向Z1における下流側)において移動部材36が収納位置から突出位置まで移動し、移動部材36の突起部62が第1装着部15の係合溝15dに係合する。そのため、トナー容器17を第1装着部15にそれ以上挿入していくことはできず、トナー容器17の第1装着部15への装着が規制される。これに伴って、作業者が移動部材36を手で押さえてしまっているような場合でも、カバー23が第2の姿勢にある状態でトナー容器17が第1装着部15に誤装着されるのを確実に抑制することができる。
なお、移動部材36の突起部62には、傾斜面64が設けられている。そのため、トナー容器17を第1装着部15に対して前側(第1挿入方向Z1における上流側)に引けば、移動部材36の突起部62と第1装着部15の係合溝15dの係合を容易に解除することができる。
ところで、作業者がトナー容器17を第2装着部16に挿入する際に、移動部材36が突出位置にあると、移動部材36の突起部62が第2装着部16の前端部に当接することで、トナー容器17の第2装着部16への挿入が阻害される恐れがある。そこで、本実施形態では以下のようにして、このような不具合を抑制している。
図7に示されるように、トナー容器17が第1装着部15に装着される前の状態(トナー容器17の使用が開始される前の状態)では、ストッパー37が許容位置にある。そのため、ストッパー37の規制片68が移動部材36のフック65に係合しておらず、収納位置から突出位置への移動部材36の移動が許容されている。
一方で、カバー23が第1の姿勢にあり、且つ、移動部材36が収納位置にある状態でトナー容器17が第1装着部15に装着されると、第1装着部15に設けられた押圧部(図示せず)がストッパー37の突出片67を前側に押圧する。これに伴って、図8に示されるように、ストッパー37が許容位置から規制位置まで移動し、ストッパー37の規制片68が移動部材36のフック65に係合して、収納位置から突出位置への移動部材36の移動が規制される。そのため、図12に示されるように、作業者は、移動部材36が収納位置にある状態で、トナー容器17を第2装着部16にスムーズに挿入することができる。
また、移動部材36は、ハウジング35に対して上下方向に移動可能に設けられ、ストッパー37は、ハウジング35に対して前後方向に移動可能に設けられている。このような構成を採用することで、ストッパー37の規制片68を移動部材36のフック65に確実に係合させることができる。
本実施形態では、移動部材36が収納位置にある状態で、移動部材36の一部がハウジング35に収納されている。一方で、他の異なる実施形態では、移動部材36が収納位置にある状態で、移動部材36の全体がハウジング35に収納されていても良い。
本実施形態では、画像形成装置1が複合機である。一方で、他の異なる実施形態では、画像形成装置1がプリンター、コピー機、ファクシミリ等であっても良い。
1 画像形成装置
15 第1装着部
15a 補給口
15c 当接部
15d 係合溝(係合部の一例)
16 第2装着部
16a 廃棄口
17 トナー容器
21 容器本体
23 カバー
26 開口部
35 ハウジング
36 移動部材
37 ストッパー
45 導入口
47 排出口
X 回転軸
Z1 第1挿入方向
Z2 第2挿入方向

Claims (10)

  1. トナーを収容する容器本体と、
    前記容器本体を覆うカバーと、を備え、
    前記カバーは、
    前記容器本体に取り付けられるハウジングと、
    少なくとも一部が前記ハウジングに収納される収納位置と、前記収納位置と比べて前記ハウジングからの突出長さが増加する突出位置と、の間で移動可能な移動部材と、を備え、
    前記カバーが第1の姿勢にある状態では、前記移動部材が前記収納位置にあり、
    前記カバーが前記第1の姿勢から上下反転して第2の姿勢になると、前記移動部材が前記収納位置から前記突出位置まで移動することを特徴とするトナー容器。
  2. 前記容器本体は、トナーを排出する開口部を備え、
    前記ハウジングは、
    前記開口部から排出されたトナーを導入する導入口と、
    前記導入口から導入されたトナーを排出する排出口と、を備え、
    前記排出口は、前記カバーが前記第1の姿勢にある状態では下方を向いており、前記カバーが前記第2の姿勢にある状態では上方を向いていることを特徴とする請求項1に記載のトナー容器。
  3. 前記排出口を開閉可能なシャッターを更に備え、
    前記容器本体は、回転軸の周りを回転可能に設けられ、
    前記移動部材は、前記回転軸を挟んで前記シャッターの反対側に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のトナー容器。
  4. 前記カバーは、前記収納位置から前記突出位置への前記移動部材の移動を許容する許容位置と、前記収納位置から前記突出位置への前記移動部材の移動を規制する規制位置と、の間で移動可能なストッパーを更に備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のトナー容器。
  5. 前記移動部材は、前記ハウジングに対して上下方向に移動可能に設けられ、
    前記ストッパーは、前記ハウジングに対して水平方向に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のトナー容器。
  6. 前記カバーが前記第1の姿勢から上下反転して前記第2の姿勢になると、前記移動部材が自重によって前記収納位置から前記突出位置まで移動することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のトナー容器。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のトナー容器と、
    前記トナー容器が着脱可能に装着される装着部と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記トナー容器は、所定の挿入方向に沿って前記装着部に挿入され、
    前記装着部の前記挿入方向上流側の端部には、当接部が設けられ、
    前記カバーが前記第2の姿勢にあり、且つ、前記移動部材が前記突出位置にある状態で前記トナー容器が前記装着部に挿入されると、前記移動部材が前記当接部に当接して、前記トナー容器の前記装着部への装着が規制されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記装着部には、前記当接部よりも前記挿入方向下流側に、係合部が設けられ、
    前記カバーが前記第2の姿勢にあり、且つ、前記移動部材が前記収納位置にある状態で前記トナー容器が前記装着部に挿入されると、前記当接部よりも前記挿入方向下流側において前記移動部材が前記収納位置から前記突出位置まで移動し、前記移動部材が前記係合部に係合して、前記トナー容器の前記装着部への装着が規制されることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 請求項4又は5に記載のトナー容器と、
    前記トナー容器が着脱可能に装着される第1、第2装着部と、を備え、
    前記第1装着部は、前記トナー容器から排出されたトナーを導入する補給口を有し、
    前記第2装着部は、前記トナー容器へと廃トナーを排出する廃棄口を有し、
    前記カバーが前記第1の姿勢にあり、且つ、前記移動部材が前記収納位置にある状態で前記トナー容器が前記第1装着部に装着されると、前記第1装着部が前記ストッパーを押圧して、前記ストッパーが前記許容位置から前記規制位置まで移動することを特徴とする画像形成装置。
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