JP2019035833A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な機構を用いて、装着部からのトナー容器の取り外しを規制する。
【解決手段】画像形成装置は、トナーを収容する容器本体21を備えたトナー容器15と、トナー容器15が着脱可能に装着される装着部40と、容器本体21を一方向に回転させて、容器本体21からトナーを排出させる駆動源と、装着部40からのトナー容器15の取り外しを規制する規制位置と、装着部40からのトナー容器15の取り外しを許容する許容位置と、の間で移動するカバー47と、を備え、カバー47が規制位置にある状態で駆動源が容器本体21を一方向に回転させると、容器本体21とカバー47が嵌合して、規制位置から許容位置へのカバー47の移動が規制されることを特徴とする。
【選択図】図5
【解決手段】画像形成装置は、トナーを収容する容器本体21を備えたトナー容器15と、トナー容器15が着脱可能に装着される装着部40と、容器本体21を一方向に回転させて、容器本体21からトナーを排出させる駆動源と、装着部40からのトナー容器15の取り外しを規制する規制位置と、装着部40からのトナー容器15の取り外しを許容する許容位置と、の間で移動するカバー47と、を備え、カバー47が規制位置にある状態で駆動源が容器本体21を一方向に回転させると、容器本体21とカバー47が嵌合して、規制位置から許容位置へのカバー47の移動が規制されることを特徴とする。
【選択図】図5
Description
本発明は、トナー容器を備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置は、像担持体(例えば、感光体ドラム)の表面に形成された静電潜像に現像装置からトナーを供給することで、現像処理を行っている。このような現像処理に用いられるトナーは、トナー容器から現像装置に補給されている。
上記トナー容器は、画像形成装置に設けられた装着部に着脱可能に装着されており、トナーが無くなった段階で装着部から取り外されて、新しいトナー容器と交換されるようになっている。このような構成を採用する場合に、トナー容器内にトナーが残っている状態で作業者がトナー容器を装着部から取り外してしまうと、トナー容器内のトナーを使い切る前にトナー容器が廃棄されてしまい、非経済的である。
そこで、トナー容器内のトナーが無くなるまでソレノイドによってトナー容器のカバーをロックしておくことで、装着部からのトナー容器の取り外しを規制する構成がある(特許文献1参照)。
しかしながら、装着部からのトナー容器の取り外しを規制するためにソレノイドを用いると、画像形成装置の構成が複雑化し、画像形成装置の製造コストが上昇する。
そこで、本発明は、簡単な機構を用いて、装着部からのトナー容器の取り外しを規制することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、トナーを収容する容器本体を備えたトナー容器と、前記トナー容器が着脱可能に装着される装着部と、前記容器本体を一方向に回転させることで、前記容器本体からトナーを排出させる駆動源と、前記装着部からの前記トナー容器の取り外しを規制する規制位置と、前記装着部からの前記トナー容器の取り外しを許容する許容位置と、の間で移動するカバーと、を備え、前記カバーが前記規制位置にある状態で前記駆動源が前記容器本体を前記一方向に回転させると、前記容器本体と前記カバーが嵌合して、前記規制位置から前記許容位置への前記カバーの移動が規制されることを特徴とする。
前記容器本体と前記カバーが嵌合した状態で前記駆動源が前記容器本体を前記一方向とは逆方向に回転させると、前記容器本体と前記カバーの嵌合が解除されて、前記規制位置から前記許容位置への前記カバーの移動が許容されても良い。
前記容器本体の外周面には、容器側ネジ部が設けられ、前記カバーの内周面には、カバー側ネジ部が設けられ、前記カバーが前記規制位置にある状態で前記駆動源が前記容器本体を前記一方向に回転させると、前記容器側ネジ部と前記カバー側ネジ部が螺合するのに伴って、前記容器本体と前記カバーが嵌合しても良い。
前記容器側ネジ部と前記カバー側ネジ部が螺合した状態で前記駆動源が前記容器本体を前記一方向に更に回転させると、前記容器側ネジ部と前記カバー側ネジ部の螺合が解除されて、前記容器側ネジ部が前記カバー側ネジ部に対して空転しても良い。
前記トナー容器は、装着方向に沿って前記装着部に装着され、前記容器本体は、前記装着方向に沿って延びている筒部と、前記筒部の前記装着方向手前側の面から突出している取手部と、を備え、前記容器側ネジ部は、前記取手部の外周面に設けられていても良い。
前記カバーは、前記容器本体の前記装着方向手前側を覆う本体壁と、前記本体壁の前記装着方向奥側の面から突出しており、前記取手部と嵌合する嵌合壁と、を備え、前記カバー側ネジ部は、前記嵌合壁の内周面に設けられていても良い。
本発明によれば、簡単な機構を用いて、装着部からのトナー容器の取り外しを規制することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1について説明する。画像形成装置1は、例えば、プリント機能、コピー機能及びファックス機能などを複合的に備えた複合機である。各図に適宜付される矢印Fr、Rr、L、R、U、Loは、それぞれ、画像形成装置1の前側、後側、左側、右側、上側、下側を示している。
まず、画像形成装置1の全体の構成について説明する。
図1に示されるように、画像形成装置1は、箱型の装置本体2を備えている。装置本体2の上端部には、操作画面やメッセージ画面などの各種画面を表示する表示部3が設けられている。
装置本体2の上部には、排紙トレイ4が設けられている。装置本体2の略中央部には、中間転写ベルト5と4個の画像形成部6が収容されている。各画像形成部6は、例えば、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローのトナーに対応している。各画像形成部6は、感光体ドラム7(像担持体の一例)と現像装置8を備えている。現像装置8には、現像装置8内のトナーを検知するセンサー9が設けられている。装置本体2の下部には、露光装置10が収容されている。装置本体2の下端部には、用紙S(記録媒体の一例)を収納する給紙カセット11が収容されている。
装置本体2の右側部には、用紙Sの搬送路Pが設けられている。搬送路Pの上流端部には、給紙部12が設けられている。搬送路Pの中流部には、二次転写部13が設けられている。搬送路Pの下流部には、定着装置14が設けられている。
装置本体2の上部には、排紙トレイ4の下方に4個のトナー容器15が収容されている。各トナー容器15は、例えば、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローのトナーを収容している。装置本体2の上部には、排紙トレイ4の下方に4個の装着部16が設けられている。各装着部16には、各トナー容器15が着脱可能に装着されている。
次に、画像形成装置1の動作の一例について説明する。
まず、露光装置10からの光(図1の点線矢印参照)によって、各画像形成部6の感光体ドラム7上に静電潜像が形成される。この静電潜像は、各画像形成部6の現像装置8によって現像される。これにより、各画像形成部6の感光体ドラム7にトナー像が担持される。このトナー像は、各画像形成部6の感光体ドラム7から中間転写ベルト5に一次転写される。これにより、中間転写ベルト5上にフルカラーのトナー像が形成される。
また、給紙部12によって給紙カセット11から取り出された用紙Sは、搬送路Pを下流側へと搬送されて、二次転写部13に進入する。この二次転写部13において、中間転写ベルト5上に形成されたフルカラーのトナー像が用紙Sに二次転写される。トナー像を二次転写された用紙Sは、搬送路Pを更に下流側へと搬送されて、定着装置14に進入する。この定着装置14において、用紙Sにトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙Sは、排紙トレイ4上に排出される。
次に、各トナー容器15について更に説明する。
図2以降の各図に適宜付される矢印Oは各トナー容器15の前後方向外側を示し、図2以降の各図に適宜付される矢印Iは各トナー容器15の前後方向内側を示している。
図2を参照して、各トナー容器15は、装着方向Yに沿って各装着部16に装着されている。装着方向Yは、前側から後側に向かう方向である。以下、「装着方向手前側」又は「装着方向奥側」と記載する場合には、装着方向Yにおける手前側又は奥側を示す。
各トナー容器15は、容器本体21と、容器本体21の後部に装着される伝達部材22と、伝達部材22の後側に設けられるキャップ23と、キャップ23の下側に設けられるシャッター24と、を備えている。
図2、図3を参照して、各トナー容器15の容器本体21は、前後方向に長い円筒状を成している。容器本体21の内部には、収容空間S1が形成されている。収容空間S1には、トナーが収容されている。
容器本体21は、前後方向に沿って延びている回転軸Xの周りを回転可能に設けられている。つまり、本実施形態では、前後方向が容器本体21の回転軸方向である。容器本体21は、正面視で時計回りである第1方向R1(一方向の一例)と、正面視で反時計回りである第2方向R2(逆方向の一例)と、に回転可能に設けられている。つまり、容器本体21は、正逆回転可能に設けられている。
容器本体21は、装着方向Yに沿って延びている筒部27と、筒部27の前面(装着方向手前側の面)から突出している取手部28と、を備えている。
容器本体21の筒部27は、回転軸Xを中心とする円筒状を成している。筒部27の内周面には、螺旋状の搬送突起31が連続的に設けられている。搬送突起31は、第1方向R1に向かって前側(装着方向手前側)に傾斜している。筒部27の後端部(装着方向奥側の端部)には、開口部32が設けられている。
容器本体21の取手部28は、各トナー容器15を各装着部16に対して着脱する際にユーザーやサービスマンなどの作業者によって把持される部分である。取手部28は、容器本体21の前端部(装着方向手前側の端部)に設けられている。取手部28の外径は、筒部27の外径よりも小さい。
図4、図5を参照して、容器本体21の取手部28は、回転軸Xを中心とする円筒状を成す筒板33と、筒板33の前端部(装着方向手前側の端部)を閉止する閉止板34と、を備えている。筒板33の外周面の前端部(装着方向手前側の端部)には、螺旋状の容器側ネジ部35が設けられている。容器側ネジ部35は、第1方向R1に向かって後側(装着方向奥側)に傾斜している。つまり、容器側ネジ部35は、搬送突起31とは逆向きに傾斜している。
図2を参照して、各トナー容器15の伝達部材22は、回転軸Xを中心とする円筒状を成している。伝達部材22は、容器本体21の筒部27の外周面に固定されている。
各トナー容器15のキャップ23は、固定的に設けられている。キャップ23は、容器本体21の筒部27に設けられた開口部32を覆っている。キャップ23の内部には、連通空間S2が形成されている。連通空間S2は、開口部32を介して、容器本体21の収容空間S1と連通している。キャップ23の底面には、連通空間S2の下方に排出口38が設けられている。
各トナー容器15のシャッター24は、キャップ23によって支持されている。シャッター24は、前後方向に沿って移動することで、キャップ23の排出口38を開閉する。
次に、各装着部16及びその周辺部について説明する。
図2、図6を参照して、各装着部16は、筒状を成しており、装着方向Yに沿って延びている。各装着部16の前後両端部は、開口されている。
各装着部16の右後方には、それぞれ駆動源44が設けられている。各駆動源44は、例えば、正逆回転可能なモーターによって構成されている。各駆動源44は、ギア列(図示せず)を介して、各トナー容器15の伝達部材22に接続されている。
図6、図7を参照して、各装着部16の前方には、それぞれインナーカバー47が設けられている。各インナーカバー47は、規制位置(図7において、左右両端のインナーカバー47及び左から2番目のインナーカバー47参照)と許容位置(図7において、右から2番目のインナーカバー47参照)との間で、下端側に設けられた支点部53を中心に回転可能に設けられている。以下、状態を特定する場合を除き、各インナーカバー47が規制位置にある状態を基準に各インナーカバー47の説明を行う。
図5、図8を参照して、各インナーカバー47は、上下方向に沿って延びている本体壁48と、本体壁48の後面(装着方向奥側の面)の上部から突出している嵌合壁49と、嵌合壁49の左右両側を覆う一対のガイド壁50と、本体壁48の下端部と各ガイド壁50の下端部を連結する連結壁51と、を備えている。
図5を参照して、各インナーカバー47の本体壁48は、各インナーカバー47が規制位置にある状態において、各トナー容器15の容器本体21の前側(装着方向手前側)を覆っている。これにより、各装着部16からの各トナー容器15の取り外しが規制される。図7を参照して、本体壁48は、各インナーカバー47が許容位置(図7において、右から2番目のインナーカバー47参照)にある状態において、各トナーコンテナ15の容器本体21の前側(装着方向手前側)を開放する。これにより、各装着部16からの各トナーコンテナ15の取り外しが許容される。
図5、図8を参照して、各インナーカバー47の嵌合壁49は、円筒状を成している。嵌合壁49の内周面には、円環状の段差56が設けられている。嵌合壁49の内部には、段差56よりも前側(装着方向手前側)に、空転用空間S3が形成されている。嵌合壁49の内周面には、段差56よりも後側(装着方向奥側)に、カバー側ネジ部57が設けられている。カバー側ネジ部57は、第1方向R1に向かって後側(装着方向奥側)に傾斜している。つまり、カバー側ネジ部57は、容器側ネジ部35と同じ向きに傾斜している。
図9を参照して、各インナーカバー47の前方には、アウターカバー59が設けられている。アウターカバー59は、各インナーカバー47を覆う閉止位置(図9の二点鎖線参照)と、各インナーカバー47を露出させる開放位置(図9の実線参照)と、の間で下端側を中心に回転可能に設けられている。
次に、上記のように構成された画像形成装置1において、各トナー容器15から各画像形成部6の現像装置8にトナーを補給する動作について説明する。
各トナー容器15から各画像形成部6の現像装置8にトナーを補給する際には、各トナー容器15が各装着部16にセットされた状態で、各駆動源44によって各トナー容器15の容器本体21及び伝達部材22を第1方向R1に回転させる。なお、このように各トナー容器15の容器本体21及び伝達部材22が回転しても、各トナー容器15のキャップ23及びシャッター24は回転せず、回転停止状態を保持する。
上記のように容器本体21が第1方向R1に回転すると、図2に矢印Aで示されるように、容器本体21の搬送突起31によって容器本体21の収容空間S1内のトナーが前側から後側に向かって搬送される。このように前側から後側に向かって搬送されたトナーは、容器本体21の開口部32を介して容器本体21の収容空間S1から排出され、キャップ23の連通空間S2へと導入される。このようにキャップ23の連通空間S2へと導入されたトナーは、図2に矢印Bで示されるように、キャップ23の排出口38を介してキャップ23の連通空間S2から排出され、各画像形成部6の現像装置8に補給される。
本実施形態では以上のように、各駆動源44が各トナー容器15の容器本体21を第1方向R1に回転させることで、各トナー容器15の容器本体21からトナーが排出される。これに伴って、各トナー容器15から各画像形成部6の現像装置8にトナーが補給される。
次に、上記のように構成された画像形成装置1において、いずれか1つのトナー容器15を装着部16にセットする動作について説明する。
トナー容器15を装着部16にセットする際には、まず、ユーザーやサービスマンなどの作業者がアウターカバー59を閉止位置から開放位置まで回転させた後、インナーカバー47を規制位置から許容位置まで回転させる。なお、このような各カバー47、59の回転動作は、自動的に行われても良い。
次に、作業者が装着方向Yに沿ってトナー容器15を装着部16に装着する。次に、作業者がインナーカバー47を許容位置から規制位置まで回転させる。これに伴って、容器側ネジ部35の前端部(装着方向手前側の端部)がカバー側ネジ部57の後端部(装着方向奥側の端部)と接触する。
次に、図10に示されるように、作業者がアウターカバー59を開放位置から閉止位置まで回転させる。これに伴って、アウターカバー59がインナーカバー47に接触し、インナーカバー47を後側(装着方向奥側)に押圧する。そのため、容器側ネジ部35の前端部にカバー側ネジ部57の後端部が押し付けられる。ただし、この状態では、容器側ネジ部35とカバー側ネジ部57が螺合しておらず、容器本体21の取手部28とインナーカバー47の嵌合壁49が嵌合していない。そのため、規制位置から許容位置へのインナーカバー47の回転が許容されている。
次に、駆動源44が容器本体21を第1方向R1に回転させる。これに伴って、容器側ネジ部35が第1方向R1に回転し、図11に示されるように、容器側ネジ部35とカバー側ネジ部57が螺合する。これに伴って、容器本体21の取手部28とインナーカバー47の嵌合壁49が嵌合して、規制位置から許容位置へのインナーカバー47の回転が規制される。
この状態から、駆動源44が容器本体21を第1方向R1に更に回転させると、図5に示されるように、容器側ネジ部35とカバー側ネジ部57の螺合が解除され、容器側ネジ部35がインナーカバー47の嵌合壁49の空転用空間S3に進入し、カバー側ネジ部57に対して空転する。なお、この状態では、容器本体21の取手部28とインナーカバー47の嵌合壁49は依然として嵌合しており、規制位置から許容位置へのインナーカバー47の回転が規制されている。以上により、トナー容器15を装着部16にセットする動作が完了する。
なお、上記のように容器本体21が第1方向R1に回転し、容器側ネジ部35とカバー側ネジ部57が螺合していくのに伴って、図3に矢印Z1で示されるように、インナーカバー47が支点部53を中心に僅かに後側(装着方向奥側)に回転する。一方で、容器本体21は、前側又は後側に移動しない。
次に、上記のように構成された画像形成装置1において、いずれか一つのトナー容器15を装着部16から取り外す動作について説明する。
トナー容器15が装着部16にセットされた状態で、駆動源44が容器本体21を第1方向R1に一定時間回転させても各画像形成部6の現像装置8内のトナーをセンサー9が検知しない場合には、容器本体21内のトナーが空になっている。この場合には、まず、駆動源44が容器本体21を第2方向R2に回転させる。これに伴って、容器側ネジ部35が第2方向R2に回転し、図11に示されるように、容器側ネジ部35とカバー側ネジ部57が螺合する。なお、この状態では、容器本体21の取手部28とインナーカバー47の嵌合壁49は依然として嵌合しており、規制位置から許容位置へのインナーカバー47の回転が規制されている。
この状態から、駆動源44が容器本体21を第2方向R2に更に回転させると、図10に示されるように、容器側ネジ部35とカバー側ネジ部57の螺合が解除される。これに伴って、容器本体21の取手部28とインナーカバー47の嵌合壁49の嵌合が解除され、規制位置から許容位置へのインナーカバー47の回転が許容される。
なお、上記のように容器本体21が第2方向R2に回転し、容器側ネジ部35とカバー側ネジ部57の螺合が解除されていくのに伴って、図3に矢印Z2で示されるように、インナーカバー47が支点部53を中心に僅かに前側(装着方向手前側)に回転する。一方で、容器本体21は、前側又は後側に移動しない。
また、上記のように駆動源44が容器本体21を第1方向R1に一定時間回転させても各画像形成部6の現像装置8内のトナーをセンサー9が検知しない場合には、容器本体21内のトナーが空になっていることを通知するメッセージ及びトナー容器15の交換を促すメッセージが表示部3に表示される。そこで、作業者は、アウターカバー59を閉止位置から開放位置まで回転させた後、インナーカバー47を規制位置から許容位置まで回転させる。次に、作業者は、トナー容器15を装着部16から取り外す。
本実施形態では上記のように、各トナー容器15と対応する専用のインナーカバー47が設けられており、容器本体21内のトナーが空になっているトナー容器15と対応するインナーカバー47のみが、規制位置から許容位置まで回転可能となっている。このような構成を採用することで、容器本体21内にトナーが残っている状態で作業者がトナー容器15を装着部16から取り外すのを抑制することが可能となる。これに伴って、容器本体21内のトナーを確実に使い切ってからトナー容器15を交換することが可能となり、トナー容器15の経済的な使用が可能となる。
また、本実施形態では、インナーカバー47が規制位置にある状態で駆動源44が容器本体21を第1方向R1に回転させると、容器本体21の取手部28とインナーカバー47の嵌合壁49が嵌合して、規制位置から許容位置へのインナーカバー47の回転が規制される。このような構成を採用することで、ソレノイド等の新たな部材を追加することなく、簡単な機構を用いて、装着部16からのトナー容器15の取り外しを規制することが可能となる。これに伴って、画像形成装置1の製造コストの上昇を抑制することが可能となる。
また、容器本体21の取手部28とインナーカバー47の嵌合壁49が嵌合した状態で駆動源44が容器本体21を第2方向R2(第1方向R1とは逆方向)に回転させると、容器本体21の取手部28とインナーカバー47の嵌合壁49の嵌合が解除されて、規制位置から許容位置へのインナーカバー47の回転が許容される。このような構成を採用することで、簡単な機構を用いて、装着部16からのトナー容器15の取り外しの規制を解除することが可能となる。
また、インナーカバー47が規制位置にある状態で駆動源44が容器本体21を第1方向R1に回転させると、容器側ネジ部35とカバー側ネジ部57が螺合するのに伴って、容器本体21の取手部28とインナーカバー47の嵌合壁49が嵌合する。このような構成を採用することで、簡易な機構を用いて、容器本体21の取手部28とインナーカバー47の嵌合壁49を確実に嵌合させることが可能となる。
また、容器側ネジ部35とカバー側ネジ部57が螺合した状態で駆動源44が容器本体21を第1方向R1に更に回転させると、容器側ネジ部35とカバー側ネジ部57の螺合が解除されて、容器側ネジ部35がカバー側ネジ部57に対して空転する。このような構成を採用することで、容器側ネジ部35とカバー側ネジ部57の締め込みすぎを抑制し、容器本体21をスムーズに回転させることが可能となる。
また、容器側ネジ部35は、容器本体21の取手部28の外周面に設けられている。このような構成を採用することで、作業者が取手部28を把持した際に、容器側ネジ部35が滑り止めの機能を果たすことになり、作業者が取手部28を把持しやすくなる。
また、カバー側ネジ部57は、インナーカバー47の嵌合壁49の内周面に設けられている。このような構成を採用することで、カバー側ネジ部57がインナーカバー47の前側からは視認されにくくなり、インナーカバー47の意匠性を高めることが可能となる。
本実施形態では、容器本体21の取手部28に容器側ネジ部35が設けられている。一方で、他の異なる実施形態では、容器本体21の取手部28以外の部分(例えば、筒部27)に容器側ネジ部35が設けられていても良い。
本実施形態では、インナーカバー47の嵌合壁49にカバー側ネジ部57が設けられている。一方で、他の異なる実施形態では、インナーカバー47の嵌合壁49以外の部分(例えば、本体壁48やガイド壁50)にカバー側ネジ部57が設けられていても良い。
本実施形態では、容器本体21とインナーカバー47にそれぞれネジ部が設けられている。一方で、他の異なる実施形態では、容器本体21とインナーカバー47のいずれか一方のみにネジ部が設けられ、このネジ部と係合する突起又は凹部が容器本体21とインナーカバー47のいずれか他方に設けられていても良い。また、更に他の異なる実施形態では、容器本体21に突起又は凹部が設けられており、この突起又は凹部と係合する突起又は凹部がインナーカバー47に設けられていても良い。つまり、容器本体21とインナーカバー47を嵌合させるための構成は、必ずしもネジ部でなくても良い。
本実施形態では、画像形成装置1にインナーカバー47とアウターカバー59が設けられており、インナーカバー47に本願発明が適用されている。一方で、他の異なる実施形態では、画像形成装置1にインナーカバー47に相当するカバー又はアウターカバー59に相当するカバーのいずれか一方のみが設けられており、このカバーに本願発明が適用されても良い。
本実施形態では、画像形成装置1が複合機である。一方で、他の異なる実施形態では、画像形成装置1がプリンター、コピー機、ファクシミリ等であっても良い。
1 画像形成装置
15 トナー容器
16 装着部
21 容器本体
27 筒部
28 取手部
35 容器側ネジ部
44 駆動源
47 インナーカバー(カバーの一例)
48 本体壁
49 嵌合壁
57 カバー側ネジ部
Y 装着方向
15 トナー容器
16 装着部
21 容器本体
27 筒部
28 取手部
35 容器側ネジ部
44 駆動源
47 インナーカバー(カバーの一例)
48 本体壁
49 嵌合壁
57 カバー側ネジ部
Y 装着方向
Claims (6)
- トナーを収容する容器本体を備えたトナー容器と、
前記トナー容器が着脱可能に装着される装着部と、
前記容器本体を一方向に回転させることで、前記容器本体からトナーを排出させる駆動源と、
前記装着部からの前記トナー容器の取り外しを規制する規制位置と、前記装着部からの前記トナー容器の取り外しを許容する許容位置と、の間で移動するカバーと、を備え、
前記カバーが前記規制位置にある状態で前記駆動源が前記容器本体を前記一方向に回転させると、前記容器本体と前記カバーが嵌合して、前記規制位置から前記許容位置への前記カバーの移動が規制されることを特徴とする画像形成装置。 - 前記容器本体と前記カバーが嵌合した状態で前記駆動源が前記容器本体を前記一方向とは逆方向に回転させると、前記容器本体と前記カバーの嵌合が解除されて、前記規制位置から前記許容位置への前記カバーの移動が許容されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記容器本体の外周面には、容器側ネジ部が設けられ、
前記カバーの内周面には、カバー側ネジ部が設けられ、
前記カバーが前記規制位置にある状態で前記駆動源が前記容器本体を前記一方向に回転させると、前記容器側ネジ部と前記カバー側ネジ部が螺合するのに伴って、前記容器本体と前記カバーが嵌合することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記容器側ネジ部と前記カバー側ネジ部が螺合した状態で前記駆動源が前記容器本体を前記一方向に更に回転させると、前記容器側ネジ部と前記カバー側ネジ部の螺合が解除されて、前記容器側ネジ部が前記カバー側ネジ部に対して空転することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記トナー容器は、装着方向に沿って前記装着部に装着され、
前記容器本体は、
前記装着方向に沿って延びている筒部と、
前記筒部の前記装着方向手前側の面から突出している取手部と、を備え、
前記容器側ネジ部は、前記取手部の外周面に設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。 - 前記カバーは、
前記容器本体の前記装着方向手前側を覆う本体壁と、
前記本体壁の前記装着方向奥側の面から突出しており、前記取手部と嵌合する嵌合壁と、を備え、
前記カバー側ネジ部は、前記嵌合壁の内周面に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2017156418A JP2019035833A (ja) | 2017-08-14 | 2017-08-14 | 画像形成装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020194136A (ja) * | 2019-05-30 | 2020-12-03 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2020194135A (ja) * | 2019-05-30 | 2020-12-03 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
US20240171690A1 (en) * | 2022-11-18 | 2024-05-23 | Ryuta Kaneda | Image forming apparatus |
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2017
- 2017-08-14 JP JP2017156418A patent/JP2019035833A/ja active Pending
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JP7281050B2 (ja) | 2019-05-30 | 2023-05-25 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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