JP2019149406A - 配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器が安定的に作動可能な配線基板を提供することを課題とする。【解決手段】第1絶縁層3a上面に在り第1電極5aおよび第2電極5bを持つ対電極5と、第2絶縁層3b上面に在り平面視で第1電極5aおよび第2電極5bにまたがる第1ランド14と、第2絶縁層3b上面に在り第1ランド14を囲む第2ランド15と、第3絶縁層3c上面に在り平面視で第1ランド14に隣接する第3ランド16と、第3絶縁層3c上面に在り第3ランド16を囲む状態で位置する第4ランド17と、第1電極5a、第1ランド14および第4ランド17を接続する第1ビアホール導体11aと、第2電極5b、第2ランド15および第3ランド16を接続する第2ビアホール導体11bと、を有し、第1電極5aおよび第2電極5bが並ぶ方向と垂直な方向において、第1ビアホール導体11aと第2ビアホール導体11bとは互いに隣接している。【選択図】図3

Description

本開示は、電子部品を搭載する配線基板に関するものである。
現在、大容量の信号を高速で伝送するスーパーコンピューターやデータセンター用のサーバー等に代表される高機能な電子機器が開発されている。これらの電子機器に関しては、発熱量を抑制するために低電圧化が進められている。
特開2003−309209号公報
上記のような電子機器に対応するため、電子機器に用いられる配線基板には高機能な半導体素子が搭載される。このような半導体素子は、安定した電荷の供給を必要とするため配線基板には複数のコンデンサが搭載される。しかし、半導体素子とコンデンサとを電気的につなげる配線基板の回路において、インダクタンスが大きくなり半導体素子の作動時に電圧降下が生じることがある。低電圧化が進む電子機器において電圧降下が生じると、定常電圧に占める降下電圧の割合が高くなることから、電子機器への供給電荷が不十分になってしまい電子機器が安定的に作動しない虞がある。
本開示の配線基板は、互いに積層された状態で位置しており、上から順に位置する第1絶縁層、第2絶縁層および第3絶縁層を含む複数の絶縁層と、第1絶縁層上面に在り、互いに並んで位置する第1電極および第2電極を持つ対電極と、第2絶縁層上面に在り、平面視で第1電極および第2電極にまたがる領域に互いに間隔をあけて位置している複数の第1ランドと、第2絶縁層上面に在り各々の第1ランドを個別に間隔をあけて囲む状態で位置している第2ランドと、第3絶縁層上面に在り平面視で第1ランドに隣接する領域に互いに間隔をあけて位置している複数の第3ランドと、第3絶縁層上面に在り各々の第3ランドを個別に間隔をあけて囲む状態で位置している第4ランドと、第1絶縁層から第3絶縁層にかけて位置しており、第1電極、第1ランドおよび第4ランドを順次接続している第1ビアホール導体と、第1絶縁層から第3絶縁層にかけて位置しており、第2電極、第2ランドおよび第3ランドを順次接続している第2ビアホール導体と、を有しており、平面視で第1電極および第2電極が並ぶ方向と垂直な方向において、第2絶縁層および第3絶縁層に位置する第1ビアホール導体と第2ビアホール導体とは、互いに隣接して位置していることを特徴とするものである。
本開示の配線基板によれば、電子機器が安定的に作動することが可能な配線基板を提供することができる。
図1は、本開示の配線基板の実施形態例を示す概略平面図である。 図2は、本開示の配線基板の実施形態例を示す概略断面図である。 図3は、本開示の配線基板の要部を示す斜視図である。
次に、図1〜図3を基にして本開示の実施形態に係る配線基板1について説明する。図1は、本開示の配線基板1の実施形態例を示す平面図である。図2は、図1に示すX−X間を通る断面図である。図3は、第1絶縁層、第2絶縁層および第3絶縁層を分離した状態で示した斜視図である。
配線基板1は、コア用の絶縁層2と、ビルドアップ用の絶縁層3と、配線導体4と、対電極5と、ソルダーレジスト6と、を有している。
コア用の絶縁層2は、例えばガラス繊維、およびエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂等を含んでいる。コア用の絶縁層2は、上面と下面とを貫通する複数のスルーホール7を有している。コア用の絶縁層2は、配線基板1としての機械的な強度を確保する機能を有している。コア用の絶縁層2の厚みは、例えば100〜1200μmに設定されている。スルーホール7の直径は、50〜300μmに設定されている。
コア用の絶縁層2は、例えば強化用のガラス繊維にエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させたプリプレグを複数積層して、加熱下でプレス加工を行うことで平板状に形成される。スルーホール7は、コア用の絶縁層2にドリル加工、レーザー加工またはブラスト加工等の処理を行うことで形成される。
ビルドアップ用の絶縁層3は、コア用の絶縁層2の上面および下面に積層された状態で位置している。ビルドアップ用の絶縁層3は、コア用の絶縁層2の上面側において、上から順に、第1絶縁層3a、第2絶縁層3b、および第3絶縁層3cを有している。ビルドアップ用の絶縁層3は、配線導体4の配置領域を確保する機能を有している。
第1絶縁層3aの上面は、実装領域8を有している。実装領域8には、例えば半導体素子が、半田を介して実装される。
第1〜第3絶縁層3a〜3cは、例えばポリイミド樹脂、エポキシ樹脂またはビスマレイミドトリアジン樹脂、および絶縁粒子を含んでいる。第1〜第3絶縁層3a〜3cは、配線導体4を底面とする複数のビアホール9を有している。第1〜第3絶縁層3a〜3cの厚さは、例えば5〜50μmに設定されている。ビアホール9の直径は、10〜65μmに設定されている。
第1〜第3絶縁層3a〜3cは、例えばポリイミド樹脂、エポキシ樹脂またはビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂を含む絶縁層用のフィルムを、真空下で被着物の表面に貼着して熱硬化することで形成される。熱硬化性樹脂内には、酸化ケイ素等の絶縁粒子を分散させておいても構わない。
なお、コア用の絶縁層2の下面側にも複数のビルドアップ用の絶縁層3が位置している。これらの絶縁層3も、コア用の絶縁層2の下面側において、配線導体4の配置領域を確保する機能を有している。下面側の各ビルドアップ用の絶縁層3も、複数のビアホール9を有している。これらの各ビルドアップ用の絶縁層3は、第1〜第3絶縁層3a〜3cと同じ方法で形成される。
配線導体4は、コア用の絶縁層2の上面および下面、ビルドアップ用の絶縁層3の上面または下面、スルーホール7の内部、およびビアホール9の内部に位置している。
スルーホール7の内部に位置する配線導体4は、スルーホール導体10としてコア用の絶縁層2の上面および下面に位置する配線導体4同士を電気的に接続する機能を有してい
る。コア用の絶縁層2の上面および下面に位置する配線導体4のうち電気的な接続が必要なもの同士は、例えばスルーホール導体10を介して互いに電気的に接続されている。
ビアホール9の内部に位置する配線導体4は、ビアホール導体11としてビルドアップ用の絶縁層3を介して上下に位置する配線導体4同士を電気的に接続する機能を有している。
第1絶縁層3aの上面に位置する配線導体4の一部は、実装領域8において半導体素子と接続される半導体素子用パッド12として機能する。また、コア用の絶縁層2の下面側において、一番下側にあるビルドアップ用の絶縁層3の下面に位置する配線導体4の一部は、外部基板と接続される外部基板用パッド13として機能する。
このような配線導体4は、例えばセミアディティブ法やサブトラクティブ法等のめっき技術を用いて、銅めっき等の良導電性金属により形成されている。配線導体4の厚さは、例えば10〜20μmに設定されている。
対電極5は、第1絶縁層3aの上面において実装領域8の外側の周囲に位置している。対電極5は、例えばチップタイプ積層セラミックコンデンサ(チップコンデンサ)等の電子部品が実装される。対電極5は、互いに並んで位置する第1電極5aおよび第2電極5bを有している。互いに並んで位置する第1電極5aおよび第2電極5bは、ペアを形成しており、複数のペアが位置している。第1電極5aおよび第2電極5bは、それぞれ電子部品の電極と半田等を介して電気的に接続される。
なお、対電極5にチップコンデンサが実装される場合には、第1電極5aは、例えば接地用電極として機能する。そして、第2電極5bは、例えば電源用電極として機能する。
チップコンデンサは、実装領域8に実装される半導体素子の動作のための電荷を供給する機能を有する。半導体素子とチップコンデンサとを電気的に接続する回路は、インダクタンスを有している。
対電極5は、例えばセミアディティブ法やサブトラクティブ法等のめっき技術を用いて、銅めっき等の良導電性金属により形成されている。対電極5は、第1絶縁層3aの上面に配線導体4を形成するときに同時に形成することで製造上の効率化が図れる。
図3に示すように、第1電極5aおよび第2電極5bは、例えば長方形状をしている。第1電極5aおよび第2電極5bの寸法は、例えば縦の長さが0.4〜1mm、横の長さが0.2〜0.5mm、厚さが15μmに設定されている。これらの寸法は、限定されるものではなく実装される電子部品の電極に合わせて適宜調整すればよい。
第1電極5aの直下には、第1絶縁層3aから第3絶縁層3cにかけて位置している複数の第1ビアホール導体11aの一部が位置している。第1ビアホール導体11aは、例えば平面視で第1電極5aおよび第2電極5bが並ぶ方向に2列が平行に位置している。第1電極5aの下面と、第1ビアホール導体11aの上面とは電気的につながっている。
第2電極5bの直下には、第1絶縁層3aから第3絶縁層3cにかけて位置している複数の第2ビアホール導体11bの一部が位置している。第2ビアホール導体11bは、例えば平面視で第1電極5aおよび第2電極5bが並ぶ方向に3列が平行に位置している。第2電極5bの下面と、第2ビアホール導体11bの上面とは電気的につながっている。
第2絶縁層3bの上面には、第1ランド14が位置している。第1ランド14は、平面
視で第1電極5aおよび第2電極5bにまたがる長円形状を有している。
第1絶縁層3aに位置する第1ビアホール導体11aの下面は、第1ランド14の上面と電気的につながっている。なお、第1ランド14の上面において、平面視で第2電極5bに対応する領域には第1ビアホール導体11aは存在していない。
第1ランド14の直下における第2絶縁層3b内には、第1ビアホール導体11aの一部が位置している。本例においては、第1ビアホール導体11aが、平面視で第1電極5aおよび第2電極5bに対応する領域にそれぞれ一列で位置している。
また、第2絶縁層3bの上面には、第2ランド15が、第1ランド14を個別に間隔をあけて囲む状態で位置している。第2ランド15は、ひと続きの面形状を有している。
第1ランド14と第2ランド15との間隔は、例えば50〜200μmに設定されている。間隔が50μmよりも小さいと、互いが短絡してしまう虞がある。200μmよりも大きいと間隔が占める領域が大きくなってしまい配線基板の小型化ができない虞がある。
第1絶縁層3aに位置する第2ビアホール導体11bの下面は、第2ランド15の上面と電気的につながっている。
第2ランド15の直下における第2絶縁層3b内には、第2ビアホール導体11bの一部が位置している。本例においては、平面視で第1電極5aおよび第2電極5bに対応する領域にそれぞれ一列で位置している。
第2絶縁層3b内に位置している第1ビアホール導体11aと第2ビアホール導体11bとは、第1電極5aおよび第2電極5bが並ぶ方向と垂直な方向において、互いに隣接して位置している。言い換えれば、例えば接地用電極である第1電極5aにつながる第1ビアホール導体11aと、電源用電極である第2電極5bにつながる第2ビアホール導体11bとが上記の方向において隣接して位置している。
この場合、第1ビアホール導体11aを経由する電荷の流れの方向と、第2ビアホール導体11bを経由する電荷の流れの方向とは互いに逆方向である。このため、第1ビアホール導体11aの周囲に生じるインダクタンス成分と、第2ビアホール導体11bの周囲に生じるインダクタンス成分とが互いに打ち消し合う方向に生じる。
このため、半導体素子とチップコンデンサとを電気的につなげる回路において、インダクタンスが小さくなり半導体素子作動時の電圧降下を抑制することに有利である。上記の第1ビアホール導体11aおよび第2ビアホール導体11bの配置は、第1ランド14および第2ランド15の位置を上記のように設定したことで可能になっている。
第1ビアホール導体11aと第2ビアホール導体11bとの隣接間隔は、例えば50〜200μmに設定されている。隣接間隔は、絶縁信頼性を確保できる範囲で小さく設定することでインダクタンスの低減に有利である。隣接間隔が、50μm以上かつ200μm以下であれば、インダクタンスの低減に加えて絶縁信頼性および配線基板の小型化についても有利である。
第3絶縁層3cの上面には、第3ランド16が位置している。第3ランド16は、平面視で第1ランド14に対応する領域に隣接するような長円形状を有している。
第2絶縁層3bに位置する第2ビアホール導体11bの下面は、第3ランド16の上面
と電気的につながっている。
第3ランド16の直下における第3絶縁層3c内には、第2ビアホール導体11bの一部が位置している。本例においては、平面視で第1電極5aおよび第2電極5bに対応する領域にそれぞれ一列で位置している。
第3絶縁層3c内に位置している第2ビアホール導体11bの底面は、コア用の絶縁層2の上面にある電源用の配線導体4と電気的につながっている。
また、第3絶縁層3cの上面には、第3ランド16を個別に間隔をあけて囲む状態で位置する第4ランド17が位置している。第4ランド17は、一続きの面形状を有している。第3ランド16と第4ランド17との間隔は、例えば50〜200μmに設定されている。
第2絶縁層3bに位置する第1ビアホール導体11aの下面は、第4ランド17の上面と電気的につながっている。
第4ランド17の直下における第3絶縁層3c内には、第1ビアホール導体11aの一部が位置している。本例においては、平面視で第1電極5aおよび第2電極5bに対応する領域にそれぞれ一列で位置している。
第3絶縁層3c内に位置している第1ビアホール導体11aの底面は、コア用の絶縁層2の上面にある接地用の配線導体4と電気的につながっている。
第3絶縁層3c内に位置している第1ビアホール導体11aと第2ビアホール導体11bとは、平面視で第1電極5aおよび第2電極5bが並ぶ方向と垂直な方向において、互いに隣接して位置している。言い換えれば、例えば接地用電極である第1電極5aにつながる第1ビアホール導体11aと、電源用電極である第2電極5bにつながる第2ビアホール導体11bとが上記の方向において隣接して位置している。
この場合、第1ビアホール導体11aの周囲に生じるインダクタンス成分と、第2ビアホール導体11bの周囲に生じるインダクタンス成分とが互いに打ち消し合う方向に生じる。このため、半導体素子とチップコンデンサとを電気的につなげる回路において、インダクタンスが小さくなり半導体素子作動時の電圧降下を抑制することに有利である。
第1ビアホール導体11aと第2ビアホール導体11bとの隣接間隔は、上述のように例えば50〜200μmに設定されている。
なお、第2絶縁層3bおよび第3絶縁層3cに位置している第1ビアホール導体11aと第2ビアホール導体11bとは、それぞれ等しい隣接間隔に設定するとインピーダンス整合がとれて電気特性に優れた配線基板を提供する点で有利である。
ソルダーレジスト6は、第1絶縁層3aの上面およびコア用の絶縁層2の下面側に位置するビルドアップ用の絶縁層3の最下面に位置している。ソルダーレジスト6は、例えばエポキシ樹脂やポリイミド樹脂等の絶縁材料から成る。ソルダーレジスト6は、主に配線導体4を外部環境から保護するためのものである。
ソルダーレジスト6は、第1絶縁層3aの上面において半導体素子を搭載するための半導体素子用パッド12を露出する開口6a、および対電極5を露出する開口6bを有している。また、積層用の絶縁層3の最下面において外部基板用パッド13を露出する開口6
cを有している。
上述のように、本例の配線基板1は、第1絶縁層3aの上面に互いに並んで位置する第1電極5aおよび第2電極5bを持つ対電極5を有している。また、配線基板1は、第2絶縁層3bの上面に平面視で第1電極5aおよび第2電極5bにまたがる第1ランド14、および第1ランド14を囲む状態で位置している第2ランド15を有している。さらに、配線基板1は、第3絶縁層3cの上面に平面視で第1ランドに隣接するように位置する第3ランド16、および第3ランド16を囲む状態で位置している第4ランド17を有している。
また、配線基板1は、第1絶縁層3aから第3絶縁層3cにかけて位置しており、第1電極5a、第1ランド14および第4ランド17を接続している第1ビアホール導体11aと、第2電極5b、第2ランド15および第3ランド16を接続している第2ビアホール導体11bとを有している。
そして、第1ビアホール導体11aと第2ビアホール導体11bとは、平面視で第1電極5aおよび第2電極5bが並ぶ方向と垂直な方向において互いに隣接して位置している。このため、例えば対電極5にチップコンデンサが実装されて、第1電極5aが接地用電極として機能し、第2電極5bが電源用電極として機能する場合に、第1ビアホール導体11aの周囲に生じるインダクタンス成分と第2ビアホール導体11bの周囲に生じるインダクタンス成分とは互いに打ち消しあう方向に生じる。これにより、半導体素子とチップコンデンサとが電気的につながる回路において、インダクタンスが小さくなり半導体素子作動時の電圧降下を抑制することができる。その結果、電子機器が安定的に作動することが可能な配線基板を提供することができる。
この場合、第1電極5aとコア用の絶縁層2上面にある接地用の配線導体4とを第1電極5aの直下において垂直状につなぐとともに、第2電極5bとコア用の絶縁層2上面にある電源用の配線導体4とを第2電極5bの直下において垂直状につないだ場合に比べてインダクタンスを70〜80%程度低減することが可能になる。
なお、本開示は、上述の実施形態の一例に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能である。例えば、上述の実施形態の一例においては、第1電極5aと第2電極5bとが同じ形状である場合を示したが、第1電極5aが第2電極5bを間隔をあけて囲む形状を有していても構わない。この場合、第1電極5aが接地用電極として機能する場合に、外部から侵入する電磁波の吸収効率の向上等、接地機能を強化することができる。
また、上述の実施形態の一例においては、対電極5が実装領域8の外周の2辺付近に位置している場合を示したが、必要に応じて配置場所を適宜変更、増減しても構わない。
1 配線基板
3 絶縁層
3a 第1絶縁層
3b 第2絶縁層
3c 第3絶縁層
5 対電極
5a 第1電極
5b 第2電極
11a 第1ビアホール導体
11b 第2ビアホール導体
14 第1ランド
15 第2ランド
16 第3ランド
17 第4ランド

Claims (3)

  1. 互いに積層された状態で位置しており、上から順に位置する第1絶縁層、第2絶縁層および第3絶縁層を含む複数の絶縁層と、
    前記第1絶縁層上面に在り、互いに並んで位置する第1電極および第2電極を持つ対電極と、
    前記第2絶縁層上面に在り、平面視で前記第1電極および前記第2電極にまたがる領域に互いに間隔をあけて位置している複数の第1ランドと、
    前記第2絶縁層上面に在り各々の前記第1ランドを個別に間隔をあけて囲む状態で位置している第2ランドと、
    前記第3絶縁層上面に在り平面視で前記第1ランドに隣接する領域に互いに間隔をあけて位置している複数の第3ランドと、
    前記第3絶縁層上面に在り各々の前記第3ランドを個別に間隔をあけて囲む状態で位置している第4ランドと、
    前記第1絶縁層から前記第3絶縁層にかけて位置しており、前記第1電極、前記第1ランドおよび前記第4ランドを順次接続している第1ビアホール導体と、
    前記第1絶縁層から前記第3絶縁層にかけて位置しており、前記第2電極、前記第2ランドおよび前記第3ランドを順次接続している第2ビアホール導体と、
    を有しており、
    平面視で前記第1電極および前記第2電極が並ぶ方向と垂直な方向において、前記第2絶縁層および前記第3絶縁層に位置する前記第1ビアホール導体と前記第2ビアホール導体とは、互いに隣接して位置していることを特徴とする配線基板。
  2. 前記第1電極が接地用電極であり、前記第2電極が電源用電極であることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  3. 互いに隣接する前記第1ビアホール導体と前記第2ビアホール導体とは、それぞれが等しい隣接間隔で位置していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配線基板。
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