JP2019151505A - セメント用混和剤及びセメント組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】水/結合材比を極度に抑えたセメント組成物が未硬化の状態では、高い流動性を有し、セメント組成物を硬化して得られる硬化体の自己収縮性を低減させることができるセメント用混和剤を提供する。【解決手段】特定のポリカルボン酸系共重合体(A)と特定のポリオキシアルキレン系化合物(B)とを含有するセメント用混和剤。【選択図】なし

Description

本発明は、セメント用混和剤及びセメント組成物に関する。セメントペースト、モルタル、コンクリート等のセメント組成物の一部としてセメント分散剤が混和剤として利用されている。更に詳細には、本発明は、水/結合材比を著しく抑えたセメント組成物を調製する場合においても該セメント組成物に高い流動性を与えると共にセメント組成物の粘性を抑え、凝結時間の遅延を低減し、同時に超高強度を有し、且つ自己収縮の小さい(自己収縮の低減)硬化体を提供することができるセメント用混和剤及びセメント組成物に関する。
従来、セメント分散剤として、各種の水溶性ビニル共重合体が使用されている。また、セメント組成物として収縮を抑えるために収縮低減剤が使用されることがある。一般的な強度領域の硬化体を得るために、セメント組成物に流動性を付与することを目的として収縮低減剤の使用が提案されている(特許文献1)。高強度領域の硬化体を得るために、水/結合材比を抑えたセメント組成物を調製する場合には、水/結合材比を抑えたセメント組成物に充分な流動性を与えると共に、得られる硬化体の自己収縮低減を目的として、ポリカルボン酸系分散剤とポリアルキレングリコールの併用が提案されている(特許文献2)。
特表平11−512385号公報 特開2010−30874号公報
しかしながら、水/結合材比の小さいセメント組成物を調製する場合には、従来のセメント分散剤ではセメント組成物の粘性が高かったり、優れた流動保持性と優れた自己収縮低減性の両立ができないという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、超高強度の硬化体を得るために、水/結合材比を極度に抑えたセメント組成物が未硬化の状態では、セメント組成物に高い流動性を付与し、粘性を低減でき、硬化体では、自己収縮の低減が可能となるセメント用混和剤及びセメント組成物を提供することである。
本発明者らは、前記の課題を解決するべく研究した結果、水/結合材比が低いセメント組成物に対して特定の成分を含有するセメント混和剤が好適であることを見出した。本発明によれば、以下のセメント用混和剤及びセメント組成物が提供される。
[1] 下記共重合体(A)と下記化合物(B)とを含有するセメント用混和剤。
共重合体(A):構成単位(1)と構成単位(2)を含み、構成単位(1)及び構成単位(2)の合計を100質量%とした場合に構成単位(1)を71〜90質量%、構成単位(2)を10〜29質量%の割合で含み、ゲルパーミエーションクロマトグラフで測定したポリエチレングリコール換算の質量平均分子量が5000〜30000であるポリカルボン酸系共重合体。
構成単位(1):下記の式1で示される単量体から選ばれる一つ又は二つ以上から形成される構成単位
構成単位(2):不飽和カルボン酸及び/又はその塩から形成される構成単位であり、不飽和カルボン酸及び/又はその塩の80〜100モル%が(メタ)アクリル酸及び/又はその塩から選ばれる一つ又は二つ以上から形成される構成単位
Figure 2019151505
(式1において、R、R及びRは、同一又は異なる、水素原子又はメチル基を表し、Rは同一又は異なる水素原子又は炭素数1〜22の炭化水素基を表す。pは0〜5の整数を表す。qは0又は1を表す。AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基を表す。nはAOの平均付加モル数であり、5〜100の数を表す。)
化合物(B):下記の式2で示されるポリオキシアルキレン系化合物から選ばれる一つ又は二つ以上のポリオキシアルキレン系化合物。
O−(AO)m−R (2)
(式2において、Rは水素原子、炭素数1〜8のアルキル基または炭素数2〜5のアルケニル基を表し、Rは水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数2〜5のアルケニル基を表す。AOは炭素数2又は3のオキシアルキレン基を表す。mはAOの平均付加モル数であり、1〜10の数を表す。)
[2] 共重合体(A)と化合物(B)の質量比率が共重合体(A)/化合物(B)=80/20〜20/80である[1]記載のセメント用混和剤。
[3] 共重合体(A)と化合物(B)の質量比率が共重合体(A)/化合物(B)=70/30〜30/70である[1]記載のセメント用混和剤。
[4] 共重合体(A)の質量平均分子量が10000〜25000である[1]〜[3]のいずれかに記載のセメント用混和剤。
[5] nが30〜75である[1]〜[4]のいずれかに記載のセメント用混和剤。
[6] 共重合体(A)が、更に下記の構成単位(3)を含む[1]〜[5]のいずれか1項に記載のセメント用混和剤。
構成単位(3):アルキル基の炭素数が1〜4である(ヒドロキシ)アルキル(メタ)アクリレートから選ばれる1種または2種以上から形成される構成単位
[7] 共重合体(A)が全構成単位中に、構成単位(1)を75〜84質量%、構成単位(2)を15〜24質量%及び構成単位(3)を0.5〜3質量%の割合で含む[6]記載のセメント用混和剤。
[8] mが1〜4である[1]〜[7]のいずれかに記載のセメント用混和剤。
[9] Rがブチル基である[1]〜[8]のいずれかに記載のセメント用混和剤。
[10] [1]〜[9]のいずれかに記載のセメント用混和剤を含有するセメント組成物。
[11] 結合材がシリカフュームを含有する[10]に記載のセメント組成物。
[12] 水/結合材比が0.05以上0.20未満(質量比)である[10]又は[11]に記載のセメント組成物。
[13] 水/結合材比が0.12超0.20未満(質量比)である[10]又は[11]に記載のセメント組成物。
本発明のセメント用混和剤は、超高強度の硬化体を得るために、水/結合材比を極度に抑えて調製した場合であってもセメント組成物に高い流動性を付与し、粘性を低減でき、セメント組成物を硬化して得られる硬化体では、自己収縮の低減が可能になるという効果がある。
以下、本発明の実施形態について説明する。しかし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施形態に対し適宜変更、改良等が加えられ得ることが理解されるべきである。なお、以下の実施例等において、別に記載しない限り、%は質量%を、また部は質量部を意味する。
本発明の実施形態のセメント用混和剤は、下記共重合体(A)と下記化合物(B)とを含有するセメント用混和剤である。
共重合体(A)は、構成単位(1)と構成単位(2)とを含み、構成単位(1)と構成単位(2)の合計を100質量%とした場合に、構成単位(1)を71〜90質量%、構成単位(2)を10〜29質量%の割合で含み、ゲルパーミエーションクロマトグラフで測定したポリエチレングリコール換算の質量平均分子量が5000〜30000であるポリカルボン酸系共重合体である。
先ず、構成単位(1)について説明する。構成単位(1)は、下記の式1で示される単量体から選ばれる一つ又は二つ以上から形成される構成単位である。
Figure 2019151505
式1において、R、R及びRは、同一又は異なる、水素原子又はメチル基を表す。Rは、同一又は異なる、水素原子又は炭素数1〜22の炭化水素基を表す。炭素数1〜22の炭化水素基としては、例えば、炭素数1〜22のアルキル基、炭素数2〜22のアルケニル基、ベンゼン環を持つ炭素数6〜22のアリール基等が挙げられる。本発明の効果をより一層発現する点で、水素原子又は炭素数1〜8の炭化水素基が好ましく、水素原子又は炭素数1〜4の炭化水素基が更に好ましい。
式1において、pは0〜5の整数であり、好ましくは0〜2の整数である。また、qは0又は1の整数である。
式1において、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基であり、例えば、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブチレン基などが挙げられる。AOが2種類以上の場合は、ランダム付加体、ブロック付加体、交互付加体のいずれの形態であっても良い。共重合体の水溶性を保つためには、式1において、オキシアルキレン基全体の50モル%以上がオキシエチレン基であることが好ましく、90モル%以上がオキシエチレン基であることがさらに好ましい。式1において、nはAOの平均付加モル数を表し、5〜100の数であり、好ましくは10〜90の数であり、より好ましくは20〜80の数であり、更に好ましくは30〜75の数である。
式1で示される単量体として、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレン(ポリ)エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシ(ポリ)エチレン(ポリ)プロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ブトキシ(ポリ)エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリコール(ポリ)ブチレングリコールビニルエーテル、ポリエチレングリコールモノアリルエーテル、(ポリ)エチレングリコールモノ(2−メチル−2−プロペニル)エーテル、ポリエチレングリコールモノ(3−メチル−ブテニル)エーテル、ポリエチレン(ポリ)プロピレングリコールモノ(2−メチル−2−プロペニル)エーテル等が好ましい。構成単位(1)を形成する式1で示される単量体は1種又は2種以上使用しても良い。
次に、構成単位(2)について説明する。構成単位(2)は、不飽和カルボン酸及び/又はその塩から形成される構成単位である。構成単位(2)を形成する不飽和カルボン酸及び/又はその塩としては、例えば、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、(無水)マレイン酸、(無水)イタコン酸、フマル酸及びこれらの塩などが挙げられる。塩としては、特に制限するものではないが、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩等のアミン塩などが挙げられる。なかでもナトリウム塩とカルシウム塩が好ましい。
構成単位(2)を形成する不飽和カルボン酸及び/又はその塩としては、全不飽和カルボン酸及び/又はその塩の全体の内80〜100モル%が(メタ)アクリル酸及び/又はその塩から選ばれる一つ又は二つ以上であり、全不飽和カルボン酸及び/又はその塩の全体の内90〜100モル%が(メタ)アクリル酸及び/又はその塩から選ばれる一つ又は二つ以上であるのが好ましく、全不飽和カルボン酸及び/又はその塩の全体の内95〜100モル%が(メタ)アクリル酸及び/又はその塩から選ばれる一つ又は二つ以上であるのが更に好ましい。
共重合体(A)は構成単位(3)を含むのが好ましい。構成単位(3)は、アルキル基の炭素数が1〜4である(ヒドロキシ)アルキル(メタ)アクリレートから選ばれる1種または2種以上から形成される構成単位である。(ヒドロキシ)アルキル(メタ)アクリレートとして、アクリル酸メチル、ヒドロキシエチルアクリレート、メチルメタクリレート、ブチルアクリレート等が好ましい。構成単位(3)を形成する単量体は1種又は2種以上使用しても良い。
かかる共重合体(A)は、構成単位(1)、構成単位(2)、構成単位(3)に加えて、これらの構成単位を形成する単量体と共重合可能な単量体に由来する、構成単位(4)を含んでいても良い。すなわち、共重合体(A)は、構成単位(1)、構成単位(2)及び構成単位(4)を含むものであつてもよく、また、共重合体(A)は、構成単位(1)、構成単位(2)、構成単位(3)及び構成単位(4)を含むものであつてもよい。このような構成単位(4)を形成する単量体は、構成単位(1)、構成単位(2)、構成単位(3)を形成する単量体のうちの少なくとも一つと共重合可能であれば特に制限はなく、かかる単量体としては、(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド等の不飽和アミド類、(メタ)アクリロニトリル等の不飽和シアン類、マレイン酸やフマル酸等の不飽和ジカルボン酸と(ポリ)アルキレングリコールや炭素数1〜22のアルキル基やアルケニル基のアルコールとのモノエステルやジエステルとなる不飽和ジカルボン酸エステル類、不飽和カルボン酸や不飽和ジカルボン酸と炭素数が1〜22であるアミンとのモノアミドやジアミドとなるアミド単量体類、不飽和カルボン酸や不飽和ジカルボン酸と炭素数が1〜22であるアミンとのモノアミドやジアミドとなるアミド単量体類、アルキルジカルボン酸とポリエチレンポリアミンを縮合させたものの活性水素を持つ窒素原子にエチレンオキシドやプロピレンオキシドを付加させたものと(メタ)アクリル酸との反応物や、不飽和カルボン酸や不飽和ジカルボン酸と炭素数が1〜22であるアミンとのモノアミドやジアミドとなるアミド単量体類、アルキルジカルボン酸とポリエチレンポリアミンを縮合させたものの活性水素を持つ窒素原子にエチレンオキシドやプロピレンオキシドを付加させたものとグリシジル(メタ)アクリレートと反応させたものである、ポリアミドポリアミン単量体類、(メタ)アリルスルホン酸やビニルスルホン酸及びそれらの塩などからなるスルホン酸系単量体類、リン酸2−(メタクリロイルオキシ)エチルやリン酸−ビス[2―(メタクリロイルオキシ)エチル]およびそれらの塩などからなるリン酸系単量体類等が挙げられる。
共重合体(A)は、構成単位(1)を71〜90質量%含み、74.5〜85.5質量%含むのが好ましく、75〜84質量%含むのが更に好ましい。共重合体(A)は、構成単位(2)を10〜29質量%含み、14.5〜25.5質量%含むのが好ましく、15〜24質量%含むのが更に好ましい。共重合体(A)は、構成単位(3)を0.5〜5質量%の割合で含むのが好ましく、0.5〜3質量%の割合で含むのが更に好ましい。共重合体(A)は、構成単位(4)を全構成単位中に0〜20質量%の割合で含むのが好ましく、全構成単位中に0〜5質量%の割合で含むのが更に好ましい。また、構成単位(1)、構成単位(2)及び構成単位(3)の合計が96〜100質量%であることが好ましい。
共重合体(A)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフで測定したポリエチレングリコール換算の質量平均分子量が5000〜30000であり、好ましくは、10000〜25000である。
共重合体(A)は、各種方法で製造することができる。これには、溶媒に水を使用したラジカル重合、溶媒に有機溶媒を使用したラジカル重合、無溶媒のラジカル重合による方法が挙げられる。ラジカル重合における反応温度は、好ましく0〜120℃であり、より好ましくは20〜100℃であり、更に好ましくは50〜90℃である。ラジカル重合に使用するラジカル重合開始剤は、過酸化水素、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム等の過酸化物や、2,2−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、2,2−アゾビス(イソブチロニトリル)等のアゾ系化合物が挙げられ、重合反応温度下において分解し、ラジカル発生するものであれば、その種類は特に制限されない。これらは、亜硫酸塩やL−アスコルビン酸等の還元性物質、更にはアミン等と組み合わせ、レドックス開始剤として使用することもできる。得られる共重合体(A)の質量平均分子量を所望の範囲とするため、2−メルカプトエタノール、2−メルカプトプロピオン酸、3−メルカプトプロピオン酸、チオグリコール酸、チオグリセリン、チオリンゴ酸等の連鎖移動剤を使用することもできる。これらのラジカル重合開始剤や還元性物質、連鎖移動剤は、それぞれ単独で使用しても2種類以上を併用しても良い。本発明のセメント用混和剤に供する共重合体(A)は、水や有機溶媒を含んだまま使用してもよく、乾燥させて粉末として使用してもよく、水や有機溶媒を含んだままで無機多孔質粉体に担持させて使用してもよく、水や有機溶媒を含んだままで無機多孔質粉体に担持させ、かつ乾燥させて使用しても良い。
化合物(B)は、下記の式2で示されるポリオキシアルキレン系化合物から選ばれる一つ又は二つ以上のポリオキシアルキレン系化合物である。
O−(AO)m−R (2)
式2において、Rは、水素原子、炭素数1〜8のアルキル基または炭素数2〜5のアルケニル基を表す。Rは水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数2〜5のアルケニル基を表す。R及びRの具体例としては、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ノニル基、ビニル基、アリル基、メタリル基、イソプレニル基等が挙げられる。なかでもRとしてはプロピル基、ブチル基、ペンチル基が好ましく、ブチル基がより好ましい。Rとしては、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、水素原子が好ましく、水素原子がより好ましい。
Oは、炭素数2又は3のオキシアルキレン基を表す。AOの具体例としては、オキシエチレン基又はオキシプロピレン基が挙げられる。mは、AOの平均付加モル数を表し、1〜10の数であり、好ましくは1〜4の数であり、より好ましくは1〜3の数であり、更に好ましくは2〜3の数である。式2で示されるポリオキシアルキレン系化合物として、好ましくは、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールプロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピレングリコールモノブチルエーテル等であり、より好ましくはジエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピレングリコールモノブチルエーテルであり、更に好ましくはジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテルである。
流動性と凝結遅延の低減、及び得られる硬化体の自己収縮の低減性と強度発現性において優れたものを得る観点から、本発明のセメント用混和剤に供する共重合体(A)と化合物(B)の質量比率は、好ましくは、共重合体(A)/化合物(B)=80/20〜20/80であり、より好ましくは、70/30〜30/70である。
次に、本発明の実施形態のセメント組成物について説明する。本実施形態のセメント組成物は、以上説明したような本実施形態のセメント用混和剤を使用して調製したセメントペースト、モルタル、コンクリート等のセメント組成物である。本実施形態のセメント組成物は、結合材として、少なくともセメントを使用したものであるが、セメントを単独で使用してもよく、また、セメントとポゾラン物質や潜在水硬性をもつ微粉末混和材料を併用しても良い。このようなセメントとしては、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント等の各種ポルトランドセメント、高炉セメント、フライアッシュセメント、シリカフュームセメント等の各種混合セメントが挙げられる。また、微粉末混和材料としては、高炉スラグ微粉末、シリカフューム微粉末、フライアッシュ微粉末等が挙げられるが、なかでもシリカフューム微粉末が好ましい。結合材としては、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメントが好ましく、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメントにシリカフューム微粉末を混入率5〜20%程度の割合で予め混合したシリカフュームプレミックスセメントを使用するのが特に好ましい。
本実施形態のセメント組成物においては、各種の細骨材、粗骨材を使用することができる。また、目的に応じてAE調整剤、消泡剤、凝結遅延剤、硬化促進剤、乾燥収縮低減剤、防腐剤、防水剤、防錆剤等を併用することができる。
本実施形態のセメント組成物において、水/結合材比は、0.05以上0.20未満(質量比)とするのが好ましく、0.12超0.20未満(質量比)とするのがより好ましい。
なお、本実施形態のセメント組成物において、本実施形態のセメント用混和剤に供する共重合体(A)の使用量が、セメントからなる結合材100質量部又はセメント及び微粉末混和材料とからなる結合材100質量部に対し固形分換算で、0.01〜2.0質量部となるように配合するのが好ましく、0.05〜1.0質量部となるように配合するのがより好ましい。
本実施形態のセメント組成物を調製する際、本実施形態のセメント用混和剤を、そのまま単独で使用することもでき、又水溶液として使用することもできる。また、かかるセメント用混和剤は、セメント組成物を調製する際に練混ぜ水と一緒に添加してもよく、セメント組成物を練り混ぜているときに2回もしくはそれ以上に分けて添加してもよい。
以下、本発明の構成及び効果をより具体的にするため、実施例等を挙げるが、本発明が該実施例に限定されるというものではない。尚、以下の実施例等において、部は質量部を、また%は質量%を意味する。
試験区分1(共重合体(A)の合成)
・共重合体(A−1)の合成
蒸留水297gを反応容器に仕込み、雰囲気を窒素置換し、窒素雰囲気下にて反応系の温度を60℃に保持した。次に蒸留水87g、メタクリル酸92.9g、α−メトキシ−ω−メタクリロイル−ポリ(n=45)オキシエチレン275g、アクリル酸メチル3.7g、及び3−メルカプトプロピオン酸5.6gを均一混合し、単量体混合物水溶液を調整した。この単量体混合物水溶液と10%過硫酸ナトリウム水溶液24gとを4時間かけて反応容器に同時に滴下してラジカル共重合反応を行い、更に、10%過硫酸ナトリウム水溶液6gを1時間かけて滴下して反応を行った。その後、反応系の温度を60℃に保持して1時間、ラジカル共重合反応を行った。次いで、反応系を室温まで冷却した後、水酸化ナトリウム水溶液を加えて、pH6に調整し、蒸留水にて濃度を40%に調整して反応混合物を得た。この反応混合物をGPCにて分析したところ、質量平均分子量18000であった。この反応混合物を共重合体(A−1)とした。
・共重合体(A−2)、(A−4)〜(A−6)、(R−1)〜(R−3)の合成
共重合体(A−2)、(A−4)〜(A−6)、(R−1)〜(R−3)においても、同様の手順で合成を行った。
・共重合体(A−3)の合成
蒸留水250g、α−(3−メチル−3−ブテニル)−ω−ヒドロキシ−ポリ(n=50)オキシエチレン295gを温度計、撹拌機、滴下ロート、窒素導入管を備えた反応容器(以下、同様のものを使用した)に仕込み、攪拌しながら均一に溶解した後、雰囲気を窒素置換し、反応系の温度を温水浴にて65℃に保持した。次に、1%過酸化水素水16gを3時間かけて滴下し、それと同時にイオン交換水80gにアクリル酸71gおよびアクリル酸メチル7.5gを均一に溶解させた水溶液を3時間かけて滴下し、それと同時にイオン交換水14gにL−アスコルビン酸2gとチオグリコール酸4gを溶解させた水溶液を4時間かけて滴下した。その後、2時間、反応系の温度を65℃に維持し、重合反応を終了した。その後、反応系に30%水酸化ナトリウム水溶液を加えて、pH5に調整し、イオン交換水にて濃度を40%に調整して反応混合物を得た。この反応混合物をGPCにて分析したところ、質量平均分子量14000であった。この反応物を共重合体(A−3)とした。
合成した各共重合体(A−1)〜(A−6)の質量平均分子量を下記測定条件でゲルパーミエーションクロマトグラフィーにて測定した。
[測定条件]
装置:Shodex GPC−101
カラム:OHpak SB−G+SB−806M HQ+SB−806M HQ
検出器:示差屈折計(RI)
溶離液:50mM硝酸ナトリウム水溶液
流量:0.7mL/分
カラム温度:40℃
試料濃度:0.5質量%の溶離液溶液
標準物質:ポリエチレングリコール
各共重合体の内容及び測定結果を表1にまとめて示した。
Figure 2019151505
表1において、
M−1:α−メタクリロイル−ω−メトキシ−ポリ(n=45)オキシエチレン
M−2:α−メタクリロイル−ω−メトキシ−ポリ(n=68)オキシエチレン
M−3:α−(3−メチル−3−ブテニル)−ω−ヒドロキシ−ポリ(n=50)オキシエチレン
M−4:α−メタクリロイル−ω−ヒドロキシ−ポリ(n=43)オキシエチレンポリ(m=2)オキシプロピレン
M−5:α−メタクリロイル−ω−メトキシ−ポリ(n=23)オキシエチレン
M−6:α−メタクリロイル−ω−メトキシ−ポリ(n=110)オキシエチレン
C−1:メタクリル酸
C−2:アクリル酸
E−1:アクリル酸メチル
E−2:ヒドロキシエチルアクリレート
E−3:メチルメタクリレート
E−4:ブチルアクリレート
S−1:メタリルスルホン酸ナトリウム
試験区分2(セメント用混和剤の調製)
・セメント用混和剤(P−1〜P−17)の調製
表2に記載の配合条件で、共重合体(A)(ポリカルボン酸系共重合体)と化合物(B)(ポリオキシアルキレン系化合物)を混合してセメント用混和剤を調製した。
Figure 2019151505
表2において、
BE2:ジエチレングリコールモノブチルエーテル
BE3:トリエチレングリコールモノブチルエーテル
PE2:ジグリコールモノプロピルエーテル
BP2:ジプロピレングリコールモノブチルエーテル
BE2P2:ジエチレングリコールジプロピレングリコールモノブチルエーテル
BE6:ヘキサプロピレングリコールモノブチルエーテル
試験区分3(セメント組成物の調製及び評価)
・実施例1〜14及び比較例1〜7(超高強度コンクリート組成物の調製)
表3に記載の配合条件で、表4に記載した各試験例の超高強度コンクリート組成物を以下のように調製した。100Lの二軸型強制練りミキサーにシリカフュームセメント(宇部三菱社製、比重=3.08、ブレーン値5600)、シリカフューム微粉末(エルケム社製の商品名マイクロシリカ940U、比重=2.20)及び細骨材(大井川水系砂、比重=2.58)を順次投入して15秒間空練りした後、表2記載のセメント用混和剤を、また結合材100重量部当たり0.05質量部の割合となるよう脂肪族ポリエーテル系消泡剤(竹本油脂社製の商品名AFK−2)を、練り混ぜ水と共に投入し、配合条件1では5分間、配合条件2では3分間練り混ぜた。その後、粗骨材(岡崎産砕石、比重=2.68)を投入し、5分間練り混ぜた。その後、5分間ミキサー内で静置後、更に1分練り混ぜた後に排出し、スランプフローを測定した。配合条件1ではセメント混和剤の使用量を調整して目標スランプフローが70±3cmとなるようにした。配合条件2ではセメント混和剤の使用量を調整して目標スランプフローが65±3cmとなるようにした。空気量はすべてにおいて3%以下となった。
Figure 2019151505
・超高強度コンクリート組成物の評価
調製した各例のセメント組成物について、粘性(スランプフロー50cm到達時間)、練り混ぜ直後のスランプフロー、流動保持性(練り混ぜ直後のスランプフローと練り混ぜ直後から30分後のスランプフローの差)、また練り混ぜ直後の空気量、更に硬化体の自己収縮ひずみ及び圧縮強度を下記のように求めた。結果を表4にまとめて示した。
・粘性の評価:粘性は、配合条件1、配合条件2のそれぞれにおいて、次の基準に基づき、スランプフロー50cm到達時間が短いものを良いと評価した。
配合条件1の場合:
スランプフロー50cm到達時間
◎:20秒未満
○:20秒以上30秒未満
△:30秒以上40秒未満
×:40秒以上
配合条件2の場合:
スランプフロー50cm到達時間
◎:15秒未満
○:15秒以上20秒未満
△:20秒以上25秒未満
×:25秒以上
・スランプフロー:JIS−A1150に準拠して測定した。
・空気量:JIS−A1128に準拠して測定した。
・流動保持性:コンクリートのミキサー排出直後を0分とし、30分後に測定したときのスランプフローについて以下の基準で判断した。
0分と30分の絶対値としてスランプフロー差:
○:5cm未満
△:5cm以上10cm未満
×:10cm以上
・自己収縮ひずみ:各例の超高強度コンクリート組成物を硬化させた材齢28日の硬化体について、日本コンクリート工学協会の自己収縮研究委員会報告書の「コンクリートの自己収縮応力試験方法(案)」に準拠して測定した。材齢は、凝結時間の始発を出発時間とした。ひずみの測定は埋め込み型ひずみゲージを用いて測定し、凝結始発以後のひずみ変化を自己収縮ひずみとした。尚、自己収縮ひずみの数値が小さいほど、自己収縮が小さいことを示す。一般に、水/結合材比の小さい超高強度コンクリート組成物ほど自己収縮ひずみが大きくなる傾向があるため、自己収縮ひずみは水/結合材比が同じ超高強度コンクリート組成物間で比較する必要がある。
・圧縮強度:各例の超高強度コンクリート組成物を硬化させた材齢28日の硬化体について、JIS−A1108に準拠して測定した。尚、圧縮強度は、配合条件1、配合条件2のそれぞれにおいて、次の基準で評価した。
配合条件1の場合:
圧縮強度:
◎:155N/mm以上
○:150N/mm以上155N/mm未満
△:145N/mm以上150N/mm未満
×:145N/mm未満
配合条件2の場合:
圧縮強度:
◎:135N/mm以上
○:130N/mm以上135N/mm未満
△:125N/mm以上130N/mm未満
×:125N/mm未満
Figure 2019151505
(結果)
実施例1〜14においては、共重合体(A)及び化合物(B)を含むセメント用混和剤を使用することにより、比較例1〜7に比して、粘性、流動保持性、圧縮強度のいずれにおいても優れた値を示すことが確認された。
本発明のセメント用混和剤は、セメント組成物を調製する際の添加剤として利用することができる。

Claims (13)

  1. 下記共重合体(A)と下記化合物(B)とを含有するセメント用混和剤。
    共重合体(A):構成単位(1)と構成単位(2)を含み、構成単位(1)及び構成単位(2)の合計を100質量%とした場合に構成単位(1)を71〜90質量%、構成単位(2)を10〜29質量%の割合で含み、ゲルパーミエーションクロマトグラフで測定したポリエチレングリコール換算の質量平均分子量が5000〜30000であるポリカルボン酸系共重合体。
    構成単位(1):下記の式1で示される単量体から選ばれる一つ又は二つ以上から形成される構成単位
    構成単位(2):不飽和カルボン酸及び/又はその塩から形成される構成単位であり、不飽和カルボン酸及び/又はその塩の80〜100モル%が(メタ)アクリル酸及び/又はその塩から選ばれる一つ又は二つ以上から形成される構成単位
    Figure 2019151505
    (式1において、R、R及びRは、同一又は異なる、水素原子又はメチル基を表し、Rは同一又は異なる水素原子又は炭素数1〜22の炭化水素基を表す。pは0〜5の整数を表す。qは0又は1を表す。AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基を表す。nはAOの平均付加モル数であり、5〜100の数を表す。)
    化合物(B):下記の式2で示されるポリオキシアルキレン系化合物から選ばれる一つ又は二つ以上のポリオキシアルキレン系化合物。
    O−(AO)m−R (2)
    (式2において、Rは水素原子、炭素数1〜8のアルキル基または炭素数2〜5のアルケニル基を表し、Rは水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数2〜5のアルケニル基を表す。AOは炭素数2又は3のオキシアルキレン基を表す。mはAOの平均付加モル数であり、1〜10の数を表す。)
  2. 共重合体(A)と化合物(B)の質量比率が共重合体(A)/化合物(B)=80/20〜20/80である請求項1記載のセメント用混和剤。
  3. 共重合体(A)と化合物(B)の質量比率が共重合体(A)/化合物(B)=70/30〜30/70である請求項1記載のセメント用混和剤。
  4. 共重合体(A)の質量平均分子量が10000〜25000である請求項1〜3のいずれか1項に記載のセメント用混和剤。
  5. nが30〜75である請求項1〜4のいずれか1項に記載のセメント用混和剤。
  6. 共重合体(A)が、更に下記の構成単位(3)を含む請求項1〜5のいずれか1項に記載のセメント用混和剤。
    構成単位(3):アルキル基の炭素数が1〜4である(ヒドロキシ)アルキル(メタ)アクリレートから選ばれる1種または2種以上から形成される構成単位
  7. 共重合体(A)が全構成単位中に、構成単位(1)を75〜84質量%、構成単位(2)を15〜24質量%及び構成単位(3)を0.5〜3質量%の割合で含む請求項6記載のセメント用混和剤。
  8. mが1〜4である請求項1〜7のいずれか1項に記載のセメント用混和剤。
  9. がブチル基である請求項1〜8のいずれか1項に記載のセメント用混和剤。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のセメント用混和剤を含有するセメント組成物。
  11. 結合材がシリカフュームを含有する請求項10に記載のセメント組成物。
  12. 水/結合材比が0.05以上0.20未満(質量比)である請求項10又は11に記載のセメント組成物。
  13. 水/結合材比が0.12超0.20未満(質量比)である請求項10又は11に記載のセメント組成物。
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