JP2014201478A - 無収縮aeコンクリートの調製方法及び無収縮aeコンクリート - Google Patents

無収縮aeコンクリートの調製方法及び無収縮aeコンクリート Download PDF

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Abstract

【課題】セメント分散剤と乾燥収縮低減剤とを一液化した多機能混和剤を使用して作業性及び経済性を向上しつつ、1)調製した無収縮AEコンクリートの流動性及び空気量が経時的に安定した状態で保たれること、2)得られる硬化体の乾燥収縮率が50?10−6以下の実質的に無収縮の領域にあること、3)得られる硬化体の凍結融解に対する抵抗性が強いこと、4)得られる硬化体の表面が平滑であること、以上の1)〜4)の多機能を同時に備えた無収縮AEコンクリートを調製することができる方法及びそのような無収縮AEコンクリートを提供する。【解決手段】セメント、水、細骨材、粗骨材、膨張材、多機能混和剤及び空気量調節剤を用いて無収縮AEコンクリートを調製する際に、粗骨材として特定の石灰砕石を特定割合で用い、また膨張材を特定割合で用い、更に特定の多機能混和剤を特定割合で用いて、水/結合材比を35〜65%及び連行空気量を3〜7容量%に調製した。【選択図】なし

Description

本発明は無収縮AEコンクリートの調製方法及び無収縮AEコンクリートに関する。近年、建築土木工事におけるコンクリート構造物の長寿命化や高品質化の観点から、乾燥収縮によるひび割れの発生を抑制することが強く要求されている。しかし、建設現場において、乾燥収縮によるひび割れの発生を完全に抑制するためには、特に開口部や部材からの拘束の大きい部位においては、乾燥収縮率を50×10−6以下の実質的に無収縮に抑えることが必要であると指摘されている。本発明は得られる硬化体の乾燥収縮率を50×10−6以下の実質的に無収縮に抑えて、乾燥収縮によるひび割れの発生を完全に抑制することができる無収縮AEコンクリートの調製方法及び無収縮AEコンクリートに関する。
従来、得られる硬化体の乾燥収縮率を抑えたAEコンクリートの調製方法として、乾燥収縮低減剤(例えば特許文献1参照)を使用して得られる硬化体の乾燥収縮率を200×10−6以下に抑える方法(例えば特許文献2及び3参照)、また乾燥収縮低減剤と膨張材を併用して得られる硬化体の乾燥収縮率を50×10−6以下の実質的に無収縮の領域にまで抑える方法(例えば特許文献4〜6参照)が提案されている。しかし、これらの従来法には、セメント分散剤と乾燥収縮低減剤を別々に加えてAEコンクリートを調製する方法であるため、作業性や経済性の面で問題があり、また調製したAEコンクリートを型枠に流し込み、バイブレータを用いて締め固めながら成型する際に、不安定な空気泡が得られる硬化体(成型体)の上層表面に凝縮して大きなボイドが発生し易く、これに起因して該硬化体の凍結融解抵抗性が弱くなったり、表面に痘痕が発生して平滑で美麗な硬化体が得られないという問題がある。
特開昭56−37259号公報 特開2009−249227号公報 特開2010−6626公報 特開2004−168606号公報 特開2012−197212号公報 特開2012−211040号公報
本発明が解決しようとする課題は、セメント分散剤と乾燥収縮低減剤とを一液化した多機能混和剤を使用して作業性及び経済性を向上しつつ、1)調製した無収縮AEコンクリートの流動性及び空気量が経時的に安定した状態で保たれること、2)得られる硬化体の乾燥収縮率が50×10−6以下の実質的に無収縮の領域にあること、3)得られる硬化体の凍結融解に対する抵抗性が強いこと、4)得られる硬化体の表面が平滑であること、以上の1)〜4)の多機能を同時に備えた無収縮AEコンクリートを調製することができる方法及びそのような無収縮AEコンクリートを提供する処にある。
しかして本発明者らは、前記の課題を解決するべく研究した結果、セメント、水、細骨材、粗骨材、膨張材、多機能混和剤及び空気量調節剤を用いて無収縮AEコンクリートを調製するに際して、多機能混和剤としてセメント分散剤と乾燥収縮低減剤とを含有する一液型の特定のものを特定割合で用い、また粗骨材として特定の石灰砕石を特定割合で用い、更に膨張材を特定割合で用いて、且つ水/結合材比及び連行空気量を特定範囲となるように調製する方法及びかかる調製方法によって得られる無収縮AEコンクリートが正しく好適であることを見出した。
すなわち本発明は、セメント、水、細骨材、粗骨材、膨張材、多機能混和剤及び空気量調節剤を用いて無収縮AEコンクリートを調製する方法であって、粗骨材として下記の石灰砕石を単位量850〜1200kg/m及び膨張材を単位量15〜40kg/mで用い、且つ下記の多機能混和剤をセメント100質量部当たり0.2〜3.0質量部の割合で用いて、水/結合材比を35〜65%及び連行空気量を3〜7容量%に調製することを特徴とする無収縮AEコンクリートの調製方法に係る。また本発明は、かかる調製方法によって得られる無収縮AEコンクリートに係る。
石灰砕石:化学成分としてCaO≧50質量%及びMgO≦2質量%の割合で含有するもの。
多機能混和剤:下記のA成分を5〜30質量%、下記のB成分を1〜50質量%及び下記のC成分を20〜69質量%(合計100質量%)の割合で含有するもの。
A成分:分子中に下記の構成単位Lを35〜85モル%、下記の構成単位Mを15〜65モル%及び下記の構成単位Nを0〜5モル%(合計100モル%)の割合で有する質量平均分子量3000〜80000の水溶性ビニル共重合体。
構成単位L:メタクリル酸から形成された構成単位及びメタクリル酸塩から形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上
構成単位M:分子中に5〜80個のオキシエチレン単位で構成されたポリオキシエチレン基を有するメトキシポリエチレングリコールメタクリレートから形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上
構成単位N:メタリルスルホン酸塩から形成された構成単位及びメチルアクリレートから形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上
B成分:下記の化1で示される化合物
Figure 2014201478
化1において、
,A,A:分子中に1〜10個のオキシプロピレン単位で構成された(ポリ)オキシプロピレン基を有する(ポリ)プロピレングリコールから全ての水酸基を除いた残基であって、且つA、A及びA中のオキシプロピレン単位の個数の合計が5〜25個を満足するもの。
C成分:下記の化2で示される化合物


Figure 2014201478
化2において、
R:炭素数3〜5のアルキル基
:分子中に1〜4個のオキシエチレン単位で構成された(ポリ)オキシエチレン基を有する(ポリ)エチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基。
本発明に係る無収縮AEコンクリートの調製方法(以下、本発明の調製方法という)は、セメント、水、細骨材、粗骨材、膨張材、多機能混和剤及び空気量調節剤を用いて無収縮AEコンクリートを調整する方法である。
本発明の調製方法に供するセメントとしては、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント等の各種ポルトランドセメントの他に、高炉セメント、フライアッシュセメント、シリカフュームセメント等の各種混合セメントが挙げられる。
本発明の調製方法に供する多機能混和剤は、前記のA成分、B成分及びC成分から成るものである。A成分は、前記の構成単位Lと構成単位Mとで構成された水溶性ビニル共重合体又は前記の構成単位Lと構成単位Mと構成単位Nとで構成された水溶性ビニル共重合体である。
構成単位Lは、メタクリル酸から形成された構成単位及びメタクリル酸塩から形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上である。メタクリル酸塩としては、メタクリル酸のリチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の有機アミン塩が挙げられるが、なかでもナトリウム塩が好ましい。
構成単位Mは、分子中に5〜80個のオキシエチレン単位で構成されたポリオキシエチ
レン基を有するメトキシポリエチレングリコールメタクリレートから形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上である。
構成単位Nは、メタリルスルホン酸塩から形成された構成単位及びメチルアクリレートから形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上である。メタリルスルホン酸の塩としては、メタリルスルホン酸のリチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩が挙げられるが、なかでもナトリウム塩が好ましい。
本発明の調製方法において、多機能混和剤の一成分として用いるA成分は、以上説明したような構成単位Lと構成単位Mとで構成された水溶性ビニル共重合体又は構成単位Lと構成単位Mと構成単位Nとで構成された水溶性ビニル共重合体であって、分子中に構成単位Lを35〜85モル%、構成単位Mを15〜65モル%及び構成単位Nを0〜5モル%(合計100モル%)の割合で有する水溶性ビニル共重合体である。各構成単位の割合がこれらの範囲から外れると、そのような水溶性ビニル共重合体は流動性能が著しく低下する。なかでもA成分としては、それが構成単位Lと構成単位Mとで構成された水溶性ビニル共重合体である場合、構成単位Lを45〜85モル%及び構成単位Mを15〜55モル%(合計100モル%)の割合で有するものが好ましく、またそれが構成単位Lと構成単位Mと構成単位Nとで構成された水溶性ビニル共重合体である場合、構成単位Lを45〜85モル%、構成単位Mを15〜55モル%及び構成単位Nを5モル%以下(合計100モル%)の割合で有するものが好ましい。
A成分としての水溶性ビニル共重合体は公知の方法で合成できる。これには例えば、特開昭58−74552号公報や特開平1−226757号公報に記載されているような水系ラジカル共重合による方法が適用できる。いずれにしても、これらの方法で合成される水溶性ビニル共重合体の質量平均分子量(GPC法によるポリスチレン換算の質量平均分子量、以下同じ)は、3000〜80000の範囲内のものとする。質量平均分子量がかかる範囲から外れると、そのような水溶性ビニル共重合体は流動性能が低下する。水溶性ビニル共重合体の好ましい質量平均分子量の範囲は5000〜60000である。
本発明の調製方法において、多機能混和剤の一成分として用いるB成分は、前記の化1で示される化合物、すなわちグリセリンのプロピレンオキサイド付加物である。化1中のA、A及びAは分子中に1〜10個のオキシプロピレン単位で構成された(ポリ)オキシプロピレン基を有する(ポリ)プロピレングリコールから全ての水酸基を除いた残基であって、且つA、A、及びA中のオキシプロピレン単位の個数の合計が5〜25個を満足するものである。なかでもB成分の化1で示される化合物としては、グリセリン1分子が有する3個の各水酸基に対してオキシプロピレン単位を1〜10モルの範囲としたものであって、且つそれらのオキシプロピレン単位の個数の合計が7〜20個の範囲となるように付加したものが好ましい。オキシプロピレン単位の個数の合計が前記の5個よりも少ないと、得られる硬化体の乾燥収縮率が大きくなり、逆にオキシプロピレン単位の個数の合計が前記の25個よりも多いと、水に不溶化して連行空気量の調製が困難になる。以上説明したB成分の化1で示される化合物はグリセリンにプロピレンオキサイドを付加重合する公知の方法で合成できる。
本発明の調製方法において、多機能混和剤の一成分として用いるC成分は、前記の化2で示される化合物、すなわち(ポリ)エチレングリコールモノアルキルエーテルである。化2中のRは炭素数3〜5のアルキル基であるが、炭素数4のブチル基が好ましい。ブチル基には、ノルマルブチル基、セカンダリーブチル基、ターシャリーブチル基等の異性体が含まれるが、なかでもRとしてはノルマルブチル基が好ましい。また化2中のAは、分子中に1〜4個のオキシエチレン単位で構成された(ポリ)オキシエチレン基を有する(ポリ)エチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基である。なかでも、C成分の化2で示される化合物としては、ジエチレングリコールモノブチルエーテルが好ましい。以上説明したC成分の化2で示される化合物は、炭素数3〜5の脂肪族アルコールにエチレンオキサイドを付加重合する公知の方法で合成できる。
本発明の調製方法に供する多機能混和剤は、以上説明したようなA成分、B成分及びC成分から成り、該A成分を5〜30質量%、該B成分を1〜50質量%及び該C成分を20〜69質量%(合計100質量%)の割合で含有して成るものであるが、該A成分を10〜25質量%、該B成分を10〜45質量%及び該C成分を30〜65質量%(合計100質量%)の割合で含有して成るものが好ましい。各成分の含有割合がこれらの範囲から外れると、そのような多機能混和剤を用いて調製したAEコンクリートは前記した所期の多機能を同時に備えるのが難しくなる。
本発明の調製方法では、空気量調節剤を用いる。かかる空気量調節剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルベンゼンスルホン酸塩、ロジン石けん、高級脂肪酸石けん、アルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルアルキルリン酸エステル塩等が挙げられるが、なかでもアルキルリン酸エステル塩が好ましく、オクチルリン酸モノエステル塩が特に好ましい。
本発明の調製方法では、粗骨材として特定の石灰砕石を用いる。かかる石灰砕石は、その化学成分としてCaOを50質量%以上及びMgOを2質量%以下の割合で含有するものであるが、CaOを70質量%以上及びMgOを1質量%以下の割合で含有するものが好ましい。粗骨材としてのかかる石灰砕石は、調製する無収縮AEコンクリート中においてその単位量が850〜1200kg/mとなる範囲で用いるが、好ましくは900〜1150kg/mとなる範囲で用いる。用いる石灰砕石の化学成分が前記の数値範囲から外れたり、またその使用量が前記の単位量の数値範囲から外れると、得られる硬化体の収縮率を50×10−6以下に抑えることができない。
本発明の調製方法に供する細骨材としては、公知の川砂、山砂、海砂、砕砂、石灰砕砂等が挙げられる。なかでも、その化学成分としてCaOを50質量%以上及びMgOを2質量%以下の割合で含有する石灰砕砂が、得られる硬化体の乾燥収縮率をより一層低く抑える上で好ましい。
本発明の調製方法では、膨張材を用いる。膨張材の種類は特に制限されず、石灰系膨張材や、カルシウムスルホアルミネート(以下、CSAと略す)/石灰複合系膨張材等の市販のもの、例えば3CaO・3Al・CaSO、CaO及びCaSOの3成分を含有するもの等が挙げられる。これらの石灰系膨張材やCSA/石灰複合系膨張材を用いると、得られる硬化体が膨張するのは、かかる膨張材がセメントとの水和反応によりエトリンガイト及び水酸化カルシウムを生成し、これらの水和物が硬化体中で膨張するためとされている。本発明の調製方法では、用いる他の材料との組み合わせによる相乗効果の観点から、膨張材としては石灰系膨張材が好ましい。以上説明した膨張材は、単位量が15〜40kg/mとなる割合で用いるが、単位量が18〜35kg/mとなる割合で用いるのが好ましい。本発明の調製方法においてかかる膨張材は、結合材の一部として用いる。
本発明の調製方法では、以上説明したように、セメント、水、細骨材、粗骨材、膨張材、多機能混和剤及び空気量調節剤を練り混ぜ、無収縮AEコンクリートを調製する。この際、多機能混和剤は、セメント100質量部当たり0.2〜3.0質量部となる割合で用いるが、0.3〜2.5質量部となる割合で用いるのが好ましい。また多機能混和剤は、練り混ぜ水の一部と混合した混合水溶液として用いるが、濃度20〜70質量%の混合水溶液として用いるのが好ましい。多機能混和剤の使用量が前記の範囲より少ないと、調製した無収縮AEコンクリートの流動性が悪く、そもそも前記した所期の多機能を同時に備えることが難しくなる。逆に多機能混和剤の使用量を前記の範囲より多くしても、それに見合うだけの効果が得られない。また空気量調節剤の使用量は通常、セメント100質量部当たり0.001〜0.01質量部の割合とする。
本発明の調製方法では、調製する無収縮AEコンクリートの連行空気量を3〜7容量%、好ましくは4〜6容量%に調製する。連行空気量が3容量%より少ないと、そのような無収縮AEコンクリートから得られる硬化体の凍結融解に対する抵抗性が弱くなり、逆に連行空気量が7容量%より多いと、そのような無収縮AEコンクリートから得られる硬化体の強度が低くなる。
本発明の調製方法では、前記したように、セメント、水、細骨材、粗骨材、膨張材、多機能混和剤及び空気量調節剤を練り混ぜ、無収縮AEコンクリートを調製する。この際、一般に期待される圧縮強度が20〜55N/mmの硬化体を得るためには、水/結合材比を35〜65%とするが、好ましくは40〜60%とする。なお前記したように、本発明の調製方法では、膨張材はセメントと同様に結合材の一部とみなしている。
本発明の調製方法では、前記したような方法で各材料を練り混ぜて、無収縮AEコンクリートを調製するが、この際、本発明の効果を損なわない範囲内で、必要に応じて消泡剤、凝結促進剤、凝結遅延剤、防水剤、防腐剤、防錆剤等の添加剤を併用することができる。
以上説明した本発明の調製方法によると、乾燥収縮率が50×10−6以下の実質的に無収縮で、外観の優れた硬化体を得ることができる。その理由は、以下の1)〜4)の性質が相互的に累積して相乗効果をもたらすためと推察される。1)減水性能と乾燥収縮低減性能を併せもつ多機能混和剤を使用することにより、単位水量を減らすことができ、優れた流動性を確保できると同時に、得られる硬化体の乾燥収縮を低減することができる。2)特定の高品質な石灰砕石を粗骨材として使用することにより、得られる硬化体の乾燥収縮を低減することができる。3)膨張材の膨張効果により得られる硬化体が一定量膨張することによって、得られる硬化体の乾燥収縮を減らすことができる。4)得られる硬化体の表面に粗大気泡の少ない安定した微細気泡を導入できるので、凍結融解抵抗性に優れると同時に表面美観に優れた硬化体を得ることができる。
次に本発明に係る無収縮AEコンクリート(以下、本発明の無収縮AEコンクリートという)について説明する。本発明の無収縮AEコンクリートは、以上説明したような本発明の調製方法によって得られるもので、その乾燥収縮率が50×10−6以下の実質的に無収縮なものとなる。更に加えて、得られる硬化体はその表面に気泡径3mm以上の粗大気泡が少なく、表面平滑性の優れたものとなる。本発明の無収縮AEコンクリートは、一般の水漏れを嫌う床スラブのひび割れ防止対策や壁面の開口部でのひび割れ防止対策等に有用であり、また美観の優れた硬化体を得る場合にも有用である。
本発明によると、セメント分散剤と乾燥収縮低減剤とを一液化した多機能混和剤を使用して作業性及び経済性を向上しつつ、1)調製した無収縮AEコンクリートの流動性及び空気量が経時的に安定した状態で保たれること、2)得られる硬化体の乾燥収縮率が50×10−6以下の実質的に無収縮の領域にあること、3)得られる硬化体の凍結融解に対する抵抗性が強いこと、4)得られる硬化体の表面が平滑であること、以上の1)〜4)の多機能を同時に備えた無収縮AEコンクリートを調製することができる。
以下、本発明の構成及び効果をより具体的にするため、実施例等を挙げるが、本発明が該実施例に限定されるというものではない。なお、以下の実施例等において、別に記載しない限り、%は質量%を、また部は質量部を意味する。
試験区分1(A成分、B成分及びC成分の合成)
・A成分としての水溶性ビニル共重合体(a−1)の合成
メタクリル酸60g、メトキシポリ(オキシエチレン単位の個数が23個、以下n=23という)エチレングリコールメタクリレート300g、メタリルスルホン酸ナトリウム5g、3−メルカプトプロピオン酸4g及び水490gを反応容器に仕込んだ後、48%水酸化ナトリウム水溶液58gを加え、攪拌しながら部分中和して均一に溶解した。反応容器内の雰囲気を窒素置換した後、反応系の温度を温水浴にて60℃に保ち、過硫酸ナトリウムの20%水溶液25gを加えてラジカル重合反応を開始し、5時間反応を継続して反応を終了した。その後、48%水酸化ナトリウム水溶液23gを加えて反応物を完全中和し、水溶性ビニル共重合体(a−1)の40%水溶液を得た。水溶性ビニル共重合体(a−1)を分析したところ、メタクリル酸ナトリウムから形成された構成単位/メトキシポリ(n=23)エチレングリコールメタクリレートから形成された構成単位/メタリルスルホン酸ナトリウムから形成された構成単位=70/27/3(モル%)の割合で有する質量平均分子量34000の水溶性ビニル共重合体であった。
・A成分の水溶性ビニル共重合体(a−2)〜(a−4)及び(ar−1)〜(ar−3)の合成
水溶性ビニル共重合体(a−1)の合成と同様にして、水溶性ビニル共重合体(a−2)〜(a−4)及び(ar−1)〜(ar−3)を合成した。以上で合成したA成分の各水溶性ビニル共重合体の内容を表1にまとめて示した。
Figure 2014201478
表1において、
L−1:メタクリル酸ナトリウムから形成された構成単位
L−2:メタクリル酸から形成された構成単位
M−1:メトキシポリ(n=23)エチレングリコールメクリレートから形成された構成単位
M−2:メトキシポリ(n=68)エチレングリコールメタクリレートから形成された構成単位
M−3:メトキシポリ(n=45)エチレングリコールメタクリレートから形成された構成単位
N−1:メタリルスルホン酸ナトリウムから形成された構成単位
N−2:メチルアクリレートから形成された構成単位
*1:GPC法によるポリスチレン換算の質量平均分子量
・B成分としての化1で示される化合物(b−1)の合成
グリセリン184g(2.0モル)をオートクレーブに仕込み、触媒として水酸化カリウムを1.8g加えた後、オートクレーブ内を窒素置換した。攪拌しながら、反応温度を125〜140℃に保ち、プロピレンオキサイド1160g(20モル)を圧入して付加反応を行なった。圧入終了後、同温度で2時間熟成して反応を終了し、生成物を得た。この生成物の残存触媒を吸着材を用いて吸着処理した後、濾別精製した。この精製処理物は常温で液状の化合物であり、水酸基価等の分析結果により、B成分としてのグリセリンのプロピレンオキサイド10モル付加物(b−1)であった。
B成分としての化1で示される化合物等(b−2)、(b−3)及び(br−1)〜(br−3)の合成
化1で示される化合物(b−1)と同様にして、化1で示される化合物等(b−2)、(b−3)及び(br−1)〜(br−3)を合成した。合成したB成分としての化1で示される化合物等の内容を表2にまとめて示した。


Figure 2014201478
・C成分としての化2で示される化合物(c−1)の合成
n−ブタノール740g(10モル)をオートクレーブに仕込み、触媒として水酸化カリウムを1.8g加えた後、オートクレーブ内を窒素置換した。攪拌しながら、反応温度を120〜135℃に保ち、エチレンオキサイド900g(20モル)を圧入して付加反応を行なった。圧入終了後、同温度で2時間熟成して反応を終了した。残存触媒を吸着材を用いて吸着処理した後、濾別精製した。精製物は水酸基価等の分析結果により、C成分としてのジエチレングリコールモノブチルエーテル(c−1)であった。
C成分としての化2で示される化合物等(c−2)、(c−3)、(cr−1)及び(cr−2)の合成
化2で示される化合物(c−1)と同様にして、化2で示される化合物等(c−2)、(c−3)、(cr−1)及び(cr−2)を合成した。合成したC成分としての化2で示される化合物等の内容を表3の脚注にまとめて示した。
試験区分2(多機能混和剤の調製)
・多機能混和剤(f−1)の調製
ガラス容器に表1記載のA成分(a−1)を20部(固形濃度40%の水溶液として50部)、表2記載のB成分(b−1)30部、C成分(c−1)50部及び水70部を投入して混合し、多機能混和剤(f−1)の50%濃度水溶液200部を調製した。
・多機能混和剤(f−2)〜(f−12)及び(fr−1)〜(fr−12)の調製
多機能混和剤(f−1)の調製と同様にして、(f−2)〜(f−12)及び(fr−1)〜(fr−12)を調製した。調製した各多機能混和剤の内容を表3にまとめて示した。












Figure 2014201478
表3において、
a−1〜a−4及びar−1〜ar−3:表1記載の水溶性ビニル共重合体
b−1〜b−3及びbr−1〜br−3:表2記載の化合物
c−1:ジエチレングリコールモノブチルエーテル
c−2:ジエチレングリコールモノプロピルエーテル
c−3:トリエチレングリコールモノペンチルエーテル
cr−1:ジエチレングリコールモノエチルエーテル
cr−2:テトラエチレングリコールモノオクチルエーテル
試験区分3(無収縮AEコンクリート等の調製及び物性測定結果等)
実施例1〜17及び比較例1〜18
表4に記載した配合条件で、50リットルのパン型強制練りミキサーに普通ポルトランドセメント、膨張材、細骨材及び粗骨材を順次投入して15秒間空練りした。次いで、目標スランプが18±1cm、目標空気量が4.5〜5.5%の範囲となるよう、試験区分2で調製した表3記載の多機能混和剤及び空気量調節剤のそれぞれ所定量を練り混ぜ水で希釈した後に投入して練り混ぜ、各例の無収縮AEコンクリート等を調製した。各例の無収縮AEコンクリート等について、多機能混和剤の添加量、空気量調節剤の添加量及び調製した無収縮AEコンクリート等の物性測定結果等を表6に、また各例の無収縮AEコンクリート等を硬化して得た硬化体の物性測定結果等を表7にまとめて示した。

Figure 2014201478
表4において、
*2:普通ポルトランドセメント(密度=3.16g/cm、ブレーン値3300)
*3:石灰系膨張材(太平洋マテリアル社製、商品名ハイパーエクスパン、密度=3.16g/cm
*4:石灰砕石(密度=2.61g/cm、F.M.6.70)
*5:石灰砕石(密度=2.60g/cm、F.M.6.71)
*6:岩瀬産砕石(密度=2.63g/cm、F.M.6.74)
*7:石灰砕砂(密度=2.58g/cm、F.M.2.67)
*8:岩瀬産砕砂(密度=2.61g/cm、F.M.2.83)
尚、表4で用いた石灰砕石の化学成分を表5に示した。
Figure 2014201478
・無収縮AEコンクリート等の物性測定等
調製した各例の無収縮AEコンクリート等について、空気量、スランプ、スランプ残存率を下記のように求め、結果を表6にまとめて示した。また各例の無収縮AEコンクリート等を硬化して得た硬化体について、乾燥収縮率、気泡間隔係数、凍結融解耐久性指数及び圧縮強度を下記のように求め、結果を表7にまとめて示した。
・連行空気量(容量%):練り混ぜ直後(調製直後)の無収縮AEコンクリート等及び60分間静置後の無収縮AEコンクリート等について、JIS−A1128に準拠して測定した。
・スランプ(cm):連行空気量の測定と同時に、JIS−A1101に準拠して測定した。
・スランプ残存率(%):(60分間静置後のスランプ/練り混ぜ直後のスランプ)×100で求めた。
・乾燥収縮率:JIS−A1129に準拠し、各例の無収縮AEコンクリート等を20℃×60%RHの条件下で保存した材齢26週の供試体について、コンパレータ法により乾燥収縮ひずみを測定し、乾燥収縮率を求めた。この数値は小さいほど、乾燥収縮が小さいことを示す。
・気泡間隔係数(μm):各例の無収縮AEコンクリート等を、20℃×60%RHの条件下で26週間保存し、得られた硬化体の表面を研磨仕上げした供試体について、気泡組織をASTM−C457のリニアトラバース法に準拠して顕微鏡で測定した。
・凍結融解耐久性指数(300サイクル):各例の無収縮AEコンクリート等について、JIS−A1148に準拠して測定した値を用い、ASTM−C666−75の耐久性指数で計算した数値を求めた。この数値は、最大値が100で、100に近いほど、凍結融解に対する抵抗性が優れていることを示す。
・圧縮強度(N/mm):各例の無収縮AEコンクリート等について、JIS−A1108に準拠し、材齢7日と材齢28日で測定した。
更に複数の無収縮AEコンクリート等については、それらを硬化して得た硬化体の表面仕上り状態を、下記のように求めた気泡数で評価すると共に、目視観察でも評価した。
結果を表8にまとめて示した。
・気泡数の測定(個/0.09m):練り混ぜ直後の無収縮AEコンクリート等を、縦×横×高さが0.15m×1m×1mの木製化粧型枠に流し込み、棒状バイブレータを用いて締め固め、材齢3日後に脱枠し、得られた硬化体の型枠剥離面(合計2面で2m)に存在する気泡径が3mm以上の気泡数を数え、これを0.3m×0.3m=0.09m中に存在する気泡数に換算した。




























Figure 2014201478












Figure 2014201478
表6及び表7において、
添加量:普通ポルトランドセメント100質量部に対する質量部
*9:目標とする流動性(スランプ値)が得られなかったので測定しなかった。
*10:測定対象となるような供試体が得られなかったので測定しなかった。
f−1〜f−12及びfr−1〜fr−12:表3に記載の多機能混和剤
s−1:オクチルリン酸モノエステルカリウム塩
s−2:樹脂酸石けん系AE剤(竹本油脂社製の商品名チューポールAE−300)






Figure 2014201478
表6〜表8の結果からも明らかなように、本発明によると、セメント分散剤と乾燥収縮低減剤とを一液化した多機能混和剤を使用して作業性及び経済性を向上しつつ、1)調製した無収縮AEコンクリートの流動性及び空気量が経時的に安定した状態で保たれること、2)得られる硬化体の乾燥収縮率が50×10−6以下の実質的に無収縮の領域にあること、3)得られる硬化体の凍結融解に対する抵抗性が強いこと、4)得られる硬化体の表面が平滑であること、以上の1)〜4)の多機能を同時に備えた無収縮AEコンクリートを調製することができる。

Claims (14)

  1. セメント、水、細骨材、粗骨材、膨張材、多機能混和剤及び空気量調節剤を用いて無収縮AEコンクリートを調製する方法であって、粗骨材として下記の石灰砕石を単位量850〜1200kg/m及び膨張材を単位量15〜40kg/mで用い、且つ下記の多機能混和剤をセメント100質量部当たり0.2〜3.0質量部の割合で用いて、水/結合材比を35〜65%及び連行空気量を3〜7容量%に調製することを特徴とする無収縮AEコンクリートの調製方法。
    石灰砕石:化学成分としてCaO≧50質量%及びMgO≦2質量%の割合で含有するもの。
    多機能混和剤:下記のA成分を5〜30質量%、下記のB成分を1〜50質量%及び下記のC成分を20〜69質量%(合計100質量%)の割合で含有するもの。
    A成分:分子中に下記の構成単位Lを35〜85モル%、下記の構成単位Mを15〜65モル%及び下記の構成単位Nを0〜5モル%(合計100モル%)の割合で有する質量平均分子量3000〜80000の水溶性ビニル共重合体。
    構成単位L:メタクリル酸から形成された構成単位及びメタクリル酸塩から形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上
    構成単位M:分子中に5〜80個のオキシエチレン単位で構成されたポリオキシエチレン基を有するメトキシポリエチレングリコールメタクリレートから形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上
    構成単位N:メタリルスルホン酸塩から形成された構成単位及びメチルアクリレートから形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上
    B成分:下記の化1で示される化合物
    Figure 2014201478
    (化1において、
    ,A,A:分子中に1〜10個のオキシプロピレン単位で構成された(ポリ)オキシプロピレン基を有する(ポリ)プロピレングリコールから全ての水酸基を除いた残基であって、且つA、A及びA中のオキシプロピレン単位の個数の合計が5〜25個を満足するもの。)
    C成分:下記の化2で示される化合物
    Figure 2014201478
    (化2において、
    R:炭素数3〜5のアルキル基
    :分子中に1〜4個のオキシエチレン単位で構成された(ポリ)オキシエチレン基を有する(ポリ)エチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基。)
  2. B成分が、A、A及びA中のオキシプロピレン単位の個数の合計が7〜20個を満足する場合の化1で示される化合物である請求項1記載の無収縮AEコンクリートの調製方法。
  3. C成分が、ジエチレングリコールモノブチルエーテルである請求項1又は2記載の無収縮AEコンクリートの調製方法。
  4. 多機能混和剤が、A成分を10〜25質量%、B成分を10〜45質量%及びC成分を30〜65質量%(合計100質量%)の割合で含有するものである請求項1〜3のいずれか一つの項記載の無収縮AEコンクリートの調製方法。
  5. 多機能混和剤を、A成分、B成分、C成分及び水を用いて調製した濃度が20〜70質量%の混合水溶液として用いる請求項1〜4のいずれか一つの項記載の無収縮AEコンクリートの調製方法。
  6. セメント100質量部当たり多機能混和剤を0.3〜2.5質量部の割合で用いる請求項1〜5のいずれか一つの項記載の無収縮AEコンクリートの調製方法。
  7. 空気量調節剤が、オクチルリン酸モノエステル塩である請求項1〜6のいずれか一つの項記載の無収縮AEコンクリートの調製方法。
  8. 連行空気量を4〜6容量%に調製する請求項1〜7のいずれか一つの項記載の無収縮AEコンクリートの調製方法。
  9. 石灰砕石が、化学成分としてCaO≧70質量%及びMgO≦1質量%の割合で含有して成るものである請求項1〜8のいずれか一つの項記載の無収縮AEコンクリートの調製方法。
  10. 細骨材が石灰砕砂であり、且つCaO≧50質量%及びMgO≦2質量%の割合で含有する石灰砕石である請求項1〜9のいずれか一つの項記載の無収縮AEコンクリートの調製方法。
  11. 膨張材が石灰系膨張材であり、該石灰系膨張材を単位量18〜35g/mの割合で用いる請求項1〜10のいずれか一つの項記載の無収縮AEコンクリートの調製方法。
  12. 水/結合材比を40〜60%に調製する請求項1〜11のいずれか一つの項記載の無収縮AEコンクリートの調製方法。
  13. 請求項1〜12のいずれか一つの項記載の無収縮AEコンクリートの調製方法によって得られる無収縮AEコンクリート。
  14. 得られる硬化体の乾燥収縮率が50×10−6以下となるものである請求項13記載の無収縮AEコンクリート硬化体。
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